JP2018177369A - パウチ容器 - Google Patents

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徳明 東
Noriaki Azuma
徳明 東
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Abstract

【課題】詰め替え作業を容易迅速に行うことができるパウチ容器を提供する。
【解決手段】底部2と、底部2から延びる4つの側部と、側部の上端部と接合される天部7と、を有する本体部8を備え、第1側部3の上端から、第1側部3の幅と略同一幅で延出される側部用延出部9を備え、天部7における第1側部3と対向する端部から、第1側部3の幅と略同一幅で、かつ、上方へ延出して側部用延出部に重ね合わせて首部11を構成するための天部用延出部10を備え、首部11の上端の一部に注出口が形成され、首部11が、折り曲げ可能に構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、液状、顆粒状、粒状の流動性を有する内容物を密封包装するためのパウチ容器に関する。
近年において、例えばボトル容器に詰め替えるためのシャンプーやリンスを含む液状物を収容するパウチ容器が提案されている。このパウチ容器は、柔軟性シートにより袋状に形成された容器本体と、容器本体の上端の左右幅方向中央部に形成された注出口に注出栓である筒状本体と、該筒状本体の開口を閉じるキャップと、を備えて構成されている。また、容器本体の上端の左右幅方向一端部である肩部が斜めにカットされ、そのカットされた部分に斜め上方を向くように筒状本体とキャップとを備えているものも提案されている(例えば特許文献1参照)。
上記構成のパウチ容器内の液状物をボトル容器に詰め替える際には、キャップを外した後、パウチ容器全体を徐々に傾けながら、筒状本体の先端の開口をボトル容器の口部の上端に沿わせた状態にし、その状態でパウチ容器の筒状本体からボトル容器の口部に注ぎ入れることになる。
特開平7−187202号公報(図1及び図3参照)
上記特許文献1のパウチ容器では、筒状本体の先端をボトル容器の口部の上端に沿わせるまでにパウチ容器全体を大きく傾けなければならない。そのため、慎重にパウチ容器を傾けなければ、パウチ容器の筒状本体から液状物がボトル容器の口部に沿うまでに外部に漏れ出てしまうということがあり、詰め替え作業が手間のかかる煩わしい作業になるという不都合があった。
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、詰め替え作業を容易迅速に行うことができるパウチ容器を提供する。
本発明のパウチ容器は、前述の課題解決のために、略矩形状の底部と、該底部の4辺から上方へ延びる4つの側部と、該4つの側部のうちの3つの側部の上端部と接合される略矩形状の天部と、を有する本体部を備え、前記4つの側部のうちの前記天部と接合されていない第1側部の上端から、該第1側部の幅と略同一幅で、かつ、前記3つの側部の上端よりも上方へ位置するように延出される側部用延出部を備え、前記天部における前記第1側部と対向する端部から、該第1側部の幅と略同一幅で、かつ、上方へ延出して前記側部用延出部に重ね合わせて首部を構成するための天部用延出部を備え、前記首部の上端の一部に注出口が形成され、前記首部が、折り曲げ可能に構成されていることを特徴としている。
かかる構成によれば、例えばパウチ容器内の液状物をボトル容器に詰め替える際には、首部を折り曲げることによって、首部の注出口をボトル容器の口部に当接する状態にする又は近付けることができる。その当接状態又は近付けた状態を維持した状態で、パウチ容器全体を少し傾けるだけで、パウチ容器内の液状物をボトル容器に外部に漏れることなく確実に入れることができる。しかも、首部の幅が、第1側部の幅と略同一幅になっているので、首部が折り曲げられた状態であっても、本体部内の液状物が首部側へ移動し難いといったことがない。
また、本発明のパウチ容器は、前記首部が、前記注出口が前記第1側部の真上に開口する第1姿勢と、前記第1側部の上端部における幅方向両端部を結ぶ仮想線上の折り起点となる線で折れ曲がって前記注出口が前記第1側部よりも外側へ位置する第2姿勢とに姿勢変更自在に構成されていてもよい。
