JP2018181884A - 搬送装置及び搬送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送しやすい状態で固定対象物を吸引し、固定状態を維持することを課題とする。【解決手段】搬送装置は、固定対象物を載置する載置面を有する載置部と、一端側に前記載置面に開口する第1の開口を有すると共に、他端側に第2の開口を備える吸引通路と、前記第2の開口が開口する減圧室と、前記吸引通路を開放した状態で前記減圧室の容積を縮小し、前記吸引通路を通じて前記減圧室内の空気を排出すると共に、前記吸引通路を前記固定対象物で閉塞した状態で前記減圧室の容積を拡大し、前記減圧室内を減圧する収縮拡張部と、を含む。【選択図】図4

Description

本明細書開示の発明は、搬送装置及び搬送方法に関する。
従来、部品等のワークを吸引して固定する装置が種々提案されている。例えば、上部を開口した大径の吸引室とこの吸引室の底部に貫設した小径の吸気口を備えた吸着構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。この吸着構造は、吸気口の上端に吸引室内の気圧変動によって遊動する弁が被冠された構造を有している。吸着構造は、吸引室の開口側となる表面をワークの載置面とし、吸気口には、裏面側から真空吸引系が接続される。そして、真空吸引系が作動すると、ワークによって閉塞された吸引室は真空状態となり、弁には吸引力が作用しなくなる。一方、ワークによって閉塞されていない吸引室では、弁が吸引され、弁によって吸気口が閉塞される。これにより、ワークが載置面に吸引されて位置決めされる。
また、真空源と接続された制御孔内に、その制御孔の最大内径よりも小さく、かつ最小内径よりも大きい外径を有する駒が制御孔内に配置された真空吸着式ワーク固定装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。駒は、制御孔の最小内径よりも小さい径の貫通孔を有すると共に、弾性を有し、真空源によって制御孔の最小内径側に引き込まれると制御孔を閉じる。すなわち、ワークによって塞がれていない制御孔を閉じることができるので、ワークに対する吸引力の低下を抑制することができる。
特開平5−187430号公報 特開平9−277134号公報
ところで、ワークは、搬送されることがあり、特許文献1の吸着構造や特許文献2の真空吸着式ワーク固定装置に吸引され、固定された状態で搬送されることも想定される。しかしながら、特許文献1の吸着構造や特許文献2の真空吸着式ワーク固定装置によって、ワークを固定状態に保つためには、吸引力を発揮する真空状態や減圧状態を維持しなければならない。このとき、真空吸引系や真空源との接続状態を維持したままとすると、減圧、吸引の為の配管の取り回しが煩雑となり、搬送しづらい。また、真空吸引系や真空源との接続を切り離す場合には、減圧、吸引の為の配管に、真空、減圧状態を維持するための弁機構を備え、この弁機構を操作しなければならず、手間である。
1つの側面では、本明細書開示の搬送装置及び搬送方法は、搬送しやすい状態で固定対象物を吸引し、固定状態を維持することを課題とする。
本明細書開示の搬送装置は、固定対象物を載置する載置面を有する載置部と、一端側に前記載置面に開口する第1の開口を有すると共に、他端側に第2の開口を備える吸引通路と、前記第2の開口が開口する減圧室と、前記吸引通路を開放した状態で前記減圧室の容積を縮小し、前記吸引通路を通じて前記減圧室内の空気を排出すると共に、前記吸引通路を前記固定対象物で閉塞した状態で前記減圧室の容積を拡大し、前記減圧室内を減圧する収縮拡張部と、を含む。
本明細書開示の搬送方法は、固定対象物を載置する載置面に第1の開口が開口する吸引通路を開放した状態で、前記吸引通路の第2の開口が開口する減圧室の容積を縮小し、前記減圧室内の空気を排出する工程と、前記載置面に前記固定対象物を載置して、前記固定対象物により前記第1の開口を閉塞する工程と、前記第1の開口を閉塞した状態で、前記減圧室の容積を拡大し、前記減圧室内を減圧する工程と、前減圧室を減圧した状態で、前記載置面に固定された前記固定対象物を搬送する工程と、を含む。
本明細書開示の搬送装置及び搬送方法によれば、搬送しやすい状態で固定対象物を吸引し、固定状態を維持することができる。
