JP2018183886A - 壁紙の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基材の表面上に熱膨脹型マイクロカプセルを含有した樹脂層を形成した原反を加熱することにより熱膨脹型マイクロカプセルを発泡させて発泡原反を作製し、その発泡原反に対して所定の凹凸形状のエンボス模様を押圧して、より繊細なエンボス模様を再現する。【解決手段】発泡工程では、基材10の表面上に熱膨脹型マイクロカプセルを含有した樹脂層を2層以上形成した原反1を発泡炉14において加熱することにより熱膨脹型マイクロカプセルを発泡させて発泡原反1’を作製し、メカニカルエンボス工程では、プレヒーター15等によって発泡原反1’の樹脂層が溶融状態になるような熱量を加え、樹脂層が溶融状態の発泡原反1’に対して所定の凹凸形状のエンボス模様が形成されたエンボスロール16を押付けて壁紙1”を製造する。【選択図】図1

Description

本発明は、壁紙の製造方法に関する。
熱膨脹型マイクロカプセル等の発泡剤を利用して発泡化粧材を製造する方法は従来より種々提案されている。特に意匠性を高める為に発泡層を工夫してメカニカルエンボスによってエンボス模様の再現性を向上させる為の試みは種々行われている。
例えば、特許文献1には熱分解性化学発泡剤を配合し残留応力を強く設定することでエンボスシャープ性を向上させる発明が提案されている。また、特許文献2には、加熱膨張材を配合した多層構造の発泡性樹脂を加熱発泡させる発明が提案されている。また、特許文献3には、熱膨張型マイクロカプセルを利用してエンボス模様の再現性を向上させた発明が提案されている。
特開平7−148843号公報 特公平7−53809号公報 特開2009−281112号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載された発明では、発泡体を含有する樹脂層が単層で構成されており、応力の強い軟化状態の樹脂層でメカニカルエンボスを実行するため、発泡体の移動が小さくなり、繊細なエンボス模様を再現できないという問題がある。
また、上記の特許文献2に記載の発明では、加熱膨張材を配合した多層構造の発泡性樹脂を加熱発泡させる発明が開示されているものの、メカニカルエンボス工程については何ら開示がなく、如何なる状態でメカニカルエンボスを実行するのか不明である。
また、上記の特許文献3に記載の発明では、基材上に熱膨張型マイクロカプセルを含有したペーストゾルからなる塩化ビニル樹脂層を少なくとも2層形成した原反を加熱して熱膨張型マイクロカプセルを発泡させた発泡原反を作製し、メカニカルエンボス加工する壁紙の製造方法が開示されているものの、発泡原反が如何なる状態の時にメカニカルエンボスを実行するのかまでは開示されていないため、繊細なエンボス模様の再現性について不明である。
そこで、本発明は、このような従来技術の問題点に着目してなされたもので、基材の表面上に熱膨脹型マイクロカプセルを含有した樹脂層を形成した原反を加熱することにより熱膨脹型マイクロカプセルを発泡させて発泡原反を作製し、その発泡原反に対して所定の凹凸形状のエンボス模様を押圧して、より繊細なエンボス模様を再現することができる壁紙の製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る壁紙の製造方法は、基材の表面上に熱膨脹型マイクロカプセルを含有した樹脂層を2層以上形成した原反を加熱することにより前記熱膨脹型マイクロカプセルを発泡させて発泡原反を作製し、前記発泡原反に対して所定の凹凸形状のエンボス模様が形成されたエンボスロールを押付ける際、前記発泡原反の2層以上の前記樹脂層が溶融状態になるような熱量を加えることを第1の特徴とする。
