JP2015026207A - ファイル管理プログラム,ファイル管理装置及びファイル管理方法 - Google Patents

ファイル管理プログラム,ファイル管理装置及びファイル管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の端末内のファイルから効率的に選択したファイルを取得する。
【解決手段】複数の情報処理装置内のファイルを管理するファイル管理プログラムであって,ファイル管理処理は,検索条件に基づくファイル検索要求に応答して,操作中の情報処理装置から複数の他の情報処理装置に検索条件に基づくファイル検索要求を送信し,各情報処理装置が検索したファイル情報を受信し,操作中の情報処理装置に検索結果のファイル情報を表示する工程と,検索結果からユーザ操作により選択された選択ファイルと同じファイルを格納する複数の他の情報処理装置の中から,操作中の情報処理装置への選択ファイルの転送時間に基づいて,転送元になる他の情報処理装置を選択する工程と,当該選択された転送元になる他の情報処理装置に選択ファイルの転送要求を行い,転送されてきた選択ファイルを受信し前記操作中の情報処理装置に表示する工程とを有する。
【選択図】図8

Description

本発明は,ファイル管理プログラム,ファイル管理装置及びファイル管理方法に関する。
近年において,ユーザは複数の情報処理装置(以下単に,端末または端末装置と称する)を利用している。例えば,業務用のメインのPCに加えて,常時携帯するノートPC,スマートフォン,タブレット端末などを一人のユーザが利用する。そして,作成または更新したファイルのバックアップファイルを作成するバックアップサービスや,全ての端末装置間で同じファイルを共有するファイル同期サービスなどを利用する。そのため,同じファイルが複数,同じ端末内及び複数の端末内に存在することが珍しいことではなくなっている。
上記のような状況下では,ある端末で所望のファイルを編集する場合,複数の端末を横断的にファイル検索し,ファイル検索で検出されたファイルリストから編集対象のファイルを選択し,その選択したファイルが格納されている端末からファイルの編集を行う端末に転送し表示することが必要になる。また,編集したファイルで元のファイルを更新することが必要になる。
ファイルの検索については,特許文献1,2,3などに記載されている。
特開2002−278814号公報 特開2008−15637号公報 特開2006−107375号公報
しかしながら,ファイル検索で検出されるファイルには,同じファイルが複数,重複して含まれるので,ファイルの選択が容易ではない。また,選択したファイルを格納する端末の通信状態が悪い場合は,手元の操作中の端末へのファイル転送の時間が長くなり,効率的に作業を行うことができない。さらに,ファイル編集後に元のファイルを更新する場合も,元のファイルを格納する端末の通信状態によっては,ファイル更新に長時間を要し,効率低下を招く。そして,バックアップファイルを誤って更新することが起こりうることになり,好ましくない。
そこで,本発明の目的は,複数の端末に格納されているファイルの管理を効率的に行うファイル管理プログラム,ファイル管理装置及びファイル管理方法を提供することにある。
本実施の形態の第1の側面は,ネットワークを介して通信接続可能な複数の情報処理装置内のファイルを管理するファイル管理処理をコンピュータに実行させるコンピュータ読み取り可能なファイル管理プログラムであって,
前記ファイル管理処理は,
検索条件に基づくファイル検索要求に応答して,操作中の情報処理装置から前記複数の他の情報処理装置に前記検索条件に基づくファイル検索要求を送信し,各情報処理装置が検索したファイル情報を受信し,前記操作中の情報処理装置に検索結果のファイル情報を表示する工程と,
前記検索結果からユーザ操作により選択された選択ファイルと同じファイルを格納する複数の他の情報処理装置の中から,前記操作中の情報処理装置への前記選択ファイルの転送時間に基づいて,転送元になる他の情報処理装置を選択する工程と,
当該選択された転送元になる他の情報処理装置に前記選択ファイルの転送要求を行い,転送されてきた選択ファイルを受信し前記操作中の情報処理装置に表示する工程とを有する。