図1は第1実施形態の搬送装置を含む固定システムの概略構成を模式的に示す説明図である。 図2は第1実施形態の搬送装置の外観を模式的に示す斜視図である。 図3(A)、図3(B)は、第1実施形態の搬送装置が用いられる測定装置の概略構成を模式的に示す説明図である。 図4(A)〜図4(D)は第1実施形態の搬送装置が固定対象物を固定する様子を時系列的に示す説明図である。 図5は第2実施形態の搬送装置を含む固定システムの概略構成を模式的に示す説明図である。 図6(A)〜図6(D)は第2実施形態の搬送装置が固定対象物を固定する様子を時系列的に示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。また、図面によっては、説明の都合上、実際には存在する構成要素が省略されていたり、寸法が実際よりも誇張されて描かれていたりする場合がある。
(第1実施形態)
まず、図1及び図2を参照して第1実施形態の搬送装置5について説明する。図1は第1実施形態の搬送装置を含む固定システムの概略構成を模式的に示す説明図である。図2は第1実施形態の搬送装置の外観を模式的に示す斜視図である。
固定システム1は、搬送装置5と圧気導入部30を含む。搬送装置5は、固定対象物の一例である電子素子60を吸引し、固定する。搬送装置5は、電子素子60を吸引し、固定した状態で搬送することができるように設けられている。すなわち、電子素子60は、搬送対象物であり、搬送装置5は、電子素子60を搬送するためのトレイとして用いることができる。電子素子60は、後に詳説する測定装置50において、各種試験、検査に供される。
搬送装置5は、筐体10を備える。筐体10は、底板部10a、側壁部10b及び天板部10cを備える。筐体10は、底板部10a、側壁部10b及び天板部10cに囲まれた内部空間11を有する。底板部10aには、圧気導排出口10a1が設けられている。天板部10cは、電子素子60の載置部となる。天板部10cの上面には、凹部12が形成されている。凹部12は、電子素子60の外形形状に対応させて設けられており、電子素子60の位置決めとして機能する。凹部12の底面は、電子素子60の載置面12aとなる。本実施形態では、複数個の凹部12が形成されている。
天板部10cには、凹部12毎に、吸引通路13が形成されている。吸引通路13は、その一端側に載置面12aに開口する第1の開口13aを有している。この第1の開口13aは、載置面12aに載置された電子素子60を吸引する吸引口である。吸引通路13は、他端側に第2の開口13bを有している。第2の開口13bは、内部空間11に開口している。
搬送装置5は、減圧室14を備える。また、搬送装置5は、減圧室14の容積を収縮したり、拡張したりする収縮拡張部を備える。本実施形態は、自身が拡張することで減圧室14の容積を収縮させ、自身が収縮することで減圧室14の容積を拡張する風船15を備えている。風船15は、拡張収縮体の一例である。風船15は、その内部領域15aが内部空間11内に位置し、内部空間11内で拡張し、収縮できるように設けられている。風船15の口部15bは、底板部10aに設けられた圧気導排出口10a1に装着されている。口部15bは、内部空間11が圧気導排出口10a1を通じて外部と連通しないように圧気導排出口10a1の内周面に密着させて装着されている。なお、風船15はゴム製であるが、他の素材を用いたものであってもよい。
減圧室14の領域は、内部空間11の領域から風船15の内部領域15aを除いた領域となる。なお、内部空間11に開口している第2の開口13bは、減圧室14に開口していることになる。
風船15には、圧気導入部30により、圧気を導入することができる。圧気導入部30は、作業テーブル31を備える。作業テーブル31は、風船15の口部15bに接続可能に設けられた接続ノズル31aを備えている。接続ノズル31aは、コンプレッサ32と接続されており、風船15の内部領域15aに圧気を導入することができる。
ここで、風船15の拡張収縮と、減圧室14の容積の収縮拡張との関係について、整理して説明する。風船15は、吸引通路13を開放した状態、すなわち、凹部12に電子素子60を載置しておらず、第1の開口13aが開放された状態で内部領域15aに圧気が導入されると、拡張する。これに伴って、風船15の内部領域15aが拡がり、風船15の内部領域15aが内部空間11に占める割合が増える。これに伴って、減圧室14の容積は縮小される。風船15の内部領域15aが拡張し、減圧室14の容積が縮小されるとき、減圧室14内の空気は、吸引通路13を通じて外部へ排出される。
