JP2018179576A - 物理量検出器及びその温度補正信号取得方法 - Google Patents

物理量検出器及びその温度補正信号取得方法 Download PDF

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裕史 丸山
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Abstract

【課題】簡単で安価に物理量検出器全体の温度ドリフトを補正することである。【解決手段】検出信号切換部73は、励磁信号切換部71の切換状態に対応して切換わり、第1励磁信号Aを励磁コイル20に印加したときに、第1信号保持部74aに第1検出信号Dを出力するように構成され、第2励磁信号Bを前記励磁コイル20に印加したときに、第2信号保持部74bに第2検出信号Eを出力するように構成されている。同じ前記回転軸60の回転角且つ同じブラシレスレゾルバ13の温度で、前記第1検出信号Dと前記第2検出信号Eの差を減算部75で減算して差をとると、前記ブラシレスレゾルバ13の、励磁信号の周波数による温度特性の差を取り出すことになり、温度特性の補正に利用可能な温度補正情報として温度補正信号Fを得ることができる。【選択図】図3

Description

この発明は物理量検出器及びその温度補正信号取得方法に関し、特に、電磁誘導により物理量を検出する新規な改良に関する。
例えばレゾルバや差動変圧器(LVDT)等の、コイルが設けられており電磁誘導により物理量を検出する電磁誘導式物理量検出器を使用した物理量検出器においては、コイルの温度特性に起因する、物理量検出器の温度ドリフトを補正する手段が設けられる。従来の電磁誘導により物理量を検出する物理量検出器の構造としては、例えば以下の特許文献1に記載された内容を図4として挙げることができる。すなわち、電磁誘導により物理量を検出する物理量検出器を構成するレゾルバ10において、前記レゾルバ10の温度ドリフトを軽減するために、前記レゾルバ10の励磁コイル20に流れる電流を電流検出回路30で検出し、前記電流検出回路30の検出出力に基づき位相補正回路31で前記励磁コイル20に印加する励磁信号Aを補正することで、前記レゾルバ10の温度ドリフトを低減するように構成されている。
また、従来の電磁誘導により物理量を検出する物理量検出器の構造の別の例として、例えば以下の特許文献2に記載された内容を図5として挙げることができる。電磁誘導により物理量を検出する物理量検出器を構成するレゾルバにおいて、このレゾルバのレゾルバステータ構造11の端子保持部40に一対の温度検出用端子ピン41が接続されており、前記温度検出用端子ピン41間にサーミスタ42が接続されており、前記サーミスタ42の検出温度により前記レゾルバステータ構造11の温度ドリフトを補正するように構成されている。
特開平11−325813号公報 特開2010−32291号公報
上記の特許文献1に記載された従来の前記レゾルバ10では、前記励磁信号Aの温度特性の補正を行っているが、出力コイルの温度特性が考慮されていないため、前記レゾルバ10全体としての温度ドリフトを補正するものではないという問題点があった。
また、上記の特許文献2に記載された従来の前記レゾルバステータ構造11では、前記サーミスタ42を設ける必要があり、前記レゾルバステータ構造11の部品点数と製造工数が増加するので、前記レゾルバステータ構造11のコストが増加するという問題点があった。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、特に、簡単で安価に物理量検出器全体の温度ドリフトを補正することのできる物理量検出器及び物理量検出器における検出信号補正情報取得方法を提供することを目的とする。
