JP2018173951A - 共有端末、通信システム、通信方法、及びプログラム - Google Patents

共有端末、通信システム、通信方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ファイル管理サーバに対して所望の電子ファイルデータを保存する作業に手間が掛かっていては、会議や授業等の時間が短くなるという課題を解決する共有端末、通信システム、通信方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】共有端末2xは、利用者Aのログイン処理に連動し、端末管理サーバから利用者Aの利用者名を取得し、利用者Aの利用者名が表示された、ファイルデータを保存するボタン253aを表示する。【効果】ファイル管理サーバに対して所望の電子ファイルデータを送信して保存する作業に手間が掛かることで会議や授業等の時間が短くなることを防止できる。【選択図】図18

Description

本発明は、共有端末、通信システム、通信方法、及びプログラムに関する。
近年、企業の会議室や教育機関の教室等の部屋に、複数の利用者が共有することができる電子黒板が設置されるようになった。この電子黒板は、大型のタッチパネル式のディスプレイを有しており、各利用者が専用の電子ペンや指などで描画した描画像を表示する。これにより、各利用者は、同じ描画像を見ながら会議や授業等を進めることができるようになった(特許文献1参照)。
また、電子黒板等の共有端末から外部のファイル管理サーバに対して描画像等の電子ファイルデータを送信して保存しておき、必要な場合にファイル管理サーバから取得することが可能である。
しかしながら、電子黒板等の共有端末は、複数の人が順番待ちで利用するため、ファイル管理サーバに対して所望の電子ファイルデータ送信する作業に手間が掛かっていては、会議や授業等の時間が短くなるという課題が生じる。
上述した課題を解決すべく、請求項1に係る発明は、複数の利用者が閲覧可能な画像を表示する共有端末であって、第1の利用者の第1の専有端末から、当該第1の専有端末を識別するための第1の端末識別情報を取得する取得手段と、所定の専有端末を識別するための所定の端末識別情報、及び当該所定の利用者識別情報で示される所定の利用者の所定の利用者名を関連付けて管理する前記端末管理サーバに対して、前記取得手段によって取得された前記第1の端末識別情報と共に第1のログイン認証の要求を送信する送信手段と、前記送信手段による前記第1の端末識別情報の送信に基づいて、前記端末管理サーバが前記第1の端末識別情報を管理しているかを判断することで第1のログイン認証し、ログインに成功した場合に、前記端末管理サーバによって送信された、前記第1の利用者の第1の利用者名を受信する受信手段と、新たな電子ファイルデータの保存先を選択する際に、前記第1の利用者名の専有フォルダを選択可能に表示する表示制御手段と、を有することを特徴とする共有端末である。
本発明によれば、ファイル管理サーバに対して所望の電子ファイルデータを送信する作業に手間が掛かることで会議や授業等の時間が短くなる、ということを防止することができる。
本実施形態に係る通信システムの概略図である。 電子黒板のハードウェア構成図である。 ICカードのハードウェア構成図である。 スマートフォンのハードウェア構成図である。 サーバ、PCのハードウェア構成図である。 MFPのハードウェア構成図である。 ビデオ会議端末のハードウェア構成図である。 電子黒板のディスプレイに表示された画面例である。 通信システムの機能ブロック図である。 (A)は端末管理テーブルの概念図、(B)はフォルダ管理テーブルの概念図である。 ログイン処理を示したシーケンス図である。 電子黒板のディスプレイに表示された画面例である。 利用者が電子黒板を利用する状態を示したイメージ図である。 ログインする場合の認証結果に基づく処理を示すフローチャートである。 電子ファイルデータの読み込み処理を示すフローチャートである。 電子黒板のディスプレイに表示された画面例である。 電子ファイルデータの保存処理を示すフローチャートである。 電子黒板のディスプレイに表示された画面例である。
以下に図面を用いて、本実施形態に係る通信システム1を詳細に説明する。
<<システム構成の概略>>
まず、通信システム1の構成の概略について説明する。図1は、本実施形態に係る通信システムの概略図である。
図1に示されているように、本実施形態の通信システム1は、電子黒板2x、電子黒板2y、IC(Integrated Circuit)カード3、スマートフォン4、端末管理サーバ5、ファイル管理サーバ8、MFP(Multifunction Peripheral/Product/Printer)9、PC(Personal Computer)10a,10b、及びビデオ会議端末13によって構築されている。なお、以下では、電子黒板2x、電子黒板2yのうち、任意の電子黒板を「電子黒板2」として表わす。また、PC10a,10bのうち、任意のPCを「PC10」として表す。
また、通信システム1を構成する電子黒板2、端末管理サーバ5、ファイル管理サーバ8、MFP9、PC10、及びビデオ会議端末13は、通信ネットワーク100を介して通信することができる。通信ネットワーク100は、インターネット、移動体通信網、LAN(Local Area Network)等によって構築されている。通信ネットワーク100には、有線通信だけでなく、3G(3rd Generation)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、LTE(Long Term Evolution)等の無線通信によるネットワークが含まれてもよい。また、電子黒板2と、ICカード3及びスマートフォン4は、それぞれNFC(Near Field Communication)(登録商標)等の近距離通信技術によって通信可能である。また、スマートフォン4は、Bluetooth(登録商標)等の近距離通信技術によって電子黒板2と通信してもよい。
また、電子黒板2xと電子黒板2yは、それぞれ利用者によって描画された内容である描画像のデータ(以下、「描画像データ」という)を送受信することができる。そのため、電子黒板2xで描画された内容は電子黒板2yでも表示され、逆に、電子黒板2yで描画された内容は電子黒板2xでも表示される。
また、電子黒板2は、描画像データからRPCS(Refined Printing Command Stream)形式の画像データを作成し、通信ネットワーク100を介してMFP9に送信することができる。更に、電子黒板2は、描画像データからPDF(Portable Document Format)形式の画像データを作成して電子メールに添付した後、通信ネットワーク100を介してPC10に電子メールを送信することができる。これにより、MFP9は描画像を印刷することができ、PC10は描画像を表示することができる。
また、電子黒板2は、利用者によって描画されていない資料等の非描画像も表示することができる。この場合も、電子黒板2は、非描画像のデータ(以下、「非描画像データ」という)からRPCS形式の画像データを作成し、通信ネットワーク100を介してMFP9に送信することができる。更に、電子黒板2は、非描画像データからPDF形式の画像データを作成して電子メールに添付した後、通信ネットワーク100を介してPC10に電子メールを送信することができる。
なお、RPCS形式の画像データ及びPDF形式の画像データは、元の描画像又は元の非描画像としての画像に係るデータである。また、電子黒板2は共有端末の一例であり、複数の利用者が同時に同じ画像を閲覧する(見る)ことができる。ICカード3及びスマートフォン4は、専有端末の一例である。MFP9は、印刷装置の一例である。PC10は、個人端末の一例である。また、RPCS形式だけでなく、PCL(Printer Control Language)形式、PDL(Page Description Language)形式、又はPS(PostScript)形式であってもよい。
図1では、利用者Aは、ICカード3を所有しており、電子黒板2を利用した会議にICカード3を持参している。利用者Bは、スマートフォン4を所有しており、電子黒板2を利用した会議にスマートフォン4を持参している。PC10aは、利用者が所有しているPCである。PC10bは、利用者Bが所有しているPCである。また、電子黒板2は、ビデオ会議機能を有しており、通信ネットワーク100を介してビデオ会議端末13と映像及び音声による会議等を行なうことができる。
端末管理サーバ5は、専有端末を識別するための端末ID(Identification)を管理する。ファイル管理サーバ8は、各利用者の電子ファイルデータを管理する。
<<ハードウェア構成>>
続いて、図2乃至図7を用いて、通信システム1を構築する装置又は端末のハードウェア構成を説明する。
<電子黒板のハードウェア構成>
