JP2018177506A - 作業車の遠隔操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】玉掛け作業など遠隔操作器から手を離して行う作業の作業性向上を図ることが可能であるとともに、遠隔操作器の置き忘れ防止を安価かつ高精度で図ることが可能な作業車の遠隔操作装置を提供すること。
【解決手段】クレーン車の作業用アクチュエータ61と、この作業用アクチュエータ61を駆動させるための操作信号ssを無線出力するラジコン(遠隔操作器)50と、操作信号ssを受信し、操作信号ssに基づいて作業用アクチュエータ61を駆動させる制御装置70と、を備え、ラジコン50に、このラジコン50を保持可能な吸着力を有する磁石が設けられ、クレーン車に、ラジコン50を収容可能なラジコン収容部80が設けられ、このラジコン収容部80に、磁石の有無を検出可能な磁気センサスイッチ82が設けられていることを特徴とする作業車の遠隔操作装置とした。
【選択図】図3

Description

本開示は、クレーン車などの作業車の遠隔操作装置に関する。
従来、クレーン車などの作業車において、ブーム装置などの遠隔操作を可能とする遠隔操作装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この従来の作業車の遠隔操作装置は、無線で操作信号を出力する遠隔操作器(以下、ラジコンと称する)を備える。このラジコンは、片手で把持可能な把持部と、もう一方の片手で操作可能な操作スイッチや表示部が設けられたラジコン操作部と、を備える。
そして、この従来の作業車の遠隔操作装置は、操作スイッチを操作することで、操作信号が無線で出力され、これを受信した車載の制御装置が、車両の各種作業用アクチュエータを駆動させ、ブーム装置などを作動させる構成となっている。
また、上述のような作業車の遠隔操作装置では、玉掛け作業など両手を使用する作業を行う場合は、ラジコンを一旦手から離し、作業を行うことになる。このように、ラジコンを手から離して作業を行うことがあり、かつ、ラジコンが無線式で作業車と接続されていないために、ラジコンを置き忘れる可能性がある。
そこで、従来、このようなラジコンの置き忘れを防止可能な遠隔操作装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この従来装置は、作業車にリモートコントローラを収容するラジコン収容部が設けられており、作業終了後に、ラジコンをラジコン収容部に収容することなく車両を発進させると、置き忘れを警告するようになっている。
特開2000−63078号公報 特開2016−185893号公報
しかしながら、上述の従来技術では、以下のような解決すべき問題を有する。
上述のように、玉掛け作業などの両手を使用する作業を行う場合、地面に置いて作業を行うことがあり、その場合、ラジコンが泥土により汚れたり、破損したりするおそれがある。また、ラジコンを手近の地面に置かない場合、適当な置き場所を探す手間を要し、その分作業性の悪化を招くおそれがあった。
さらに、特許文献2に記載の装置では、ラジコンの有無を検出するための専用のセンサ(例えば、接触式や光学式のセンサ)を設ける必要があり、部品点数増、コストアップを招くおそれがある。加えて、ラジコンの有無の検出を、接触式のセンサや光学式のセンサにより行った場合、接触式のものは、可動部が故障するおそれがあり、光学式のものは、埃や泥土により誤検出が生じるおそれがある。
本開示は、上記の事情に鑑みて為されたもので、玉掛け作業など遠隔操作器から手を離して行う作業の作業性向上を図ることが可能であるとともに、遠隔操作器の置き忘れ防止を安価かつ高精度で図ることが可能な作業車の遠隔操作装置を提供することを目的とする。
本開示の作業車の遠隔操作装置は、遠隔操作器に、この遠隔操作器を保持可能な吸着力を有する磁石が設けられ、作業車に、遠隔操作器を収容可能な遠隔操作器収容部が設けられ、この遠隔操作器収容部に、磁石の有無を検出可能な磁気センサが設けられている作業車の遠隔操作装置とした。
したがって、本開示の作業車の遠隔操作装置は、玉掛けなどの両手を使用する作業時には、遠隔操作器を、車体やクレーンのフックなどの手近の金属部分に、磁石の磁力により吸着させて、保持することができる。
よって、遠隔操作器を地面に置いた場合のように、遠隔操作器が泥土で汚れたり破損したりするのを抑制でき、また、手近な金属に吸着可能であり、遠隔操作器の載置場所を探す手間を低減し、作業性を向上できる。