また、本発明に係る壁紙の製造方法は、前記壁紙の製造方法において、前記原反は、前記基材の上に形成された第1層の樹脂層と、その第1層の樹脂層の上に形成された第2層の樹脂層とを有し、前記第1層の樹脂層は、前記熱膨張型マイクロカプセルの粒径が15〜30μmで、かつ、前記熱膨張型マイクロカプセルの添加量が5〜10部であり、前記第2層の樹脂層は、前記熱膨張型マイクロカプセルの粒径が10〜20μmで、かつ、前記熱膨張型マイクロカプセルの添加量が1〜4部であることを第2の特徴とする。
また、本発明に係る壁紙の製造方法は、前記壁紙の製造方法において、前記第2層の熱膨張型マイクロカプセルの粒径は、前記第1層の熱膨張型マイクロカプセルの粒径以下であり、かつ、前記第2層の熱膨張型マイクロカプセルの添加量は、前記第1層の熱膨張型マイクロカプセルの添加量未満であることを第3の特徴とする。
また、本発明に係る壁紙の製造方法は、前記壁紙の製造方法において、前記発泡原反に対し前記エンボスロールを押付けてエンボス模様を形成した当該発泡原反の最大厚み増減率が、100〜160%になるよう前記エンボスロールを前記発泡原反に対し押付けることを第4の特徴とする。
本発明に係る壁紙の製造方法では、基材の表面上に熱膨脹型マイクロカプセルを含有した樹脂層を2層以上形成し、その熱膨張型マイクロカプセルを発泡させた発泡原反に対しエンボス模様が形成されたエンボスロールを押付けて発泡原反にエンボス模様を形成するメカニカルエンボス時、発泡原反の2層以上の樹脂層が溶融状態になるような熱量を加える。
そのため、メカニカルエンボス時に熱膨脹型マイクロカプセルを含有する発泡原反の樹脂層が溶解状態となるので、発泡原反の樹脂層が軟化状態の場合よりも深いエンボス模様へ移行することが可能となり、より繊細なエンボス模様を再現することができる。
本発明に係る実施形態の壁紙の製造方法を実現する製造ラインの概略を示す図である。 本発明に係る実施形態の壁紙の製造方法におけるメカニカルエンボス工程を拡大して示す図である。 本発明に係る実施形態の壁紙の製造方法によって製造された壁紙の断面構造の一例を示す図である。 (a),(b)それぞれ、本発明に係る実施形態の壁紙の製造方法によって製造された壁紙の表面に現れたエンボス模様を10倍に拡大した写真、その壁紙の断面を25倍に拡大した写真を示す図である。 (a),(b)それぞれ、従来の壁紙の製造方法によって製造された壁紙の表面に現れたエンボス模様を10倍に拡大した写真、その壁紙の断面を25倍に拡大した写真を示す図である。
以下、本発明に係る壁紙の製造方法の実施形態および実施例を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、下記に説明する実施形態および実施例は、その数値等も含めあくまで本発明の一例であり、本発明は下記の実施形態および実施例に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で適宜変更可能である。
本発明に係る壁紙の製造方法では、基材の表面上に設ける熱膨脹型マイクロカプセルを含有した樹脂層は、2層以上で構成する。つまり、3層や4層等で構成しても良い。これは、単一層の場合、メカニカルエンボス性や耐不陸性等を保持させる厚みが必要なため、熱膨張型マイクロカプセルの含有量が多くなり、熱膨脹型マイクロカプセルを含有した樹脂層が、繊細なエンボス模様へスムーズに浸入することが妨げられる傾向にあるからである。
ただし、基材の表面上に設ける熱膨脹型マイクロカプセルを含有した樹脂層が3層以上になると、樹脂層の応力が強くなり、高速での繊細エンボス模様への浸入が難しくなる傾向にあるため、2層で構成することが好ましい。
そこで、以下に説明する本発明に係る壁紙の製造方法の実施形態および実施例では、基材の表面上に設ける熱膨脹型マイクロカプセルを含有した樹脂層を、基材の上に形成する第1層と、その第1層の樹脂層の上に形成する第2層の2層構造にすると共に、第1層および第2層それぞれの樹脂層の熱膨張型マイクロカプセルの粒径及び含有量等を調整して、繊細なエンボス模様へのスムーズな浸入を可能にしたものである。
