JP2018177458A - 自動倉庫のラック - Google Patents

自動倉庫のラック Download PDF

Info

Publication number
JP2018177458A
JP2018177458A JP2017079171A JP2017079171A JP2018177458A JP 2018177458 A JP2018177458 A JP 2018177458A JP 2017079171 A JP2017079171 A JP 2017079171A JP 2017079171 A JP2017079171 A JP 2017079171A JP 2018177458 A JP2018177458 A JP 2018177458A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
mounting plate
rack
beam member
traveling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017079171A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6900754B2 (ja
Inventor
睦 春日井
Mutsumi Kasugai
睦 春日井
福田 修
Osamu Fukuda
修 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2017079171A priority Critical patent/JP6900754B2/ja
Publication of JP2018177458A publication Critical patent/JP2018177458A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6900754B2 publication Critical patent/JP6900754B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

【課題】搬送装置の走行又は地震の発生によって生じる振動に起因する荷の挙動を抑制できる自動倉庫のラックを提供する。【解決手段】自動倉庫のラック10は、スタッカクレーン50の走行経路に面する位置に配列され、上下方向に延びる第一支柱11Aと、スタッカクレーンの走行方向と鉛直方向とに交差する方向であって、スタッカクレーンが荷Lを出し入れする移載方向において、第一支柱よりも走行経路から離れた位置に走行経路に沿って配列され、上下方向に延びる第二支柱11Bと、第一支柱の配列位置と第二支柱の配列位置との間に設けられ、荷が載置される載置板20と、移載方向に載置板を移動可能に支持する第二梁部材15と、載置板の移載方向における移動を、第一支柱の配列位置と第二支柱の配列位置との間で規制する第一梁部材13A,13Bと、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、自動倉庫のラックに関する。
ラックと、ラックに荷を出し入れする移載装置を有するスタッカクレーン等の搬送装置と、を備える自動倉庫が知られている。このような自動倉庫に用いられるラックとして、特許文献1には、棚部が平板状の棚板によって構成されているラック(棚設備)が開示され、特許文献2には、棚部が前後方向の渡し部材によって構成されているラックが開示されている。
特開2011−136791号公報 特開2016−210574号公報
このようなラックでは、荷を持ち上げることなく、棚部を構成する載置板に荷を載置した状態、すなわち、荷を滑らせる方法で荷の出し入れが行われることがある。このような方法で荷の出し入れが行われるラックでは、荷の出し入れ時に隣の荷と接触しないように互いの荷が間隔をあけて配置されると共に、荷の出し入れ時の妨げとならないように荷の移動を規制する部材が配置されないことが多い。このため、搬送装置の走行又は地震の発生によって生じる振動に起因する荷の挙動により、荷の位置がずれたり、荷が回転したり、また、棚部から荷が落下したりすることがある。
そこで、本発明の目的は、搬送装置の走行又は地震の発生によって生じる振動に起因する荷の挙動を抑制できる自動倉庫のラックを提供することにある。
