JP2018177737A - 医療用フィルム及び医療用貼付剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】柔軟であるとともに変形によって界面剥離が生じにくく、かつ薬剤の吸収・残留を充分に防止できる医療用フィルム、及び、該医療用フィルムを用いた医療用貼付剤を提供する。【解決手段】ポリウレタン基材の片面に貼付薬バリヤ層が設けられた医療用フィルムであって、上記貼付薬バリヤ層は、バインダー樹脂としてのポリウレタン、及び、マイカを含有する医療用フィルムと、上記医療用フィルムと薬剤層とを備える医療用貼付剤であって、上記医療用貼付剤は、上記ポリウレタン基材、上記貼付薬バリヤ層、及び、上記薬剤層がこの順に設けられた積層構造を有し、上記薬剤層は、サリチル酸系非ステロイド酸性抗炎症薬、フェニル酢酸系非ステロイド酸性抗炎症薬、プロピオン酸系非ステロイド酸性抗炎症薬、l−メントール、及び、ジフェンヒドラミンからなる群から選択される少なくとも1種の薬剤を含有する医療用貼付剤。【選択図】図1

Description

本発明は、医療用フィルム及び医療用貼付剤に関する。
医療用フィルムとしては、傷を保護するために用いられる創傷被覆材(ドレッシング材)が知られている。ドレッシング材を装着することで、外部からの感染を防ぎ、傷の治りを早めたり、傷の痛みを和らげたりすることができる。また、医療用フィルムの皮膚と接する側の面に、薬剤成分を含有する薬剤層を配置した医療用貼付剤も知られている。
従来の医療用フィルムにおいては、基材の材料としてポリウレタンが用いられることがあった(例えば、特許文献1、2参照)。ポリウレタン基材は、皮膚の動きに追従可能な柔軟性を有しているとともに、薄膜成形が可能なため、使用感に優れた医療用フィルムを実現することができる。
特許第5711742号 特許第5711743号
従来の医療用フィルムにおいては、基材と薬剤層とが積層配置される場合には、薬剤成分が基材に移行することで、基材にシワ、亀裂、変色等の異常が生じることがあった。そのため、薬剤成分の基材への移行が抑制された、耐薬品性に優れる医療用フィルムが求められていた。
これに対して、基材の薬剤層側の表面に、耐薬品性に優れたポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを貼り付けたり、アルミニウムを蒸着したりして、薬剤移行防止層を配置する方法が提案されている。しかしながら、このような薬剤移行防止層を医療用フィルムに設ける場合、柔軟性の低下によって使用感が低下することがあった。
特許文献1及び2では、水溶性高分子化合物(ポリビニルアルコール)とモンモリロナイトとを含有するバリヤ層を設けることが記載されているが、基材に対する変形追従性が充分でなく、大きく変形させたときに界面剥離が生じるおそれがあった。また、耐薬品性についても改善の余地があった。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、柔軟であるとともに変形によって界面剥離が生じにくく、かつ薬剤の吸収・残留を充分に防止できる医療用フィルム、及び、該医療用フィルムを用いた医療用貼付剤を提供することを目的とする。
本発明の医療用フィルムは、ポリウレタン基材の片面に貼付薬バリヤ層が設けられた医療用フィルムであって、上記貼付薬バリヤ層は、バインダー樹脂としてのポリウレタン、及び、マイカを含有することを特徴とする。
上記マイカの含有量は、上記貼付薬バリヤ層の全重量に対して、0.1〜10重量%であることが好ましい。
上記貼付薬バリヤ層の目付量は、0.1〜10g/mであることが好ましい。
上記ポリウレタン基材の厚みは、1〜100μmであることが好ましい。
上記ポリウレタン基材の破断伸びは、500%以上であることが好ましい。
上記ポリウレタン基材の100%モジュラスは、0.1〜15MPaであることが好ましい。
本発明の医療用貼付剤は、本発明の医療用フィルムと薬剤層とを備える医療用貼付剤であって、上記医療用貼付剤は、上記ポリウレタン基材、上記貼付薬バリヤ層、及び、上記薬剤層がこの順に設けられた積層構造を有し、上記薬剤層は、サリチル酸系非ステロイド酸性抗炎症薬、フェニル酢酸系非ステロイド酸性抗炎症薬、プロピオン酸系非ステロイド酸性抗炎症薬、l−メントール、及び、ジフェンヒドラミンからなる群から選択される少なくとも1種の薬剤を含有することを特徴とする。