この発明に係る物理量検出器によれば、励磁信号が印加される励磁コイルと、前記励磁コイルに印加される励磁信号を第1励磁信号又は第2励磁信号に切換えるための励磁信号切換部と、検出対象の物理量及び前記各励磁信号に応じて検出信号が出力される検出コイルと、前記検出コイルに接続され、前記検出信号を信号処理して処理後検出信号を出力する信号処理部と、前記処理後検出信号が保持される、第1信号保持部及び第2信号保持部と、前記励磁信号切換部の切換状態に応じて、前記処理後検出信号の出力先を前記第1信号保持部又は前記第2信号保持部に切換えるための検出信号切換部とを備える物理量検出器であって、前記第1励磁信号と前記第2励磁信号とは周波数が異なり、前記第1励磁信号が前記励磁コイルに印加されている場合は、前記処理後検出信号は前記検出信号切換部により第1検出信号として前記第1信号保持部へ出力されるように切り替えられ、前記第2励磁信号が前記励磁コイルに印加されている場合は、前記処理後検出信号は前記検出信号切換部により第2検出信号として前記第2信号保持部へ出力されるように切り替えられ、前記第1信号保持部及び前記第2信号保持部に保持されている前記各検出信号の差が前記検出対象の物理量の検出結果に対する温度補正信号として得られる構成であり、また、前記検出対象の物理量が一定の状態で、前記励磁信号切換部により前記励磁コイルに印加される前記励磁信号が前記第1励磁信号と前記第2励磁信号とに切り替えられる構成であり、また、前記物理量が回転角であり、前記回転角を検出する回転物理量検出器であり、また、前記物理量が直線的な位置であり、前記直線的な位置を検出する差動変圧器である構成である。
また、この発明に係る物理量検出器の温度補正信号取得方法は、励磁信号が印加される励磁コイルと、前記励磁コイルに印加される励磁信号を第1励磁信号又は第2励磁信号に切換えるための励磁信号切換部と、検出対象の物理量及び前記各励磁信号に応じて検出信号が出力される検出コイルと、前記検出コイルに接続され、前記検出信号を信号処理して処理後検出信号を出力する信号処理部と、前記処理後検出信号が入力されて保持される、第1信号保持部及び第2信号保持部と、前記励磁信号切換部の切換状態に応じて、前記処理後検出信号の出力先を前記第1信号保持部又は前記第2信号保持部に切換えるための検出信号切換部とを備える物理量検出器において、前記第1励磁信号と前記第2励磁信号とは周波数が異なり、前記第1励磁信号が前記励磁コイルに印加されている場合は、前記処理後検出信号は前記検出信号切換部により第1検出信号として前記第1信号保持部へ出力されるように切り替えられ、前記第2励磁信号が前記励磁コイルに印加されている場合は、前記処理後検出信号は前記検出信号切換部により第2検出信号として前記第2信号保持部へ出力されるように切り替えられ、前記第1信号保持部及び前記第2信号保持部に保持されている前記各検出信号の差を前記検出対象の物理量の検出結果に対する温度補正信号として得る構成であり、また、前記検出対象の物理量が一定の状態で、前記励磁信号切換部により前記励磁コイルに印加される前記励磁信号が前記第1励磁信号と前記第2励磁信号とに切り替えられる構成である。
この発明の電磁誘導式検出部によれば、前記第1励磁信号と前記第2励磁信号とは周波数が異なり、前記第1励磁信号が前記励磁コイルに印加されている場合は、前記処理後検出信号は前記検出信号切換部により第1検出信号として前記第1信号保持部へ出力されるように切り替えられ、前記第2励磁信号が前記励磁コイルに印加されている場合は、前記処理後検出信号は前記検出信号切換部により第2検出信号として前記第2信号保持部へ出力されるように切り替えられ、前記第1信号保持部及び前記第2信号保持部に保持されている前記各検出信号の差が前記検出対象の物理量の検出結果に対する温度補正信号として得られる構成であるので、簡単で安価に物理量検出器の温度ドリフトを補正することができる。