図2は、電子黒板のハードウェア構成図である。図2に示されているように、電子黒板2は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、SSD(Solid State Drive)204、ネットワークI/F205、及び、外部機器接続I/F(Interface)206を備えている。
これらのうち、CPU201は、電子黒板2全体の動作を制御する。ROM202は、CPU201やIPL(Initial Program Loader)等のCPU201の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。SSD204は、電子黒板用のプログラム等の各種データを記憶する。ネットワークコントローラ205は、通信ネットワーク100との通信を制御する。外部機器接続I/F206は、USB(Universal Serial Bus)メモリ2600、外付け機器(マイク2200、スピーカ2300、カメラ2400)との通信を制御する。
また、電子黒板2は、キャプチャデバイス211、GPU212、ディスプレイコントローラ213、接触センサ214、センサコントローラ215、電子ペンコントローラ216、近距離通信回路219、近距離通信回路219のアンテナ219a、電源スイッチ222及び選択スイッチ類223を備えている。
これらのうち、キャプチャデバイス211は、PC10のディスプレイ508に対して映像情報を静止画または動画として表示させる。GPU(Graphics Processing Unit)212は、グラフィクスを専門に扱う半導体チップである。ディスプレイコントローラ213は、GPU212からの出力画像をディスプレイ220等へ出力するために画面表示の制御及び管理を行う。接触センサ214は、ディスプレイ220上に電子ペン2500やユーザの手H等が接触したことを検知する。センサコントローラ215は、接触センサ214の処理を制御する。接触センサ214は、赤外線遮断方式による座標の入力及び座標の検出を行う。この座標の入力及び座標の検出する方法は、ディスプレイ220の上側両端部に設置された2つ受発光装置が、ディスプレイ220に平行して複数の赤外線を放射し、ディスプレイ253の周囲に設けられた反射部材によって反射されて、受光素子が放射した光の光路と同一の光路上を戻って来る光を受光する方法である。接触センサ214は、物体によって遮断された2つの受発光装置が放射した赤外線のIDをセンサコントローラ215に出力し、センサコントローラ215が、物体の接触位置である座標位置を特定する。電子ペンコントローラ216は、電子ペン2500と通信することで、ディスプレイ220へのペン先のタッチやペン尻のタッチの有無を判断する。近距離通信回路219は、NFC、Bluetooth(登録商標)等の通信回路である。電源スイッチ222は、電子黒板2の電源のON/OFFを切り換えるためのスイッチである。選択スイッチ類223は、例えば、ディスプレイ220の表示の明暗や色合い等を調整するためのスイッチ群である。
更に、電子黒板2は、バスライン210を備えている。バスライン210は、図2に示されているCPU201等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
なお、接触センサ214は、赤外線遮断方式に限らず、静電容量の変化を検知することにより接触位置を特定する静電容量方式のタッチパネル、対向する2つの抵抗膜の電圧変化によって接触位置を特定する抵抗膜方式のタッチパネル、接触物体が表示部に接触することによって生じる電磁誘導を検知して接触位置を特定する電磁誘導方式のタッチパネルなどの種々の検出手段を用いてもよい。また、電子ペンコントローラ216が、電子ペン2500のペン先及びペン尻だけでなく、電子ペン2500のユーザが握る部分や、その他の電子ペンの部分のタッチの有無を判断するようにしてもよい。
<ICカードのハードウェア構成>
図3は、ICカードのハードウェア構成図である。ここでは、非接触型の構成について説明するが、接触型を利用してもよい。図3に示されているように、ICカード3は、ICチップ、及びアンテナコイル330を備えている。更に、ICチップ310は、CPU311、ROM312、RAM313、EEPROM314、アンテナI/F318を備えている。
これらのうち、CPU311は、ICカード3全体の動作を制御する。ROM312は、CPU311の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM313は、CPU311のワークエリアとして使用される。EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)314は、ICカード3用のプログラムや、ICカード3を識別するための端末ID等の各種データを記憶する。アンテナI/F318は、アンテナコイル330を介して、外部装置と行なうデータの送受信を制御する。
更に、ICカード3は、バスライン320を備えている。バスライン320は、図3に示されているCPU311等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
アンテナコイル330は、ICカード3が外部装置の発生する磁界を通過する際に、この磁気を受けて電流を発生するためのコイルである。ICカード3は、この電気を利用することで、ICチップ310が起動し、外部装置のリーダ・ライタと交信し、データの取得や提供が可能になる。
<スマートフォンのハードウェア構成>
図4は、スマートフォンのハードウェア構成図である。図4に示されているように、スマートフォン4は、CPU401、ROM402、RAM403、EEPROM404、CMOSセンサ405、加速度・方位センサ406、メディアI/F408、GPS受信部409を備えている。
これらのうち、CPU401は、スマートフォン4全体の動作を制御する。ROM402は、CPU401やIPL等のCPU401の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM403は、CPU401のワークエリアとして使用される。EEPROM404は、CPU401の制御にしたがって、スマートフォン用プログラム等の各種データの読み出し又は書き込みを行う。CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ405は、CPU401の制御に従って被写体(主に自画像)を撮像し画像データを得る。加速度・方位センサ406は、地磁気を検知する電子磁気コンパスやジャイロコンパス、加速度センサ等の各種センサである。メディアI/F408は、フラッシュメモリ等の記録メディア407に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。GPS受信部409は、GPS衛星からGPS信号を受信する。
また、スマートフォン4は、遠距離通信回路411、カメラ412、撮像素子I/F413、マイク414、スピーカ415、音入出力I/F416、ディスプレイ417、外部機器接続I/F418、近距離通信回路419、近距離通信回路419のアンテナ419a、及びタッチパネル421を備えている。
これらのうち、遠距離通信回路411は、通信ネットワーク100を介して、他の機器と通信する回路である。カメラ412は、CPU401の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。撮像素子I/F413は、カメラ412の駆動を制御する回路である。マイク414は、音声を入力する内蔵型の集音手段の一種である。音入出力I/F416は、CPU401の制御に従ってマイク414及びスピーカ415との間で音信号の入出力を処理する回路である。ディスプレイ417は、被写体の画像や各種アイコン等を表示する液晶や有機ELなどの表示手段の一種である。外部機器接続I/F418は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。近距離通信回路419は、NFCやBluetooth(登録商標)等の通信回路である。タッチパネル421は、利用者がディスプレイ417を押下することで、スマートフォン4を操作する入力手段の一種である。
また、スマートフォン4は、バスライン410を備えている。バスライン410は、図4に示されているCPU401等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
<サーバ、PCのハードウェア構成>
図5は、サーバ、PCのハードウェア構成図である。なお、端末管理サーバ5、ファイル管理サーバ8、及びPC10a,10bは、基本的に同様のハードウェア構成であるため、ここでは、端末管理サーバ5のハードウェア構成について説明する。また、以降の説明では、ファイル管理サーバ8、及びPC10a,10bのハードウェア構成について説明する場合には、図5に示されている各構成を用いて説明する。
