JP2018176328A - 打ち抜き装置および打ち抜き方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】強力な機構を使用しなくても製品の打ち抜きを確実に行うことができる打ち抜き装置を提供する。【解決手段】打ち抜き装置1Aは、刃24が形成されるとともに上方に突出した突出部26を有する上側部材と、素材シートSを載置するための下側部材と、上側部材の上方に配置されたローラ30と、上側部材を下方から支持して退避位置まで持ち上げる第1位置と、上側部材を解放する第2位置との間で上下方向に移動可能な支持部12と、制御部とを備える。制御部は、支持部12を第2位置に移動させることにより上側部材の持ち上げを解除し、上側部材の自重により打ち抜き面を素材シートSに押し付けた後、ローラ30を移動させる。このとき、ローラ30の下端よりも上方に突出した突出部26がローラ30によって逐次的に押し下げられ、打ち抜き面が素材シートSに逐次的に押し付けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、素材シートから製品を打ち抜く打ち抜き装置および打ち抜き方法に関する。
従来から、大判の素材シートから複数の製品を生産するために種々の方式の打ち抜き装置が使用されている。従来の打ち抜き装置としては、例えば、型保持板103を往復移動させるための往復移動装置101と、型保持板103の上面に接する上側ローラ102と、型保持板103の下面に固定された抜型104に対してその下方から離反降下自在に対接する下側ローラ105と、下側ローラ105を昇降させる昇降装置106とを備えた打ち抜き装置100が知られている(図11および特許文献1参照)。この打ち抜き装置100では、昇降装置106が、モータの回転運動をクランク機構によって上下方向の運動に変換することにより下側ローラ105を昇降させるよう構成されている。
この打ち抜き装置100によれば、1枚の素材シートSから製品としての1セット分のトランプカード等を生産することができる。
特開平7−136997号公報
ところで、複数の製品を確実に打ち抜くためには、素材シートSに対して抜型104を安定した強い力でもって押し付ける必要がある。しかしながら、従来の打ち抜き装置100では、打ち抜きの最中に素材シートS側からの反力によって昇降装置106(クランク機構)が押し戻され、これにより、下側ローラ105が沈み込んで押し付け力が低下してしまうことがあった。また、従来の打ち抜き装置100では、上記の問題を解消するために、昇降装置106(クランク機構を作動させるモータ)を非常に強力な機構とする必要があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その課題とするところは、強力な機構を使用しなくても製品の打ち抜きを確実に行うことができる打ち抜き装置および打ち抜き方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る第1の打ち抜き方法は、素材シートから1つ以上の製品を打ち抜く打ち抜き方法であって、下方に突出した刃が形成された打ち抜き面を有する上側部材を退避位置まで持ち上げておく第1工程と、上側部材の下方に配置された下側部材の載置面に素材シートを載置する第2工程と、持ち上げを解除することにより上側部材を退避位置から下降させ、上側部材の自重を利用して打ち抜き面を素材シートに押し付ける第3工程と、打ち抜き面の一端から該一端に対向する他端に向かう方向に、上側部材の上方に配置されたローラを水平方向に移動させる第4工程と、を備え、上側部材は、打ち抜き面に対応する上面から上方に突出した突出部を有し、突出部は、第3工程が終了したときにローラの下端よりも上方に突出し、ローラの移動により、突出部を逐次的に押し下げていくとともに、打ち抜き面を素材シートに逐次的に押し付けていくことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る第2の打ち抜き方法は、素材シートから1つ以上の製品を打ち抜く打ち抜き方法であって、下方に向けられた保持面を有する上側部材を退避位置まで持ち上げておく第1工程と、保持面に素材シートを保持させる第2工程と、持ち上げを解除することにより上側部材を退避位置から下降させ上側部材の自重を利用して、上側部材の下方に配置された部材の上方に突出した刃が形成された打ち抜き面に素材シートを押し付ける第3工程と、保持面の一端から該一端に対向する他端に向かう方向に、上側部材の上方に配置されたローラを水平方向に移動させる第4工程と、を備え、上側部材は、保持面に対応する上面から上方に突出した突出部を有し、突出部は、第3工程が終了したときにローラの下端よりも上方に突出し、ローラの移動により、突出部を逐次的に押し下げていくとともに、素材シートを打ち抜き面に逐次的に押し付けていくことを特徴とする。
