JP2018179154A - 電磁弁 - Google Patents

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    • F02M59/368Pump inlet valves being closed when actuated

Abstract

【課題】体格の増大が抑制され、なおかつ、燃料の出入を促すことができる電磁弁を提供する。【解決手段】ポンプ室およびプランジャ20によって区画されるプランジャ室14と燃料流路12の連通を制御する電磁弁30であって、コイル33によって磁気回路が形成されている場合、吸入弁スプリング34の付勢力によって吸入弁36の先端とプランジャ室とが接触し、コイルによって磁気回路が形成されていない場合、アーマチャスプリング32の付勢力によるアーマチャ37の移動によって、吸入弁の先端とプランジャ室とが摺動方向で離間しており、吸入弁スプリングの付勢力は、燃料流路からプランジャ室へ燃料が流入する際の燃料の流入圧力によって吸入弁がプランジャ室の内側へと移動できるように設定されている。【選択図】図4

Description

本発明は、電磁弁に関するものである。
特許文献1に示されるように、ディーゼルエンジンに燃料を供給する燃料噴射装置の吸入調量弁が知られている。この吸入調量弁は、コイル、ステータコア、シャフト、アーマチャ、第1スプリング、弁体、スプリングホルダ、第2スプリング、および、シートを備えている。
ステータコアとシートの間に、シャフトと弁体とが並んでいる。ステータコア側にシャフトが位置している。シート側に弁体が位置している。なおストッパはステータコアに設けられ、シャフトと弁体とが並ぶ方向でシャフトと対向している。
シャフトにアーマチャが固定されている。第1スプリングはアーマチャをシート側に付勢する。これによりシャフトは第1スプリングによってシート側に付勢される。
弁体にスプリングホルダが固定されている。第2スプリングはスプリングホルダをステータコア側に付勢する。これにより弁体は第2スプリングによってステータコア側に付勢される。
シートに液体の流通する液体通路が構成されている。またシートには、液体通路中に位置して弁体の接離するシート面が構成されている。
コイルに通電すると、アーマチャにステータコア側へと移動する磁気吸引力が発生する。これによりアーマチャに固定されたシャフトは第1スプリングの付勢力に抗してステータコア側に吸引される。これに追随して、第2スプリングに付勢された弁体もステータコア側へと移動する。これにより弁体がシート面に着座する。この結果、液体通路が閉塞される。なおこの際、シャフトはストッパに当接する。これによりシャフトの移動が規制されている。
コイルへの通電が停止されると、アーマチャおよびシャフトは第1スプリングに付勢されて弁体側に向かって移動し、シャフトが弁体に当接する。さらに、アーマチャとシャフトと弁体が、第1スプリングの付勢力により第2スプリングの付勢力に抗して移動する。これにより弁体がシート面から離れる。この結果、液体通路が開かれる。
特許第5857878号公報
ところで、上記したように特許文献1に示される吸入調量弁では、コイルに通電されていない場合、第1スプリングと第2スプリングの付勢力によってシャフトと弁体が当接する。この際、弁体に固定されたスプリングホルダがシートに当接すると、弁体とシート面との離間距離が固定される。すなわち、弁体とシート面との間の隙間の流路面積が固定される。液体通路の液体の出入を促すべく、この流路面積を増加させる場合、シャフトの移動を規制するストッパとシャフトとの離間距離を増加させることが考えられる。しかしながらこの場合、吸入調量弁(電磁弁)の体格の増大、という新たな問題が生じる。
そこで本発明は、体格の増大が抑制され、なおかつ、燃料の出入を促すことができる電磁弁を提供することを目的とする。
開示された発明の1つは、シリンダ(10)に形成されたポンプ室(11)、および、ポンプ室内に設けられ、ポンプ室に摺動可能なプランジャ(20)によって区画されるプランジャ室(14)と、燃料の流動する燃料流路(12)との連通を制御する電磁弁であって、
先端がプランジャ室内に設けられ、端部がプランジャ室外に設けられた吸入弁(36)と、
プランジャ室外に設けられ、吸入弁の端部とプランジャの摺動する摺動方向で対向するアーマチャ(37)と、
摺動方向においてプランジャ室から遠ざかる付勢力を吸入弁に付与する吸入弁スプリング(34)と、
摺動方向においてプランジャ室へ近づく付勢力をアーマチャに付与するアーマチャスプリング(32)と、
磁気回路を形成することで、摺動方向においてプランジャ室から遠ざかる磁力をアーマチャに発生するコイル(33)と、
摺動方向においてアーマチャのプランジャ室から遠ざかる方向への移動を規制する第1ストッパ(35,45)と、を有し、
摺動方向においてアーマチャのプランジャ室へ近づく方向への移動を規制する第2ストッパ(18)が形成されており、
コイルによって磁気回路が形成されている場合、コイルの磁力によるアーマチャの移動が第1ストッパとの接触によって規制され、吸入弁スプリングの付勢力によって吸入弁の先端がポンプ室の内壁面(11b)と接触してプランジャ室と燃料流路との連通が遮断され、
コイルによって磁気回路が形成されていない場合、アーマチャスプリングの付勢力によるアーマチャの移動が第2ストッパとの接触によって規制され、アーマチャと第1ストッパとが摺動方向で離間し、吸入弁の先端とポンプ室の内壁面とが摺動方向で離間してプランジャ室と燃料流路とが連通しており、
コイルによって磁気回路が形成されていない場合、燃料流路からプランジャ室へ燃料が流入する際の燃料の流入圧力によって吸入弁が吸入弁スプリングの付勢力に抗してプランジャ室の内側へと移動することで、吸入弁の先端と内壁面との摺動方向における離間距離が、アーマチャと第1ストッパとの摺動方向における離間距離よりも長くなるように、吸入弁スプリングの付勢力が設定されている。
このように本発明では、燃料の流入圧力によって、吸入弁(36)の先端と内壁面(11b)との摺動方向における離間距離がアーマチャ(37)と第2ストッパ(18)との摺動方向における離間距離よりも長くなる。したがって、吸入弁の先端と内壁面との離間距離が、アーマチャと第2ストッパとの離間距離によって定められる構成とは異なり、アーマチャ(37)と第2ストッパ(18)との離間距離の増大を抑制することができる。それとともに、吸入弁(36)の先端と内壁面(11b)との離間距離を増大することができる。そのため、摺動方向における電磁弁(30)の体格の増大を抑制しつつ、プランジャ室(14)への燃料の出入を促すことができる。