本発明の自動倉庫のラックは、搬送装置が有する移載装置によって荷の移載が行われる自動倉庫のラックであって、搬送装置の走行経路に面する位置に配列され、上下方向に延びる第一支柱と、搬送装置の走行方向と鉛直方向とに交差する方向であって、移載装置が荷を出し入れする移載方向において、第一支柱よりも走行経路から離れた位置に走行経路に沿って配列され、上下方向に延びる第二支柱と、第一支柱の配列位置と第二の配列位置との間に設けられ、荷が載置される載置板と、移載方向に載置板を移動可能に支持するガイド部材と、載置板の移載方向における移動を、第一支柱の配列位置と第二支柱の配列位置との間で規制する規制部材と、を備える。
この構成の自動倉庫のラックでは、荷が載置される載置板が移載方向に移動可能に構成されているので、搬送装置の走行によって生じる振動が荷に伝達され難くなる。更に、荷が載置される載置板が移載方向に移動可能に構成されているので、地震の発生によって生じる振動が荷に伝達され難くなる。これにより、搬送装置の走行又は地震の発生によって生じる振動に起因する荷の挙動を抑制できる。
本発明の自動倉庫のラックは、走行方向に延在し、第一支柱同士及び第二支柱同士を連結する一対の第一梁部材を備え、規制部材は、一対の第一梁部材から形成されていてもよい。この構成の自動倉庫のラックでは、通常のラックに配置される第一梁部材を規制部材として利用できるので、他の部材を別途配置することなく、簡易な構成とすることができる。
本発明の自動倉庫のラックは、一対の第一梁部材に架け渡されると共に走行方向に配列される第二梁部材を備え、ガイド部材は、第二梁部材から形成されていてもよい。この構成の自動倉庫のラックでは、通常のラックに配置される第二梁部材をガイド部材として利用できるので、他の部材を別途配置することなく、簡易な構成とすることができる。
本発明の自動倉庫のラックでは、第二梁部材は、走行方向に交差する側面を有し、載置板は、第二梁部材の側面に対向して配置され、載置板が走行方向に移動することを規制する第一案内面を有してもよい。この構成の自動倉庫のラックでは、簡易な構成で載置板の走行方向への移動を規制することができる。
本発明の自動倉庫のラックでは、第二梁部材は、鉛直方向の下端に位置する下部を有し、載置板は、下部に対向して配置され、載置板の鉛直方向への移動を規制する第二案内面を有し、載置板における第一案内面及び第二案内面は、一枚の板状部材から形成されていてもよい。この構成の自動倉庫のラックでは、曲げ加工のような簡易な加工で第一案内面及び第二案内面を有する載置板を形成することができる。
本発明の自動倉庫のラックでは、載置板において荷が載置される上面とは反対側の下面と、第二梁部材において鉛直方向に交差する上面とは、直接的又は間接的に接触した状態に配置されており、載置板と第二梁部材との間に生じる摩擦力が、載置板と荷との間に生じる摩擦力よりも小さくなるように、載置板及び第二梁部材の少なくとも一方が構成されてもよい。この構成の自動倉庫のラックでは、載置板と荷との間に生じる摩擦力と、載置板と第二梁部材との間に生じる摩擦力を互いに異ならせることにより、載置板に対して荷を滑り難くしつつ、第二梁部材に対して載置板を滑り易くすることができる。これにより、搬送装置の走行又は地震の発生によって生じる振動に起因する荷の挙動をより確実に抑制できる。
本発明の自動倉庫のラックでは、載置板において荷が載置される上面には、防滑部材が配置され、載置板において荷が載置される上面とは反対側の下面と、第二梁部材において鉛直方向に交差する上面とは、直接的又は間接的に接触した状態に配置されており、載置板と第二梁部材との間に生じる摩擦力が、防滑部材と荷との間に生じる摩擦力よりも小さくなるように、載置板及び第二梁部材の少なくとも一方が構成されてもよい。この構成の自動倉庫のラックでは、載置板に配置された防滑部材と荷との間に生じる摩擦力と、載置板と第二梁部材との間に生じる摩擦力を互いに異ならせることにより、載置板に対して荷を滑り難くしつつ、第二梁部材に対して載置板を滑り易くすることができる。これにより、搬送装置の走行又は地震の発生によって生じる振動に起因する荷の挙動をより確実に抑制できる。
本発明の自動倉庫のラックでは、載置板において荷が載置される上面に、防滑部材が配置されてもよい。この構成の自動倉庫のラックでは、載置板に対する荷の滑り易さを容易に調整できる。
本発明によれば、搬送装置の走行又は地震の発生によって生じる振動に起因する荷の挙動を抑制できる。
一実施形態に係る自動倉庫のラックを示す斜視図である。 図1のラックにおける棚部を拡大して示した斜視図である。 (A)は、図2の載置板をX方向から見た側面図であり、(B)は、載置板のY方向に直交する断面図である。 (A)は、変形例に係る載置板をX方向から見た側面図であり、(B)は、載置板をY方向から見た正面図である。
