JP2018174260A - 配線体、配線基板、及びタッチセンサ - Google Patents

配線体、配線基板、及びタッチセンサ Download PDF

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Abstract

【課題】樹脂部及び導体部間の密着力を向上できる配線体を提供する。【解決手段】配線体40は、樹脂部41の突出部412と、樹脂部41の突出部412上に形成された導体部42と、を備え、導体部42は、樹脂部41の突出部412の上部413を直接覆う基部421と、樹脂部41の突出部412の側部414の少なくとも一部を直接覆い、基部421から離れる側に向けて基部421の両端の少なくとも一方から延出する被覆部424と、を含む。【選択図】 図3

Description

本発明は、配線体、配線基板、及びタッチセンサに関するものである。
導電性パターンとして、プライマー層と、プライマー層上に所定のパターンで形成された導電性組成物からなる導電層とから構成され、その土台部分(麓部分)がプライマー層の突出部で構成され、その突出部の上に形成される導電層は、その土台部分の上端部より上側に設けられているものが知られている(特許文献1(特に、段落[0064]及び図7)参照)。
特開2013−16852号公報
上記従来技術では、プライマー層と導電層との接触面積が小さいため、十分な密着力を確保することができない、という問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、樹脂部及び導体部間の密着力を向上できる配線体、配線基板、及びタッチセンサを提供することである。
[1]本発明に係る配線体は、樹脂部と、前記樹脂部上に形成された導体部と、を備え、前記導体部は、前記樹脂部の上部を直接覆う基部と、前記樹脂部の側部の少なくとも一部を直接覆い、前記基部から離れる側に向けて前記基部の両端の少なくとも一方から延出する被覆部と、を含む配線体である。
[2]上記発明において、前記導体部は、第1の粒径で極値を有する第1の粒径分布に属する第1の導電性粒子と、前記第1の粒径よりも小さい第2の粒径で極値を有する第2の粒径分布に属する第2の導電性粒子と、を含んでおり、前記基部において、前記第1の導電性粒子が占める割合は、前記第2の導電性粒子が占める割合よりも大きく、前記被覆部において、前記第2の導電性粒子が占める割合は、前記第1の導電性粒子が占める割合よりも大きくてもよい。
[3]上記発明において、下記(1)式を満たしてもよい。
≦0.5×W … (1)
但し、上記(1)式において、Wは前記基部の幅であり、Wは前記被覆部の幅である。
[4]上記発明において、下記(2)式を満たしてもよい。
0.001×W≦W … (2)
但し、上記(2)式において、Wは前記基部の幅であり、Wは前記被覆部の幅である。
[5]上記発明において、下記(3)式を満たしてもよい。
0.2×H≦H … (3)
但し、上記(3)式において、Hは前記樹脂部の下端から前記導体部の上端までの高さであり、Hは前記被覆部の高さである。
[6]上記発明において、前記被覆部の幅は、前記被覆部の延在方向において、実質的に一定であってもよい。
[7]本発明に係る配線基板は、上記配線体と、前記配線体を支持する支持体と、を備える配線基板である。
[8]本発明に係るタッチセンサは、上記配線基板を備えるタッチセンサである。
本発明によれば、樹脂部及び導体部間の密着力を向上することができる。
図1は、本発明の一実施の形態に係るタッチセンサを示す平面図である。 図2は、本発明の一実施の形態に係るタッチセンサの分解斜視図である。 図3は、図1のIII-III線に沿った断面図である。 図4は、本発明の一実施の形態に係る第1の導体部の拡大断面図である。 図5は、本発明の一実施の形態に係る導電性粒子の粒径と導電性粒子の粒子量との関係を示すグラフである。 図6は、本発明の他の実施の形態に係る導電性粒子の粒径と導電性粒子の粒子量との関係を示すグラフである。 図7は、本発明の一実施の形態に係る第1の導体部の拡大断面図である。 図8は、本発明の他の実施の形態に係る第1の導体部の拡大断面図である。 図9は、本発明の他の実施の形態に係る第1の導体部の拡大断面図である。 図10は、図1のX-X線に沿った断面図である。 図11(A)〜図11(E)は、本発明の一実施の形態に係る配線基板の製造方法を示す断面図である。 図12は、図11(B)のXII部の部分拡大図である。 図13(A)〜図13(F)は、本発明の一実施の形態に係る配線基板の製造方法を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係るタッチセンサを示す平面図、図2は本発明の一実施の形態に係るタッチセンサの分解斜視図、図3は図1のIII-III線に沿った断面図、図4は本発明の一実施の形態に係る第1の導体部の拡大断面図、図5は本発明の一実施の形態に係る導電性粒子の粒径と導電性粒子の粒子量との関係を示すグラフ、図6は本発明の他の実施の形態に係る導電性粒子の粒径と導電性粒子の粒子量との関係を示すグラフ、図7は本発明の一実施の形態に係る第1の導体部の拡大断面図、図8は本発明の他の実施の形態に係る第1の導体部の拡大断面図、図9は本発明の他の実施の形態に係る第1の導体部の拡大断面図、図10は図1のX-X線に沿った断面図である。なお、本実施形態のタッチセンサ10を分かり易く説明するため、図1において、第2の導体部44(第2の電極112、第2の引出配線122、及び第2の端子132)を実線により表示した。