なお、特許請求の範囲に記載の請求項、および、課題を解決するための手段それぞれに記載の要素に括弧付きで符号をつけている。この括弧付きの符号は実施形態に記載の各構成要素との対応関係を簡易的に示すためのものであり、実施形態に記載の要素そのものを必ずしも示しているわけではない。括弧付きの符号の記載は、いたずらに特許請求の範囲を狭めるものではない。
燃料供給システムを示す概略図である。 高圧燃料ポンプの動作を説明するためのタイミングチャートである。 第1実施形態にかかる高圧燃料ポンプを説明するための断面図である。 高圧燃料ポンプの動作を説明するためのタイミングチャートである。 比較構成としての高圧燃料ポンプを説明するための断面図である。 比較構成としての高圧燃料ポンプの動作を説明するためのタイミングチャートである。 第1距離L1と第3距離L3とが等しい場合の高圧燃料ポンプの動作を説明するための図表である。 第1距離L1が第3距離L3よりも長い場合の高圧燃料ポンプの動作を説明するための図表である。 電磁弁の変形例を説明するための断面図である。 電磁弁の変形例を説明するための断面図である。 電磁弁の変形例を説明するための図表である。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図8に基づいて本実施形態にかかる電磁弁、電磁弁を含む高圧燃料ポンプ、および、高圧燃料ポンプを含む燃料供給システムを説明する。
燃料供給システム200は、ディーゼル機関の燃焼室に高圧燃料を噴射する燃料供給システムである。図1に示すように燃料供給システム200は、燃料タンク110、燃料ポンプ100、コモンレール120、燃料噴射装置130、および、制御装置140を有する。
燃料タンク110は燃料を貯留する。燃料タンク110は第1燃料配管151を介して燃料ポンプ100と接続されている。第1燃料配管151には燃料フィルタ111が設けられている。燃料タンク110内の燃料は、燃料フィルタ111を介して燃料ポンプ100に供給される。
燃料ポンプ100はトロコイドポンプ101と高圧燃料ポンプ102を有する。トロコイドポンプ101と高圧燃料ポンプ102それぞれはディーゼル機関の出力軸に連動して駆動する。トロコイドポンプ101はディーゼル機関の出力軸の回転によって燃料タンク110内の燃料をくみ出す。くみ出された燃料は高圧燃料ポンプ102に供給される。
高圧燃料ポンプ102はトロコイドポンプ101から供給された燃料を圧縮して高圧にする。高圧燃料ポンプ102は第2燃料配管152を介してコモンレール120と連結されている。高圧燃料ポンプ102にて圧縮された高圧の燃料(高圧燃料)は第2燃料配管152を介してコモンレール120に供給される。
コモンレール120は高圧燃料ポンプ102から供給された高圧燃料を内部に貯留する。コモンレール120は貯留した内部の燃料の圧力を一定に保持する。コモンレール120はディーゼル機関の気筒数に応じた複数の分岐部120aを有する。複数の分岐部120aそれぞれは第3燃料配管153を介して対応する燃料噴射装置130に連結されている。コモンレール120は第3燃料配管153を介して複数の燃料噴射装置130それぞれに高圧燃料を分配する。
燃料噴射装置130はコモンレール120から供給された高圧燃料を燃焼室に噴射する。燃料噴射装置130は第4燃料配管154を介して燃料タンク110と連結されている。燃料噴射装置130で噴射されなかった余分な燃料は第4燃料配管154を介して燃料タンク110に戻される。
制御装置140は、燃料ポンプ100、コモンレール120、および、燃料噴射装置130それぞれを制御する。すなわち制御装置140は、燃料ポンプ100がコモンレール120に供給する高圧燃料の容量を制御する。制御装置140は、コモンレール120が保持する圧力の圧力値を制御する。制御装置140は、燃料噴射装置130が燃料を噴射するタイミングや燃料を噴射する時間を制御する。
制御装置140には各種センサの信号が入力される。これら各種センサは、例えば、ディーゼル機関の回転速度を検出する回転速度センサ、および、吸入吸気量を検出するエアフロセンサである。また、コモンレール120内の燃料の圧力と温度を検出するコモンレールセンサ、過給圧を検出する過給圧センサ、冷却水温を検出する水温センサ、および、潤滑油の油温を検出する油温センサなどである。
制御装置140は、これら各種センサの信号に基づいて、車両の運転状況に適した各種目標値を算出する。すなわち制御装置140は、燃料ポンプ100からコモンレール120に供給する高圧燃料の容量の目標値を算出する。制御装置140はコモンレール120が保持する圧力の目標値を算出する。制御装置140は燃料噴射装置130の燃料噴射タイミングや燃料噴射時間の目標値を算出する。制御装置140は算出したこれら目標値に基づいて、燃料ポンプ100、コモンレール120、および、燃料噴射装置130それぞれを制御する。
次に、高圧燃料ポンプ102の概略的な動作を説明する上において必要となる構成要素を図2に基づいて概説する。図2に示す高圧燃料ポンプ102は、図3に示す本実施形態の高圧燃料ポンプ102とは詳細な部分において構成が異なる。本実施形態の高圧燃料ポンプ102および電磁弁30の具体的な構成については、図3に基づいて後で詳説する。
高圧燃料ポンプ102は、シリンダ10、プランジャ20、電磁弁30、および、チェックバルブ50を有する。シリンダ10にはプランジャ20の設けられるポンプ室11が形成されている。またシリンダ10には燃料の流動する燃料流路12が形成されている。ポンプ室11と燃料流路12とは連通している。
シリンダ10には、ポンプ室11から燃料を吐出するための吐出孔13が形成されている。吐出孔13は第2燃料配管152と連通している。これによりポンプ室11内の燃料は、吐出孔13を介して第2燃料配管152に供給可能となっている。
ポンプ室11は2つの開口を有する柱形状を成す。ポンプ室11の一方の開口端にプランジャ20が設けられている。プランジャ20は柱形状を成す。プランジャ20の軸方向まわりの周方向において、プランジャ20の側壁面とポンプ室11を構成する内壁面とは全周にわたって接触している。これよりプランジャ20は自身の軸方向に摺動可能になっている。
ポンプ室11の他方の開口端側の内壁面と、この内壁面と軸方向で対向するプランジャ20の上端面とによってプランジャ室14が区画されている。プランジャ室14は1つの開口端を有する。この1つの開口端はポンプ室11の他方の開口端に相当する。後述するようにプランジャ室14の開口端に電磁弁30の弁体31が設けられる。
