JP2018175673A - 屈曲可能なマットレス - Google Patents

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Shinya Kinoshita
慎也 木下
祐吾 渡利
Yugo Watari
祐吾 渡利
玲美 指方
Remi Sashikata
玲美 指方
瑞歩 中尾
Mizuho Nakao
瑞歩 中尾
誠治 田井中
Seiji Tainaka
誠治 田井中
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Abstract

【課題】 ギャッチベッド用の屈曲可能なマットレスにおいて、屈曲の繰り返しに対する耐性を高める。
【解決手段】 マットレス1は、上層3と中層5と下層7を有する。中層5は、人体をしっかり支えるための硬い弾性伸縮材料製の複数の人体支持ブロック9、13、17、21、25を有し、それらは、屈曲しやすい柔軟屈曲ブロック11、15、19、23により連結される。柔軟屈曲ブロック11、15、19、23の位置は、ベッドのボトム51の屈曲位置に対応する。上層3は、人体の異なる部位に適した異なるクッション性をもつ複数の表面領域27、29,31を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、一般には屈曲可能なマットレスに関わり、とくに、リンクライニングベッドまたはギャッチベッドと呼ばれる屈曲可能なボトムを備えたベッドでの使用に適した屈曲可能マットレスに関する。
関連技術として、例えば特許文献1、2にそれぞれ開示されたマットレスが知られている。
特許文献1に記載されたマットレスは、膝ボトムと足ボトムをもつ電動ベッドでの使用に向けられている。
そのマットレスは、最も人側の表面層と、最もベッド側の裏面層と、両層間の中間層からなる三層構造を有する。それら層はいずれも発泡ウレタン製であり、その密度については、中間層の密度が最も高く、表面層と裏面層の密度はより低い。硬さについては、中間層の周辺部(上下左右の縁部分)が最も硬く、次が裏面層であり、表面層が最も軟らかい。裏面層の膝ボトムと足ボトムとの連結部分に対応する個所に、複数の凹部が形成されている。
特許文献2に記載されたマットレスは、電動ベッドでの使用に向けられたスプリング式マットレスである。
このマットレスは、平面視で矩形の発泡体枠を有し、その発泡体枠は、マットレスの四方の外側壁を構成する。この発泡体枠の内側に、多数のコイルププリングを収容したポケットコイルシートが収容される。そして、発泡体枠のベッドの屈曲部に対応する位置に、縮む方向に働く複数の切れ込みと、伸びる方向に働く複数の切れ込みとが設けられる。
特開2015−202372号公報 特開2013−230189号公報
特許文献1および2に記載のマットレスのいずれもが、ベッドのボトムの屈曲個所に対応した位置に、マットレスを屈曲しやすくするための凹部あるいは切れ込みを有する。
しかし、これらの従来のマットレスには、次のような問題がある。
すなわち、一般にマットレスは、重量のある人体をしっかり支えることを目的とする人体支持ブロックを有し、それはその目的を果たすために比較的高い剛性または硬さを有する。それは、例えば、特許文献1に記載されたマットレスでは、密度が一番高く硬い中間層であり、また、特許文献2に記載されたマットレスでは、多数のコイルスプリングを収容したポケットコイルシートである。
ベッドのボトムが屈曲すると、当然、マットレスの人体支持ブロックも屈曲する。人体支持ブロックは比較的に高い剛性または硬さをもつために、屈曲が繰り返されることによるストレスの繰り返しで、しだいに損傷していく。それがマットレスの寿命を短縮する。
また、人体はその部位により、形状、サイズ、重量、屈曲程度、軟らかさ等が異なる。したがって、マットレスが人体に与える適切なクッション作用は、人体の部位によって異なる。このような人体からの部位に応じた異なるクッション要求に対して、上述した従来技術は格別の解決を開示も示唆もしていない。
