JP2018175049A - 洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】注水構造部に洗濯処理剤の収容部を備えるものにあって、洗濯処理剤収容部のコンパクト化を図ることができながら、収容されている洗濯処理剤の種類に応じた制御を行う。【解決手段】実施形態の洗濯機は、洗濯水が溜められる水槽と、洗濯処理剤が収容される洗濯処理剤収容部を有する注水構造部と、給水源からの水を、前記注水構造部を通して前記洗濯処理剤収容部の洗濯処理剤と共に前記水槽内に給水することが可能な給水機構とを備えている。前記洗濯処理剤収容部は、第1の収容部と、前記第1の収容部に対し着脱可能に取付けられ該第1の収容部とは異なる種類の洗濯処理剤が収容される第2の収容部とを備えている。前記第2の収容部には磁気部材が設けられると共に、前記注水構造部には、前記第1の収容部に前記第2の収容部が装着されている状態で前記磁気部材を検出する磁気検出部材が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
一般に、洗い、すすぎ、脱水等からなる洗濯の各行程を自動で実行する洗濯機においては、注水ケース部分に、引出し式の洗剤等収容ケースが設けられ、洗剤や柔軟剤を給水と共に自動で水槽内に投入することが行われている(例えば特許文献1参照)。上記した洗剤等収容ケースとしては、粉末洗剤を収容する粉末洗剤収容部と、液体洗剤を収容するサイフォン式の液体洗剤収容部と、柔軟剤を収容するサイフォン式の柔軟剤収容部とを並んで備えているものが知られている。この場合、粉末洗剤収容部に対しては洗剤残りの防止のために、勢い良く水を流し、液体洗剤収容部に対しては泡立ちを抑えるために、低い流速(流量)で緩やかに水を供給するようになっている。
特開2016−168130号公報
上記構成では、洗剤等収容ケースに、3つの収容部が並んで設けられる構成であるため、洗剤等収容ケース全体が大型化し、設置スペースが大きくなる不具合がある。
そこで、注水構造部に洗濯処理剤の収容部を備えるものにあって、洗濯処理剤収容部のコンパクト化を図ることができながら、収容されている洗濯処理剤の種類に応じた制御を行うことが可能な洗濯機を提供する。
実施形態の洗濯機は、洗濯水が溜められる水槽と、洗濯処理剤が収容される洗濯処理剤収容部を有する注水構造部と、給水源からの水を、前記注水構造部を通して前記洗濯処理剤収容部の洗濯処理剤と共に前記水槽内に給水することが可能な給水機構とを備えている。前記洗濯処理剤収容部は、第1の収容部と、前記第1の収容部に対し着脱可能に取付けられ該第1の収容部とは異なる種類の洗濯処理剤が収容される第2の収容部とを備えている。前記第2の収容部には磁気部材が設けられると共に、前記注水構造部には、前記第1の収容部に前記第2の収容部が装着されている状態で前記磁気部材を検出する磁気検出部材が設けられている。
第1の実施形態を示すもので、洗濯機の構成を概略的に示す縦断側面図 洗濯機の洗濯物出入口部分を収容ケースを引出した状態で示す斜視図 洗剤収容ケースを引き出して示す注水ケース部分の斜視図 注水ケースの縦断側面図 注水ケースの分解斜視図 給水経路を併せて示す洗剤収容ケースの平面図 洗剤収容ケースの上方から見た分解斜視図 洗剤収容ケースの下方から見た分解斜視図 第2の実施形態を示すもので、注水ケースの分解斜視図 洗剤収容ケースの分解斜視図 洗剤収容ケースの底面図
以下、いわゆる縦軸型の全自動洗濯機に適用したいくつかの実施形態について、図面を参照しながら説明する。尚、以下に述べる複数の実施形態において、共通する部分については、同一符号を付して、新たな図示や繰り返しの説明を省略することとする。
(1)第1の実施形態
図1から図8を参照して、第1の実施形態について述べる。図1は、本実施形態に係る洗濯機1の全体構成を概略的に示している。ここで、洗濯機1は、例えば鋼板から全体として矩形箱状に構成された外箱2を備え、図2にも示すように、その外箱2の上部に、合成樹脂製のトップカバー3を備えている。
図1に示すように、前記外箱2内には、洗濯水を溜めることが可能な水槽4が、周知構成の弾性吊持機構5により弾性的に吊り下げ支持されて設けられている。前記水槽4の底部には、排水口6が形成されている。この排水口6には、電子制御式の排水弁7を備えた排水路8が接続されている。尚、詳しく図示はしないが、水槽4の底部にはエアトラップが設けられ、このエアトラップに接続されたエアチューブを介して、水槽4内の水位を検出する水位センサ(図示せず)が設けられている。
前記水槽4内には、脱水槽を兼用する縦軸型の洗濯槽10が回転可能に設けられている。この洗濯槽10は、有底円筒状をなし、その周壁部には、多数個の脱水孔10aが形成されている。この洗濯槽10の上端部には、例えば液体封入形の回転バランサ11が取付けられている。また、洗濯槽10の内底部には、撹拌手段を構成するパルセータ12が配設されている。洗濯槽10内には、図示しない衣類が収容されるようになっており、衣類の洗い、すすぎ、脱水等の行程からなる洗濯運転が行われる。