プランジャ20はディーゼル機関のカムシャフト160と連動している。カムシャフト160の回転に応じて、プランジャ20はポンプ室11内を、2つの上記開口端の間で摺動する。これによりプランジャ室14の容積が変動する。換言すれば、プランジャ室14内の燃料の容量が変動する。このプランジャ20が摺動する方向(軸方向)が、摺動方向に相当する。
以下においては、軸方向において、ポンプ室11の一方の開口端側を下方と示す。換言すれば、カムシャフト160側を下方と示す。またポンプ室11の他方の開口端側、すなわちプランジャ室14の開口端側を上方と示す。換言すれば、後述する電磁弁30のアーマチャスプリング32側を上方と示す。
電磁弁30は、弁体31、アーマチャスプリング32、および、ソレノイドコイル33を有する。弁体31はプランジャ室14の開口端に挿入されている。そのため弁体31の先端はプランジャ室14内に設けられている。弁体31の先端とは反対側の端部はプランジャ室14の外側に設けられている。アーマチャスプリング32は弁体31の端部よりも上方に位置し、その端部と接触している。ソレノイドコイル33は弁体31の端部を周方向で囲んでいる。
弁体31は、アーマチャスプリング32の付勢力によってプランジャ室14の内側へと付勢されている。これにより、弁体31の先端とプランジャ室14を構成する内壁面とは軸方向で離間している。そのため、プランジャ室14と燃料流路12とは連通している。プランジャ室14と燃料流路12との間での燃料の流動が可能になっている。
しかしながら上記の制御装置140によってソレノイドコイル33に電流が流されると、その電流によって弁体31の端部を通過する磁気回路が形成される。この磁気回路により、弁体31はアーマチャスプリング32の付勢力に抗して、プランジャ室14の外側へと移動する。この際、弁体31の先端とプランジャ室14を構成する内壁面とが接触する。これによりプランジャ室14と燃料流路12との連通が遮断される。プランジャ室14と燃料流路12との間での燃料の流動が遮られる。
チェックバルブ50は閉塞弁51と閉塞スプリング52を有する。吐出孔13の径は、プランジャ室14から遠ざかると局所的に広がる。この径の広がりによって形成された吐出孔13の小室内に閉塞弁51と閉塞スプリング52が設けられている。
吐出孔13の小室は2つの連通口を有する。小室の一方の連通口はプランジャ室14側に開口している。小室の他方の連通口は第2燃料配管152側に開口している。閉塞弁51は、小室のプランジャ室14側の連通口に、閉塞スプリング52の付勢力によって押し付けられている。これによりプランジャ室14と小室との連通が遮断されている。すなわち、吐出孔13を介したプランジャ室14と第2燃料配管152との連通が遮断されている。しかしながら下記に示すようにプランジャ室14内の圧力が上昇すると、それによって閉塞弁51は閉塞スプリング52の付勢力に抗して小室の連通口から離れる。これによりプランジャ室14と小室とが連通される。すなわちプランジャ室14と第2燃料配管152とが吐出孔13を介して連通される。
なお吐出孔13はプランジャ室14に開口している。この吐出孔13のプランジャ室14における開口位置は、プランジャ20が最も上方に移動した場合においても、プランジャ20によって閉塞されないように、プランジャ20の上端面よりも上方に位置している。
上記したように、カムシャフト160の回転に伴って、プランジャ20は軸方向に運動する。図2の時間t1において、プランジャ20は最も上方に位置している。これによりプランジャ室14の容積は最も小さくなっている。この時間t1における燃料流路12内の燃料の流動を図2では白抜き矢印で示している。
時間t1から時間が経過すると、カムシャフト160の回転により、プランジャ20は下方に運動する。すなわちプランジャ20は降下する。これによりプランジャ室14内の容積が増大する。この際、プランジャ室14は電磁弁30によって閉塞されていない。すなわち制御装置140によってソレノイドコイル33に電流が流されていない。そのため、燃料流路12からプランジャ室14内へと燃料が吸入される。これによりプランジャ室14内の燃料の容量が増大する。この時間t1から時間経過した際のプランジャ20の下降を図2では白抜き矢印で示している。
なお図2においては、ソレノイドコイル33の電流の流動を、制御装置140の図示しないドライバ回路に出力する電磁弁駆動パルスによって示している。電磁弁駆動パルスがLoレベルの場合、ドライバ回路はソレノイドコイル33に電流を流さない。電磁弁駆動パルスがHiレベルの場合、ドライバ回路はソレノイドコイル33に電流を流す。
時間t2に至ると、プランジャ20は最も下方に位置する。これによりプランジャ室14の容積は最も大きくなっている。そのため、プランジャ室14内の燃料の容量も最も多くなっている。
時間t2から時間が経過すると、カムシャフト160の回転により、プランジャ20は上方に運動する。すなわちプランジャ20は上昇する。これによりプランジャ室14内の容積が減少する。この際、プランジャ室14の開口端は電磁弁30によって閉塞されていない。そのため、プランジャ室14内から燃料流路12へと燃料が排出される。これによりプランジャ室14内の燃料の容量が減少する。
時間t3に至ると、プランジャ室14の容積が車両の運転状況に適した目標値に達する。すなわち、コモンレール120に供給する燃料の吐出量が車両の運転状況に適した目標値に達する。この燃料の吐出量の判定は、制御装置140によって行われる。この際に制御装置140は、電磁弁駆動パルスをLoレベルからHiレベルに切り換える。これによりソレノイドコイル33に電流が流れ、磁気回路が形成される。この結果、弁体31に上方への磁力が発生する。この磁力により、弁体31はアーマチャスプリング32の付勢力に抗してプランジャ室14の外側へと移動し、ポンプ室11と燃料流路12との連通が遮断される。これによりプランジャ室14が密閉される。プランジャ20は上方への運動を継続している。そのためプランジャ室14内の圧力が高まる。この圧力が閉塞弁51に印加される。この圧力により、閉塞弁51は閉塞スプリング52の付勢力に抗して吐出孔13の小室のプランジャ室14側の連通口から離れるように移動する。これによりプランジャ室14と第2燃料配管152とが吐出孔13を介して連通される。プランジャ室14内の高圧燃料が第2燃料配管152を介してコモンレール120へと供給される。この時間t3におけるプランジャ20の上昇と閉塞弁51の離間を図2では白抜き矢印で示している。
吐出孔13から第2燃料配管152に燃料が吐出している途中の時間t4において、制御装置140は電磁弁駆動パルスをHiレベルからLoレベルに切り換える。これにより、プランジャ室14の開口端を閉塞している弁体31は下方に移動しようとする。すなわち弁体31の先端はプランジャ室14を構成する壁面から離れようとする。しかしながらプランジャ20は上方へと運動しているため、プランジャ室14内の圧力は依然高い。そのために弁体31の下方への移動は始まらない。