以下、図面を参照して、本発明の好適な一実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。「上」、「下」の語は、鉛直方向の上方及び下方に対応する。
図1及び図2に示される、本実施形態のラック10は、搬入された荷Lを自動的に保管すると共に、保管している荷Lを自動的に搬出する自動倉庫1に用いられる。ここでは、まず、自動倉庫1の概要について説明する。自動倉庫1は、ラック10と、スタッカクレーン(搬送装置)50と、を備える。図中において、「Z方向」は、鉛直方向であって、ラック10の段方向である。「X方向」は、水平方向であって、スタッカクレーン50の走行方向である。「Y方向」は、X方向及びZ方向に垂直な水平方向であって、後述のスタッカクレーン50の荷Lの移載方向である。
ラック10は、X方向及びZ方向に荷Lをマトリクス状に保管する。ここでのラック10は、いわゆる平棚であり、複数の棚部10Aを有する。棚部10Aは、複数の支柱11と、複数の第一梁部材(規制部材)13と、複数の第二梁部材(ガイド部材)15と、載置板20と、を含んで構成される。なお、ラック10の詳細は、後段にて説明する。
スタッカクレーン50は、ラック10の棚部10Aに対して荷Lの出し入れを行う装置である。スタッカクレーン50は、一対のラック10の間をX方向に沿って走行する。換言すると、ラック10は、スタッカクレーン50の両側それぞれに配置されている。スタッカクレーン50は、走行部51と、マスト52と、昇降台53と、移載装置54と、を有する。
走行部51は、一対のラック10の間においてX方向に沿って延設された走行レール56に沿って走行自在に構成されている。走行部51は、駆動輪及び走行用モータ等を含む。マスト52は、走行部51上にてZ方向に沿って立設されている。昇降台53は、マスト52に沿って昇降自在に構成されている。移載装置54は、昇降台53に設けられている。移載装置54は、昇降台53を昇降停止位置に停止させた状態において棚部10Aとの間で荷Lの移載を行う。移載装置54において、トレイ等の荷Lをラック10に移載するための機構の例には、例えば、図1に示されるような荷Lの後端にフックを引っ掛けて移載するリアフック機構の他、荷Lの両側を挟んで保持した状態で移載するクランプ機構、及び荷Lの前端にフックを引っ掛けて移載するフロントフック等の機構が含まれる。
次に、スタッカクレーン50によって荷Lの出し入れが行われる棚部10Aを有するラック10について、詳細に説明する。図1及び図2に示されるように、ラック10は、第一支柱11Aと、第二支柱11Bと、第一梁部材13A,13Bと、第二梁部材15と、載置板20と、を備えている。なお、説明の便宜のため、図1では、載置板20の図示を省略する。
第一支柱11Aは、スタッカクレーン50の走行経路に面する位置に走行レール56に沿って配列され、上下方向に延びている。第二支柱11Bは、スタッカクレーン50の走行方向(X方向)と鉛直方向(Z方向)とに直交(交差)する方向であって、スタッカクレーン50が荷Lを出し入れする移載方向(Y方向)において、第一支柱11Aよりも走行経路(走行レール56)から離れた位置に、走行レール56に沿って配列され、上下方向に延びている。
第一梁部材13Aは、X方向に延在し、第一支柱11A,11A同士を連結する梁部材である。第一梁部材13Aは、スタッカクレーン50の走行経路に面する位置に、走行レール56に沿って配置されている。第一梁部材13Bも、第一梁部材13Aと同様に、X方向に延在し、第二支柱11B,11B同士を連結する梁部材である。第一梁部材13Bは、移載方向(Y方向)において、第一梁部材13Aよりも走行経路(走行レール56)から離れた位置に、走行レール56に沿って配置されている。
第二梁部材15は、第一梁部材13A及び第一梁部材13B(一対の第一梁部材)に架け渡されると共にX方向に配列されている。図3(A)及び(B)に示されるように、第二梁部材15は、Z方向に直交する上面15aと、X方向に直交する側面15b,15bと、Z方向の下端に位置する下部15c,15cと、を有する。第二梁部材15は、第一梁部材13Aと第一梁部材13Bとの間で、荷Lを載置する載置板20をY方向に移動可能に支持する。具体的には、第二梁部材15の上面15aは、載置板20において荷Lが載置される上面21bとは反対側の下面21aと接触した状態で支持すると共に、荷Lが載置された状態の載置板20が滑動可能(移動可能)となるように形成又は加工されている。