端末管理サーバ5は、コンピュータによって構築されており、図5に示されているように、CPU501、ROM502、RAM503、HD504、HDD(Hard Disk Drive)505、記録メディア506、メディアI/F507、ディスプレイ508、ネットワークI/F509、キーボード511、マウス512、CD−ROMドライブ514、及び、バスライン510を備えている。
これらのうち、CPU501は、端末管理サーバ5全体の動作を制御する。ROM502は、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。HD504は、プログラム等の各種データを記憶する。HDD(Hard Disk Drive)505は、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。メディアI/F507は、フラッシュメモリ等の記録メディア506に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。ディスプレイ508は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。ネットワークI/F509は、通信ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。キーボード511は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。マウス512は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。CD−ROMドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。
また、端末管理サーバ5は、バスライン510を備えている。バスライン510は、図5に示されているCPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
<MFPのハードウェア構成>
図6は、MFPのハードウェア構成図である。図6に示されているように、MFP9は、コントローラ910、近距離通信回路920、エンジン制御部930、操作パネル940、ネットワークI/F950を備えている。
これらのうち、コントローラ910は、コンピュータの主要部であるCPU901、システムメモリ(MEM−P)902、ノースブリッジ(NB)903、サウスブリッジ(SB)904、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)906、記憶部であるローカルメモリ(MEM−C)907、HDD908、及び、記憶部であるHD909を有し、NB903とASIC906との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス921で接続した構成となっている。
これらのうち、CPU901は、MFP9の全体制御を行う制御部である。NB903は、CPU901と、MEM−P902、SB904、及びAGPバス921とを接続するためのブリッジであり、MEM−P902に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びAGPターゲットとを有する。
MEM−P902は、コントローラ910の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM902a、プログラムやデータの展開、及びメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いるRAM902bとからなる。なお、RAM902bに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、FD、CD−R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
SB904は、NB903とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。ASIC906は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス921、PCIバス922、HDD908およびMEM−C907をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC906は、PCIターゲットおよびAGPマスタ、ASIC906の中核をなすアービタ(ARB)、MEM−C907を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びに、スキャナ部931及びプリンタ部932との間でPCIバス922を介したデータ転送を行うPCIユニットとからなる。なお、ASIC906には、USB(Universal Serial Bus)のインターフェースや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインターフェースを接続するようにしてもよい。
MEM−C907は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD909は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HD909は、CPU901の制御にしたがってHD909に対するデータの読出又は書込を制御する。AGPバス921は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM−P902に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
また、近距離通信回路920には、近距離通信回路920aが備わっている。近距離通信回路920は、NFC、Bluetooth(登録商標)等の通信回路である。
更に、エンジン制御部930は、スキャナ部931及びプリンタ部932によって構成されている。また、操作パネル940は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、操作者からの入力を受け付けるタッチパネル等のパネル表示部940a、並びに、濃度の設定条件などの画像形成に関する条件の設定値を受け付けるテンキー及びコピー開始指示を受け付けるスタートキー等からなる操作パネル940bを備えている。コントローラ910は、MFP9全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル940からの入力等を制御する。スキャナ部931又はプリンタ部932には、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれている。
なお、MFP9は、操作パネル940のアプリケーション切り替えキーにより、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となる。ドキュメントボックス機能の選択時にはドキュメントボックスモードとなり、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
また、ネットワークI/F950は、通信ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。近距離通信回路920及びネットワークI/F950は、PCIバス922を介して、ASIC906に電気的に接続されている。
<ビデオ会議端末のハードウェア構成>
図7は、本実施形態に係るビデオ会議端末のハードウェア構成図である。図7に示されているように、ビデオ会議端末13は、CPU101、ROM102、RAM103、フラッシュメモリ104、SSD105、メディアI/F107、操作ボタン108、電源スイッチ109、バスライン110、ネットワークI/F111、カメラ112、撮像素子I/F、マイク114、スピーカ115、音入出力I/F116、ディスプレイI/F117、外部機器接続I/F118、近距離通信回路119、近距離通信回路119のアンテナ119aを備えている。これらのうち、CPU101は、ビデオ会議端末13全体の動作を制御する。ROM102は、IPL等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM103は、CPU101のワークエリアとして使用される。フラッシュメモリ104は、通信用プログラム、画像データ、及び音データ等の各種データを記憶する。SSD105は、CPU101の制御にしたがってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、SSDに代えてHDDを用いてもよい。メディアI/F107は、フラッシュメモリ等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。操作ボタン108は、ビデオ会議端末13の宛先を選択する場合などに操作されるボタンである。電源スイッチ109は、ビデオ会議端末13の電源のON/OFFを切り換えるためのスイッチである。