時間t5に至ると、プランジャ20は最も上方に位置する。この後、プランジャ20は下方へと移動を開始しようとする。そのため、プランジャ室14内の圧力が低下する。これにより弁体31の下方への移動が開始する。弁体31の先端がプランジャ室14を構成する壁面から離れ、プランジャ室14と燃料流路12とが連通される。また、閉塞スプリング52の付勢力によって閉塞弁51が吐出孔13の小室のプランジャ室14側の連通口に押し付けられる。これにより吐出孔13を介したプランジャ室14と第2燃料配管152との連通が遮断される。以上に示した時間t1〜時間t5における動作を繰り返すことで、高圧燃料ポンプ102はコモンレール120に高圧燃料を供給する。なお図2では、時間t1〜時間t5におけるプランジャ20の軸方向の上下動の動作変化を一点鎖線の曲線で示している。
次に、本実施形態にかかる高圧燃料ポンプ102と電磁弁30の詳細構成を図3に基づいて説明する。以下においては互いに直交の関係にある3方向を、x方向、y方向、z方向と示す。また、x方向とy方向とによって規定される平面をx−y平面と示す。
上記したように高圧燃料ポンプ102は、シリンダ10、プランジャ20、電磁弁30、および、チェックバルブ50を有する。図3では、チェックバルブ50を省略している。
シリンダ10には、上記したポンプ室11、燃料流路12、および、吐出孔13の他に、第1弁室15と第2弁室16が形成されている。z方向において、下方から上方に向かって、ポンプ室11、燃料流路12、第1弁室15、および、第2弁室16が順に並んでいる。図3では、チェックバルブ50とともに吐出孔13も省略している。
ポンプ室11は2つの開口を有する柱形状を成す。ポンプ室11の軸方向はz方向に沿っている。プランジャ20は柱形状を成している。プランジャ20の軸方向もz方向に沿っている。ポンプ室11の軸方向まわりの周方向において、プランジャ20の側壁面20aとポンプ室11を構成する内壁面11aとは、プランジャ20がポンプ室11の軸方向に摺動できるように全周にわたって接触している。図3では、高圧燃料ポンプ102の中心軸CAを一点鎖線で示している。
ポンプ室11の他方の開口端と、プランジャ20の上端面20bとがz方向で対向している。このプランジャ20の上端面20bと、上端面20bよりも上方のポンプ室11の内壁面11aとによってプランジャ室14が区画されている。
シリンダ10はx−y平面に沿う第1壁部17と第2壁部18を有する。z方向において、第1壁部17は第2壁部18よりもポンプ室11側に位置している。ポンプ室11の形成されたシリンダ10の壁部と第1壁部17とによって図3に示す燃料流路12が構成されている。第1壁部17と第2壁部18との間に第1弁室15が構成されている。第2壁部18よりも上方に第2弁室16が構成されている。
第1壁部17と第2壁部18は後述のストッパ40や台座部44よりも高硬度の材料から成る。第1壁部17と第2壁部18それぞれには、z方向に貫通する貫通孔が形成されている。詳しく言えば、第1壁部17には、第1壁部17のx−y平面に沿う第1下壁面17aと第1上壁面17bとを貫通する貫通孔が形成されている。第2壁部18には、第2壁部18のx−y平面に沿う第2下壁面18aと第2上壁面18bとを貫通する貫通孔が形成されている。これら2つの貫通孔により、プランジャ室14、燃料流路12、第1弁室15、および、第2弁室16それぞれが連通している。第1壁部17と第2壁部18それぞれに形成された貫通孔と、プランジャ室14の開口端とはz方向で並んでいる。この第2壁部18、第1壁部17、および、プランジャ室14を連通するz方向に延びた連通孔に弁体31が設けられる。弁体31は連通孔においてz方向に摺動する。
電磁弁30は、上記したように弁体31、アーマチャスプリング32、および、ソレノイドコイル33を有する。これらの他に電磁弁30は吸入弁スプリング34とステータコア35を有する。
弁体31は、吸入弁36とアーマチャ37を有する。吸入弁36とアーマチャ37はそれぞれz方向に延びた柱状を成している。吸入弁36とアーマチャ37とは別体である。
吸入弁36の先端はプランジャ室14内に設けられている。吸入弁36の先端とは反対側の端部は第1弁室15内に設けられている。この吸入弁36の端部にアーマチャ37の先端がz方向で対向している。アーマチャ37の先端とは反対側の端部は第2弁室16内に設けられている。吸入弁36の先端が弁体31の先端に相当する。アーマチャ37の端部が弁体31の端部に相当する。
吸入弁36は先端部38と柱部39を有する。先端部38と柱部39とはz方向に並び、互いに一体的に連結されている。そして先端部38は柱部39よりもx−y平面の径が長くなっている。先端部38の全てがプランジャ室14内に設けられている。柱部39は燃料流路12と第1弁室15に設けられている。吸入弁36のz方向の移動により、柱部39の先端部38との連結端は、プランジャ室14を入出する。
先端部38はプランジャ室14の開口端よりもx−y平面の径が長くなっている。先端部38の上面38aの中央に柱部39が一体的に連結されている。したがって先端部38の上面38aは環状を成している。この先端部38の上面38aが、内壁面11aにおけるプランジャ室14の開口端側の環状の上内面11bとz方向で対向している。そしてこの上面38aはz方向において先端部38から柱部39側へと向かうにしたがって徐々に径が狭まるように傾斜したテーパ形状を成している。同様にして上内面11bは、プランジャ室14の内側から開口端へと向かうにしたがって徐々に径が狭まるように傾斜したテーパ形状を成している。この吸入弁36のテーパ状の上面38aとプランジャ室14のテーパ状の上内面11bとが全面的に接触する。これによりプランジャ室14が吸入弁36によって閉塞される。
柱部39には、ストッパ40が設けられている。ストッパ40は吸入弁36よりも低硬度の材料から成る。ストッパ40は第1弁室15に位置している。ストッパ40は筒部41と環状部42を有する。筒部41は筒形状を成し、その軸方向はz方向に沿っている。環状部42は環状を成し、z方向に開口している。筒部41と環状部42それぞれの軸方向は、柱部39の軸方向とx−y平面において一致している。筒部41と環状部42それぞれは柱部39の側面に連結され、固定されている。