図1及び図2に示すタッチセンサ10は、静電容量方式のタッチパネルセンサであり、例えば、表示装置(不図示)等と組み合わせて、タッチ位置を検出する機能を有する入力装置として用いられる。表示装置としては、特に限定されず、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、電子ペーパ等を用いることができる。
タッチセンサ10は、タッチセンサ10の表示領域Z(図1中一点鎖線の内側の領域)に配される複数の第1の電極111及び複数の第2の電極112と、タッチセンサ10の非表示領域Z(図1中一点鎖線の外側の領域)に配される複数の第1の引出配線121及び複数の第2の引出配線122と、タッチセンサ10の非表示領域Zに配される複数の第1の端子131及び複数の第2の端子132を有している。
第1の電極111は、網目状とされている。それぞれの第1の電極111は、図中X方向に延在しており、複数の第1の電極111は、図中Y方向に並列されている。それぞれの第1の電極111の長手方向一端には第1の引出配線121の一端が接続されている。それぞれの第1の引出配線121の他端には、第1の端子131が接続されている。第1の端子131は、例えば外部回路(不図示)に電気的に接続されている。
なお、第1の電極111の数は、特に限定されず、任意に設定することができる。また、第1の引出配線121の数及び第1の端子131の数は、第1の電極111の数に応じて設定される。
第2の電極112は、網目状とされている。それぞれの第2の電極112は、図中Y方向に延在しており、複数の第2の電極112は、図中X方向に並列されている。それぞれの第2の電極112の長手方向一端には第2の引出配線122の一端が接続されている。それぞれの第2の引出配線122の他端には、第2の端子132が接続されている。第2の端子132は、例えば外部回路(不図示)に電気的に接続されている。
なお、第2の電極112の数は、特に限定されず、任意に設定することができる。また、第2の引出配線122の数及び第2の端子132の数は、第2の電極112の数に応じて設定される。
タッチセンサ10では、第1の電極111と第2の電極112との間に外部回路から所定電圧が周期的に印加されている。そして、例えば、操作者の指(外部導体)がタッチセンサ10に接近すると、この外部導体とタッチセンサ1との間でキャパシタ(静電容量)が形成され、第1の電極111と第2の電極112との間の電気的な状態が変化する。タッチセンサ1では、この第1の電極111と第2の電極112との間の電気的な変化に基づいて、操作者の操作位置を検出している。
このようなタッチセンサ10は、配線基板20を備えている。配線基板20は、支持体30と、配線体40とを備えている。本実施形態の配線基板20は、上記表示装置の視認性を確保するため、全体的に光透過性を有するように構成されている。
支持体30は、矩形状の外形を有し、光透過性を有する材料で構成されている。この支持体30を構成する材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド樹脂(PI)、ポリエーテルイミド樹脂(PEI)、ポリカーボネート(PC)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、液晶ポリマー(LCP)、シクロオレフィンポリマー(COP)、シリコーン樹脂(SI)、アクリル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、グリーンシート、ガラス等を用いることができる。この支持体30には、配線体40が貼り付けられており、支持体30は、配線体40を支持できる程度の剛性を有していることが好ましい。
配線体40は、図1〜図3に示すように、第1の樹脂部41と、第1の導体部42と、第2の樹脂部43と、第2の導体部44とを備えている。この配線体40は、上記表示装置の視認性を確保するために、全体的に光透過性を有するように構成されている。
第1の樹脂部41は、図1に示すように、矩形状の外形を有し、光透過性を有する樹脂材料で構成されている。この光透過性を有する樹脂材料としては、例えば、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、ビニル樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂等のUV硬化性樹脂、熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂等を例示することができる。