第1の側面によれば,ユーザは効率的にファイルを取得することができる。また,ユーザは効率的に編集済みファイルを上書き保存(更新)することができる。
本実施の形態における複数の情報処理装置の一例を示す図である。 複数の端末装置の構成を示す図である。 複数の端末装置内のストレージ12の構成例を示す図である。 本実施の形態において例示する複数の端末装置内のファイルストレージ内に格納されるファイル群の例を示す図である。 第1の検索結果を示す図である。 第2の検索結果を示す図である。 本実施の形態におけるファイル管理プログラムの構成を示す図である。 ファイル管理処理の概略を示すフローチャート図である。 本実施の形態におけるファイル管理プログラムの詳細な処理を示すフローチャート図である。 本実施の形態におけるファイル管理プログラムの詳細な処理を示すフローチャート図である。 他の端末装置でのファイル検索処理S3のフローチャート図である。 ファイル取得処理S9のフローチャート図である。 ファイル管理プログラムがファイル転送時間を算出するための表を示す図である。 ファイル種別決定処理のフローチャート図である。 バックアップファイルの特徴を説明する図である。 バックアップファイルの特徴を説明する図である。 ファイル更新処理S16のフローチャート図である。 ファイル更新処理における他の端末装置内の更新処理のフローチャート図である。
図1は,本実施の形態における複数の情報処理装置の一例を示す図である。ユーザが使用する複数の情報処理装置は,例えば,メインPC(パーソナルコンピュータ)1と,NAS(Network Attached Storage)2と,ノートPC3と,スマートフォン4と,ネットワーク上に配置されたクラウドサーバ5を有する。メインPC1やノートPC3は,ファイルを格納し,ファイルを表示し,編集することができる。スマートフォン4も,ファイルを格納し,ファイルを表示し,編集することができる。ただし,記憶容量はPC程大きくはない。また,NAS2は,大容量ストレージを有し大量のファイルを格納することができ,例えば,バックアップファイルの格納場所として利用される。そして,クラウドサーバ5は,ユーザが操作することはできず,専らファイルを格納するストレージとして利用される。
図1の例では,メインPC1は,建築物7内に設置され,アクセスポイントAP2を介して外部のネットワークと接続可能になっている。また,ノートPC3,NAS2,スマートフォン4は,建築物8内に設置または位置し,アクセスポイントAP1を介して外部のネットワークと接続可能になっている。ノートPC3とスマートフォン4は,アクセスポイントAP1と無線によって通信可能であり,NAS2は,有線によって接続されている。
図1において,メインPC,NAS,ノートPC,スマートフォン,クラウドサーバなどの複数の情報処理装置は,いずれも端末としてネットワークで通信可能に接続されている。以下,複数の情報処理装置を,単に端末または端末装置と称する。
図2は,複数の端末装置の構成を示す図である。全ての端末装置1〜5は,ネットワークを介して通信可能に接続されている。図2には,スマートフォン4の構成例が示されている。スマートフォン4は,プロセッサであるCPU10と,RAMであるメモリ11と,データやファイル,そして各種プログラムが格納されるフラッシュSSDなどのストレージ12と,表示装置13と,タッチパネルなどの入力装置14と,通信装置15とを有し,それらはバスBUSなどを介して接続される。
メインPC1やノートPC3も,スマートフォン4と同等の構成を有する。また,NAS4やクラウドサーバ5も,スマートフォン4と同様の構成を有し,但し,ストレージ12の容量が非常に大きい。
図3は,複数の端末装置内のストレージ12の構成例を示す図である。ストレージ12内には,ネットワークを介して接続可能な複数の端末内のファイルを管理するファイル管理処理を行うファイル管理プログラム20と,ファイルを格納するファイルストレージ22とを有する。ファイル管理プログラム20の機能については,後で詳述する。