この発明の実施の形態に係る物理量検出器を構成するレゾルバを備えたモータの断面図である。 図1に示すレゾルバの半断面図である。 図1に示すレゾルバとレゾルバ制御部との制御構成の概略図である。 従来のレゾルバの回路構成概略図である。 従来のレゾルバのレゾルバステータ構造の概略図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面の図1〜図3に基づいて説明する。なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係る物理量検出器を備えたモータの断面図である。前記物理量検出器は例えばACサーボモータ等の、公知のモータ50のカバー51の内側に搭載されたブラシレスレゾルバ13であり、電磁誘導により物理量を検出する物理量検出器を構成している。前記ブラシレスレゾルバ13のケース14の内壁14aに、輪状ステータ15が設けられている。前記輪状ステータ15の内側には、ロータ21が設けられている。
前記ロータ21には、前記ケース14を貫通し前記ロータ21とともに回転する回転軸60が設けられている。前記回転軸60には、前記モータ50のモータ回転軸52が接続されており、前記回転軸60と前記モータ回転軸52とが共に回転する。こうして、前記モータ回転軸52の回転角が前記回転軸60を介して前記ブラシレスレゾルバ13に入力される。すなわち、検出対象の物理量(この実施の形態では前記モータ50の前記モータ回転軸52の回転角)が、前記回転軸60を介して前記ブラシレスレゾルバ13に入力される。
図2に、図1に示す前記ブラシレスレゾルバ13の半断面図を示す。前記輪状ステータ15には、ステータコイルとして検出コイル15aが巻回されている。前記ロータ21には、ロータコイルとして励磁コイル20が巻回されている。また、前記励磁コイル20を励磁するための第1,第2回転トランス16,17が、前記ケース14内に設けられている。2次側の前記第2回転トランス17は、前記励磁コイル20と接続されている。1次側の前記第1回転トランス16への励磁信号入力のためのリード線と、前記検出コイル15aからの検出信号出力のためのリード線とが、リード線18として束ねられ前記ケース14の外部に引き出されている。前記リード線18は、前記ブラシレスレゾルバ13を制御するレゾルバ制御部70に接続されている。
図3は、この発明の実施の形態における前記ブラシレスレゾルバ13と前記レゾルバ制御部70との制御構成の概略図である。なお、図3においては、前記第1,第2回転トランス16,17は記載を省略する。前記励磁コイル20に励磁信号切換部71が前記第1,第2回転トランス16,17(図2参照)及び前記リード線18を介して接続されている。
前記励磁信号切換部71は、第1励磁信号Aと、第2励磁信号Bとが入力され、切換信号Xにより前記第1励磁信号A又は前記第2励磁信号Bのどちらを出力するかを切換えられるように構成されている。前記励磁信号切換部71としては、例えばスイッチング素子等の任意の信号切換手段を用いてよい。
前記励磁コイル20は、前記検出コイル15aに磁気的に結合されて電磁誘導式検出部19を構成している。前記検出コイル15aの出力は検出信号Cであり、前記リード線18を介して前記レゾルバ制御部70の信号処理部72に接続されている。
前記信号処理部72の出力には、例えば前記モータ50(図1参照)の図示しない制御部等に接続されている。さらに、前記信号処理部72の出力には検出信号切換部73が接続されている。前記検出信号切換部73は、第1信号保持部74aと第2信号保持部74bとに接続されており、前記切換信号Xにより前記第1信号保持部74aと前記第2信号保持部74bとのいずれに処理後検出信号C’を出力するかを切換えられるように構成されている。前記検出信号切換部73としては、例えばスイッチング素子等の任意の信号切換手段を用いてもよい。
前記第1信号保持部74aと前記第2信号保持部74bとは、入力された前記処理後検出信号C’を保持できるように構成されている。前記第1,第2信号保持部74a,74bの出力は減算部75に接続され、前記減算部75の出力は、例えば前記モータ50(図1参照)の図示しない制御部等に温度補正信号Fとして接続されている。
次に、この実施の形態のブラシレスレゾルバ13の動作を図1及び図3を用いて説明する。