筒部41の一端41aは第1壁部17の第1上壁面17bとz方向で対向している。筒部41の他端に環状部42が一体的に連結されている。これにより、吸入弁36が第1壁部17側へと移動すると、第1壁部17の第1上壁面17bに筒部41の一端41aが接触する。このように吸入弁36のz方向における第1壁部17側への変位が筒部41によって規制される。すなわち、先端部38のプランジャ室14内への変位が規制される。さらに言いかえれば、先端部38の上面38aとプランジャ室14の上内面11bとのz方向における離間距離が規制される。筒部41が第3ストッパと止め部に相当する。第1壁部17が当たり壁に相当する。
環状部42は筒部41よりも外径が大きい。そのため環状部42のx−y平面に沿う下面42aはz方向において第1壁部17の第1上壁面17bと対向している。この環状部42と第1壁部17との間に、上記の吸入弁スプリング34が設けられている。
吸入弁スプリング34は線形状の弾性材料がz方向にらせん状に巻き回されて成るスプリングコイルである。吸入弁スプリング34は第1弁室15に位置する。吸入弁スプリング34の中空に柱部39と筒部41が挿入されている。吸入弁スプリング34は柱部39と筒部41の周囲を周方向で囲んでいる。吸入弁スプリング34はz方向において第1壁部17と環状部42との間に位置する。吸入弁スプリング34の一端は第1壁部17の第1上壁面17bに接触している。吸入弁スプリング34の他端は環状部42の下面42aに接触している。後述するように吸入弁スプリング34は、アーマチャスプリング32の付勢力によって、第1壁部17と環状部42との間で挟持されている。そのため、吸入弁スプリング34はz方向において吸入弁スプリング34から離れる方向に付勢力を発生している。
アーマチャ37は押圧部43と台座部44を有する。押圧部43は台座部44よりも高硬度の材料から成る。押圧部43と吸入弁36とは同一材料から成る。台座部44は軟磁性体から成る。押圧部43は柱形状を成し、その軸方向はz方向に沿っている。台座部44は環状を成し、z方向に開口している。押圧部43と台座部44それぞれの軸方向は、x−y平面において一致している。
押圧部43は台座部44よりもz方向の長さが長くなっている。またx−y平面において押圧部43の径と台座部44の内径とはほぼ等しくなっている。押圧部43の一端が台座部44の中空内に設けられている。押圧部43と台座部44とは連結されている。
押圧部43は第1弁室15と第2弁室16内に設けられている。そして台座部44の全てが第2弁室16内に設けられている。押圧部43の他端はz方向で柱部39の端部と対向している。台座部44は第2壁部18の貫通孔よりもx−y平面の外径が長くなっている。そのため台座部44の環状を成す下面44aが第2壁部18の第2上壁面18bとz方向で対向している。
アーマチャスプリング32は線形状の弾性材料がz方向にらせん状に巻き回されて成るスプリングコイルである。アーマチャスプリング32は第2弁室16に位置する。アーマチャスプリング32は台座部44の下面44aの裏側の上面44bに設けられている。
ステータコア35は台座部44と同様にして軟磁性体から成る。ステータコア35は第2弁室16に位置する。ステータコア35は底を有する筒形状を成す。ステータコア35の軸方向はz方向に沿っている。ステータコア35は台座部44の上面44b側に開口している。ステータコア35の環状の端面35aは台座部44の上面44bとz方向で対向している。ステータコア35の端面35aと台座部44の上面44bそれぞれはx−y平面で沿っている。端面35aと上面44bとのz方向の対向間隔は、環状の端面35aの全周にわたって一定になっている。
アーマチャスプリング32はステータコア35内に設けられる。アーマチャスプリング32は台座部44の上面44bとステータコア35の底内面35bとの間に位置する。アーマチャスプリング32は台座部44とステータコア35とによって挟持されている。そのため、アーマチャスプリング32はz方向においてアーマチャスプリング32から離れる方向に付勢力を発生している。
台座部44には、第2壁部18へと向かう付勢力がアーマチャスプリング32から付与される。そのため、台座部44に一体的に連結された押圧部43には、吸入弁36の柱部39へと向かう付勢力が付与される。これにより押圧部43の先端が柱部39の端部と接触し、柱部39にプランジャ室14へと向かう付勢力が付与される。
上記したように柱部39にはストッパ40が形成されている。ストッパ40の環状部42と第1壁部17との間に吸入弁スプリング34が設けられている。上記のプランジャ室14へと向かう付勢力は、柱部39に一体的に連結されたストッパ40にも付与される。これにより吸入弁スプリング34は、ストッパ40の環状部42と第1壁部17との間で挟持される。この結果、吸入弁スプリング34はz方向において吸入弁スプリング34から離れる方向に付勢力を発生する。この結果、ストッパ40の形成された柱部39に、押圧部43へと向かう付勢力が吸入弁スプリング34から付与される。
以上に示したように、アーマチャ37の押圧部43にはアーマチャスプリング32によりプランジャ室14へと向かう付勢力が付与される。これとは逆に、吸入弁36の柱部39には吸入弁スプリング34により第2弁室16へと向かう付勢力が付与される。このようにアーマチャ37に付与されるアーマチャスプリング32の付勢力と、吸入弁36に付与される吸入弁スプリング34の付勢力とは、z方向において付与方向が互いに逆向きである。
アーマチャスプリング32は上記の吸入弁スプリング34よりも付勢力が大きく設定されている。そのため、図3に示すように、アーマチャ37はアーマチャスプリング32の付勢力によって第2壁部18側へと移動し、台座部44の下面44aが第2壁部18の第2上壁面18bと接触している。この際、台座部44の上面44bとステータコア35の端面35aとはz方向において第1距離L1だけ離れている。また、押圧部43の先端が柱部39の端部と接触し、アーマチャスプリング32の付勢力によって吸入弁スプリング34がz方向に縮んでいる。この際、筒部41の一端41aと第1壁部17の第1上壁面17bとが第2距離L2だけ離れている。また先端部38の上面38aとプランジャ室14の上内面11bとが第3距離L3だけ離れている。上記の第1距離L1は、第2距離L2と第3距離L3を合算した合算距離L4よりも短くなっている。ただし、第1距離L1は第2距離L2と第3距離L3それぞれよりも長くなっている。
上記したようにソレノイドコイル33に電流が流れると磁気回路が形成される。磁気回路が形成されると、磁力によってアーマチャ37はアーマチャスプリング32の付勢力に抗してステータコア35側へと移動する。アーマチャ37がステータコア35側へと第1距離L1だけz方向に沿って上昇すると、台座部44の上面44bがステータコア35の端面35aに接触する。これによりアーマチャ37のz方向の上昇が止められる。ステータコア35が第2ストッパに相当する。
