JP2018183473A - 繰出容器 - Google Patents

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【課題】内容物の折れや意図しない沈み込みを抑制し、繰出容器の使い勝手を向上させる。【解決手段】繰出容器10は、容器軸O方向に延びる縦孔23が形成された規制筒11、および周方向に延びる螺旋孔24が形成されるとともに規制筒11に相対的に回転可能に装着された螺旋筒12を有し、内容物Aが収容される容器本体13と、容器本体13内に配置されて内容物Aを保持する保持部26、および保持部26から径方向の外側に向けて突出し、縦孔23および螺旋孔24に進入する係止突部25を有し、係止突部25が縦孔23に係止することで規制筒11との相対的な回転が規制される中皿14と、を備え、螺旋筒12は、弾性変形可能な軟材質によって形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、繰出容器に関する。
従来から、例えば下記特許文献1に記載の繰出容器が知られている。繰出容器は、容器軸方向に延びる縦孔が形成された規制筒、および周方向に延びる螺旋孔が形成されるとともに規制筒に相対的に回転可能に装着された螺旋筒を有し、内容物が収容される容器本体と、容器本体内に配置されて内容物を保持する保持部、および保持部から径方向の外側に向けて突出し、縦孔および螺旋孔に進入する係止突部を有し、係止突部が縦孔に係止することで規制筒との相対的な回転が規制される中皿と、を備える。
この繰出容器では、使用者が規制筒と螺旋筒とを相対的に回転させると、係止突部が縦孔の内周面に係止することで中皿が規制筒と供回りする。このとき、係止突部が螺旋孔に沿って移動することで中皿全体が容器軸方向に進退し、保持部に保持された内容物が容器本体から出没する。
特開2013−208154号公報
前記従来の繰出容器では、内容物が容器本体から容器軸方向に突出した状態で、内容物に不意の外力が加えられると、外力が、内容物および中皿を介して螺旋筒に伝達される。このとき、例えば、係止突部が螺旋孔の内周面に突き当たって内容物に荷重がかかり内容物が折れたり、係止突部が意図せず螺旋孔の内周面上を摺動することで内容物が容器本体内に向けて沈み込んだりするおそれがある。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、内容物の折れや意図しない沈み込みを抑制し、繰出容器の使い勝手を向上させることを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る繰出容器は、容器軸方向に延びる縦孔が形成された規制筒、および周方向に延びる螺旋孔が形成されるとともに前記規制筒に相対的に回転可能に装着された螺旋筒を有し、内容物が収容される容器本体と、前記容器本体内に配置されて内容物を保持する保持部、および前記保持部から径方向の外側に向けて突出し、前記縦孔および前記螺旋孔に進入する係止突部を有し、前記係止突部が前記縦孔に係止することで前記規制筒との相対的な回転が規制される中皿と、を備える繰出容器であって、前記螺旋筒は、弾性変形可能な軟材質によって形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、螺旋筒が、弾性変形可能な軟材質によって形成されている。したがって、内容物が容器本体から容器軸方向に突出した状態で、内容物に不意の外力が加えられ、外力が、内容物および中皿を介して螺旋筒に伝達されたときに、螺旋筒を弾性変形させることができる。その結果、前述の外力を、螺旋筒の弾性変形によって吸収することができる。このとき、内容物が容器本体内に沈み込むものの、その後、螺旋筒が復元変形することで、内容物を復元変位させることができる。これにより、内容物の折れや意図しない沈み込みを抑制することができる。さらに、内容物を被塗布部に押し当てて使用するときにおいても、押し当てる力に応じて螺旋筒を弾性変形させ、被塗布部に対する内容物のあたりの強さが過度に高まるのを抑えることができる。以上から、繰出容器の使い勝手を向上させることができる。
前記縦孔および前記係止突部はそれぞれ、周方向に同等の間隔をあけて複数配置されていてもよい。
