JP5546843B2 - キャップ付き化粧用具 - Google Patents

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Description

本発明は、化粧具が備える化粧料又は塗布体の気密を保つ為のキャップと化粧具に関する。
以下の特許文献1には、蓋体20を先筒1に被せ中具筒6に嵌合すると蓋体20の内周面に形成された周溝26が中具筒6のバネ部9bと係合し、また蓋体20の開放端20aが中具筒6の鍔部7に当接することにより、蓋体20は嵌合され、その時コイルスプリング14により不勢されている内栓19は先筒1の先端側に嵌合して密閉周縁22に密着し揮発性化粧料32の密閉を行う、揮発性化粧料密閉容器が示されている。
また、以下の特許文献2には、化粧具と化粧具収容容器との螺合時に略環状の弾性体が山部を乗り越える前と後の抵抗感の変化によって螺合部の締め過ぎを防止することが可能であり、また、このような略環状の弾性体が化粧具の化粧具収容容器に対する装着後の回転方向の摩擦抵抗として働くため螺合部の緩みを防止することが可能となる化粧容器が示されている。
特許第3072588号公報 特開2004−329775号公報
しかし、この特許文献1に記載の揮発性化粧料密閉容器の場合、蓋体20が中具筒6に嵌合することによって内栓19が先筒1に嵌合し揮発性化粧料32の密閉を行う構成となっていることから、例えば、蓋体20と中具筒6との嵌合が甘い場合や容器を持ち歩いているうちに嵌合が外れてしまった場合などに、内栓19と先筒1との嵌合も甘くなるか、もしくは外れる可能性もあり、結果、揮発性化粧料32が十分に密閉されないことになる虞があった。
また、特許文献2に記載の技術の場合、螺合部の締めすぎ防止、また、螺合部の緩み防止を得ることを目的とした技術が開示されているが、螺合部の締め過ぎは、使用者が注意深く操作を行っても起こり得る事態であり、その対策についての技術は開示されていない。
そこで、本発明は化粧料の密閉をより確実なものとすると共に略環状の弾性体を用いることで螺合部の締めすぎによって起こるキャップと化粧具とのガタつきを最小限とする構成のキャップ付き化粧用具を提供することを目的とする。
本発明のキャップ付き化粧用具としては、内周面に螺旋溝が形成されていると共に装着部が形成されているキャップと、少なくとも先端の外形が先細り形状となっておりキャップが有する螺旋溝と螺合可能な突起部を有することによってキャップと嵌着可能であり、化粧料又は塗布体を備える化粧具と、キャップ内に周方向回転可能、且つ、一定区間軸線方向移動可能に装着される軟質材で形成されている内栓と、を備えるキャップ付き化粧用具であって、内栓は、一方の端に開口部を設けると共に外周の周方向に略円環状の突出部が形成されており、この突出部がキャップ内の装着部に位置するようにして装着され、また、キャップと化粧具とを相対回転させて螺合させることで化粧具が開口部より挿入されて化粧具が密閉され、且つ、化粧具と同期回転可能となり化粧具が備える化粧料又は塗布体が繰り出されるのを防止することを特徴としている。
また、キャップに形成される装着部は周溝となっており軸線方向の幅が内栓の突出部の軸線方向の幅より大きく形成されていることを特徴としている。
また、少なくとも、内栓の外形形状は、化粧具が挿入される開口部側にかけて周方向に広がっていくラッパ形状となっており、内栓の内部に化粧具を一定の長さ挿入すると内栓が周方向に拡開することを特徴としている。
また、キャップと化粧具との嵌着が終了位置にあり、且つ、内栓によって化粧具が密閉された後、更にキャップと化粧具とを嵌着する方向に相対回転させると、螺旋溝と突起部との螺合の空回転が可能となることを特徴としている。