この後、磁気回路が消失すると、アーマチャ37はアーマチャスプリング32の付勢力によって第2壁部18へと移動する。アーマチャ37が第2壁部18側へと第1距離L1だけz方向に沿って下降すると、台座部44の下面44aが第2壁部18の第2上壁面18bに接触する。これによりアーマチャ37のz方向の下降が止められる。以上に示したように、第1距離L1はアーマチャ37のz方向の最大移動距離を示している。第2壁部18が第1ストッパに相当する。
図3に示すように、アーマチャスプリング32の付勢力によって、下面44aが第2上壁面18bと接触している場合、筒部41の一端41aと第1壁部17の第1上壁面17bとは第2距離L2だけ離れている。この際にカムシャフト160の回転によって、プランジャ20が降下すると、燃料流路12からプランジャ室14内へと燃料が流入する。この燃料の流入によって生じる流入圧力が先端部38の上面38aに作用する。この流入圧力によって吸入弁36がz方向に移動できるように吸入弁スプリング34の付勢力が設定されている。したがって、上記の流入圧力によって吸入弁36はプランジャ室14のさらに内側へと移動する。これにより、先端部38の上面38aとプランジャ室14の上内面11bとが第3距離L3以上離れる。吸入弁36が燃料の流入圧力によって第2距離L2だけプランジャ室14の内側へと下降すると、筒部41の一端41aが第1壁部17の第1上壁面17bに接触する。これにより吸入弁36は第2距離L2だけ下降する。この際、先端部38の上面38aとプランジャ室14の上内面11bとが、第3距離L3からさらに第2距離L2だけ離れる。すなわち、上面38aと上内面11bとが、第1距離L1よりも長い合算距離L4だけ離れる。
ただし、カムシャフト160の回転によって、プランジャ20が上昇すると、プランジャ室14から燃料流路12に燃料が排出される。この場合、上記の燃料の流入圧力の先端部38の上面38aへの作用が無くなる。そのため、吸入弁36は吸入弁スプリング34の付勢力によって第2弁室16側へと上昇する。そして吸入弁36の柱部39の端部がアーマチャ37の押圧部43の先端と接触する。これにより、上面38aと上内面11bとの離間距離が第3距離L3に戻る。また一端41aと第1上壁面17bとの離間距離が第2距離L2に戻る。
上記したように磁気回路の形成によって台座部44がステータコア35側へと上昇すると、吸入弁スプリング34の付勢力により、吸入弁36もステータコア35側へと上昇しようとする。この際、上記したようにアーマチャ37は第1距離L1だけ上昇する。これに対して吸入弁36は第3距離L3だけ上昇する。
第1距離L1は第3距離L3よりも長くなっている。したがって、アーマチャ37が第1距離L1だけ上昇するまえに、吸入弁36が第3距離L3だけ上昇し、先端部38の上面38aとプランジャ室14の上内面11bとが接触する。これによりプランジャ室14が閉塞される。プランジャ室14が閉塞された後に、台座部44の上面44bとステータコア35の端面35aとが接触する。このように先端部38の上面38aとプランジャ室14の上内面11bとの接触タイミングと、台座部44の上面44bとステータコア35の端面35aとの接触タイミングとが異なる。したがって、上面38aと上内面11bとの接触によって生じる騒音発生タイミングと、上面44bと端面35aとの接触によって生じる騒音発生タイミングとが異なる。
次に、図4に基づいて本実施形態にかかる高圧燃料ポンプ102の動作を詳説する。
図4の時間t11の前において、高圧燃料ポンプ102内は燃料で満たされていない。時間t11前は、高圧燃料ポンプ102を組み立てた状態を示しており、図3に示す状態と同一である。アーマチャ37のリフト量(アーマチャリフト)はゼロであり、初期位置である。吸入弁36のリフト量(吸入弁リフト)はゼロであり、半開状態になっている。
時間t11に至ると、高圧燃料ポンプ102における燃料の吸引が開始される。この時間t11は、図2に示す時間t1に対応している。すなわち、カムシャフト160の回転によってプランジャ20はz方向に運動するが、時間t11において、プランジャ20は最も上方に位置している。これによりプランジャ室14の容積は最も小さくなっている。
時間t11から時間が経過すると、カムシャフト160の回転により、白抜き矢印で示すようにプランジャ20は降下する。この際、実線矢印で示すように燃料流路12からプランジャ室14内へと燃料が吸入される。この燃料の流入圧力によって吸入弁36は、白抜き矢印で示すようにプランジャ室14のさらに内側へと移動する。筒部41の一端41aが第1壁部17の第1上壁面17bに接触し、先端部38の上面38aとプランジャ室14の上内面11bとが、第1距離L1よりも長い合算距離L4だけ離れる。これにより吸入弁リフトはマイナスになり、半開状態から全開状態になる。先端部38とプランジャ室14との間の隙間を介した燃料流路12とプランジャ室14との間の燃料の流動抵抗が減少する。この結果、燃料流路12からプランジャ室14へと燃料が吸引されやすくなっている。
時間t12に至ると、プランジャ20は最も下方に位置する。これによりプランジャ室14の容積が最も大きく、プランジャ室14内の燃料の容量も最も多くなっている。
時間t12から時間が経過すると、カムシャフト160の回転により、白抜き矢印で示すようにプランジャ20は上昇する。これにより、上記の燃料流路12からプランジャ室14へ流入する燃料の流入圧力の先端部38への作用が無くなる。そのため、白抜き矢印で示すように、吸入弁36は吸入弁スプリング34の付勢力によって第2弁室16側へと上昇する。上面38aと上内面11bとの離間距離が第3距離L3に戻る。一端41aと第1上壁面17bとの離間距離が第2距離L2に戻る。吸入弁36は全開状態から半開状態になる。この際においてもアーマチャ37は上方に移動していない。そのため実線矢印で示すようにプランジャ室14内から燃料流路12へと燃料が排出される。これによりプランジャ室14内の燃料の容量が減少する。
時間t13に至ると、プランジャ室14の容積が車両の運転状況に適した目標値に達したと制御装置140は判定する。この際に制御装置140は、電磁弁駆動パルスをLoレベルからHiレベルに切り換える。これによりアーマチャ37は、白抜き矢印で示すようにアーマチャスプリング32の付勢力に抗してステータコア35側へと移動する。これに追随して、白抜き矢印で示すように、吸入弁36も、吸入弁スプリング34の付勢力によりステータコア35側へと上昇する。この際、アーマチャ37は第1距離L1だけ上昇する。吸入弁36は第3距離L3だけ上昇する。先端部38の上面38aとプランジャ室14の上内面11bとが接触し、プランジャ室14が密閉される。アーマチャリフトと吸入弁リフトはともに最大になる。吸入弁36は半開状態から全閉状態になる。白抜き矢印で示すようにプランジャ20は上方への運動を継続している。そのためプランジャ室14内の圧力が高まる。この圧力によって、プランジャ室14と第2燃料配管152とが吐出孔13を介して連通される。プランジャ室14から吐出孔13に高圧燃料が吐出される。
