JP7147334B2 - 共有端末、通信システム、表示方法、及びプログラム - Google Patents

共有端末、通信システム、表示方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本開示内容は、共有端末、通信システム、表示方法、及びプログラムに関する。
近年、企業の会議室や教育機関の教室等の部屋に、複数の利用者が共有することができる電子黒板が設置されるようになった。この電子黒板は、大型のタッチパネル式のディスプレイを有しており、各利用者が専用の電子ペンや指などで描画した描画像を表示する。これにより、各利用者は、同じ描画像を見ながら会議や授業等を進めることができるようになった(特許文献1参照)。
また、利用者が電子黒板等の共有端末を利用した後、共有端末内に、描画した描画像の電子ファイルを保存しておき、後ほど必要な場合に、利用者は、この同じ共有端末から電子ファイルを読み出して、過去に描画した描画像等を共有端末のディスプレイ上に表示させることができる(特許文献2参照)。
しかし、利用者が、過去に保存した描画像等の電子ファイルデータを読み出す場合、この電子ファイルデータを保存した共有端末がある会議室や教室等を使わなければならない。利用者は、毎回同じ共有端末を利用し続けることができるとは限らないため、過去に保存した描画像等の電子ファイルデータを読み出して使うことができない場合があるという課題が生じていた。
上述した課題を解決すべく、請求項1に係る発明は、複数の利用者が閲覧可能な画像を表示する共有端末であって、当該共有端末又は他の共有端末で保存されている複数の電子ファイルデータのそれぞれを識別するための各電子ファイル識別情報、及び前記各電子ファイル識別情報に関連付けられ、当該共有端末と前記他の共有端末とを含む共有端末の名称を示す共有端末名を表示させる表示制御手段と、前記各電子ファイル識別情報のうち特定の電子ファイル識別情報、及び前記特定の電子ファイル識別情報で示される特定の電子ファイルデータが保存されている特定の共有端末名の選択を受け付ける受付手段と、前記受付手段によって選択が受け付けられた前記特定の共有端末名で示される他の共有端末に対して、前記特定の電子ファイル識別情報を送信する送信手段と、前記送信手段による前記特定の電子ファイル識別情報の送信に対する応答として、前記他の共有端末が送信した前記特定の電子ファイルデータを受信する受信手段と、を有し、前記表示制御手段は、受け付けられた前記特定の共有端末名が当該共有端末である場合に、当該共有端末の記憶部に保存されている前記電子ファイルデータに基づく画像を表示させ、受け付けられた前記特定の共有端末名が前記他の共有端末である場合に、受信した前記特定の電子ファイルデータに基づく画像を表示させることを特徴とする共有端末である。
本発明によれば、過去に電子ファイルデータを保存した他の共有端末とは異なる共有端末を利用する場合であっても、過去に保存した電子ファイルデータの画像を表示させることができるという効果を奏する。
本実施形態に係る通信システムの概略図である。 電子黒板のハードウェア構成図である。 ICカードのハードウェア構成図である。 スマートフォンのハードウェア構成図である。 サーバ、PCのハードウェア構成図である。 MFPのハードウェア構成図である。 ビデオ会議端末のハードウェア構成図である。 電子黒板のディスプレイに表示された画面例である。 通信システムの機能ブロック図である。 (A)は端末管理テーブルの概念図、(B)はファイル管理テーブルの概念図である。 ログイン処理を示したシーケンス図である。 電子黒板のディスプレイに表示された画面例である。 利用者が電子黒板を利用する状態を示したイメージ図である。 ログインする場合の認証結果に基づく処理を示すフローチャートである。 電子黒板のディスプレイに表示された保存ファイルリスト画面を示す図である。 利用者が電子黒板で電子ファイルを選択してから電子ファイル内容を表示するまでの処理を示すフローチャートである。 電子ファイルデータの取得処理を示したシーケンス図である。 電子ファイルデータの保存処理を示したシーケンス図である。
以下に図面を用いて、本実施形態に係る通信システム1を詳細に説明する。
<<システム構成の概略>>
まず、通信システム1の構成の概略について説明する。図1は、本実施形態に係る通信システムの概略図である。
図1に示されているように、本実施形態の通信システム1は、電子黒板2a、電子黒板2b、IC(Integrated Circuit)カード3、スマートフォン4、端末管理サーバ5、ファイル管理サーバ8、MFP(Multifunction Peripheral/Product/Printer)9、PC(Personal Computer)10a,10b、及びビデオ会議端末13によって構築されている。なお、以下では、電子黒板2a、電子黒板2bのうち、任意の電子黒板を「電子黒板2」として表わす。また、PC10a,10bのうち、任意のPCを「PC10」として表す。
また、通信システム1を構成する電子黒板2、端末管理サーバ5、ファイル管理サーバ8、MFP9、PC10、及びビデオ会議端末13は、通信ネットワーク100を介して通信することができる。通信ネットワーク100は、インターネット、移動体通信網、LAN(Local Area Network)等によって構築されている。通信ネットワーク100には、有線通信だけでなく、3G(3rd Generation)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、LTE(Long Term Evolution)等の無線通信によるネットワークが含まれてもよい。また、電子黒板2と、ICカード3及びスマートフォン4は、それぞれNFC(Near Field Communication)(登録商標)等の近距離通信技術によって通信可能である。また、スマートフォン4は、Bluetooth(登録商標)やNFC等の近距離通信技術によって電子黒板2と通信してもよい。
また、電子黒板2aと電子黒板2bは、それぞれ利用者によって描画された内容である描画像のデータ(以下、「描画像データ」という)を送受信することができる。そのため、電子黒板2aで描画された内容は電子黒板2bでも表示され、逆に、電子黒板2bで描画された内容は電子黒板2aでも表示される。
また、電子黒板2は、描画像データからRPCS(Refined Printing Command Stream)形式の画像データを作成し、通信ネットワーク100を介してMFP9に送信することができる。更に、電子黒板2は、描画像データからPDF(Portable Document Format)形式の画像データを作成して電子メールに添付した後、通信ネットワーク100を介してPC10に電子メールを送信することができる。これにより、MFP9は描画像を印刷することができ、PC10は描画像を表示することができる。
また、電子黒板2は、利用者によって描画されていない資料等の非描画像も表示することができる。この場合も、電子黒板2は、非描画像のデータ(以下、「非描画像データ」という)からRPCS形式の画像データを作成し、通信ネットワーク100を介してMFP9に送信することができる。更に、電子黒板2は、非描画像データからPDF形式の画像データを作成して電子メールに添付した後、通信ネットワーク100を介してPC10に電子メールを送信することができる。
なお、RPCS形式の画像データ及びPDF形式の画像データは、元の描画像又は元の非描画像としての画像に係るデータである。また、電子黒板2は共有端末の一例であり、複数の利用者が同時に同じ画像を閲覧する(見る)ことができる。共有端末は、複数の利用者が共有して利用可能なネットワーク機器である。共有端末には、電子黒板2以外に、プロジェクタ、ビデオ会議端末、パソコン、テレビ等が含まれる。
ICカード3及びスマートフォン4は、専有端末の一例である。MFP9は、印刷装置の一例である。PC10は、個人端末の一例である。また、RPCS形式だけでなく、PCL(Printer Control Language)形式、PDL(Page Description Language)形式、又はPS(PostScript)形式であってもよい。専有端末は、利用者が個人的に利用可能なネットワーク機器である。専有端末には、ICカード及びスマートフォン以外に、タブレットパソコン、スマートウォッチ等が含まれる。
図1では、利用者Aは、ICカード3を所有しており、電子黒板2を利用した会議にICカード3を持参している。利用者Bは、スマートフォン4を所有しており、電子黒板2を利用した会議にスマートフォン4を持参している。PC10aは、利用者が所有しているPCである。PC10bは、利用者Bが所有しているPCである。また、電子黒板2は、ビデオ会議機能を有しており、通信ネットワーク100を介してビデオ会議端末13と映像及び音声による会議等を行なうことができる。