さらに、ベッドに横臥した人の上半身を起き上がらせるとき、人が快適に感じる(つまり、身体への余計な負担が少ない)やり方でそれを行うことが望ましい。そのために、人の上半身の構造に適したマットレスの屈曲の仕方があると考えられる。しかし、従来技術には、そのような屈曲方法の開示はない。
本発明の一つの目的は、屈曲可能なマットレスにおいて、屈曲の繰り返しに対する耐性を高めることにある。
本発明の他の目的は、マットレスに対する人体の部位に応じた異なるクッション要求に応じることにある。
本発明のまた別の目的は、人の上半身を起こすときの人の快適感に貢献する屈曲可能なマットレスを提供することにある。
本発明の一実施形態に従う、屈曲可能なマットレスは、そのマットレスのユーザが横臥する平面領域にわたって広がった、厚みをもつ弾性的に伸縮可能な第一の層を備え、その第一の層が、相互に分離されてマットレスの長手方向に配列された、複数の人体支持ブロックと、それら複数の人体支持ブロックの相互間に配置された、人体支持ブロックより柔軟で屈曲容易な少なくとも一つの柔軟屈曲ブロックとを有する。
このように構成されたマットレスは、柔軟屈曲ブロックの個所にて、人体を支える人体支持ブロックに過大な負担をかけずに容易に屈曲できる。マットレスが載置されるベッドのボトムの屈曲位置に応じて、マットレスの人体支持ブロックの寸法比、換言すれば、柔軟屈曲ブロックの位置を選ぶことができる。
マットレスは、上記の相互分離された人体支持ブロックとして、少なくとも、ユーザの背を支持するための2以上の背支持ブロックを有してよい。
このように構成されたマットレスは、背ボトムが2以上の可動サブボトムに分かれていて、ユーザの上半身を起立させるときに背をその部位に応じた異なる角度で持ち上げられるように構成されたベッドに適用したとき、背の2以上のサブボトムの屈曲に対応してマットレスも容易に屈曲することができる。それは、ユーザの上半身を起立させる時のユーザの快適性に貢献する。
このような2以上の背支持ブロックの相互間の柔軟屈ブロックは、ユーザの第2胸椎から第7胸椎の区間内の第一の位置と、第8胸椎から第12胸椎の区間内の第二の位置のうちの、少なくとも一つに対応する位置に配置されてよい。
上記第一の位置は、人の背の大きく後湾している個所(肩甲骨付近の部位)にほぼ対応し、また、第二の位置は、人体の12個の胸椎の列の中で比較的に屈曲しやすい部位である。この2つの位置の内の1個所または両個所で、マットレスとベッドのボトムが屈曲することは、ユーザの上半身を起立させるときのユーザの快適性に貢献する。
マットレスはさらに、相互に分離された前記人体支持ブロックとして、ユーザの腰部から下半身を支持するための2以上の下半身支持ブロックを有してよい。
このように構成されたマットレスは、ユーザの腰から下半身を支え複数の可動サブボトムを有するベッドへの適用に適する。
マットレスは、また、上記第一の層に一側で積層された、弾性的に伸縮可能な第二の層をさらに備えてよく、この第二の層は、上述した第一の層の人体支持部材より高い伸縮性を有してよい。
このように構成されたマットレスは、第二の層を上にしてベッド上に置くことで、第二の層の上にユーザが横臥することができる。これにより、伸縮性の高い第二の層が、人体支持ブロックとユーザの身体との間に介在して、ユーザに対して良好なクッション性を提供して、ユーザの快適感に貢献できる。
上記記第二の層は、マットレスの長手方向で互いに異なる位置に配置された、異なるクッション性をもつ複数の領域を有してよい。
このように構成されたマットレスは、ユーザの身長方向における異なる身体部位に、異なるクッション性を提供できる。それぞれの領域のクッション性を、それが支えるユーザの身体部位に応じたものに設計することで、ユーザの快適感に貢献できる。
上記第二の層の異なるクッション性をもつ複数の領域として、ユーザの少なくとも足に対応する位置を含む第一の領域と、少なくとも臀部に対応する位置を含む第二の領域と、少なくとも背に対応する位置を含む第三の領域とを設けてよい。