上記第1および第2の打ち抜き方法における打ち抜き面は、刃が形成されていない領域に設けられたクッション材を有していてもよい。この場合、クッション材の厚みは、刃の突出量よりも大きいことが好ましい。
上記第1および第2の打ち抜き方法における素材シートは、例えば、液晶パネル、有機ELパネルまたはタッチパネルを構成するシートである。
上記第1および第2の打ち抜き方法では、素材シートの打ち抜き面側の面に、ポリエチレン製、ポリスチレン製またはポリプロピレン製のフィルムを貼り付けておくことが好ましい。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る第1の打ち抜き装置は、素材シートから1つ以上の製品を打ち抜く打ち抜き装置であって、下方に突出した刃が形成された打ち抜き面および該打ち抜き面に対応する上面から上方に突出した突出部を有する上側部材と、打ち抜き面の下方に配置された、素材シートを載置するための載置面を有する下側部材と、上側部材の上方に配置された、水平方向に移動可能なローラと、上側部材を下方から支持して該上側部材を退避位置まで持ち上げる第1位置と、上側部材を解放する第2位置との間で上下方向に移動可能な支持部と、ローラおよび支持部の移動を制御する制御部と、を備え、制御部は、支持部を第2位置に移動させることにより上側部材の持ち上げを解除し、上側部材の自重により打ち抜き面を載置面に載置された素材シートに押し付けた後、ローラを移動させるよう構成されており、ローラの移動の際に、ローラの下端よりも上方に突出した突出部がローラによって逐次的に押し下げられていくとともに、打ち抜き面が素材シートに逐次的に押し付けられていくことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る第2の打ち抜き装置は、素材シートから1つ以上の製品を打ち抜く打ち抜き装置であって、上方に突出した刃が形成された打ち抜き面を有する下側部材と、打ち抜き面の上方に配置された、打ち抜き面に対向するように素材シートを保持するための保持面および該保持面に対応する上面から上方に突出した突出部を有する上側部材と、上側部材の上方に配置された、水平方向に移動可能なローラと、上側部材を下方から支持して該上側部材を退避位置まで持ち上げる第1位置と、上側部材を解放する第2位置との間で上下方向に移動可能な支持部と、ローラおよび支持部の移動を制御する制御部と、を備え、制御部は、支持部を第2位置に移動させることにより上側部材の持ち上げを解除し、上側部材の自重により保持面に保持された素材シートを打ち抜き面に押し付けた後、ローラを移動させるよう構成されており、ローラの移動の際に、ローラの下端よりも上方に突出した突出部がローラによって逐次的に押し下げられていくとともに、素材シートが打ち抜き面に逐次的に押し付けられていくことを特徴とする。
上記第1および第2の打ち抜き装置における打ち抜き面は、刃が形成されていない領域に設けられたクッション材を有していてもよい。この場合、クッション材の厚みは、刃の突出量よりも大きいことが好ましい。
上記第1および第2の打ち抜き装置における素材シートは、例えば、液晶パネル、有機ELパネルまたはタッチパネルを構成するシートである。
本発明によれば、強力な機構を使用しなくても製品の打ち抜きを確実に行うことができる打ち抜き装置および打ち抜き方法を提供することができる。
第1実施例に係る打ち抜き装置の概略的な構成を示す側面図である。 第1実施例に係る打ち抜き装置の概略的な構成を示す上面図である。 第1実施例に係る打ち抜き装置における抜型および素材シートの関係を示す図である。 第1実施例に係る打ち抜き装置で使用される抜型の一例を示す図である。 第1実施例に係る打ち抜き装置の制御ブロック図である。 第1実施例に係る打ち抜き装置の第1工程後の状態(A)および第2工程後の状態(B)を示す図である。 第1実施例に係る打ち抜き装置の第3工程後の状態(A)および第4工程後の状態(B)を示す図である。 第2実施例に係る打ち抜き装置の概略的な構成を示す側面図である。 第2実施例に係る打ち抜き装置の制御ブロック図である。 第3実施例に係る打ち抜き装置の概略的な構成を示す側面図である。 従来の打ち抜き装置の概略的な構成を示す側面図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明に係る打ち抜き装置および打ち抜き方法の実施例について説明する。
