JP2018176809A - パワートレインのマウント装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中心軸が車両上下方向に延びる外筒と支持軸とを、強固に、且つ、振動低減することができるパワートレインのマウント装置を提供する。【解決手段】マウント装置8は、中心軸が上下方向に延びるように設置され、上面に凹部を有するサイドメンバに車体側ブラケット13を介して固定される外筒11と、中心軸が上下方向に延びるようにして外筒11の内部に設置される支持軸14と、サイドメンバの上面と側面とに沿うL字状の断面に形成され、かつ、車両の上下方向において凹部に対向する部位に切り欠き13Cが形成された車体側ブラケット13とを有する。マウント装置8には、外筒11の下端部が連結される上壁部12Aを有し、パワートレイン側ブラケット16の一端部16aが挿入される断面四角形状の筒状部材12が設けられる。筒状部材12の上壁部12Aに支持軸14が挿入される孔部12aが形成され、筒状部材12が切り欠き13Cに固定される。【選択図】図8

Description

本発明は、車両に搭載されるパワートレインのマウント装置に関する。
自動車等の車両にはパワートレインを車体に弾性的に支持するためのマウント装置が設けられており、このパワートレインのマウント装置としては、特許文献1に記載されるものが知られている。
特許文献1に記載されるパワートレインのマウント装置は、軸線が車両上下方向に延びる外筒および中心軸を備えるとともに外筒の内周に防振ゴムを介して中心軸が連結されている。
マウント装置は、サイドメンバ上に配置されており、中心軸を外筒の底部より下方に突出させ、その下端部にパワートレインに固定されるマウントブラケットを連結することにより、パワートレインをサイドメンバに弾性的に支持している。
外筒の前部および後部には取付けブラケットが固定されている。取付ブラケットは、サイドメンバの上部に車両前後方向に所定の隙間を隔てて配置されており、外筒の前部および後部からサイドメンバまで延びている。
特開2011−230681号公報
このようなパワートレインのマウント装置にあっては、取付ブラケットが外筒の前部および後部からサイドメンバまで延びているので、取付ブラケットが長くなる。これにより、取付ブラケットの剛性を相当高くしないと、パワートレインからマウント装置を介してサイドメンバに伝達される振動が増加する問題があった。このように、パワートレインからマウント装置を介してサイドメンバに伝達される振動を効果的に低減するには、未だ改善の余地がある。
本発明は、上記のような事情に着目してなされたものであり、それぞれ中心軸が車両の上下方向に延びる外筒と支持軸とを弾性体で連結したマウント装置によってパワートレインを車体部材に支持した場合に、外筒を筒状部材を介して車体側ブラケットに強固に連結でき、パワートレインからマウント装置を介して車体部材に伝達される振動を容易に低減することができるパワートレインのマウント装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、中心軸が上下方向に延びるように設置され、上面に凹部を有する車体部材に車体側ブラケットを介して固定される外筒と、中心軸が上下方向に延びるようにして前記外筒の内部に設置される支持軸と、前記支持軸を前記外筒の内周面に連結する弾性体と、一端部が前記支持軸に連結され、他端部がパワートレインに連結されるパワートレイン側ブラケットとを備え、前記パワートレインを前記車体部材に弾性的に支持するマウント装置であって、前記車体側ブラケットは、前記車体部材の上面と側面とに沿うL字状の断面に形成され、かつ、車両の上下方向において前記凹部に対向する部位に切り欠きが形成されており、前記外筒の下端部が連結される上壁部を有し、前記パワートレイン側ブラケットの一端部が挿入される断面四角形状の筒状部材が設けられており、前記筒状部材の上壁部に前記支持軸が挿入される孔部が形成されており、前記筒状部材が、前記切り欠きに固定されていることを特徴とする。
このように上記の本発明によれば、それぞれ中心軸が車両の上下方向に延びる外筒と支持軸とを弾性体で連結したマウント装置によってパワートレインを車体部材に支持した場合に、外筒を筒状部材を介して車体側ブラケットに強固に連結でき、パワートレインからマウント装置を介して車体部材に伝達される振動を容易に低減することができる。