ユーザの足、臀部、背は、その形状や重量や軟らかさが明らかに異なるため、それぞれの部位が要求する適切なクッション性は明らかに異なる。この異なるクッション性要求に、上記の3つの領域が応えることができる。
上記第二の層の上記複数の領域の表面が、互いに異なる三次元形状を有するように構成されてよい。三次元形状を違えることで、同じ材料を使って、異なるクッション性を実現できる。
マットレスは、第一の層に第二の層とは逆側で積層された第三の層をさらに備えてよい。第三の層は、上記人体支持ブロックより高い伸縮性を有してよい。第三の層を下に向けてマットレスをベッドのボトム上に置くことで、第三の層がボトムの凹凸を吸収して、比較的に硬く伸縮しづらい人体支持ブロックを保護する。第三の層は、比較的に伸縮性が高いから、マットレスの屈曲性を損なわない。
上述した第一、第二および第三の層を有するマットレスにおいて、第二の層は第三の層より大きい厚みを有してよい。第三の層の大きい厚みは、ユーザに対する良好なクッション性に貢献する。さらに、上述したように第二の層のクッション性を領域に応じて調整することで、ユーザの快適感が一層の向上が期待できる。
本発明の一実施形態に係る屈曲可能なマットレスの全体像を示す斜視図。 図1のA-A線に沿った同マットレスの断面図。 同マットレスと、ベッドのボトムと、ユーザの人体との位置関係の一つの典型例を示す側面図。 ユーザの上半身を起こすときのベッドのボトムと同マットレスの屈曲の仕方を示す説明図。 ユーザの上半身を起立および倒伏させる時の、ベッドのボトムの屈曲角の制御パターンの一例を示す説明図。 同マットレスの表面の3つの領域の三次元形状をそれぞれ示す平面図。 同マットレスと、ベッドのボトムと、ユーザの人体との位置関係の別の一例を示す側面図。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る屈曲可能なマットレスの全体像を示す斜視図である。図2は、図1のA-A線に沿った同マットレスの縦断面図である。
図1と図2に示すように、マットレス1はほぼ直方体の全体形状を有し、その平面視は長方形であり、実質一定の厚みをもつ。マットレス1は、それぞれ実質一定の厚みをもつ上層3と中層5と下層7の3つの層を少なくとも有し、それらはマットレス1の厚み方向に積層されて相互に連結される(例えば接着材で接着される)。上層3と中層5と下層7のそれぞれの平面領域は、マットレス1の少なくともユーザが横臥する平面領域に包含している。こ上層3と中層5と下層7のそれぞれの平面領域は、本実施形態では一例としてマットレス1の平面領域の全域にわたっているが、必ずしもそうである必要はなく、例えば、マットレス1の平面領域のうちの上下左右の辺縁部のように、ユーザが実質的に横臥することが無い領域には、及んでなくてよい。
マットレス1は、その使用時には、下層7を下に向けた(つまりベッドのボトムに向けた)状態で、ベッドのボトムの上に載置され、そして、その上層3上に人が横臥することになる。上記3つの層3、5および7のうち、中層5は人体をしっかり支える強度を出すために最も厚く、上層3は人体に快適を与えるクッション性を出すために下層7より厚い。
上層3と下層7はそれぞれ、マットレス1の平面形状と同じ平面形状をもつ一枚の伸縮性のあるシートであってよい。中層5もそれ全体としては、マットレス1の平面形状と同じ平面形状をもつ一枚の伸縮性のあるシートであってよいが、その長手方向において、その材質またはその伸縮特性に関して9つのブロック9、11、13、15、17、19、21、23および25に区分されている。
それら9つの中層ブロック9〜25は、それぞれ、マットレス1と同じ幅と独自の長さをもち、かつ、中層5と同じ厚みをもった、平面視が長方形のほぼ直方体の弾性的伸縮性をもつブロックである。これらのブロック9〜25は、マットレス1の長手方向に一列に配列され、相互に連結される(例えば接着剤で接着される)て、中層5を構成する。