さらに、遠隔操作器収容部における遠隔操作器の有無は、遠隔操作器に設けた磁石を利用し、この磁石の有無の検出により行うようにしたため、遠隔操作器の検出専用の検出装置を設けるものと比較して、安価に構成することが可能となる。しかも、遠隔操作器の検出を磁石の有無により行うため、接触式のように可動部に故障が生じるおそれが無いとともに、光学式のように埃や泥土による誤検出のおそれも無く、高精度の検出が可能となる。
実施の形態1の作業車の遠隔操作装置を搭載したクレーン車を左側方から見た状態の概略図である。 実施の形態1の作業車の遠隔操作装置における遠隔操作器を示す正面図である。 前記遠隔操作器を示すとともに、車体への吸着状態を示す側面図である。 実施の形態1の作業車の遠隔操作装置の要部の構成を示すブロック図である。 実施の形態2の作業車の遠隔操作装置の制御装置における置き忘れ防止制御の処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態3の作業車の遠隔操作装置の要部を示す模式図である。
以下に、本開示の作業車の遠隔操作装置を実現する最良の形態を、図面を参照しつつ説明する。
(実施の形態1)
以下に、実施の形態1の作業車の遠隔操作装置について説明する。
まず、実施の形態1の作業車の遠隔操作装置の構成を説明する。
図1は、実施の形態1の作業車の遠隔操作装置を搭載したクレーン車を左側方から見た状態の概略図である。以下の説明では、積載型トラッククレーン車Aを単にクレーン車Aと称する。
(クレーン車の構成)
まず、クレーン車Aの全体的な構成を簡単に説明する。
このクレーン車Aは、走行機能を有する車体10を有する。そして、車体10には、アウトリガ20とクレーン装置30とが設けられている。
アウトリガ20は、クレーン車Aの転倒を防止するものであり、車体10の前側の左右に設けられ、油圧によって張出、接地、格納が行われる。
クレーン装置30は、旋回台31と、コラム32と、ブーム33と、ワイヤ34と、フック35と、ウインチ36とを備えている。
旋回台31は、車体10上に設けられた旋回駆動装置(不図示)によってブーム33と一体的に旋回駆動される。
ブーム33は、基端ブーム331と中間ブーム332,333と先端ブーム334とによって入れ子式に構成されており、伸縮シリンダ(不図示:図3の作業用アクチュエータ61に含まれる)によって伸縮駆動可能に構成されている。
また、先端ブーム334の先端には回転自在のシーブ(不図示)が取付けられており、このシーブにはワイヤ34が掛けられている。そして、ワイヤ34の先端にフック35が取付けられ、ワイヤ34の末端はウインチ36に巻き掛けられている。
前述したアウトリガ20の動作、クレーン装置30の動作は、図3に示す、車体10に設けられた操作装置40と、遠隔操作器(以下、ラジコンと称する)50とを操作することにより制御することができる。
すなわち、クレーン車Aには、アウトリガ20やクレーン装置30を動作させるための前述の伸縮シリンダを含む油圧シリンダ、モータなどの複数の作業用アクチュエータ61から成るアクチュエータ群60が設けられている。そして、各作業用アクチュエータ61の動作は、車載の制御装置70から出力される制御信号により制御される。
また、制御装置70から出力される制御信号は、前述した操作装置40やラジコン50から送られる操作信号に基づいて形成される。すなわち、制御装置70では、操作信号に基づいて、各作業用アクチュエータ61の駆動量や駆動速度が決定されるとともに、各作業用アクチュエータ61を、その駆動量、駆動速度に応じて駆動させるための制御信号が形成され、出力される。
(遠隔操作器(ラジコン))
次に、ラジコン50の構成について説明する。
このラジコン50は、図2A、図2Bに示すように、複数の操作スイッチ51a〜51kが設けられたラジコン操作部52と、このラジコン操作部52の下側から下方に延在された円筒状の把持部53とを備える。そして、ラジコン50は、各操作スイッチ51a〜51kの操作に応じて、無線の操作信号ss(図3参照)を出力する。
なお、ラジコン操作部52には、液晶などの表示部54が設けられており、操作対象に応じた情報が表示される。また、制御装置70には、図3に示すように、ラジコン50からの操作信号ssを受信する受信部71が設けられている。