載置板20は、第一支柱11Aの配列位置と第二支柱11Bの配列位置との間に設けられ、荷Lが載置されている。載置板20は、上述したとおり、第二梁部材15に対しY方向に移動可能に支持されている。載置板20は、第二梁部材15の上面15aに接触支持される下面21a及び荷Lが載置される面である上面21bを有する載置面21と、第二梁部材15の側面15bに対向して配置され、載置板20がX方向に移動することを規制する一対の第一案内面23,23と、第二梁部材15の下部15c,15cのそれぞれに対向して配置され、載置板20のZ方向への浮き上がり(鉛直方向への移動)を規制する一対の第二案内面25,25と、を有している。本実施形態の載置板20では、載置面21、一対の第一案内面23,23及び一対の第二案内面25,25が一枚の板状部材から形成されている。
載置板20における載置面21の上面21bには、防滑部材31が配置されている。防滑部材31は、載置板20と第二梁部材15との間に生じる摩擦力を、防滑部材31と荷Lとの間に生じる摩擦力よりも小さくする部材である。言い換えれば、防滑部材31は、載置板20に載置される荷Lとの間の摩擦力を調整する部材であり、例えば、スタッカクレーン50により防滑部材31上を滑らせながら荷Lを出し入れする際の妨げとならないような摩擦係数を有する部材が用いられる。防滑部材31の例は、ノンスリップシートである。
第一梁部材13A及び第一梁部材13Bは、第二梁部材15に沿って移載方向に移動可能に支持される載置板20の移載方向への移動を規制する。第一梁部材13A及び第一梁部材13Bは、載置板20の移載方向における移動を、第一支柱11Aの配列位置と第二支柱11Bの配列位置との間で規制する。第一梁部材13A及び第一梁部材13Bは、載置板20が載置される第二梁部材15の上面から上方に突出すると共に、第二梁部材15の下部15cから下方に突出している。第二梁部材15は、第一梁部材13A及び第一梁部材13BにおいてY方向に直交する側面14b,14bに溶接等により固定されている。また、第一梁部材13A及び第一梁部材13BのZ方向に直交する上面14a,14aと、載置板20に配置される防滑部材31の表面31aとは面一となっている(Z方向において同一平面上に配置されている)。
上記実施形態の自動倉庫のラック10では、荷Lが載置される載置板20がY方向に移動可能に構成されているので、スタッカクレーン50の走行によって生じる振動が荷に伝達され難くなる。更に、荷Lが載置される載置板20がY方向に移動可能に構成されているので、地震の発生によって生じる振動が荷Lに伝達され難くなる。これにより、スタッカクレーン50の走行又は地震の発生によって生じる振動に起因する荷Lの挙動を抑制できる。この結果、荷Lの位置がずれたり荷Lが回転したりすることにより、例えば、リアフック機構を有する移載装置54が荷Lにフックを引っ掛けることができない等、移載装置54による移載時の不具合を回避することができる。また、上記の荷Lの挙動により、棚部10Aから荷Lが落下することを抑制できる。なお、ラック10が耐震性能を有している場合、地震時に荷Lに作用される加速度が大きくなり荷Lの挙動も大きくなる。したがって、耐震性能を有するラック10に本願発明が適用された場合に効果が大きい。
上記実施形態のラック10では、図2に示されるように、通常のラック10に配置される第一梁部材13A,13Bを、載置板20におけるY方向への移動を規制する規制部材として利用するので、他の部材を別途配置することなく、簡易な構成とすることができる。
上記実施形態のラック10では、通常のラック10に配置される第二梁部材15を、載置板20を支持するガイド部材として利用できるので、他の部材を別途配置することなく、簡易な構成とすることができる。
上記実施形態のラック10の載置板20には、第二梁部材15の側面15bに対向して配置される第一案内面23を有しているので、簡易な構成で載置板20のX方向への移動を規制することができる。
上記実施形態の載置板20の第一案内面23,23及び第二案内面25,25は、一枚の板状部材から形成されているので、曲げ加工のような簡易な加工で第一案内面23,23及び第二案内面25,25を有する載置板20を形成することができる。
上記実施形態のラック10では、載置板20の下面21aと、第二梁部材15の上面15aとは、直接接触した状態に配置されており、載置板20と第二梁部材15との間に生じる摩擦力が、載置板20と荷Lとの間に生じる摩擦力よりも小さくなるように、載置板20の上面21bに防滑部材31が配置されている。これにより、載置板20に配置された防滑部材31と荷Lとの間に生じる摩擦力と、載置板20と第二梁部材15との間に生じる摩擦力を互いに異ならせることにより、載置板20に対して荷Lを滑り難くしつつ、第二梁部材15に対して載置板20を滑り易くすることができる。この結果、スタッカクレーン50の走行又は地震の発生によって生じる振動に起因する荷Lの挙動をより確実に抑制できる。