この場合、縦孔および係止突部がそれぞれ、周方向に同等の間隔をあけて複数配置されている。したがって、規制筒と螺旋筒とを相対的に回転させたときに、中皿全体を容器本体に対して安定して進退させることができる。
前記螺旋筒は、前記規制筒に径方向の外側から装着され、前記螺旋孔は、前記螺旋筒の内周面に形成された雌ねじ部によって形成され、前記係止突部には、前記雌ねじ部に螺合する雄ねじ部が形成され、前記雄ねじ部および前記雌ねじ部は、多条ねじ構造であってもよい。
この場合、雄ねじ部および雌ねじ部が、多条ねじ構造である。そのため、例えば、雄ねじ部および雌ねじ部が、一条ねじ構造である場合に比べて、リードを大きく確保しつつ、ピッチやリード角を小さく抑えることが可能になり、雄ねじ部と雌ねじ部との接触面積(係止突部と螺旋孔の内周面との接触面積)を大きくし易くすることができる。したがって、縦孔および係止突部がそれぞれ、周方向に同等の間隔をあけて複数配置されていることと相俟って、内容物に加えられた不意の外力を、内容物および中皿を介して螺旋筒に効果的に伝達することができる。
前記係止突部は、その正面視において容器軸方向に延びる矩形状に形成されていてもよい。
この場合、係止突部が、その正面視において容器軸方向に延びる矩形状に形成されている。したがって、係止突部と縦孔の内周面との接触面積を確保することが可能になり、規制筒と螺旋筒とを相対的に回転させたときに、中皿を規制筒とともに安定して供回りさせることができる。
本発明によれば、内容物の折れや意図しない沈み込みを抑制し、繰出容器の使い勝手を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る繰出容器の縦断面図である。 図1に示すA−A断面矢視図である。 図1に示す繰出容器を構成する容器本体における要部を拡大した縦断面図である。 図1に示す繰出容器を構成する中皿の側面図である。 図1に示す繰出容器の要部を拡大した縦断面図である。 図1に示す繰出容器に係る第1変形例における要部を拡大した縦断面図である。 図1に示す繰出容器に係る第2変形例における要部を拡大した縦断面図である。 図1に示す繰出容器の縦断面図であって、容器本体から内容物を突出させた状態を示す図である。
以下、図1から図8を参照し、本発明の一実施形態に係る繰出容器10を説明する。
図1に示すように、繰出容器10は、規制筒11、規制筒11に、周方向に相対的に回転可能に装着された螺旋筒12、および螺旋筒12に、相対的な回転が規制された状態で装着された化粧筒20(スリーブ)を有し、内容物Aが収容される容器本体13と、容器本体13内に容器軸O方向に進退可能に配設され、容器本体13内に収容される内容物Aを保持する中皿14と、を備えている。中皿14は、内容物Aを容器軸O方向の前側(一方側)に突出させた状態で保持するとともに規制筒11と螺旋筒12との周方向の相対的な回転に伴って容器軸O方向に進退させられ、前側に前進することで、内容物Aを容器本体13における前側の開口部(吐出孔、出没孔)から突出させる。
規制筒11、螺旋筒12および化粧筒20の中心軸線は共通軸上に位置している。以下、この共通軸を容器軸Oといい、この容器軸Oに沿って、中皿14に対して内容物Aが突出する方向を前側といい、その反対側(他方側)を後側という。繰出容器10を容器軸O方向から見た平面視において、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
なお前記内容物Aとしては、例えば化粧料(口紅、リップクリームもしくはスティックアイシャドーなど)、薬剤または糊などが棒状に形成されてなる棒状体があげられる。
規制筒11は、後側の基部分15と前側の被着部分16とが容器軸O方向に連結されてなる。
被着部分16は、基部分15の前端面における内周縁から前方に向けて突設され、基部分15よりも容器軸O方向に長くなっている。被着部分16の内周面と、基部分15の内周面と、は面一になっている。被着部分16の外周面は、基部分15の外周面よりも径方向の内側に位置しており、基部分15は、被着部分16よりも径方向の外側に向けて張り出している。
被着部分16の外径は、基部分15の外径よりも小さい。図3に示すように、被着部分16において基部分15に連なる後端部(以下、「大径部分16a」という。)の外径は、被着部分16において後端部よりも前側に位置する部分(以下、「小径部分16b」という。)の外径に比べて大きい。小径部分16bは、大径部分16aよりも容器軸O方向に大きい。