また、図1に一部のみ示すように、前記パルセータ12の裏面には、ポンプ羽根12aが一体に設けられ、洗濯槽10の内底部に、遠心ポンプからなるポンプ室9が形成されている。図示は省略しているが、洗濯槽10の側壁部には、前記ポンプ室9に外周の例えば120度間隔の3カ所に位置する各出口部から上方に延びる3個の揚水路が設けられている。これにて、パルセータ12の回転により、洗濯槽10内の洗濯液(水や、洗剤が溶けた水等)が、ポンプ室9から揚水路を上昇し、洗濯槽10の上部から吐出(散水)されるようになっている。
図1に示すように、前記水槽4の外底部には、周知構成の駆動機構15が配設されている。詳しい図示及び説明は省略するが、この駆動機構15は、例えばアウタロータ形のDC三相ブラシレスモータからなる洗濯機モータ、中空の槽軸18、該槽軸18を貫通する撹拌軸19、前記洗濯機モータの回転駆動力をそれら軸18、19に選択的に伝達するクラッチ機構等を備えている。前記槽軸18の上端には、前記洗濯槽10が連結されており、前記撹拌軸19の上端には、前記パルセータ12が連結されている。
前記クラッチ機構は、例えばソレノイドを駆動源としており、後述する制御装置21により制御される。これにて、クラッチ機構は、洗い時及びすすぎ時(洗い行程)には洗濯槽10の固定(停止)状態で、洗濯機モータの駆動力を、撹拌軸19を介してパルセータ12に伝達してパルセータ12を直接正逆回転駆動する。また、脱水時(脱水行程)等には、クラッチ機構は、槽軸18と撹拌軸19との連結状態で、洗濯機モータの駆動力を槽軸18を介して洗濯槽10に伝達し、洗濯槽10(及びパルセータ12)を一方向に高速で直接回転駆動するようになっている。
一方、図2にも一部示すように、前記水槽4の上部には、水槽カバー13が装着されている。この水槽カバー13には、ほぼ中央部に洗濯物出し入れ用の開口部13aが設けられていると共に、その開口部13aを開閉する内蓋14が取付けられている。更に、水槽カバー13の後部寄り部分には、後述する給水機構により、水槽4内に給水を行うための給水口20が設けられている。尚、図示はしないが、前記トップカバー3内には、水槽4内に乾燥風を供給して衣類を乾燥させるための乾燥ユニットが設けられており、水槽カバー13には、乾燥ユニットの給気ダクト及び排気ダクトが夫々接続される接続口が設けられている。
図1、図2に示すように、前記トップカバー3は、下面が開口すると共に、その上面が前方に向けて下降傾斜するような薄形の中空箱状をなしている。そして、このトップカバー3の中央部には、前記洗濯槽10の上方(水槽カバー13の開口部13aの上方)に位置して、ほぼ円形の洗濯物の出入口3aが形成されている。トップカバー3の上面には、全体として矩形パネル状をなし、前記出入口3aを開閉するための蓋23が開閉可能に設けられている。
また、図1、図2に示すように、このトップカバー3の上面の前辺部には、横長形状の操作パネル24が設けられている。詳しく図示はしないが、この操作パネル24は、ユーザが洗濯機1に対する電源の入り切りや各種の設定・指示等を行うための操作部や、必要な表示を行う表示部等を備えて構成されている。操作パネル24の裏面側には、前記制御装置21(電子ユニット)が設けられている。この制御装置21は、コンピュータを主体として構成され、洗濯機1全体を制御して洗い、すすぎ、脱水等の洗濯運転の各行程、更には乾燥ユニットによる乾燥の行程を実行する。
図1に示すように、このトップカバー3の後部には、水槽4内への給水を行うための給水機構(給水ユニット)25が設けられている。以下、この給水機構25について詳述する。図3等にも示すように、この給水機構25は、注水構造部としての注水ケース26、給水弁ユニット27、風呂水等を汲み上げるための給水ポンプ28(図3、図5参照)、給水ホース29等を備える。給水弁ユニット27の上部には、接続口27aが設けられ、この接続口27aに、給水源としての水道の蛇口に接続された図示しない接続ホースの先端部が接続される。
前記注水ケース26は、図3〜図5に示すように、共にプラスチック製のアッパケース30とロアケース31とを結合して構成され、全体としてほぼ矩形箱状に構成されている。図3、図5に示すように、ロアケース31の左部の後側には、ポンプ配置部32が設けられ、このポンプ配置部32上に前記給水ポンプ28が組付けられている。この注水ケース26(ロアケース31)の前面は、図2に示すように、前記トップカバー3の出入口3aに臨んで、横長矩形状の前面開口部26a(図2、図3等参照)が設けられている。詳しくは後述するように、注水ケース26内には、洗濯処理剤この場合洗剤や柔軟剤が収容される洗濯処理剤収容部としての引出し式の洗剤収容ケース33が、前面開口部26aを通して前方への引出しが可能に配置される。