本発明の医療用フィルムは、柔軟であるとともに変形によって界面剥離が生じにくく、かつ薬剤の吸収・残留を充分に防止できるものである。本発明の医療用貼付剤は、装着性に優れ、かつ皮膚に薬剤を効果的に吸収させることができる。
本発明の医療用貼付剤の一例を模式的に示す断面図である。 本発明の医療用貼付剤の別の一例を模式的に示す断面図である。 100%モジュラスの測定方法の説明図である。
本発明の医療用フィルムは、ポリウレタン基材の片面に貼付薬バリヤ層が設けられた医療用フィルムであって、上記貼付薬バリヤ層は、バインダー樹脂としてのポリウレタン、及び、マイカを含有することを特徴とする。
[ポリウレタン基材]
上記ポリウレタン基材は、ポリウレタンを含有するシート状又はフィルム状の部材であれば特に限定されず、他の樹脂や添加剤を含んでいてもよいが、樹脂成分としてはポリウレタンのみを含有するものであることが好ましい。ポリウレタン基材は、シート状又はフィルム状に成形したポリウレタン組成物を熱、湿気、光等によって硬化させることにより得られる。
ポリウレタンは、下記反応式で示すようにポリオール成分とポリイソシアネート成分とを反応させることにより得られ、下記式(A)で示した構造を有する。
Figure 2018177737
上記式(A)中、Rは、ポリイソシアネート成分のNCO基を除いた部位を表す。R’は、ポリオール成分のOH基を除いた部位を表す。nは、繰り返し単位を表す。
ポリウレタンは、皮膚の動きに追従可能な柔軟性を有しているとともに、薄膜成形が可能なため、使用感に優れている。また、ポリウレタンは、その優れた柔軟性から、引っ張り応力が加わったときに、よく伸び、非常にちぎれにくい。
(ポリオール成分)
ポリオール成分としては特に限定されず、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリカプロラクトンポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリエステルポリオール等が挙げられる。これらは1種類のみで用いられてもよいし、2種類以上で併用されてもよい。
ポリエーテルポリオールとしては、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリプロピレントリオール、ポリプロピレンテトラオール、ポリテトラメチレングリコール、ポリテトラメチレントリオール、これらの共重合体等のポリアルキレングリコール、これらに側鎖を導入したり分岐構造を導入したりした誘導体、変成体、更にはこれらの混合物等が挙げられる。
ポリカプロラクトンポリオールとしては、例えば、ポリカプロラクトングリコール、ポリカプロラクトントリオール、ポリカプロラクトンテトラオール、これらに側鎖を導入したり分岐構造を導入したりした誘導体、変成体、更にはこれらの混合物等が挙げられる。
ポリカーボネートポリオールとしては、例えば、ジアルキルカーボネートとジオールとの反応物が挙げられる。
ジアルキルカーボネートとしては、例えば、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート等のジアルキルカーボネート;ジフェニルカーボネート等のジアリールカーボネート;エチレンカーボネート等のアルキレンカーボネート等が挙げられる。これらは1種類のみで用いられてもよいし、2種類以上で併用されてもよい。
ジオールとしては、例えば、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ジエチレングリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、2−メチル−1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−ドデカンジオール、2−エチル−1,6−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2,4−ジメチル−1,5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,3−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、2,2’−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−プロパン等が挙げられる。