かかる構成によれば、首部を折り曲げて第1姿勢から第2姿勢に姿勢変更することによって、注出口をボトル容器の口部に当接させる状態にする又は近付けることができる。また、陳列時には、第1姿勢にしておくことによって、第2姿勢で陳列する場合に比べて、パウチ容器を陳列するための陳列スペースを少なくできる。
また、本発明のパウチ容器は、前記注出口が、前記首部の幅方向略中央部に形成され、前記首部の幅方向両端部において前記側部用延出部と前記天部用延出部とが接合されたシール部を取っ手部として兼用構成してもよい。
かかる構成によれば、注出口を首部の幅方向略中央部に形成し、首部の幅方向両端部のシール部を取っ手部に兼用構成することによって、両端部のシール部の一方を掴んでパウチ容器を傾ける、あるいは移動させることができる。
また、本発明のパウチ容器は、前記天部が略長方形状であり、前記首部の高さが、前記天部の短辺寸法の1/4の長さ以上に設定されていてもよい。
かかる構成によれば、首部の高さが、前記天部の短辺寸法の1/4の長さ以上に設定されていれば、首部を折り曲げたときに、首部の開口をボトル容器の口部に当接し易くなる又は近付け易くなる。
また、本発明のパウチ容器は、前記取っ手部を構成するシール部の表面に、滑り止め用の凹凸部が形成されていてもよい。
かかる構成によれば、取っ手部を構成するシール部の表面に形成された滑り止め用の凹凸部によって、取っ手部を手で掴んでパウチ容器を移動させる際に手が滑ることを抑制することができ、取り扱い面において有利になる。
また、本発明のパウチ容器は、前記取っ手部を構成するシール部の内側輪郭線が、前記注出口側ほど上方に位置して内容物を該注出口へ案内する傾斜案内面として形成されていてもよい。
かかる構成によれば、シール部の内側輪郭線が、注出口側ほど上方に位置して内容物を注出口へ案内する傾斜案内面として形成されていれば、両端部に内容物が溜まることがなく、傾斜案内面にてスムーズに内容物を注出口へ案内することができる。
また、本発明のパウチ容器は、前記注出口には、保形性を有する筒状本体が装着され、該筒状本体の上端の開口を閉じるキャップを備えていてもよい。
かかる構成によれば、注出口には、保形性を有する筒状本体が装着され、筒状本体の上端の開口を閉じるキャップを備えていれば、首部を折り曲げた時に、側部用延出部と天部用延出部とで形成される内容物流動案内用流路が筒状本体により維持されることで、本体部内の内容物を首部側へスムーズに移動させることができる。
本発明によれば、首部が、折り曲げ可能に構成されているので、首部の注出口をボトル容器の口部に当接する又は近付けることで、詰め替え作業を容易迅速に行うことができるパウチ容器を提供することができる。
パウチ容器の正面図である。 図1におけるII−II線端面図である。 パウチ容器の側面図である。 パウチ容器の背面図である。 パウチ容器の首部を折り曲げてボトル容器に詰め替える直前の状態を示す側面図である。 パウチ容器全体を傾けながらボトル容器に内容物を詰め替えている状態を示す側面図である。 パウチ容器の首部を折り曲げてパウチ容器の筒状部材の先端部がボトル容器の口部内に入り込んだ状態からパウチ容器全体を傾けながらボトル容器に内容物を詰め替えている他の形態の詰め替え状態を示す側面図である。
以下、本発明のパウチ容器を、図面に基づいて説明する。
図1〜図4に、後述するボトル容器15に詰め替えるための内容物であるシャンプーやリンスを含む液状物を密封包装(収容)するスタンディング型のパウチ容器1を示している。このパウチ容器1は、ポリエチレン又はポリプロピレン等の熱溶着性を有する合成樹脂製のフィルムの表裏面に、アルミニウムの蒸着層を備えたアルミ蒸着フィルムをラミネートした積層フィルムから構成されているが、他の構成であってもよい。尚、パウチ容器1は、ここでは、液状物を収容する場合を示しているが、顆粒状物、粒状物を含む流動性を有する内容物を密封包装してもよい。