ファイルストレージ22は,例えば,ユーザが参照し編集し更新(上書き保存)する複数のファイルを格納するローカルフォルダ24と,同期ファイルを格納する同期フォルダ26とを有する。ローカルフォルダ24には,自分の端末内のファイルや他の端末内のファイルのバックアップファイルが格納される場合もある。同期フォルダ26には,利用する同期サービスに依存するが,例えば,クラウドサーバ5内の同期フォルダ内の同期ファイルと同じコンテンツが,例えば決められた頻度で決められた時間に格納される。
図4は,本実施の形態において例示する複数の端末装置内のファイルストレージ内に格納されるファイル群の例を示す図である。この例では,ユーザがメインPC,ノートPC,スマートフォンのいずれかの端末を使用して,ファイルの作成と編集を行う。この例では,ユーザは,端末内のローカルフォルダでファイルの作成や編集の作業を行い,ファイル名「特許資料」について「特許資料0.txt」「特許資料0_2.txt」「特許資料1.txt」「特許資料1_2.txt」など新たなファイル名でローカルフォルダ内に保存している。さらに,ユーザは,端末間において同期フォルダでファイルを共有する同期サービスを利用すると共に,NASのバックアップフォルダに,メインPC内のC:/Data/内のファイルを予め決められた時刻にバックアップファイルを保存するという設定を行っていることを前提にしている。
図4に示した例では,ユーザがメインPCで作成した「特許資料」を,ノートPCやスマートフォンのいずれかで編集している。例えば,次のような操作がユーザにより行われたとする。
(1)ユーザはメインPCで「特許資料0.txt」のファイルを作成し,そのファイルを編集中に「特許資料0_2.txt」を保存し,最後に「特許資料1.txt」を作成しローカルフォルダに保存するとともに,同期フォルダにも保存した。
(2)同じ日(20130305)の設定されたある時間にNASのローカルフォルダ内のバックアップフォルダに,メインPCのローカルフォルダのバックアップが作成された。
(3)翌日(20130306)に,ユーザはメインPCで「特許資料1.txt」を編集し,そのファイルを編集中に「特許資料1_2.txt」を保存し,最後に「特許資料2.txt」を作成しローカルフォルダに保存するとともに,同期フォルダにも保存した。その日にローカルフォルダに保存したファイルは,NASのバックアップフォルダにバックアップファイルが作成された。
(4)ユーザは,さらに,スマートフォンを操作して,クラウドサーバの同期フォルダから「特許資料2.txt」をダウンロードしローカルフォルダに保存し,編集し,「特許資料2_2.txt」「特許資料2_3.txt」をローカルフォルダに保存し,最後に「特許資料2.txt」を作成しローカルフォルダに保存するとともに,クラウドサーバ内の同期フォルダにもアップロードして保存した。
(5)ユーザは,今度は,ノートPCを操作して,同期フォルダから「特許資料2.txt」をローカルフォルダにコピーし,編集して「特許資料3.txt」を作成し,ローカルフォルダに保存するとともに,同期フォルダにも保存した。
ここまでの状態が,図4に示されている。上記の処理により,スマートフォンを除く全ての端末の同期フォルダ(sync/)には,「特許資料1.txt」〜「特許資料4.txt」が保存されることになっている。
(6)その後,ユーザは,スマートフォンを使用して,ファイル検索を行い,検索結果からファイルを選択し,編集し,更新する場合について以下順に説明する。
図4に示されたように5つの端末のファイルストレージ内に32個のファイルが格納されている状態で,本実施の形態におけるファイル管理プログラムを利用して5つの端末を横断的にファイルを検索すると,次のように検索結果がもたらされる。ファイル検索の検索条件である検索キーワードは,「特許資料」であったとする。
図5は,第1の検索結果を示す図である。図5には,検索キーワード「特許資料」にヒットした32個のファイルが全て表示され,各ファイルのパスも示されている。このように,同期サービスやバックアップサービスを利用すると,同じファイル,即ち同じファイル名のファイル,が重複して保存されることになるので,検索結果には,同じファイルが重複して表示される。そのため,ユーザは,多くのファイルが一部重複して表示される検索結果からファイルを選択することが困難になる。さらに,スマートフォンなど表示画面の大きさに一定の制約がある場合は,全てのファイルを表示することができず,ファイル選択はますます困難になる。