これらは1種類のみで用いられてもよいし、2種類以上で併用されてもよい。ジオールとしては、炭素数が4〜9の脂環族又は脂環族ジオールが好ましく、例えば、1,4−ブタンジオール、ジエチレングリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2,4−ジメチル−1,5−ペンタンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,7−ヘプタンジオ−ル、1,8−オクタンジオール、2−メチル−1,8−オクタンジオール、及び、1,9−ノナンジオールを、1種類のみ用いる又は2種類以上で併用することが好ましい。また、ジオールとしては、1,6−ヘキサンジオールと3−メチル−1,5−ペンタンジオールとからなるコポリカーボネートジオール、及び、1,6−ヘキサンジオールと1,5−ペンタンジオールとからなるコポリカーボネートジオールも好ましい。
また、ポリカーボネートポリオールとしては、例えば、ポリカーボネートグリコール、ポリカーボネートトリオール、ポリカーボネートテトラオール、これらに側鎖を導入したり分岐構造を導入したりした誘導体、変成体、更にはこれらの混合物等を用いることもできる。
ポリエステルポリオールとしては、例えば、ジカルボン酸とグリコール成分とを脱水縮合させたものが挙げられる。
ジカルボン酸としては、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸;シュウ酸;マロン酸;コハク酸;グルタル酸;アジピン酸;アゼライン酸;セバシン酸等が挙げられる。
グリコール成分としては、例えば、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,9−ノナンジオール、トリエチレングリコール等の脂肪族グリコール;1,4−シクロヘキサンジメタノール等の脂環族グリコール;p−キシレンジオール等の芳香族ジオール;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等のポリオキシアルキレングリコール等が挙げられる。
(ポリイソシアネート成分)
ポリイソシアネート成分としては特に限定されず、例えば、テトラメチレンジイソシアネート、ドデカメチレンジイソシアネート、1,4−ブタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、2−メチルペンタン−1,5−ジイソシアネート、3−メチルペンタン−1,5−ジイソシアネート等のジイソシアネート;イソホロンジイソシアネート、水素添加キシリレンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、メチルシクロヘキシレンジイソシアネート、1,3−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン等の脂環族ジイソシアネート;トリレンジイソシアネート、2,2’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルジメチルメタンジイソシアネート、4,4’−ジベンジルジイソシアネート、1,5−ナフチレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、1,3−フェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネート;ジアルキルジフェニルメタンジイソシアネート、テトラアルキルジフェニルメタンジイソシアネート、α,α,α,α−テトラメチルキシリレンジイソシアネート等の芳香脂肪族ジイソシアネート等が挙げられる。これらは1種類のみで用いられてもよいし、2種類以上で併用されてもよい。
(可塑剤)
上記ポリウレタン組成物は、可塑剤を含有していてもよい。可塑剤を配合すれば、ポリウレタンの硬度を低くすることができるので、基材の柔軟性を高めることができる。