また、ネットワークI/F111は、インターネット等の通信ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。カメラ112は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。撮像素子I/F113は、カメラ112の駆動を制御する回路である。マイク114は、音声を入力する内蔵型の集音手段の一種である。音入出力I/F116は、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音信号の入出力を処理する回路である。ディスプレイI/F117は、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ120に画像データを送信する回路である。外部機器接続I/F118は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。近距離通信回路119は、NFC、Bluetooth(登録商標)等の通信回路である。
また、バスライン110は、図2に示されているCPU101等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
ディスプレイ120は、被写体の画像や操作用アイコン等を表示する液晶や有機ELによって構成された表示手段の一種である。また、ディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F117に接続される。このケーブル120cは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよいし、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよいし、(High-Definition Multimedia Interface)(登録商標)やDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。
なお、カメラ112は、レンズや、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含み、固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。外部機器接続I/F118には、USBケーブル等によって、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカ等の外部機器がそれぞれ接続可能である。外付けカメラが接続された場合には、CPU101の制御に従って、内蔵型のカメラ112に優先して、外付けカメラが駆動する。同じく、外付けマイクが接続された場合や、外付けスピーカが接続された場合には、CPU101の制御に従って、それぞれが内蔵型のマイク114や内蔵型のスピーカ115に優先して、外付けマイクや外付けスピーカが駆動する。
また、記録メディア106は、ビデオ会議端末13に対して着脱自在な構成となっている。また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ104に限らず、EEPROM等を用いてもよい。
<<電子黒板の画面例>>
図8を用いて、電子黒板2の画面例について説明する。図8は、電子黒板のディスプレイに表示された画面例である。電子黒板2はディスプレイ220上に、図8(A)に示されているような描画画面230を表示させる。この描画画面230には、利用者によって電子ペン2500等で描画された画像像が表示される。また、描画画面230の右下部には、「メニュー」ボタン231及び「終了」ボタン239eが表示されている。「メニュー」ボタン231は、電子黒板2の各種機能を実行する際に、利用者によって押下されるボタンである。「終了」ボタン239eは、利用者がログアウトして画面表示を行なわないようにする際に、利用者によって押下されるボタンである。ここで、利用者が電子ペン2500等により、「メニュー」ボタン231を押下すると、電子黒板2は、図8(B)に示されているように、描画画面230上に、各種機能を選択するためのメニュー選択画面232を表示させる。
メニュー選択画面232は、図8(B)に示されているように、「読み込み」ボタン234、「保存」ボタン235、「印刷」ボタン236、「メール送信」ボタン237、及び「QRコード(登録商標)」ボタン239が表示されている。
これらのうち、「読み込み」ボタン234は、電子黒板2が、既に描画されてSSD204に保存されている描画像の電子ファイルデータを読み込んで、ディスプレイ220上に表示させるためのボタンである。「保存」ボタン235は、電子黒板2が、利用者によって描画された描画像を電子ファイルデータとしてSSD204に保存するためのボタンである。「印刷」ボタン236は、電子黒板2が描画画面230に表示されている描画像を、MFP9等で印刷させるためのボタンである。「メール送信」ボタン237は、電子黒板2が利用者のPC等に対して、描画画面230に表示されている描画像を描画像データとして電子メールに添付して送信するためのボタンである。「QRコード(登録商標)」ボタン239は、電子黒板2がディスプレイ220上に自装置を識別するための装置IDを表すQRコード(登録商標)を表示するためのボタンである。
利用者が電子ペン2500等により、「終了」ボタン239eを押下すると、電子黒板2は、図8(C)に示されているように、描画画面230上に、ログアウトして表示を終了するための終了画面238を表示させる。
終了画面238は、図8(C)に示されているように、「共有フォルダに一次保存して終了」ボタン238a、「終了」ボタン238b、及び「キャンセル」ボタン238cが表示されている。
これらのうち、「共有フォルダに一次保存して終了」ボタン238aは、描画像データを一次保存するとともにログアウト及び表示の終了を行なうためのボタンである。「終了」ボタン238bは、そのままログアウト及び表示の終了を行なうためのボタンである。即ち、次にログインした場合には、描画像データは表示されない。「キャンセル」ボタン238cは、終了画面の表示を止めて、図8(A)に示されている元の描画画面230に戻るためのボタンである。
なお、上記各IDは、識別情報の一例である。即ち、装置IDは、装置識別情報の一例である。端末IDは、端末識別情報の一例である。利用者IDは、利用者識別情報の一例である。また、装置識別情報及び端末識別情報には、製造番号も含まれる。また、利用者識別情報には、社員番号、運転免許書番号、日本の社会保障・税番号制度におけるマイナンバー等が含まれる。
また、上記各プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。記録媒体の例として、CD−R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク、SDカード等が挙げられる。また、記録媒体は、プログラム製品(Program Product)として、国内又は国外へ提供されることができる。
更に、各サーバ5,6,7,8は、それぞれ単一のコンピュータによって構築されてもよいし、各部(機能、手段、又は記憶部)を分割して任意に割り当てられた複数のコンピュータによって構築されていてもよい。
<<通信システムの機能構成>>
続いて、図9及び図10を用いて、本実施形態の機能構成について説明する。図9は、通信システムの機能ブロック図である。なお、図9では、図1に示されている各端末、装置、サーバのうち、後述の処理または動作に関連しているものが示されている。
<電子黒板の機能構成>
図9に示されているように、電子黒板2は、送受信部21、受付部22、画像・音処理部23、表示制御部24、判断部25、作成部26b、作成部26a、設定部27、取得・提供部28、記憶・読出処理部29を有している。これら各部は、図2に示されている各構成要素のいずれかが、SSD204からRAM203上に展開された電子黒板用プログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能、又は機能する手段である。また、電子黒板2は、図2に示されているRAM203及びSSD204によって構築される記憶部2000を有している。
(電子黒板の各機能構成)
次に、電子黒板2の各構成要素について説明する。送受信部21は、図2に示されているCPU201からの命令、並びにネットワークI/F205及び外部機器接続I/F206によって実現され、通信ネットワーク100を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
受付部22は、主に、図2に示されているCPU201からの命令、並びに接触センサ214及び電子ペンコントローラ216によって実現され、利用者による各種入力を受け付ける。
