JP2018179035A - 流体供給回転継手 - Google Patents

流体供給回転継手 Download PDF

Info

Publication number
JP2018179035A
JP2018179035A JP2017075124A JP2017075124A JP2018179035A JP 2018179035 A JP2018179035 A JP 2018179035A JP 2017075124 A JP2017075124 A JP 2017075124A JP 2017075124 A JP2017075124 A JP 2017075124A JP 2018179035 A JP2018179035 A JP 2018179035A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotary joint
fluid supply
partial
partial rotary
pipes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017075124A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6912255B2 (ja
Inventor
圭一 田邉
Keiichi Tanabe
圭一 田邉
潤 金子
Jun Kaneko
潤 金子
隆治 藤田
Takaharu Fujita
隆治 藤田
正秀 永冨
Masahide Nagatomi
正秀 永冨
雅紀 谷口
Masaki Taniguchi
雅紀 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Engineering Co Ltd
Nippon Steel Plant Designing Corp
Original Assignee
NS Plant Designing Corp
Nippon Steel and Sumikin Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NS Plant Designing Corp, Nippon Steel and Sumikin Engineering Co Ltd filed Critical NS Plant Designing Corp
Priority to JP2017075124A priority Critical patent/JP6912255B2/ja
Publication of JP2018179035A publication Critical patent/JP2018179035A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6912255B2 publication Critical patent/JP6912255B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Joints Allowing Movement (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
  • Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)

Abstract

【課題】中継する配管の数が増えても確実な設置作業が行える流体供給回転継手を提供する。【解決手段】流体供給回転継手1は、複数の部分回転継手10,20と、部分回転継手10,20を連結する連結部30とを有する。部分回転継手10,20は、それぞれ外筒11,21と内筒12,22とを有し、外筒11,21に接続された複数の外部配管41〜45,47と内筒12,22に形成された複数の内部流路61〜65,77とが、外筒11,21と内筒12,22との間の連通溝51〜55,57を介して個別に連通されている。連結部30は、一方の部分回転継手20の内部流路61〜65と、他方の部分回転継手10の内部流路71〜75とを、それぞれ個別に接続する複数の接続管31〜35を有する。【選択図】図1