図3〜図5に示すように、前記アッパケース30には、前記給水弁ユニット27が組込まれていると共に、洗剤収容ケース33に水を供給するための上部通水部34が設けられている。上部通水部34は、図6に示すように、メイン流路35、柔軟剤用流路36、バブル水用流路37、ポンプ用流路38(一部のみ図示)を備えている。そのうちポンプ用流路38の入口には、給水ポンプ28の出口管28aが接続されている。尚、図5等に示すように、上部通水部34の上面は、蓋部34aにより閉塞されるようになっている。
前記給水弁ユニット27は、図4、図5に示すように、電磁的に開閉動作する、メイン開閉弁39、柔軟剤用開閉弁40、バブル水用開閉弁41の3つの開閉弁を備える。詳しく図示はしないが、前記メイン開閉弁39の出口部は、前記メイン流路35の入口に接続され、メイン開閉弁39が開放されることにより、前記接続口27aから供給された水道水が、メイン流路35に供給される。
また、柔軟剤用開閉弁40の出口部は、前記柔軟剤用流路36の入口に接続され、柔軟剤用開閉弁40が開放されることにより、接続口27aから供給された水道水が、柔軟剤用流路36に供給される。バブル水用開閉弁41の出口部は、前記バブル水用流路37の入口に接続され、バブル水用開閉弁41が開放されることにより、接続口27aから供給された水道水が、バブル水用流路37に供給される。このとき、図示はしないが、バブル水用開閉弁41の出口部には、多量の微細気泡を発生させるファインバブル発生装置が組込まれており、バブル水用流路37にファインバブル水が供給されるように構成されている。尚、この給水弁ユニット27の動作は、前記制御装置21により制御される。
これに対し、前記ロアケース31は、図4、図5に示すように、前面側(前面開口部26a)を除く3辺部に立上り壁を有するほぼ矩形箱状に構成され、その内底部には、右端部の前部に位置して、水の出口42が円形に形成されている。図4に示すように、ロアケース31の底面は、出口42に向けて緩やかに下降傾斜している。また、ロアケース31の内底部には、上記洗剤収容ケース33の下方に位置して、複数本のリブ43が形成されており、それらリブ43によって通水用の空間が確保され、前記出口42に向けて水が流れる底部通水部44が設けられている。尚、図1に示すように、注水ケース26(ロアケース31)の出口42は、蛇腹状の給水ホース29を介して前記給水口20と接続されている。
そして、ロアケース31内には、洗剤収容ケース33の後側に位置して、ロアケース31内を前後に仕切る仕切壁45が一体に設けられている。これにより、ロアケース31内には、仕切壁45の後ろ側に位置して後部水路46が形成され、洗剤収容ケース33から溢れた水が流れ込むように設けられている。前記仕切壁45には、図5に示すように、その下辺部の右端側に部分的に開口部45aが形成されている。これにて、後部水路46を流れる水は、開口部45aを通って底部通水部44に流れる構成とされている。
さて、前記洗剤収容ケース33について、図6〜図8も参照して述べる。この洗剤収容ケース33はプラスチックからなり、注水ケース26内への収容時に前面開口部26aを塞ぐような前蓋33aを前面に有している。これと共に、その前蓋33aの背面側には、図5等に示すように、洗濯処理剤としての洗剤この場合粉末洗剤が収容される第1の収容部47と、洗濯処理剤としての液体状の柔軟剤が収容される柔軟剤収容部48とが、左右に並んで一体的に設けられている。図4に示すように、前蓋33aには、手掛け部33bが設けられている。
そのうち左側の第1の収容部47は、図4、図7等に示すように、上面が開口したやや幅広の矩形容器状をなすと共に、その底面は、後方に行くほど下降する緩やかな傾斜状に構成されている。また、図7に示すように、第1の収容部47の底面後辺部から背面部にかけて、出口部47aが形成されている。そして、後述するように、この第1の収容部47には、洗濯処理剤としての洗剤この場合液体洗剤が収容される第2の収容部49が、着脱可能に取付けられるようになっている。
図6、図7等に示すように、前記柔軟剤収容部48は、前記第1の収容部47よりもやや幅狭で、前後方向にもやや小さいほぼ矩形容器状をなしている。このとき、柔軟剤収容部48の底面部は、後端部寄り部分が最も低くなる緩やかな傾斜を有しており、最も低い部分に、図8にも示すように出口穴48aが形成されている。そして、柔軟剤収容部48には、その出口穴48aの上部に位置してサイフォン部50が設けられている。
このサイフォン部50は、周知のように、柔軟剤収容部48の底面から上方に延びる円管状の筒状部50aを有すると共に、この筒状部50aに対し上方から嵌め込まれるキャップ部51を有している。前記筒状部50aは上下に貫通する貫通穴を有し、その下端開口部が前記出口穴48aに一致している。前記キャップ部51は、図8に示すように、前記筒状部50aの外径よりやや大きな内径寸法を有し下面が開口した円筒部51aを有すると共に、その円筒部51aの上面部を塞ぐように位置するほぼ矩形板状の板状部51bを一体に有している。