また、化粧具は、リング状のリング状弾性部材を更に備え、少なくともキャップと化粧具の嵌着が終了位置にあるときには、キャップと化粧具との間に挟持される位置に化粧具の外周面の周方向にリング状弾性部材が装着されていることを特徴としている。
本発明をこのような構成とすることで、キャップと化粧具を螺合で嵌着することで化粧具の先端が内栓に挿入されるキャップ付き化粧用具となる。
本発明のキャップ付き化粧用具は、キャップと化粧具を嵌着することで化粧具を内栓に挿入することができるので、化粧具と内栓が密着し、化粧具を密閉することが出来る。
また、内栓に化粧具が挿入されると内栓と化粧具とが同期回転することができるのでキャップと化粧具の嵌着動作の際に化粧料又は塗布体が化粧具から繰り出されるのを防止することができる。
さらに、内栓がキャップ内で一定区間軸線方向移動可能に装着されているので、キャップと化粧具との螺合が空回転してキャップが化粧具から外れる方向に移動しても内栓と化粧具の密閉を保つことができる。
本発明のキャップ付き化粧用具の化粧具にキャップが嵌着されていないときの全体図である。 本発明のキャップ付き化粧用具に化粧料容器が嵌合されているときの全体図である。 化粧料容器が嵌合されているときの化粧用具から棒状化粧料が繰り出されている際の化粧料容器と化粧具の断面図である。 キャップ内に内栓が装着されているキャップと内栓の断面図である。 キャップと化粧具の嵌着途中のキャップと内栓の断面図である。 キャップと化粧具が嵌着されている状態のキャップと内栓の断面図及び化粧具の図である。 キャップと化粧具のストッパーの間に隙間が出来た場合の図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、同一又は相当要素には同一符号を付して重複する説明は省略する。
図1はキャップ付き化粧具の外観図、図2はキャップ付き化粧具と化粧料容器が嵌合しているときの外観図、図3は化粧料容器が嵌合している化粧具から棒状化粧料が繰り出されている際の化粧料容器と化粧具の断面図、図4はキャップと内栓の断面図、図5はキャップと化粧具の嵌着途中のキャップと内栓の断面図、図6はキャップと化粧具が嵌着しているときのキャップと内筒の断面図及び化粧具の図、図7はキャップと化粧具のストッパーの間に隙間が出来た場合のキャップと内筒の断面図である。
なお、本実施形態のキャップ付き化粧具としては、化粧料又は塗布体等を繰り出し可能なカートリッジ式の化粧具にキャップが嵌着する構成を例にして説明する。
本実施例のキャップ付き化粧具1は、図1に示すようなキャップ2と化粧具3とからなり、このキャップ2と化粧具3とが着脱自在に嵌着される構成とされている。
キャップ2は、円筒形の外観を要するもので、一方の端の図示する端部2bが備えられている側が開口しており、この開口から化粧具3が挿入される。また、後述する内栓10を内部に備えているものである。
化粧具3は、化粧料又は塗布体(本実施形態では棒状化粧料M)を内部に備える先筒7とカートリッジ筒8とから構成され、先筒7がカートリッジ筒8に周方向回転可能、且つ、軸線方向移動不可となるように装着される。また、先筒7には先筒開口部7bが備えられており、カートリッジ筒8には突起部4とリング状弾性部材5とストッパー6と嵌合部8aと尾栓8bとを外形構成として備えている。
そして、本実施例のキャップ付き化粧具1は、図2に示すように本体9aと蓋9bとから構成される化粧料容器9が嵌合可能な構成とされており、キャップ2を外して化粧具3から棒状化粧料Mを繰り出すことが可能となるものである。
図3は、実際に化粧具3から棒状化粧料Mが繰り出されている際の化粧具3と化粧料容器9の断面図である。