端末管理サーバ5は、専有端末を識別するための端末ID(Identification)を管理する。ファイル管理サーバ8は、電子黒板2に保存した電子ファイルデータを識別する電子ファイル識別情報等を管理する。この電子ファイルデータには、PDF(Portable Document Format)、Word(登録商標)等の文書作成ソフトウェアで作成された資料、Excel(登録商標)等の表計算ソフトウェアで作成された資料、PowerPoint(登録商標)等のプレゼンテーションソフトウェアで作成された資料の各データが含まれる。
<<ハードウェア構成>>
続いて、図2乃至図7を用いて、通信システム1を構築する装置又は端末のハードウェア構成を説明する。
<電子黒板のハードウェア構成>
図2は、電子黒板のハードウェア構成図である。図2に示されているように、電子黒板2は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、SSD(Solid State Drive)204、ネットワークI/F205、及び、外部機器接続I/F(Interface)206を備えている。
これらのうち、CPU201は、電子黒板2全体の動作を制御する。ROM202は、CPU201やIPL(Initial Program Loader)等のCPU201の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。SSD204は、電子黒板用のプログラム等の各種データを記憶する。ネットワークコントローラ205は、通信ネットワーク100との通信を制御する。外部機器接続I/F206は、USB(Universal Serial Bus)メモリ2600、外付け機器(マイク2200、スピーカ2300、カメラ2400)との通信を制御する。
また、電子黒板2は、キャプチャデバイス211、GPU212、ディスプレイコントローラ213、接触センサ214、センサコントローラ215、電子ペンコントローラ216、近距離通信回路219、近距離通信回路219のアンテナ219a、電源スイッチ222及び選択スイッチ類223を備えている。
これらのうち、キャプチャデバイス211は、PC10のディスプレイ508に対して映像情報を静止画または動画として表示させる。GPU(Graphics Processing Unit)212は、グラフィクスを専門に扱う半導体チップである。ディスプレイコントローラ213は、GPU212からの出力画像をディスプレイ220等へ出力するために画面表示の制御及び管理を行う。接触センサ214は、ディスプレイ220上に電子ペン2500やユーザの手H等が接触したことを検知する。センサコントローラ215は、接触センサ214の処理を制御する。接触センサ214は、赤外線遮断方式による座標の入力及び座標の検出を行う。この座標の入力及び座標の検出する方法は、ディスプレイ220の上側両端部に設置された2つ受発光装置が、ディスプレイ220に平行して複数の赤外線を放射し、ディスプレイ253の周囲に設けられた反射部材によって反射されて、受光素子が放射した光の光路と同一の光路上を戻って来る光を受光する方法である。接触センサ214は、物体によって遮断された2つの受発光装置が放射した赤外線のIDをセンサコントローラ215に出力し、センサコントローラ215が、物体の接触位置である座標位置を特定する。電子ペンコントローラ216は、電子ペン2500と通信することで、ディスプレイ220へのペン先のタッチやペン尻のタッチの有無を判断する。近距離通信回路219は、NFC、Bluetooth等の通信回路である。電源スイッチ222は、電子黒板2の電源のON/OFFを切り換えるためのスイッチである。選択スイッチ類223は、例えば、ディスプレイ220の表示の明暗や色合い等を調整するためのスイッチ群である。
更に、電子黒板2は、バスライン210を備えている。バスライン210は、図2に示されているCPU201等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
なお、接触センサ214は、赤外線遮断方式に限らず、静電容量の変化を検知することにより接触位置を特定する静電容量方式のタッチパネル、対向する2つの抵抗膜の電圧変化によって接触位置を特定する抵抗膜方式のタッチパネル、接触物体が表示部に接触することによって生じる電磁誘導を検知して接触位置を特定する電磁誘導方式のタッチパネルなどの種々の検出手段を用いてもよい。また、電子ペンコントローラ216が、電子ペン2500のペン先及びペン尻だけでなく、電子ペン2500のユーザが握る部分や、その他の電子ペンの部分のタッチの有無を判断するようにしてもよい。
<ICカードのハードウェア構成>
図3は、ICカードのハードウェア構成図である。ここでは、非接触型の構成について説明するが、接触型を利用してもよい。図3に示されているように、ICカード3は、ICチップ、及びアンテナコイル330を備えている。更に、ICチップ310は、CPU311、ROM312、RAM313、EEPROM314、アンテナI/F318を備えている。
これらのうち、CPU311は、ICカード3全体の動作を制御する。ROM312は、CPU311の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM313は、CPU311のワークエリアとして使用される。EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)314は、ICカード3用のプログラムや、ICカード3を識別するための端末ID等の各種データを記憶する。アンテナI/F318は、アンテナコイル330を介して、外部装置と行なうデータの送受信を制御する。
更に、ICカード3は、バスライン320を備えている。バスライン320は、図3に示されているCPU311等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
アンテナコイル330は、ICカード3が外部装置の発生する磁界を通過する際に、この磁気を受けて電流を発生するためのコイルである。ICカード3は、この電気を利用することで、ICチップ310が起動し、外部装置のリーダ・ライタと交信し、データの取得や提供が可能になる。
<スマートフォンのハードウェア構成>
図4は、スマートフォンのハードウェア構成図である。図4に示されているように、スマートフォン4は、CPU401、ROM402、RAM403、EEPROM404、CMOSセンサ405、加速度・方位センサ406、メディアI/F408、GPS受信部409を備えている。
これらのうち、CPU401は、スマートフォン4全体の動作を制御する。ROM402は、CPU401やIPL等のCPU401の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM403は、CPU401のワークエリアとして使用される。EEPROM404は、CPU401の制御にしたがって、スマートフォン用プログラム等の各種データの読み出し又は書き込みを行う。CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ405は、CPU401の制御に従って被写体(主に自画像)を撮像し画像データを得る。加速度・方位センサ406は、地磁気を検知する電子磁気コンパスやジャイロコンパス、加速度センサ等の各種センサである。メディアI/F408は、フラッシュメモリ等の記録メディア407に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。GPS受信部409は、GPS衛星からGPS信号を受信する。
また、スマートフォン4は、遠距離通信回路411、カメラ412、撮像素子I/F413、マイク414、スピーカ415、音入出力I/F416、ディスプレイ417、外部機器接続I/F418、近距離通信回路419、近距離通信回路419のアンテナ419a、及びタッチパネル421を備えている。