詳しく図示はしないが、キャップ部51は、筒状部50aの外周との間や、筒状部50aの上端開口部50bとの間に隙間を有した状態で、円筒部51aの下端が柔軟剤収容部48の底面からやや浮上った状態に被せられるように設けられる。このとき、板状部51bは、柔軟剤収容部48の上面部と同等の高さに位置され、ユーザにとって柔軟剤の収容量の目安とされるようにもなる。
これにて、柔軟剤収容部48内に上方から給水がなされて次第に水位が上がっていくと、それに合わせて筒状部50aの外周とキャップ部51の円筒部51aの内周との間を水位が上昇し、その水が筒状部50aの上端開口部50bを超えたところで、サイフォンの原理により、柔軟剤収容部48内の水が筒状部50aを通って出口穴48aから排出される。尚、本実施形態では、図6、図7等に示すように、柔軟剤収容部48には、その後壁部の上端部から、後方に向けてほぼ水平に延びるようにして、板状部48bが設けられている。この板状部48bは、第1の収容部47の後端部と一致する位置まで奥方に延びて設けられている。
前記第2の収容部49は、第1の収容部47に対し、上方から重なるように嵌り込む大きさの容器状をなすのであるが、図6、図7等に示すように、後部にいくほど幅狭となるような形状に構成されている。このとき、第2の収容部49の底面部は、後端部部分が最も低くなる緩やかな傾斜を有しており、最も低い部分に、図8に示すように出口穴49aが形成されている。第1の収容部47に対する第2の収容部49の装着状態では、図4に示すように、出口穴49aが、第1の収容部47の底面の出口部47aに臨んでいる。そして、第2の収容部49には、出口穴49aの上部に位置してサイフォン部52が設けられている。このサイフォン部52により、サイフォン式の液体流出構造が設けられる。
このサイフォン部52は、上記サイフォン部50と同様に、第2の収容部49の底面から上方に延びる円管状の筒状部52aを有すると共に、この筒状部52aに対し上方から嵌め込まれるキャップ部53を有している。前記筒状部52aは上下に貫通する貫通穴を有し、その下端開口部が前記出口穴49aに一致している。前記キャップ部53は、図4等に示すように、前記筒状部50aの外径よりやや大きな内径寸法を有し下面が開口した円筒部53aを有すると共に、その円筒部53aの上面部を塞ぐように位置し、前方に向けてほぼ水平に延びる板状部53bを一体に有している。板状部53bは、図7等に示すように、後部側が幅狭で、前端部で幅広に構成されている。
詳しく図示はしないが、キャップ部53は、筒状部52aの外周との間や、筒状部52aの上端開口部52bとの間に隙間を有した状態で、円筒部53aの下端が第2の収容部49の底面からやや浮上った状態に被せられるように設けられる。このとき、板状部53bの前辺部は、第2の収容部49の上面部と同等の高さに位置され、ユーザにとって液体洗剤の収容量の目安とされるようにもなる。
尚、このキャップ部53の取付状態では、キャップ部53の左右部に、第2の収容部49の側壁との間に、水が第2の収容部49内に落下する隙間S1が生ずる。また、第2の収容部49の取付状態では、その後部の左右の外壁部と、前記第1の収容部47の側壁との間に、水が第1の収容部47内に落下する隙間S2が生じている。
一方、図6、図7などに示すように、第2の収容部49の前辺部の右半部には、手掛け用のつまみ部54が、前方に突出するように一体に設けられている。つまみ部54の上面には、当該第2の収容部49が、液体洗剤を収容する収容部である旨が記載されている。そして、本実施形態では、前記つまみ部54の下面(裏面)に磁気部材としての磁石(永久磁石)55が設けられている。図7、図8に示すように、磁石55は、ほぼ正方形の板状をなし、つまみ部54の裏面側に一体に設けられた下面が開口した角筒部54aに下方から収容され、金属板ばね製の保持部材56によって抜止め状に取付けられている。
これに対し、図3、図4等に示すように、前記注水ケース26(アッパケース30)の前辺部の、前面開口部26aの上部には、前記磁石55の磁気を検出する磁気検出部材としてのリードスイッチ57が設けられている。このリードスイッチ57は、洗剤収容ケース33に第2の収容部49が装着され、且つ、洗剤収容ケース33が注水ケース26内に収容された状態で、前記つまみ部54の上方に位置するように設けられている。このリードスイッチ57の検出信号は、前記制御装置21に入力されるようになっている。尚、図6に示すように、前記第1の収容部47の前辺部上面には、左半部(つまみ部54が配置される左側)に位置して、粉末洗剤を収容する収容部である旨が記載されている。
上記構成により、ユーザは、洗濯運転を行うにあたり、粉末洗剤を用いる場合には、注水ケース26から洗剤収容ケース33を引き出して、第2の収容部49を取外した状態で、第1の収容部47内に所要量の粉末洗剤を収容し、洗剤収容ケース33を注水ケース26に収納する。一方、液体洗剤を用いる場合には、洗剤収容ケース33を引き出して、第1の収容部47に第2の収容部49を装着し、第2の収容部49内に所要量の液体洗剤を収容しておく。また、すすぎ行程で柔軟剤を用いる場合には、上記と併せて、柔軟剤収容部48に所要量の柔軟剤を投入しておく。