規制筒11には、容器軸O方向に延びる縦孔23が形成されている。図1から図3に示すように、縦孔23は、規制筒11を径方向に貫通する。縦孔23は、周方向に同等の間隔をあけて複数配置されている。縦孔23は、小径部分16b(被着部分16)に、容器軸Oを間に挟むように一対配設され、互いに同等の形状でかつ同等の大きさとなっている。縦孔23は、小径部分16bの容器軸O方向の全長にわたって設けられ、規制筒11から前側に向けて開口している。
図1に示すように、螺旋筒12は、規制筒11に径方向の外側から装着され、規制筒11に外装されている。螺旋筒12は、規制筒11に対して前側にずらされて外装され、図示の例では、規制筒11における前記被着部分16に外装されている。螺旋筒12は、容器軸O方向に沿って被着部分16と同等の大きさとされている。
図3に示すように、螺旋筒12には、周方向に延びる螺旋孔24が形成されている。螺旋孔24は、螺旋筒12の内周面に溝状に形成され、径方向の外側に向けて非開口となっている。螺旋筒12の内周面には、雌ねじ部24aが形成されており、螺旋孔24は、雌ねじ部24aによって形成されている。螺旋孔24は、雌ねじ部24aのねじ谷とされている。図1に示すように、雌ねじ部24aは、螺旋筒12において前端部を除く容器軸O方向の全域にわたって形成されている。
化粧筒20は、螺旋筒12に径方向の外側から装着され、螺旋筒12に外装されている。化粧筒20は、螺旋筒12よりも容器軸O方向に長く、螺旋筒12は、化粧筒20の容器軸O方向の内側に位置している。化粧筒20の後端部は、螺旋筒12よりも後側に突出し、規制筒11の前記基部分15に径方向の外側から回転可能に嵌合されている。化粧筒20の前端部は、その全周にわたって径方向の内側に向けて屈曲されており、規制筒11の前記被着部分16および螺旋筒12の各前端部を前方から覆っている。化粧筒20の前端部の内側に位置する開口部は、容器本体13における前側の開口部を形成している。
なお規制筒11、螺旋筒12および化粧筒20は、互いに異なる材料で形成されている。例えば、規制筒11および螺旋筒12は合成樹脂材料で形成され、かつ化粧筒20は金属材料で形成される。さらに螺旋筒12は、規制筒11および化粧筒20それぞれを形成する材料よりも軟らかく弾性変形可能な材料によって形成されている。螺旋筒12は、例えばエラストマー等の弾性変形可能な軟材質によって形成されている。螺旋筒12は、化粧筒20に径方向の内側から嵌合(しまりばめ)されている。これにより、螺旋筒12および化粧筒20では、互いの相対的な回転が規制されている。
中皿14は、容器本体13内(規制筒11内)に配置されて内容物Aを保持する保持部26と、保持部26から径方向の外側に向けて突出し、縦孔23および螺旋孔24に進入する係止突部25と、を備える。係止突部25が縦孔23に係止することで、中皿14と規制筒11との相対的な回転が規制される。中皿14は、規制筒11に対して実質的に回転不能である。
保持部26は、規制筒11内に、容器軸O方向に摺動可能に嵌合されている。保持部26は、容器軸O方向の両側に向けて開口する筒状に形成されている。保持部26内には、内容物Aが容器軸Oと同軸に配置された状態で嵌合されている。係止突部25は、周方向に同等の間隔をあけて複数配置されている。係止突部25は、容器軸Oを間に挟むように一対配設され、互いに同等の形状でかつ同等の大きさとなっている。
図4に示すように、係止突部25は、その正面視(係止突部25を径方向の外側から見た正面視)において容器軸O方向に延びる矩形状に形成されている。前記矩形状は、容器軸O方向および周方向に延び、周方向よりも容器軸O方向に長い。前記矩形状は、縦孔23と周方向に同等の大きさである。
係止突部25には、雌ねじ部24aに螺合する雄ねじ部25aが形成されている。雄ねじ部25aは、係止突部25において径方向の外側を向く外面に形成されている。雄ねじ部25aは、周方向に螺旋をなすように延びる。
係止突部25は、縦孔23を通して螺旋孔24に進入しており、縦孔23および螺旋孔24に一体に挿通されている。図示の例では、雄ねじ部25aのねじ山が雌ねじ部24aのねじ谷に径方向の内側から進入することで、係止突部25が螺旋孔24に配置されている。