ここで、本実施形態および実施例の壁紙の製造方法では、メカニカルエンボス時に第1層および第2層それぞれの樹脂層を溶融させるが、その溶融温度は、熱膨張型マイクロカプセルを含めた配合材の壁紙適性により180〜195℃とする。これは、180℃未満では、第1層および第2層の樹脂層を構成する塩化ビニル等のメイン樹脂が軟化状態であり溶融状態にならない一方、195℃より大きくなると第1層および第2層それぞれの樹脂層に含まれる熱膨張型マイクロカプセルが熱変色や、セルが破れ収縮等して配合材である熱膨張型マイクロカプセルの耐熱性に問題が生じる傾向にあるからである。
そこで、第1層および第2層の樹脂層を構成するメイン樹脂としては、上記の温度範囲、すなわち180〜195℃で適正な溶融状態になる塩化ビニル等の樹脂を選択する。
(第1層の樹脂層)
基材の上に形成する第1層の樹脂層は、発泡厚みや発泡樹脂層の移動を大きくする等の適正を作ることが求められるので限定されないが、添加(含有)する熱膨張型マイクロカプセルの粒径が例えば15〜30μmで、熱膨張型マイクロカプセルの添加量(含有量)は5〜10部とする。
第1層の樹脂層では、熱膨張型マイクロカプセルの粒径が15μm未満の場合、及び添加量(含有量)が5部未満の場合、厚み不足により完成した壁紙の意匠性や、施工基材の凹凸に対する壁紙による隠蔽性能を示す耐不陸性が低下するなどの問題が発生すると共に、応力低下により発泡樹脂層の移動が小さくなり、繊細なエンボス模様への浸入が妨げられる傾向にあるからである。
また、熱膨張型マイクロカプセルの粒径が30μmより大きい場合、及び添加量が10部より大きい場合は、第1層の樹脂層に含まれる熱膨張型マイクロカプセルのエンボス模様の繊細部分への移動抵抗が強すぎたり、応力が強過ぎて、繊細なエンボス模様への浸入が妨げられる傾向にあるからである。
(第2層の樹脂層)
第2層の樹脂層は、表面強度、繊細なエンボス模様へのスムーズな浸入等が求められることから限定されないが、使用する熱膨張型マイクロカプセルの粒径は10〜20μm、添加量は1〜4部とし、さらには後述する実施例1〜9に示すように第2層の熱膨張型マイクロカプセルの粒径は第1層の熱膨張型マイクロカプセルの粒径以下とし、かつ、第2層の熱膨張型マイクロカプセルの配合部数(添加量)を第1層の熱膨張型マイクロカプセルの配合部数(添加量)未満にすることが好ましい。
これは、第2層の樹脂層では、熱膨張型マイクロカプセルの粒径が10μm未満、及び添加量が1部未満の場合、応力が低下して発泡樹脂層の繊細なエンボス模様への浸入が妨げられる傾向にあるからである。
また、熱膨張型マイクロカプセルの粒径が20μmより大きい場合、及び添加量が4部より大きい場合は、熱膨張型マイクロカプセルの繊細部分への移動抵抗が強すぎたり、応力が強過ぎて繊細なエンボス模様への浸入が妨げられる傾向にあるからである。
また、第2層の熱膨張型マイクロカプセルの粒径を第1層の熱膨張型マイクロカプセルの粒径以下とし、かつ、第2層の熱膨張型マイクロカプセルの配合部数(添加量)を第1層の熱膨張型マイクロカプセルの配合部数(添加量)未満にすることが好ましい理由は、第2層は第1層の上に形成される樹脂層であり、第1層よりもエンボスロールのエンボス模様に近く、エンボスロールのエンボス模様に従って移動してエンボスロールのエンボス模様の繊細な部分にまで入り込み、繊細なエンボス模様を模写ないしは形成する必要があるからである。
本実施形態および実施例の発泡原反の発泡厚み、すなわち熱膨張型マイクロカプセルを発泡させた際の第1層と第2層の合計の厚みは、メカニカルエンボスを施すエンボスロールのエンボス模様の最大版深の60〜100%に設定することで第1層および第2層の樹脂層の移動をスムーズにすると共に、繊細なエンボス模様への浸入抵抗を小さくすることができる。また、同時に低塗布量で高版深の繊細なエンボス模様を再現した商品を可能にする。