[第1実施例]
図1および図2に、本発明の第1実施例に係る打ち抜き装置1Aを示す。打ち抜き装置1Aは、後述する第1〜第4工程を順次実行することにより素材シートSを打ち抜いて複数の製品を生産するためのものである。本実施例では、液晶パネルを構成する0.5mm厚のシートを素材シートSとして使用したが、素材シートSはこれに限定されない。
打ち抜き装置1Aは、床に設置される下側筺体10と、下側筺体10の上面に設けられたシート載置部11とを備えている。シート載置部11は、素材シートSを載置するための水平な載置面11aを有している。素材シートSは、載置面11aに単に置かれていてもよいし、載置面11aに吸着保持されていてもよい。
なお、本実施例では、下側筺体10およびシート載置部11が本発明の「下側部材」に相当する。
打ち抜き装置1Aは、上側筺体20と、上側筺体20の下面に設けられた抜型保持部21と、抜型保持部21に付随するガイド21aに沿って取り付けられた抜型とをさらに備えている。抜型は、ガイド21aに係合した第1基板22と、第1基板22に固定された第2基板23と、第2基板23の面23aから突出した刃24とを有している。刃24は、エッチングにより形成されたエッチング刃である。抜型は、刃24が下方に向けて突出するように抜型保持部21に取り付けられている。言い換えると、抜型は、その打ち抜き面がシート載置部11に載置された素材シートSに対向するように取り付けられている。
打ち抜き装置1Aは、上側筺体20の上面のうち打ち抜き面に対応する部分から上方に突出した突出部26と、上側筺体20から下方に突出した4つの柱部27とをさらに備えている。図2に示すように、突出部26は、平面視略矩形状を有している。また、柱部27は、上側筺体20の四隅に設けられている。
なお、本実施例では、上側筺体20、抜型保持部21、抜型(22,23,24および後述する25)、突出部26および柱部27が本発明の「上側部材」に相当する。
打ち抜き装置1Aは、下側筺体10に設けられた4つの柱支持部12をさらに備えている。図2に示すように、柱支持部12は、柱部27に対応した位置に設けられている。柱支持部12は、下側筺体10から上方に大きく突出した第1位置と、第1位置よりも突出量が小さい第2位置との間で上下方向に移動可能に構成されている。第1位置をとるとき、柱支持部12は、柱部27を下方から支持する。これにより、抜型(22,23,24,25)を含む上側部材は、退避位置まで持ち上げられる(図6(A)参照)。一方、柱支持部12が第2位置をとるとき、柱支持部12と柱部27との間には隙間Gができる(図7(A)参照)。ことのき、柱支持部12は、上側部材を解放しているといえる。
打ち抜き装置1Aは、ローラ30と、該ローラ30の回転軸31を水平方向に誘導するためのガイド32とをさらに備えている。図2に示すように、ローラ30は、突出部26の短辺よりも長い。また、ガイド32は、下側筺体10を基準としている。したがって、上側筺体20が上下方向に移動しても、下側筺体10を基準としたローラ30(ガイド32)の上下方向の位置は変わらない。ローラ30は、ガイド32によって上下方向の移動が規制されているともいえる。
この他、打ち抜き装置1Aは、図1および図2には図示されていない制御部40をさらに備えている。制御部40は、マイクロプロセッサユニット(MPU,Micro-Processing Unit)等から構成されている。
図3を参照しつつ、抜型の構成についてさらに詳しく説明する。図1には図示されていないが、型枠は、型抜きされたシート状のクッション材25をさらに有している。クッション材25は、第2基板23の面23aのうち、刃24が形成されていない領域に貼り付けられている。クッション材25としては、ポリオレフィン樹脂を発泡させたもの等を使用することができる。
本実施例では、刃24の突出量が0.8mmであるのに対し、クッション材25の厚みが1.0mmである。すなわち、クッション材25の厚みは、刃24の突出量よりも0.2mm大きい。また、本実施例では、柱支持部12が第1位置をとっているとき(すなわち、上側部材が退避位置をとっているとき)、刃24の先端と素材シートSの表面とが上下方向に1.2mm離れている。前述した通り、素材シートSの厚みは0.5mmである。
図4に、抜型の平面図を示す。この抜型によれば、1回の打ち抜きで1枚の素材シートSから4×4=16枚の同一の製品を生産することができる。