図1は、本発明の一実施例に係るパワートレインのマウント装置を備えた車両の前部の平面図である。 図2は、本発明の一実施例に係るパワートレインのマウント装置の右前方斜視図である。 図3は、本発明の一実施例に係るパワートレインのマウント装置を左下から見た図である。 図4は、図1のIV−IV方向矢視断面図である。 図5は、本発明の一実施例に係るパワートレインのマウント装置の左側面図である。 図6は、本発明の一実施例に係るパワートレインのマウント装置の平面図である。 図7は、本発明の一実施例に係るパワートレインのマウント装置の正面図である。 図8は、図7のVIII−VIII方向矢視断面図である。 図9は、本発明の一実施例に係るパワートレインのマウント装置が取付けられるサイドメンバの右前方斜視図である。
本発明の一実施の形態に係るパワートレインのマウント装置は、中心軸が上下方向に延びるように設置され、上面に凹部を有する車体部材に車体側ブラケットを介して固定される外筒と、中心軸が上下方向に延びるようにして外筒の内部に設置される支持軸と、支持軸を外筒の内周面に連結する弾性体と、一端部が支持軸に連結され、他端部がパワートレインに連結されるパワートレイン側ブラケットとを備え、パワートレインを車体部材に弾性的に支持するマウント装置であって、車体側ブラケットは、車体部材の上面と側面とに沿うL字状の断面に形成され、かつ、車両の上下方向において凹部に対向する部位に切り欠きが形成されており、外筒の下端部が連結される上壁部を有し、パワートレイン側ブラケットの一端部が挿入される断面四角形状の筒状部材が設けられており、筒状部材の上壁部に支持軸が挿入される孔部が形成されており、筒状部材が、切り欠きに固定されている。
これにより、それぞれ中心軸が車両の上下方向に延びる外筒と支持軸とを弾性体で連結したマウント装置によってパワートレインを車体部材に支持した場合に、外筒を筒状部材を介して車体側ブラケットに強固に連結でき、パワートレインからマウント装置を介して車体部材に伝達される振動を容易に低減することができる。
以下、本発明に係るパワートレインのマウント装置の実施例について、図面を用いて説明する。
図1から図9は、本発明に係る一実施例のパワートレインのマウント装置を示す図である。図1から図9において、上下前後左右は、車両に搭乗した運転者から見た方向である。
まず、構成を説明する。
図1において、車両1は、車体1Aを備えており、車体1Aの前部にはバンパ1Bが設けられている。車両1は、サイドメンバ2L、2Rおよびクロスメンバ10を備えている。
サイドメンバ2L、2Rは、車両1の幅方向(以下、車幅方向という)に離隔して車両1の前後方向に延びている。クロスメンバ10は、サイドメンバ2L、2Rから車幅方向の内方に延びている。
車両1の前部において、サイドメンバ2L、2Rおよびクロスメンバ10に囲まれた空間にはエンジンルーム3が形成されており、エンジンルーム3にはパワートレイン4が設けられている。パワートレイン4は、熱エネルギーを機械的エネルギーに変換する内燃機関としてのエンジン5と、エンジン5の回転速度を変速して出力する変速機6とを含んで構成されている。
サイドメンバ2Rにはマウント装置7が設けられている。マウント装置7は、エンジン5をサイドメンバ2Rに弾性的に支持している。サイドメンバ2Lにはマウント装置8が設けられている。マウント装置8は、変速機6をサイドメンバ2Lに弾性的に支持している。
図9において、本実施例のサイドメンバ2Lの上面には凹部2Aが形成されており、凹部2Aは、サイドメンバ2Lの上面から下方に窪んでいる。凹部2Aを挟んで対向するサイドメンバ2Lの上面2B、2Cは、段違いに形成されている。すなわち、サイドメンバ2Lは、車両1の上下方向において上面2Bに対して上面2Cが低く形成されている。
図1において、本実施例のパワートレイン4は、エンジンルーム3においてサイドメンバ2L、2Rに対して車幅方向内方に設置され、マウント装置7、8によってサイドメンバ2L、2Rに弾性的に支持されている。本実施例のサイドメンバ2L、2Rは、本発明の車体部材を構成する。
図2から図5において、マウント装置8は、外筒11と、筒状部材12と、車体側ブラケット13と、支持軸14(図5、図8参照)と、マウントインシュレータ15(図8参照)と、パワートレイン側ブラケット16とを備えている。
外筒11は、下部が開口する円筒形状に形成されており、中心軸Cが車両1の上下方向に延びるように設置されている(図8参照)。図4において、外筒11には断面コの字形状のバッテリ支持ブラケット21が設けられている。バッテリ支持ブラケット21にはバッテリトレイ22が取付けられており、バッテリトレイ22には図示しないバッテリが載置されている。