また、本実施形態のエンボス模様のメカニカルエンボス後の形状維持(永久歪)は、発泡樹脂層である第1層および第2層の樹脂層を溶融状態にしてメカニカルエンボスを施すことによって、従来の軟化させた発泡樹脂層のメカニカルエンボスと比較して、小さな温度差及びエンボスロールとの短い接触時間で永久歪を作ることが可能であることから、高速でのエンボス模様の形状維持を可能にした。
本発明に係る実施形態の壁紙の製造方法を、図面を参照して詳しく説明する。
<本発明に係る実施形態の壁紙の製造方法を実現する製造ラインの概略>
図1は、本発明に係る実施形態の壁紙の製造方法を実現する製造ラインの概略を示す図である。
(発泡工程)
図1に示すように本実施形態の壁紙の製造ラインにおける発泡工程では、基材10の表面上に熱膨脹型マイクロカプセルを含有した発泡樹脂層の第1層11と、第2層12とを形成した原反1を発泡炉14に送り、第1層11および第2層12それぞれに含まれる熱膨張型マイクロカプセル11b,12bが膨張する温度で加熱して発泡させることで、発泡原反1’を得る。発泡炉14としては、熱風循環式や、赤外線加熱式等、公知の方式を使用できる。
基材10としては、従来から壁紙として使用されている紙、不織布等の全ての基材を使用できる。
第1層11としては、塩化ビニル等からなるメイン樹脂11aの中に熱膨張型マイクロカプセル11bを含有した発泡樹脂層が使用可能である。第1層のメイン樹脂11aとしては、180〜195℃で適性に溶融状態になるものであれば良く、塩化ビニル等が好まれるが、塩化ビニルに限定されるものではない。
第1層のメイン樹脂11aとしては、ペーストゾル、水性エマルジョン及びそれらの併用等がある。尚、メイン樹脂11aの配合に使用される混練機は、限定されないがディゾルバー式等、従来から公知の方式を使用することができる。
また、第1層のメイン樹脂11aには、例えば、熱安定剤、充填剤、酸化チタン等の従来公知の壁紙用配合材を配合することができる。
第2層12としても、第1層11と同様に、塩化ビニル等からなるメイン樹脂12aの中に熱膨張型マイクロカプセル12bを含有した塩化ビニル系の発泡樹脂層が使用可能である。
第1層11および第2層12の熱膨張型マイクロカプセル11b,12bとしては、特に、限定されないが、第1層11および第2層12のメイン樹脂11a,12aの温度が180℃〜195℃になった時でも、破裂等せずに、エンボス模様の再現性に対する適性応力を持つものを選択することが好ましい。
熱膨張型マイクロカプセル11b,12bとしては、例えば、アクリロニトリル、メタアクリロニトリル、アクリル酸エステル等のポリマーカプセル中に加熱時に気化するブタン、ペンタン、ヘキサン等の脂肪族炭化水素などを内包した微小球の発泡剤で、後述するように、例えば松本油脂製薬株式会社等が製造したものを使用する。尚、本明細書では、「MC-23」とは、粒径が23μmの熱膨張型マイクロカプセル、「MC-15」とは粒径が15μmの熱膨張型マイクロカプセルのことをいうものとする。
ここで、発泡樹脂層である第1層11および第2層12の形成方法は、特に限定されないが、基材10上にペーストゾル及び水性エマルジョン等をナイフコーター、コンマコーター、ロータリースクリーン等で第1層11を形成後、乾燥させ、乾燥した第1層11の上に同様にペーストゾル及び水性エマルジョン等をナイフコーター、コンマコーター、ロータリースクリーン等で第2層12を形成し、その後、乾燥してゲル化、フィルム化等をさせることにより、基材10上に発泡樹脂層である第1層11および第2層12を形成する。
(メカニカルエンボス工程)
発泡工程の次のメカニカルエンボス工程では、第1層11および第2層12それぞれに含まれる熱膨張型マイクロカプセル11b,12bを発泡させた発泡原反1’を、プレヒーター(加熱機)15によって180〜195℃に更に加熱して第1層11および第2層12それぞれのメイン樹脂11a,12aを溶融状態にした上で、所定のエンボス模様16aが形成されたエンボスロール16とバックロール17との間に送ってメカニカルエンボス加工、すなわち発泡原反1’の表面にエンボスロール16のエンボス模様16aを再現する。