これらのうち、遠距離通信回路411は、通信ネットワーク100を介して、他の機器と通信する回路である。カメラ412は、CPU401の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。撮像素子I/F413は、カメラ412の駆動を制御する回路である。マイク414は、音声を入力する内蔵型の集音手段の一種である。音入出力I/F416は、CPU401の制御に従ってマイク414及びスピーカ415との間で音信号の入出力を処理する回路である。ディスプレイ417は、被写体の画像や各種アイコン等を表示する液晶や有機ELなどの表示手段の一種である。外部機器接続I/F418は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。近距離通信回路419は、NFCやBluetooth等の通信回路である。タッチパネル421は、利用者がディスプレイ417を押下することで、スマートフォン4を操作する入力手段の一種である。
また、スマートフォン4は、バスライン410を備えている。バスライン410は、図4に示されているCPU401等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
<サーバ、PCのハードウェア構成>
図5は、サーバ、PCのハードウェア構成図である。なお、端末管理サーバ5、ファイル管理サーバ8、及びPC10a,10bは、基本的に同様のハードウェア構成であるため、ここでは、端末管理サーバ5のハードウェア構成について説明する。また、以降の説明では、ファイル管理サーバ8、及びPC10a,10bのハードウェア構成について説明する場合には、図5に示されている各構成を用いて説明する。
端末管理サーバ5は、コンピュータによって構築されており、図5に示されているように、CPU501、ROM502、RAM503、HD504、HDD(Hard Disk Drive)ドライブ505、記録メディア506、メディアI/F507、ディスプレイ508、ネットワークI/F509、キーボード511、マウス512、CD-RWドライブ514、及び、バスライン510を備えている。
これらのうち、CPU501は、端末管理サーバ5全体の動作を制御する。ROM502は、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。HD504は、プログラム等の各種データを記憶する。HDD(Hard Disk Drive)ドライブ505は、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。メディアI/F507は、フラッシュメモリ等の記録メディア506に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。ディスプレイ508は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。ネットワークI/F509は、通信ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。キーボード511は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。マウス512は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。CD-RWドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD-RW(Compact Disc-ReWritable)513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。
また、端末管理サーバ5は、バスライン510を備えている。バスライン510は、図5に示されているCPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
<MFPのハードウェア構成>
図6は、MFPのハードウェア構成図である。図6に示されているように、MFP9は、コントローラ910、近距離通信回路920、エンジン制御部930、操作パネル940、ネットワークI/F950を備えている。
これらのうち、コントローラ910は、コンピュータの主要部であるCPU901、システムメモリ(MEM-P)902、ノースブリッジ(NB)903、サウスブリッジ(SB)904、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)906、記憶部であるローカルメモリ(MEM-C)907、HDD908、及び、記憶部であるHD909を有し、NB903とASIC906との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス921で接続した構成となっている。
これらのうち、CPU901は、MFP9の全体制御を行う制御部である。NB903は、CPU901と、MEM-P902、SB904、及びAGPバス921とを接続するためのブリッジであり、MEM-P902に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びAGPターゲットとを有する。
MEM-P902は、コントローラ910の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM902a、プログラムやデータの展開、及びメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いるRAM902bとからなる。なお、RAM902bに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、FD、CD-R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
SB904は、NB903とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。ASIC906は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス921、PCIバス922、HDD908およびMEM-C907をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC906は、PCIターゲットおよびAGPマスタ、ASIC906の中核をなすアービタ(ARB)、MEM-C907を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びに、スキャナ部931及びプリンタ部932との間でPCIバス922を介したデータ転送を行うPCIユニットとからなる。なお、ASIC906には、USB(Universal Serial Bus)のインターフェースや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインターフェースを接続するようにしてもよい。
MEM-C907は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD909は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HD909は、CPU901の制御にしたがってHD909に対するデータの読出又は書込を制御する。AGPバス921は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM-P902に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
また、近距離通信回路920には、近距離通信回路920aが備わっている。近距離通信回路920は、NFC、Bluetooth等の通信回路である。
更に、エンジン制御部930は、スキャナ部931及びプリンタ部932によって構成されている。また、操作パネル940は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、操作者からの入力を受け付けるタッチパネル等のパネル表示部940a、並びに、濃度の設定条件などの画像形成に関する条件の設定値を受け付けるテンキー及びコピー開始指示を受け付けるスタートキー等からなる操作パネル940bを備えている。コントローラ910は、MFP9全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル940からの入力等を制御する。スキャナ部931又はプリンタ部932には、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれている。
なお、MFP9は、操作パネル940のアプリケーション切り替えキーにより、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となる。ドキュメントボックス機能の選択時にはドキュメントボックスモードとなり、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