パウチ容器1は、長方形状の底部2と、底部2の4辺から上方(鉛直上方向)へ延びる縦長で長方形状の4つの側部3,4,5,6と、該4つの側部3,4,5,6のうちの3つの側部4,5,6の上端部と接合される長方形状の天部7と、を有する本体部8を備え、4つの側部3,4,5,6のうちの天部7と接合されていない第1側部3の上端から、第1側部3の幅と同一幅で、かつ、3つの側部4,5,6の上端よりも上方へ位置するように鉛直上方向へ延出される側部用延出部9を備え、天部7の第1側部3側端、つまり天部における第1側部3と対向する端部から、第1側部3の幅と同一幅で、かつ、上方(鉛直上方向)へ延出して側部用延出部9に重ね合わせて首部11を構成するための天部用延出部10を備えている。尚、第1側部3と側部用延出部9とが一枚の積層フィルムから構成され、天部7と天部用延出部10とが一枚の積層フィルムから構成されている。このように本体部8を直方体形状(立方体形状でもよい)に構成することによって、パウチ容器1の内容量の増大化を図ることができるとともに、パウチ容器1の立ち姿勢(スタンディング姿勢)の安定化を図ることができる利点がある。尚、以下の説明における前後左右の説明は、左右に関しては図1に示された状態に対応しており、前後に関しては、図3における左方が「前方」に対応し、右方が「後方」に対応する。また、上下は、図1及び図3に示された状態に対応している。前記第1側部3の後方に対向位置する側部が第2側部4とし、図1において第1側部3の左側に位置する側部を第3側部5とし、図1において第1側部3の右側に位置する側部を第4側部6として、以下説明する。
底部2の外縁を構成する4つの辺部と、これに対応する4つの側部3,4,5,6の下辺部とが熱溶着により接合されている。また、天部7の外縁を構成する4つの辺部のうちの第1側部3に対応する前側辺部を除いた3つの辺部(左側辺部、右側辺部、後側辺部)と、これに対応する第2側部〜第4側部4,5,6の上辺部とが熱溶着により接合されている。また、第1側部3の幅方向両端部が第3側部5の前端部及び第4側部6の前端部に熱溶着により接合されている。また、第2側部4の幅方向両端部が第3側部5の後端部及び第4側部6の後端部に熱溶着により接合されている。また、側部用延出部9の幅方向両端部と天部用延出部10の幅方向両端部とが熱溶着により接合されている。ここでは、底部2、天部7、4つの側部3〜6を熱溶着により接合しているが、接着剤により接合することもできる。
図1に、第1側部3と第3側部5との第1接合部(シール部)S1、第1側部3と第4側部6との第2接合部(シール部)S2、第1側部3と底部2との第3接合部(シール部)S3がドットで示されている。また、図1に、側部用延出部9と天部用延出部10との首部11の接合部(シール部)がドットで示され、この首部11の接合部(シール部)は、第1接合部(シール部)S1から同一幅で上方に延びる第4接合部(シール部)S4と、第2接合部(シール部)S2から同一幅で上方に延びる第5接合部(シール部)S5と、第4接合部(シール部)S4及び第5接合部(シール部)S5のそれぞれから後述の注出口12までの間を接合する角部接合部(シール部)S6,S7とから構成されている。これら角部接合部(シール部)S6,S7は、第4接合部(シール部)S4及び第5接合部(シール部)S5の幅よりも大きな幅に構成され、後述する取っ手部として兼用構成されるとともに、後述する傾斜案内面を備えている。図2には、第2側部4と第3側部5との第8接合部(シール部)S8、第2側部4と第4側部6との第9接合部(シール部)S9が示されている。また、図3には、底部2と第4側部6との第10接合部(シール部)S10、天部7と第11接合部(シール部)S11が示されている。また、図4には、底部2と第2側部4との第12接合部(シール部)S12、天部7と第2側部4との第13接合部(シール部)S13が示されている。
また、第3側部5及び第4側部6のそれぞれには、折り畳むための折り線が形成されている。第3側部5の折り線及び第4側部6の折り線は、同一であるため、図3の第4側部6の折り線について説明する。まず、第4側部6が内側(下方側)に突出する山折りとなるように前後方向中央部に上下方向に沿って形成された第1折り線L1と、第4側部6の上端部において天部7を下向きに突出する山折りとなるように形成された3つの天部側折り線と、第4側部6の下端部において底部2を上向きに突出する山折りとなるように形成された3つの底部側折り線と、を備えている。3つの天部側折り線は、第1折り線L1の上端から上方へ延びる第2折り線L2と、第1折り線L1の上端から前方斜め上方へ延びる第3折り線L3と、第1折り線L1の上端から後方斜め上方へ延びる第4折り線L4と、を備えている。3つの底部側折り線は、第1折り線L1の下端から下方へ延びる第5折り線L5と、第1折り線L1の下端から前方斜め下方へ延びる第6折り線L6と、第1折り線L1の上端から後方斜め下方へ延びる第7折り線L7と、を備えている。また、天部7の前後方向略中央部には、幅方向全域に延びる第8折り線L8が形成され、底部2の前後方向略中央部にも、幅方向全域に延びる第9折り線L9が形成されている。