この第1の樹脂部41は、図3に示すように、平坦部411と、突出部412とを含んでいる。平坦部411は、支持体30上に層状に形成されている。突出部412は、平坦部411上に線状に形成されている。突出部412は、平坦部411の上面から突出している。このような突出部412の高さは、0.1〜5μmであることが好ましい。
本実施形態では、突出部412は平坦部411上に直接設けられており、これによって、平坦部411と突出部412とは一体的にとなっている。図3においては、平坦部411と突出部412との界面を破線により表示した。
ここでいう一体的とは、これらを構成する樹脂材料が実質的に同一であることを言う。これらを構成する樹脂材料が実質的に同一であるとは、これらを構成する樹脂材料の組成が実質的に同一であり、その組成割合が実質的に同一であることを言う。なお、平坦部411と突出部412とは、一体的でなくてもよい。すなわち、これら平坦部411を構成する樹脂材料と、突出部412を構成する樹脂材料とが、異なっていてもよい。
第1の導体部42は、第1の電極111と、第1の引出配線121と、第1の端子131とを構成している。この第1の導体部42は、突出部412上に形成されており、突出部412の延在方向に沿って線状に延在している。
この第1の導体部42は、図4に示すように、少なくとも導電性粒子CPを含んで構成されている。また、第1の導体部42は、複数の導電性粒子CP同士を結着させるバインダBRを含んで構成されている。導電性粒子CPとしては、銀や銅、ニッケル、スズ、ビスマス、亜鉛、インジウム、パラジウム等の金属材料や、グラファイト、カーボンブラック(ファーネスブラック、アセチレンブラック、ケッチェンブラック)、カーボンナノチューブ、カーボンナノファイバ等のカーボン系材料を挙げることができる。なお、導電性材料として、金属塩を用いてもよい。金属塩としては、上述の金属の塩を挙げることができる。導電性粒子CPの形状としては、例えば、片鱗状又は不定状とされた形状を採用することができる。
導電性粒子CPは、第1の導電性粒子CPと第2の導電性粒子CPとを含んでいる。第1の導電性粒子CP及び第2の導電性粒子CPとしては、上述の導電性粒子CPを構成する材料から選択される少なくとも1つの材料を用いることができる。第1の導電性粒子CPを構成する材料と第2の導電性粒子CPを構成する材料とは、同一であってもよいし、異なっていてもよい。
図5に示すように、第1の導体部42においては、D11〜D12の粒径を有する導電性粒子が属し、第1の粒径Dで極値を有する第1の粒径分布PDが存在している。また、D21〜D22の粒径を有する導電性粒子が属し、第2の粒径Dで極値を有する第2の粒径分布PDが存在している。このため、第1の導体部42における導電性粒子の分布としては、第1の粒径Dと第2の粒径Dとに極値を有するバイモーダルな粒径分布となる。本実施形態では、この第1の粒径分布PDに属するD11〜D12の粒径を有する導電性粒子を第1の導電性粒子CPとし、第2の粒径分布PDに属するD21〜D22の粒径を有する導電性粒子を第2の導電性粒子CPとする。
なお、図5では、第1の粒径分布PDと第2の粒径分布PDとが互いに離れた状態で存在していたが、特にこれに限定されず、図6に示すように、第1の粒径分布PDと第2の粒径分布PDとが一部重なるように存在していてもよい。この場合、第1の粒径Dと第2の粒径Dとの間に生じた粒径分布の谷を、第1の粒径分布PDと第2の粒径分布PDの境界とみなす。すなわち、第1の粒径分布PDに属するD〜D12の粒径を有する導電性粒子が第1の導電性粒子CPであり、第2の粒径分布PDに属するD21〜Dの粒径を有する導電性粒子が第2の導電性粒子CPである。
第1の粒径Dは150〜400nmであることが好ましい。また、第2の粒径Dは10〜100nmであることが好ましい。また、第1の粒径Dは、第2の粒径Dに対して3倍以上であることが好ましい。また、導電性粒子の粒径分布の測定方法は、特に限定されないが、例えば、JIS Z8827に準拠した画像解析法を用いて測定することができる。
バインダBRとしては、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ビニル樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂等を例示することができる。
第1の導体部42は、導電性ペーストを塗布して固化させることで形成されている。このような導電性ペーストの具体例としては、上述の導電性粒子CP及びバインダBRを、水、もしくは溶剤、及び各種添加剤に混合して構成される導電性ペーストを例示することができる。導電性ペーストに含まれる溶剤としては、α-テルピネオール、ブチルカルビトールアセテート、ブチルカルビトール、1−デカノール、ブチルセルソルブ、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、テトラデカン等を例示することができるが、230℃以上の沸点を有する高沸点溶剤を用いることが好ましい。なお、第1の導体部42を構成する材料からバインダ樹脂BRを省略してもよい。