また、ネットワークI/F950は、通信ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。近距離通信回路920及びネットワークI/F950は、PCIバス922を介して、ASIC906に電気的に接続されている。
<ビデオ会議端末のハードウェア構成>
図7は、本実施形態に係るビデオ会議端末のハードウェア構成図である。図7に示されているように、ビデオ会議端末13は、CPU101、ROM102、RAM103、フラッシュメモリ104、SSD105、メディアI/F107、操作ボタン108、電源スイッチ109、バスライン110、ネットワークI/F111、カメラ112、撮像素子I/F、マイク114、スピーカ115、音入出力I/F116、ディスプレイI/F117、外部機器接続I/F118、近距離通信回路119、近距離通信回路119のアンテナ119aを備えている。これらのうち、CPU101は、ビデオ会議端末13全体の動作を制御する。ROM102は、IPL等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM103は、CPU101のワークエリアとして使用される。フラッシュメモリ104は、通信用プログラム、画像データ、及び音データ等の各種データを記憶する。SSD105は、CPU101の制御にしたがってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、SSDに代えてHDDを用いてもよい。メディアI/F107は、フラッシュメモリ等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。操作ボタン108は、ビデオ会議端末13の宛先を選択する場合などに操作されるボタンである。電源スイッチ109は、ビデオ会議端末13の電源のON/OFFを切り換えるためのスイッチである。
また、ネットワークI/F111は、インターネット等の通信ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。カメラ112は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。撮像素子I/F113は、カメラ112の駆動を制御する回路である。マイク114は、音声を入力する内蔵型の集音手段の一種である。音入出力I/F116は、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音信号の入出力を処理する回路である。ディスプレイI/F117は、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ120に画像データを送信する回路である。外部機器接続I/F118は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。近距離通信回路119は、NFC、Bluetooth等の通信回路である。
また、バスライン110は、図2に示されているCPU101等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
ディスプレイ120は、被写体の画像や操作用アイコン等を表示する液晶や有機ELによって構成された表示手段の一種である。また、ディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F117に接続される。このケーブル120cは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよいし、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよいし、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)(登録商標)やDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。
なお、カメラ112は、レンズや、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含み、固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。外部機器接続I/F118には、USBケーブル等によって、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカ等の外部機器がそれぞれ接続可能である。外付けカメラが接続された場合には、CPU101の制御に従って、内蔵型のカメラ112に優先して、外付けカメラが駆動する。同じく、外付けマイクが接続された場合や、外付けスピーカが接続された場合には、CPU101の制御に従って、それぞれが内蔵型のマイク114や内蔵型のスピーカ115に優先して、外付けマイクや外付けスピーカが駆動する。
また、記録メディア106は、ビデオ会議端末13に対して着脱自在な構成となっている。また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ104に限らず、EEPROM等を用いてもよい。
<<電子黒板の画面例>>
図8を用いて、電子黒板2の画面例について説明する。図8は、電子黒板のディスプレイに表示された画面例である。電子黒板2はディスプレイ220上に、図8(A)に示されているような描画画面230を表示させる。この描画画面230には、利用者によって電子ペン2500等で描画された画像が表示される。また、描画画面230の右下部には、「メニュー」ボタン231及び「終了」ボタン239eが表示されている。「メニュー」ボタン231は、電子黒板2の各種機能を実行する際に、利用者によって押下されるボタンである。「終了」ボタン239eは、利用者がログアウトして画面表示を行なわないようにする際に、利用者によって押下されるボタンである。ここで、利用者が電子ペン2500等により、「メニュー」ボタン231を押下すると、電子黒板2は、図8(B)に示されているように、描画画面230上に、各種機能を選択するためのメニュー選択画面232を表示させる。
メニュー選択画面232は、図8(B)に示されているように、「読み込み」ボタン234、「保存」ボタン235、「印刷」ボタン236、「メール送信」ボタン237、及び「QRコード」ボタン239が表示されている。
これらのうち、「読み込み」ボタン234は、電子黒板2が、既に描画されてSSD204に保存されている描画像の電子ファイルデータを読み込んで、ディスプレイ220上に表示させるためのボタンである。「保存」ボタン235は、電子黒板2が、利用者によって描画された描画像を電子ファイルデータとしてSSD204に保存するためのボタンである。「印刷」ボタン236は、電子黒板2が描画画面230に表示されている描画像を、MFP9等で印刷させるためのボタンである。「メール送信」ボタン237は、電子黒板2が利用者のPC等に対して、描画画面230に表示されている描画像を描画像データとして電子メールに添付して送信するためのボタンである。「QRコード」ボタン239は、電子黒板2がディスプレイ220上に自装置を識別するための装置IDを表すQRコードを表示するためのボタンである。
利用者が電子ペン2500等により、「終了」ボタン239eを押下すると、電子黒板2は、図8(C)に示されているように、描画画面230上に、ログアウトして表示を終了するための終了画面238を表示させる。
終了画面238は、図8(C)に示されているように、「共有フォルダに一次保存して終了」ボタン238a、「終了」ボタン238b、及び「キャンセル」ボタン238cが表示されている。
これらのうち、「共有フォルダに一次保存して終了」ボタン238aは、描画像データを一次保存するとともにログアウト及び表示の終了を行なうためのボタンである。「終了」ボタン238bは、そのままログアウト及び表示の終了を行なうためのボタンである。即ち、次にログインした場合には、描画像データは表示されない。「キャンセル」ボタン238cは、終了画面の表示を止めて、図8(A)に示されている元の描画画面230に戻るためのボタンである。
また、上記各プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。記録媒体の例として、CD-R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク、SDカード等が挙げられる。また、記録媒体は、プログラム製品(Program Product)として、国内又は国外へ提供されることができる。