9つの中層ブロック9〜25のうち図1で梨地で示された5つのブロック、すなわち、中層7の長手方向の両端側に配置された2つのブロック9と25、および、その両ブロック9と25から1ブロック置きに配置された3つのブロック13、17および21は、重い人体をしっかり支えるためのブロックであり、以下、人体支持ブロックとよぶ。それら人体支持ブロック9、13、17、21および25は、人体の重量に耐えてそれをしっかり支持するのに必要な硬さまたは剛性を有する弾性的伸縮材料で作られている。人体支持ブロック9、13、17、21および25は、相互に分離されている。
上記の人体支持ブロック9、13、17、21および25の隣り合うもの同士の間に、それぞれ、4つの中層ブロック11、15、19および23が配置されていて、人体支持ブロック9、13、17、21および25を連結している。それらの中層ブロック11、15、19および23は、それぞれの個所で中層5をより容易に屈曲し得るようにするためのものであり、以下、柔軟屈曲ブロックと呼ぶ。それら柔軟屈曲ブロック11、15、19および23は、人体支持ブロックたる中層ブロック9、13、17、21および25よりも柔軟で伸縮性の高い弾性的伸縮材料で作られている。
下層7は、ベッドのボトムの凹凸を吸収して中層9、とりわけ、硬い人体支持ブロック9、13、17、21および25を保護する。下層7は、上述の人体支持ブロック9、13、17、21および25より柔軟で伸縮性の高い伸縮材料で作られていて、マットレス1の柔軟屈曲ブロック11、15、19および12の個所での屈曲容易性に実質的な支障をあたえない。
上層3は、マットレス1上に横臥した人体の各部に対して接触作用または押圧作用を与える。上層3は、上述の人体支持ブロック(中層ブロック)9、13、17、21および25より柔軟で伸縮性の高い弾性的伸縮材料で作られている。それにより、上層3は、ユーザに良好なクッション性を提供するとともに、マットレス1の柔軟屈曲ブロック11、15、19および12の個所での屈曲容易性に実質的な支障をあたえない。
以上のように、マットレス1のさまざま部位は、その硬さまたは伸縮性において、次の2つのグループに大別され得る。すなわち、第一の部位グループは、人体支持ブロックたる中層ブロック9、13、17、21および25であり、それらは比較的に硬く(剛性が高く)伸縮性が低い。第二の部位グループは、上層3、下層7、および柔軟屈曲ブロックたる中層ブロック11、15、19および23であり、それらは比較的に軟らかく伸縮性が高い。なお、必ずしもそうでなければならないわけではないが、本実施形態では、上記第一の部位グループはすべて同じ第一の弾性的伸縮材料(例えば、比較的に硬く伸縮性の低い発泡ウレタン)で作られ、また、第二の部位グループもすべて同じ第二の弾性的伸縮材料(例えば、比較的に軟らかく伸縮性の高い発泡ウレタン)で作られる。
図3は、本実施形態にかかるマットレス1と、その適用に適した典型的なベッドのボトムと、ユーザの人体との位置関係の一つの典型例を示す。
図3に示すように、本実施形態にかかるマットレス1の使用に適した典型的なベッドのボトム51は、5つの異なる相互に可動なサブボトム、すなわち、下腿ボトム53、大腿ボトム55、腰ボトム57、下背ボトム59、および上背ボトム61を有する。下腿ボトム53は、大腿ボトム55に対して、屈曲機構(例えばヒンジ)63を介して屈曲可能に連結される。大腿ボトム55は、腰ボトム57に対して、屈曲機構(例えばヒンジ)65を介して屈曲可能に連結される。下背ボトム59は、腰ボトム57に対して、屈曲機構(例えばヒンジ)67を介して屈曲可能に連結される。上背ボトム61は、下背ボトム59に対して、屈曲機構(例えばヒンジ)69を介して屈曲可能に連結される。これらサブボトム53、55、57、59、および61の運動は、図示しない電動アクチュエータにより行われ得る。