Description

本発明は流体供給回転継手に関する。
製鉄用の転炉では、炉体のトラニオンリングの両側に突起するトラニオン軸を回転自在に支持し、炉体を上向きの状態から横向きの状態までの回動可能としている。
転炉には、炉内に精製用の酸素ガスや窒素ガスが吹き込まれるとともに、炉体の冷却用の水や空気が供給される。これらの流体は、それぞれトラニオン部分を通る配管により外部から炉体へと供給される。
トラニオン部分においては、前述した流体の配管を通しつつ炉体の回動を許容するために、流体の配管ごとに回転継手(ロータリージョイント)を設置している(特許文献1の第2図参照)。
回転継手としては、相対回転可能な外筒と内筒とを設置し、例えば外筒の内面に周方向の連通溝を形成し、外部からの配管を連通させておき、反対側の内筒の外面に炉体に至る流路の開口を形成し、この開口を連通溝に連通するように配置することにより、外筒と内筒との回転角度に拘わらず、各々の間で流通が維持される構造が用いられる。
回転継手において、連通溝は中継する配管毎に設置され、従って配管の数に相当する数の連通溝が軸方向に配列される。また、各連通溝に連通された内筒側の流路は、回転継手の内部を軸方向に延びてトラニオン軸の内部を通り、炉体へと導かれる。
転炉では、同じ冷却水であっても、炉体の部位毎に供給する必要があり、回転継手を通る配管は膨大な数に及ぶ。このため、転炉のトラニオン部分の回転継手では、次のような改善が図られている。
第1に、回転継手で膨大な数の配管を中継する場合、回転継手に必要な連通溝の設置スペースを確保するべく、回転継手の軸方向寸法を長大化させる必要がある。しかし、長大な回転継手を高精度に製造することは困難が伴う。そこで、予め軸方向に分割した部分回転継手を製造しておき、各部分を連結して一連として用いる分割式の回転継手が提案されている。
第2に、回転継手で膨大な数の配管を中継する場合、回転継手からトラニオン軸の内部へと導かれる流路の数も膨大となり、トラニオン軸の内部に流路スペースが十分に確保できなくなる。そこで、トラニオン軸の周囲にスリーブを設け、回転継手の内部からの流路を一旦外部配管に取り出してスリーブを通すことで、トラニオン軸を迂回させることが提案されている(特許文献1の第1図、特許文献2および特許文献3参照)。
実開平4−56988号公報 実開昭59−141557号公報 特開昭56−69318号公報
しかし、前述した分割式の回転継手では、炉体側の部分回転継手と、先端側(炉体から遠い側)の部分回転継手とを連結する際に、先端側の内部の流路と炉体側の流路とを確実にシール接続する必要がある。具体的には、各々の内筒の端面に露出する流路の開口どうしを、それぞれ気密状態で接続する。開口どうしの接続は多数に及ぶが、これらを各々の内筒の連結時に同時に行う必要がある。このように、連結作業時に多数の流路について煩雑な接続作業を一気に行うため、作業が困難なだけでなく、確実なシールが得られない虞がある。
一方、前述したスリーブ式の構造では、スリーブを組み込むスペースが必要であり、設備コストの上昇が避けられない。さらに、スリーブに至る外部配管が多数生じるため、スリーブの周辺にも周囲との干渉を避けるのに十分なスペースを確保する必要がある。
本発明の主な目的は、中継する配管の数が増えても確実な設置作業が行える流体供給回転継手を提供することにある。
本発明の他の目的は、中継する配管の数が増えても周辺との干渉が避けられる流体供給回転継手を提供することにある。
本発明の流体供給回転継手は、複数の部分回転継手と、前記部分回転継手を連結する連結部とを有し、前記部分回転継手は、それぞれ外筒と内筒とを有し、前記外筒に接続された複数の外部配管と前記内筒に形成された複数の内部流路とが、前記外筒と前記内筒との間の連通溝を介して個別に連通されており、前記連結部は、一方の前記部分回転継手の内部流路と、他方の前記部分回転継手の内部流路とを、それぞれ個別に接続する複数の接続管を有することを特徴とする。
本発明では、部分回転継手どうしを連結する際に、各々の内部流路を個別の接続管で接続する。この際、各接続管は順次接続作業を行えばよく、一気に行う必要がなくなる。従って、中継する配管の数が増えても、設置作業の容易性が確保され、かつシール性などを確実なものとすることができる。
その結果、中継する配管の数が増えても確実な設置作業が行える流体供給回転継手を提供することができる。
本発明の流体供給回転継手において、前記連結部は、複数の前記部分回転継手の前記内筒どうしを連結する連結軸を備えていることが好ましい。
本発明では、複数の部分回転継手の内筒が、それぞれ連結軸により回転を伝達されて互いに同期回転するため、各々間に設置された複数の接続管が捻れたりすることがない。
本発明の流体供給回転継手において、前記接続管は可撓性を有し、前記連結軸は軸線の傾き、軸線の変位、軸方向の変位を許容可能な自在継手を含むことが好ましい。