更に、各サーバ5,8は、それぞれ単一のコンピュータによって構築されてもよいし、各部(機能、手段、又は記憶部)を分割して任意に割り当てられた複数のコンピュータによって構築されていてもよい。
<<通信システムの機能構成>>
続いて、図9及び図10を用いて、本実施形態の機能構成について説明する。図9は、通信システムの機能ブロック図である。なお、図9では、図1に示されている各端末、装置、サーバのうち、後述の処理または動作に関連しているものが示されている。
<電子黒板の機能構成>
図9に示されているように、電子黒板2a(2b)は、それぞれ、送受信部21a(21b)、受付部22a(22b)、画像・音処理部23a(23b)、表示制御部24a(24b)、判断部25a(25b)、作成部26a(26b)、取得・提供部28a(28b)、記憶・読出処理部29a(29b)を有している。これら各部は、図2に示されている各構成要素のいずれかが、SSD204からRAM203上に展開された電子黒板用プログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能、又は機能する手段である。また、電子黒板2は、図2に示されているRAM203及びSSD204によって構築される記憶部2000を有している。
(電子黒板の各機能構成)
次に、電子黒板2の各構成要素について説明する。送受信部21a(21b)は、図2に示されているCPU201からの命令、並びにネットワークI/F205及び外部機器接続I/F206によって実現され、通信ネットワーク100を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
受付部22a(22b)は、主に、図2に示されているCPU201からの命令、並びに接触センサ214及び電子ペンコントローラ216によって実現され、利用者による各種入力を受け付ける。
画像・音処理部23a(23b)は、図2に示されているCPU201からの命令によって実現され、カメラ2400が被写体を撮像して得た画像データに対して画像処理を行なう。また、画像・音処理部23は、マイク2200によって利用者の音声が音声信号に変換された後、この音声信号に係る音データに対して音声処理を行なう。更に、画像・音処理部23a(23b)は、音データに係る音声信号をスピーカ2300に出力し、スピーカ2300から音声を出力させる。また、画像・音処理部23a(23b)は、利用者によって電子ペン2500や手Hでディスプレイ220上に描画されることで得た描画像データを座標データに変換する処理を行なう。例えば、電子黒板2aが、他の拠点内の電子黒板2bに座標データを送信すると、電子黒板2bは、座標データに基づいて他の電子黒板2b側のディスプレイ220上に同じ内容の描画を表示する。
表示制御部24a(24b)は、図2に示されているCPU201からの命令、及び図2に示されているディスプレイコントローラ213によって実現され、ディスプレイ220に描画像を表示させる。
判断部25a(25b)は、図2に示されているCPU201からの命令によって実現され、ICカード3やスマートフォン4から、端末IDを取得したかの判断等を行なう。
また、作成部26a(26b)は、図2に示されているCPU201からの命令によって実現され、利用者による描画によって得られたビットマップ形式の描画像データから、PDF形式の画像データを作成する。また、作成部26a(26b)は、図2に示されているCPU201からの命令によって実現され、利用者による描画によって得られたビットマップ形式の描画像データから、RPCS形式の画像データを作成する。なお、RPCS形式だけでなく、PDL形式、又はPS形式であてもよい。更に、作成部26a(26b)は、後述の電子ファイル管理情報を作成する。
設定部27a(27b)は、図2に示されているCPU201からの命令によって実現され、例えば、電子メールの送信元及び送信先の設定や、印刷データの印刷者名の設定を行なう。
取得・提供部28a(28b)は、図2に示されているCPU201からの命令、及び近距離通信回路219及びアンテナ219aによって実行され、ICカード3又はスマートフォン4との間で、近距離通信により、データの取得及び提供を行なう。
記憶・読出処理部29a(29b)は、図2に示されているCPU201からの命令及びSSD204によって実行され、記憶部2000a(2000b)又は記録媒体2100a(2100b)に各種データを記憶したり、記憶部2000a(2000b)又は記録媒体2100a(2100b)に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。更に、記憶部2000a(2000b)には、他の電子黒板やビデオ会議端末との通信を行う際に受信される画像データ及び音データが、受信される度に上書き記憶される。このうち、上書きされる前の画像データによってディスプレイ220に画像が表示され、上書きされる前の音データによってスピーカ2300から音声が出力される。記録媒体2100a(2100b)は、図2に示されているUSBメモリ2600によって実現される。
<ICカードの機能構成>
図9に示されているように、ICカード3は、取得・提供部38、記憶・読出処理部39を有している。これら各部は、図2に示されている各構成要素のいずれかが、EEPROM314からRAM313上に展開されたICカード用プログラムに従ったCPU311からの命令によって動作することで実現される機能、又は機能する手段である。また、ICカード3は、図3に示されているRAM313及びEEPROM314によって構築される記憶部3000を有している。
(ICカードの各機能構成)
次に、ICカード3の各構成要素について説明する。取得・提供部38は、図3に示されているCPU311からの命令、アンテナコイル330によって実行され、電子黒板2との間で、近距離通信により、データの取得及び提供を行なう。
記憶・読出処理部39は、図3に示されているCPU311からの命令によって実行され、記憶部3000に各種データを記憶したり、記憶部3000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。更に、記憶部3000には、専有端末の一例としてのICカードを識別するための端末IDが記憶されている。
<スマートフォンの機能構成>
図9に示されているように、スマートフォン4は、取得・提供部48、記憶・読出処理部49を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、EEPROM404からRAM403上に展開されたスマートフォン用プログラムに従ったCPU401からの命令によって動作することで実現される機能、又は機能する手段である。また、スマートフォン4は、図4に示されているRAM403及びEEPROM404によって構築される記憶部4000を有している。
(スマートフォンの各機能構成)
次に、スマートフォン4の各構成要素について説明する。取得・提供部48は、図4に示されているCPU401からの命令、近距離通信回路419、アンテナ419aによって実行され、電子黒板2との間で、近距離通信により、データの取得及び提供を行なう。
記憶・読出処理部49は、図4に示されているCPU401からの命令によって実行され、記憶部4000に各種データを記憶したり、記憶部4000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。なお、記憶部4000には、専有端末の一例としてのスマートフォン4を識別するための端末IDが記憶されている。
<端末管理サーバの機能構成>
端末管理サーバ5は、送受信部51、認証部52、及び記憶・読出処理部59を有している。これら各部は、図5に示されている各構成要素のいずれかが、HD504からRAM503上に展開された端末管理用プログラムに従ったCPU501からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。また、端末管理サーバ5は、図5に示されているHD504により構築される記憶部5000を有している。
(端末管理テーブル)
図10(A)は、端末管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図10(A)に示されているような端末管理テーブルによって構成されている端末管理DB5001が構築されている。この端末管理テーブルでは、端末管理サーバ5によって管理される全ての専有端末(ICカード3、スマートフォン4)を識別するための各専有端末IDに対して、各専有端末の所有者である利用者を識別するための利用者ID、及び利用者名が関連付けられて管理される。
(端末管理サーバの各機能構成)