以上、一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態では、載置板20が第二梁部材15に接触した状態でY方向に移動可能に支持されている例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図4に示されるように、上記実施形態の第二梁部材15に代えて平板115を設けてもよい。更に、平板115は、上述の載置板20に代わりにY方向にのみ移動可能なローラ35を介して配置される平板状の載置板120を支持してもよい。更に、載置板120のY方向への移動を規制する規制部材113,113を設けてもよい。
この構成の自動倉庫のラック110においても、荷Lが載置される載置板120がY方向に移動可能に構成されているので、スタッカクレーン50の走行によって生じる振動が荷Lに伝達され難くなる。更に、この構成の自動倉庫のラック110では、地震の発生によって生じる振動が荷Lに伝達され難くなる。言い換えれば、地震の発生等によってラック110に加速度が作用したとしても、荷Lが載置される載置板120がY方向に移動可能に構成されているので、荷Lに作用する加速度が低減される。
上記実施形態又は変形例では、載置板20における載置面21の上面21bに防滑部材31が配置される例を挙げて説明したが、防滑部材31が配置されてなくてもよい。この場合には、例えば、載置面21の上面21bの摩擦係数を、下面21aの摩擦係数よりも大きくすることによって、載置板20と第二梁部材15との間に生じる摩擦力を、載置板20と荷Lとの間に生じる摩擦力よりも小さくしてもよい。
上記実施形態又は変形例では、載置面21の下面21aと第二梁部材15の上面15aとが直接接触している例、又は、載置面21の下面121aと平板115の上面115aとがローラ35を介して接触している例を挙げて説明したが、載置板20に載置される防滑部材31と荷Lとの間に生じる摩擦力よりも、載置板20の下面21aと第二梁部材15の上面15aとの間に生じる摩擦力が小さくなるように、滑動部材を介在させてもよい。また、第二梁部材15の上面15a及び載置板20の下面21aの少なくとも一方に、必要に応じて第二梁部材15の上面15aと載置板20の下面21aとの接触面積が小さくなるような表面処理(例えば、摩擦力を調整するためのエンボス加工又は摩擦力を調整するための部材の貼付)をし、載置板20と第二梁部材15との間に生じる摩擦力が、載置板20(又は防滑部材31)と荷Lとの間に生じる摩擦力よりも小さくなるように構成してもよい。
上記実施形態又は変形例では、一つの載置板20に一つの荷Lが載置される例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、一つの載置板20に二つの荷Lが載置される等、一つの載置板20に複数の荷Lが載置されてもよい。この場合であっても、スタッカクレーン50の走行又は地震の発生によって生じる振動に起因する荷の挙動を抑制できる。
上記実施形態又は変形例では、第二梁部材15に対して載置板20が互いに接触した状態で移動可能又は平板115に対して載置板120がローラ35を介した状態で移動可能に設けられている例を挙げて説明したが、例えば、棚部10Aを構成する平板115に対して載置板120が直動機構を介した状態で移動可能に設けられてもよい。
上記実施形態又は変形例では、互いに隣接する二つの第二梁部材15に一つの載置板20が跨がって配置される例を挙げて説明したが、例えば、一つの第二梁部材15に一つの載置板20が配置されてもよいし、互いに隣接する三つ以上の第二梁部材15に一つの載置板20が跨がるように配置されてもよい。
また、本発明は、上述したスタッカクレーンとは異なる構成の搬送装置にも適用される。つまり、本発明は、上述したスタッカクレーンのように床面上の軌道に沿って水平方向に移載装置を移動可能、且つ、マストに沿って上下方向に移載装置を昇降可能であるような搬送装置とは異なる構成の搬送装置にも適用可能である。例えば、本発明は、上下方向又は水平方向のみ移載装置を移動可能な搬送装置、或いは、床面上ではなく天井付近に敷設された軌道に沿って水平方向に移載装置を移動可能な搬送装置(天井走行車)等にも適用可能である。
1…自動倉庫、10,110…ラック、10A…棚部、11…支柱、11A…第一支柱、11B…第二支柱、13A,13B…第一梁部材、15…第二梁部材、20…載置板、23…第一案内面、25…第二案内面、31…防滑部材、50…スタッカクレーン(搬送装置)、113…規制部材、115…平板、120…載置板、L…荷。