図1に示すように、前記ブラシレスレゾルバ13の前記回転軸60は、前記モータ回転軸52と同じ回転角で回転する。このとき、図3に示すように、前記励磁コイル20に励磁信号が印加されて励磁されることで、前記励磁コイル20に磁気的に接合された前記検出コイル15aから、前記回転軸60の回転角と励磁信号の周波数とに応じた前記検出信号Cが前記信号処理部72に出力される。前記信号処理部72は入力された信号を信号処理して、前記処理後検出信号C’として前記モータ50(図1参照)の図示しない制御部等に出力する。これにより、前記モータ回転軸52の回転角が、前記処理後検出信号C’として検出される。
このとき、前記モータ回転軸52(図1参照)の回転角を一定に保った状態、すなわち前記回転軸60の回転角を一定に保った状態で、予め定めた励磁周波数がf1である第1励磁信号Aと、予め定めた励磁周波数がf2である第2励磁信号Bとを前記励磁信号切換部71に入力する。また、以下の動作中は、前記ブラシレスレゾルバ13の温度は変動しないものとする。次に、前記励磁信号切換部71は、前記切換信号Xにより前記励磁信号切換部71に前記第1励磁信号Aが入力されるように切換えられる。すると、前記励磁信号切換部71に入力された前記第1励磁信号Aが、前記励磁コイル20に印加される。
次に、前記励磁コイル20に前記第1励磁信号Aが印加されると、前記回転軸60の回転角と第1励磁信号Aの前記周波数f1とに応じた前記検出信号Cが前記検出コイル15aに励磁され、前記信号処理部72に出力される。前記信号処理部72において前記検出信号Cが信号処理され、前記検出信号切換部73に前記処理後検出信号C’が入力される。
前記検出信号切換部73は、前記切換信号Xにより、前記第1信号保持部74aに信号処理された前記処理後検出信号C’を出力するように切換えられる。このとき、前記第1信号保持部74aに出力される処理後検出信号C’を第1検出信号Dという。
すなわち、前記検出信号切換部73は、前記励磁信号切換部71の切換状態に対応して切換わり、前記第1励磁信号Aを前記励磁コイル20に印加したときに、前記第1信号保持部74aに前記第1検出信号Dを出力するように構成されている。そして、前記第1信号保持部74aには、前記第1検出信号Dが保持される。
次に、前記励磁信号切換部71は、前記切換信号Xにより前記励磁信号切換部71が前記第2励磁信号Bを出力するように切換えられる。すると、前記励磁信号切換部71に入力された前記第2励磁信号Bが、前記励磁コイル20に印加される。
次に、前記励磁コイル20に前記第2励磁信号Bが印加されると、前記回転軸60の回転角と励磁信号の前記周波数f2とに応じた信号が前記信号処理部72に出力される。前記信号処理部72において前記検出信号Cが信号処理され、前記検出信号切換部73に前記処理後検出信号C’が入力される。
前記検出信号切換部73は、前記切換信号Xにより、前記第2信号保持部74bに前記前記処理後検出信号C’を出力するように切換えられる。このとき、前記第2信号保持部74bに出力される処理後検出信号C’を第2検出信号Eという。
すなわち、前記検出信号切換部73は、前記第2励磁信号Bを前記励磁コイル20に印加したときに、前記第2信号保持部74bに前記第2検出信号Eを出力するように構成されている。そして、前記第2信号保持部74bには、前記第2検出信号Eが保持される。
前記第1信号保持部74aに保持されている前記第1検出信号Dと、前記第2信号保持部74bに保持されている前記第2検出信号Eとは、前記減算部75において減算され、温度補正信号Fとして出力される。すなわち、前記温度補正信号Fは、前記回転軸60が一定の回転角の状態且つ前記ブラシレスレゾルバ13の温度が一定の状態において、周波数f1の前記第1励磁信号Aを前記励磁コイル20に印加した場合の前記第1検出信号Dと、周波数f2の前記第2励磁信号Bを前記励磁コイル20に印加した場合の前記第2検出信号Eとの差である。