第1の導体部42は、図7に示すように、断面(高さ方向に沿ってその延在方向に対して直交する方向に切断した断面)を視た場合に、基部421と被覆部424とを含んでいる。基部421は、突出部412上に直接形成されており、基部421の底部422が突出部412の上部413を直接覆っている。この基部421の高さHは、0.1〜5μmであることが好ましい。また、基部421の幅W(最大幅)は、0.5〜10μmであることが好ましい。
基部421の底部422と突出部412の上部413とは、相補的となる凹凸形状とされている。このように基部421と突出部412との接触部分が入り組んだ形状となることで、第1の導体部42と第1の樹脂部41とが剥離し難くなる。一方、基部421の頂部423は、略平坦とされている。基部421の底部422の面粗さRaは、基部421の頂部423の面粗さRaに比べて大きくなっている。なお、面粗さRaは、JIS法(JIS B0601(2013年3月21日改正))に定義される「算術平均粗さRa」のことを言う。
ここで、図4に示すように、基部421において、第1の導電性粒子CPが占める体積比は、第2の導電性粒子CPが占める体積比よりも大きい。具体的には、基部421において、第1の導電性粒子CPが占める体積比(体積割合)は、70〜100%であることが好ましく、第2の導電性粒子CPが占める体積比(体積割合)は、0〜30%であることが好ましい。
図7に示すように、基部421の両端からは、下方(高さ方向において当該基部421より離れる側)に向けて一対の被覆部424が延出している。基部421の外面と被覆部424の外面とは、相互に連続的に繋がっている。一対の被覆部424の外面は、第1の樹脂部41の平坦部411から離れるに従い、互いに接近するように傾斜している。この場合、被覆部424の外面を通る仮想直線と、平坦部411の上面を通る仮想直線との間のなす角度θは、60°〜90°であることが好ましい。
この被覆部424は、突出部412の側部414を直接覆っている。被覆部424の先端は、突出部412の根元部分に位置しており、被覆部424は、突出部412の側部414の全域を覆っている。このような被覆部424の高さHは、0.1〜10μmであることが好ましい。一対の被覆部424の高さは、同一であってもよいし、異なっていてもよい。また、被覆部424の幅Wは、10〜200nmであることが好ましい。また、被覆部424の幅Wは、被覆部424の延在方向において、実質的に一定であることが好ましい。
なお、図8に示す第1の導体部42Bのように、被覆部424は、基部421の両端の少なくとも一方に形成されていればよい。また、図9に示す第1の導体部42Cのように、被覆部424Cは、側部414の少なくとも一部を覆っていてもよい。
ここで、図4に示すように、被覆部424において、第2の導電性粒子CPが占める体積比は、第1の導電性粒子CPが占める体積比よりも大きい。具体的には、被覆部424において、第2の導電性粒子CPが占める体積比(体積割合)は、60〜100%であることが好ましく、第1の導電性粒子CPが占める体積比(体積割合)は、0〜40%であることが好ましい。また、被覆部424において、第1の導電性粒子CPが存在していないこと、すなわち第1の導電性粒子CP1の体積比(体積割合)が0%であることが好ましい。また、被覆部424において、バインダBRが存在していないこと、すなわちバインダBRの体積比(体積割合)が0%であることが好ましい。すなわち、被覆部424は、第2の導電性粒子CPのみにより構成されていることが好ましい。
突出部412の剛性を低下させないようにする観点から、基部421の幅Wと被覆部424の幅Wとの関係は、下記(4)式を満たすように設定されていることが好ましく、下記(5)式を満たすように設定されていることがより好ましい。
≦0.5×W … (4)
≦0.1×W … (5)
また、基部421と被覆部424とが分離するのを抑制する観点から、基部421の幅Wと被覆部424の幅Wとの関係は、下記(6)式を満たすように設定されていることが好ましく、下記(7)式を満たすように設定されていることがより好ましく、下記(8)式を満たすように設定されていることがさらにより好ましい。
0.001×W≦W … (6)
0.005×W≦W … (7)
0.01×W≦W … (8)
また、第1の樹脂部41と第1の導体部42との密着力の向上を図る観点から、突出部412の根元部分(平坦部411の上面)から基部421の頂部423までの高さHと被覆部424の高さHとの関係は、下記(9)式を満たすように設定されていることが好ましく、下記(10)式を満たすように設定されていることがより好ましく、下記(11)式を満たすように設定されていることがさらにより好ましい。
0.2×H≦H … (9)
0.5×H≦H … (10)
0.7×H≦H … (11)
また、第1の導体部42の電気抵抗の低減を図る観点から、基部421の高さHと被覆部424の幅Wとの関係は、下記(12)式を満たすように設定されていることが好ましく、高さHと被覆部の高さHとの関係は、下記(13)式を満たすように設定されていることがより好ましい。
2×W≦H … (12)
≦0.9×H … (13)