Claims (8)

  1. 搬送装置が有する移載装置によって荷の移載が行われる自動倉庫のラックであって、
    前記搬送装置の走行経路に面する位置に配列され、上下方向に延びる第一支柱と、
    前記搬送装置の走行方向と鉛直方向とに交差する方向であって、前記移載装置が前記荷を出し入れする移載方向において、前記第一支柱よりも前記走行経路から離れた位置に前記走行経路に沿って配列され、上下方向に延びる第二支柱と、
    前記第一支柱の配列位置と前記第二支柱の配列位置との間に設けられ、前記荷が載置される載置板と、
    前記移載方向に前記載置板を移動可能に支持するガイド部材と、
    前記載置板の前記移載方向における移動を、前記第一支柱の配列位置と前記第二支柱の配列位置との間で規制する規制部材と、を備える、自動倉庫のラック。
  2. 前記走行方向に延在し、前記第一支柱同士及び前記第二支柱同士を連結する一対の第一梁部材を備え、
    前記規制部材は、前記一対の第一梁部材から形成されている、請求項1記載の自動倉庫のラック。
  3. 前記一対の第一梁部材に架け渡されると共に前記走行方向に配列される第二梁部材を備え、
    前記ガイド部材は、前記第二梁部材から形成されている、請求項2記載の自動倉庫のラック。
  4. 前記第二梁部材は、前記走行方向に交差する側面を有し、
    前記載置板は、前記第二梁部材の前記側面に対向して配置され、前記載置板が前記走行方向に移動することを規制する第一案内面を有する、請求項3に記載の自動倉庫のラック。
  5. 前記第二梁部材は、前記鉛直方向の下端に位置する下部を有し、
    前記載置板は、前記下部に対向して配置され、前記載置板の鉛直方向への移動を規制する第二案内面を有し、
    前記載置板における前記第一案内面及び前記第二案内面は、一枚の板状部材から形成されている、請求項4に記載の自動倉庫のラック。
  6. 前記載置板において前記荷が載置される上面とは反対側の下面と、前記第二梁部材において前記鉛直方向に交差する上面とは、直接的又は間接的に接触した状態に配置されており、
    前記載置板と前記第二梁部材との間に生じる摩擦力が、前記載置板と前記荷との間に生じる摩擦力よりも小さくなるように、前記載置板及び前記第二梁部材の少なくとも一方が構成されている、請求項3〜5の何れか一項記載の自動倉庫のラック。
  7. 前記載置板において前記荷が載置される上面には、防滑部材が配置され、
    前記載置板において前記荷が載置される上面とは反対側の下面と、前記第二梁部材において前記鉛直方向に交差する上面とは、直接的又は間接的に接触した状態に配置されており、
    前記載置板と前記第二梁部材との間に生じる摩擦力が、前記防滑部材と前記荷との間に生じる摩擦力よりも小さくなるように、前記載置板及び前記第二梁部材の少なくとも一方が構成されている、請求項3〜5の何れか一項記載の自動倉庫のラック。
  8. 前記載置板において前記荷が載置される上面には、防滑部材が配置されている、請求項1〜5の何れか一項記載の自動倉庫のラック。
JP2017079171A 2017-04-12 2017-04-12 自動倉庫のラック Active JP6900754B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017079171A JP6900754B2 (ja) 2017-04-12 2017-04-12 自動倉庫のラック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017079171A JP6900754B2 (ja) 2017-04-12 2017-04-12 自動倉庫のラック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018177458A true JP2018177458A (ja) 2018-11-15
JP6900754B2 JP6900754B2 (ja) 2021-07-07

