JP2018184890A - エンジンの制御方法及びエンジンの制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
1.エンジン1の全体構成
本実施形態に係るエンジン1の全体構成について、図1を用い説明する。
本実施形態に係るエンジン1を制御するための制御システムについて、図2を用い説明する。
エンジン本体10における吸気バルブ21周りの構成について、図3を用い説明する。
クランクプレート19の構成とクランク角速度情報の検出について、図4及び図5を用い説明する。図4は、クランクプレート19の構成を示す模式斜視図である。図5は、クランク角センサSNS1から入力されるパルス信号をクランク角の変化軸上で示す図である。
これは、区間Int5においては、圧縮漏れがなく気筒11aの筒内圧が高くなるためにピストン14の上昇速度が遅くなることによるものである。
PCM2によるデポジット付着判定及びデポジット除去の具体的な方法について、図6を用い説明する。図6は、PCM2が実行するデポジット付着判定及びデポジット除去の各制御方法を示すフローチャートである。
本実施形態に係るPCM2によるデポジット除去制御の具体例について、図7及び図8を用い説明する。図7は、実施例1に係るエンジンの制御において、デポジット付着判定とEGRバルブ開度制御及び吸気シャッターバルブ開度制御とを示すタイミングチャートである。図8は、実施例2に係るエンジン1の制御において、デポジット付着判定とEGRバルブ開度制御及び吸気シャッターバルブ開度制御を示すタイミングチャートである。
先ず、実施例1について、図7を用い説明する。実施例1は、吸気バルブ21及び排気バルブ22とバルブシート12aとの間にデポジットが噛み込んでいない場合を想定している。
次に、実施例2について、図8を用い説明する。実施例2では、吸気バルブ21及び排気バルブ22の少なくとも一方と、バルブシート12aとの間にデポジットが噛み込んでいる場合を想定している。
[数3]OV0>OV1
ここで、本実施例では、OE1は、EGRバルブ51aが全閉状態である場合も含み、OE0は、EGRバルブ51aが全開状態である場合も含む。同様に、本実施例では、OV0は、吸気シャッターバルブ36が全閉状態である場合も含み、OV1は、吸気シャッターバルブ36が全開状態である場合も含む。
本実施形態では、PCM2は、デポジットの噛み込み有りと判定した場合に、吸気圧を高める制御を実行する。これにより、エンジン本体10の回転数がゼロとなるまでの間、燃焼圧(筒内圧)を利用してデポジットを除去することが可能である。即ち、本実施形態では、デポジットの噛み込み有りと判定の場合に、吸気圧を高めて筒内圧の上昇を図り、デポジットの押し潰しの機会を増やすことができる。
上記実施形態では、2つのターボ過給機61,62を備えるエンジン1を一例としたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、1つのターボ過給機を備える構成を採用することもできるし、ターボ過給機の代わりにスーパーチャージャーや電動ターボ過給機を採用することもできる。
2 PCM
10 エンジン本体
12a バルブシート
19 クランクプレート
21 吸気バルブ
21a バルブ傘部
22 排気バルブ
30 吸気通路
33 サージタンク
36 吸気シャッターバルブ
51a EGRバルブ
61 第1ターボ過給機
62 第2ターボ過給機
Claims (7)
- エンジンの制御方法において、
吸気バルブ及び排気バルブの少なくとも一方と、バルブシートとの間へのデポジットの噛み込みの有無を判定するデポジット付着判定ステップと、
前記エンジンの燃焼室に接続された過給機により、当該燃焼室に供給する吸気圧の制御を実行する過給ステップと、
を備え、
前記デポジットの噛み込み有りと判定した場合には、前記デポジットの噛み込み無しと判定した場合に比べて、前記吸気圧を高める、
エンジンの制御方法。 - 請求項1記載のエンジンの制御方法であって、
前記過給機は、ターボ過給機であって、前記エンジンの燃焼室から排出される排気ガスの通路中に設けられたタービンと、前記燃焼室に供給される吸気通路中に設けられ、前記タービンの回転により駆動されるコンプレッサと、を有し、
前記エンジンの燃焼室から排出された排気ガスの一部を、前記過給機におけるタービンよりも前記排気ガスの流れ方向の上流側から前記燃焼室の吸気側に還流させるEGRステップ、をさらに備え、
前記デポジットの噛み込み無しと判定した場合には、前記排気ガスの還流量を第1還流量とし、