励磁信号により前記励磁コイル20に生じる磁束の変化や電磁誘導により前記検出コイル15aに生じる起電力には、検出対象の前記回転軸60の回転角の変化による励磁コイル20及び前記検出コイル15aのレジスタンス成分とリアクタンス成分といったインピーダンスの変化が密接に関わっている。一方、インピーダンスは一般的にはレジスタンス成分とリアクタンス成分とで異なる温度特性を持ち、且つ、励磁信号の周波数の変化によりレジスタンス成分とリアクタンス成分とのバランスは変化するため、前記ブラシレスレゾルバ13の温度特性が励磁信号の周波数で変化する。
したがって、前記周波数f1の前記第1励磁信号Aと前記周波数f2の前記第2励磁信号Bとについて、同じ前記回転軸60の回転角且つ同じ前記ブラシレスレゾルバ13の温度で、前記第1検出信号Dと前記第2検出信号Eの差を前記減算部75で減算して差をとると、前記ブラシレスレゾルバ13の、励磁信号の周波数による温度特性の差を取り出すことになり、温度特性の補正に利用可能な温度補正情報として前記温度補正信号Fを得ることができる。
このように、前記第1,第2励磁信号A,Bが印加される前記励磁コイル20と、前記励磁コイル20に印加される励磁信号を第1励磁信号A又は第2励磁信号Bに切換えるための前記励磁信号切換部71と、検出対象の物理量及び前記第1,第2各励磁信号A,Bに応じて前記検出信号Cが出力される前記検出コイル15aと、前記検出コイル15aに接続され、前記検出信号Cを信号処理して前記処理後検出信号C’を出力する前記信号処理部72と、前記処理後検出信号C’が保持される、前記第1信号保持部74a及び前記第2信号保持部74bと、前記励磁信号切換部71の切換状態に応じて、前記処理後検出信号C’の出力先を前記第1信号保持部74a又は前記第2信号保持部74bに切換えるための前記検出信号切換部73とを備える物理量検出器であって、前記第1励磁信号Aと前記第2励磁信号Bとは周波数が異なり、前記第1励磁信号Aが前記励磁コイル20に印加されている場合は、前記処理後検出信号C’は前記検出信号切換部73により前記第1検出信号Dとして前記第1信号保持部74aへ出力されるように切り替えられ、前記第2励磁信号Bが前記励磁コイル20に印加されている場合は、前記処理後検出信号C’は前記検出信号切換部73により前記第2検出信号Eとして前記第2信号保持部74bへ出力されるように切り替えられ、前記第1信号保持部74a及び前記第2信号保持部74bに保持されている前記各検出信号D,Eの差が前記検出対象の物理量の検出結果に対する前記温度補正信号Fとして得られるので、簡単で安価に前記ブラシレスレゾルバ13全体の温度ドリフトを補正することができる。
また、前記ブラシレスレゾルバ13の物理量が一定の状態で、前記励磁信号切換部71により前記励磁コイル20に印加される励磁信号が前記第1励磁信号Aと前記第2励磁信号Bとに切り替えられるので、より確実に前記ブラシレスレゾルバ13全体の温度ドリフトを補正することができる。
また、前記第1,第2励磁信号A,Bが印加される前記励磁コイル20と、前記励磁コイル20に印加される励磁信号を前記第1励磁信号A又は前記第2励磁信号Bに切換えるための前記励磁信号切換部71と、検出対象の物理量及び前記第1,第2励磁信号A,Bに応じて前記検出信号Cが出力される前記検出コイル15aと、前記検出コイル15aに接続され、前記検出信号Cを信号処理して前記処理後検出信号C’を出力する前記信号処理部72と、前記処理後検出信号C’が入力されて保持される、前記第1信号保持部74a及び前記第2信号保持部74bと、前記励磁信号切換部71の切換状態に応じて、前記処理後検出信号C’の出力先を前記第1信号保持部74a又は前記第2信号保持部74bに切換えるための前記検出信号切換部73とを備える物理量検出器において、前記第1励磁信号Aと前記第2励磁信号Bとは周波数が異なり、前記第1励磁信号Aが前記励磁コイル20に印加されている場合は、前記処理後検出信号C’は前記検出信号切換部73により前記第1検出信号Dとして前記第1信号保持部74aへ出力されるように切り替えられ、前記第2励磁信号Bが前記励磁コイル20に印加されている場合は、前記処理後検出信号C’は前記検出信号切換部73により前記第2検出信号Eとして前記第2信号保持部74bへ出力されるように切り替えられ、前記第1信号保持部74a及び前記第2信号保持部74bに保持されている前記各検出信号D,Eの差を前記検出対象の物理量の検出結果に対する前記温度補正信号Fとして得る物理量検出器の温度補正信号取得方法であるので、簡単で安価に物理量検出器全体の温度ドリフトを補正することができる。