雄ねじ部25aおよび雌ねじ部24aは、多条ねじ構造である。図3に示すように、本実施形態では、雄ねじ部25aおよび雌ねじ部24aが、8条ねじ構造である。例えば、雄ねじ部25aおよび雌ねじ部24aにおけるピッチPが1mmである場合、リードLは8mm(ピッチPの8倍)となり、規制筒11と螺旋筒12とが相対的に1回転したときに、規制筒11と螺旋筒12とが容器軸O方向に8mm移動する。
そして本実施形態では、螺旋筒12は、前述したように弾性変形可能な軟材質によって形成されている。図5に示すように、螺旋筒12は、係止突部25を形成する材料よりも軟らかく弾性変形可能な材料によって形成されている。図示の例では、中皿14の保持部26および係止突部25は、同一材料で一体に形成されており、螺旋筒12は、中皿14を形成する材料よりも軟らかく弾性変形可能な材料によって形成されている。中皿14は、例えば、規制筒11と同等の硬度の材料によって形成することができる。
前記繰出容器10では、図1に示すような初期状態において、内容物Aの全体が完全に容器本体13の内部に収容されている。初期状態では、図5に示すように、螺旋筒12の後端部に位置する雌ねじ部24aのねじ山が、規制筒11の前記大径部分16aに径方向の外側から圧接し、前記ねじ山(螺旋筒12)が、径方向の外側に弾性的に圧縮変形している。これにより、例えば、螺旋筒12(化粧筒20)に不意の外力が作用したときに、規制筒11と螺旋筒12とが意図せず相対的に変位(例えば、がたつきや回転)するのを抑制することができる。しかも、螺旋筒12が弾性変形した状態で規制筒11に圧接しているので、螺旋筒12が弾性変形せずに規制筒11に圧接している場合に比べて、規制筒11と螺旋筒12との間の面圧を抑え、規制筒11と螺旋筒12との相対的な回転が過度に規制されるのを抑えることができる。さらに、螺旋筒12がエラストマーによって形成されている場合には、規制筒11に対して螺旋筒12を滑り易くすることが可能になり、規制筒11と螺旋筒12とを意図的に回転させるときに、その操作をスムーズに実現することができる。
なお、規制筒11と螺旋筒12との意図しないがたつきを抑えるため、図6に示す第1変形例の繰出容器10Aのように、雄ねじ部25aのねじ山の頂面25b(径方向の外側を向く面)と、雌ねじ部24aのねじ谷の底面24b(径方向の内側を向く面)と、を径方向に圧接させてもよい。また、図7に示す第2変形例の繰出容器10Bのように、雄ねじ部25aのねじ山の側面25c(容器軸O方向を向く面)と、雌ねじ部24aのねじ谷の側面24c(容器軸O方向を向く面)と、を容器軸O方向に圧接させてもよい。
前記繰出容器10の使用に際しては、使用者は、規制筒11と化粧筒20とを各別に把持して周方向に相対的に回転させて、規制筒11と螺旋筒12とを相対的に回転させる。このとき、係止突部25が縦孔23の内周面に係止することで中皿14が規制筒11と供回りする。係止突部25が、縦孔23および螺旋孔24の双方に沿って前側に移動して中皿14が前進すると、繰出容器10が、図8に示すような使用状態となり、内容物Aが容器本体13の前側の開口部から前方に向けて突出する。
内容物Aを使用した後には、使用者は、規制筒11と化粧筒20とを周方向に相対的に反対側に回転させ、係止突部25を、縦孔23および螺旋孔24の双方に沿って後側に移動させる。すると、中皿14が後退し、内容物Aが容器本体13の前側の開口部から後方に向けて没入する。このように中皿14は、容器本体13内を容器軸O方向に進退することで、内容物Aを、容器本体13の前側の開口部に対して出没させる。
以上説明したように、本実施形態に係る繰出容器10によれば、螺旋筒12が、弾性変形可能な軟材質(係止突部25を形成する材料よりも軟らかく弾性変形可能な材料)によって形成されている。したがって、内容物Aが容器本体13から容器軸O方向に突出した状態で、内容物Aに不意の外力が加えられ、外力が、内容物Aおよび中皿14を介して螺旋筒12に伝達されたときに、螺旋筒12を弾性変形させることができる。その結果、前述の外力を、螺旋筒12の弾性変形によって吸収することができる。このとき、内容物Aが容器本体13内に沈み込むものの、その後、螺旋筒12が復元変形することで、内容物Aを復元変位させることができる。これにより、内容物Aの折れや意図しない沈み込みを抑制することができる。さらに、内容物Aを被塗布部に押し当てて使用するときにおいても、押し当てる力に応じて螺旋筒12を弾性変形させ、被塗布部に対する内容物Aのあたりの強さが過度に高まるのを抑えることができる。以上から、繰出容器10の使い勝手を向上させることができる。