図6は,第2の検索結果を示す図である。図6には,検索キーワード「特許資料」にヒットした32個のファイルのうち,同じファイル(同じファイル名)の重複を回避してファイルが表示される。その結果,ユーザは9個のファイルから所望のファイルを選択すればよいので,ファイル選択が容易になる。
本実施の形態におけるファイル管理プログラムは,望ましくは第2の検索結果のようにファイルの重複を回避して検索結果を表示する。ただし,第1の検索結果のように全てのファイルを表示するようにしてもよい。
図7は,本実施の形態におけるファイル管理プログラムの構成を示す図である。ファイル管理プログラムは,端末内にインストールされ,その端末が操作される時に,その端末と他の端末内のファイルを横断的に検索して検索結果を表示し,検索結果から選択されたファイルを最も転送時間が短い端末から転送して表示する。さらに,ファイル管理プログラムは,そのファイルを編集後に更新(元のファイルに上書き保存)する場合に,最も転送時間が短い端末に一旦転送してから,元のファイルに上書き保存する。
したがって,ファイル管理プログラム20は,ユーザが操作中の端末内で実行する処理と,ユーザが操作していない他の端末内で実行する処理とを有する。図7の左側が,ユーザが操作中の端末内で実行する処理とデータ構成を,図7の右側が,他の端末内で実行する処理とデータ構成を示している。
図7の左側に示されるように,ユーザが操作中の端末内でのファイル管理プログラムの処理機能は,検索条件に基づくファイル検索要求に応答してアクセス可能な複数の端末内のファイルを横断的に検索するファイル検索処理200と,検索結果である検出したファイルのリストを表示する検索結果表示処理201とを有する。これらの処理に対応して,アクセス可能な複数の端末の端末情報を格納する端末情報格納部206と,検索結果を格納する検索結果格納部205とが,ストレージ12内に設けられる。
端末情報格納部206には,ユーザが使用する複数の端末について,そのIPアドレス,各端末からファイルを転送するときの転送速度,各端末が電源オフから電源起動してファイルの送受信開始できるまでの通信開始時間などが格納される。さらに,端末情報格納部206には,各端末内のバックアップフォルダや同期フォルダへのフルパス情報が格納されてもよい。
さらに,ファイル管理プログラムの処理機能は,検索結果から選択されたファイルを他の端末から転送してローカルフォルダにコピーするファイル取得処理202と,他の端末内のファイルの種別,特に,バックアップファイルか否かを決定するファイル種別決定処理203と,選択されコピーされたファイルを編集した後に,その編集済み選択ファイルを取得元のファイルに上書き保存するファイル更新処理204とを有する。上記のファイル取得処理202に対応して,他の端末から転送したファイルを一時的に格納するファイルバッファ部207とを有する。
一方,図7の右側に示されるように,他の端末内でのファイル管理プログラムの処理機能は,ファイル検索要求を受信して自端末内のファイルを検索し,検索結果をファイル検索要求を送信した端末に返信するファイル検索処理210を有する。さらに,ファイル管理プログラムの処理機能は,選択されたファイルを操作中の端末に転送し,また,編集された選択ファイルを取得元ファイルまたは更新先ファイルを格納する端末に転送するファイル転送処理211を有する。
さらに,ファイル管理プログラムによれば,操作中の端末からのファイル検索要求に応答して自端末内のファイルを検索するために,自端末内に格納されている全ファイルのメタデータ,例えばファイル名,ファイルサイズ,作成日,作成者,フォルダのパス,関連キーワードなど,を格納するインデックス格納部212と,更新されるファイルを一時的に格納するファイルバッファ部213とが,ストレージ12内に設けられる。
[ファイル管理処理の概略]
図8は,ファイル管理処理の概略を示すフローチャート図である。端末のプロセッサであるCPUがファイル管理プログラムを実行することにより,図8のファイル管理処理が行われる。図8中,左側にユーザが操作中の端末装置内のファイル管理処理を示し,右側に他の端末装置内のファイル管理処理を示している。