第2の樹脂部43は、図1及び図2に示すように、矩形状の外形を有し、光透過性を有する材料で構成されている。この光透過性を有する樹脂材料としては、例えば、上記の第1の樹脂部41を構成する樹脂材料と同様の材料を用いることができる。
第2の樹脂部43は、図10に示すように、第1の導体部42を覆うように第1の樹脂部41上に設けられている。第2の樹脂部43は、層状に形成された平坦部431と、平坦部431上に線状に形成された突出部432とを含んでいる。第2の樹脂部43において、平坦部431と突出部432とは一体的に形成されている。図10においては、平坦部431と突出部432との界面を破線により表示した。
図1及び図2に示すように、第2の樹脂部43の一辺には、矩形状の開口部433が形成されている。この開口部433からは、第1の端子131が露出しており、これにより、第1の端子131と外部回路とが接続可能となっている。
なお、第2の樹脂部43、平坦部431、及び突出部432の構成は、第1の樹脂部41、平坦部411、及び突出部412の構成と実質的に同じであるため、繰り返しの説明は省略して、上述の第1の樹脂部41、平坦部411、及び突出部412でした説明を援用する。
第2の導体部44は、図1及び図2に示すように、第2の電極112と、第2の引出配線122と、第2の端子132とを構成している。この第2の導体部44は、突出部432上に形成されており、突出部432の延在方向に沿って線状に延在している。
第2の導体部44も、少なくとも導電性粒子を含んで構成されており、さらに複数の導電性粒子同士を結着させるバインダを含んで構成されている。また、第2の導体部44に含まれる導電性粒子は、第1の粒径で極値を有する第1の粒径分布に属する第1の導電性粒子と、第2の粒径で極値を有する第2の粒径分布に属する第2の導電性粒子と、を含んでいる。
第2の導体部44は、図10に示すように、断面を視た場合に、基部441と被覆部442とを含んでいる。基部441は、突出部432上に直接形成されており、基部441の底部が突出部432の上部を直接覆っている。また、被覆部442は、基部441の両端から当該基部441より離れる側に向かって延出している。基部441の外面と被覆部442の外面とは、相互に連続的に繋がっている。また、被覆部442は、突出部432の側部を直接覆っている。
このような第2の導体部44においても、基部441において、第1の導電性粒子が占める体積比は、第2の導電性粒子が占める体積比よりも大きい。また、被覆部442において、第2の導電性粒子が占める体積比は、第1の導電性粒子が占める体積比よりも大きい。
なお、第2の導体部44、基部441、及び被覆部442の構成は、第1の導体部42、基部421、及び被覆部424の構成と実質的に同じであるため、繰り返しの説明は省略して、上述の第1の導体部42、基部421、及び被覆部424でした説明を援用する。
第3の樹脂部45は、第2の導体部44を覆うように第2の樹脂部43上に直接設けられている。この第3の樹脂部45は、第2の導体部44を外部から保護するためのオーバーコート層である。また、第3の樹脂部45により第2の導体部44を覆うことで、第2の導体部44の表面での光の散乱が抑えられ、配線体40の視認性が向上する。
図1及び図2に示すように、第3の樹脂部45の一辺には、矩形状の開口部451が形成されている。この開口部451からは、第2の端子132が露出しており、これにより、第2の端子132と外部回路とが接続可能となっている。また、開口部451は、開口部433と重なっており、開口部451からは第1の端子131も露出している。
このような第3の樹脂部45は、光透過性を有する材料で構成されている。この光透過性を有する樹脂材料としては、例えば、上記の第1の樹脂部41を構成する樹脂材料と同様の材料を用いることができる。
次に、本実施形態に係る配線基板20の製造方法について、図11(A)〜図11(E)、図12、及び図13(A)〜図13(F)を参照しながら、詳細に説明する。図11(A)〜図11(E)、及び、図13(A)〜図13(F)は本発明の一実施の形態に係る配線基板の製造方法を示す断面図、図12は図11(B)のXII部の部分拡大図である。
まず、図11(A)に示すように、第1の導体部42の形状に対応する形状の第1の凹部101が形成された第1の凹版100に第1の導電性材料110を充填する。この場合、第1の凹版100の表面には、第1の凹版100から第1の導電性材料110の離型性を高める離型層が形成されていてもよい。第1の導電性材料110を第1の凹版100に充填する方法としては、例えば、ディスペンス法、インクジェット法、スクリーン印刷法を挙げることができる。もしくはスリットコート法、バーコート法、ブレードコート法、ディップコート法、スプレーコート法、スピンコート法での塗工の後に第1の凹部101以外に塗工された第1の導電性材料110をふき取るもしくは掻き取る、吸い取る、貼り取る、洗い流す、吹き飛ばす方法を挙げることができる。第1の導電性材料110としては、上述の導電性ペーストを用いる。
次に、図11(B)に示すように、第1の凹部101に充填された第1の導電性材料110を固化させる。導電性材料の固化処理は、加熱、エネルギ線(赤外線、紫外線、及びレーザ光等)の照射、及び乾燥の少なくとも1種類を用いて行うことができる。