さらに、ラジコン操作部52は、図2Bに示すように、背面52bの裏側に磁石55が設けられている。この磁石55は、ラジコン50を保持可能な吸着力を有する。すなわち、ラジコン50は、磁石55の磁力により、図2Bに示すように、車体10やフック35などの金属に吸着させることができるとともに、その吸着力は、ラジコン50を、その重力に抗して保持可能な吸着力となっている。
(遠隔操作器収容部)
次に、ラジコン50を収容するラジコン収容部80について説明する。
車体10の運転席(不図示)の近傍には、図3に示すラジコン収容部80が設けられている。このラジコン収容部80は、樹脂製のガーニッシュなどに形成されたもので、図示のように、ラジコン50を収容可能な大きさの凹部81を備える。また、凹部81は、収容したラジコン50が走行中の振動で外部に飛び出ることが生じにくい深さに形成されている。
さらに、ラジコン収容部80の凹部81の底部には、吸着部材81aおよび磁気センサスイッチ82が設けられている。
吸着部材81aは、ラジコン50の磁石55が吸着可能な部材であって、例えば、鉄などの金属板により形成されている。
磁気センサスイッチ82は、ラジコン50の磁石55の磁力を検出可能なセンサである。そして、磁気センサスイッチ82は、ホール素子、磁気抵抗素子などにより所定以上の磁力検出することにより開成(非導通)状態となり、所定以上の磁力の非検出状態で閉成(導通)状態となるよう構成されたスイッチである。
(置き忘れ警告制御)
制御装置70は、磁気センサスイッチ82およびセンサ群90から得られる信号に基づいて、ラジコン50の置き忘れを警告装置100により警告する置き忘れ警告制御を行う。
ここで、センサ群90に含まれるセンサとして、クレーン車Aの走行状態で閉成される走行状態検出スイッチ91が、磁気センサスイッチ82と直列に設けられている。この走行状態検出スイッチ91は、クレーン車Aが走行中に閉成されるスイッチであり、例えば、シフトレバー(不図示)が走行用のドライブポジションに入れられるのに連動して閉じるスイッチや、車速が所定速度以上となると閉じるスイッチなどを用いることができる。
そして、制御装置70は、上記の走行状態検出スイッチ91および磁気センサスイッチ82の開閉状態に応じ、警告装置100によりラジコン50の置き忘れを警告する置き忘れ警告制御を実行する置き忘れ防止制御部72を備える。なお、警告装置100は、運転席前のインストルメントパネル(不図示)に設けられた警告表示部(不図示)および所定の音声警告を出力するスピーカ(不図示)を含んで構成されている。
置き忘れ防止制御部72は、走行状態検出スイッチ91と磁気センサスイッチ82とが、同時に閉成(通電状態)となった場合に、警告装置100により、警告表示部(不図示)およびスピーカ(不図示)により、ラジコン50の置き忘れを、視覚的および聴覚的に報知する。
すなわち、置き忘れ防止制御部72は、ラジコン50がラジコン収容部80の凹部81に収容されておらず、磁石55の磁力を検出しない状態で、クレーン車Aの走行を開始した場合に、視覚および聴覚に訴えてラジコン50の置き忘れを警告する制御を行う。なお、警告表示部(不図示)による視覚的な警告としては、ウォーニングランプの点灯、点滅や、表示画面による文字表示による警告を用いることができる。また、スピーカ(不図示)による聴覚的な警告としては、音声を用いた警告や、ピー音、ブザー音などの警告音の出力などを用いることができる。
(実施の形態1の作用)
次に、実施の形態1のクレーン車Aの作用を説明する。
クレーン装置30を用いて荷役運搬作業を行う際には、ラジコン50の操作によりフック35を吊り荷(不図示)の位置までフック35を移動させ、吊り荷に掛けたワイヤやロープなどに引っ掛けるいわゆる玉掛け作業を行う。
この玉掛け作業では、フック35とワイヤなどとを同時に引き寄せたりするために、その作業に両手を使用する作業となりやすく、この場合、一旦、ラジコン50を手から離す必要がある。
このように、一旦、ラジコン50を手から離す場合、手近にラジコン50の置き場所を探すのが難しく、従来は、地面に置いたりすることが多く、この場合、ラジコン50が泥土などで汚れたり、踏んで破損したりするおそれがある。また、ラジコン50を、クレーン車Aの運転席近傍などに置く場合には、作業者が玉掛け作業の位置と運転席近傍との移動の手間が増え、作業性が悪化する。
それに対し、本実施の形態1では、ラジコン50に設けた磁石55の磁力により、図2Bに示すように、ラジコン50を、手近な車体10やフック35などの金属に吸着させ、その状態に一時的に保持することができる。