また、前記ブラシレスレゾルバ13の物理量が一定の状態で、前記励磁信号切換部71により前記励磁コイル20に印加される励磁信号が前記第1励磁信号Aと前記第2励磁信号Bとに切り替えられる物理量検出器の温度補正信号取得方法であるので、より確実に物理量検出器全体の温度ドリフトを補正することができる。
また、この実施の形態において、電磁誘導により物理量を検出する物理量検出器は、回転角検出器であるブラシレスレゾルバ13であったが、例えばRVDT等の任意の電磁誘導により物理量を検出する回転角検出器であってもよい。このように、検出する対象の物理量が回転角であっても、簡単で安価に物理量検出器全体の温度ドリフトを補正することができる。
また、この実施の形態において、電磁誘導により物理量を検出する物理量検出器は前記ブラシレスレゾルバ13であったが、LVDTのような電磁誘導により直線的な位置を物理量として検出する物理量検出器であってもよい。このように、検出する対象の物理量が直線的な位置であっても簡単で安価に物理量検出器全体の温度ドリフトを補正することができる。
また、この実施の形態において、電磁誘導により物理量を検出する物理量検出器としての前記ブラシレスレゾルバ13はモータ50に設けられていたが、これに限定されず、例えばアンテナの角度調節機能の回転角等、任意の物理量を検出する物理量検出器又は方法としてこの発明を用いることができる。
また、この実施の形態において、前記ブラシレスレゾルバ13は、前記輪状ステータ15にステータコイルとして検出コイル15aが巻回され、前記ロータ21に、ロータコイルとして前記励磁コイル20が巻回されていたが、前記輪状ステータ15に前記励磁コイル20が巻回され、前記ロータ21に前記検出コイル15aが巻回されたレゾルバであってもよいし、ブラシレスレゾルバ以外のレゾルバであってもよい。
なお、本発明による物理量検出器の要旨としては、以下の通りである。すなわち、前記第1,第2励磁信号A,Bが印加される前記励磁コイル20と、前記励磁コイル20に印加される励磁信号を第1励磁信号A又は第2励磁信号Bに切換えるための前記励磁信号切換部71と、検出対象の物理量及び前記第1,第2各励磁信号A,Bに応じて前記検出信号Cが出力される前記検出コイル15aと、前記検出コイル15aに接続され、前記検出信号Cを信号処理して前記処理後検出信号C’を出力する前記信号処理部72と、前記処理後検出信号C’が保持される、前記第1信号保持部74a及び前記第2信号保持部74bと、前記励磁信号切換部71の切換状態に応じて、前記処理後検出信号C’の出力先を前記第1信号保持部74a又は前記第2信号保持部74bに切換えるための前記検出信号切換部73とを備える物理量検出器であって、前記第1励磁信号Aと前記第2励磁信号Bとは周波数が異なり、前記第1励磁信号Aが前記励磁コイル20に印加されている場合は、前記処理後検出信号C’は前記検出信号切換部73により前記第1検出信号Dとして前記第1信号保持部74aへ出力されるように切り替えられ、前記第2励磁信号Bが前記励磁コイル20に印加されている場合は、前記処理後検出信号C’は前記検出信号切換部73により前記第2検出信号Eとして前記第2信号保持部74bへ出力されるように切り替えられ、前記第1信号保持部74a及び前記第2信号保持部74bに保持されている前記各検出信号D,Eの差が前記検出対象の物理量の検出結果に対する前記温度補正信号Fとして得られる構成であり、また、前記ブラシレスレゾルバ13の物理量が一定の状態で、前記励磁信号切換部71により前記励磁コイル20に印加される励磁信号が前記第1励磁信号Aと前記第2励磁信号Bとに切り替えられる構成であり、また、前記物理量が回転角であり、前記回転角を検出する回転物理量検出器であり、また、前記物理