可塑剤としては特に限定されず、例えば、フタル酸ジウンデシル、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジイソノニル、フタル酸ジイソデシル、フタル酸ジブチル等のフタル酸エステルや、水素添加フタル酸ジイソノニル(例えば、BASF社製の「ヘキサモールディンチ」)等のフタル酸系可塑剤;1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジイソノニルエステル;アジピン酸ジオクチル等のアジピン酸エステル;トリメリット酸エステル;マレイン酸エステル;安息香酸エステル;ポリ−α−オレフィン等が挙げられる。これらは1種類のみで用いられてもよいし、2種類以上で併用されてもよい。
(触媒)
ポリウレタン組成物は、触媒を含有していてもよい。触媒としては、ウレタン化反応に用いられる触媒であれば特に限定されず、例えば、ジラウリル酸ジ−n−ブチル錫、ジラウリル酸ジメチル錫、ジブチル錫オキシド、オクタン錫等の有機錫化合物;有機チタン化合物;有機ジルコニウム化合物;カルボン酸錫塩;カルボン酸ビスマス塩;トリエチレンジアミン等のアミン系触媒が挙げられる。
ポリウレタン組成物には、必要に応じて、例えば、滑剤、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤、着色剤、改質剤、難燃剤、帯電防止剤、補強剤、防曇剤、充填剤、希釈剤、防カビ剤等の各種添加剤が添加されていてもよい。
上記ポリウレタン基材の100%モジュラスは、0.1〜15MPaであることが好ましい。100%モジュラスが0.1MPa未満である場合、ポリウレタン基材のコシが弱くなり過ぎてしまい、使用感が低下するおそれがある。100%モジュラスが15MPaを超える場合、ポリウレタン基材のコシが強くなり過ぎてしまい、使用感が低下するおそれがある。ポリウレタン基材の100%モジュラスのより好ましい下限値は0.5MPaであり、より好ましい上限値は10MPaである。
上記ポリウレタン基材の破断伸びは、500%以上であることが好ましい。破断伸びが500%未満である場合、医療用フィルムを関節部分等の可動部に貼付する際に、皮膚の動きに追従しにくくなるおそれがある。ポリウレタン基材の破断伸びの上限値は特に限定されないが、例えば、2000%である。
上記ポリウレタン基材の100%モジュラス及び破断伸びは、具体的には、19mm幅の試験片に対して、温度23±2℃、標線間距離50mm、チャック間距離100mm、引張速度300mm/minの条件下で測定される。ポリウレタン基材の100%モジュラス及び破断伸びは、少なくとも一方向(特に、基材の幅方向:例えば、カレンダー成形時の基材の短手方向に相当)におけるものであればよい。
上記ポリウレタン基材の厚みは、1〜100μmであることが好ましい。厚みが1μm未満である場合、ポリウレタン基材の強度及びコシが低下するおそれがある。厚みが100μmを超える場合、医療用フィルムの柔軟性が低下し、使用感が低下するおそれがある。ポリウレタン基材の厚みのより好ましい下限値は5μmであり、より好ましい上限値は70μmである。
上記ポリウレタン基材は、その表面にエンボス加工が施されたり、基材自身に孔開加工が施されたりしてもよい。
[貼付薬バリヤ層(薬剤移行防止層)]
上記貼付薬バリヤ層は、バインダー樹脂としてのポリウレタン、及び、マイカ(雲母)を含有する。バインダー樹脂としてのポリウレタンは、ポリウレタン基材中のポリウレタンと同じものであってもよいし、異なっていてもよいが、熱可塑性ポリウレタン(TPU)が好適である。上記ポリウレタン基材は、柔軟性に優れ、引張り等によって大きく変形させることができるものであるが、貼付薬バリヤ層は、バインダー樹脂として基材と同じポリウレタンを含有するので、ポリウレタン基材への追従性に優れ、界面剥離を生じさせない。
上記マイカは、ポリウレタン基材への薬剤成分の移行を抑制するバリヤ材として機能する。マイカは表面の極性が高いため、極性高分子であるポリウレタンと親和性が良く、均一に分散させやすい。
マイカの含有量は、貼付薬バリヤ層の全重量に対して、0.1〜10重量%であることが好ましい。マイカの含有量が0.1重量%未満である場合、ポリウレタン基材への薬剤成分の移行を充分に抑制できなくなるおそれがある。マイカの含有量が10重量%を超える場合、本発明の医療用フィルムの柔軟性が大きく低下してしまうおそれがある。マイカの含有量のより好ましい下限値は0.5重量%であり、より好ましい上限値は5重量%である。