図6には、上記した洗剤収容ケース33と、アッパケース30に設けられる上部通水部34の各流路との位置関係を示している。前記メイン流路35は、第1の収容部47(第2の収容部49)の前部寄り部部位(キャップ部53の前方)の上方に、複数個のメイン注水孔35aを有している。これにて、給水弁ユニット27のメイン開閉弁39が開放されると、水道水がメイン流路35を通して、メイン注水孔35aからシャワー状に第1の収容部47(又は第2の収容部49)に注がれる。
柔軟剤用流路36は、柔軟剤収容部48の上部(キャップ部51の及びその前方)の上部に、複数個の柔軟剤用注水孔36aを有している。これにて、柔軟剤用開閉弁40が開放されると、水道水が柔軟剤用流路36を通して、柔軟剤用注水孔36aからシャワー状に柔軟剤収容部48に注がれる。バブル水用流路37の出口端部は、前記メイン流路35の途中部に接続されている。これにより、バブル水用開閉弁41が開放されると、多量の微細気泡を含むバブル水が、バブル水用流路37を通り、更にメイン流路35を通ってメイン注水孔35aからシャワー状に注がれる。
次に、上記構成の洗濯機1の動作について述べる。洗濯運転を開始するにあたっては、ユーザは、洗濯機1の電源をオンし、洗濯槽10内に衣類を収容する。これと共に、洗剤収容ケース33を引き出して、第2の収容部49の取外し状態で第1の収容部47に必要量の粉末洗剤を投入する、或いは、第1の収容部47に装着した第2の収容部49に必要量の液体洗剤を投入する。また柔軟剤を使用する場合には、柔軟剤収容部48に柔軟剤を投入しておく。この後、洗剤収容ケース33を注水ケース26内に収納した上で、ユーザは、操作パネル24にて開始操作を行う。
すると、制御装置21は、操作パネル24におけるユーザの設定操作等に応じて、各センサからの入力信号や予め記憶された制御プログラムに基づいて、洗濯機1の各機構を制御し、周知の洗い、すすぎ、脱水の各行程からなる洗濯運転を自動で実行する。尚、ユーザは、操作パネル24の設定により、通常の水道水を用いた給水の他にも、給水ポンプ28を利用した風呂水などの給水を指定したり、ファインバブル水を用いた給水を指定したりすることもできる。尚、ここでは、それら風呂水やファインバブル水を用いた洗濯運転に関しての説明を省略する。
水道水を用いた洗濯運転を開始するにあたって、制御装置21には、前記リードスイッチ57からの検出信号が入力される。この場合、注水ケース26内の洗剤収容ケース33に第2の収容部49が装着されている場合には、リードスイッチ57から磁石55の検出信号が出力され、第2の収容部49が装着されていない場合には、検出信号は出力されない。これにより、制御装置21は、洗剤収容ケース33に第2の収容部49が装着されているかどうか、言い換えれば、洗い行程において液体洗剤を使用するかどうかを判断することができる。
洗い行程開始時には、給水機構25によって水槽4(洗濯槽10)内への所定水位までの給水が行われる。この給水は、制御装置21によりメイン開閉弁39を開放させ、メイン流路35を通して洗剤収容ケース33に注水を行う。そして、その注水によって収容されていた洗剤を溶かしながら、その水を底部通水部44に流し、洗剤が溶けた水を出口42から給水ホース29を通して水槽4に供給することにより行われる。
このとき、制御装置21は、メイン開閉弁39の制御により、洗剤収容ケース33に第2の収容部49が装着されていない場合には、メイン開閉弁39を連続的に(継続して)開放させる連続給水動作を行う。これに対し、洗剤収容ケース33に第2の収容部49が装着されている場合には、メイン開閉弁39の開放、閉塞を交互に繰り返す間欠給水動作を行う。間欠給水動作は、メイン開閉弁39の、例えば3秒間の開放、5秒間の閉塞を繰り返すことにより行われる。
まず、第2の収容部49が装着されていない場合、つまり第1の収容部47に粉末洗剤が収容されている場合には、制御装置21は、給水にあたって、メイン開閉弁39を連続的に開放する。メイン開閉弁39の連続開放により、水道水がメイン流路35を通ってメイン注水孔35aから第1の収容部47内に上方からシャワー状に注がれる。予め第1の収容部47に粉末洗剤が収容されていることにより、その粉末洗剤を水に溶かしながら出口部47aから底部通水部44に流れ落ち、洗剤が溶けた水が出口42を通って水槽4に供給される。
このとき、第1の収容部47内には水道水が連続的に供給され、単位時間当たりの給水量が比較的多くなるが、水は粉末洗剤と共に、大きく開口されている出口部47aから容易に流れ落ち、洗剤残りなく流すことができる。また、比較的短時間で給水が完了する。尚、第1の収容部47から水が溢れることも考えられるが、溢れた水は、仕切壁45を乗り越えて後部水路46に流れ込み、比較的小さい開口部45aを通って底部通水部44に流れ、出口部47aから流れた水と合流するようにして、出口42から水槽4に供給されるようになる。
