JP2018181969A - 処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ワークを吸着面に吸着させ易くすることができ、その結果、製品を歩留まり良く製造することができる処理装置とする。【解決手段】板状のワーク1を搬送する搬送装置30と、ワーク1を載置する載置部42と、ワーク1を載置部42に載置した状態から真空吸引により下側を向いた吸着面62に吸着させる吸着部60と、吸着部60に設けられてワーク1を上側から加熱する上側加熱部61と、ワーク1を吸着面62に吸着させた状態で加工する加工手段70,80と、を有する処理装置10であって、ワーク1の上面3に不活性ガスを噴射する噴射手段63を有しており、噴射手段63はガス発生手段と噴射路64とで構成されており、吸着面62にワーク1を吸着させる前に、噴射路64からワーク1の上面3に不活性ガスを噴射して当該上面3を冷却するように構成された。【選択図】図1
Description
この発明は、板状のワークを加工処理する処理装置に関するものである。
従来、半導体ウエハのような板状のワークに対して、加熱して成膜する等の加工処理を行う処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、加工処理を行う際に、その加工を行う面に埃等が付着するのを防ぐためには、当該加工を行う面が下側を向くように、下側を向いた吸着面にワークを吸着させた状態で成膜等の加工を行うことが考えられる。しかしながら、このようなときにワークに反りがあると、吸着面にワークを吸着させることができない虞がある。その結果、加工を行うことができず、これにより、製品の歩留まりが悪化するという虞があった。
そこで、この発明は、ワークを吸着面に吸着させ易くすることができ、その結果、製品を歩留まり良く製造することができる処理装置を提供することを課題としている。
かかる課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、板状のワークを搬送する搬送装置と、前記ワークを載置する載置部と、前記ワークを前記載置部に載置した状態から真空吸引により下側を向いた吸着面に吸着させる吸着部と、該吸着部に設けられて前記ワークを上側から加熱する上側加熱部と、前記ワークを前記吸着面に吸着させた状態で加工する加工手段と、を有する処理装置であって、前記ワークの上面に不活性ガスを噴射する噴射手段を有しており、該噴射手段はガス発生手段と噴射路とで構成されており、前記吸着面に前記ワークを吸着させる前に、前記噴射路から前記ワークの上面に不活性ガスを噴射して当該上面を冷却するように構成された処理装置としたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記噴射路は、前記吸着面の平面視略中心部に配設されている処理装置としたことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加え、前記吸着部は、前記吸着面に繋がる吸引路を有しており、該吸引路によって真空吸引を行うことで前記ワークを前記吸着面に吸着させるように構成されており、前記吸引路が前記噴射路を兼ねている処理装置としたことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一項に記載の構成に加え、前記ワークが半導体ウエハであり、前記加工手段は、前記吸着面に前記半導体ウエハを吸着させた状態で、前記搬送装置と前記載置部を退避させて、前記半導体ウエハの前記下面に成膜を行う成膜手段である処理装置としたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ワークの上面を冷却する不活性ガスを噴射する噴射手段を有してるため、反り量の大きなワークに対して上面を冷却して当該反り量を軽減することで、下側を向いた吸着面に当該ワークを吸着させることができ、その結果、製品を歩留まり良く製造することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、噴射手段の噴射路が吸着面に設けられているため、ワークの上面の冷却とワークの吸着を略同位置で行うことができる。そのため、ワークの移動をできるだけ少なくして装置の構造を単純化させることができる。