このように、風船15の内部領域15aが拡張しており、減圧室14の容積が縮小された状態で、電子素子60により全ての第1の開口13aを塞ぎ、吸引通路13を閉塞した状態で風船15の内部領域15aから圧気を抜くと風船15が収縮する。これに伴い、減圧室14の容積は、拡張する。このとき、減圧室14内の空気は、排出された状態となっているので、減圧室14の容積が拡張すると、減圧室14が減圧される。減圧室14が減圧されると、吸引通路13を通じて吸引力が電子素子60に作用し、電子素子60が天板部10cに吸引され、固定される。
なお、風船15内の圧気は、口部15bを開放することで、風船15の外部に排出され、減圧室14内の減圧が進行するが、減圧室14内の減圧が進行すると、風船15が減圧室14側に引かれる。これにより、風船15の収縮は、減圧室14内の減圧の状態とバランスした状態に収束する。
搬送装置5は、単に圧気導入部30の作業テーブル31から取り外すされるだけで、電子素子60を吸引し、固定することができる。すなわち、減圧状態を維持するための弁等の操作を伴うことなく、電子素子60を搬送装置5に固定することができる。また、減圧室14内の減圧状態を維持するために、搬送装置5の外部からの吸引等は不要であるため、搬送装置5に減圧、吸引の為の配管等が接続されることもない。このため、搬送装置5は、搬送しやすい状態で固定対象物である電子素子60を吸引し、固定状態を維持することができる。
ここで、図3(A)、図3(B)を参照しつつ、本実施形態の搬送装置5が用いられる測定装置50について、説明する。図3(A)、図3(B)は、第1実施形態の搬送装置が用いられる測定装置の概略構成を模式的に示す説明図である。
測定装置50は、電子素子60に検査プローブ54を当接させたり、カメラ52で撮影したりすることで、各種試験、検査を行う。図3(A)を参照すると、測定装置50は、フレーム51を備える。フレーム51は、土台部51aに立設された複数の支柱51bを備える。複数の支柱51bの上部には、梁51cが設けられている。梁51cには、カメラ52が設置されている。そして、複数の支柱51bで囲まれた領域にステージ53が設置されている。ステージ53は、その位置を調整するX方向調整部53aやY方向調整部53bを備えている。そして、ステージ53の上方に検査プローブ54が設けられている。
電子素子60は、搬送装置5に固定された状態で、各種試験、検査に供される。搬送装置5は、図3(B)に示すように、ステージ53上に設置される。ステージ53は、支柱51bに囲まれた領域に設置されているので、仮に、搬送装置5に配管等が接続された状態であると、その取り回しが煩雑になると考えられる。搬送装置5の搬送及び設置は、オペレータが手動で行ったり、ハンドロボットを用いたりしてもよいが、配管等が存在しない本実施形態の搬送装置5を用いれば、いずれの場合にも、搬送装置5を容易に搬送し、ステージ53上に設置できる。このように、本実施形態の搬送装置5を用いると、固定対象物を固定し、保持した状態での移動や設置が容易となる。
つぎに、図4(A)〜図4(D)を参照しつつ、搬送装置5に電子素子60が固定される様子について説明する。図4(A)〜図4(D)は第1実施形態の搬送装置が固定対象物を固定する様子を時系列的に示す説明図である。なお、図4(A)〜図4(D)では、コンプレッサ32は省略されている。
まず、図4(A)に示すように、搬送装置5を圧気導入部30の作業テーブル31に設置する。このとき、接続ノズル31aは、風船15の口部15bに挿し込まれる。このとき、凹部12には、電子素子60は、載置されておらず、吸引通路13は開放された状態となっている。そして、図4(B)において、矢示21で示すように、圧気が風船15の内部領域15a内に導入されると、矢示22で示すよう風船15が拡張する。これに伴って、減圧室14の容積が収縮し、減圧室14内の空気は、各吸引通路13を通じて排出される。
ついで、図4(C)に示すように各凹部12に電子素子60を載置する。電子素子60は、吸引通路13の第1の開口13aを塞ぐ。これにより、各吸引通路13は、閉塞された状態となる。なお、電子素子60の載置を行っている段階では、図4(C)において矢示21で示すように圧気の導入は継続されている。