これに対し、洗剤収容ケース33に第2の収容部49が装着されている、つまり第2の収容部49の液体洗剤が収容されている場合には、制御装置21は、給水にあたって、メイン開閉弁39を間欠的に開放する。メイン開閉弁39の開放時には、水道水がメイン流路35を通ってメイン注水孔35aから第2の収容部49内に上方からシャワー状に注がれる。メイン開閉弁39の例えば3秒間の開放によって、第2の収容部49内の水位が次第に上昇し、サイフォン部52の筒状部52aの上端開口部52bを超え、その水が液体洗剤と共に出口穴49aから連続的に流れ出る。
液体洗剤が溶けた水(洗濯水)は、出口穴49aから流れ出て、第1の収容部47の出口部47aを通って底部通水部44に流れ落ち、出口42を通って水槽4に供給される。3秒間の給水後、メイン開閉弁39は例えば5秒間閉塞され、その間は第2の収容部49内への注水が停止し、第2の収容部49内の水位が低下し、ほとんど水が存在しない状態となる。このような間欠給水動作が繰り返されることにより、第2の収容部49内の液体洗剤は、水とともに徐々に水槽4内に供給される。
このように、第2の収容部49に対しては、間欠給水動作によって、単位時間当たりの給水量(水の流量)が比較的小さくなり、緩やかな給水が行われる。これにより、第2の収容部49において、液体洗剤と多量の水とが勢い良く混ぜられることを防止することができ、その分、泡の発生を抑えることができる。従って、液体洗剤による泡が多量に発生して、洗剤収容ケース33ひいては注水ケース26から漏れ出してしまうことが未然に防止される。
洗い行程の終了後、すすぎ行程では、ためすすぎが複数回例えば2回行われるが、最初のためすすぎにおいても、メイン流路35を通した給水が行われる。更に、すすぎ行程の最後のためすすぎにおいては、柔軟剤用開閉弁40が開放され、柔軟剤用流路36を通して給水が行われる。これにより、柔軟剤収容部48に対し上方からシャワー状の注水が行われ、柔軟剤収容部48に収容されていた柔軟剤を水に溶かしながら、柔軟剤が溶けた水がサイフォン部50を通して出口穴48aから排出され、底部通水部44に流れ落ち、出口42を通って水槽4に供給される。
このように本実施形態の洗濯機1によれば、次のような作用・効果を得ることができる。即ち、本実施形態においては、洗剤収容ケース33に、第1の収容部47と、第1の収容部47に対し着脱可能に取付けられ異なる種類の洗剤が収容される第2の収容部49とを備えている、これと共に、第2の収容部49に磁石55を設けると共に、注水ケース26に、前記磁石55を検出するリードスイッチ57を設けるようにした。
これにより、注水構造部の第1の収容部47に、第2の収容部49を取外した状態で、所定種類の洗剤(粉末洗剤)を収容しておくことにより、給水機構25により、給水源からの水を、第1の収容部47の洗剤を溶かしながら水槽4内に供給することができる。これに対し、ユーザは、異なる種類の洗剤(液体洗剤)を用いたい場合には、第1の収容部47に第2の収容部49を装着し、その第2の収容部49に液体洗剤を収容することができる。これにて、給水機構25により、給水源からの水を、第2の収容部49の液体洗剤を溶かしながら水槽4内に供給することができる。
このとき、第2の収容部49は、第1の収容部47に対して着脱され、いずれか一方のみが使用されるので、第1の収容部47と第2の収容部49とを別々に設ける場合に比べて、洗剤収容ケース33全体の大きさをコンパクトに済ませることができ、省スペース化を図ることができる。そして、第1の収容部47に第2の収容部49が装着されている状態では、リードスイッチ57によって、第2の収容部49に設けられた磁石55を検出することにより、制御装置21は、第2の収容部49が装着されていることを確実に判定することができる。ひいては、収容されている洗剤の種類に応じた給水動作の制御を行うことが可能となる。
本実施形態では、第2の収容部49には、サイフォン式の液体流出構造としてのサイフォン部52が設けられているので、第2の収容部49を、液体状の洗剤を収容するのに適したものとすることができ、液体洗剤を、不要時に漏れたりすることなく、且つ、必要時(投入時)に、確実に排出することができる。また第1の収容部47には、粉末洗剤が収容される構成としたので、液体洗剤と粉末洗剤との使い分けを行うことができ、それらを確実に水槽4に供給することが可能となると共に、夫々の洗剤に適した給水制御を行うことが可能となった。