また、噴射手段の噴射路が吸着面の平面視略中心部に配設されているため、不活性ガスが中心から外側に向けて均等に広がり、ムラなく全体にガスを行き渡らせることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、吸着部の吸引路が噴射手段の噴射路を兼ねているため、1つの路を吸引と不活性ガス噴射の双方の用途に用いることができ、装置を簡易化、小型化することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、ワークが半導体ウエハで、加工手段が半導体ウエハの下面に成膜を行う成膜手段であるときに、高価な半導体ウエハに反りがあっても、その反りを軽減させて吸着面に吸着させることができ、その結果、確実に成膜を行って歩留まりを良くすることができる。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図6には、この発明の実施の形態を示す。以下、本発明の「処理装置」としての半導体ウエハ成膜装置10について説明する。この実施の形態の半導体ウエハ成膜装置10は、「ワーク」としての半導体ウエハ1を搬送装置30で搬送して、チャンバ50内で熱酸化処理を行って表面に熱酸化による成膜を施す装置である。なお、この実施の形態の半導体ウエハ1は、SiC(シリコンカーバイド)からなるものを使用している。
この実施の形態の半導体ウエハ成膜装置10は、図1に示すように、壁面12で囲まれた内部にクリーンルーム11を有しており、このクリーンルーム11に、ロードポート20と、搬送装置30と、チャンバ50とを有している。
この実施の形態では、図1に示すように、ロードポート20が2箇所設けられている。このロードポート20に、ウエハカセット5が載置されるようになっており、ウエハカセット5には複数の半導体ウエハ1が収容されるようになっている。
また、図1に示すように、搬送装置30は、半導体ウエハ成膜装置10の内部で半導体ウエハ1を搬送する装置であり、搬送ロボット31とロードスライダ41とアンロードスライダ45とを有している。
このうち、搬送ロボット31は、半導体ウエハ1を保持して移動させることが可能な搬送アーム32を備えており、この搬送アーム32で半導体ウエハ1を、ロードポート20のウエハカセット5とセンタリング部25とロードスライダ41の開始位置とアンロードスライダ45の終了位置間で移動させるように動作するようになっている。また、この搬送アーム32は、半導体ウエハ1の上下を反転させる機能を有しており、ウエハカセット5に収納されていたときの半導体ウエハ1の上下方向を反転させた上でロードスライダ41に載置することができ、アンロードスライダ45に載置されていたときの半導体ウエハ1の上下方向を反転させた上でウエハカセット5に収納させることができる。
また、センタリング部25は、半導体ウエハ1の位置出しを行う部位であり、搬送ロボット31の搬送アーム32がここに半導体ウエハ1を一旦載置して、位置出しを行って再度取り出すことで、搬送ロボット31の搬送アーム32がロードスライダ41の正確な位置に半導体ウエハ1を搬送可能となる。また、ここでは、センタリング部25に半導体ウエハ1を一旦載置するときに、搬送アーム32が半導体ウエハ1の上下方向を反転させるようになっている。
また、ロードスライダ41は、チャンバ50の外部と内部の所定位置との間を半導体ウエハ1を載せて移動する装置である。このロードスライダ41は、レール部材49に対してスライド移動するようになっており、その先端に設けられた「載置部」としてのスライダ載置部42を有している。そして、このスライダ載置部42に半導体ウエハ1を載置した状態で、レール部材49に沿ってロードスライダ41を移動させるようになっている。
また、この実施の形態では、半導体ウエハ1をチャンバ50の外部から内部に移動させる際にロードスライダ41を用い、このロードスライダ41の下側に、半導体ウエハ1をチャンバ50の内部から外部に移動させる際に使用するアンロードスライダ45を有している。このアンロードスライダ45もロードスライダ41と同様の構成であり、レール部材49に対してスライド移動するようになっており、その先端に設けられたスライダ載置部46を有している。そして、このスライダ載置部46に半導体ウエハ1を載置した状態で、レール部材49に沿ってアンロードスライダ45を移動させるようになっている。
このように、チャンバ50に対しては、外部から内部と内部から外部とで異なる搬送機構(ロードスライダ41,アンロードスライダ46)を有している。これにより、チャンバ50に対する半導体ウエハ1の出し入れを同時に行うことができ、作業効率を向上させることができるものである。