プレヒーター15(加熱機)としては、特に限定されないが、赤外線方式等、公知の加熱機を使用できる。
図2は、本発明に係る実施形態の壁紙の製造方法におけるメカニカルエンボス工程を拡大して示す図である。
図2に示すように、メカニカルエンボス工程では、第1層11および第2層12の熱膨脹型マイクロカプセル11b,12bが発泡し、かつ、プレヒーター(加熱機)15によって第1層11および第2層12それぞれのメイン樹脂11a,12aが溶融状態となった発泡原反1’がエンボスロール16とバックロール17との間に通されて、エンボスロール16の表面に形成された凹凸形状のエンボス模様16aが第2層12に接触して、溶融状態の第1層11および第2層12のメイン樹脂11a,12aが発泡した熱膨脹型マイクロカプセル11b,12bを含有した状態でエンボス模様16aに従って移動する。
図2において、矢印Xは、エンボスロール16から発泡原反1’にかかるメカニカルエンボス圧の方向、矢印Yは、メカニカルエンボス時に発泡原反1’内に発生する応力の方向、矢印Zは、メカニカルエンボス時にエンボスロール16のエンボス模様16aによって溶融状態の発泡樹脂層である第1層11および第2層12がより深いエンボス模様16aへ移行していく状態を示している。
また、図2において、h1はエンボスロール16の表面に形成された所定のエンボス模様の最大版深(深さ)、h2は発泡原反1’の発泡樹脂層の発泡厚み、すなわち第1層11および第2層12の厚みを示している。発泡原反1’の発泡樹脂層の発泡厚みh2は、エンボスロール16のエンボス模様の最大版深(深さ)h1の60〜100%に設計している。
図2に示すように、本実施形態では、メカニカルエンボス時に、発泡樹脂層である第1層11および第2層12が溶融状態にあるため、エンボスロール16のメカニカルエンボス圧や第1層11および第2層12の応力等によって、第1層11および第2層12がエンボスロール16のエンボス模様16aの最深部の繊細な部分16a1へ浸入する。
図3は、本発明に係る実施形態の壁紙の製造方法によって製造された壁紙1”の断面構造の一例を示している。
図3に示すように、本発明に係る実施形態の壁紙の製造方法によって製造された壁紙1”は、メカニカルエンボス後の第1層11および第2層12の厚みh3が、メカニカルエンボス前のその厚みh2(図2参照。)の100〜160%まで増大する共に、第1層11および第2層12のメイン樹脂11a,12aが溶融状態でメカニカルエンボス加工されることで、より繊細なエンボス模様を再現することができる。
次に、本発明に係る実施形態の壁紙の製造方法を適用して製造した実施例1〜9の壁紙1”について説明する。
実施例1〜9の壁紙1”では、第1層11および第2層12それぞれのメイン樹脂11a,12aとして塩化ビニル系のペーストゾルを使用した2層構造の実施例1〜9の原反1に対し、本発明に係る実施形態の壁紙の製造方法を適用して実施例1〜9の壁紙1”を製造する。
原反1の塗工厚みや、発泡原反1’の発泡厚みh2、メカニカルエンボス後の壁紙1”の最大厚みh3は、シックネスゲージで測定した。
第1層11および第2層12それぞれのメイン樹脂11a,12aである塩化ビニル系ペーストゾルの発泡厚みは、後述するように、実施例1〜9および比較例1〜8共に、800μm(0.80mm)を中心に780〜810μmになるように調整した。
エンボスロール16の凹凸模様であるエンボス模様16aは、繊細な模様で、最大深さh1(図2参照。)は1.00mmのものを使用した。
壁紙1”におけるエンボス模様の再現性は、目視評価とする。エンボス模様の目視評価基準は、以下の内容で行い、評価5及び4を合格とした。
評価5;繊細部、奥行共に完全に再現されている。
評価4;繊細部は再現されているが、奥行がやや減少している。
評価3;繊細部、奥行共にやや不完全。
評価2;繊細部、奥行共に不完全。
評価1;繊細部がほとんど再現されていない。奥行も大きく減少している。
(実施例1)