まず,ユーザが操作中の端末装置(以下操作端末と称する)で検索条件を入力してファイル検索要求を行うと(ST0),ファイル管理プログラムは,操作中の端末装置とそれと通信接続可能でファイル検索対象の端末として登録されている複数の他の端末装置とに対して,横断的にファイル検索を実行する(ST1)。検索条件には,例えば,ファイル名やファイル名に含まれるキーワードなどが含まれる。このファイル検索処理により,操作中の端末装置内のファイルについては,その操作端末内のファイル管理プログラムがファイル検索を行う。また,他の端末装置内のファイルについては,各他の端末内のファイル管理プログラムがファイル検索を行い,検索結果を操作端末に返信する。検索結果には,検索条件にマッチングしたファイルのファイル名,ファイルのフルパス情報,作成時や更新時などのタイムスタンプなどが含まれる。検索結果に,ファイルがバックアップファイルか同期ファイルかなどの種別情報が含まれていても良い。また,検索結果に,それぞれの他の端末の省電力モード中か否かのステータス情報や省電力モードから復帰に要する時間,ファイルの転送速度などが含まれても良い。
他の端末から検索結果を受信すると,操作端末内のファイル管理プログラムは,検索結果を表示する(ST2)。検索結果の表示形態は,例えば,図5に示したようにファイル名とそのフルパス情報をファイル名の重複を許して表示する形態と,図6に示したようにファイル名をファイル名の重複を回避して表示する形態のいずれかである。ユーザが検索結果からファイルを選択するためには,図6のようにファイル名の重複を回避した表示形態が望ましい。
ユーザが検索結果のファイル名のリストからファイルを選択すると,操作端末内のファイル管理プログラムは,選択ファイルを他の端末から転送して自端末内のローカルファイルに保存するファイル取得処理を実行する(ST3)。ファイル取得処理では,ファイル管理プログラムは,選択ファイルと同じファイル(同じファイル名)のうち,そのファイルを格納している他の端末から操作中の端末まで転送完了に要する転送時間を計算し,最も転送時間が短い他の端末を選択して,その選択した他の端末に対して,選択ファイルの転送を要求する。この転送要求には,選択ファイルのファイル名とフルパス情報が含まれる。また,選択ファイルは,バックアップファイルであってもよい。
この選択ファイルの転送要求に応答して,要求された他の端末内のファイル管理プログラムは,要求された選択ファイルを操作端末に転送する(ST8(1))。そして,操作端末は,転送されてきた選択ファイルをローカルファイル内に保存し,表示する(ST3)。
また,操作端末内のファイル管理プログラムは,検索結果に含まれるファイルのうち,少なくとも選択されたファイルであって編集されているファイルの種別決定処理を行う(ST6)。このファイル種別決定処理は,少なくとも選択ファイルがバックアップファイルか否かの決定を行う処理である。さらに,ファイル種別決定処理は,選択ファイルが同期ファイルか否かの決定を行っても良い。
ユーザが操作端末にて選択ファイルについて編集を行い,上書き保存(更新)を要求すると(ST4),操作端末内のファイル管理プログラムは,編集済みの選択ファイルを,選択ファイルの取得元ファイルに上書き保存(更新)処理を実行する(ST5)。この場合,ファイル管理プログラムは,編集済みの選択ファイルを,他の端末装置のなかで編集済み選択ファイルの転送時間が最も短い端末装置に一旦転送し,その転送された端末装置から選択ファイルの取得元ファイルに上書き保存(更新)処理を行わせるようにすることが望ましい。これにより,操作端末は,上書き保存(更新)処理に要するファイル転送処理を短時間で完了することができる。
さらに,ファイル更新処理では,ファイル管理プログラムは,選択ファイルの取得元ファイルがバックアップファイルの場合は,バックアップファイル以外の同じファイル(同じファイル名)を更新先ファイルとして,上書き保存(更新)処理をする。
さらに,ファイル更新処理では,ファイル管理プログラムは,選択ファイルの元ファイルが同期ファイルの場合は,他の同期ファイルも上書き保存(更新)処理対象の候補に入れて,ファイル転送処理が最も短時間で可能なファイルに上書き保存(更新)処理を行ってもよい。この場合,操作端末内に同期フォルダが設定されている場合は,その同期フォルダ内の選択ファイルと同じファイル名のファイルに上書き保存(更新)処理を行う。そして,同期サービスにより,変更された同期ファイルが,他の端末内の同期フォルダ内の同期ファイルにも上書き保存(更新)処理される。