また、図2〜図6に示すように、ロードスライダ41のスライダ載置部42の下方には、「下側加熱部」としてリングヒータ43が設けられている。このリングヒータ43を所定の温度に制御して、半導体ウエハ1の下面2を加熱することができるようになっている。
また、チャンバ50は、内部で半導体ウエハ1に対して成膜加工を行うものである。このチャンバ50は、図2〜図6に示すように、吸着部60と「加工手段,成膜手段」としてのガス供給装置70と同じく「加工手段,成膜手段」としての半導体ウエハ回動装置80とを有している。
また、吸着部60において、下側を向いた「吸着面」としてのサセプタ62が設けられており、このサセプタ62に半導体ウエハ1を真空吸引によって吸着させるようになっている。また、「所定位置」としてのサセプタ62の下方位置に、ロードスライダ41でチャンバ50の外部から半導体ウエハ1を搬送するように構成されている。また、アンロードスライダ45でサセプタ62の下方からチャンバ50の外部まで半導体ウエハ1を搬送するように構成されている。
また、チャンバ50は、図2〜図6に示すように、吸着部60が上下方向に移動可能に構成されている。また、吸着部60は、上側加熱部61と、真空吸引を行う吸引装置(図示省略)の吸引路63とを有している。この吸引路63は吸着部60のサセプタ62における平面視略中心部に配設されており、吸着部60を下方に移動させてロードスライダ41の載置部42に載せられた半導体ウエハ1に近づけて、吸引装置の吸引路63により真空吸引することでサセプタ62に半導体ウエハ1を吸着させるようになっている。
また、吸着部60のサセプタ62には、半導体ウエハ1をサセプタ62に吸着させる前の状態でサセプタ62から不活性ガスを噴射することで半導体ウエハ1の上面3を冷却する噴射手段(図示省略)が設けられている。ここでは、真空吸引を行う吸引路63が噴射手段の噴射路を兼ねており、半導体ウエハ1が載置部42に載せられてロードスライダ41によりチャンバ50の内部のサセプタ62の下方の所定位置まで移動されてきたときには、載置部42のリングヒータ43で半導体ウエハ1の下面2を加熱すると共に、噴射手段の噴射路63から不活性ガス(ここでは窒素(N2))を噴射するようになっている。なお、この不活性ガスは、図2に示すように、サセプタ62のサイドに設けられた排気口51から排気されるようになっている。
また、図6に示すように、チャンバ50には、ガス供給装置70と半導体ウエハ回動装置80を有している。このうちガス成膜装置70は、ガス発生部71からノズルプレート72を通してガスを半導体ウエハ1の下面2に供給するものである。ここでは、中央の第1ガス発生部73でO2及びSiH4を発生させ、第1ガス発生部73の周囲の第2ガス発生部74でN2を発生させるようになっている。また、半導体ウエハ回動装置80には回動機構81が設けられており、これが吸着部60と一体に固定されていて、成膜時にサセプタ62を回動させるように構成されている。なお、図2〜図5において図示量略しているが、半導体ウエハ回動装置80は常に吸着部60の上部に固定されており、同時に上下動するようになっている。
そして、吸着面62に真空吸引で吸着された半導体ウエハ1に対して、上側下熱部61で当該半導体ウエハ1を加熱し、半導体ウエハ回動装置80でサセプタ62を回動させながら、ガス供給装置70からSiH4,O2,N2を供給することで、熱酸化処理によりサセプタ62に吸着された半導体ウエハ1の下面2に成膜処理を行うようになっている。なお、このとき、サセプタ62が回転するようになっているため、半導体ウエハ1を回転させながらガスを供給することができる。これにより均等に半導体ウエハ1に成膜を行うことができる。なお、このときのガスは、排気口51を通して排気管75より排出されるようになっている。
次に、この実施の形態の作用について説明する。
まず、図1に示すように、ロードポート20に載置されたウエハカセット5から、搬送ロボット31の搬送アーム32が1枚の半導体ウエハ1を取り出す。そして、その半導体ウエハ1を反転させてセンタリング部25に載置して位置出しを行う。
次に、位置出しを行った半導体ウエハ1をロードスライダ41の手前側の停止位置に位置する載置部42に載置する。それから、載置部42の保持部(図示省略)で半導体ウエハ1が保持された状態でロードスライダ41がチャンバ50内にスライド移動して搬送される。
そして、吸着部60の下方の所定位置まで到達したら、半導体ウエハ1の下面2をリングヒータ43で加熱すると共に、噴射手段の噴射路63から冷却用に常温の不活性ガス(窒素ガス)が噴射される。所定時間その状態を続けた後、冷却の窒素ガスを止めると同時に噴射路63を吸引路としての役割に切り替え、真空吸引を開始し、下側を向いたサセプタ62に半導体ウエハ1を吸着させる。このとき、図3及び図4に示すように、半導体ウエハ1に反りが生じていても、下面2を加熱するか上面3を冷却するか加熱冷却の双方を行うことで反りを軽減させ、サセプタ62に吸着させることができるようになっている。