そして、図4(D)で示すように、搬送装置5を作業テーブル31から持ち上げ、接続ノズル31aを口部15bから抜き取ると、矢示24で示すように、風船15の内部領域15aから圧気が排出される。これに伴って、風船15は、矢示25で示すように収縮する。この結果、減圧室14の容積が拡張する。減圧室14の容積が拡張すると、減圧室14内が減圧状態となり、矢示26で示すような吸引力を生じる。電子素子60は、吸引力により、吸引され、固定される。電子素子60は、搬送装置5に吸引され、固定された状態で測定装置50のステージ53上へ搬送される。
このように、本実施形態の搬送装置5を用いれば、電子素子60を吸引し、固定することができる。なお、本実施形態では、固定対象物を電子素子60としているが、これは、一例であり、他の物品を固定対象物としてもよい。
(第2実施形態)
つぎに、図5、図6(A)〜図6(D)を参照して、第2実施形態の搬送装置75について説明する。図5は第2実施形態の搬送装置を含む固定システムの概略構成を模式的に示す説明図である。図6(A)〜図6(D)は第2実施形態の搬送装置が固定対象物を固定する様子を時系列的に示す説明図である。
第2実施形態の固定システム71は、搬送装置75と仕切り部材駆動部90を含む。搬送装置75は、電子素子60を吸引し、固定する。搬送装置75は、電子素子60を吸引し、固定した状態で搬送することができるように設けられている。すなわち、搬送装置75は、第1実施形態の搬送装置5と同様に、電子素子60を搬送するためのトレイとして用いることができる。
搬送装置75は、筐体80を備える。筐体80は、底板部80a、側壁部80b及び天板部80cを備える。筐体80は、底板部80a、側壁部80b及び天板部80cに囲まれた内部空間81を有する。底板部80aには、仕切り部材駆動部90が備える押上シャフト93aが通過するシャフト通過孔80a1が設けられている。天板部80cは、電子素子60の載置部となる。天板部10cの上面には、凹部82が形成されている。凹部82は、電子素子60の外形形状に対応させて設けられており、電子素子60の位置決めとして機能する。凹部82の底面は、電子素子60の載置面82aとなる。本実施形態では、複数個の凹部82が形成されている。
天板部80cには、凹部82毎に、吸引通路83が形成されている。吸引通路83は、その一端側に載置面82aに開口する第1の開口83aを有している。この第1の開口83aは、載置面82aに載置された電子素子60を吸引する吸引口である。吸引通路83は、他端側に第2の開口83bを有している。第2の開口83bは、内部空間81に開口している。
搬送装置75は、減圧室84を備える。また、搬送装置75は、減圧室84の容積を収縮したり、拡張したりする収縮拡張部を備える。本実施形態は、内部空間81に移動可能に設置され、減圧室84の容積を拡張する向きに付勢された仕切り部材85を備えている。本実施形態において、減圧室84は、仕切り部材85よりも上側の領域となる。すなわち、仕切り部材85は、内部空間81を底板部80a側と天板部80c側とに分断し、天板部80c側の領域が減圧室84として形成されている。仕切り部材85は、内部空間81を形成する側壁部80bに摺接するシール部85aを備えている。なお、内部空間81に開口している第2の開口83bは、減圧室84に開口していることになる。
搬送装置75は、仕切り部材85を底板部80a側に付勢する弾性部材86を備えている。すなわち、仕切り部材85は、弾性部材86により、減圧室84の容積を拡張する向きに付勢されている。本実施形態における弾性部材86はコイルスプリングであるが、これに限定されず、仕切り部材85を付勢することができるものであれば、他の弾性部材であってもよい。
仕切り部材85は、仕切り部材駆動部90によって天板部10c側に押し上げられる。仕切り部材駆動部90は、作業テーブル91を備える。作業テーブル91には、開口部92が設けられている。開口部92には、押上シャフト93aが通過する。仕切り部材駆動部90は、押上部93を備える。押上部93は、昇降可能に設けられた押上シャフト93aを備える。なお、本実施形態における押上部93は、シリンダ装置を採用しているが、トグルランプ等、他の装置を用いてもよい。押上シャフト93aは、シャフト通過孔80a1を通じて内部空間81内に挿入され、仕切り部材85を押し上げることができる。