上記貼付薬バリヤ層は、ポリウレタン基材を薬剤成分から保護するために設けられるバリヤ層であり、薬剤成分の透過を遮断する効果が確保されるのであれば、ポリウレタン及びマイカ以外の成分として、他の樹脂や添加剤を含んでいてもよいが、樹脂成分としてはポリウレタンのみを含有するものであることが好ましい。
上記貼付薬バリヤ層は、ポリウレタン基材のように強度は求められないので、通常はポリウレタン基材よりも薄く、薬剤成分の透過を遮断する効果を確保し得る厚さで形成される。具体的には、貼付薬バリヤ層の目付量は、0.1〜10g/mであることが好ましい。貼付薬バリヤ層の目付量が0.1g/m未満である場合、ポリウレタン基材への薬剤成分の移行を充分に抑制できなくなるおそれがある。貼付薬バリヤ層の目付量が10g/mを超える場合、本発明の医療用フィルムの柔軟性が大きく低下してしまうおそれがある。貼付薬バリヤ層の目付量のより好ましい下限値は0.5g/mであり、より好ましい上限値は5g/mである。
本発明の医療用フィルムを製造する方法は特に限定されず、例えば、溶剤型ポリウレタン及びマイカを含有するマイカ分散液をポリウレタン基材上に塗布する方法が挙げられる。また、バインダー樹脂となる熱可塑性ポリウレタン中にマイカを混錬分散させておき、得られた混錬物を基材樹脂と共押出しすれば、貼付薬バリヤ層及びポリウレタン基材を一度に成型することができる。更に、マイカを混錬分散したバインダー樹脂を用いてフィルムを作製しておき、このフィルムと予め成形しておいたポリウレタン基材とをラミネートして一体化させてもよい。
本発明の医療用フィルムは、医療用貼付剤の薬剤層を設けるための基材として好適に使用することができる。薬剤層は、ポリウレタン基材と薬剤層の間に貼付薬バリヤ層が位置するように、本発明の医療用フィルムの貼付薬バリヤ層側に配置される。薬剤層としては、薬剤を含有するものであれば特に限定されず、含有される薬剤の種類は特に限定されない。本発明の医療用フィルムによって薬剤の吸収・残留を抑制する効果を充分に得る観点からは、上記薬剤層は、サリチル酸系非ステロイド酸性抗炎症薬、フェニル酢酸系非ステロイド酸性抗炎症薬、プロピオン酸系非ステロイド酸性抗炎症薬、l−メントール、及び、ジフェンヒドラミンからなる群から選択される少なくとも1種の薬剤を含有することが好ましい。
本発明の医療用貼付剤は、本発明の医療用フィルムと薬剤層とを備える医療用貼付剤であって、上記医療用貼付剤は、上記ポリウレタン基材、上記貼付薬バリヤ層、及び、上記薬剤層がこの順に設けられた積層構造を有し、上記薬剤層は、サリチル酸系非ステロイド酸性抗炎症薬、フェニル酢酸系非ステロイド酸性抗炎症薬、プロピオン酸系非ステロイド酸性抗炎症薬、l−メントール、及び、ジフェンヒドラミンからなる群から選択される少なくとも1種の薬剤を含有することを特徴とする。
なお、本発明の医療用貼付剤において、上記薬剤層は、粘着剤を含有するものであって、粘着剤層として機能するものであってもよいし、粘着剤を含有しないものであってもよい。図1は、本発明の医療用貼付剤の一例を模式的に示す断面図であり、図2は、本発明の医療用貼付剤の別の一例を模式的に示す断面図である。本発明の医療用貼付剤は、図1に示すように、粘着剤層として機能する薬剤層12、貼付薬バリヤ層13及びポリウレタン基材14が積層された構造を有するものであってもよく、図2に示すように、粘着剤層21、薬剤層22、貼付薬バリヤ層13及びポリウレタン基材14が積層された構造を有するものであってもよい。
[粘着剤層として機能する薬剤層12]
上記粘着剤層として機能する薬剤層12(以下、単に「薬剤層12」ともいう)は、サリチル酸系非ステロイド酸性抗炎症薬、フェニル酢酸系非ステロイド酸性抗炎症薬、プロピオン酸系非ステロイド酸性抗炎症薬、l−メントール、及び、ジフェンヒドラミンからなる群から選択される少なくとも1種の薬剤を含有することが好ましい。サリチル酸系非ステロイド酸性抗炎症薬としては、サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール、サリチル酸コリン、アセチルサリチル酸(アスピリン)、ジフルニサル、エテンザミド等が挙げられる。フェニル酢酸系非ステロイド酸性抗炎症薬としては、ジクロフェナク(ジクロフェナクNa)、スリンダク、インドメタシン、フェルビナク、エトドラク、トルメチンNa、ナブメトン等が挙げられる。プロピオン酸系非ステロイド酸性抗炎症薬としては、イブプロフェン、フルルビプロフェン、ケトプロフェン、ナプロキセン、フェノブロフェンCa、オキサプロジン、ロキソプロフェンNa、ザルトプロフェン等が挙げられる。