この工程において、第1の導電性材料110に含まれる第2の導電性粒子CPが融点降下により溶解する。そして、図12に示すように、揮発する溶剤に比較的粒径の小さい第2の導電性粒子CPが同伴して、第1の凹部101の側部101bに付着、堆積する。一方で、比較的粒径の大きい第1の導電性粒子CPや揮発する溶剤に同伴しなかった第2の導電性粒子CPは、第1の凹部101の底部101aに留まる。なお、第2の導電性粒子CPが揮発する溶剤に同伴し易くするため、導電性材料に含まれる溶剤の量や種類、導電性材料の固化処理方法や固化処理条件は、適宜設定することが好ましい。以上により、第1の導電性材料110が固化、収縮することで、第1の導体部42が形成される。この場合、第1の導電性材料110のうち側部101bに堆積した部分が被覆部424を形成し、底部101aに留まった部分が基部421を形成する。また、形成された第1の導体部42の基部421においては、第1の導電性材料110が固化、収縮して生じた第1の凹部101の隙間に面して凹凸形状とされた底部422が形成される。
なお、第1の凹版100の第1の凹部101の深さHと被覆部424の長さHとの関係は、下記(14)式を満たしていることが好ましく、下記(15)式を満たしていることがより好ましく、下記(16)式を満たしていることがさらにより好ましい。
0.2×H≦H … (14)
0.5×H≦H … (15)
0.7×H≦H … (16)
次に、図11(C)に示すように、第1の凹部101内の第1の導体部42を覆うように第1の樹脂材料120を配置する。第1の樹脂材料120としては、第1の樹脂部41を構成する材料を用いる。第1の凹版100上に第1の樹脂材料120を配置する方法としては、スクリーン印刷法、スプレーコート法、バーコート法、ディップ法、インクジェット法等を挙げることができる。
次に、図11(D)に示すように、第1の凹版100と支持体30の間に第1の樹脂材料120が介在するように、支持体30を第1の凹版100に押し付ける。この工程において、第1の導電性材料110が固化、収縮して生じた第1の凹部101の隙間に、第1の樹脂材料120の一部が導入される。
次に、第1の凹版100上の第1の樹脂材料120を固化させる。第1の樹脂材料120の固化処理方法としては、加熱、エネルギ線(赤外線、紫外線、及びレーザ光等)の照射、及び乾燥の少なくとも1種類を用いて行うことができる。第1の樹脂材料120が固化することで、第1の樹脂部41が形成される。この場合、第1の凹部101の隙間に入り込んだ第1の樹脂材料120の一部が突出部412を形成する。
次に、図11(E)に示すように、支持体30、第1の樹脂部41、及び第1の導体部42を第1の凹版100から剥離させる。以下、支持体30、第1の樹脂部41、及び第1の導体部42が積層されたものを中間体130とも称する。
次に、図13(A)に示すように、第2の導体部44の形状に対応する形状の第2の凹部141が形成された第2の凹版140に第2の導電性材料150を充填する。第2の導電性材料150としては、上述の導電性ペーストを用いる。第2の導電性材料150を第2の凹部141に充填する方法としては、第1の導電性材料110を第1の凹部101に充填する方法と同様の方法を用いる。
次に、図13(B)に示すように、第2の凹部141に充填された第2の導電性材料150を固化させる。第2の導電性材料150を固化させる方法としては、第1の導電性材料110を固化させる方法と同様の方法を用いる。
この工程において、第2の導電性材料150に含まれる第2の導電性粒子が揮発する溶剤に同伴して、第2の凹部141の側部141bに付着、堆積する。一方で、第1の導電性粒子や揮発する溶剤に同伴しなかった第2の導電性粒子は、第2の凹部141の底部141aに留まる。そして、第2の導電性材料150が固化、収縮することで、第2の導体部44が形成される。この場合、第2の導電性材料150のうち側部141bに堆積した部分が被覆部442を形成し、底部141aに留まった部分が基部441を形成する。また、第2の導体部44においては、第2の導電性材料150が固化、収縮して生じた第2の凹部141の隙間に面して凹凸形状とされた底部が形成される。
次に、図13(C)に示すように、第1の導体部42を覆うように第1の中間体130上に第2の樹脂材料160を配置する。第2の樹脂材料160としては、第2の樹脂部43を構成する材料を用いる。この第2の樹脂材料160を第1の中間体130上に配置する方法としては、第1の凹版100上に第1の樹脂材料120を配置する方法と同様の方法を用いる。
次に、図13(D)に示すように、中間体130を第2の凹版140上に配置して、第2の樹脂材料160が第2の凹版140の第2の凹部141(具体的には、第2の導電性材料150の体積収縮により生じた隙間)に入り込むように中間体130を第2の凹版140に押し付ける。
次に、第2の樹脂材料160を固化させる。第2の樹脂材料160を固化させる方法としては、第1の樹脂材料120を固化させる方法と同様の方法を用いる。第2の樹脂材料160が固化することで、第2の樹脂部43が形成される。この場合、第2の凹部141の隙間に入り込んだ第2の樹脂材料160の一部が突出部432を形成する。