図3に示すように、化粧具3内には螺子棒22が備えられ、この螺子棒22の先端には螺子棒先端22bが設けられている。そして螺子棒先端22bは棒状化粧料Mを把持する爪25aを有する芯チャック25に挿入されて接続されている。なお、螺子棒先端22bと芯チャック25は空回転が可能となるように接続されているものである。
そして、図示するように化粧具3と化粧料容器9が嵌合すると、化粧料容器9の容器9a内に備えられるカートリッジホルダ20が化粧具3が備える尾栓8bと嵌合し、化粧具3のカートリッジ筒8と化粧料容器9とが同期回転可能になる。
このように化粧具3と化粧料容器9が嵌合されることで、先筒7と化粧料容器9との相対回転が可能となるので、先筒7と化粧料容器9との相対回転が行われると螺子棒22の雄螺子22aと雌螺子23との螺合作用が働いて螺子棒22は前進又は後退することになる。そのとき、爪25aは、先筒7内部に形成される、芯チャック25の周り止めの役割を果たしている摺動溝24に沿って前進又は後退する。
このようにして本実施形態の化粧料3は、先筒7と化粧料容器9とを螺子棒22を繰り出す方向に相対回転させることで、図3に示すように棒状化粧料Mを先筒7の先筒開口部7bから繰り出すことが可能となる。
なお、図3で示した、化粧具3及び化粧料容器9の内部構成は、本実施形態の化粧具3が棒状化粧料Mを繰出可能であるということを説明する為の例であり、開示した構成に限定されるものではない。つまり、化粧具3が棒状化粧料Mを繰出すことが可能な構成であれば、図3に示した構成でなくてもよい。
ここで、化粧具3の外形構成について図1、図2、図3を用いて詳しく説明する。
図示する突起部4は、カートリッジ筒8の外周面の周方向に外方向に突出するようにして複数(本実施例では2つ)が等間隔に設けられている。
このような形状とすることで、キャップ2の内側に備えられる後述する螺旋溝2aと螺合可能、且つ、空回転可能となる。
リング状弾性部材5は、リング状の弾性がある例えばOリングであり、図示するように突起部4とストッパー6の間(ストッパー6の近傍)に軸線方向移動不能に備えられている。本実施例においては、カートリッジ筒8の外周面周方向に溝を設けてその溝にリング状弾性部材5を嵌め込むことでカートリッジ筒8に対してこのリング状弾性部材5を軸線方向移動不能としている。またその場合のリング状弾性部材5は、溝の径方向の深さより厚い肉厚(溝よりはみ出す肉厚)となるように形成し、キャップ2と化粧具3とが嵌着したときにキャップ2の内周面とリング状弾性部材5とが当接可能となるようになっている。
ストッパー6は、図示するようにリング状弾性部材5近傍に位置し、カートリッジ筒8の外周面から外方向に向かって突き出し、周方向にわたって円環状に形成されている。
このストッパー6はキャップ2の軸線方向の移動を規制する役割を備えている。つまり、キャップ2が化粧具3と嵌着されるとき、図1、図2に示すようにキャップ2の端部2bがストッパー6と当接する位置まで螺合結合したときがキャップ2と化粧具3の嵌着の終了位置となる。
なお、キャップ2が嵌着の終了位置にあるとき、リング状弾性部材5は化粧具3とキャップ2の間に挟持されるものとなる。
先筒7は、その外形形状が、図1、図3に示すように先端方向へ向かうに従って先細り形状となっている。また、先筒7は、カートリッジ筒8に対して周方向回転可能、且つ、軸線方向移動不可となるように装着されている。
そして先筒7の先端部分には化粧具3内部に備えられる棒状化粧料Mを挿通可能な径を有する先筒開口部7bが備えられている。
なお、この先筒開口部7bの形状は、棒状化粧料Mが挿通可能な形状であればどのような形状でもよい。
嵌合部8aは、カートリッジ筒8の外周面より外方向に突出し周方向にわたって形成されている。そして、この嵌合部8aは、図2、図3に示す化粧料容器9の本体9aの内側に備えられる本体側の嵌合部26と嵌合することで、化粧具3のカートリッジ筒8に対して化粧料容器9が同期回転可能となる。