粘着剤層として機能する薬剤層12は、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ゴム系粘着剤等の従来公知の粘着剤を含有する。各粘着剤は、溶剤型であってもよいし、エマルジョン型であってもよいし、ホットメルト型であってもよい。
[粘着剤層21]
上記粘着剤層21は、薬剤を含有しないこと以外、粘着剤層として機能する薬剤層12と同様の組成であってもよい。
[薬剤層22]
上記薬剤層22は、薬剤を含有する層であれば特に限定されないが、サリチル酸系非ステロイド酸性抗炎症薬、フェニル酢酸系非ステロイド酸性抗炎症薬、プロピオン酸系非ステロイド酸性抗炎症薬、l−メントール、及び、ジフェンヒドラミンからなる群から選択される少なくとも1種の薬剤を含有することが好ましい。
また、粘着剤層として機能する薬剤層12及び薬剤層22は、吸収促進剤、酸化防止剤、保存剤、充填剤、軟化剤、ゲル化剤、粘着増強剤、香料等の薬剤以外の成分を含有してもよい。
本発明の医療用貼付剤は、各層の表面に表面処理が施されていてもよく、例えば、粘着剤層と接する貼付薬バリヤ層の表面に、表面処理が施されていてもよい。上記表面処理としては、例えば、コロナ処理、UV処理、プラズマ処理等の乾式表面処理や、カップリング剤による処理等の湿式表面処理(プライマー処理)が挙げられる。
また、本発明の医療用貼付剤は、粘着剤層として機能する薬剤層12又は粘着剤層21の貼付薬バリヤ層13側と反対面に、セパレーターが積層されていてもよい。セパレーターとしては従来公知のものを用いることができ、例えば、離型フィルム、離型紙等が挙げられる。離型フィルムとしては、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等の樹脂フィルムに易剥離処理を施したものが挙げられる。離型紙としては、例えば、上質紙、グラシン紙等の紙に易剥離処理を施したものが挙げられる。易剥離処理は、セパレーターの表面に、例えば、シリコーン系剥離剤、アルキド系剥離剤、フッ素系剥離剤等を塗工することによって行うことができる。なお、本発明の医療用貼付剤を皮膚に貼付する際は、セパレーターを剥離すればよい。
また、本発明の医療用貼付剤は、ポリウレタン基材14の貼付薬バリヤ層13とは反対側の表面上に、保護層を有していてもよい。保護層としては従来公知のものを用いることができ、例えば、ポリカーボネート系樹脂、ポリプロピレン系樹脂等からなる樹脂層が挙げられる。
本発明の医療用貼付剤の製造方法としては特に限定されないが、例えば、以下の方法が挙げられる。
まず、ポリウレタン組成物を調製する。ポリウレタン組成物の調製は、所定量の各成分を、例えば、連続混練機、バンバリーミキサー、ニーダー、押出機等を用いて溶融混練することによって行うことができる。
次に、調製されたポリウレタン組成物を、別途準備した支持体の表面上に、コンマコーター等を用いて塗工した後、乾燥させる。そして、支持体を剥離すれば、ポリウレタン基材14が得られる。また、調製されたポリウレタン組成物に対して、例えば、カレンダー成形、押出成形、射出成形等を行うことによってポリウレタン基材14を作製してもよい。中でも、ポリウレタン基材14の作製は、カレンダー成形によって行われることが好ましい。カレンダー成形によれば、ポリウレタン組成物の組成に関わらず、ポリウレタン基材14の厚みを均一にすることができる。更に、カレンダー成形は種々のサイズへの加工に適しているため、小ロットの生産にも容易に対応可能である。カレンダー成形に用いられるカレンダー形式としては、例えば、逆L型、Z型、直立2本型、L型、傾斜3本型等が挙げられる。カレンダー成形時のロール温度は、ポリウレタン組成物の組成に応じて適宜選択されればよいが、好ましくは140〜190℃であり、より好ましくは160〜180℃である。