画像・音処理部23は、図2に示されているCPU201からの命令によって実現され、カメラ2400が被写体を撮像して得た画像データに対して画像処理を行なう。また、画像・音処理部23は、マイク2200によって利用者の音声が音声信号に変換された後、この音声信号に係る音データに対して音声処理を行なう。更に、画像・音処理部23は、音データに係る音声信号をスピーカ2300に出力し、スピーカ2300から音声を出力させる。また、画像・音処理部23は、利用者によって電子ペン2500や手Hでディスプレイ220上に描画されることで得た描画像データを座標データに変換する処理を行なう。例えば、電子黒板2xが、他の拠点の電子黒板2yに座標データを送信すると、電子黒板2yは、座標データに基づいて他の電子黒板2y側のディスプレイ220上に同じ内容の描画を表示する。
表示制御部24は、図2に示されているCPU201からの命令、及び図2に示されているディスプレイコントローラ213によって実現され、ディスプレイ220に描画像を表示させる。
判断部25は、図2に示されているCPU201からの命令によって実現され、ICカード3やスマートフォン4から、端末IDを取得したかの判断等を行なう。
また、作成部26aは、図2に示されているCPU201からの命令によって実現され、利用者による描画によって得られたビットマップ形式の描画像データから、PDF形式の画像データを作成する。また、作成部26bは、図2に示されているCPU201からの命令によって実現され、利用者による描画によって得られたビットマップ形式の描画像データから、RPCS形式の画像データを作成する。なお、RPCS形式だけでなく、PDL形式、又はPS形式であてもよい。
設定部27は、図2に示されているCPU201からの命令によって実現され、例えば、電子メールの送信元及び送信先の設定や、印刷データの印刷者名の設定を行なう。
取得・提供部28は、図2に示されているCPU201からの命令、及び近距離通信回路219及びアンテナ219aによって実行され、ICカード3又はスマートフォン4との間で、近距離通信により、データの取得及び提供を行なう。
記憶・読出処理部29は、図2に示されているCPU201からの命令及びSSD204によって実行され、記憶部2000又は記録媒体2100に各種データを記憶したり、記憶部2000又は記録媒体2100に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。更に、記憶部2000には、他の電子黒板やビデオ会議端末との通信を行う際に受信される画像データ及び音データが、受信される度に上書き記憶される。このうち、上書きされる前の画像データによってディスプレイ220に画像が表示され、上書きされる前の音データによってスピーカ2300から音声が出力される。記録媒体2100は、図2に示されているUSBメモリ2600によって実現される。
<ICカードの機能構成>
図9に示されているように、ICカード3は、取得・提供部38、記憶・読出処理部39を有している。これら各部は、図2に示されている各構成要素のいずれかが、EEPROM314からRAM313上に展開されたICカード用プログラムに従ったCPU311からの命令によって動作することで実現される機能、又は機能する手段である。また、ICカード3は、図3に示されているRAM313及びEEPROM314によって構築される記憶部3000を有している。
(ICカードの各機能構成)
次に、ICカード3の各構成要素について説明する。取得・提供部38は、図3に示されているCPU311からの命令、アンテナコイル330によって実行され、電子黒板2との間で、近距離通信により、データの取得及び提供を行なう。
記憶・読出処理部39は、図3に示されているCPU311からの命令によって実行され、記憶部3000に各種データを記憶したり、記憶部3000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。更に、記憶部3000には、専有端末の一例としてのICカードを識別するための端末IDが記憶されている。
<スマートフォンの機能構成>
図9に示されているように、スマートフォン4は、取得・提供部48、記憶・読出処理部49を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、EEPROM404からRAM403上に展開されたスマートフォン用プログラムに従ったCPU401からの命令によって動作することで実現される機能、又は機能する手段である。また、スマートフォン4は、図4に示されているRAM403及びEEPROM404によって構築される記憶部4000を有している。
(スマートフォンの各機能構成)
次に、スマートフォン4の各構成要素について説明する。取得・提供部48は、図4に示されているCPU401からの命令、近距離通信回路419、アンテナ419aによって実行され、電子黒板2との間で、近距離通信により、データの取得及び提供を行なう。
記憶・読出処理部49は、図4に示されているCPU401からの命令によって実行され、記憶部4000に各種データを記憶したり、記憶部4000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。なお、記憶部4000には、専有端末の一例としてのスマートフォン4を識別するための端末IDが記憶されている。
<端末管理サーバの機能構成>
端末管理サーバ5は、送受信部51、認証部52、及び記憶・読出処理部59を有している。これら各部は、図5に示されている各構成要素のいずれかが、HD504からRAM503上に展開された端末管理用プログラムに従ったCPU501からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。また、端末管理サーバ5は、図5に示されているHD504により構築される記憶部5000を有している。
(端末管理テーブル)
図10(A)は、端末管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図10(A)に示されているような端末管理テーブルによって構成されている端末管理DB5001が構築されている。この端末管理テーブルでは、端末管理サーバ5によって管理される全ての専有端末(ICカード3、スマートフォン4)を識別するための各端末IDに対して、各専有端末の所有者である利用者を識別するための利用者ID、及び利用者名が関連付けられて管理される。
(端末管理サーバの各機能構成)
次に、端末管理サーバ5の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、端末管理サーバ5の各機能構成を説明するにあたって、図5に示されている各構成要素のうち、端末管理サーバ5の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
図9に示されている端末管理サーバ5の送受信部51は、図5に示されているCPU501からの命令、及び図5に示されているネットワークI/F509によって実現され、通信ネットワーク100を介して他の端末、装置、又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
認証部52は、図5に示されているCPU501からの命令によって実現され、電子黒板2から送られて来る端末IDが、予め登録されている利用者の専有端末(ICカード3、スマートフォン4)であるかを判断する。
記憶・読出処理部59は、図5に示されているCPU501からの命令、及び図5に示されているHDD505によって実現され、記憶部5000に各種データを記憶したり、記憶部5000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。
<ファイル管理サーバの機能構成>
ファイル管理サーバ8は、送受信部81、及び記憶・読出処理部89を有している。これら各部は、図9に示されている各構成要素のいずれかが、HD504からRAM503上に展開されたフォルダ管理用プログラムに従ったCPU501からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。また、ファイル管理サーバ8は、図5に示されているHD504により構築される記憶部8000を有している。
(フォルダ管理テーブル)
図10(B)は、フォルダ管理テーブルを示す概念図である。記憶部8000には、図10(B)に示されているようなフォルダ管理テーブルによって構成されているフォルダ管理DB8001が構築されている。このフォルダ管理テーブルでは、ファイル管理サーバ8によって管理される全ての利用者を識別するための各利用者IDに対して、各利用者の専有の電子フォルダのフォルダ名が関連付けられて管理される。
(ファイル管理サーバの各機能構成)
次に、ファイル管理サーバ8の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、ファイル管理サーバ8の各機能構成を説明するにあたって、図5に示されている各構成要素のうち、ファイル管理サーバ8の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