プランジャ室14から吐出孔13に燃料が吐出している途中の時間t14において、制御装置140は電磁弁駆動パルスをHiレベルからLoレベルに切り換える。これにより、アーマチャ37は第2壁部18側へと下降する。また吸入弁36もプランジャ室14の内側へと下降しようとする。すなわち吸入弁36の上面38aがプランジャ室14の上内面11bから離れようとする。しかしながらプランジャ20は上方への運動を継続しているため、プランジャ室14内の圧力が依然として高い。そのために吸入弁36の下降は始まらない。プランジャ室14の閉塞は継続される。
時間t15に至ると、プランジャ20は最も上方に位置する。この後、プランジャ20は下降を開始しようとする。これによりプランジャ室14内の圧力が低下し、吸入弁36は下降を開始する。吸入弁36の上面38aがプランジャ室14の上内面11bから離れ、プランジャ室14と燃料流路12とが連通される。以上に示した時間t11〜時間t15における動作を繰り返すことで、本実施形態に係る高圧燃料ポンプ102はコモンレール120に高圧燃料を供給する。
次に、本実施形態にかかる高圧燃料ポンプ102の電磁弁30の作用効果を説明する。上記したように、磁気回路が構成されていない場合、筒部41の一端41aと第1壁部17の第1上壁面17bとは第2距離L2だけ離れている。そして燃料流路12からプランジャ室14へ燃料が流入する際の流入圧力によって、吸入弁36がz方向に移動できるように吸入弁スプリング34の付勢力が設定されている。したがって、流入圧力によって吸入弁36はプランジャ室14のさらに内側へと移動する。先端部38の上面38aとプランジャ室14の上内面11bとが、第1距離L1よりも長い合算距離L4だけ離れる。
これに対して、図5に本実施形態にかかる電磁弁30の作用効果をより明瞭に説明するための比較構成としての高圧燃料ポンプ102を示す。この比較構成では、磁気回路が構成されていない場合、筒部41の一端41aと第1壁部17の第1上壁面17bとが接触している。そのため、上記の流入圧力によって吸入弁36はプランジャ室14のさらに内側へと移動できなくなっている。
図5に示す比較構成において、上面38aと上内面11bとを合算距離L4だけ離す場合、上面44bと端面35aとをz方向において第1距離L1よりも長い合算距離L4離さなくてはならなくなる。この比較構成のアーマチャリフトと吸入弁リフトを図4と図6において一点鎖線で示す。燃料の吐出時である時間t13から時間t15において、アーマチャリフトが、比較構成が本実施形態の高圧燃料ポンプ102と比べて大きくなることが示されている。
これに対して、上記したように本実施形態にかかる高圧燃料ポンプ102の電磁弁30では、上面44bと端面35aとの離間距離を第1距離L1としつつ、上面38aと上内面11bとの離間距離を、第1距離L1よりも長い合算距離L4だけ離すことができる。すなわち、上面44bと端面35aとの離間距離の増大を抑制しつつ、上面38aと上内面11bとの離間距離を増大することができる。そのため、z方向における電磁弁30の体格の増大を抑制しつつ、プランジャ室14への燃料の出入を促すことができる。さらに言えば、アーマチャ37をリフトするために、ソレノイドコイル33に流す電流量を増大しなくとも良くなる。
吸入弁36にはストッパ40が設けられている。このストッパ40により、吸入弁36のz方向における第1壁部17側への変位が規制される。これにより、上面38aと上内面11bとのz方向における離間距離が規制される。すなわち、先端部38とプランジャ室14との間の隙間を介した燃料流路12とプランジャ室14との間の燃料の流動抵抗に変動が生じることが抑制される。
アーマチャスプリング32の付勢力によって、台座部44の下面44aが第2壁部18の第2上壁面18bと接触している際、上面44bと端面35aとはz方向において第1距離L1だけ離れている。そして上面38aと上内面11bとが第3距離L3だけ離れ、第1距離L1は第3距離L3よりも長くなっている。
例えば、図7に示すように第1距離L1と第3距離L3が等しい場合、アーマチャ37の上昇の際に、上面38aと上内面11bとの接触タイミングと、上面44bと端面35aとの接触タイミングが同一になる。そのため、この接触によって生じる騒音の発生タイミングが同一となる。これにより電磁弁30で生じる騒音が増大する虞がある。
しかしながら図8に示すように、第1距離L1が第3距離L3よりも長い場合、アーマチャ37の上昇の際に、上面38aと上内面11bとが接触した後に、上面44bと端面35aとが接触する。このようにこれらの接触タイミングが異なり、その接触によって生じる騒音の発生タイミングも異なる。これにより、電磁弁30で生じる騒音の増大が抑制される。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
(第1の変形例)
本実施形態では、柱部39に設けられるストッパ40が筒部41と環状部42を有する例を示した。この筒部41の一端41aが第1壁部17の第1上壁面17bに接触することで、吸入弁36のz方向における第1壁部17側への変位が規制される例を示した。
しかしながら図9および図10に示すようにストッパ40が環状部42だけを有する構成を採用することもできる。図9に示す変形例の場合、ポンプ室11にx−y平面に沿う隔壁11cが設けられ、この隔壁11cによってポンプ室11は2つに分けられる。隔壁11cには連通孔11dが形成され、隔壁11cによって分けられた2つのポンプ室11の空間は連通されている。図9に示す変形例では、この隔壁11cに吸入弁36の先端部38の下面37bが接触することで、吸入弁36のz方向における第1壁部17側への変位が規制される。図10に示す変形例の場合、吸入弁36のz方向における第1壁部17側への変位がストッパ40によって規制されなくなる。
(第2の変形例)
本実施形態では、アーマチャ37のステータコア35側への上昇が、台座部44の上面44bがステータコア35の端面35aに接触することで止められる例を示した。しかしながら図11の(a)欄に示すように、ステータコア35に押圧部43と同一材料からなる止め部45を設け、止め部45と押圧部43とが接触することで、アーマチャ37のステータコア35側への上昇が止められてもよい。これによれば、台座部44よりも高硬度の押圧部43と止め部45とが接触するので、台座部44がステータコア35と接触する構成と比べて、接触による摩耗が抑制される。止め部45が第2ストッパに相当する。