次に、端末管理サーバ5の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、端末管理サーバ5の各機能構成を説明するにあたって、図5に示されている各構成要素のうち、端末管理サーバ5の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
図9に示されている端末管理サーバ5の送受信部51は、図5に示されているCPU501からの命令、及び図5に示されているネットワークI/F509によって実現され、通信ネットワーク100を介して他の端末、装置、又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
認証部52は、図5に示されているCPU501からの命令によって実現され、電子黒板2から送られて来る専有端末IDが、予め登録されている利用者の専有端末(ICカード3、スマートフォン4)であるかを判断する。
記憶・読出処理部59は、図5に示されているCPU501からの命令、及び図5に示されているHDD505によって実現され、記憶部5000に各種データを記憶したり、記憶部5000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。
<ファイル管理サーバの機能構成>
ファイル管理サーバ8は、送受信部81、及び記憶・読出処理部89を有している。これら各部は、図9に示されている各構成要素のいずれかが、HD504からRAM503上に展開されたファイル管理用プログラムに従ったCPU501からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。また、ファイル管理サーバ8は、図5に示されているHD504により構築される記憶部8000を有している。
(ファイル管理テーブル)
図10(B)は、ファイル管理テーブルを示す概念図である。記憶部8000には、図10(B)に示されているようなファイル管理テーブルによって構成されているファイル管理DB8001が構築されている。このファイル管理テーブルには、ファイル管理情報が管理されている。具体的には、ファイル管理サーバ8によって管理される全ての利用者を識別するための各利用者IDに対して、ファイルの保存日時、ファイル名、共有端末名、IPアドレスが関連付けられて管理される。
ファイルの保存日時は、電子ファイルデータが電子黒板2に保存された日時を示す。ファイル名は、保存された電子ファイルデータの名称である。共有端末名は、電子ファイルデータの保存先の共有端末の名称である。IPアドレスは、通信ネットワーク上で共有端末2が存在する場所を示す。
なお、利用者IDは利用者識別情報の一例であり、電子ファイルデータの保存先の共有端末を特定するために利用される。装置IDは、装置識別情報の一例である。共有端末IDは、共有端末識別情報の一例である。専有端末IDは、専有端末識別情報の一例である。
利用者IDは、利用者識別情報の一例である。利用者識別情報には、社員番号、運転免許書番号、日本の社会保障・税番号制度におけるマイナンバー等が含まれる。
保存日時及びファイル名は、電子ファイル識別情報の一例である。基本的にファイル名で電子ファイルを特定することができるが、保存日時を管理することで、利用者は後述の図15に示されている保存ファイルリスト画面で、所望の電子ファイルを見つけ易くなる。
共有端末名は、共有端末識別情報の一例である。IPアドレスは、共有端末場所情報の一例である。
装置識別情報、共有端末識別情報、専有端末識別情報、及び共有端末識別情報には、それぞれ製造番号等も含まれる。
(ファイル管理サーバの各機能構成)
次に、ファイル管理サーバ8の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、ファイル管理サーバ8の各機能構成を説明するにあたって、図5に示されている各構成要素のうち、ファイル管理サーバ8の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
図9に示されているファイル管理サーバ8の送受信部81は、図5に示されているCPU501からの命令、及び図5に示されているネットワークI/F509によって実現され、通信ネットワーク100を介して他の端末、装置、又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
記憶・読出処理部89は、図5に示されているCPU501からの命令、及び図5に示されているHDD505によって実現され、記憶部8000に各種データを記憶したり、記憶部8000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。
<<実施形態の処理または動作>>
以降、各実施形態の処理または動作について説明する。ここでは、図1において、ある会議室で利用者A,Bが電子黒板2aを利用して会議している場合であって、利用者Aがログイン処理して、利用者A又は利用者Bが、自己の電子ファイルデータを読み込む(読み出す)場合等について説明する。なお、以降、各種要求、及び各種結果は、それぞれデータ(情報)として送受信される。
<ログイン処理>
まずは、図11至図14を用いて、利用者Aが電子黒板2aに対して行なうログイン処理について説明する。図11は、ログイン処理を示したシーケンス図である。図12は、電子黒板のディスプレイに表示された画面例である。図13は、利用者が電子黒板を利用する状態を示したイメージ図である。
図13に示されているように、利用者Aは電子黒板2aの電源スイッチ222を押下すると、表示制御部24が、図12(A)に示されているように、ディスプレイ220上にログイン画面170を表示する(ステップS11)。次に、図13に示されているように、利用者Aが、電子黒板2aの近距離通信部221に、自己のICカード3を近接する(かざす)と、電子黒板2aの取得・提供部28が、ICカード3の取得・提供部38からICカードの専有端末IDを取得する(ステップS12)。そして、電子黒板2aの送受信部21は、端末管理サーバ5に対して、ログイン認証の要求を送信する(ステップS13)。このログイン認証の要求には、ステップS12によって取得された専有端末IDが含まれている。これにより、端末管理サーバ5の送受信部51は、ログイン認証の要求を受信する。
次に、端末管理サーバ5の認証部52は、端末IDを利用してICカード3のログイン認証を行なう(ステップS14)。具体的には、記憶・読出処理部59は、ステップS13によって受信された専有端末IDを検索キーとして、端末管理テーブル(図10(A)参照)において、専有端末IDに対応する利用者IDを検索する。対応する利用者IDがある場合には、認証部52は、正当なICカード(端末ID)であると判断する。対応する利用者IDがない場合には、認証部52は、正当なICカード(端末ID)ではないと判断する。
次に、端末管理サーバ5の送受信部51は、電子黒板2aに対して、認証結果を送信する(ステップS15)。認証部52が正当なICカードであると判断した場合には、認証結果に、正当である旨を示す情報、利用者ID及び利用者名が含まれている。また、認証部52が正当なICカードでないと判断した場合には、認証結果に、正当でない旨を示す情報が含まれている。これにより、電子黒板2aの送受信部21は、認証結果を受信する。
次に、電子黒板2aは、認証結果に基づく処理を行なう(ステップS16)。ここで、図14を用いて、ステップS16の認証結果に基づく処理について詳細に説明する。図14は、ログインする場合の認証結果に基づく処理示すフローチャートである。
図14に示されているように、判断部25aは、ステップS15によって受信された認証結果が正当である旨を示す情報であるか(即ち、ステップS13によって送信された専有端末IDが正当であるか)を判断する(ステップS16-1)。そして、判断部25aが正当である旨を示す情報でないと判断した場合、即ちログインに失敗したと判断した場合には(NO)、表示制御部24aが、ディスプレイ220上に、図12(B)に示されているように、エラー画面180を表示する(ステップS16-2)。また、判断部25aが正当である旨を示す情報であると判断した場合、即ちログインに成功したと判断した場合には(YES)、ステップS17の処理に進む。以降、正当である場合に関して、説明を続ける。
電子黒板2aの送受信部21aは、ファイル管理サーバ8に対して、電子ファイルのリストの要求を示すファイルリスト要求情報を送信する(ステップS17)。この要求には、上記ステップS15によって受信された利用者名が含まれている。これにより、ファイル管理サーバ8の送受信部81は、ファイルリスト要求情報を受信する。