図1に示すように、首部11の上端(先端)の左右方向中央部に後述する注出口12が形成され、首部11が、それの基端部で折り曲げ可能に構成されている。具体的には、前記首部11は、注出口12が第1側部3の真上に開口する第1姿勢(図3参照)と、第1側部3の上端部における幅方向両端部を結ぶ仮想線上の折り起点となる直線状の線Zで折れ曲がって注出口12が第1側部3よりも外側(図5では、左側)へ位置する第2姿勢(図5参照)とに姿勢変更自在に構成されている。このように、首部11を折り曲げて第1姿勢から第2姿勢に姿勢変更することによって、注出口12をボトル容器15の口部15aに確実に当接させる状態にする(又は近付ける)ことができる。また、陳列時には、第1姿勢にしておくことによって、第2姿勢で陳列する場合に比べて、パウチ容器を陳列するための陳列スペースを少なくできる。また、注出口12には、保形性を有する筒状本体13が装着され、この筒状本体13の上端の開口13a(図5参照)を閉じるキャップ14を備えている。従って、首部11を折り曲げた時に、側部用延出部9と天部用延出部10とで形成される内容物流動案内用流路R(図1、図3、図6参照)が筒状本体13により潰れることなく維持されるようになっている。しかも、筒状本体13の左右両側部が接合部(シール部)S6,S7で固められているため、首部11が保形性を維持することができるようになっている。尚、筒状本体13は、合成樹脂で構成され、筒状本体13の下部13Dが熱融着により首部11を構成する側部用延出部9と天部用延出部10とに接合されている。また、図1、図3〜図6に、筒状本体13の下端の位置が13Lで示されている。また、首部11を備えているので、本体部8の上端まで内容物を充填することができる。
従って、図5に示すように、パウチ容器1内の液状物をボトル容器15に詰め替える際には、キャップ14を外してから、ボトル容器15の近傍に位置しているパウチ容器1の前端の首部11をそれの基端部、つまり第1側部3の上端部の前記折り起点となる線Zで折り曲げることによって、首部11の開口13aをボトル容器15の口部15aに当接する(沿わせる)ことができる。その当接状態を維持した状態で、図6に示すように、パウチ容器1全体を2点鎖線で示す姿勢から実線で示す姿勢(容器本体8が略水平となる姿勢)になるように傾けるだけで、パウチ容器1内の液状物をボトル容器15に外部に漏れることなく確実に入れることができる。しかも、首部11の幅が、第1側部3の幅と同一幅になっているので、首部11が折り曲げられた状態であっても、本体部8内の液状物が首部11側へ移動し難いといったことがない。また、首部11を折り曲げた時に、側部用延出部9と天部用延出部10とで形成される内容物流動案内用流路Rが筒状本体13により維持されることで(図6参照)、本体部8内の内容物を首部11側へスムーズに移動させることができる。また、首部11を折り曲げた状態において、側部用延出部9が折り起点となる線Zで折り曲げられた状態になっているが、側部用延出部9と対向位置する天部用延出部10が前記線Zで折り曲がることがないように、前記天部7に第8折り線L8を形成している。従って、首部11を折り曲げた際に、側部用延出部9と天部用延出部10とが同一の位置で折り曲げられることを回避できる。つまり、側部用延出部9は折り起点となる線Zで折り曲げられる一方、天部用延出部10が、天部7における第8折り線L8を挟んで天部用延出部10側の部分と一体となって第8折り線L8を起点として角度変更する。これにより、本体部8の内部における第8折り線L8と第1側部3との間で流路が閉鎖されることがない。ここでは、第8折り線L8を、天部7の前後方向略中央部に形成しているが、前記線Zから離間する側(第2側部4側)であれば、天部7のどの位置に形成してもよい。尚、図6では、首部11の開口13aがボトル容器15の口部15aに当接している状態でパウチ容器1内の液状物をボトル容器15に詰め替えることが好ましいが、首部11の開口13aがボトル容器15の口部15aに接触していない状態、つまり首部11の開口13aがボトル容器15の口部15aに近付いている状態でパウチ容器1内の液状物をボトル容器15に詰め替えてもよい。