量が直線的な位置であり、前記直線的な位置を検出する差動変圧器であり、また、前記第1,第2励磁信号A,Bが印加される前記励磁コイル20と、前記励磁コイル20に印加される励磁信号を前記第1励磁信号A又は前記第2励磁信号Bに切換えるための前記励磁信号切換部71と、検出対象の物理量及び前記第1,第2励磁信号A,Bに応じて前記検出信号Cが出力される前記検出コイル15aと、前記検出コイル15aに接続され、前記検出信号Cを信号処理して前記処理後検出信号C’を出力する前記信号処理部72と、前記処理後検出信号C’が入力されて保持される、前記第1信号保持部74a及び前記第2信号保持部74bと、前記励磁信号切換部71の切換状態に応じて、前記処理後検出信号C’の出力先を前記第1信号保持部74a又は前記第2信号保持部74bに切換えるための前記検出信号切換部73とを備える物理量検出器において、前記第1励磁信号Aと前記第2励磁信号Bとは周波数が異なり、前記第1励磁信号Aが前記励磁コイル20に印加されている場合は、前記処理後検出信号C’は前記検出信号切換部73により前記第1検出信号Dとして前記第1信号保持部74aへ出力されるように切り替えられ、前記第2励磁信号Bが前記励磁コイル20に印加されている場合は、前記処理後検出信号C’は前記検出信号切換部73により前記第2検出信号Eとして前記第2信号保持部74bへ出力されるように切り替えられ、前記第1信号保持部74a及び前記第2信号保持部74bに保持されている前記各検出信号D,Eの差を前記検出対象の物理量の検出結果に対する前記温度補正信号Fとして得る物理量検出器の温度補正信号取得方法であり、また、前記ブラシレスレゾルバ13の物理量が一定の状態で、前記励磁信号切換部71により前記励磁コイル20に印加される励磁信号が前記第1励磁信号Aと前記第2励磁信号Bとに切り替えられる物理量検出器の温度補正信号取得方法である。
本発明による物理量検出器は、励磁信号が印加される励磁コイルと、前記励磁コイルに印加される励磁信号を第1励磁信号又は第2励磁信号に切換えるための励磁信号切換部と、検出対象の物理量及び前記各励磁信号に応じて検出信号が出力される検出コイルと、前記検出コイルに接続され、前記検出信号を信号処理して処理後検出信号を出力する信号処理部と、前記処理後検出信号が保持される、第1信号保持部及び第2信号保持部と、前記励磁信号切換部の切換状態に応じて、前記処理後検出信号の出力先を前記第1信号保持部又は前記第2信号保持部に切換えるための検出信号切換部とを備える物理量検出器であって、前記第1励磁信号と前記第2励磁信号とは周波数が異なり、前記第1励磁信号が前記励磁コイルに印加されている場合は、前記処理後検出信号は前記検出信号切換部により第1検出信号として前記第1信号保持部へ出力されるように切り替えられ、前記第2励磁信号が前記励磁コイルに印加されている場合は、前記処理後検出信号は前記検出信号切換部により第2検出信号として前記第2信号保持部へ出力されるように切り替えられ、前記第1信号保持部及び前記第2信号保持部に保持されている前記各検出信号の差が前記検出対象の物理量の検出結果に対する温度補正信号として得られるので、簡単で安価に物理量検出器全体の温度ドリフトを補正することができる。
13 ブラシレスレゾルバ
15a 検出コイル
20 励磁コイル
71 励磁信号切換部
73 検出信号切換部
74a 第1信号保持部
74b 第2信号保持部
A 第1励磁信号
B 第2励磁信号
C 検出信号
C’ 処理後検出信号
D 第1検出信号
E 第2検出信号
F 温度補正信号

Claims (6)

  1. 励磁信号が印加される励磁コイル(20)と、
    前記励磁コイル(20)に印加される励磁信号を第1励磁信号(A)又は第2励磁信号(B)に切換えるための励磁信号切換部(71)と、
    検出対象の物理量及び前記各励磁信号(A,B)に応じて検出信号(C)が出力される検出コイル(15a)と、
    前記検出コイル(15a)に接続され、前記検出信号(C)を信号処理して処理後検出信号(C’)を出力する信号処理部(72)と、