図5に、打ち抜き装置1Aの制御ブロック図を示す。同図に示すように、制御部40は、モータ等の適当な駆動機構を介してローラ30をガイド32に沿って水平方向に移動させるよう構成されている。また、制御部40は、シリンダ等の適当な駆動機構を介して4つの柱支持部12を一斉に上下方向に移動させるよう構成されている。
続いて、図6および図7を参照しつつ、打ち抜き装置1Aによる打ち抜き方法について説明する。本実施例に係る打ち抜き方法は、順次実行される第1〜第4工程を含んでいる。なお、図6および図7においては、クッション材25、ガイド32および制御部40の図示が省略されている。
図6(A)に示すように、第1工程では、制御部40が4つの柱支持部12を第1位置まで上昇させる。これにより、抜型(22,23,24,25)を含む上側部材は、退避位置まで持ち上げられる。このとき、突出部26は、ローラ30の下端よりも1.7mm上方に突出している。
図6(B)に示すように、第2工程では、オペレータまたはコンベア等の搬送装置が素材シートSをシート載置部11の載置面11aに載置させる。
図7(A)に示すように、第3工程では、制御部40が4つの柱支持部12を第2位置まで下降させる。これにより、柱支持部12に支持されなくなった(柱支持部12から解放された)上側部材が、刃24の先端が素材シートSに当たるところまで下降するとともに、不図示のクッション材25が上側部材の自重により圧縮される。第3工程は、抜型の打ち抜き面を、上側部材の自重により素材シートSに押し付ける工程であるともいえる。
第3工程の実行後においても、突出部26は、ローラ30の下端より上方に突出している。ただし、その突出量は0.5mmである。これは、素材シートSの厚みに等しい。
図7(B)に示すように、第4工程では、制御部40がローラ30を水平方向に移動させる。より詳しくは、制御部40は、打ち抜き面の一端から該一端に対向する他端に向かう方向にローラ30を移動させる。これにより、ローラ30が突出部26に乗り上げ、該突出部26が逐次的に押し下げられていくとともに、打ち抜き面が素材シートSに逐次的に押し付けられ、打ち抜きが行われていく。
このように、本実施例によれば、上下方向の移動が規制されたローラ30を水平方向に移動させるだけで打ち抜きに必要な安定した強い力を発生させることができる。また、本実施例によれば、上側部材の自重により圧縮されたクッション材25で素材シートSを押さえ付けながら打ち抜きが行われるので、打ち抜き中に素材シートSが横ズレするのを防ぐこともできる。
[第2実施例]
図8に、本発明の第2実施例に係る打ち抜き装置1Bを示す。打ち抜き装置1Bは、打ち抜き装置1Aと同様、第1〜第4工程を順次実行することにより素材シートSを打ち抜いて複数の製品するためのものである。
打ち抜き装置1Bは、下側筺体10とシート載置部11との間に設けられた4つの傾き補正部13をさらに備えている点において打ち抜き装置1Aと相違している。傾き補正部13は、シート載置部11の四隅に設けられている。傾き補正部13は、制御部40の制御下で上下方向に伸縮するシリンダ等からなる(図9参照)。
各部(特に、シート載置部11および抜型保持部21)に製造誤差が生じると、第2工程後の抜型と素材シートSとが完全に平行にはならない場合がある(図6(B)参照)。このような状態のまま打ち抜きを続けると、押し付け力が不安定になって、正常な打ち抜きを行うことができないおそれがある。この点、本実施例では、4つの傾き補正部13によってシート載置部11の載置面11aの傾きを任意に微調整することができるので、製造誤差により押し付け力が不安定になるのを回避することができる。
なお、制御部40は、オペレータが入力した数値に基づいて傾き補正部13のそれぞれを伸縮させてもよいし、不図示のセンサによって検出された抜型と素材シートSとの関係に基づいて傾き補正部13のそれぞれを自動的に伸縮させてもよい。
[第3実施例]
図10に、本発明の第3実施例に係る打ち抜き装置1Cを示す。打ち抜き装置1Cは、打ち抜き装置1A,1Bと同様、第1〜第4工程を順次実行することにより素材シートSを打ち抜いて複数の製品するためのものである。
打ち抜き装置1Cは、上側筺体20と、上側筺体20の下面に設けられたシート保持部28とを備えている。シート保持部28は、素材シートSを保持するための水平な保持面28aを有している。素材シートSは、保持面28aに吸着保持されている。
打ち抜き装置1Cは、上側筺体20の上面のうち保持面28aに対応する部分から上方に突出した突出部26と、上側筺体20から下方に突出した4つの柱部27とをさらに備えている。