注出口12が、首部11の幅方向中央部に形成されることによって、首部11の幅方向両端部において側部用延出部9と天部用延出部10とが接合された接合部(シール部)S6,S7を取っ手部として兼用構成している。尚、注出口12を幅方向中央部から左右幅方向で少しずれた位置(幅方向略中央部)に形成してもよい。このシール部S6,S7の表面には、滑り止め用の凹凸部が形成され、シール部S6,S7の内側輪郭線H1,H2が、注出口12側ほど上方に位置して内容物を注出口12へ案内する傾斜案内面として形成されている。従って、両端部のシール部S6,S7の少なくとも一方を掴んでパウチ容器1を傾ける、あるいは移動させることができる。また、滑り止め用の凹凸部によって、取っ手部であるシール部S6,S7を掴んでパウチ容器1を移動させる際に滑ることを抑制することができ、取り扱い面において有利になる。また、内側輪郭線H1,H2で形成される傾斜案内面により、首部11の両端部に内容物が溜まることがなく、傾斜案内面にてスムーズに内容物を注出口12へ案内することができる。
また、首部11の高さが、天部7の短辺寸法の1/3の長さに設定されている。このように設定されることによって、首部11を第1側部3の上端で折り曲げたときに、首部11の開口13aをボトル容器15の口部15aに当接し易くなる又は近付け易くなり、ボトル容器15への内容物の詰め替えがより一層容易に行える。尚、首部11の高さは、高いほど好ましいが、天部7の短辺寸法の1/4の長さ以上に設定することが好ましい。特に、首部11の高さを、天部7の短辺寸法の1/3の長さよりも長く設定した場合には、首部11を第1側部3の上端から首部11の先端(上端)までの間の複数箇所で折り曲げられることで、首部11のシール部S5が円弧状(アーチ状)に湾曲するように構成されていてもよい。尚、首部11の高さを、長くすればするほどいろんな折り曲げ状態を現出させることができるが、天部7の短辺寸法の全長の長さ又は天部7の長辺寸法の全長の長さを最大高さにして実施してもよい。
尚、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
前記実施形態では、パウチ容器1を構成する左右の側部である第3側部5と第4側部6に折り目を形成することによって、左右の側部5,6が内側に折り込まれる構成としたが、左右の側部5,6に折り目を形成していない折り込み不能なパウチ容器であってもよい。
また、前記実施形態では、底部2及び天部7を長方形にしたが、正方形であってもよい。また、底部2及び天部7の4つの角部が丸く形成した略長方形状又は略正方形状であってもよい。また、底部2の大きさと天部7の大きさとは、同一に構成してもよいし、異なる大きさに構成することもできる。
また、前記実施形態では、首部11の幅を第1側部3の幅と同一幅に設定したが、首部11の幅を第1側部3の幅よりも少し小さな幅に設定してもよい。
また、前記実施形態では、首部11を本体部8の一部である幅方向中央部に形成したが、本体部8の幅方向一端部又は他端部に位置するように形成してもよい。
また、前記実施形態では、首部11を第1側部3から鉛直上方向(水平面に対して垂直方向)へ延びるように構成したが、斜め上方へ延びるように構成してもよい。
また、前記実施形態では、シール部S6,S7の内側輪郭線H1,H2が、注出口12側ほど上方に位置して内容物を注出口12へ案内する傾斜案内面に形成したが、傾斜案内面は形成せず、例えば水平面に形成してもよい。
また、前記実施形態では、側部用延出部9の幅と天部用延出部10の幅とを同一幅に設定したが、いずれか一方の幅を他方の幅よりも大きくしてもよい。この場合、一方の側部用延出部9(又は天部用延出部10)の幅方向で食み出した部分を内側に折り込んで他方の天部用延出部10(又は側部用延出部9)の幅方向端部に重ね合わせ、熱溶着によりシールすることによって、首部11における内容物の流動量を増大させることができる利点がある。