    前記処理後検出信号(C’)が保持される、第1信号保持部(74a)及び第2信号保持部(74b)と、
    前記励磁信号切換部(71)の切換状態に応じて、前記処理後検出信号(C’)の出力先を前記第1信号保持部(74a)又は前記第2信号保持部(74b)に切換えるための検出信号切換部(73)と
    を備える物理量検出器であって、
    前記第1励磁信号(A)と前記第2励磁信号(B)とは周波数が異なり、
    前記第1励磁信号(A)が前記励磁コイル(20)に印加されている場合は、前記処理後検出信号(C’)は前記検出信号切換部(73)により第1検出信号(D)として前記第1信号保持部(74a)へ出力されるように切り替えられ、前記第2励磁信号(B)が前記励磁コイル(20)に印加されている場合は、前記処理後検出信号(C’)は前記検出信号切換部(73)により第2検出信号(E)として前記第2信号保持部(74b)へ出力されるように切り替えられ、前記第1信号保持部(74a)及び前記第2信号保持部(74b)に保持されている前記各検出信号(D,E)の差が前記検出対象の物理量の検出結果に対する温度補正信号(F)として得られる構成としたことを特徴とする物理量検出器。
  2. 前記検出対象の物理量が一定の状態で、前記励磁信号切換部(71)により前記励磁コイル(20)に印加される前記励磁信号が前記第1励磁信号(A)と前記第2励磁信号(B)とに切り替えられることを特徴とする請求項1に記載の物理量検出器。
  3. 前記物理量が回転角であり、前記回転角を検出する回転物理量検出器であることを特徴とする請求項1又は2に記載の物理量検出器。
  4. 前記物理量が直線的な位置であり、前記直線的な位置を検出する差動変圧器であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の物理量検出器。
  5. 励磁信号が印加される励磁コイル(20)と、
    前記励磁コイル(20)に印加される励磁信号を第1励磁信号(A)又は第2励磁信号(B)に切換えるための励磁信号切換部(71)と、
    検出対象の物理量及び前記各励磁信号(A,B)に応じて検出信号(C)が出力される検出コイル(15a)と、
    前記検出コイル(15a)に接続され、前記検出信号(C)を信号処理して処理後検出信号(C’)を出力する信号処理部(72)と、
    前記処理後検出信号(C’)が入力されて保持される、第1信号保持部(74a)及び第2信号保持部(74b)と、
    前記励磁信号切換部(71)の切換状態に応じて、前記処理後検出信号(C’)の出力先を前記第1信号保持部(74a)又は前記第2信号保持部(74b)に切換えるための検出信号切換部(73)と
    を備える物理量検出器において、
    前記第1励磁信号(A)と前記第2励磁信号(B)とは周波数が異なり、
    前記第1励磁信号(A)が前記励磁コイル(20)に印加されている場合は、前記処理後検出信号(C’)は前記検出信号切換部(73)により第1検出信号(D)として前記第1信号保持部(74a)へ出力されるように切り替えられ、前記第2励磁信号(B)が前記励磁コイル(20)に印加されている場合は、前記処理後検出信号(C’)は前記検出信号切換部(73)により第2検出信号(E)として前記第2信号保持部(74b)へ出力されるように切り替えられ、前記第1信号保持部(74a)及び前記第2信号保持部(74b)に保持されている前記各検出信号(D,E)の差を前記検出対象の物理量の検出結果に対する温度補正信号(F)として得ることを特徴とする物理量検出器の温度補正信号取得方法。
  6. 前記検出対象の物理量が一定の状態で、前記励磁信号切換部(71)により前記励磁コイル(20)に印加される前記励磁信号が前記第1励磁信号(A)と前記第2励磁信号(B)とに切り替えられることを特徴とする請求項5に記載の物理量検出器の温度補正信号取得方法。
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