実施例1の第1層11では、樹脂として株式会社カネカ製の“PSL−684”、可塑剤として株式会社ジェイプラス製の“DINP”、充填剤として備北粉化工業株式会社製の“BF−200S”、顔料として日弘ビックス株式会社製の“TH−26”、安定剤として大協化成工業株式会社製の“LFX−107H”、添加剤として減粘剤他を、後述する図1に示すようにそれぞれ、100部、50部、100部、20部、2部、20部の配合部数で使用する。
そして、実施例1の第1層11では、発泡剤である熱膨張型マイクロカプセルとして例えば松本油脂製薬株式会社等が製造したもので、粒径が23μmの熱膨張型マイクロカプセル、すなわちMC-23を使用し、熱膨張型マイクロカプセルの配合部数(添加量)は7部とする。
また、実施例1の第2層12では、樹脂、可塑剤、充填剤、顔料、安定剤および添加剤として第1層11と同じものを使用し、その配合部数(添加量)は、100部、45部、80部、15部、2部、15部で使用する。
そして、実施例1の第2層12では、発泡剤である熱膨張型マイクロカプセルとして例えば松本油脂製薬株式会社等が製造したもので、粒径が15μmのMC-15を、配合部数(添加量)を3部で使用する。
以上説明した実施例1の配合成分・部数でディゾルバー混練機を使用して混練し、第1層11及び第2層12の塩化ビニル系ペーストゾルを得た。次に一般紙等の基材10上にコンマコーター等を用いて第1層11の塩化ビニル系ペーストゾルを125μmの厚さで塗工し130℃で20秒間乾燥させ、更にその上に第2層12のペーストゾルをロータリースクリーンを用いて50μmの厚さで塗工乾燥して原反1を得た。
次に上記原反1を発泡炉14にて180℃で20秒間加熱発泡することで発泡原反1’を得て、更にメカニカルエンボス時に、直前のプレヒーター15にて発泡原反1’の表面温度を185℃に調整し、5.0kg/cmの押圧力でメカニカルエンボスを施すことで実施例1の壁紙1”を得た。
(実施例2)
実施例2では、メカニカルエンボス時の発泡原反1’の表面温度を195℃にした以外は実施例1と同様にして壁紙1”を得た。
(実施例3)
実施例3では、メカニカルエンボス時の発泡原反1’の表面温度を180℃にした以外は実施例1と同様にして壁紙1”を得た。
(実施例4)
実施例4では、実施例1の第1層11の発泡剤(熱膨張型マイクロカプセル)のMC−23とは異なり、粒径が15μmのMC-15を使用し、第1層11の塗工厚みを135μmとした以外は実施例1と同様にして壁紙1”を得た。
(実施例5)
実施例5では、第1層11の発泡剤(熱膨張型マイクロカプセル)として粒径が30μmのMC-30を使用し、第1層11の塗工厚みを115μmとし、実施例1と同様にして壁紙1”を得た。
(実施例6)
実施例6では、第1層11の発泡剤(熱膨張型マイクロカプセル)の添加量を5部にし、第1層11の塗工厚みを150μmとした以外は実施例1と同様にして壁紙1”を得た。
(実施例7)
実施例7では、第2層12の発泡剤(熱膨張型マイクロカプセル)として粒径10μmのMC-10を使用し、かつ、添加量を2部とした以外は実施例1と同様にして壁紙1”を得た。
(実施例8)
実施例8では、第2層12の発泡剤(熱膨張型マイクロカプセル)として粒径20μmのMC-20を使用し、かつ、その添加量を2部とした以外は実施例1と同様にして壁紙1”を得た。
(実施例9)
実施例9では、第2層12の発泡剤(熱膨張型マイクロカプセル)として粒径15μmのMC-15を使用し、かつ、その添加量を1部とした以外は実施例1と同様にして壁紙1”を得た。
表1に、以上説明した実施例1〜9に用いた第1層11および第2層12の配合成分、配合成分の品名、メーカー名、配合部数の一覧を示す。
Figure 2018183886
表1に示すように、実施例1〜9の第1層11では、発泡剤である熱膨張型マイクロカプセルの粒径が15〜30μmで、かつ、熱膨張型マイクロカプセル11bの配合部数(添加量)を5〜10部の範囲としている。