このような構造のボトム51の上にマットレス1が載置されると、マットレス1の人体支持ブロック9、13、17、21、および25が、それぞれ、ベッドのボトム51の下腿ボトム53、大腿ボトム55、腰ボトム57、下背ボトム59、および上背ボトム25の上に配置される。そして、マットレス1の柔軟屈曲ブロック11、15、19、および23が、それぞれ、ベッドのボトム51の屈曲機構63、65、67、および69の上に配置される。
そのマットレス1上にユーザ41が横臥すると、ユーザ41の下腿部、大腿部、腰部(ウェストの下から臀部までの部分)、下背部(ほぼ肩甲骨に相当する位置(例えば第3〜第7胸椎の区間内の位置)43より下側の背部分)、および上背部(ほぼ肩甲骨に相当する位置43より上側の背部分から頭部に至る部分)が、それぞれ、マットレス1の人体支持ブロック9、13、17、21および25の上に配置されて、それらの人体支持ブロック9、13、17、21および25によりしっかり支持される。以下の説明では、人体支持ブロック9、13、17、21および25を、それぞれ、下腿支持ブロック、大腿支持ブロック、腰支持ブロック、下背支持ブロック、および上背支持ブロックと呼ぶ。
図4は、ユーザの上半身を起こすときのベッドのボトムの屈曲の仕方とマットレス1の屈曲の仕方を示す。図5は、ユーザの上半身を起立および倒伏させる時の、図4に示されたベッドの3つのボトムの屈曲角θ、φ、ηの制御パターンの一例を示す。
図3に示すボトム51のすべてが水平に伸びてユーザ41が水平に寝ている状態から、ユーザ41の上半身を起こす場合、ベッドのボトム51は、図示しないアクチュエータにより、例えば図4と図5に示されるように動かされて屈曲することができる。
すなわち、上記水平状態から、最初に、上背ボトム61が起立して、ユーザ41の上背部と頭部を持ち上げる。同時に、大腿ボトム55も起立して、ユーザの膝を持ち上げて、ユーザ41の背の起立に伴う腰の前ずれを抑える。その際、下腿ボトム53は、大腿ボトム55の起立に従動して倒伏していく。
そして、上背ボトム61の屈曲角ηがある中間値η1(例えば5度)に達すると、下背ボトム59の起立が開始して、ユーザ41の上半身全体の起立が開始する。以後、大腿ボトム55と下背ボトム59と上背ボトム61とが一緒に起立してく。
その後、下背ボトム59の屈曲角θが一つの中間値θ1(例えば30度)に達した時点で、大腿ボトム57の屈曲角φが最大値φx(例えば25度)に到達して、大腿ボトム57の起立が終わる。それと同時か近い時点に、上背ボトム61の屈曲角ηも最大値ηx(例えば20度)に到達し、上背ボトム61の起立が終わる。
その後、下背ボトム59はさらに起立していく。そして、下背ボトム59の屈曲角θが次の中間値θ2(例えば50度)に達した時点で、大腿ボトム55の倒伏が開始され、さらに、それと同時か近い時点に、上背ボトム61の倒伏も開始する。
その後、下背ボトム59はさらに起立していき、その屈曲角θが最大値θx(例えば70度)に達した時点で、下背ボトム59の起立が終了する。この時点で、大腿ボトム55と上背ボトム61の屈曲角φとηはゼロに戻っている。これで、上半身の起立動作が完了する。
ちなみに、従来のギャッチベッドは、ユーザ41の上半身を支持するボトムが直線的な一枚の床である。これに比較して、上述した下背ボトム59と上背ボトム61に分かれたボトム51をもつベッドは、図3に示すようなユーザ41の背の丸み(肩甲骨付近で後湾している)形状に合うように下背ボトム59と上背ボトム61間が屈曲しながら、ユーザ41の上半身を起立させるので、ユーザ41にとって、起立動作中の体感が自然であり違和感が少ない。
以上のようにしてユーザ41の上半身を起立させた後、再びユーザ41の上半身を図3に示したような水平に寝た状態に戻す場合には、ボトム51は、上記の起立動作とは逆の動作(つまり、図5において制御パターンを右から左へ進む制御)をすることができる。