なお、嵌合部8aと本体側の嵌合部26との嵌合は、好適には、化粧具3を軸線方向に一定の力を加えて引っ張ると嵌合が解除される程度の嵌合力を有していることが望ましい。
尾栓8bは、図2、図3に示すように先筒7が装着されない側のカートリッジ筒8の端に、このカートリッジ筒8に対して周方向回転不可、且つ、軸線方向移動不可に備えられている。この尾栓8bは、図示するように軸線方向に凹んだ形状をしており、化粧具3に化粧料容器9が嵌合された際にカートリッジホルダ20がこの尾栓8bの凹みに入り込むようにして嵌合し、カートリッジ筒8と化粧料容器9とが同期回転可能となるものである。
そして、実際に使用者が化粧具3から棒状化粧料Mを繰出すには、先筒7と化粧料容器9とを把持してお互いを相対回転させることで先筒開口部7bより棒状化粧料Mを繰り出すことができる。
次に、キャップ2と内栓10について説明する。
図4は、キャップ2とそのキャップ2の内部に装着される内栓10の断面図である。
まず、キャップ2について説明する。
キャップ2には図示するように螺旋溝2a、端部2b、装着部2cが形成されており、端部2bが備えられるキャップ2の一方の端には化粧具3が挿入可能となるように開口されている。
螺旋溝2aは、図4に示すようにキャップ2の内周面に設けられ、軸線方向一定区間にわたって螺旋状の溝が形成されている。そして、この螺旋溝2aは、化粧具3の突起部4と螺合結合可能となっているものである。
また、キャップ2の開口縁でもある端部2bが、キャップ2と化粧具3との嵌着時に化粧具3のストッパー6と当接した後(キャップ2が化粧具3との嵌着の終了位置にきた後)、さらにキャップ2と化粧具3を嵌着させる方向(螺合結合させる方向)へ相対回転させると、螺旋溝2aと突起部4との螺合は空回転をおこなうことが可能となる。
ここでいう空回転とは、突起部4が螺旋溝2aを乗り越えて、突起部4が次の螺旋溝2aに入り、そこで突起部4が螺旋溝2aとの軸線方向の隙間の範囲内で移動することをいう。そして、空回転を行うことで無理な荷重による突起部4と螺旋溝2aが螺合結合している螺合部の破損を防止することができる。
装着部2cは、図4に示すようにキャップ2の内周面に設けられ、周方向に溝が形成されている構成となっている。この装着部2cには後述する内栓10の突出部10cが嵌め込まれることで、内栓10が装着されるものである。また、この装着部2cを構成する溝の軸線方向の幅は、内栓10の突出部10cの軸線方向の幅よりも大きくなるように形成されており、内栓10は装着された状態で一定区間軸線方向移動可能となっている。
次に、内栓10について説明する。
内栓10は、軟質材で形成されており、図4に示すように外周面から外方向に突出してこの外周面の周方向に略円環状の突出部10cを備えている。この突出部10cの軸線方向の幅は、上述したキャップ2の装着部2cの軸線方向の溝の幅よりも小さい構成となっており、且つ、突出部10cの外径はキャップ2の装着部2cの内径よりも若干小さい径となっている。
また、内栓10の一方の端には、図示するように化粧具3の先筒7が挿入可能な開口部である内栓開口部10dが設けられている。内栓10の外形は、図示するように突出部10が備えられている近傍から内栓開口部10dが設けられる方に向かって周方向に広がっていくラッパ形状となっている。そして、内栓10の最も周方向に広がっている外周面の端である外周端10eの外径は、キャップ2の内径よりも小さい径として構成されている。更に、内栓10の内径は、内栓開口部10dが設けられている端から内栓開口部10dとは反対方向にいくに従って小さくなっている。