Family

ID=64281037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017079171A Active JP6900754B2 (ja) 2017-04-12 2017-04-12 自動倉庫のラック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6900754B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020158216A (ja) * 2019-03-25 2020-10-01 株式会社ダイフク 物品収納棚

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006306455A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Takagi Packs:Kk 合成樹脂製パレット
JP2009179334A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Dic Corp 合成樹脂製パレット
JP2010058872A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Sankei-Rack Co Ltd 物品保管棚のパレット落下防止装置
JP2011136791A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Murata Machinery Ltd 棚設備
WO2016171185A1 (ja) * 2015-04-20 2016-10-27 オイレス工業株式会社 ラックの免震装置およびラック
JP2016210574A (ja) * 2015-05-11 2016-12-15 村田機械株式会社 自動倉庫のラック、及び自動倉庫のラックにおいて前後渡し部材を設置する方法
JP2016210518A (ja) * 2013-10-23 2016-12-15 村田機械株式会社 自動倉庫及びその運転方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006306455A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Takagi Packs:Kk 合成樹脂製パレット
JP2009179334A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Dic Corp 合成樹脂製パレット
JP2010058872A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Sankei-Rack Co Ltd 物品保管棚のパレット落下防止装置
JP2011136791A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Murata Machinery Ltd 棚設備
JP2016210518A (ja) * 2013-10-23 2016-12-15 村田機械株式会社 自動倉庫及びその運転方法
WO2016171185A1 (ja) * 2015-04-20 2016-10-27 オイレス工業株式会社 ラックの免震装置およびラック
JP2016210574A (ja) * 2015-05-11 2016-12-15 村田機械株式会社 自動倉庫のラック、及び自動倉庫のラックにおいて前後渡し部材を設置する方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020158216A (ja) * 2019-03-25 2020-10-01 株式会社ダイフク 物品収納棚
JP7010262B2 (ja) 2019-03-25 2022-01-26 株式会社ダイフク 物品収納棚

Also Published As

Publication number Publication date
JP6900754B2 (ja) 2021-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10625938B2 (en) Article transport facility
TWI660896B (zh) Automatic warehouse
KR102397716B1 (ko) 물품 반송 장치
JP2008081301A (ja) スタッカクレーン
KR101359682B1 (ko) 천장을 주행하는 반송차의 사이드 버퍼 및 반송차 시스템
KR102572064B1 (ko) 물품 반송 설비
WO2018074130A1 (ja) 天井搬送車及び搬送システム
KR20190047055A (ko) 스태커 크레인
JP6900754B2 (ja) 自動倉庫のラック
JP7119520B2 (ja) 自動倉庫
JP5365743B2 (ja) 移載装置
JP6467951B2 (ja) 免震倉庫システム
KR20090090258A (ko) 재치대
JP6597564B2 (ja) 物品搬送設備
JP6399868B2 (ja) 自動倉庫ラックの免制震システム
JPWO2015045803A1 (ja) 搬送システム
JP6278821B2 (ja) ラック制振装置の支持構造
JP7243679B2 (ja) 物品収容棚
JP7226361B2 (ja) 倉庫設備
JP6247996B2 (ja) 物品保管装置
JP2008247496A (ja) 搬送装置
JP2021085201A (ja) 機械式駐車装置
TW202340060A (zh) 物品承載架以及升降機
JP2023119268A (ja) 天井搬送車システム
JP2001063803A (ja) 床 体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210518

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210531

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6900754

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150