本発明では、例えば炉体側の部分回転継手の回転軸と、これに連結される他の部分回転継手の回転軸とがずれた場合でも、接続管が撓みまたは伸縮し、連結軸が自在継手で傾き、変位することで、相互のずれを許容することができ、回転動作に支障を生じることがない。このため、複数の部分回転継手の設置にあたって、回転軸の精度割出しを過剰に行う必要がなく、設置作業を容易にすることができる。
なお、複数の部分回転継手が、各々の軸線が高精度に揃うように設置されるのであれば、各々を結ぶ接続管は可撓性でなくてもよく、連結軸は傾きや変位を生じない固定軸であってもよい。
本発明の流体供給回転継手において、前記連結部は、複数の前記部分回転継手の前記外筒どうし、前記内筒どうし、または、一方の前記内筒と他方の前記外筒と、を連結するケースを備え、前記ケースは内部が気密シールされていることが好ましい。
本発明では、例えばケースが外筒どうしを連結する場合、ケースが部分回転継手の外筒と同様に固定されるため、外部配管を接続してケースの内部に流体を受け入れることができる。ケースの内部空間を炉体側の部分回転継手の内部流路に連通させれば、ケースの内部も配管の中継に利用することができる。
本発明では、ケースは一対の部分回転継手の外筒と内筒とを連結してもよく、内筒どうしを連結してもよい。部分回転継手の内筒(炉体とともに回転する)とケースとを連結する際には、相互の摺動を許容しつつ気密性を確保できるシール構造などを介在させることが好ましい。
本発明の流体供給回転継手において、前記部分回転継手の内部は空洞とされ、前記空洞の内部には前記内部流路を形成する内部配管が設置されていることが好ましい。
本発明では、部分回転継手の内部流路を、個別の内部配管で形成することができる。とくに、転炉側の部分回転継手に適用することで、内部配管を内筒の中心部に密集して設置することができ、多数の配管であってもトラニオン軸の内部を挿通させることができる。
その結果、従来のスリーブ方式のような外部配管を解消することができ、中継する配管の数が増えても周辺との干渉が避けられる流体供給回転継手を提供することができる。
本発明によれば、中継する配管の数が増えても確実な設置作業が行える流体供給回転継手を提供することができる。
本発明の一実施形態を示す断面図。 図1のS2断面図。 図1のS3断面図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、炉体2は、製鉄用の転炉であり、トラニオンリング3の両側面のトラニオン軸4を支持体5で回転自在に支持されている。炉体2には、精製用の酸素ガスや窒素ガス、炉体の冷却用の水や空気が、トラニオン軸4の炉体2とは反対側に開口する空洞6を通して供給される。これらの流体を供給する固定的な外部配管41〜47と回転するトラニオン軸4とを中継するために、トラニオン軸4には同軸で流体供給回転継手1が設置されている。
流体供給回転継手1は、炉体側の部分回転継手10と、先端側の部分回転継手20と、これらを連結する連結部30とを有する。
炉体側の部分回転継手10はトラニオン軸4に連結され、連結部30および部分回転継手20が順次直列に連結されている。
炉体2およびトラニオン軸4の回転軸AFに対し、部分回転継手10の回転軸A1、連結部30の回転軸A3,部分回転継手20の回転軸A2は、基本的に同一線上に配置されている。
先端側の部分回転継手20は、外筒21と内筒22とを有する。
外筒21と内筒22との間には軸受が介装され、各々は回転軸A2まわりに相対回転可能である。外筒21は支柱211を介して固定され、これにより回転軸A2の軸線方向も所定の方向に固定されている。
外筒21は筒状の部材で形成され、外周面には外部配管41〜45が接続されている。外筒21の内周面には周方向に連続する連通溝51〜55が形成されている。連通溝51〜55は、外部配管41〜45のいずれかと個別に連通されている。
内筒22は、中実の軸材で形成され、内部には内部流路61〜65が形成されている。内部流路61〜65は、それぞれ内筒22の外周面に開口され、各開口はそれぞれ連通溝51〜55のいずれかと個別に連通されている。
従って、外筒21と内筒22との回転角度位置に拘わらず、外部配管41〜45から連通溝51〜55を経由して内部流路61〜65に至る流路が個別に確保されている。
内部流路61〜65は、それぞれ内筒22の炉体側に向けて導かれ、炉体側の端面には各々の開口が円形に配列されている(図3参照)。
炉体側の部分回転継手10は、外筒11と内筒12とを有する。
外筒11と内筒12との間には軸受が介装され、各々は回転軸A1まわりに相対回転可能である。外筒11は支柱111を介して固定され、これにより回転軸A1の軸線方向も所定の方向に固定されている。