特に本実施形態では、洗剤収容ケース33は注水ケース26の前面開口部26aから出し入れ可能に収容されるものであって、リードスイッチ57を注水ケース26(アッパケース30)の前部の上部に位置して設けた。リードスイッチ57を、他の部品の邪魔になることなく、且つ注水ケース26が無駄に大型化することを抑制できる位置に配置することができた。磁石55は、第2の収容部49の液体洗剤投入用の上面開口部の外側に位置して設けられているので、液体洗剤を収容する空間を狭くすることなく、洗剤の収容容量を確保することができる。しかも本実施形態では、第2の収容部49の前面のつまみ部54の裏面側に位置して磁石55を設けたので、磁石55を邪魔になることなく設けることができる。
(2)第2の実施形態
図9から図11を参照して、第2の実施形態について述べる。この第2の実施形態が上記第1の実施形態と異なるところは、磁気部材としての磁石61、及び、磁気検出部材としてのリードスイッチ62の配置にある。即ち、本実施形態においても、洗濯処理剤収容部としての洗剤収容ケース33は、第1の収容部47と柔軟剤収容部48とを左右に並んで有し、注水構造部としての注水ケース26に出し入れ可能に収容される。
そして、第1の収容部47には、例えば液体洗剤が収容される第2の収容部63が、着脱可能に取付けられるようになっている。第2の収容部63は、第1の実施形態の第2の収容部49と、つまみ部54部分の構成を除いてほぼ同等の構成を備えるのであるが、図10及び図11に示すように、第2の収容部63の後辺部には、矩形板状の取付片部64がほぼ水平方向に突出するように一体に設けられている。
本実施形態では、取付片部64の下面側に、下面が開口した角筒部64aが一体に設けられており、この角筒部64a内に磁石61が収容され、金属板ばね製の保持部材65によって抜止め状に取付けられている。この場合、磁石61は、第2の収容部63の液体洗剤投入用の上面開口部の外側に位置して設けられている。これに対し、図9に示すように、注水ケース26(アッパケース30)の後部(後壁部)に位置して、前記磁石61の磁気を検出するためのリードスイッチ62が設けられている。
このような第2の実施形態によれば、リードスイッチ62を注水ケース26(アッパケース30)の後部に位置して設けたので、上記第1の実施形態と同様に、リードスイッチ62を、他の部品の邪魔になることなく、且つ注水ケース26が無用に大型化することを抑制できる位置に配置することができる。磁石61は、第2の収容部63の液体洗剤投入用の上面開口部の外側(後側)に位置して設けられているので、液体洗剤を収容する空間を狭くすることなく、洗剤の収容容量を確保することができ、また、磁石61を邪魔になることなく設けることができる。
(3)第3の実施形態、その他の実施形態
図示は省略するが、第3の実施形態として、次のように構成することも可能である。即ち、上記第1の実施形態では、第2の収容部49に磁気部材としての磁石55を設け、注水ケース26に前記磁石55の検出によって第2の収容部49の装着を検出するための磁気検出部材としてのリードスイッチ57を設けるようにした。これに対し、この第3の実施形態では、第1の収容部47に磁気部材としての磁石を設けると共に、注水ケース26側に磁気検出部材としてのリードスイッチ57を設け、更に、第2の収容部49に、第1の収容部47に該第2の収容部49が装着されている状態で前記リードスイッチ57による前記磁石の検出を遮蔽する遮蔽部材を設ける構成とすることができる。
これによれば、第1の収容部47に第2の収容部49が装着されていない状態では、リードスイッチ57によって第1の収容部47に設けられた磁石を検出することにより、第2の収容部49が装着されていないことを判定することができる。他方、第1の収容部47に第2の収容部49が装着されている状態では、第2の収容部49に設けられた遮蔽部材により、リードスイッチ57よる第1の収容部47の磁石の検出ができなくなるので、第2の収容部49が装着されていることを判定することができる。従って、この第3の実施形態によっても、上記第1の実施形態等と同様の作用・効果を得ることができる。
尚、上記した各実施形態に限定されるものではなく、図示は省略するが、例えば次のような拡張、変更も可能である。即ち、第2の収容部49の側面部に磁気部材(磁石55)を設けると共に、注水ケース26の側部に位置して磁気検出部材(リードスイッチ57)を設ける構成とすることができる。或いは、第2の収容部49の前端部のつまみ部54の下面に磁石55を設けると共に、注水ケース26(ロアケース31)の前部の下部に位置してリードスイッチ57を設ける構成とすることもできる。これらによれば、やはり、磁石55及びリードスイッチ57を、邪魔になることなく、且つ全体の大型化を抑制できる位置に配置することができる。
また、上記実施形態では、注水ケースに設けられる洗剤収容ケースに、洗剤の収容部と柔軟剤収容部48との双方を設けるようにしたが、柔軟剤収容部48を省略する構成としても良い。洗剤の収容部と柔軟剤収容部とを左右に並べるのではなく、洗剤収容ケースを前後に長いものとして、前後に並べて配置することも可能である。更には、注水ケースに洗剤収容ケースを引き出し可能に設けるのではなく、例えば、注水構造部としての洗濯機本体に、蓋によって開閉される第1の収容部を固定的に設ける構成としても良い。この場合も、洗濯機本体に設けられた磁気検出部材によって、第2の収容部の着脱を検出する構成とすることができる。