このようなボトム51の屈曲運動に対応して、マットレス1はその柔軟屈曲ブロック11、15、19、および23にて屈曲する。マットレス1の屈曲時、上層3と下層7は内側に屈曲する個所で縮み、外側に屈曲する個所で伸びる。柔軟屈曲ブロック11、15、19、および23は伸縮性が高いので容易に屈曲し、また、上層3と下層7の伸縮性が高いので容易に伸縮する。こうして、マットレス1の良好な屈曲性が確保される。マットレス1の屈曲時、硬く屈曲しにくい人体支持ブロック9、13、17,21、および25は、屈曲の影響を直接的に強く受けにくいので、そこに大きいストレスがかかることがなく、屈曲が多数回繰り返されても損傷しにくい。
このように、本実施形態にかかるマットレス1では、屈曲しにくい人体支持ブロック9、13、17,21、および25が互いに分離されて、それらの間に屈曲しやすい柔軟屈曲ブロック11、15、19、および23が配置され(あるいは、分離した人体支持ブロック9、13、17,21、および25が、柔軟屈曲ブロック11、15、19、および23を介して連結され)、そして、それら柔軟屈曲ブロック11、15、19、および23がベッドのボトム51の屈曲機構に対応した位置に配置される。この構造により、マットレス1は、ボトム51の屈曲運動に耐える機能と、人体をしっかり支える機能の双方において優れた特性をもつことができる。
図6は、マットレス1の上面(つまり、上層3の表面、換言すれば、人が乗る側の面)の3つの異なる領域の三次元形状を示す。
図6に示されるように、マットレス1の上面の領域)は、マットレス1の長手方向において3つの領域27、29および31に分けられ、それぞれの表面領域27、29および31に特有の三次元形状(凹凸形状)を有する。それら表面領域27、29および31の特有の三次元形状は、それらの表面領域27、29および31がユーザ41の身体各部に与える接触作用または押圧作用を最適化するために、それぞれのクッション性(あるいは、弾性的な伸縮特性)を調整する目的で設計されている。
すなわち、図6の左側の実物写真に示すように、第一の表面領域27の三次元形状は、上層3の平坦な上面33の中に、平面形状がほぼ矩形の比較的大サイズのの凹部35を、多数、二次元的に(例えば千鳥に)配列したものである。第一の表面領域27は、図3に示すように、下腿支持ブロック9をカバーした、ユーザ41の主に足と下腿に作用する領域である。足と下腿には、比較的に小サイズの突出をもつ踵やふくらはぎがある。このような身体部位を、マットレス1が大きなプロファイルで優しく包んで支えることを目的として、第一の表面領域27の三次元パターン(あるいは、そのパターンが生むクッション性)が設計されている。
図6の下側の実物写真に示すように、第二の表面領域29の三次元パターンは、上層3の平坦な上面33の中に、平面形状がほぼ矩形の比較的小サイズのの凹部37を、多数、二次元的に(例えば千鳥に)配列したものである。第二の表面領域29は、図3に示すように、大腿支持ブロック13と腰支持ブロック17をカバーした、ユーザ41の主に大腿と腰部(とくに臀部)に作用する領域である。大腿と腰部、とわけ臀部は、大きく湾曲した曲線形状もち、後方に大きく突出し、そこに大きい重量が加わることが多く、局所的に力の集まる個所では褥瘡(床ずれ)を起こしがちである。このように大きく湾曲し大重量がかかる身体部位を、その曲線形状にフィットするようマットレス1が高い分解能で曲線形状に自在に変形しながら、局所的な力の集中を避けて均等な力で支えることを目的として、第二の表面領域29の三次元パターン(あるいは、そのパターンが生むクッション性)が設計されている。
図6の右側の実物写真に示すように、第三の表面領域31の三次元パターンは、上層3の平坦な上面33の中に、波状に変化する深さと平面形状とをもち、かつ、マットレス1の長手方向に対して傾斜した方向に伸びた、第二の表面領域29の凹部37より幅の狭い細長い溝部39を、多数本、二次元的(例えば千鳥に)配列したものである。第三の表面領域31は、図3に示すように、腰支持ブロック17の上端部と下背支持ブロック21と上背支持ブロック25をカバーした、ユーザ41の主に背と頭を支える領域である。背と頭は、上半身の起立や倒伏のときに前方への屈曲形状が大きく変化する。このような背と頭を、その湾曲形状の変化に応じてマットレス2も従順に湾曲形状を変えつつ、背や首が不自然に沈み込まないようしっかり支えることを目的として、第三の表面領域31の三次元形状パターン(あるいは、そのパターンが生むクッション性)が設計されている。