したがって、ラジコン50が泥土などにより汚れたり、踏んで破損したりするおそれが無いとともに、運転席などに戻る必要も無く作業性に優れる。また、玉掛け作業の終了後は、やはり、手近な位置の車体10やフック35に吸着させたラジコン50を、直ぐに手に取り操作することも可能である。
次に、荷役作業を終了した後、クレーン車Aを走行させる場合、作業者は、ラジコン50を、運転席の近傍のラジコン収容部80に収容する。この場合、磁気センサスイッチ82は、磁石55の磁力を検出して開成される。
そして、この状態でクレーン車Aの走行を開始した場合には、走行状態検出スイッチ91が閉成されても、磁気センサスイッチ82は開状態であり、置き忘れ防止制御部72は、警告装置100によるラジコン置き忘れの警告を行わない。
さらに、走行中は、ラジコン50は、磁石55の磁力によりラジコン収容部80の吸着部材81aに吸着される。このため、走行時の振動でラジコン50が移動したり、あるいは、この移動により磁気センサスイッチ82が、磁石55の非検出状態(誤検出状態)となったりすることを抑制できる。
一方、ラジコン50を置き忘れるなどして、ラジコン収容部80に収容していない場合には、磁気センサスイッチ82は、磁石55の磁力を検出することが無く閉成状態となる。この状態で、クレーン車Aの走行を開始すると、走行状態検出スイッチ91が閉成されることで、この走行状態検出スイッチ91および磁気センサスイッチ82を介した通電が成され、置き忘れ防止制御部72は、警告装置100によるラジコン置き忘れの警告を実行する。
したがって、運転者は、ラジコン50の置き忘れを知ることができ、置き忘れを防止できる。
(実施の形態1の効果)
以下に、実施の形態1の作業車の遠隔操作装置の効果を列挙する。
1)実施の形態1の作業車の遠隔操作装置は、
作業車としてのクレーン車Aに設けられた作業用アクチュエータ61と、
この作業用アクチュエータ61を駆動させるための無線の操作信号ssを出力するラジコン(遠隔操作器)50と、
無線の操作信号ssを受信し、この無線の操作信号ssに基づいて作業用アクチュエータ61を駆動させる制御装置70と、
を備えた作業車の遠隔操作装置であって、
ラジコン50に、このラジコン50を保持可能な吸着力を有する磁石55が設けられ、
クレーン車Aに、ラジコン50を収容可能なラジコン収容部80が設けられ、
このラジコン収容部80に、磁石55の有無を検出可能な磁気センサスイッチ82が設けられていることを特徴とする。
したがって、玉掛けなどの両手を使用する作業時には、ラジコン50を、車体10やフック35などの手近の金属部分に、磁石55の磁力により吸着させて、保持することができる。よって、ラジコン50を地面に置いた場合のように、ラジコン50が泥土で汚れたり、破損したりするのを抑制でき、また、手近にラジコン50を一時的に保持可能であり、作業性を向上できる。
さらに、ラジコン収容部80におけるラジコン50の有無は、ラジコン50に設けた磁石55を利用し、磁石55の有無の検出により行うようにしたため、ラジコン50の検出専用の検出装置を設けるものと比較して、安価に構成することが可能となる。加えて、光学式のセンサにより検出する場合のように、埃や泥土による汚れの影響を受けることが無いとともに、接触式のセンサにより検出する場合のように、可動部が故障するおそれも無く、高精度でラジコン50の有無の検出が可能となる。
2)実施の形態1の作業車の遠隔操作装置は、
制御装置70は、磁気センサスイッチ82による磁石55の検出の有無に応じ、ラジコン50の有無を視覚的報知と聴覚的報知とを用いてラジコン50の置き忘れを報知する置き忘れ防止制御部72を備えることを特徴とする。
したがって、ラジコン50の置き忘れを、より確実に防止することができる。
3)実施の形態1の作業車の遠隔操作装置は、
クレーン車Aの走行状態で閉成される第1のスイッチとしての走行状態検出スイッチ91と、磁石55の非検出状態で閉成される第2のスイッチとしての磁気センサスイッチ82とが直列に接続され、
置き忘れ防止制御部72は、走行状態検出スイッチ91と磁気センサスイッチ82とが閉状態である時に、置き忘れを報知することを特徴とする。
したがって、ラジコン50の置き忘れがあった場合には、クレーン車Aの走行を開始した時点で置き忘れを報知し、ラジコン50を置き忘れた状態で走行することを防止することができる。
加えて、ラジコン50の置き忘れの報知を、直列に接続した走行状態検出スイッチ91と磁気センサスイッチ82との開閉に基づいて行うことができるため、簡易な構成で確実にラジコン50の置き忘れを防止できる。