外筒11は筒状の部材で形成され、外周面には外部配管47が接続されている。外筒11の内周面には周方向に連続する連通溝57が形成されている。外部配管47は、それぞれ連通溝57に連通されている。
内筒12は、筒状の部材であるが、中実部分の内部に内部流路77が形成されている。
内筒12は、筒状の内部に空洞19を有し、そこには複数の内部配管741,751が配置され、各々の内部に内部流路74,75が形成されている。
内部配管741,751は、炉体側の端部がトラニオン軸4の空洞6内へ導入され、反対側の端部は内筒12の底面に形成されたポートに接続されている。
図2に示すように、空洞19において、内部が内部流路71〜75となる内部配管711〜751が円形に配列されている。この配列を維持するために、内部配管711〜751はブラケット18で支持されている。
図1に戻って、内筒12の底面には内部流路76が形成され、内筒12の炉体2と反対側の端面から空洞19を経てトラニオン軸4の空洞6までが連通されている。
連結部30は、炉体側の部分回転継手10と先端側の部分回転継手20とを連結する。
具体的には、部分回転継手10,20の外筒11,21を連結するケース38と、ケース38の内部で部分回転継手10,20の内筒12,22を連結する連結軸39と、部分回転継手10の内部流路71〜75と、部分回転継手20の内部流路61〜65とを、それぞれ個別に接続する複数の接続管31〜35(図3参照)とを有する。
ケース38は、円筒状に形成され、支柱381を介して固定されている。
ケース38の両端の周縁は、それぞれ弾性シール部材382,383を介して、部分回転継手10,20の外筒11,21の端面に接続されている。
これらの弾性シール部材382,383の弾性により、ケース38は外筒11,21の回転軸A1,A2に対して傾斜可能である。また、弾性シール部材382,383により、ケース38の内部空間は気密シールされている。
ケース38の外周面には外部配管46が接続されている。
外部配管46は、ケース38の内部に連通され、さらに内筒12の端面に開口する内部流路76および空洞19を経由してトラニオン軸4の空洞6内まで導かれている。
連結軸39は、回転軸A3に沿って配置された棒状の部材であり、部分回転継手10,20の内筒12,22の間で回転力を伝達可能である。
連結軸39は、両端近傍の2箇所にクロスピン式の自在継手391、392を有する。連結軸39の両端が接続される内筒12,22は、それぞれ回転軸A1,A2が固定されているが、これらが同一軸線から外れた場合でも、連結軸39は自在継手391、392が屈曲して連結を維持することができる。
図3にも示すように、連結軸39の部分回転継手20側の端部は、内筒22の接続部212との間でキー393を用いて嵌合されている。同様に、連結軸39の部分回転継手10側の端部は、内筒12の接続部112との間でキー394を用いて嵌合されている。これらにより、連結軸39と内筒22および連結軸39と内筒12とは、互いに回転力を伝達可能である。
接続管31〜35は、可撓性を有する管部材であり、部分回転継手10の内筒12の端面に開口する内部流路71〜75と、部分回転継手20の内筒22の端面に開口する内部流路61〜65とを、それぞれ個別に接続している。
接続管31〜35が可撓性を有することで、内筒12,22の回転軸A1,A2が同一軸線から外れた場合でも個々の接続を維持することができる。
本実施形態によれば、以下に述べる通りの効果が得られる。
本実施形態では、流体供給回転継手1により、固定的な外部配管41〜47と回転するトラニオン軸4との間で流体を中継することができる。
外部配管41〜45については、先端側の部分回転継手20の連通溝51〜55から内部流路61〜65を経て連結部30に導かれる。そして、接続管31〜35により炉体側の部分回転継手20へと導かれ、内部流路71〜75によりトラニオン軸4の空洞6内へ送られる。
外部配管46については、連結部30のケース38内に導入されたのち、内筒12の内部流路76から空洞19を経由してトラニオン軸4の空洞6内へ送られる。
外部配管47については、炉体側の部分回転継手10の連通溝57から内部流路77を経てトラニオン軸4の空洞6内へ送られる。
このように、本実施形態によれば、複数の部分回転継手10,20を連結して用いることで、多数の外部配管41〜47を分散化して受け入れることができる。
本実施形態では、部分回転継手10,20どうしを連結する際に、各々の内部流路61〜65および内部流路71〜75を個別の接続管31〜35で接続することができる。
これらの接続管31〜35は、施工時には順次接続作業を行えばよく、一気に行う必要がない。
従って、流体供給回転継手1として中継すべき外部配管41〜47の数が増えても、設置作業の容易性が確保され、かつ個々の流路のシール性などを確実なものにできる。