マットレス1の上層3の軟らかさ、またはユーザ41の身体各部の沈み込みの深さという点では、踵やふくらはぎを支える第一の表面領域27が最も軟らかく(沈み込みが深く)、次が腰部を支える第二の表面領域29であり、そして、背を支える第三の表面領域31が最も硬く沈み込みが小さくなるように、構成されている。
このように、人体の異なる部位をそれぞれ支えてそこに作用する異なる表面領域27〜31の伸縮特性または弾性変形特性を、それぞれに特有のものにすることで、ユーザ41がマットレス1に感じる接触感、押圧感あるいは寝心地を、より快適なものにすることができる。
なお、上層3の表面の3次元形状を領域27、29および31に応じて変えることに代えて、あるいは、それと組み合わせて、上層3の材料のクッション特性を領域27、29、31を29に応じて変えることで、上記と同様な効果を得るようにしてもよい。
図7は、マットレス1と、ベッドのボトム51と、ユーザの人体との位置関係の別の一例を示す。
図7に示された例では、ベッドの下背ボトム59と上背ボトム61の寸法比、換言すれば、下背ボトム59と上背ボトム61の間の屈曲機構69のユーザ41の背に対する相対位置が、図3に示された例と異なっている。
すなわち、図3の例では、ユーザ41の背の肩甲骨にほぼ相当する第一の位置(例えば第2胸椎から第7胸椎の区間内の位置)43に対応する位置に、下背ボトム59と上背ボトム61の間の屈曲機構69が配置されている。これに対し、図7の例では、肩甲骨より若干下方の第二の位置(例えば第8胸椎から第12胸椎の区間内の位置)45に対応する位置に、下背ボトム59と上背ボトム61の間の屈曲機構69が配置されている。そして、これに合わせて、図7の例では、マットレス1の下背支持ブロック21と上背支持ブロック25の寸法配分、換言すると、両支持ブロック21と25間の柔軟屈曲ブロック23の位置が選ばれている。すなわち、ユーザ41の第8胸椎から第12胸椎の区間内の第二の位置45に対応する位置に、マットレス1の下背支持ブロック21と上背支持ブロック25の間の柔軟屈曲ブロック23が配置されている。
一般に、人間の12個の胸椎のうち、第8胸椎から第12胸椎の方が、第1胸椎から第7胸椎に比較して、より大きく前屈し易い。したがって、上半身を起こす時に、屈曲容易な第8胸椎から第12胸椎の区間内の位置45で、ベッドのボトム51とマットレス1が屈曲することは、ユーザ41にとり違和感が少なく自然な快適感がある。また、この構造では、マットレス1の上背支持ブロック25が、ユーザ41の背の大きく後湾した肩甲骨付近の部分を、しっかりと支えることができるので、背の後湾部分の不自然な沈み込みによる違和感が抑止される。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これは説明のための例示であり、この実施形態に本発明の範囲を限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲内で、上述した実施形態以外の様々な態様でも実施することができる。
例えば、上述したマットレス1では、上層3と中層5と下層7、および、中層ブロック9、11、13、15、17、19、21、23および25が、例えば接着剤などにより分離不能に結合されているが、これに代えて、それらのすくなくとも一部が、例えば面ファスナーのような手段で分離可能に結合されてもよい。
また、上述したマットレス1では、別部品として作られた上層3と中層5と下層7を相互に結合して製品を構成しているが、これに代えて、上層3と下層7と柔軟屈曲ブロック11、13、19および23に相当する部分を同一材料の単一部材として形成し、その部材の中の設けた穴に、人体支持ブロック9,13,17,21および25に相当する部材を挿入した構成を採用してもよい。