その他、上記実施形態では、縦軸型の洗濯機に適用したが、縦軸型の洗濯機に限らず、ドラム式洗濯機など洗濯機全般に適用することができる。以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は洗濯機、2は外箱、3はトップカバー、4は水槽、10は洗濯槽、12はパルセータ(撹拌体)、15は駆動機構、20は給水口、21は制御装置、24は操作パネル、25は給水機構、26は注水ケース(注水構造部)、26aは前面開口部、27は給水弁ユニット、29は給水ホース、30はアッパケース、31はロアケース、33は洗剤収容ケース(洗濯処理剤収容部)、34は上部通水部、35はメイン流路、36は柔軟剤用流路、37はバブル水用流路、39はメイン開閉弁、40は柔軟剤用開閉弁、41はバブル水用開閉弁、44は底部通水部、47は第1の収容部、48は柔軟剤収容部、49、63は第2の収容部、52はサイフォン部、53はキャップ部、54はつまみ部、55、61は磁石(磁気部材)、57、62はリードスイッチ(磁気検出部材)を示す。

Claims (10)

  1. 洗濯水が溜められる水槽と、
    洗濯処理剤が収容される洗濯処理剤収容部を有する注水構造部と、
    給水源からの水を、前記注水構造部を通して前記洗濯処理剤収容部の洗濯処理剤と共に前記水槽内に給水することが可能な給水機構とを備え、
    前記洗濯処理剤収容部は、第1の収容部と、前記第1の収容部に対し着脱可能に取付けられ該第1の収容部とは異なる種類の洗濯処理剤が収容される第2の収容部とを備え、
    前記第2の収容部には磁気部材が設けられると共に、前記注水構造部には、前記第1の収容部に前記第2の収容部が装着されている状態で前記磁気部材を検出する磁気検出部材が設けられている洗濯機。
  2. 洗濯水が溜められる水槽と、
    洗濯処理剤が収容される洗濯処理剤収容部を有する注水構造部と、
    給水源からの水を、前記注水構造部を通して前記洗濯処理剤収容部の洗濯処理剤と共に前記水槽内に給水することが可能な給水機構とを備え、
    前記洗濯処理剤収容部は、第1の収容部と、前記第1の収容部に対し着脱可能に取付けられ該第1の収容部とは異なる種類の洗濯処理剤が収容される第2の収容部とを備え、
    前記第1の収容部には磁気部材が設けられると共に、前記注水構造部には前記磁気部材を検出する磁気検出部材が設けられ、更に、前記第2の収容部には、前記第1の収容部に該第2の収容部が装着されている状態で前記磁気検出部材による前記磁気部材の検出を遮蔽する遮蔽部材が設けられている洗濯機。
  3. 前記第2の収容部には、サイフォン式の液体流出構造が設けられている請求項1又は2記載の洗濯機。
  4. 前記第1の収容部には、粉末状の洗濯処理剤が収容され、前記第2の収容部には、液体状の洗濯処理剤が収容される請求項1から3のいずれか一項に記載の洗濯機。
  5. 前記注水構造部は、前面に開口部を有する箱状をなし、前記洗濯処理剤収容部は前記開口部から出し入れ可能に収容されるものであって、
    前記磁気検出部材は、前記注水構造部の前部の上部に位置して設けられている請求項1から4のいずれか一項に記載の洗濯機。
  6. 前記注水構造部は、前面に開口部を有する箱状をなし、前記洗濯処理剤収容部は前記開口部から出し入れ可能に収容されるものであって、
    前記磁気検出部材は、前記注水構造部の後部に位置して設けられている請求項1から4のいずれか一項に記載の洗濯機。
  7. 前記注水構造部は、前面に開口部を有する箱状をなし、前記洗濯処理剤収容部は前記開口部から出し入れ可能に収容されるものであって、
    前記磁気検出部材は、前記注水構造部の側部に位置して設けられている請求項1から4のいずれか一項に記載の洗濯機。
  8. 前記注水構造部は、前面に開口部を有する箱状をなし、前記洗濯処理剤収容部は前記開口部から出し入れ可能に収容されるものであって、
    前記磁気検出部材は、前記注水構造部の前部下部に位置して設けられている請求項1から4のいずれか一項に記載の洗濯機。
  9. 前記洗濯処理剤収容部には、洗濯処理剤の投入用の開口部の外側に位置して前記磁気部材が設けられている請求項1から8のいずれか一項に記載の洗濯機。
  10. 前記注水構造部は、前面に開口部を有する箱状をなし、前記洗濯処理剤収容部は前記開口部から出し入れ可能に収容されるものであって、
    前記第2の収容部の前面には、手掛け用のつまみ部が設けられており、前記磁気部材は前記つまみ部の裏面側に位置して設けられている請求項1から9のいずれか一項に記載の洗濯機。
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