次に、ファイル管理サーバ8では、記憶・読出処理部89が、ステップS17によって受信された利用者IDを検索キーとして、ファイル管理テーブル(図10(B)参照)を検索することにより、対応する全てのファイル管理情報を読み出す(ステップS18)。各ファイル管理情報は、検索キーとしての利用者ID、保存日時、ファイル名、共有端末名、及びIPアドレスを含む。そして、送受信部81は、ステップS17の要求の応答として、電子黒板2aに対して要求結果である全てのファイル管理情報を送信する(ステップS19)。これにより、電子黒板2aの送受信部21は、要求結果を受信する。
次に、電子黒板2aの表示制御部24aは、電子黒板2aのディスプレイ220上に、図15に示されているように、保存ファイルリスト画面250を表示させる。この保存ファイルリスト画面には、ステップS19で受信されたファイル管理情報のうち、電子ファイル毎に、選択するためのチェックボックス、保存日時、ファイル名、及び共有端末名が表示されている。また、保存ファイルリスト画面250の右下には、自端末である電子黒板2a、又は他の電子黒板2に保存されている電子ファイルデータを読み込む場合に押下される「Load」ボタン257、及び読み出しを止める場合に押下される「Cancel」ボタン259が表示されている。
<電子ファイルデータの読み込み処理>
まず、図15及び図16を用いて、電子ファイルデータの読み込み処理を説明する。図16は、利用者が電子黒板で電子ファイルを選択してから電子ファイル内容を表示するまでの処理を示すフローチャートである。
ログインした利用者Aが、図15において、所望の電子ファイルのチェックボックスにチェックして、「Load」ボタン257を押下すると、受付部22aは、読み込み対象となる電子ファイルデータの選択を受け付ける(ステップS31)。そして、判断部25aは、受付部22aによって選択が受け付けられた電子ファイルデータの保存先のIPアドレスが自端末(電子黒板2a)のものであるか否かを判断する(ステップS32)。図15では、IPアドレスが表示されていないが、各ファイル管理情報には、電子ファイルデータ毎に、保存日時、ファイル名、及び共有端末名に対して保存先のIPアドレスも関連付けられている。そのため、判断部25aは、ステップS31で電子ファイルデータが選択されると、この選択された電子ファイルデータに関連付けられているIPアドレスが自己の電子黒板2aのものか、又は他の電子黒板2のものかを判断する。
そして、ステップS32において、判断部25aが自己の電子黒板2aのものであると判断した場合には(YES)、記憶・読出処理部29aが記憶部2000aから、選択された電子ファイルデータを読み込む(ステップS33)。次に、表示制御部24aは、電子黒板2aのディスプレイ220上に、電子ファイルデータの内容である画像を表示させる。
一方、上記ステップS32において、判断部25aが自己の電子黒板2aのものであると判断しなかった場合には(NO)、後述のステップS41~S43の処理に進み、その後にステップS34の処理に進む。
<電子ファイルデータの取得処理>
続いて、図17を用いて、電子黒板2aが他の電子黒板2bから電子ファイルデータを取得する処理を説明する。図17は、電子ファイルデータの取得処理を示したシーケンス図である。
まず、電子黒板2aの送受信部21aは、電子黒板2bに対して、電子ファイルデータの要求を示すファイル要求情報を送信する(ステップS41)。このファイル要求情報には、電子ファイル識別情報(保存日時、ファイル名)が付加されている。これにより、電子黒板2bの送受信部21bは、ファイル要求情報を受信する。
次に、電子黒板2bの記憶・読出処理部29bは、記憶部2000bから、ステップS41によって受信された電子ファイル識別情報で特定される電子ファイルデータを読み出す(ステップS42)。そして、送受信部21bは、ステップS41の要求の応答として、要求元の電子黒板2aに対して、ステップS42によって読み出された電子ファイルデータを送信する(ステップS43)。この電子ファイルデータには、上記ステップS41で受信された電子ファイル識別情報が付加されている。これにより、電子黒板2aの送受信部21aは、電子ファイルデータ及び電子ファイル識別情報を受信する。
これにより、電子黒板2aは、自端末で保存していない電子ファイルデータであっても、他の電子黒板2bから取得することができる。
<電子ファイルデータの保存処理>
続いて、図12(C)及び図18を用いて、利用者Aが電子黒板2aに描画した描画像データの保存処理を説明する。図18は、電子ファイルデータの保存処理を示したシーケンス図である。
まず、利用者Aが電子ペン2500を用いて、電子黒板2aのディスプレイ220に対して描画を行う(ステップS51)。そして、この描画後の描画像データを保存する場合、利用者Aが図8(B)に示されている「保存」ボタン235を押下すると、受付部22aが保存の受け付けを行う(ステップS52)。そして、作成部26aは、電子ファイル管理情報を作成する(ステップS53)。この電子ファイル管理情報は、後ほど上述のステップS18で読み出される電子ファイル管理情報である。
次に、記憶・読出処理部29aは、記憶部2000aに描画像の電子ファイルデータを保存する(ステップS54)。そして、送受信部21aは、ファイル管理サーバ8に対して、ステップSで作成された電子ファイル管理情報を送信する(ステップS55)。これにより、ファイル管理サーバ8の送受信部81は、電子ファイル管理情報を受信する。
次に、ファイル管理サーバ8では、記憶・読出処理部89が、ファイル管理DB8001に対して、新たなレコードとして、電子ファイル管理情報を記憶して管理する(ステップS56)。そして、送受信部81は、電子ファイル管理情報の送信元である電子黒板2aに対して、電子ファイルの管理が完了した旨を示す完了情報を送信する(ステップS57)。これにより、電子黒板2aの送受信部21aは、完了情報を受信する。
次に、電子黒板2aでは、表示制御部24aが、ディスプレイ220上に、電子ファイル管理情報の記憶が完了した旨のメッセージを表示させる(ステップS58)。
これにより、電子黒板2aは、自端末で電子ファイルデータを保存するだけでなく、ファイル管理サーバ8に対して、保存した電子ファイルデータを特定するための電子ファイル管理情報を送信する。よって、例えば、他の電子黒板2bが自端末(電子黒板2b)で保存していない電子ファイルデータを取得する場合、ファイル管理サーバ8から所望の電子ファイルデータ及びこのデータの保存先である電子黒板2aを特定することができる。
<<実施形態の主な効果>>
以上説明したように、本実施形態によれば、利用者が、過去に電子ファイルデータを保存した電子黒板2bとは異なる電子黒板2aを利用する場合であっても、ファイル管理サーバ8で管理されている電子ファイル管理情報を取得して、所望の電子ファイルデータ及びこのデータの保存先を選択することができるため、電子黒板2aから電子黒板2bに対して所望の電子ファイルデータを要求して取得することができる。これにより、電子黒板2aであっても、電子黒板2bで保存されている電子ファイルデータの画像を表示させることができるという効果を奏する。
また、利用者Aのログイン処理(S11~S16)に連動して自動的にファイル管理サーバ8から自己の専有フォルダ内の電子ファイルデータを取得する(S17~S20)。これにより。ファイル管理サーバ8から所望の電子ファイルデータを取得する作業に手間が掛かることで会議や授業等の時間が短くなる、ということを防止することができるという効果を奏する。
また、利用者Aのログイン処理(S11~S15)に連動して自動的にファイル管理サーバ8に格納されている自己の専有フォルダのボタン253aが表示される。これにより、ファイル管理サーバ8に所望の電子ファイルデータを保存する作業に手間が掛かることで会議や授業等の時間が短くなる、ということを防止することができるという効果を奏する。
〔補足〕
上述のファイルデータは、ストロークデータが埋め込まれているPDFデータである。
このストロークデータは、利用者によって電子ペン2500や手Hでディスプレイ220上に描画された描画データから変換されたデータである。ストロークデータは、1つのストロークの書き始めの時刻を示す開始時刻、1つのストロークの書き終わりの時刻を示す終了時刻、ストロークの色、ストロークの幅、及び、ストロークの通過点の配列を識別するための座標配列を示している。よって、イメージデータの状態ではなく、ストロークデータの状態で保存することで、読み出した後でも、続けてストロークデータの編集を行なうことができる。