図9に示されているファイル管理サーバ8の送受信部81は、図5に示されているCPU501からの命令、及び図5に示されているネットワークI/F509によって実現され、通信ネットワーク100を介して他の端末、装置、又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
記憶・読出処理部89は、図5に示されているCPU501からの命令、及び図5に示されているHDD505によって実現され、記憶部8000に各種データを記憶したり、記憶部8000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。
<<実施形態の処理または動作>>
以降、各実施形態の処理または動作について説明する。ここでは、図1において、ある会議室で利用者A,Bが電子黒板2xを利用して会議している場合であって、利用者Aがログイン処理して、利用者A又は利用者Bが、自己の電子ファイルデータを読み込む(読み出す)場合等について説明する。なお、以降、各種要求、及び各種結果は、それぞれデータ(情報)として送受信される。
<ログイン処理>
まずは、図11至図14を用いて、利用者Aが電子黒板2xに対して行なうログイン処理について説明する。図11は、ログイン処理を示したシーケンス図である。図12は、電子黒板のディスプレイに表示された画面例である。図13は、利用者が電子黒板を利用する状態を示したイメージ図である。
図13に示されているように、利用者Aは電子黒板2xの電源スイッチ222を押下すると、表示制御部24が、図12(A)に示されているように、ディスプレイ220上にログイン画面170を表示する(ステップS11)。次に、図13に示されているように、利用者Aが、電子黒板2xの近距離通信部221に、自己のICカード3を近接する(かざす)と、電子黒板2xの取得・提供部28が、ICカード3の取得・提供部38からICカードの端末IDを取得する(ステップS12)。そして、電子黒板2xの送受信部21は、端末管理サーバ5に対して、ログイン認証の要求を送信する(ステップS13)。このログイン認証の要求には、ステップS12によって取得された端末IDが含まれている。これにより、端末管理サーバ5の送受信部51は、ログイン認証の要求を受信する。
次に、端末管理サーバ5の認証部52は、端末IDを利用してICカード3のログイン認証を行なう(ステップS14)。具体的には、記憶・読出処理部59は、ステップS13によって受信された端末IDを検索キーとして、端末管理テーブル(図10(A)参照)において、端末IDに対応する利用者IDを検索する。対応する利用者IDがある場合には、認証部52は、正当なICカード(端末ID)であると判断する。対応する利用者IDがない場合には、認証部52は、正当なICカード(端末ID)ではないと判断する。
次に、端末管理サーバ5の送受信部51は、電子黒板2xに対して、認証結果を送信する(ステップS15)。認証部52が正当なICカードであると判断した場合には、認証結果に、正当である旨を示す情報、利用者ID及び利用者名が含まれている。また、認証部52が正当なICカードでないと判断した場合には、認証結果に、正当でない旨を示す情報が含まれている。これにより、電子黒板2xの送受信部21は、認証結果を受信する。
次に、電子黒板2xは、認証結果に基づく処理を行なう(ステップS16)。ここで、図14を用いて、ステップS16の認証結果に基づく処理について詳細に説明する。図14は、ログインする場合の認証結果に基づく処理示すフローチャートである。
図14に示されているように、判断部25は、ステップS15によって受信された認証結果が正当である旨を示す情報であるか(即ち、ステップS13によって送信された端末IDが正当であるか)を判断する(ステップS16−1)。そして、判断部25が正当である旨を示す情報でないと判断した場合、即ちログインに失敗したと判断した場合には(NO)、表示制御部24が、ディスプレイ220上に、図12(B)に示されているように、エラー画面180を表示する(ステップS16−2)。また、判断部25が正当である旨を示す情報であると判断した場合、即ちログインに成功したと判断した場合には(YES)、ステップS17の処理に進む。以降、正当である場合に関して、説明を続ける。
電子黒板2xの送受信部21は、ファイル管理サーバ8に対して、電子ファイルデータの要求を送信する(ステップS17)。この要求には、上記ステップS15によって受信された利用者IDが含まれている。これにより、ファイル管理サーバ8の送受信部81は、電子ファイルデータの要求を受信する。
次に、ファイル管理サーバ8では、記憶・読出処理部89が、ステップS17によって受信された利用者IDを検索キーとして、フォルダ管理テーブル(図10(B)参照)を検索することにより、対応する電子フォルダ名を読み出す(ステップS18)。更に、記憶・読出処理部89が、ステップS18で読み出した電子フォルダ名に係る電子フォルダに保存(格納)されている全ての電子ファイルデータを、記憶部8000から読み出す(ステップS19)。そして、送受信部81は、電子黒板2xに対して要求結果である全ての電子ファイルデータを送信する(ステップS20)。これにより、電子黒板2xの送受信部21は、要求結果を受信する。
次に、電子黒板2xの記憶・読出処理部2は、記憶部2000の利用者A専有の電子フォルダに、ステップS20で受信された全ての電子ファイルデータを記憶する(ステップS12)。この際、記憶部2000に記憶されている利用者Aの電子フォルダ名には、上記ステップS15によって受信された利用者名が含まれる。但し、電子ファイルデータは、利用者Aによって読み出される(読み込まれる)までは、ディスプレイ220に表示されない。
次に、表示制御部24は、ディスプレイ220上に、図12(C)に示されているように、「ようこそ、Katoさん」等の描画を開始することができる旨を示すティッカー(Ticker)による表示を行なう。この「Kato」の文字は、ステップS15によって受信された利用者名が利用されている。以上によって、利用者A,Bは、電子黒板2xに描画を行なうことができる。
<電子ファイルデータの読み込み処理>
まず、図15及び図16を用いて、電子ファイルデータの読み込み処理を説明する。図15は、電子ファイルデータの読み込み処理を示すフローチャートである。図16は、電子黒板のディスプレイに表示された画面例である。
ログインした利用者A(Kato)が、図8(B)に示されている「読み込み」ボタン232を押下すると、受付部22は、読み込み時のフォルダ選択画面240の表示を受け付ける(ステップS31)。そして、表示制御部24は、ディスプレイ220に、図16(A)に示されているようなフォルダ選択画面240を表示する(ステップS32)。このフォルダ選択画面240には、「USBメモリ」ボタン241、「一次保存する共有フォルダ」ボタン242、「Aさんの専有フォルダ」ボタン243aが表示されている。これらのうち、「USBメモリ」ボタン241は、図2に示されているUSBメモリ2600からファイルデータを読み込む(読み出す)ためのボタンである。「一次保存する共有フォルダ」ボタン242は、図8(C)に示されている「共有フォルダに一次保存して終了」ボタン238aが押下された後に、記憶部2000の共有フォルダに一時的に保存されたファイルデータを読み込む(読み出す)ためのボタンである。「Katoさんの専有フォルダ」ボタン243aは、ファイル管理サーバ8の記憶部8000に記憶されている利用者A(Katoさん)の専有のフォルダからファイルデータを読み込む(読み出す)ためのボタンである。この「Kato」の表示については、表示制御部24は、ステップS15(図11参照)で端末管理サーバ5から送信された利用者名を用いている。このように、読み込み時のフォルダ選択画面240を表示させた場合には、デフォルトで、ログインした利用者Aの利用者名が示されたボタン243aが表示される。なお、フォルダ選択画面240(図16(A),(C)参照)の下部には、各フォルダ241,242,243a(243b)が選択された後に、この選択を確定するための「OK」ボタン246、この選択を取り止めるための「キャンセル」ボタン249が表示されている。
次に、判断部25は、読み込み時のフォルダ選択画面240が表示されている場合に、取得・提供部28がICカード3等の専有端末から、端末IDを取得したかを判断する(ステップS33)。ここで、ログインしていない利用者B(Jim)が、自己のスマートフォン4を、図15に示されている電子黒板2の近距離通信部221に近接させる場合について、続けて説明する。この場合、ステップS33において、判断部25が、端末IDを取得したと判断すると(YES)、図11に示されているステップS13〜S21と同様の処理が実行される。なお、この場合、ステップS113では、ログイン認証の要求ではなく、スマートフォン4である専有端末の認証の要求である。これにより、端末管理サーバ5によって専有端末が正当であると判断され(ステップS14参照)、端末管理サーバ5から利用者Bの利用者名(Jim)が送信された場合には、電子黒板2xの表示制御部24は、図16(C)に示されているように、「Katoさんの専有フォルダ」ボタン243aに代えて、「Jimさんの専有フォルダ」ボタン243bを表示する。また、ステップS20により、ファイル管理サーバ7から利用者Bのファイルデータも送られて、ステップS21により、電子黒板2xの記憶部2000に記憶されている。これにより、利用者Bは、自己のファイルデータをディスプレイ220に表示し易い状態になった。