図8において、筒状部材12は、上壁部12Aと、車両1の上下方向において上壁部12Aに対向する下壁部12Bと、上壁部12Aから下方に延び、上壁部12Aと下壁部12Bとを連結する側壁部12C、12Dとを備えており、車幅方向に開口する断面四角形状に形成されている。
筒状部材12の上壁部12Aには外筒11の下端部が連結されており、筒状部材12と外筒11とは、車両1の上下方向に並んで設置されている。
図2、図3において、車体側ブラケット13は、サイドメンバ2Lの上面2B、2C(図9参照)に沿う水平板部13Aと、サイドメンバ2Lの側面2D(図2、図9参照)に沿う鉛直板部13Bとを有し、L字状の断面に形成されている。車体側ブラケット13は、上面2B、2Cと側面2Dとに沿うようにしてサイドメンバ2Lに当接し、複数のボルト25によってサイドメンバ2Lに固定されている。
車体側ブラケット13の前後方向の中央部には切り欠き13Cが形成されており、切り欠き13Cは、上下方向において凹部2Aに対向する部位に形成されている。具体的に、切り欠き13Cは、水平板部13Aの車幅方向に切り欠かれ、かつ、鉛直板部13Bの上下方向に切り欠かれている。これにより、車両1の平面視において、切り欠き13Cを通してサイドメンバ2Lの凹部2Aを目視できる。
図8に示すように、支持軸14は、中心軸Cが上下方向に延びるようにして外筒11の内部に設置されている。マウントインシュレータ15は、例えば、ゴム等の弾性体から構成されている。マウントインシュレータ15は、外筒11の内部に設置されており、支持軸14の上部を外筒11の内周面に連結している。本実施例のマウントインシュレータ15は、本発明の弾性体を構成する。
パワートレイン側ブラケット16は、一端部16aが筒状部材12に収容されており、ボルト17によって支持軸14の下部に連結されている。図6において、パワートレイン側ブラケット16の他端部16bは、一端部16aから広がるように幅広に形成されており、他端部16bは、ボルト26によってパワートレイン4に連結されている。
これにより、パワートレイン4は、マウント装置8によってサイドメンバ2Lに弾性的に支持される。
図5、図8において、パワートレイン側ブラケット16の一端部16aは、ゴム製のストッパラバー18に覆われている。ストッパラバー18は、マウントインシュレータ15が過度に変形するときに、筒状部材12の内周面に接触する。
これにより、マウントインシュレータ15が過度に変形することを規制して、マウントインシュレータ15の耐久性の悪化や早期劣化を防止できる。さらに、筒状部材12とパワートレイン側ブラケット16の一端部16aとが直接接触して異音が発生することを防止できる。
図8において、筒状部材12の上壁部12Aには孔部12aが形成されており、孔部12aには支持軸14が挿入されている。これにより、支持軸14を外筒11から筒状部材12に突出させることができ、支持軸14の下部にパワートレイン側ブラケット16の一端部16aを連結できる。
図2、図3において、筒状部材12は、車体側ブラケット13の切り欠き13Cに固定されている。具体的には、切り欠き13Cにおいて、側壁部12C、12Dは、水平板部13Aに接合されており、下壁部12Bは、鉛直板部13Bに接合されている。これにより、マウント装置8がサイドメンバ2Lに取付けられたときに、筒状部材12は、凹部2Aに収容可能となる(図4参照)。
図8において、筒状部材12の上下方向高さLは、車両1の前後方向の上下方向の幅Wよりも小さく形成されており、筒状部材12は、縦方向よりも横方向に長く形成されている。
図7において、筒状部材12は、上壁部12Aの面積が下壁部12Bの面積よりも大きく形成されている。すなわち、図8に示すように、上壁部12Aと下壁部12Bとの車両1の前後方向の長さは、同一であり、図7に示すように、上壁部12Aと下壁部12Bとの車幅方向の長さは、下壁部12Bよりも上壁部12Aが長い。これにより、上壁部12Aの面積が下壁部12Bの面積よりも大きく形成されている。
図2において、外筒11にはブラケット11Aが設けられている。ブラケット11Aは、ボルト27によって車体1Aの一部を構成する車体パネル1Cに固定されている。これにより、マウント装置8は、サイドメンバ2Lに加えて、車体パネル1Cに固定されている。
図7において、筒状部材12は、車幅方向の外端12bが車体側ブラケット13の水平板部13Aの外端13aよりも車幅方向の外方に突出しており、水平板部13Aは、筒状部材12の車幅方向の外端12bと内端12cとの間において筒状部材12に接合されている。