本実施形態では、連結部30は、部分回転継手10,20の内筒12,22どうしを連結する連結軸39を備え、複数の部分回転継手10,20の内筒12,22が、それぞれ連結軸39により回転を伝達されて互いに同期回転するため、各々間に設置された複数の接続管31〜35が捻れたりすることがない。
本実施形態において、接続管31〜35は可撓性を有するとともに、連結軸39は軸線の傾き、軸線の変位、軸方向の変位を許容可能な自在継手391、392およびキー393、394による嵌合構造を備えている。
従って、例えば炉体側の部分回転継手10の回転軸A1と、先端側の部分回転継手20の回転軸A2とがずれた場合でも、接続管31〜35が撓みまたは伸縮し、連結軸39が自在継手で傾き、変位することで、相互のずれを許容することができ、回転動作に支障を生じることがない。
このため、部分回転継手10,20の設置にあたって、回転軸A1,A2の精度割出しを過剰に行う必要がなく、設置作業を容易にすることができる。
本実施形態では、連結部30に部分回転継手10,20の外筒11,21どうしを連結するケース38を設け、弾性シール部材382,383によりケース38の内部を気密シールすることができる。
このため、外部配管46を接続してケース38の内部に流体を受け入れ、ケース38の内部空間を炉体側の部分回転継手10の内部流路76ないし空洞19に連通させることで、ケース38の内部を外部配管46の中継に利用することができる。
本実施形態では、炉体側の部分回転継手10の内部に空洞19が形成され、空洞19の内部には内部流路71〜75を形成する内部配管711〜751が設置されている。つまり、炉体側の部分回転継手10の内部流路71〜75を、個別の内部配管711〜751で形成することで、部分回転継手10の内部空間の中心部に密集して設置することができ、多数の配管であってもトラニオン軸4の空洞6内を挿通させることができる。
その結果、従来のスリーブ方式のような外部配管を解消することができ、中継する外部配管41〜47の数が増えても周辺との干渉を避けることができる。また、スリーブを組み込むスペースも不要となり、設備コストの上昇も避けることができる。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形などは本発明に含まれる。
前記実施形態では、接続管31〜35は可撓性を有するとともに、連結軸39は軸線の傾き、軸線の変位、軸方向の変位を許容可能な自在継手391、392およびキー393、394による嵌合構造を有するものとしていた。
しかし、例えば、部分回転継手10,20が、各々の回転軸A1,A2が高精度に揃うように設置されるのであれば、各々を結ぶ接続管31〜35は可撓性でなくてもよく、連結軸39は傾きや変位を生じない固定軸であってもよい。
さらに、前記実施形態では、連結軸39で部分回転継手10,20の内筒12,22を連結し、相互に回転を伝達することで、接続管31〜35のねじれを防止していた。しかし、部分回転継手10,20の内筒12,22を相互に同期回転させる機構を設けたならば、連結軸39は省略することができる。例えば、炉体側の内筒12の回転を検出し、先端側の内筒22をモータ等で同期回転させるならば、連結軸39なしで接続管31〜35のねじれを防止できる。
前記実施形態では、連結部30にケース38を設けて部分回転継手10,20の外筒11,21どうしを連結し、その内部を流体の中継に利用した。しかし、ケース38で連結するのは、外筒11,21どうしに限らず、部分回転継手10,20の一方の外筒11,21と内筒12,22とを連結してもよく、あるいは、各々の内筒12,22どうしを連結してもよい。部分回転継手の内筒12,22は、炉体2とともに回転するため、ケース38と連結する際には、相互の摺動を許容しつつ気密性を確保できるシール構造などを介在させることが好ましい。
前記実施形態では、連結部30に設けたケース38の内部も流体の中継に利用した。しかし、ケース38の内部を流体の中継に利用しなくてもよく、ケース38も適宜省略してもよい。
前記実施形態では、炉体側の部分回転継手10の内筒12の内部に空洞19を形成し、そこに内部配管711〜751を設置した。しかし、空洞19および内部配管711〜751は省略してもよく、内筒12の内部に内部流路71〜75を形成してもよい。
本発明は、転炉などに流体供給を行う流体供給回転継手として利用できる。
1…流体供給回転継手、2…炉体、3…トラニオンリング、4…トラニオン軸、5…支持体、6…空洞、10,20…部分回転継手、11,21…外筒、12,22…内筒、30…連結部、111,211,381…支柱、18…ブラケット、19…空洞、112,212…接続部、38…ケース、382,383…弾性シール部材、39…連結軸、391,392…自在継手、393,394…キー、41〜47…外部配管、51〜55,57…連通溝、61〜65,71〜77…内部流路、711〜751…内部配管、A1,A2,A3,AF…回転軸。