次に、ポリウレタン基材14の一方の表面上に貼付薬バリヤ層13を形成し、本発明の医療用フィルムが完成する。貼付薬バリヤ層13は、ポリウレタン組成物を調製する際にマイカを添加し分散させて、調製されたポリウレタン組成物をポリウレタン基材14の表面上に塗工すれば、ポリウレタン基材14と同様にして形成することができる。
次に、貼付薬バリヤ層13上に、粘着剤層として機能する薬剤層12、又は、薬剤層22及び粘着剤層21を形成し、本発明の医療用貼付剤が完成する。粘着剤層として機能する薬剤層12、薬剤層22及び粘着剤層21の形成方法としては、従来公知の方法を用いることができる。例えば、粘着剤層21は、粘着剤を薬剤層22上に直接塗工して形成してもよいし、粘着剤を別途準備した支持体の表面上に一旦塗工した後、支持体を粘着剤側から薬剤層22に押し当てて、粘着剤を薬剤層22上に転写して形成してもよい。支持体としてセパレーターを用いれば、粘着剤層として機能する薬剤層12、又は、薬剤層22の形成と同時にセパレーターも配置することができる。
以下、本発明について実施例及び比較例を掲げて更に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
実施例及び比較例において用いた化学品は以下の通りである。
(1)ポリウレタン
PU1:大日精化工業社製「ハイムレンY−210B」(エーテル系ポリウレタン)
PU2:DIC社製「クリスボンASPU−112」(エーテル系ポリウレタン)
PU3:大東樹脂化学社製「1065A−C」(エステル系ポリウレタン)
PU4:日本ミラクトラン社製「E785PSPK」(エステル系ポリウレタン)
(2)層状ケイ酸塩(実施例:マイカ、比較例:モンモリロナイト)
マイカ1:白石カルシウム社製「STフィラー ST−501」
マイカ2:片倉コープアグリ社製「ソマシフME−100S」
マイカ3:片倉コープアグリ社製「ソマシフMAE−S」
モンモリロナイト:シグマ アルドリッチ社製「ナノクレイ ナノマーI.30E」
(3)分散媒
DMF:N,N−ジメチルホルムアミド
IPA:イソプロパノール
トルエン
(4)薬剤
ケトプロフェン:久光製薬社製「モーラステープ20mg」
フェルビナク:岡山大鵬薬品社製「フェルナビオンテープ35」
フルルビプロフェン:祐徳薬品工業社製「フルルビプロフェンテープ40mg」
ジクロフェナクNa:東和薬品社製「ジクロフェナクNaテープ15mg」
ロキソプロフェンNa:東和薬品社製「ロキソプロフェンNaテープ50mg」
インドメタシン:テイカ製薬社製「アコニップパップ70mg」
l−メントール+サリチル酸グリコール:久光製薬社製「サロンパス−ハイ」
ジフェンヒドラミン:池田模範堂社製「ムヒパッチ」
(実施例1)
溶剤型ポリウレタンであるポリウレタンPU1(大日精化工業社製「ハイムレンY−210B」)を、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上にキャストし、バーコーターで製膜し、乾燥させることにより、厚さ7μmのフィルム状のポリウレタン基材を作製した。
分散媒のN,N−ジメチルホルムアミドに、バリヤ材のマイカ1を添加して攪拌後、24時間静置して充分に分散媒で膨潤させた。その後、マイカ含有分散液をホモジナイザーで8分間処理し、マイカを層間剥離(デラミネーション)させた。得られた調製液に、バインダー樹脂として溶剤型ポリウレタンであるポリウレタンPU1を添加し、バリヤ材濃度4.7重量%のバリヤ層原液を調製した。
ポリウレタン基材上に、バーコーターにて目付量が0.5g/mとなるようにバリヤ層原液を製膜し、乾燥させることにより、ポリウレタン基材上に貼付薬バリヤ層が形成された実施例1の医療用フィルムを作製した。
(実施例2〜6及び比較例1〜5)
下記表1に示したように変更したことを除いて実施例1と同様にして、実施例2〜6及び比較例1〜5の医療用フィルムをそれぞれ作製した。なお、ポリウレタンPU3(大東樹脂化学社製「1065A−C」)及びPU4(日本ミラクトラン社製「E785PSPK」)は、ペレット状であったため、カレンダー法で成形した。また、ポリウレタン基材に対する分散媒の影響がすべての実施例及び比較例で統一されるように、バリヤ材及びバインダー樹脂の両方が用いられなかった比較例1、3、4についても、ポリウレタン基材上に分散媒のみを塗布し、乾燥させた。
(評価試験)
(1)耐貼付薬性試験