そして、内栓10は、突出部10cがキャップ2の装着部2cに嵌り込み、キャップ2の内側に周方向回転可能、且つ、一定区間軸線方向移動可能に装着されている。この、一定区間軸線方向移動可能とは、内栓10の突出部10cがキャップ2の装着部2cの溝の幅内で軸線方向に移動出来る範囲のことをさしている。
また、キャップ2の内径より内栓10の外周端10eの外径の方が小さい径となっているので、図4に示すようにキャップ2の内周面と内栓10の外周端10eとの間には空間11ができている。
図5に示すのは、キャップ2と化粧具3が嵌着している途中の図である。上述したように内栓10の内栓開口部10dの内径は先筒7が挿入可能な大きさであるが、この図からも分かるように先筒7がある一定の長さ内栓10に挿入されると、先細り形状の先筒7の外形よりも内栓10の内径の方が小さくなる。そして、先筒7の外形よりも内栓10の内径の方が小さくなるということは、嵌着が進むにつれて先筒7と内栓10が密着していくものである。
図6は、キャップ2と化粧具3の嵌着が終了したときの図である。
図示するようにキャップ2と化粧具3の嵌着が終了すると、内栓10と化粧具3が密着し、化粧具3の先筒7が内栓10によって密閉されることになる。更に、内栓10は、軟質材で形成されていることから、先筒7が挿入されることで図示するように外径は外周端10eがキャップ2の内周面に当接する位置まで広がり、これにより化粧具3を更に密閉することができる。
また、図6に示すように、内筒10は先筒7が挿入される前(図4参照)より図面左の軸線方向に移動しているのが分かる。これは、例えば、内筒10が軸線方向移動不能にキャップ2に装着されていた場合、先筒7が内筒10内部に挿入されすぎ、内栓10が必要以上に周方向に広がってしてしまい、キャップ2と化粧具3との嵌着動作の最中に外周端10eとキャップ2の内周面とが当接して余計な摩擦が起きてしまうのを防止する為である。この摩擦が強すぎてしまうと内筒10と先筒7が化粧料容器9と相対回転しまうことになり、棒状化粧料Mが繰出されてしまうことになる。
そこで、これを防止するために、内筒10を周方向に回転自在とし、軸線方向移動可能としている。
図7は、キャップ2と化粧具3が嵌着の終了位置にあり、且つ、内栓10によって先筒7が密閉されているときに、更にキャップと化粧具3とを嵌着する方向に相対回転させると、螺旋溝2aと突起部4との螺合の空回転がおこり、キャップ2が化粧具3から抜ける方向に移動してキャップ2の端部2bとストッパー6との間に隙間12ができたときの図である。
このキャップ2は、その端部2bが図示するようにリング状弾性部材5よりも化粧具3から抜ける方向へは移動していない。これは、キャップ2が嵌着の終了位置にあるとき、リング状弾性部材5は化粧具3とキャップ2の間に挟持されているので、リング状弾性部材5とキャップ2との間の摩擦抵抗により、キャップ2の移動を抑えた為である。つまり、このリング状弾性部材5によって、キャップ2の端部2bとストッパー6との間に出来る隙間12が最小限に抑制され、キャップ2は簡単には外れないようになっているものである。そして、内栓10は装着部2cの溝の幅内で軸線方向に移動可能であるため、空回転によりキャップ2が化粧具3から抜ける方向に移動しても、内栓10と先筒7の密閉状態は継続されるものである。
ここまで説明してきた本発明のキャップ付き化粧用具1においては、キャップ2と化粧具3を嵌着させることで必然的に内栓10に化粧具3の先筒7が挿入されるので、化粧具3を内栓10で密閉して棒状化粧料Mが乾燥するのを防止することができる。
また、内栓10に化粧具3が挿入されることで、内栓10と化粧具3が同期回転可能となるので、棒状化粧料Mがキャップ2と化粧具3の嵌着動作によって繰り出されることを防止することができる。