次に、利用者Bが、図16(C)に示されているフォルダ選択画面240で、「Jimさんの専有フォルダ」ボタン243bを押下することで選択し、「OK」ボタン247を押下すると、受付部22は、フォルダの選択を受け付ける(ステップS35)。これにより、表示制御部24は、図16(D)に示されているように、読み込み時のファイル選択画面245を表示する(ステップS36)。このファイル選択画面245には、利用者Bの専有フォルダに保存されている電子のファイルデータのファイル名243b1,243b2が表示されている。なお、ファイル選択画面245(図16(B),(D)参照)の下部には、各ファイル名243a1(243b1),243a(243b2)が選択された後に、この選択を確定するための「OK」ボタン247、この選択を取り止めるための「キャンセル」ボタン249が表示されている。
次に、利用者Bが、図16(D)に示されているファイル選択画面245において、所望のファイル名を押下して選択した後、「OK」ボタン247を押下すると、受付部22は、読み込む対象となる電子ファイルの選択を受け付ける(ステップS37)。これにより、記憶・読出処理部29は、記憶部2000から、ステップS37によって受け付けられた電子ファイルに係るファイルデータを読み込む(読み出す)(ステップS38)。そして、表示制御部24は、ディスプレイ220にファイルデータの内容である画像を表示させる(ステップ39)。
一方、ステップS32で、表示制御部24が、ディスプレイ220に、図16(A)に示されているようなフォルダ選択画面240を表示している状態で、ログインしていない利用者B(Jim)が、自己のスマートフォン4を、図15に示されている電子黒板2の近距離通信部221に近接しないまま、利用者Aが、図16(A)に示されている「Katoさんの専有フォルダ」ボタン243aを押下することで選択し、「OK」ボタン247を押下した場合、ステップS33,NOの処理から、ステップS35〜S39の処理が行なわれる。なお、この場合、ステップS36では、図16(B)に示されているファイル選択画面245が表示される。この場合も、ファイル選択画面245には、利用者Aの専有フォルダに保存されている電子のファイルデータのファイル名243a1,243a2が表示されている。
以上により、電子ファイルデータの読み込みの処理が終了する。
<電子ファイルデータの保存処理>
次に、図17及び図18を用いて、電子ファイルデータの保存処理を説明する。図17は、電子ファイルデータの保存処理を示すフローチャートである。図18は、電子黒板のディスプレイに表示された画面例である。
ログインした利用者A(Kato)が、図8(B)に示されている「保存」ボタン235を押下すると、受付部22は、保存時のフォルダ選択画面250の表示を受け付ける(ステップS51)。
そして、表示制御部24は、ディスプレイ220に、図18(A)に示されているようなフォルダ選択画面250を表示する(ステップS52)。このフォルダ選択画面250には、「USBメモリ」ボタン251、「一次保存する共有フォルダ」ボタン252、「Katoさんの専有フォルダ」ボタン253aが表示されている。
これらのうち、「USBメモリ」ボタン251は、図2に示されているUSBメモリ2600にファイルデータを保存する(書き出す)ためのボタンである。「一次保存する共有フォルダ」ボタン252は、図8(C)に示されている「共有フォルダに一次保存して終了」ボタン238aが押下された後に、記憶部2000の共有フォルダに一時的にファイルデータを保存する場合と同様の処理を実行するためのボタンである。「Katoさんの専有フォルダ」ボタン253aは、ファイル管理サーバ8の記憶部8000に記憶されている利用者A(Katoさん)の専有のフォルダに対して、ファイルデータを送信して保存するためのボタンである。この「Kato」の表示については、表示制御部24は、ステップS15(図11参照)で端末管理サーバ5から送信された利用者名を用いている。
このように、保存時のフォルダ選択画面250を表示させた場合には、デフォルトで、ログインした利用者Aの利用者名が示されたボタン253aが表示される。なお、フォルダ選択画面250(図18(A),(B)参照)の下部には、各ボタン251,252,253a(253b)が選択された後に、この選択を確定するための「OK」ボタン257、この選択を取り止めるための「キャンセル」ボタン259が表示されている。
次に、判断部25は、保存時のフォルダ選択画面250が表示されている場合に、取得・提供部28がICカード3等の専有端末から、端末IDを取得したかを判断する(ステップS53)。ここで、ログインしていない利用者B(Jim)が、自己のスマートフォン4を、図15に示されている電子黒板2の近距離通信部221に近接させる場合について、続けて説明する。この場合、ステップS53において、判断部25が、端末IDを取得したと判断すると(YES)、図11に示されているステップS13〜S15と同様の処理が実行される。なお、この場合、ステップS13では、ログイン認証の要求ではなく、スマートフォン4である専有端末の認証の要求である。これにより、端末管理サーバ5によって専有端末が正当であると判断され(ステップS14参照)、端末管理サーバ5から利用者Bの利用者名(Jim)が送信された場合には、電子黒板2xの表示制御部24は、図18(B)に示されているように、「Katoさんの専有フォルダ」ボタン253aに替えて、「Jimさんの専有フォルダ」ボタン253bを表示する。これにより、利用者Bは、ファイルデータを自己の専有フォルダに保存し易い状態になった。
次に、利用者Bが、図16(B)に示されているフォルダ選択画面250で、3つのボタン251,252,253bのうち、ファイルデータを保存したい場所を示すボタンを選択し、「OK」ボタン257を押下すると、受付部22は、フォルダの選択を受け付ける(ステップS55)。
次に、判断部25は、「Jimさんの専有フォルダ」ボタン253bが押下されたか、即ち、専有フォルダへの保存が選択されたかを判断する(ステップS56)。ここで、判断部25が、専有フォルダへの保存が選択されたと判断した場合には(YES)、更に、受付部22は、保存対象のファイルデータを受け付ける(ステップS57)。
次に、送受信部21は、ファイル管理サーバ8に対して、保存対象のファイルデータを送信する(ステップS58)。この場合、送受信部21は、利用者B(Jim)の利用者IDも送信する。これにより、ファイル管理サーバ8は、ファイルデータと利用者Bの利用者IDを受信する。そして、ファイル管理サーバ8では、記憶・読出処理部89が、フォルダ管理テーブル(図10(A)参照)で管理されている利用者Bの利用者IDに対応するフォルダ名のフォルダに対して、保存対象のファイルデータを保存する(ステップS59)。
一方、上記ステップS56において、判断部25が、専有フォルダへの保存が選択されなかったと判断した場合には(NO)、更に、「一次保存する共有フォルダ」ボタン252が押下されたか、即ち、一時保存する共有フォルダへの保存が選択されたかを判断する(ステップS60)。ここで、判断部25が、一時保存する共有フォルダへの保存が選択されたと判断した場合には(YES)、更に、受付部22は、保存対象のファイルデータを受け付ける(ステップS61)。そして、記憶・読出処理部29が、記憶部2000に格納されている共有フォルダに対して、保存対象のファイルデータを保存する(ステップS62)。
一方、上記ステップS60において、判断部25が、「USBメモリ」ボタン251が押下された、即ち、一時保存する共有フォルダへの保存が選択されなかったと判断した場合には(YES)、更に、受付部22は、保存対象のファイルデータを受け付ける(ステップS63)。そして、記憶・読出処理部29が、記録媒体2100に格納されている所定のファイルに対して、保存対象のファイルデータを保存する(ステップS64)。
なお、ファイル保存時のファイル名は電子黒板2xが生成するため、利用者がファイル名を入力しなくてもよい。このときのファイル名は、電子黒板2xが内蔵している電子時計から日時を取得し、たとえば”iwb-yyyymmdd-HHMMSS.pdf”というファイル名を生成することにより実現できる。ここで、yyyy, mm, dd, HH, MM, SSは、それぞれ日時取得時の西暦年、月、日、時、分、秒を示す。ステップS58では、ファイルデータとともにこのファイル名も送信される。
以上により、電子ファイルデータの保存の処理が終了する。
<<実施形態の主な効果>>