縦孔23および係止突部25がそれぞれ、周方向に同等の間隔をあけて複数配置されている。したがって、規制筒11と螺旋筒12とを相対的に回転させたときに、中皿14全体を容器本体13に対して安定して進退させることができる。
雄ねじ部25aおよび雌ねじ部24aが、多条ねじ構造である。そのため、例えば、雄ねじ部25aおよび雌ねじ部24aが、一条ねじ構造である場合に比べて、リードLを大きく確保しつつ、ピッチPやリード角を小さく抑えることが可能になり、雄ねじ部25aと雌ねじ部24aとの接触面積(係止突部25と螺旋孔24の内周面との接触面積)を大きくし易くすることができる。したがって、縦孔23および係止突部25がそれぞれ、周方向に同等の間隔をあけて複数配置されていることと相俟って、内容物Aに加えられた不意の外力を、内容物Aおよび中皿14を介して螺旋筒12に効果的に伝達することができる。
係止突部25が、その正面視において容器軸O方向に延びる矩形状に形成されている。したがって、係止突部25と縦孔23の内周面との接触面積を確保することが可能になり、規制筒11と螺旋筒12とを相対的に回転させたときに、中皿14を規制筒11とともに安定して供回りさせることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
係止突部25の正面視形状が、矩形状でなくてもよく、例えば真円形状であってもよい。
雄ねじ部25aおよび雌ねじ部24aが、多条ねじ構造でなくてもよく、例えば1条ねじ構造であってもよい。
螺旋孔24が、雌ねじ部24aによって形成されていなくてもよい。例えば、螺旋孔24が、螺旋筒12を径方向に貫通する1条の貫通孔によって形成され、貫通孔が、周方向に螺旋をなすように延びていてもよい。この場合、係止突部25の全体を螺旋孔24に配置することができる。
縦孔23および係止突部25がそれぞれ、周方向に同等の間隔をあけて複数配置されていなくてもよく、例えば、周方向に不均一に複数配置されていてもよい。
螺旋筒12が、規制筒11に径方向の外側から装着されなくてもよい。例えば、螺旋筒12が、規制筒11に径方向の内側から装着され、規制筒11に内装されていてもよい。この場合、保持部26を、螺旋筒12内に配置し、係止突部25を、螺旋孔24を通して縦孔23に進入させることができる。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
10、10A、10B 繰出容器
11 規制筒
12 螺旋筒
13 容器本体
14 中皿
23 縦孔
24 螺旋孔
25 係止突部
26 保持部
A 内容物
O 容器軸

Claims (4)

  1. 容器軸方向に延びる縦孔が形成された規制筒、および周方向に延びる螺旋孔が形成されるとともに前記規制筒に相対的に回転可能に装着された螺旋筒を有し、内容物が収容される容器本体と、
    前記容器本体内に配置されて内容物を保持する保持部、および前記保持部から径方向の外側に向けて突出し、前記縦孔および前記螺旋孔に進入する係止突部を有し、前記係止突部が前記縦孔に係止することで前記規制筒との相対的な回転が規制される中皿と、を備える繰出容器であって、
    前記螺旋筒は、弾性変形可能な軟材質によって形成されていることを特徴とする繰出容器。
  2. 前記縦孔および前記係止突部はそれぞれ、周方向に同等の間隔をあけて複数配置されていることを特徴とする請求項1に記載の繰出容器。
  3. 前記螺旋筒は、前記規制筒に径方向の外側から装着され、
    前記螺旋孔は、前記螺旋筒の内周面に形成された雌ねじ部によって形成され、
    前記係止突部には、前記雌ねじ部に螺合する雄ねじ部が形成され、
    前記雄ねじ部および前記雌ねじ部は、多条ねじ構造であることを特徴とする請求項2に記載の繰出容器。
  4. 前記係止突部は、その正面視において容器軸方向に延びる矩形状に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の繰出容器。
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