実施例1〜6及び比較例2、5の医療用フィルムの貼付薬バリヤ層が形成された面に、各種薬剤を含む貼付剤を貼り付けた。また、比較例1、3、4の医療用フィルムのポリウレタン基材の表面に、各種薬剤を含む貼付剤を貼り付けた。貼付剤を貼り付けた医療用フィルムをアルミニウム製の袋に入れ、袋を密封して60℃の環境下で3週間静置した。3週間の静置後、袋から取り出した試料の貼付剤を剥がし、露出させたフィルムの表面状態を顕微鏡を用いて50倍の倍率で観察した。また、偏光顕微鏡を用いて、直交ニコル下で50倍の倍率で観察することにより、フィルムへの薬剤の吸収や結晶化によって生じる白濁の有無を確認した。
更に、試験前後のフィルムの表面状態を比較するため、試験に供していない実施例1〜6及び比較例1〜5の医療用フィルムについても、同条件にて顕微鏡観察を行った。
下記基準により、医療用フィルムの耐貼付薬性を判定した。
○:試験前後でフィルムの表面状態に変化がなかった
×:試験後にフィルムの表面にシワ、亀裂、変色のいずれかが確認された、又は、直交ニコル下の観察で白濁が確認された
(2)100%モジュラス(100%M)
ポリウレタン基材を、自動記録型引張試験機を用いて幅方向に100%伸長させたときの荷重を「100%モジュラス」(単位:MPa)とした。図3は、100%モジュラスの測定方法の説明図である。まず、図3に示すように、ポリウレタン基材14から切り出された試験片51(長さ:180mm、幅:19mm)をチャック52で両側から挟んだ。標線間距離は50mm、チャック間距離は100mmであった。そして、試験片51を、温度23±2℃、引張速度300mm/minの条件下で、長手方向(ポリウレタン基材14の幅方向に相当)に伸長させた。
(3)破断伸び
100%モジュラスを測定する際と同様な方法及び条件にて、ポリウレタン基材を幅方向に伸長させ、破断したときの試験片の伸長率を「伸び」(単位:%)とした。
Figure 2018177737
上記表1に示した結果より、実施例1〜6の医療用フィルムは、いずれも耐貼付薬性に優れたものであることが確認された。また、実施例1〜6の医療用フィルムは、100%モジュラス及び破断伸びといった引張物性においても優れたものであることが確認された。
12 粘着剤層として機能する薬剤層
13 貼付薬バリヤ層
14 ポリウレタン基材
21 粘着剤層
22 薬剤層
51 試験片
52 チャック

Claims (7)

  1. ポリウレタン基材の片面に貼付薬バリヤ層が設けられた医療用フィルムであって、
    前記貼付薬バリヤ層は、バインダー樹脂としてのポリウレタン、及び、マイカを含有することを特徴とする医療用フィルム。
  2. 前記マイカの含有量は、前記貼付薬バリヤ層の全重量に対して、0.1〜10重量%であることを特徴とする請求項1に記載の医療用フィルム。
  3. 前記貼付薬バリヤ層の目付量は、0.1〜10g/mであることを特徴とする請求項1又は2に記載の医療用フィルム。
  4. 前記ポリウレタン基材の厚みは、1〜100μmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の医療用フィルム。
  5. 前記ポリウレタン基材の破断伸びは、500%以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の医療用フィルム。
  6. 前記ポリウレタン基材の100%モジュラスは、0.1〜15MPaであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の医療用フィルム。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の医療用フィルムと薬剤層とを備える医療用貼付剤であって、
    前記医療用貼付剤は、前記ポリウレタン基材、前記貼付薬バリヤ層、及び、前記薬剤層がこの順に設けられた積層構造を有し、
    前記薬剤層は、サリチル酸系非ステロイド酸性抗炎症薬、フェニル酢酸系非ステロイド酸性抗炎症薬、プロピオン酸系非ステロイド酸性抗炎症薬、l−メントール、及び、ジフェンヒドラミンからなる群から選択される少なくとも1種の薬剤を含有することを特徴とする医療用貼付剤。
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