特に図4のように下方に沿っている場合には、そのままではサセプタ62に接触する面積が小さいため、吸着できない場合が多いが、前記したように加熱及び/又は冷却を行って反りを軽減させることで、サセプタ62に吸着可能となるものである。
その後、ロードスライダ41と載置部42をチャンバ50の外に退避させ、図6に示すように、ガス供給装置70に対して吸着部60と半導体ウエハ回動装置80を近づけるように移動させ、これらの構成により、上側加熱部61で半導体ウエハ1を加熱し、半導体ウエハ回動装置80でサセプタ62を回転させながら、半導体ウエハ1の下面2にSiH4,O2,N2を吹き付け、熱酸化処理による成膜を行う。
その後、吸着部60と半導体ウエハ回動装置80を成膜時の位置より上方に移動させ、チャンバ50の外からアンロードスライダ46を吸着部60の下方に移動させ、成膜が終わった半導体ウエハ1をアンロードスライダ45の載置部46に載せてチャンバ50から外に搬送する。
それから、所定時間の冷却を行った後、搬送ロボット31の搬送アーム32によって上下方向を反転させつつ、ロードポート20のウエハカセット5に収納する。その後、ウエハカセット5のシャッタ(図示省略)を閉じて、次の工程を行う装置に搬送する。
次に、図4に示すような下方に沿った状態の半導体ウエハ1を加熱冷却によりサセプタ62に吸着させて成膜を行うことができた実験例について説明する。この実験では、SiCで形成された6インチ、t=300μmの半導体ウエハ1を天谷製作所製フェイスダウン方式APCVD装置(A200)で、ステージ温度400℃に設定して、成膜を行う場合について評価を行った。
ここで、半導体ウエハ1の反り量が標準(常温で80〜100μm)に対して反り量が大きいサンプル(常温で280〜650μm)を用意し、これをまず本発明のリングヒータ43と噴射手段の噴射路63からの加熱冷却を行わないでチャンバ50のサセプタ62に吸着できるか実験した。吸引路63における吸引圧は80kPa以上とした。結果は吸着不可であった。
次に、同じ反り量が大きいサンプル(常温で280〜650μm)に対して、本発明のリングヒータ43を200℃に加熱し、リングヒータ43と半導体ウエハ1のギャップA(図4参照)を1mmとして、半導体ウエハ1の下面2を加熱し、噴射手段の噴射路63から常温のN2を20L/minで吹き掛けて、1分間の加熱冷却を行った上で、同様の吸引圧でチャンバ50のサセプタ62に吸着できるか実験した。結果は吸着し、その後成膜を行うことができた。
以上のように、前記した実施の形態の半導体ウエハ成膜装置10によれば、半導体ウエハ1の上面3を冷却する不活性ガスを噴射する噴射手段を有してるため、反り量の大きな半導体ウエハ1に対して上面3を冷却して当該反り量を軽減することで、下側を向いたサセプタ62に当該半導体ウエハ1を吸着させることができ、その結果、製品を歩留まり良く製造することができる。
また、前記した実施の形態の半導体ウエハ成膜装置10によれば、噴射手段がサセプタ62に設けられているため、半導体ウエハ1の上面3の冷却と半導体ウエハ1の吸着を略同位置で行うことができる。そのため、半導体ウエハ1の移動をできるだけ少なくして装置の構造を単純化させることができる。
また、前記した実施の形態の半導体ウエハ成膜装置10によれば、吸着部60における真空吸引の吸引路63が噴射手段の噴射路を兼ねているため、1つの路を吸引と不活性ガス噴射の双方の用途に用いることができ、装置を簡易化、小型化することができる。
また、前記した実施の形態の半導体ウエハ成膜装置10によれば、吸引路63によって真空吸引を行うことで半導体ウエハ1をサセプタ62に吸着させることができ、半導体ウエハ1をより吸着させ易くすることができる。
また、前記した実施の形態の半導体ウエハ成膜装置10によれば、噴射手段の噴射路63がサセプタ62の平面視略中心部に配設されているため、不活性ガスが中心から外側に向けて均等に広がり、ムラなく全体にガスを行き渡らせることができる。
また、前記した実施の形態の半導体ウエハ成膜装置10によれば、噴射手段に加えて、載置部42に載置された半導体ウエハ1の下面2を加熱するリングヒータ43を有してるため、噴射手段によって半導体ウエハ1の上面3を冷却すると共に、反り量の大きな半導体ウエハ1に対して下面2を加熱して当該反り量を軽減することで、下側を向いたサセプタ62に当該半導体ウエハ1を吸着させることができ、その結果、製品を歩留まり良く製造することができる。