また、前記実施形態では、首部11の開口13aがボトル容器15の口部15aに当接している状態からパウチ容器1を傾けて内容物の詰め替えを行ったが、図7に示すように、構成してもよい。つまり、前述したように、首部11を天部7の短辺寸法の1/4の長さ以上に設定することによって、パウチ容器1の首部11を90度を越えて開口13aが下向きになる角度まで折り曲げることができる。この首部11は、前述同様に、それの基端部、つまり第1側部3の上端部における幅方向両端部を結ぶ仮想線上の折り起点となる直線状の線Zで折り曲がる。このように折り曲がったパウチ容器1の筒状部材13の先端部をボトル容器15の口部15a内に入り込んだ状態にすることができる。このように開口13aが下向きになる角度まで首部11を折り曲げた場合でも、前述のように、天部7に第8折り線L8が形成されているので、側部用延出部9と天部用延出部10とが同一の位置で折り曲げられることを回避できる。つまり、側部用延出部9が折り起点となる線Zで折り曲げられる一方、天部用延出部10が、天部7における第8折り線L8を挟んで天部用延出部10側の部分と一体となって第8折り線L8を起点として角度変更する。これにより、本体部8の内部における第8折り線L8と第1側部3との間で流路が閉鎖されることがない。この首部の折り曲げ状態から2点鎖線で示すようにパウチ容器1全体を傾けながらボトル容器15に内容物を確実に詰め替えることができる。この場合、パウチ容器1の筒状部材13の先端部がボトル容器15の口部15a内に入り込み可能となるように、ボトル容器15の口部15aの高さと筒状部材13の先端(上端)の高さとを考慮するだけでなく、筒状部材13の先端部の外径寸法をボトル容器15の口部15aの内径寸法よりも小さく設定する必要がある。
1…パウチ容器、2…底部、3…第1側部、4…第2側部、5…第3側部、6…第4側部、7…天部、8…本体部、9…側部用延出部、10…天部用延出部、11…首部、12…注出口、13…筒状本体、13a…開口、13D…下部、14…キャップ、15…ボトル容器、15a…口部、H1,H2…内側輪郭線、L1〜L9…折り線、R…内容物流動案内用流路、S1〜S13…接合部(シール部)、Z…折り起点となる線

Claims (7)

  1. 略矩形状の底部と、該底部の4辺から上方へ延びる4つの側部と、該4つの側部のうちの3つの側部の上端部と接合される略矩形状の天部と、を有する本体部を備え、前記4つの側部のうちの前記天部と接合されていない第1側部の上端から、該第1側部の幅と略同一幅で、かつ、前記3つの側部の上端よりも上方へ位置するように延出される側部用延出部を備え、前記天部における前記第1側部と対向する端部から、該第1側部の幅と略同一幅で、かつ、上方へ延出して前記側部用延出部に重ね合わせて首部を構成するための天部用延出部を備え、
    前記首部の上端の一部に注出口が形成され、前記首部が、折り曲げ可能に構成されていることを特徴とするパウチ容器。
  2. 前記首部は、前記注出口が前記第1側部の真上に開口する第1姿勢と、前記第1側部の上端部における幅方向両端部を結ぶ仮想線上の折り起点となる線で折れ曲がって前記注出口が前記第1側部よりも外側へ位置する第2姿勢とに姿勢変更自在に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のパウチ容器。
  3. 前記注出口が、前記首部の幅方向略中央部に形成され、前記首部の幅方向両端部において前記側部用延出部と前記天部用延出部とが接合されたシール部を取っ手部として兼用構成していることを特徴とする請求項1又は2に記載のパウチ容器。
  4. 前記天部が略長方形状であり、前記首部の高さが、前記天部の短辺寸法の1/4の長さ以上に設定されていることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載のパウチ容器。
  5. 前記取っ手部を構成するシール部の表面に、滑り止め用の凹凸部が形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載のパウチ容器。
  6. 前記取っ手部を構成するシール部の内側輪郭線が、上方に向かうほど前記注出口側に接近して内容物を該注出口へ案内する傾斜案内面として形成されていることを特徴とする請求項3〜5のうちのいずれか1項に記載のパウチ容器。
  7. 前記注出口には、保形性を有する筒状本体が装着され、該筒状本体の上端の開口を閉じるキャップを備えていることを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載のパウチ容器。
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