4)実施の形態1の作業車の遠隔操作装置は、
ラジコン収容部80には、ラジコン50の磁石55が吸着可能な吸着部材81aが設けられていることを特徴とする。
したがって、クレーン車Aの走行時に、ラジコン50が磁石55の磁力で吸着部材81aに対して吸着し、走行中の振動で移動しにくいとともに、振動による磁気センサスイッチ82の誤検出も抑制できる。
(他の実施の形態)
次に、他の実施の形態の作業車の遠隔操作装置について説明する。
なお、他の実施の形態の説明において、他の実施の形態と共通する構成には当該実施の形態と同じ符号を付して説明を省略し、当該実施の形態との相違点のみ説明する。
(実施の形態2)
実施の形態2は、実施の形態1の変形例であり、置き忘れ防止制御部72による置き忘れ警告制御の内容が異なる。なお、実施の形態1では、磁気センサスイッチ82と走行状態検出スイッチ91とが直列に接続されている例を示したが、実施の形態2では、図示は省略するが、磁気センサスイッチ82は、他のセンサと独立して接続されているものとする。また、この磁気センサスイッチ82の磁力検出の際には、開閉作動を伴わずに、その抵抗値などにより検出するようにしてもよいし、さらに、開閉する構造の場合も、実施の形態1とは逆に、検出により閉成される構成であってもよい。
図4は、実施の形態2における置き忘れ防止制御部72の置き忘れ警告制御の処理の流れを示すフローチャートである。なお、この警告制御は、停車時であって、図示を省略したイグニッションスイッチのONで開始するものとする。
最初のステップS101では、クレーン車Aが発進可能な状態か否かを判定し、発進可能な状態ではステップS102に進み、発進可能な状態でない場合は、ステップS101を繰り返す。このステップS101の処理を実行する部分が、走行状態検出装置に相当し、本実施の形態2では、センサ群90からの信号に基づいてクレーン車Aが発進可能な状態であるか否かを判定する。また、クレーン車Aが発進可能な状態か否かは、例えば、走行用のエンジンの始動検出や、シフトレバーのドライブポジション投入の検出などにより行うことができる。さらに、クレーン装置30が走行可能な状態で格納されていることや、アウトリガ20が格納されていることを、発進可能の判定条件に加えてもよい。
なお、センサ群90には、上述のエンジンの始動を検出するセンサや、シフトレバーのポジションを検出するセンサや、アウトリガ20およびクレーン装置30の状態を検出するセンサが含まれる。また、上記の発進可能条件に、アウトリガ20やクレーン装置30の格納状態を含む場合、これらが格納されていない場合には、これらが格納されていないことを表示するようにしてもよい。
ステップS101において発進可能と判定された場合に進むステップS102では、磁気センサスイッチ82の出力に基づいてラジコン50が検出されているか否かを判定する。そして、ラジコン50の検出が成されている場合には、ステップS103に進み、ラジコン50の検出が成されていない場合は、ステップS104に進む。
ステップS102においてラジコン50が検出された場合に進むステップS103では、警告装置100による置き忘れ警告を非作動とする。
一方、ステップS102においてラジコン50が検出されない場合に進むステップS104では、警告装置100により置き忘れ警告作動を実行する。なお、この置き忘れ警告作動としては、実施の形態1で示した警告に加え、例えば、シフトレバー(不図示)の操作を制限するなどして、発進自体を規制する作動を含めてもよい。
以下に、実施の形態2の効果を説明する。
2-1)実施の形態2の作業車の遠隔操作装置は、
クレーン車Aの発進可能状態を検出する走行状態検出装置としてのステップS101の処理を実行する部分が設けられ、
置き忘れ防止制御部72は、クレーン車Aが発進可能状態となったときに、磁石55の検出が無い場合(ステップS102におけるNO判定の場合)に、ラジコン50の置き忘れを報知する(ステップS104)ことを特徴とする。
したがって、ラジコン50の置き忘れがあった場合には、クレーン車Aが発進可能状態となった時点で、置き忘れを報知することができ、より確実にラジコン50の置き忘れを防止することができる。
また、実施の形態2にあっても、上記1)2)4)の効果を奏する。
(実施の形態3)
図5は実施の形態3の作業車の遠隔操作装置における遠隔操作器収容部280を示す要部概略図である。