また、上記実施形態では、共有端末が電子黒板2aの場合の電子ファイルデータの保存処理について説明したが、これに限るものではない。例えば、共有端末が、インクペンで描画された描画像をスキャンする移動式の大型スキャナが取り付けられた白板(ホワイトボード)であってもよい。この場合、白板は、USBメモリ2600、共有フォルダ又は専有フォルダに対して、移動式のスキャナによって読み取れた描画像のファイルデータを保存する。
また、上記利用者IDを含む利用者識別情報には、を送信しているが(ステップS15)、これに限るものではない。例えば、利用者の電子メールアドレス、URL(Uniform Resource Locator)等も含まれる。
更に、図11に示されているように、電子黒板2aはICカード3からの専有端末IDを取得し(ステップS12)、端末管理サーバ5に送信することで(ステップS13)、端末管理サーバ5から利用者ID等を取得したが(ステップS15)、これに限るものではない。例えば、ICカード3には、既に上記利用者ID等の利用者識別情報が記憶されており、ステップS13~S15の処理を省略してもよい。この場合、ICカード3やスマートフォン4等の専有端末には、利用者ID等の利用者識別情報が記憶されている。
1 通信システム
2a 電子黒板(共有端末の一例)
2b 電子黒板(共有端末の一例)
3 ICカード(専有端末の一例)
4 スマートフォン(専有端末の一例)
5 端末管理サーバ
8 ファイル管理サーバ
11a PC(個人端末の一例)
11 PC(個人端末の一例)
12 MFP(印刷装置の一例)
13 ビデオ会議端末
21 送受信部(送信手段の一例、受信手段の一例)
22 受付部(受付手段の一例)
23 画像・音処理部
24 表示制御部(表示制御手段の一例)
25 判断部
26a 作成部(第1の作成手段の一例)
26b 作成部(第2の作成手段の一例)
28 取得・提供部(取得手段の一例)
29 記憶・読出処理部
51 送受信部
52 認証部
59 記憶・読出処理部
81 送受信部
89 記憶・読出処理部
5001 端末管理DB
8001 ファイル管理DB
100 通信ネットワーク
特開2001-292266号公報 特開2012-252495号公報

Claims (11)

  1. 複数の利用者が閲覧可能な画像を表示する共有端末であって、
    当該共有端末又は他の共有端末で保存されている複数の電子ファイルデータのそれぞれを識別するための各電子ファイル識別情報、及び前記各電子ファイル識別情報に関連付けられ、当該共有端末と前記他の共有端末とを含む共有端末の名称を示す共有端末名を表示させる表示制御手段と、
    前記各電子ファイル識別情報のうち特定の電子ファイル識別情報、及び前記特定の電子ファイル識別情報で示される特定の電子ファイルデータが保存されている特定の共有端末名の選択を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段によって選択が受け付けられた前記特定の共有端末名で示される他の共有端末に対して、前記特定の電子ファイル識別情報を送信する送信手段と、
    前記送信手段による前記特定の電子ファイル識別情報の送信に対する応答として、前記他の共有端末が送信した前記特定の電子ファイルデータを受信する受信手段と、
    を有し、
    前記表示制御手段は、
    受け付けられた前記特定の共有端末名が当該共有端末である場合に、当該共有端末の記憶部に保存されている前記電子ファイルデータに基づく画像を表示させ、受け付けられた前記特定の共有端末名が前記他の共有端末である場合に、受信した前記特定の電子ファイルデータに基づく画像を表示させることを特徴とする共有端末。
  2. 前記送信手段は、利用者を識別するための利用者識別情報、前記各電子ファイル識別情報、及び通信ネットワーク上で前記他の共有端末が存在する場所を示す共有端末場所情報を関連付けて管理しているファイル管理サーバに対して、前記利用者識別情報を送信し、
    前記受信手段は、前記送信手段による前記利用者識別情報の送信に対する応答として、前記ファイル管理サーバが送信した、前記各電子ファイル識別情報及び前記共有端末場所情報を受信し、
    前記送信手段は、前記共有端末場所情報で示される場所に存在する前記他の共有端末に対して、前記受付手段によって選択が受け付けられた前記特定の電子ファイル識別情報を送信すること
    を特徴とする請求項1に記載の共有端末。
  3. 前記表示制御手段は、複数の他の共有端末をそれぞれ識別するための各共有端末識別情報、及び当該複数の他の共有端末でそれぞれ保存されている単一又は複数の電子ファイルデータのそれぞれを識別するための前記各電子ファイル識別情報を表示させることを特徴とする請求項2に記載の共有端末。
  4. 前記送信手段は、前記利用者識別情報、前記各共有端末識別情報、当該各共有端末識別情報で識別される各他の共有端末が存在する場所を示す各共有端末場所情報、前記各他の共有端末で保存されている前記各電子ファイル識別情報を関連付けて管理している前記ファイル管理サーバに対して、前記利用者識別情報を送信し、
    前記受信手段は、前記送信手段による前記利用者識別情報の送信に基づいて、前記ファイル管理サーバが送信した、前記各電子ファイル識別情報、前記各共有端末識別情報、及び前記共有端末場所情報を受信し、
    前記送信手段は、前記共有端末場所情報で示される場所に存在する前記他の共有端末に対して、前記受付手段によって選択が受け付けられた前記特定の電子ファイル識別情報を送信すること
    を特徴とする請求項3に記載の共有端末。
  5. 請求項2に記載の共有端末であって、更に、
    前記受付手段は前記電子ファイルデータの保存を受け付け、
    前記保存を受け付けられた前記電子ファイルデータを識別するための電子ファイル識別情報を作成する作成手段と、
    前記保存を受け付けられた前記電子ファイルデータを前記記憶部に保存する保存手段と、
    を有し、
    前記送信手段は、前記ファイル管理サーバに対して、前記作成手段によって作成された前記電子ファイル識別情報、前記利用者識別情報、及び通信ネットワーク上で前記共有端末が存在する場所を示す共有端末場所情報を送信することを特徴とする共有端末。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の共有端末であって、更に、
    受け付けられた前記電子ファイルデータの保存先の共有端末の名称を示す前記特定の共有端末名が当該共有端末のものであるか否かを判断する判断手段を有することを特徴とする共有端末。
  7. 前記電子ファイルデータは、ストロークデータが埋め込まれているPDFデータであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の共有端末。
  8. 前記共有端末は、電子黒板である請求項1乃至のいずれか一項に記載の共有端末。
  9. 請求項2乃至のいずれか一項に記載の共有端末と、
    前記ファイル管理サーバと、
    を有することを特徴とする通信システム。
  10. 複数の利用者が閲覧可能な画像を表示する共有端末が実行する表示方法であって、
    前記共有端末は、
    前記共有端末又は他の共有端末で保存されている複数の電子ファイルデータのそれぞれを識別するための各電子ファイル識別情報、及び前記各電子ファイル識別情報に関連付けられ、前記共有端末と前記他の共有端末とを含む共有端末の名称を示す共有端末名を表示させる表示制御ステップと、
    前記各電子ファイル識別情報のうち特定の電子ファイル識別情報、及び前記特定の電子ファイル識別情報で示される特定の電子ファイルデータが保存されている特定の共有端末名の選択を受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップによって選択が受け付けられた前記特定の共有端末名で示される他の共有端末に対して、前記特定の電子ファイル識別情報を送信する送信ステップと、
    前記送信ステップによる前記特定の電子ファイル識別情報の送信に対する応答として、前記他の共有端末が送信した前記特定の電子ファイルデータを受信する受信ステップと、
    を有し、
    前記表示制御ステップは、
    受け付けられた前記特定の共有端末名が前記共有端末である場合に、前記共有端末の記憶部に保存されている前記電子ファイルデータに基づく画像を表示させ、受け付けられた前記特定の共有端末名が前記他の共有端末である場合に、受信した前記特定の電子ファイルデータに基づく画像を表示させることを特徴とする表示方法。
  11. コンピュータに、請求項1乃至のいずれか一項に記載の各手段を実現させるためのプログラム。
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