またさらに、上述した実施形態にかかるマットレス1は、ユーザの背を上背部と下背部の二部分に区分して、その二部分に対応した上背支持ブロック25と下背支持ブロック21が互いに屈曲できるように構成された。しかし、ユーザの背を3以上の部分に区分して、マットレス1の背を支持するブロックも3以上設けて、より細かく屈曲できるように構成してよい。
1:マットレス、3:上層、5:中層、7:下層、9:下腿支持ブロック(人体支持ブロック、中層ブロック)、11:、13:大腿支持ブロック(人体支持ブロック、中層ブロック)、15:柔軟屈曲ブロック(中層ブロック)、17:腰支持ブロック(人体支持ブロック、中層ブロック)、19:柔軟屈曲ブロック(中層ブロック)、21:下背支持ブロック(人体支持ブロック、中層ブロック)、23:柔軟屈曲ブロック(中層ブロック)、25:上背支持ブロック(人体支持ブロック、中層ブロック)、27:第一の表面領域、29:第二の表面領域、31:第三の表面領域、33:主面、35:大サイズの凹部、36,37:小サイズの凹部、39:細長い凹部、41:ユーザ、43:肩甲骨、45:第8〜第12胸椎、51:ボトム、53:下腿ボトム、55:大腿ボトム、57:腰ボトム、59:下背ボトム、61:上背ボトム、63,65,67,69:屈曲機構

Claims (10)

  1. 屈曲可能なマットレスにおいて、
    前記マットレスのユーザが横臥する平面領域にわたって広がった、厚みをもつ弾性的に伸縮可能な第一の層を備え、
    前記第一の層が、
    相互に分離されて、前記マットレスの長手方向に配列された、複数の人体支持ブロックと、
    前記複数の人体支持ブロックの隣り合うもの間に配置された、前記人体支持ブロックより柔軟で屈曲容易な少なくとも一つの柔軟屈曲ブロックと
    を有する、マットレス。
  2. 前記第一の層が、相互に分離された前記人体支持ブロックとして、
    ユーザの背を支持するための2以上の背支持ブロックを有する、請求項1記載のマットレス。
  3. 前記2以上の背支持ブロックの相互間の柔軟屈曲ブロックが、
    前記ユーザの第2胸椎から第7胸椎の区間内の第一の位置と、前記ユーザの第8胸椎から第12胸椎の区間内の第二の位置のうちの、少なくとも一つに対応する位置に配置されている、請求項2記載のマットレス。
  4. 前記第一の層が、相互に分離された前記人体支持ブロックとして、さらに、
    前記ユーザの腰部から下半身を支持するための2以上の下半身支持ブロックを有する、請求項1乃至3のいずれか一項記載のマットレス。
  5. 前記第一の層に一側で積層された、弾性的に伸縮可能な第二の層をさらに備え、
    前記第二の層は、前記第一の層の前記人体支持ブロックより高い伸縮性を有する、請求項1乃至4のいずれか一項記載のマットレス。
  6. 前記第二の層が、前記マットレスの長手方向で互いに異なる位置に配置された、異なるクッション性をもつ複数の領域を有する、1乃至5のいずれか一項記載のマットレス。
  7. 前記第二の層が、異なるクッション性をもつ前記複数の領域として、
    前記ユーザの少なくとも足に対応する位置を含む第一の領域と、
    前記ユーザの少なくとも臀部に対応する位置を含む第二の領域と、
    前記ユーザの少なくとも背に対応する位置を含む第三の領域とを有する、請求項6記載のマットレス。
  8. 前記第二の層の前記複数の領域の表面が、互いに異なる三次元形状を有する、請求項6乃至7のいずれか一項記載のマットレス。
  9. 前記第一の層に前記第二の層とは逆側で積層された第三の層を備え、
    前記第三の層が、前記第一の層の前記人体支持ブロックより高い伸縮性を有する、請求項1乃至8のいずれか一項記載のマットレス。
  10. 前記第二の層が、前記第三の層より大きい厚みを有する請求項9記載のマットレス。
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