筒状部材12は、その上部側である上壁部12Aにおける車幅方向の外端12bが、その下部側である下壁部12Bにおける車幅方向の外端12dよりも車幅方向の外方に突出する形状に形成されている。すなわち、筒状部材12の車幅方向の幅は、上部側が下部側に対して大きく形成されている。
次に、作用を説明する。
パワートレイン4が振動すると、パワートレイン側ブラケット16から支持軸14に振動が伝達され、マウントインシュレータ15によって振動が減衰される。これにより、マウント装置8によってパワートレイン4からサイドメンバ2Lに伝達される振動を低減することができる。
本実施例のマウント装置8は、中心軸Cが上下方向に延びるように設置され、上面に凹部2Aを有するサイドメンバ2Lに、車体側ブラケット13を介して固定される外筒11と、中心軸Cが上下方向に延びるようにして外筒11の内部に設置される支持軸14とを備えている。
さらに、マウント装置8は、支持軸14を外筒11の内周面に連結するマウントインシュレータ15と、一端部16aが支持軸14に連結され、他端部16bがパワートレイン4に連結されるパワートレイン側ブラケット16とを備えている。
車体側ブラケット13は、サイドメンバ2Lの上面2B、2Cと側面2Dとに沿うL字状の断面に形成され、かつ、車両1の上下方向において凹部2Aに対向する部位に切り欠き13Cが形成されている。
マウント装置8には、外筒11の下端部が連結される上壁部12Aを有し、パワートレイン側ブラケット16の一端部16aが挿入される断面四角形状の筒状部材12が設けられている。筒状部材12の上壁部12Aには支持軸14が挿入される孔部12aが形成されており、筒状部材12が切り欠き13Cに固定されている。
このように本実施例のマウント装置8は、筒状部材12が切り欠き13Cに固定されているので、車両1の上下方向において車体側ブラケット13に対する筒状部材12の接触面積を増大できる。
さらに、筒状部材12が断面四角形状に形成されているので、断面が円形の場合よりも車体側ブラケット13と筒状部材12との接合長さを長くできる。このため、筒状部材12と車体側ブラケット13とが接合される箇所の剛性を高くできる。
また、外筒11の下端部を筒状部材12の平面状の上壁部12Aに連結しているので、外筒11と筒状部材12とが接合される箇所の剛性を高くできる。このため、外筒11が筒状部材12に対して車両1の前後方向および左右方向に倒れるように変形することを抑制できる。
また、車体側ブラケット13は、サイドメンバ2Lの上面2B、2Cと側面2Dとに沿うL字状の断面に形成され、かつ、車両1の上下方向において凹部2Aに対向する部位に切り欠き13Cを有する。
これにより、筒状部材12を凹部2Aに挿入した状態で車体側ブラケット13をサイドメンバ2Lに広い接触面積で取付けることができ、サイドメンバ2Lに対する車体側ブラケット13の取付け強度を高くできる。
これらの相乗効果によって、外筒11を筒状部材12を介して車体側ブラケット13に強固に固定することができ、車体側ブラケット13が振動することを抑制できる。この結果、それぞれの中心軸Cが車両1の上下方向に延びる外筒11と支持軸14とをマウントインシュレータ15で連結したマウント装置8によってパワートレイン4をサイドメンバ2Lに支持した場合に、パワートレイン4からマウント装置8を介してサイドメンバ2Lに伝達される振動を容易に低減することができる。
また、本実施例のマウント装置8によれは、筒状部材12の上下方向高さLが、車両1の前後方向の幅Wよりも小さく形成されている。これにより、筒状部材12の剛性を向上でき、筒状部材12と車体側ブラケット13とが接合される箇所の強度をより効果的に向上できる。このため、パワートレイン4からサイドメンバ2Lに伝達される振動をマウント装置8によってより効果的に低減できる。
また、本実施例のマウント装置8によれは、筒状部材12が、車両1の上下方向において上壁部12Aに対向する下壁部12Bを有し、下壁部12Bに車体側ブラケット13が接合されている。これに加えて、上壁部12Aの面積が下壁部12Bの面積よりも大きく形成されている。
これにより、上壁部12Aよりも小面積の下壁部12Bを車体側ブラケット13に接合することで、車体側ブラケット13の小型化を図ることができる。また、下壁部12Bよりも大面積の上壁部12Aに外筒11を連結することで、筒状部材12を、外筒11を安定して連結できる形状に形成できる。この結果、パワートレイン4からサイドメンバ2Lに伝達される振動をマウント装置8によってより効果的に低減できる。