この実施の形態2では、ラジコン50を、遠隔操作器収容部280の凹部281に上方から差し込んで収容するようにした例である。この実施の形態3では、遠隔操作器収容部280は、運転席近傍のピラーのガーニッシュなどに形成される。
また、遠隔操作器収容部280の側部には、吸着部材281aおよび磁気センサスイッチ82が設けられている。
この実施の形態3にあっても、実施の形態1、2と同様の効果を得ることができる。
以上、本開示の作業車の遠隔操作装置を実施の形態に基づき説明してきたが、具体的な構成については実施の形態に限られるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加などは許容される。
例えば、実施の形態では、作業車としてクレーン車を示したが、要は、無線式の遠隔操作器により駆動する作業用アクチュエータを備えた作業車であれば、これに限定されるものではなく、車両運搬車などの他の作業車にも適用することができる。
また、遠隔操作器収容部としては、遠隔操作器を収容可能なものであれば、実施の形態で示したものに限定されるものではなく、例えば、グローブボックスのような蓋を有した構造としてもよい。
また、実施の形態では、遠隔操作器の置き忘れを視覚的報知と聴覚的報知との両方を用いて報せるものを示したが、これに限定されず、視覚的報知と聴覚的報知とのいずれか一方を行うものであってもよい。さらに、報知として、振動などの触覚的な報知を加えてもよい。
また、実施の形態では、吸着部として、金属板製の吸着部材を示したが、これに限定されず、遠隔操作器収容部自体を磁石が吸着可能な金属により形成し、遠隔操作器収容部自体を吸着部としてもよい。
50 ラジコン(遠隔操作器)
55 磁石
61 作業用アクチュエータ
70 制御装置
72 置き忘れ防止制御部
80 遠隔操作器収容部
81a 吸着部材(吸着部)
82 磁気センサスイッチ(磁気センサ;第2のスイッチ)
91 走行状態検出スイッチ(走行状態検出装置:第1のスイッチ)
100 警告装置
280 遠隔操作器収容部
A 積載型トラッククレーン車(クレーン車:作業車)
ss 無線の操作信号

Claims (5)

  1. 作業車に設けられた作業用アクチュエータと、
    この作業用アクチュエータを駆動させるための無線の操作信号を出力する遠隔操作器と、
    前記操作信号を受信し、前記操作信号に基づいて作業用アクチュエータを駆動させる制御装置と、
    を備えた作業車の遠隔操作装置であって、
    前記遠隔操作器に、この遠隔操作器を保持可能な吸着力を有する磁石が設けられ、
    前記作業車に、前記遠隔操作器を収容可能な遠隔操作器収容部が設けられ、
    この遠隔操作器収容部に、前記磁石の有無を検出可能な磁気センサが設けられていることを特徴とする作業車の遠隔操作装置。
  2. 請求項1に記載の作業車の遠隔操作装置において、
    前記制御装置は、前記磁気センサによる前記磁石の検出の有無に応じ、前記遠隔操作器の有無を視覚的報知と聴覚的報知との少なくとも一方を用いて前記遠隔操作器の置き忘れを報知する置き忘れ防止制御部を備えることを特徴とする作業車の遠隔操作装置。
  3. 請求項2に記載の作業車の遠隔操作装置において、
    前記作業車の発進可能状態を含む走行状態を検出する走行状態検出装置が設けられ、
    前記置き忘れ防止制御部は、前記作業車が発進可能状態を含む走行状態となったときに、前記磁石の検出が無い場合に、前記置き忘れを報知することを特徴とする作業車の遠隔操作装置。
  4. 請求項3に記載の作業車の遠隔操作装置において、
    前記走行状態検出装置は、前記作業車の発進可能状態を含む走行状態で閉成される第1のスイッチであり、
    前記磁気センサは、前記磁石の非検出状態で閉成される第2のスイッチであり、
    前記第1のスイッチと前記第2のスイッチとが、直列に接続され、
    前記置き忘れ防止制御部は、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチとが閉状態である時に、置き忘れを報知することを特徴とする作業車の遠隔操作装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の作業車の遠隔操作装置において、
    前記遠隔操作器収容部には、前記遠隔操作器の磁石が吸着可能な吸着部が設けられていることを特徴とする作業車の遠隔操作装置。
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