以上説明したように、本実施形態によれば、利用者Aのログイン処理(S11〜S16)に連動して自動的にファイル管理サーバ8から自己の専有フォルダ内の電子ファイルデータを取得する(S17〜S20)。これにより。ファイル管理サーバ8から所望の電子ファイルデータを取得する作業に手間が掛かることで会議や授業等の時間が短くなる、ということを防止することができるという効果を奏する。
また、利用者Aのログイン処理(S11〜S15)に連動して自動的にファイル管理サーバ8に格納されている自己の専有フォルダのボタン253aが表示される。これにより、ファイル管理サーバ8に所望の電子ファイルデータを保存する作業に手間が掛かることで会議や授業等の時間が短くなる、ということを防止することができるという効果を奏する。
〔補足〕
上述のファイルデータには、ストロークデータが含まれる。このストロークデータは、利用者によって電子ペン2500や手Hでディスプレイ220上に描画された描画データから変換されたデータである。ストロークデータは、1つのストロークの書き始めの時刻を示す開始時刻、1つのストロークの書き終わりの時刻を示す終了時刻、ストロークの色、ストロークの幅、及び、ストロークの通過点の配列を識別するための座標配列を示している。よって、イメージデータの状態ではなく、ストロークデータの状態で保存することで、読み出した後でも、続けてストロークデータの編集を行なうことができる。
また、図16(C)及び図18(B)では、ボタン243a,253aに替えて、ボタン243b,253bを表示しているが、ボタン243a,253aに加えて、ボタン243b,253bを表示してもよい。この場合、「キャンセル」ボタン249,259が押下されると、元の図16(A)及び図18(A)の画面に戻るようにしてもよい。
また、上記実施形態では、図17を用い、共有端末が電子黒板2xの場合の電子ファイルデータの保存処理について説明したが、これに限るものではない。例えば、共有端末が、インクペンで描画された描画像をスキャンする移動式の大型スキャナが取り付けられた白板(ホワイトボード)であってもよい。この場合、白板は、USBメモリ2600、共有フォルダ又は専有フォルダに対して、移動式のスキャナによって読み取れた描画像のファイルデータを保存する。
1 通信システム
2x 電子黒板(共有端末の一例)
2y 電子黒板(共有端末の一例)
3 ICカード(専有端末の一例)
4 スマートフォン(専有端末の一例)
5 端末管理サーバ
8 ファイル管理サーバ
11a PC(個人端末の一例)
11 PC(個人端末の一例)
12 MFP(印刷装置の一例)
13 ビデオ会議端末
21 送受信部(送信手段の一例、受信手段の一例)
22 受付部(受付手段の一例)
23 画像・音処理部
24 表示制御部(表示制御手段の一例)
25 判断部
26a 作成部(第1の作成手段の一例)
26b 作成部(第2の作成手段の一例)
28 取得・提供部(取得手段の一例)
29 記憶・読出処理部
51 送受信部
52 認証部
59 記憶・読出処理部
81 送受信部
89 記憶・読出処理部
5001 端末管理DB
8001 フォルダ管理DB
100 通信ネットワーク
特開2001−292266号公報

Claims (11)

  1. 複数の利用者が閲覧可能な画像を表示する共有端末であって、
    第1の利用者の第1の専有端末から、当該第1の専有端末を識別するための第1の端末識別情報を取得する取得手段と、
    所定の専有端末を識別するための所定の端末識別情報、及び当該所定の利用者識別情報で示される所定の利用者の所定の利用者名を関連付けて管理する前記端末管理サーバに対して、前記取得手段によって取得された前記第1の端末識別情報と共に第1のログイン認証の要求を送信する送信手段と、
    前記送信手段による前記第1の端末識別情報の送信に基づいて、前記端末管理サーバが前記第1の端末識別情報を管理しているかを判断することで第1のログイン認証し、ログインに成功した場合に、前記端末管理サーバによって送信された、前記第1の利用者の第1の利用者名を受信する受信手段と、
    新たな電子ファイルデータの保存先を選択する際に、前記第1の利用者名の専有フォルダを選択可能に表示する表示制御手段と、
    を有することを特徴とする共有端末。
  2. 前記第1のログイン認証によってログインに成功した場合に、前記受信手段は、前記所定の端末識別情報、前記所定の利用者識別情報、及び当該所定の利用者識別情報で示される所定の利用者の所定の利用者名を関連付けて管理している前記端末管理サーバによって送信された、前記第1の利用者を識別するための第1の利用者識別情報を受信し、
    前記第1の利用者名の専有フォルダの選択、及び当該第1の利用者名の専有フォルダに対する第1の電子ファイルデータの保存を受け付ける受付手段を有し、
    前記送信手段は、前記所定の利用者識別情報、及び所定の利用者の所定の電子ファイルデータが保存される専有フォルダの所定のフォルダ名を関連付けて管理するファイル管理サーバに対して、前記受付手段によって選択が受け付けられた前記専有フォルダに係る第1の利用者名に関連付けられている第1の利用者識別情報、及び前記受付手段によって保存が受け付けられた前記第1の電子ファイルデータを送信することを特徴とする請求項1に記載の共有端末。
  3. 前記電子ファイルデータの保存先を選択する場合であって、表示制御手段が、前記第1の利用者名の専有フォルダを選択可能に表示したときに、前記取得手段が、第2の利用者の第2の専有端末から、当該第2の専有端末を識別するための第2の端末識別情報を取得すると、前記送信手段は、前記端末管理サーバに対して、前記取得手段によって取得された前記第2の端末識別情報と共に前記第2の専有端末の認証の要求を送信し、
    前記受信手段は、前記送信手段による前記第2の端末識別情報の送信に基づいて、前記端末管理サーバが前記第2の端末識別情報を管理しているかを判断することで第2のログイン認証し、ログインに成功した場合に、前記端末管理サーバによって送信された、前記第2の利用者の第2の利用者名を受信し、
    前記表示制御手段は、前記第2の利用者名の専有フォルダを選択可能に表示すること
    を特徴とする請求項2に記載の共有端末。
  4. 前記第2のログイン認証によってログインに成功した場合に、前記受信手段は、前記端末管理サーバによって送信された、前記第2の利用者を識別するための第2の利用者識別情報を受信し、
    前記受付手段は、前記第2の利用者名の専有フォルダの選択、及び当該第2の利用者名の専有フォルダに対する第2の電子ファイルデータの保存を受け付け、
    前記送信手段は、前記ファイル管理サーバに対して、前記受付手段によって選択が受け付けられた前記専有フォルダに係る第2の利用者名に関連付けられている第2の利用者識別情報、及び前記受付手段によって保存が受け付けられた前記第2の電子ファイルデータを送信することを特徴とする請求項3に記載の共有端末。
  5. 前記表示制御手段は、第1の利用者名の専有フォルダとともに、第2の利用者名の専有フォルダを表示することを特徴とする請求項3又は4に記載の共有端末。
  6. 前記表示制御手段は、第1の利用者名の専有フォルダに替えて、第2の利用者名の専有フォルダを表示することを特徴とする請求項3又は4に記載の共有端末。
  7. 前記共有端末は、電子黒板である請求項1乃至6のいずれか一項に記載の共有端末。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の共有端末と、
    前記端末管理サーバと、
    を有することを特徴とする通信システム。
  9. 請求項8に記載の通信システムは、前記ファイル管理サーバを有することを特徴とする通信システム。
  10. 複数の利用者が閲覧可能な画像を表示する共有端末が実行する通信方法であって、
    第1の利用者の第1の専有端末から、当該第1の専有端末を識別するための第1の端末識別情報を取得する取得ステップと、
    所定の専有端末を識別するための所定の端末識別情報、及び当該所定の利用者識別情報で示される所定の利用者の所定の利用者名を関連付けて管理する前記端末管理サーバに対して、前記取得ステップによって取得された前記第1の端末識別情報と共に第1のログイン認証の要求を送信する送信ステップと、
    前記送信ステップによる前記第1の端末識別情報の送信に基づいて、前記端末管理サーバが前記第1の端末識別情報を管理しているかを判断することで第1のログイン認証し、ログインに成功した場合に、前記端末管理サーバによって送信された、前記第1の利用者の第1の利用者名を受信する受信ステップと、
    新たな電子ファイルデータの保存先を選択する際に、前記第1の利用者名の専有フォルダを選択可能に表示する表示制御ステップと、
    を含むことを特徴とする通信方法。
  11. コンピュータに、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の各手段を実現させるためのプログラム。
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