前記デポジットの噛み込み有りと判定した場合には、前記排気ガスの還流量を、前記第1還流量よりも少ない第2還流量とする、
エンジンの制御方法。 - 請求項1又は請求項2記載のエンジンの制御方法であって、
前記過給機は、ターボ過給機であって、前記エンジンの燃焼室から排出される排気ガスの通路中に設けられたタービンと、前記燃焼室に供給される吸気通路中に設けられ、前記タービンの回転により駆動されるコンプレッサと、を有し、
前記吸気通路中における前記過給機のコンプレッサよりも前記吸気の流れ方向の下流側に吸気シャッターバルブが設けられており、
前記吸気シャッターバルブの開閉制御により、前記コンプレッサを介して前記エンジンの燃焼室に供給される吸気量を調節する吸気量調節ステップ、をさらに備え、
前記デポジットの噛み込み無しと判定した場合には、前記吸気量を第1吸気量とし、
前記デポジットの噛み込み有りと判定した場合には、前記吸気量を、前記第1吸気量よりも多い第2吸気量とする、
エンジンの制御方法。 - エンジンの制御装置において、
前記エンジンの燃焼室に接続され、当該燃焼室に供給される吸気圧の調節が可能な過給機と、
吸気バルブ及び排気バルブの少なくとも一方と、バルブシートとの間へのデポジットの噛み込みの有無を判定するとともに、前記過給機による前記吸気圧の制御を実行する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記吸気バルブ及び排気バルブの少なくとも一方と、バルブシートとの間へのデポジットの噛み込み有りと判定した場合に、前記デポジットの噛み込み無しと判定した場合に比べて、前記過給機による前記吸気圧を高める制御を実行する、
エンジンの制御装置。 - 請求項4記載のエンジンの制御装置であって、
前記過給機は、ターボ過給機であって、前記エンジンの燃焼室から排出される排気ガスの通路中に設けられたタービンと、前記燃焼室に供給される吸気通路中に設けられ、前記タービンの回転により駆動されるコンプレッサと、を有し、
前記エンジンの燃焼室から排出された排気ガスの一部を、前記過給機におけるタービンよりも前記排気ガスの流れ方向の上流側から前記燃焼室の吸気側に還流させるEGR通路、をさらに備え、
前記制御部は、
前記デポジットの噛み込み無しと判定した場合には、前記排気ガスの還流量を第1還流量とし、
前記デポジットの噛み込み有りと判定した場合には、前記排気ガスの還流量を、前記第1還流量よりも少ない第2還流量とする、
エンジンの制御装置。 - 請求項4又は請求項5記載のエンジンの制御装置であって、
前記過給機は、ターボ過給機であって、前記エンジンの燃焼室から排出される排気ガスの通路中に設けられたタービンと、前記燃焼室に供給される吸気通路中に設けられ、前記タービンの回転により駆動されるコンプレッサと、を有し、
前記吸気通路中における前記過給機のコンプレッサよりも前記吸気の流れ方向の下流側に吸気シャッターバルブが設けられており、
前記制御部は、
前記デポジットの噛み込み無しと判定した場合には、前記コンプレッサを介して前記エンジンの燃焼室に供給される吸気量が第1吸気量となるように、前記吸気シャッターバルブの開閉状態を制御し、
前記デポジットの噛み込み有りと判定した場合には、前記コンプレッサを介して前記エンジンの燃焼室に供給される吸気量が、前記第1吸気量よりも多い第2吸気量となるように、前記吸気シャッターバルブの開閉状態を制御する、
エンジンの制御装置。 - エンジンの制御装置において、
前記エンジンの燃焼室に接続され、当該燃焼室に供給される吸気圧の調節が可能な過給機と、
前記エンジンのクランク角速度を検出するクランク角センサと、
アクセルのオン・オフ状態に関するアクセル開度情報、及び前記クランク角センサからのクランク角速度情報を受け付けるとともに、前記過給機による前記吸気圧の制御を実行する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記アクセルがオフ状態である期間中において、
前記クランク角速度情報を基とする、前記エンジンにおける圧縮行程中での所定のクランク角範囲の通過に要する第1通過時間と、前記エンジンにおける前記圧縮行程後での所定のクランク角範囲の通過に要する第2通過時間との比が、所定の閾値以下である場合に、前記比が前記所定の閾値よりも大きい場合に比べて、前記過給機による前記吸気圧を高める制御を実行する、
エンジンの制御装置。
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