なお、本実施例では、上側筺体20、シート保持部28、突出部26および柱部27が本発明の「上側部材」に相当する。
打ち抜き装置1Cは、床に設置される下側筺体10と、下側筺体10の上面に設けられた抜型保持部14と、抜型保持部14に付随するガイド14aに沿って取り付けられた抜型(22,23,24および不図示の25)とをさらに備えている。抜型は、刃24が上方に向けて突出するように抜型保持部14に取り付けられている。言い換えると、抜型は、シート保持部28に保持された素材シートSに対向するように抜型保持部14に取り付けられている。
なお、本実施例では、下側筺体10、抜型保持部14および抜型(22,23,24,25)が本発明の「下側部材」に相当する。
打ち抜き装置1Cのその他の部分は、打ち抜き装置1Aと同一の構成を有している。
本実施例では、第2工程において、オペレータまたはコンベア等の搬送装置が素材シートSをシート保持部28の保持面28aに保持させる。
また、本実施例では、第4工程において、制御部40がローラ30を水平方向に移動させることより、突出部26が逐次的に押し下げられていくとともに、素材シートSが打ち抜き面に逐次的に押し付けられ、打ち抜きが行われていく。
[変形例]
以上、本発明に係る打ち抜き装置および打ち抜き方法の実施例について説明してきたが、本発明の構成は、実施例の構成に限定されるものではない。
例えば、各部の形状は、その機能を損なわない範囲で適宜変更されてもよい。
また、各部の寸法も、適宜変更されてもよい。ただし、突出部26は、第3工程の後において、ローラ30の下端よりも上方に突出している必要がある。このとき、突出部26は、素材シートSの厚みと実質的に同じ量だけローラ30の下端よりも上方に突出していることが好ましい。
また、素材シートSの横ズレが問題にならない場合は、クッション材25を省略してもよい。
また、素材シートSは、有機ELパネルまたはタッチパネルを構成するシートであってもよいし、タッチセンサ付き液晶パネルまたはタッチセンサ付き有機ELパネルを構成するシートであってもよい。
また、素材シートSは、ポリエチレン製、ポリスチレン製またはポリプロピレン製のフィルムが打ち抜き面側の面に貼り付けられていてもよい。この構成によれば、打ち抜きの際に切断面が荒れるのを緩和することができる。
また、上述の実施例および変形例は、適宜組み合わされてもよい。例えば、第3実施例に係る打ち抜き装置1Cに傾き補正部13(図8参照)を組み込んでもよい。
1A,1B,1C 打ち抜き装置
10 下側筺体
11 シート載置部
11a 載置面
12 柱支持部
13 傾き補正部
14 抜型保持部
20 上側筺体
21 抜型保持部
21a ガイド
22 第1基板
23 第2基板
24 刃
25 クッション材
26 突出部
27 柱部
28 シート保持部
30 ローラ
31 回転軸
32 ガイド
40 制御部
S 素材シート
G 隙間

Claims (9)

  1. 素材シートから1つ以上の製品を打ち抜く打ち抜き方法であって、
    下方に突出した刃が形成された打ち抜き面を有する上側部材を退避位置まで持ち上げておく第1工程と、
    前記上側部材の下方に配置された下側部材の載置面に前記素材シートを載置する第2工程と、
    前記持ち上げを解除することにより前記上側部材を前記退避位置から下降させ、前記上側部材の自重を利用して前記打ち抜き面を前記素材シートに押し付ける第3工程と、
    前記打ち抜き面の一端から該一端に対向する他端に向かう方向に、前記上側部材の上方に配置されたローラを水平方向に移動させる第4工程と、
    を備え、
    前記上側部材は、前記打ち抜き面に対応する上面から上方に突出した突出部を有し、
    前記突出部は、前記第3工程が終了したときに前記ローラの下端よりも上方に突出し、
    前記ローラの移動により、前記突出部を逐次的に押し下げていくとともに、前記打ち抜き面を前記素材シートに逐次的に押し付けていく
    ことを特徴とする打ち抜き方法。
  2. 素材シートから1つ以上の製品を打ち抜く打ち抜き方法であって、
    下方に向けられた保持面を有する上側部材を退避位置まで持ち上げておく第1工程と、
    前記保持面に前記素材シートを保持させる第2工程と、
    前記持ち上げを解除することにより前記上側部材を前記退避位置から下降させ、前記上側部材の自重を利用して、前記上側部材の下方に配置された下側部材の上方に突出した刃が形成された打ち抜き面に前記素材シートを押し付ける第3工程と、
    前記保持面の一端から該一端に対向する他端に向かう方向に、前記上側部材の上方に配置されたローラを水平方向に移動させる第4工程と、