また、本実施例のマウント装置8によれば、筒状部材12は、車幅方向に延び、車幅方向の外端12bが車体側ブラケット13の外端13aよりも車幅方向の外方に突出している。これにより、外筒11が接合される筒状部材12の面積を増大でき、筒状部材12の形状を、外筒11を安定して支持できる形状にできる。この結果、パワートレイン4からサイドメンバ2Lに伝達される振動をマウント装置8によってより効果的に低減できる。
また、本実施例のマウント装置8によれば、筒状部材12は、その上部側である上壁部12Aにおける車幅方向の外端12bが、その下部側である下壁部12Bにおける車幅方向の外端12dよりも車幅方向の外方に突出する形状に形成されている。
これにより、筒状部材12が車体パネル1Cに干渉することを防止しつつ、上壁部12Aの面積を増大できる。このため、外筒11を筒状部材12により一層安定して支持することができる。この結果、パワートレイン4からサイドメンバ2Lに伝達される振動をマウント装置8によってより効果的に低減できる。
また、本実施例のマウント装置8によれば、筒状部材12を凹部2Aに挿入した状態で車体側ブラケット13をサイドメンバ2Lに固定できるので、マウント装置8の高さを低くすることができる。このため、マウント装置8の上方にパワートレイン4の周辺部材、例えば、バッテリ等が設置される場合でもパワートレイン4の周辺部材の高さ位置が高くなることを防止できる。
本発明の実施例を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1...車両、2A...凹部、2L,2R...サイドメンバ(車体部材)、4...パワートレイン、8...マウント装置、11...外筒、12...筒状部材、12A...上壁部(筒状部材の上壁部)、12B...下壁部(筒状部材の下壁部)、12a...孔部、12b...外端(筒状部材の車両の幅方向の外端、筒状部材の上部側における車両の幅方向の外端)、12d...外端(筒状部材の下部側における車両の幅方向の外端、)、13...車体側ブラケット、13a...外端(車体側ブラケットの外端)、14...支持軸、15...マウントインシュレータ(弾性体)、16...パワートレイン側ブラケット、16a...一端部(パワートレイン側ブラケットの一端部)、16b...他端部(パワートレイン側ブラケットの他端部)

Claims (5)

  1. 中心軸が上下方向に延びるように設置され、上面に凹部を有する車体部材に車体側ブラケットを介して固定される外筒と、
    中心軸が上下方向に延びるようにして前記外筒の内部に設置される支持軸と、
    前記支持軸を前記外筒の内周面に連結する弾性体と、
    一端部が前記支持軸に連結され、他端部がパワートレインに連結されるパワートレイン側ブラケットとを備え、
    前記パワートレインを前記車体部材に弾性的に支持するマウント装置であって、
    前記車体側ブラケットは、前記車体部材の上面と側面とに沿うL字状の断面に形成され、かつ、車両の上下方向において前記凹部に対向する部位に切り欠きが形成されており、
    前記外筒の下端部が連結される上壁部を有し、前記パワートレイン側ブラケットの一端部が挿入される断面四角形状の筒状部材が設けられており、
    前記筒状部材の上壁部に前記支持軸が挿入される孔部が形成されており、
    前記筒状部材が、前記切り欠きに固定されていることを特徴とするパワートレインのマウント装置。
  2. 前記筒状部材の車両の上下方向高さが、車両の前後方向の幅よりも小さく形成されていることを特徴とする請求項1に記載のパワートレインのマウント装置。
  3. 前記筒状部材は、車両の上下方向において上壁部に対向する下壁部を有し、前記下壁部に前記車体側ブラケットが接合されており、
    前記上壁部の面積が前記下壁部の面積よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項2に記載のパワートレインのマウント装置。
  4. 前記筒状部材は、車両の幅方向に延び、車両の幅方向の外端が前記車体側ブラケットの外端よりも車両の幅方向の外方に突出していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のパワートレインのマウント装置。
  5. 前記筒状部材は、前記筒状部材の上部側における車両の幅方向の外端が、前記筒状部材の下部側における車両の幅方向の外端よりも車両の幅方向の外方に突出する形状に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のパワートレインのマウント装置。
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