次に、図13に(E)示すように、中間体130と、第2の樹脂部43と、第2の導体部44とを第2の凹版140から剥離させる。
次に、図13(F)に示すように、第3の樹脂材料170を、第2の導体部44を覆うように第2の樹脂部43上に配置する。第3の樹脂材料170としては、第3の樹脂部45を構成する材料を用いる。第3の樹脂材料170を第2の樹脂部43上に配置する方法としては、第1の凹版100上に第1の樹脂材料120を配置する方法と同様の方法を用いる。
次に、第3の樹脂材料170を固化させる。第2の樹脂材料170を固化させる方法としては、第1の樹脂材料120を固化させる方法と同様の方法を用いる。これにより、第3の樹脂部45が形成される。以上により、配線基板20を得ることができる。
本実施形態の配線体40は、以下の効果を奏する。
本実施形態では、第1の導体部42の基部421が第1の樹脂部41の突出部412の上部413を直接覆い、基部421の両端から下方に向けて延出する被覆部424が突出部412の側部414を直接覆っている。これにより、第1の樹脂部41の突出部412と第1の導体部42との接触面積が増大し、第1の樹脂部41と第1の導体部42との密着力を向上させることができる。この結果、第1の樹脂部41から第1の導体部42が剥離してしまうのを抑制することができる。また、第1の樹脂部41の突出部412を第1の導体部42によって覆うことで、第1の樹脂部41の平坦部411から突き出る部分の形状安定性を向上させることができる。
また、本実施形態では、第1の導体部42は、互いに異なる粒径分布に属する第1の導電性粒子CPと第2の導電性粒子CPとを含んでおり、基部421においては、比較的粒径の大きい第1の導電性粒子CPが占める体積比を、比較的粒径の小さい第2の導電性粒子CPが占める体積比よりも大きくし、被覆部424においては、比較的粒径の小さい第2の導電性粒子CPが占める体積比を、比較的粒径の大きい第1の導電性粒子CPが占める体積比よりも大きくしている。すなわち、基部421においては、比較的粒径の大きい第1の導電性粒子CPを密に配しており、これにより、第1の導体部42の電気抵抗を低減させて、第1の導体部42に高い導電性を付与している。一方、被覆部424においては、比較的粒径の小さい第2の導電性粒子CPを密に配しており、これにより、被覆部424と突出部412との接触部分に微細な凹凸形状を形成し、アンカー効果の作用によって第1の樹脂部41から第1の導体部42が剥離してしまうのをより一層抑制している。
また、本実施形態では、上記(4)式が成立している。仮に、被覆部424が厚くなるとで、突出部412の幅が相対的に小さくなり、突出部412の剛性が低下するおそれがある。これに対し、本実施形態では、上記(4)式が成立していることで、突出部412の幅が相対的に小さくなり、突出部412の剛性が低下するのを抑制することができる。これにより、突出部412が平坦部411から分離してしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記(6)式が成立していることにより、被覆部424が薄くなりすぎることで基部421と被覆部424との接続部分における応力集中に起因して基部421と被覆部424とが分離してしまうということを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記(9)式が成立していることにより、被覆部424の高さ(長さ)を増大させることができ、これによって、第1の樹脂部41と第1の導体部42との密着力をさらに向上させることができる。
また、本実施形態では、被覆部424の幅Wが、被覆部424の延在方向において、実質的に一定とされていることで、被覆部424の一部に応力が集中して、被覆部424が分断してしまうのを抑えることができる。
本実施形態における「タッチセンサ10」が本発明における「タッチセンサ」の一例に相当し、本実施形態における「配線基板20」が本発明における「配線基板」の一例に相当し、本実施形態における「配線体40」が本発明における「配線体」の一例に相当し、本実施形態における「突出部412」が本発明における「樹脂部」の一例に相当し、本実施形態における「第1の導体部42」が本発明における「導体部」の一例に相当し、本実施形態における「基部421」が本発明における「基部」の一例に相当し、本実施形態における「被覆部424」が本発明における「被覆部」の一例に相当し、本実施形態における「第1の導電性粒子CP」が本発明における「第1の導電性粒子」の一例に相当し、本実施形態における「第2の導電性粒子CP」が本発明における「第2の導電性粒子」の一例に相当する。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、上述の実施形態では、第1の樹脂部41は、平坦部411と突出部412とを含んでいたが、特にこれに限定されず、第1の樹脂部41から平坦部411を省略してもよい。