    を備え、
    前記上側部材は、前記保持面に対応する上面から上方に突出した突出部を有し、
    前記突出部は、前記第3工程が終了したときに前記ローラの下端よりも上方に突出し、
    前記ローラの移動により、前記突出部を逐次的に押し下げていくとともに、前記素材シートを前記打ち抜き面に逐次的に押し付けていく
    ことを特徴とする打ち抜き方法。
  3. 前記打ち抜き面は、前記刃が形成されていない領域に設けられたクッション材を有し、
    前記クッション材の厚みは、前記刃の突出量よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の打ち抜き方法。
  4. 前記素材シートは、液晶パネル、有機ELパネルまたはタッチパネルを構成するシートである
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の打ち抜き方法。
  5. 前記素材シートの前記打ち抜き面側の面に、ポリエチレン製、ポリスチレン製またはポリプロピレン製のフィルムを貼り付けておく
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の打ち抜き方法。
  6. 素材シートから1つ以上の製品を打ち抜く打ち抜き装置であって、
    下方に突出した刃が形成された打ち抜き面および該打ち抜き面に対応する上面から上方に突出した突出部を有する上側部材と、
    前記打ち抜き面の下方に配置された、前記素材シートを載置するための載置面を有する下側部材と、
    前記上側部材の上方に配置された、水平方向に移動可能なローラと、
    前記上側部材を下方から支持して該上側部材を退避位置まで持ち上げる第1位置と、前記上側部材を解放する第2位置との間で上下方向に移動可能な支持部と、
    前記ローラおよび前記支持部の移動を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記支持部を前記第2位置に移動させることにより前記上側部材の前記持ち上げを解除し、前記上側部材の自重により前記打ち抜き面を前記載置面に載置された前記素材シートに押し付けた後、前記ローラを移動させるよう構成されており、
    前記ローラの移動の際に、前記ローラの下端よりも上方に突出した前記突出部が前記ローラによって逐次的に押し下げられていくとともに、前記打ち抜き面が前記素材シートに逐次的に押し付けられていく
    ことを特徴とする打ち抜き装置。
  7. 素材シートから1つ以上の製品を打ち抜く打ち抜き装置であって、
    上方に突出した刃が形成された打ち抜き面を有する下側部材と、
    前記打ち抜き面の上方に配置された、前記打ち抜き面に対向するように前記素材シートを保持するための保持面および該保持面に対応する上面から上方に突出した突出部を有する上側部材と、
    前記上側部材の上方に配置された、水平方向に移動可能なローラと、
    前記上側部材を下方から支持して該上側部材を退避位置まで持ち上げる第1位置と、前記上側部材を解放する第2位置との間で上下方向に移動可能な支持部と、
    前記ローラおよび前記支持部の移動を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記支持部を前記第2位置に移動させることにより前記上側部材の前記持ち上げを解除し、前記上側部材の自重により前記保持面に保持された前記素材シートを前記打ち抜き面に押し付けた後、前記ローラを移動させるよう構成されており、
    前記ローラの移動の際に、前記ローラの下端よりも上方に突出した前記突出部が前記ローラによって逐次的に押し下げられていくとともに、前記素材シートが前記打ち抜き面に逐次的に押し付けられていく
    ことを特徴とする打ち抜き装置。
  8. 前記打ち抜き面は、前記刃が形成されていない領域に設けられたクッション材を有し、
    前記クッション材の厚みは、前記刃の突出量よりも大きい
    ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の打ち抜き装置。
  9. 前記素材シートは、液晶パネル、有機ELパネルまたはタッチパネルを構成するシートである
    ことを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれか一項に記載の打ち抜き装置。
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