Claims (5)

  1. 複数の部分回転継手と、前記部分回転継手を連結する連結部とを有し、
    前記部分回転継手は、それぞれ外筒と内筒とを有し、前記外筒に接続された複数の外部配管と前記内筒に形成された複数の内部流路とが、前記外筒と前記内筒との間の連通溝を介して個別に連通されており、
    前記連結部は、一方の前記部分回転継手の内部流路と、他方の前記部分回転継手の内部流路とを、それぞれ個別に接続する複数の接続管を有することを特徴とする流体供給回転継手。
  2. 請求項1に記載した流体供給回転継手において、
    前記連結部は、複数の前記部分回転継手の前記内筒どうしを連結する連結軸を備えていることを特徴とする流体供給回転継手。
  3. 請求項2に記載した流体供給回転継手において、
    前記接続管は可撓性を有し、
    前記連結軸は軸線の傾き、軸線の変位、軸方向の変位を許容可能な自在継手を含むことを特徴とする流体供給回転継手。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載した流体供給回転継手において、
    前記連結部は、複数の前記部分回転継手の前記外筒どうしを連結するケースを備え、前記ケースは内部が気密シールされていることを特徴とする流体供給回転継手。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載した流体供給回転継手において、
    前記部分回転継手の内部は空洞とされ、前記空洞の内部には前記内部流路を形成する内部配管が設置されていることを特徴とする流体供給回転継手。
JP2017075124A 2017-04-05 2017-04-05 流体供給回転継手 Active JP6912255B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017075124A JP6912255B2 (ja) 2017-04-05 2017-04-05 流体供給回転継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017075124A JP6912255B2 (ja) 2017-04-05 2017-04-05 流体供給回転継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018179035A true JP2018179035A (ja) 2018-11-15
JP6912255B2 JP6912255B2 (ja) 2021-08-04