また、前記した実施の形態の半導体ウエハ成膜装置10によれば、載置部42がロードスライダ41に設けられていることで、半導体ウエハ1を移し替えることなく、下面2の加熱による反りの軽減からサセプタ62への吸着までを行うことができ、効率良く処理を行うことができる。
また、前記した実施の形態の半導体ウエハ成膜装置10によれば、ワークが半導体ウエハ1で、加工手段が半導体ウエハ1の下面2に成膜を行う成膜手段としてのガス供給装置70と半導体ウエハ回動装置80であるときに、高価な半導体ウエハ1を反りがあっても、その反りを軽減させてサセプタ62に吸着させることができ、その結果、確実に成膜を行って歩留まりを良くすることができる。
なお、以上説明した実施の形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。
例えば、前記した実施の形態では、SiCからなる半導体ウエハ1を用いるようになっていたが、これ限るものではなく、反りが問題となるものであればシリコン等の適宜の材質のものを使用することができる。また、ワークとしては半導体ウエハに限らず、その他の基板等に適用しても良い。また、前記した実施の形態では、半導体ウエハ成膜装置に対して本発明の技術を用いるようになっていたが、これに限るものではなく、成膜装置以外の装置であっても適用可能である。
また、前記した実施の形態では、下側加熱部からの加熱と噴射手段からの冷却は常に行われるようになっていたが、これに限るものではなく、センサ等によってワークの反り具合を見て、反り量が所定量以上の反りの場合には加熱又は冷却を行い、さらに反り量が大きい場合には加熱と冷却の双方を行う、というように、ワークの反り量に応じて加熱冷却を制御するようになっていても良い。
1 半導体ウエハ(ワーク)
2 下面
3 上面
10 半導体ウエハ成膜装置(処理装置)
20 ロードポート
30 搬送装置
31 搬送ロボット(搬送装置)
41 ロードスライダ(搬送装置)
42 載置部
43 リングヒータ(下側加熱部)
45 アンロードスライダ(搬送装置)
46 載置部
50 チャンバ
60 吸着部
61 上側加熱部
62 サセプタ(吸着面)
63 吸引路,噴射路
70 ガス供給装置(成膜手段,加工手段)
80 半導体ウエハ回動装置(成膜手段,加工手段)
2 下面
3 上面
10 半導体ウエハ成膜装置(処理装置)
20 ロードポート
30 搬送装置
31 搬送ロボット(搬送装置)
41 ロードスライダ(搬送装置)
42 載置部
43 リングヒータ(下側加熱部)
45 アンロードスライダ(搬送装置)
46 載置部
50 チャンバ
60 吸着部
61 上側加熱部
62 サセプタ(吸着面)
63 吸引路,噴射路
70 ガス供給装置(成膜手段,加工手段)
80 半導体ウエハ回動装置(成膜手段,加工手段)
Claims (4)
- 板状のワークを搬送する搬送装置と、
前記ワークを載置する載置部と、
前記ワークを前記載置部に載置した状態から真空吸引により下側を向いた吸着面に吸着させる吸着部と、
該吸着部に設けられて前記ワークを上側から加熱する上側加熱部と、
前記ワークを前記吸着面に吸着させた状態で加工する加工手段と、
を有する処理装置であって、
前記ワークの上面に不活性ガスを噴射する噴射手段を有しており、
該噴射手段はガス発生手段と噴射路とで構成されており、
前記吸着面に前記ワークを吸着させる前に、前記噴射路から前記ワークの上面に不活性ガスを噴射して当該上面を冷却するように構成されたことを特徴とする処理装置。 - 前記噴射路は、前記吸着面の平面視略中心部に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
- 前記吸着部は、前記吸着面に繋がる吸引路を有しており、該吸引路によって真空吸引を行うことで前記ワークを前記吸着面に吸着させるように構成されており、
前記吸引路が前記噴射路を兼ねていることを特徴とする請求項1又は2に記載の処理装置。 - 前記ワークが半導体ウエハであり、
前記加工手段は、前記吸着面に前記半導体ウエハを吸着させた状態で、前記搬送装置と前記載置部を退避させて、前記半導体ウエハの前記下面に成膜を行う成膜手段であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1つに記載の処理装置。
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