また、表1に示すように、実施例1〜9の第2層12では、樹脂、可塑剤、充填剤、顔料、安定剤および添加剤として配合部数は変えるものの第1層11と同じものを使用し、発泡剤である熱膨張型マイクロカプセル12bの粒径として10〜20μm、配合部数(添加量)を1〜4部の範囲としており、第1層11の熱膨張型マイクロカプセル11bの粒径以下のものを、第1層11の熱膨張型マイクロカプセル11bの配合部数(添加量)未満で使用した。
表2に、以上説明した実施例1〜9の第1層11および第2層12の塗工厚み(μm)、発泡後の発泡原反1’の第1層11および第2層12の発泡厚み(μm)、メカニカルエンボス時の発泡原反1’の表面温度、メカニカルエンボス後の壁紙1”の最大厚み(奥行き)(μm)、エンボス模様再現性の結果を示す。
Figure 2018183886
<比較例1〜8>
次に、比較例1〜8について説明する。
(比較例1)
メカニカルエンボス時の発泡原反1’の表面温度を165℃にした以外は実施例1と同様にして比較例1の壁紙1”を得た。
(比較例2)
メカニカルエンボス時の発泡原反1’の表面温度を175℃にした以外は実施例1と同様にして比較例2の壁紙1”を得た。
(比較例3)
メカニカルエンボス時の発泡原反1’の表面温度を205℃にした以外は実施例1と同様にして比較例3の壁紙1”を得た。
(比較例4)
第1層11の発泡剤(熱膨張型マイクロカプセル)の添加量を11部にし、第1層11の塗工厚みを100μmとした以外は実施例1と同様にして比較例4の壁紙1”を得た。
(比較例5)
第2層12の塗工を無くし、第1層11の塗工厚みを140μmの単層とした以外は実施例1と同様にして比較例5の壁紙1”を得た。
(比較例6)
第2層12の発泡剤(熱膨張型マイクロカプセル)として粒径15μmのMC-15を使用し、かつ、その添加量を5部にし、第1層11の塗工厚みを115μmとした以外は実施例1と同様にして比較例6の壁紙1”を得た。
(比較例7)
第1層11の発泡剤として熱分解型化学発泡剤(アゾジカルボンアミド)であるADCAを使用し、その添加量を6部とし、かつ、第2層12の塗工をなくして単層とした以外は実施例1と同様にして比較例7の壁紙1”を得た。
(比較例8)
メカニカルエンボス時の発泡原反1’の表面温度を165℃とした以外は比較例7と同様にして比較例8の壁紙1”を得た。
表3に、以上説明した比較例1〜8に用いた第1層11および第2層12の配合成分、配合成分の品名、メーカー名、配合部数の一覧を示す。
Figure 2018183886
また、表4に、以上説明した比較例1〜8の第1層11および第2層12の塗工厚み(μm)、発泡後の発泡原反1’の第1層11および第2層12の発泡厚み(μm)、メカニカルエンボス時の発泡原反1’の表面温度、メカニカルエンボス後の壁紙1”の最大厚み(奥行き)(μm)、エンボス模様再現性の結果を示す。
Figure 2018183886
つまり、表3および表4に示すように、比較例1〜3では、メカニカルエンボス時の発泡原反1’の表面温度を180〜195℃以外の温度とし、比較例4では、第1層11の熱膨張型マイクロカプセル11bの添加量を5〜10部以外、比較例6では、第2層12の熱膨張型マイクロカプセル12bの添加量を1〜4部以外とし、比較例5,7,8では単層構成とした。
(評価結果の考察)
上記表2に示す実施例1〜9の評価結果、および表4に示す比較例1〜8の評価結果を比較すると明らかなように、メカニカルエンボス時、プレヒーター15によって発泡原反1’の表面温度が180℃〜195℃になるように加熱することにより、第1層11および第2層12それぞれのメイン樹脂11a,12aである塩化ビニル系ペーストゾルが溶融状態になり、繊細なエンボス模様の再現性が可能になることがわかる。
また、熱膨張型マイクロカプセルを含有した発泡樹脂層である第1層11および第2層12は、適性応力を持つことでADCA系(化学発泡剤)を使用した発泡樹脂層(比較例7,8)と比較して明らかにエンボス模様の再現性に優れていることが証明された。