また、配線基板20(配線体40)の製造方法は、上述の実施形態で説明した方法に限定されない。例えば、平坦部及び突出部を有する樹脂部を準備し、当該平坦部の上面及び突出部を覆うように電界めっき法等を用いて導体層を配置し、所定のマスキング処理を施した後、エッチング法等により平坦部の上面に配置された導電層を除去し、突出部上に配置された導体層のみを残存させることで、配線基板(配線体)を形成してもよい。
また、例えば、第1の樹脂部41の下面を実装対象(フィルム、表面ガラス、偏光板、ディスプレイガラス等)に接着して、配線体40を実装対象により支持させる形態として配線体を構成する場合、第1の樹脂部41の下面に剥離シートを設け、実装時に当該剥離シートを剥がして実装対象に接着して実装する形態としてもよい。また、第1の樹脂部41側から配線体40を覆う樹脂部をさらに設け、当該樹脂部を介して、上述の実装対象に接着して実装する形態としてもよい。また、第3の樹脂部45側を上述の実装対象に接着して実装する形態としてもよい。これらの場合、配線体を実装する実装対象が本発明の「支持体」の一例に相当する。
さらに、上述の実施形態では、配線体又は配線基板は、タッチセンサに用いられるとして説明したが、特にこれに限定されない。例えば、配線体に通電して抵抗加熱等で発熱させることにより当該配線体をヒーターとして用いてもよい。この場合、導電性粒子としては、比較的電気抵抗値の高いカーボン系材料を用いることが好ましい。また、配線体の導体部の一部を接地することにより当該配線体を電磁遮蔽シールドとして用いてもよい。また、配線体をアンテナとして用いてもよい。この場合、配線体を実装する実装対象が本発明の「支持体」の一例に相当する。
10…タッチセンサ
111…第1の電極
112…第2の電極
121…第1の引出配線
122…第2の引出配線
131…第1の端子
132…第2の端子
20…配線基板
30…支持体
40…配線体
41…第1の樹脂部
411…平坦部
412…突出部
413…上部
414…側部
42…第1の導体部
CP…導電性粒子
CP…第1の導電性粒子
CP…第2の導電性粒子
BR…バインダ
421…基部
422…底部
423…頂部
424…被覆部
43…第2の樹脂部
431…平坦部
432…突出部
433…開口部
44…第2の導体部
441…基部
442…被覆部
45…第3の樹脂部
451…開口部
100…第1の凹版
101…第1の凹部
101a…底部
101b…側部
110…第1の導電性材料
120…第1の樹脂材料
130…中間体
140…第2の凹版
141…第2の凹部
141a…底部
141b…側部
150…第2の導電性材料
160…第2の樹脂材料
170…第3の樹脂材料

Claims (8)

  1. 樹脂部と、
    前記樹脂部上に形成された導体部と、を備え、
    前記導体部は、
    前記樹脂部の上部を直接覆う基部と、
    前記樹脂部の側部の少なくとも一部を直接覆い、前記基部から離れる側に向けて前記基部の両端の少なくとも一方から延出する被覆部と、を含む配線体。
  2. 請求項1に記載の配線体であって、
    前記導体部は、
    第1の粒径で極値を有する第1の粒径分布に属する第1の導電性粒子と、
    前記第1の粒径よりも小さい第2の粒径で極値を有する第2の粒径分布に属する第2の導電性粒子と、を含んでおり、
    前記基部において、前記第1の導電性粒子が占める割合は、前記第2の導電性粒子が占める割合よりも大きく、
    前記被覆部において、前記第2の導電性粒子が占める割合は、前記第1の導電性粒子が占める割合よりも大きい配線体。
  3. 請求項1又は2に記載の配線体であって、
    下記(1)式を満たす配線体。
    ≦0.5×W … (1)
    但し、上記(1)式において、Wは前記基部の幅であり、Wは前記被覆部の幅である。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の配線体であって、
    下記(2)式を満たす配線体。
    0.001×W≦W … (2)
    但し、上記(2)式において、Wは前記基部の幅であり、Wは前記被覆部の幅である。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の配線体であって、
    下記(3)式を満たす配線体。
    0.2×H≦H … (3)
    但し、上記(3)式において、Hは前記樹脂部の下端から前記導体部の上端までの高さであり、Hは前記被覆部の高さである。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の配線体であって、
    前記被覆部の幅は、前記被覆部の延在方向において、実質的に一定である配線体。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載の配線体と、
    前記配線体を支持する支持体と、を備える配線基板。
  8. 請求項7に記載の配線基板を備えるタッチセンサ。
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