また、図11の(b)欄に示すように、押圧部43の径を局所的に太くして、第2壁部18の第2下壁面18aに押圧部43の局所的に径の太い部分が接触することで、アーマチャ37のステータコア35側への上昇が止められてもよい。これによれば、台座部44よりも高硬度の押圧部43と第2壁部18とが接触するので、台座部44がステータコア35と接触する構成と比べて、接触による摩耗が抑制される。第2壁部18が第2ストッパに相当する。
(第3の変形例)
本実施形態では、アーマチャ37の第2壁部18への下降が、台座部44の下面44aが第2壁部18の第2上壁面18bに接触することで止められる例を示した。しかしながら図11の(c)欄に示すように、押圧部43の径を局所的に太くして、第2壁部18の第2上壁面18bに押圧部43の局所的に径の太い部分が接触することで、アーマチャ37の第2壁部18側への下降が止められてもよい。これによれば、台座部44よりも高硬度の押圧部43と第2壁部18とが接触するので、台座部44が第2壁部18と接触する構成と比べて、接触による摩耗が抑制される。第2壁部18が第1ストッパに相当する。
10…シリンダ、11…ポンプ室、11a…内壁面、11b…上内面、12…燃料流路、14…プランジャ室、17…第1壁部、18…第2壁部、20…プランジャ、30…電磁弁、32…アーマチャスプリング、33…ソレノイドコイル、34…吸入弁スプリング、35…ステータコア、36…吸入弁、37…アーマチャ、43…押圧部、44…台座部、45…止め部、102…高圧燃料ポンプ、160…カムシャフト、200…燃料供給システム

Claims (7)

  1. シリンダ(10)に形成されたポンプ室(11)、および、前記ポンプ室内に設けられ、前記ポンプ室に摺動可能なプランジャ(20)によって区画されるプランジャ室(14)と、燃料の流動する燃料流路(12)との連通を制御する電磁弁であって、
    先端が前記プランジャ室内に設けられ、端部が前記プランジャ室外に設けられた吸入弁(36)と、
    前記プランジャ室外に設けられ、前記吸入弁の端部と前記プランジャの摺動する摺動方向で対向するアーマチャ(37)と、
    前記摺動方向において前記プランジャ室から遠ざかる付勢力を前記吸入弁に付与する吸入弁スプリング(34)と、
    前記摺動方向において前記プランジャ室へ近づく付勢力を前記アーマチャに付与するアーマチャスプリング(32)と、
    磁気回路を形成することで、前記摺動方向において前記プランジャ室から遠ざかる磁力を前記アーマチャに発生するコイル(33)と、
    前記摺動方向において前記アーマチャの前記プランジャ室から遠ざかる方向への移動を規制する第1ストッパ(35,45)と、を有し、
    前記摺動方向において前記アーマチャの前記プランジャ室へ近づく方向への移動を規制する第2ストッパ(18)が形成されており、
    前記コイルによって前記磁気回路が形成されている場合、前記コイルの磁力による前記アーマチャの移動が前記第1ストッパとの接触によって規制され、前記吸入弁スプリングの付勢力によって前記吸入弁の先端が前記ポンプ室の内壁面(11b)と接触して前記プランジャ室と前記燃料流路との連通が遮断され、
    前記コイルによって前記磁気回路が形成されていない場合、前記アーマチャスプリングの付勢力による前記アーマチャの移動が前記第2ストッパとの接触によって規制され、前記アーマチャと前記第1ストッパとが前記摺動方向で離間し、前記吸入弁の先端と前記ポンプ室の前記内壁面とが前記摺動方向で離間して前記プランジャ室と前記燃料流路とが連通しており、
    前記コイルによって前記磁気回路が形成されていない場合、前記燃料流路から前記プランジャ室へ燃料が流入する際の燃料の流入圧力によって前記吸入弁が前記吸入弁スプリングの付勢力に抗して前記プランジャ室の内側へと移動することで、前記吸入弁の先端と前記内壁面との前記摺動方向における離間距離が、前記アーマチャと前記第1ストッパとの前記摺動方向における離間距離よりも長くなるように、前記吸入弁スプリングの付勢力が設定されている電磁弁。
  2. 前記吸入弁の前記プランジャ室へ近づく方向への移動を規制する第3ストッパ(40)が前記吸入弁に取り付け固定され、
    前記第3ストッパは、前記プランジャ室外に設けられた当たり壁(17)と前記摺動方向で対向しており、
    前記吸入弁の前記プランジャ室へ近づく方向への移動が、前記当たり壁が前記第3ストッパに接触することで規制される請求項1に記載の電磁弁。
  3. 前記吸入弁の先端は、前記プランジャ室内に設けられた前記シリンダの隔壁(11c)と前記摺動方向で対向しており、
    前記吸入弁の前記プランジャ室へ近づく方向への移動が、前記吸入弁の先端が前記隔壁と接触することで規制される請求項1に記載の電磁弁。
  4. 前記アーマチャの移動が前記第2ストッパによって規制され、前記吸入弁の端部と前記アーマチャとが接触している際において、前記アーマチャと前記第1ストッパとの前記摺動方向における離間距離は、前記吸入弁の先端と前記内壁面との前記摺動方向における離間距離よりも長い請求項1〜3いずれか1項に記載の電磁弁。
  5. 前記アーマチャは、磁性体からなる台座部(44)と、前記台座部よりも高硬度の押圧部(43)と、を有し、
    前記第2ストッパは前記台座部よりも高硬度であり、
    前記アーマチャの前記プランジャ室へ近づく方向への移動が、前記第2ストッパと前記押圧部との接触、若しくは、前記第2ストッパと前記台座部との接触によって規制される請求項1〜4いずれか1項に記載の電磁弁。
  6. 前記アーマチャは、磁性体からなる台座部(44)と、前記台座部よりも高硬度の押圧部(43)と、を有し、
    前記第1ストッパは前記台座部よりも高硬度の止め部(45)を有し、
    前記アーマチャの前記プランジャ室から遠ざかる方向への移動が、前記止め部と前記押圧部との接触によって規制される請求項1〜5いずれか1項に記載の電磁弁。
  7. 前記アーマチャは、磁性体からなる台座部(44)と、前記台座部よりも高硬度の押圧部(43)と、を有し、
    前記第2ストッパは前記台座部よりも高硬度であり、
    前記アーマチャの前記プランジャ室から遠ざかる方向への移動が、前記第2ストッパと前記押圧部との接触によって規制される請求項1〜5いずれか1項に記載の電磁弁。
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