さらに、実施例1〜9では、発泡樹脂層を単層(比較例5,7,8)ではなく第1層11および第2層12の2層にすると共に、第1層11のメイン樹脂11aに添加する熱膨張型マイクロカプセル11bの粒径は15〜30μmでその添加量(含有量)を5〜10部とする一方、第2層12のメイン樹脂12aに添加する熱膨張型マイクロカプセル12bの粒径は10〜20μmでその添加量を1〜4部に調整することにより、繊細なエンボス模様再現性を向上させることが証明された。
また、メカニカルエンボス後の壁紙1”の発泡樹脂層である第1層11および第2層12の最大厚みh3が発泡原反1’の発泡厚みh2の約117%(実施例5)〜125%(実施例1,2)になっていることから、発泡樹脂層である第1層11および第2層12がエンボスロール16のエンボス模様の浅い部分から深い部分へ移動して、繊細な模様部分への高速浸入を可能にしていることもわかる。
図4(a),(b)は、それぞれ、本発明に係る実施形態の壁紙の製造方法によって製造された壁紙1”の表面に現れたエンボス模様を10倍に拡大した写真、その壁紙1”の断面を25倍に拡大した写真を示す図である。
図5(a),(b)は、それぞれ、従来の壁紙の製造方法によって製造された壁紙1”の表面に現れたエンボス模様を10倍に拡大した写真、その壁紙1”の断面を25倍に拡大した写真を示す図である。
図4(a)および図5(a)に表わされたエンボス模様の表面写真や、図4(b)および図5(b)に表わされたエンボス模様の断面写真を対比すると明らかなように、本発明に係る実施形態の壁紙の製造方法によって製造された壁紙1”の方が繊細で、かつ、複雑なエンボス模様を再現できていることがわかる。
1 原反
10 基材
11 第1層
11a メイン樹脂
11b 熱膨張型マイクロカプセル(発泡剤)
12 第2層
12a メイン樹脂
12b 熱膨張型マイクロカプセル(発泡剤)
1’ 発泡原反
1” 壁紙
14 発泡炉
15 プレヒーター(加熱機)
16 エンボスロール
16a エンボス模様
17 バックロール

Claims (4)

  1. 基材の表面上に熱膨脹型マイクロカプセルを含有した樹脂層を2層以上形成した原反を加熱することにより前記熱膨脹型マイクロカプセルを発泡させて発泡原反を作製し、前記発泡原反に対して所定の凹凸形状のエンボス模様が形成されたエンボスロールを押付ける際、前記発泡原反の2層以上の前記樹脂層が溶融状態になるような熱量を加えることを特徴とする壁紙の製造方法。
  2. 請求項1記載の壁紙の製造方法において、
    前記原反は、前記基材の上に形成された第1層の樹脂層と、その第1層の樹脂層の上に形成された第2層の樹脂層とを有し、
    前記第1層の樹脂層は、前記熱膨張型マイクロカプセルの粒径が15〜30μmで、かつ、前記熱膨張型マイクロカプセルの添加量が5〜10部であり、
    前記第2層の樹脂層は、前記熱膨張型マイクロカプセルの粒径が10〜20μmで、かつ、前記熱膨張型マイクロカプセルの添加量が1〜4部であることを特徴とする壁紙の製造方法。
  3. 請求項2記載の壁紙の製造方法において、
    前記第2層の熱膨張型マイクロカプセルの粒径は、前記第1層の熱膨張型マイクロカプセルの粒径以下であり、かつ、前記第2層の熱膨張型マイクロカプセルの添加量は、前記第1層の熱膨張型マイクロカプセルの添加量未満であることを特徴とする壁紙の製造方法。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一の請求項に記載の壁紙の製造方法において、
    前記発泡原反に対し前記エンボスロールを押付けてエンボス模様を形成した当該発泡原反の最大厚み増減率が、100〜160%になるよう前記エンボスロールを前記発泡原反に対し押付けることを特徴とする壁紙の製造方法。
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