Family

ID=64282854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017075124A Active JP6912255B2 (ja) 2017-04-05 2017-04-05 流体供給回転継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6912255B2 (ja)

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2946372A1 (de) * 1978-11-20 1980-05-22 Olympus Optical Co Endoskop
JPS6347594A (ja) * 1986-08-15 1988-02-29 三鬼エンヂニアリング株式会社 回転管継手
JPH0669590U (ja) * 1993-03-15 1994-09-30 株式会社南武 外筒連結式ロータリージョイント
JP2003042373A (ja) * 2001-07-31 2003-02-13 Eagle Ind Co Ltd ロータリージョイント
EP1398560A1 (en) * 2000-07-25 2004-03-17 FMC Technologies, Inc. High pressure product swivel with floating spool
EP1510745A1 (de) * 2003-08-28 2005-03-02 Gesellschaft für technische Entwicklungen mbH Mehrfach-Drehdurchführung
US20050046181A1 (en) * 2003-08-28 2005-03-03 Falconer Darcy Raymond Fluid rotary union
JP2011007274A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Nippon Pillar Packing Co Ltd 多流路形ロータリジョイント
CN102352943A (zh) * 2011-09-28 2012-02-15 中联重科股份有限公司 旋转接头
JP2014219020A (ja) * 2013-05-01 2014-11-20 日本ピラー工業株式会社 多ポートロータリジョイント
US20150375981A1 (en) * 2014-06-27 2015-12-31 Krones Ag Rotary distributor for distributing free-flowing media
US20170002964A1 (en) * 2015-07-02 2017-01-05 Sofec, Inc. High pressure fluid swivel

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2946372A1 (de) * 1978-11-20 1980-05-22 Olympus Optical Co Endoskop
JPS6347594A (ja) * 1986-08-15 1988-02-29 三鬼エンヂニアリング株式会社 回転管継手
JPH0669590U (ja) * 1993-03-15 1994-09-30 株式会社南武 外筒連結式ロータリージョイント
EP1398560A1 (en) * 2000-07-25 2004-03-17 FMC Technologies, Inc. High pressure product swivel with floating spool
JP2003042373A (ja) * 2001-07-31 2003-02-13 Eagle Ind Co Ltd ロータリージョイント
EP1510745A1 (de) * 2003-08-28 2005-03-02 Gesellschaft für technische Entwicklungen mbH Mehrfach-Drehdurchführung
US20050046181A1 (en) * 2003-08-28 2005-03-03 Falconer Darcy Raymond Fluid rotary union
JP2011007274A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Nippon Pillar Packing Co Ltd 多流路形ロータリジョイント
CN102352943A (zh) * 2011-09-28 2012-02-15 中联重科股份有限公司 旋转接头
JP2014219020A (ja) * 2013-05-01 2014-11-20 日本ピラー工業株式会社 多ポートロータリジョイント
US20150375981A1 (en) * 2014-06-27 2015-12-31 Krones Ag Rotary distributor for distributing free-flowing media
US20170002964A1 (en) * 2015-07-02 2017-01-05 Sofec, Inc. High pressure fluid swivel

Also Published As

Publication number Publication date
JP6912255B2 (ja) 2021-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101694819B1 (ko) 일체형 유압 로터리 액추에이터
US2701146A (en) Multiple passage fluid handling swivel connection
KR102582894B1 (ko) 다중통로형 로터리 유니언
JP5007858B2 (ja) 流量制御弁
JP2018179035A (ja) 流体供給回転継手
JPH11230436A (ja) 溶接レス継手
GB2537127A (en) Nipple
CN104832725B (zh) 用于转台的气液旋转分配结构
JP7145005B2 (ja) 分岐ボールバルブ
US7328921B1 (en) Fluid rotary joint
WO2018101199A1 (ja) 偏心自在継手機構および偏心自在継手
EP3752761B1 (en) High speed rotary union
RU2006110523A (ru) Вращаюшийся шарошечный расширитель
TW202120852A (zh) 流體滑環裝置
JP6555945B2 (ja) ロータリージョイント
CN113825936A (zh) 具有阀壳体的换向阀
CN204677936U (zh) 用于转台的气液旋转分配结构
JP2017129242A (ja) ロータリージョイント及びトンネル掘進機
JPH0237034Y2 (ja)
US20060231787A1 (en) Tight control device
US927930A (en) Change-over device or valve for siemens-martin or other regenerative furnaces.
JP6866180B2 (ja) 偏心自在継手機構および偏心自在継手
CN211779537U (zh) 一种多通道连接装置
US7013915B2 (en) Fluid delivery device
JPH0346309Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210302

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210412

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20210428

TRDD Decision of grant or rejection written
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20210514

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210615

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210708

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6912255

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313121

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350