また、内栓10がキャップ2内で一定区間軸線方向移動可能となるのでキャップ2と化粧具3との螺合が空回転してキャップ2が化粧具3から外れる方向に移動しても内栓10と先筒7の密閉を保つことができる。
また、キャップ2と化粧具3の嵌着が終了すると、内栓10は先筒7が挿入されることで外周端10eが外周方向に広がり、キャップ2の内周面に外周端10eが当接するので、化粧具3を更に密閉することができる。
また、キャップ2の螺旋溝2aと化粧具3の突起部4とが螺合することで確実にキャップ2と化粧具3を嵌着させることができ、持ち運び時等にキャップ2が化粧具3から外れるなどのアクシデントが起こることを極力さけることがでる。
また、リング状弾性部材5を備えることにより、空回転によってキャップ2が化粧具3から外れる方向に移動した際に空いてしまうキャップ2の端部2bとストッパー6との隙間12を最小限に抑制することができる。
1 キャップ付き化粧具、2 キャップ、2a 螺旋溝、2b 端部、2c 装着部、3 化粧具、4 突起部、5 リング状弾性部材、6 ストッパー、7 先筒、7b 先筒開口部、8 カートリッジ筒、8a 嵌合部、8b 尾栓、9化粧料容器、9a 本体、9b 蓋、10 内栓、10c 突出部、10d 内栓開口部、10e 外周端、11 空間、12 隙間、20 カートリッジホルダ、22 螺子棒、22a 雄螺子、22b 螺子棒の先、23 雌螺子、24 摺動溝、25 芯チャック、25a 爪、26 本体側の嵌合部、M 棒状化粧料

Claims (5)

  1. 内周面に螺旋溝が形成されていると共に装着部が形成されているキャップと、
    少なくとも先端の外形が先細り形状となっており前記キャップが有する前記螺旋溝と螺合可能な突起部を有することによって該キャップと嵌着可能であり、化粧料又は塗布体を備える化粧具と、
    前記キャップ内に周方向回転可能、且つ、一定区間軸線方向移動可能に装着される軟質材で形成されている内栓と、
    を備えるキャップ付き化粧用具であって、
    前記内栓は、
    一方の端に開口部を設けると共に外周の周方向に略円環状の突出部が形成されており、この突出部が前記キャップ内の前記装着部に位置するようにして装着され、また、該キャップと前記化粧具とを相対回転させて螺合させることで該化粧具が該開口部より挿入されて該化粧具が密閉され、且つ、該化粧具と同期回転可能となり該化粧具が備える化粧料又は塗布体が繰り出されるのを防止することを特徴とするキャップ付き化粧用具。
  2. 前記キャップに形成される前記装着部は周溝となっており軸線方向の幅が前記内栓の前記突出部の軸線方向の幅より大きく形成されていることを特徴とする請求項1に記載のキャップ付き化粧用具。
  3. 少なくとも、前記内栓の外形形状は、前記化粧具が挿入される開口部側にかけて周方向に広がっていくラッパ形状となっており、該内栓の内部に該化粧具を一定の長さ挿入すると該内栓が周方向に拡開することを特徴とする請求項1または2に記載のキャップ付き化粧用具。
  4. 前記キャップと前記化粧具との嵌着が終了位置にあり、且つ、前記内栓によって該化粧具が密閉された後、更に該キャップと該化粧具とを嵌着する方向に相対回転させると、前記螺旋溝と前記突起部との螺合の空回転が可能となることを特徴とする請求項1から3に記載のキャップ付き化粧用具。
  5. 前記化粧具は、リング状のリング状弾性部材を更に備え、
    少なくとも前記キャップと該化粧具の嵌着が終了位置にあるとき、該キャップと該化粧具との間に挟持される位置に該化粧具の外周面の周方向に前記リング状弾性部材が装着されていることを特徴とする請求項1から4に記載のキャップ付き化粧用具。
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