仕切り部材85が押し上げられると、減圧室84の容積が収縮する。そして、弾性部材86により、仕切り部材85が押し下げられると、減圧室84の容積が拡大する。このように、本実施形態は、第1実施形態の搬送装置5と同様に減圧室84の容積を収縮したり、拡張したりすることができる。
つぎに、図6(A)〜図6(D)を参照しつつ、搬送装置75に電子素子60が固定される様子について説明する。図6(A)〜図6(D)は第2実施形態の搬送装置が固定対象物を固定する様子を時系列的に示す説明図である。なお、図6(A)〜図6(D)では、押上部93の本体部分は省略されている。
まず、図6(A)に示すように、搬送装置75を仕切り部材駆動部90の作業テーブル91に設置する。このとき、凹部82には、電子素子60は、載置されておらず、吸引通路83は開放された状態となっている。そして、図6(B)に示すように、押上シャフト93aが仕切り部材85に当接し、仕切り部材85を押し上げると、これに伴って、減圧室84の容積が収縮し、減圧室84内の空気は、各吸引通路83を通じて排出される。なお、この状態のときに、弾性部材86は、圧縮された状態となっている。
ついで、図6(C)に示すように各凹部82に電子素子60を載置する。電子素子60は、吸引通路83の第1の開口83aを塞ぐ。これにより、各吸引通路83は、閉塞された状態となる。なお、電子素子60の載置を行っている段階では、押上シャフト93aによる仕切り部材85の押し上げは継続されている。
そして、図6(D)で示すように、搬送装置75を作業テーブル91から持ち上げ、押上シャフト93aを搬送装置75から抜き取ると、仕切り部材85は、弾性部材86の弾性力によって、下方に押し下げられる。この結果、減圧室84の容積が拡張する。減圧室84の容積が拡張すると、減圧室84内が減圧状態となり、吸引力を生じる。電子素子60は、吸引力により、吸引され、固定される。電子素子60は、搬送装置75に吸引され、固定された状態で第1実施形態と同様に測定装置50のステージ53上へ搬送される。
このように、本実施形態の搬送装置75を用いれば、電子素子60を吸引し、固定することができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1、71 固定システム
5、75 搬送装置
10、80 筐体
10a、80a 底板部
10a1 圧気導排出口
10b、80b 側壁部
10c、80c 天板部
11、81 内部空間
12、82 凹部
12a、82a 載置面
13、83 吸引通路
13a、83a 第1の開口
13b、83b 第2の開口
14、84 減圧室
15 風船(拡張収縮体)
15a 内部領域
80a1 シャフト通過孔
85 仕切り部材
86 弾性部材

Claims (4)

  1. 固定対象物を載置する載置面を有する載置部と、
    一端側に前記載置面に開口する第1の開口を有すると共に、他端側に第2の開口を備える吸引通路と、
    前記第2の開口が開口する減圧室と、
    前記吸引通路を開放した状態で前記減圧室の容積を縮小し、前記吸引通路を通じて前記減圧室内の空気を排出すると共に、前記吸引通路を前記固定対象物で閉塞した状態で前記減圧室の容積を拡大し、前記減圧室内を減圧する収縮拡張部と、
    を含む搬送装置。
  2. 前記減圧室は、筐体の内部空間に形成され、
    前記収縮拡張部は、前記内部空間内で拡張及び収縮可能に設けられた拡張収縮体を含む請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記減圧室は、筐体の内部空間に形成され、
    前記収縮拡張部は、前記内部空間に移動可能に設置され、前記減圧室の容積を拡張する向きに付勢された仕切り部材を含む請求項1に記載の搬送装置。
  4. 固定対象物を載置する載置面に第1の開口が開口する吸引通路を開放した状態で、前記吸引通路の第2の開口が開口する減圧室の容積を縮小し、前記減圧室内の空気を排出する工程と、
    前記載置面に前記固定対象物を載置して、前記固定対象物により前記第1の開口を閉塞する工程と、
    前記第1の開口を閉塞した状態で、前記減圧室の容積を拡大し、前記減圧室内を減圧する工程と、
    前減圧室を減圧した状態で、前記載置面に固定された前記固定対象物を搬送する工程と、
    を含む搬送方法。
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