上記のファイル更新処理ST5に応答して,他の端末装置のうち転送時間が最短と判定された端末装置内のファイル管理プログラムは,一時的に転送されてきた編集済み選択ファイルを受信し,選択ファイルの取得元ファイルを格納する端末装置に,その編集済み選択ファイルを転送して上書き保存(更新)処理を行わせる(ST8(2))。
上記のファイル管理プログラムによれば,第1に,複数の端末装置内のファイルを横断的に検索して,重複して格納されている同じファイル(同じファイル名)を全て検出し,選択されたファイルと同じファイルを格納している複数の端末装置のうち,その時点で転送速度が最短の端末装置のファイルを,操作中の端末に転送するので,ファイル取得に要する時間が短くなる。
第2に,ファイルを編集した後に上書き保存(更新)処理要求が発生すると,複数の端末装置のうちその編集済みファイルの転送時間が最短の端末装置に一旦転送し,その後,元のファイルに上書き保存(更新)処理を行うので,操作中の端末では,短時間で次の作業に移ることができる。
第3に,選択ファイルの転送時にはバックアップファイルも含めて転送時間が最短のファイルを転送したが,編集済みファイルを上書き保存(更新)処理する場合は,バックアップファイル以外の同じファイルに上書き保存(更新)処理するので,バックアップファイルが勝手に変更されることは回避できる。
[ファイル管理処理の詳細]
図9,図10は,本実施の形態におけるファイル管理プログラムの詳細な処理を示すフローチャート図である。図9,図10においても,左側が操作中の端末装置での処理で,右端が他の端末装置での処理を示している。また,図11,図12,図14,図17,図18は,図9,図10内の処理のフローチャート図である。以下,ファイル管理プログラムの詳細な処理について説明する。
前提として,操作中の端末装置が図1中のスマートフォン4であるとする。まず,ユーザにより操作中の端末装置において検索条件,例えば検索語,が入力され検索要求が発生すると(S1),ファイル管理処理プログラムは,他の端末装置に検索要求を行う(S2)。操作中の端末装置とネットワークを介して通信可能な他の端末装置であって,ファイル検索対象の端末装置は,例えば,端末情報格納部206に登録されている。
これに応答して,他の端末装置内のファイル管理プログラムは,検索条件に含まれる検索語について,インデックス格納部212を検索して検索条件に合致するファイルを検出する(S3)。そして,各他の端末装置は,検索結果を検索要求を発生した操作端末に返信し,操作端末はその検索結果を受信し,検索結果格納部205に検索結果のファイル情報を記憶する(S4)。検索結果には,例えば,図5に示したように,ファイル名とそのフルパス(特許資料0.txt, main_PC/c/Data/)が含まれる。さらに,他の端末装置がファイルの種別情報(通常ファイル,バックアップファイル,同期ファイルなど)を保管している場合は,ファイル種別も検索結果に含めることが望ましい。また,ファイルのサイズ,ファイルの作成時と更新時のタイムスタンプなどを含めてもよい。
図11は,他の端末装置でのファイル検索処理S3のフローチャート図である。他の端末装置内のファイル管理プログラムは,検索要求を受信し(S31),検索条件に基づいてインデックス格納部212を検索する(S32)。そして,検索結果を検索要求を出した操作中の端末装置に返信する(S33)。
図9に戻り,操作中の端末装置である操作端末は,他の端末装置から順次検索結果を受信し,同じファイル(同じファイル名)が検索結果に含まれている場合は(S5のYES),工程S10-S13のファイル種別決定処理を行う。複数の他の端末装置から受信した検索結果に同じファイルが含まれている場合は,そのファイルは,バックアップファイルか同期ファイルか,ユーザが意図して重複して保存していたファイルかである。そこで,重複するファイルが含まれている場合は,そのファイルの種別を検出しておく。ただし,このファイル種別情報は,編集済みファイルを上書き保存(更新)処理を行う場合にどのファイルに上書きすべきかの判断に利用するので,ファイル種別決定処理は,ユーザが検索結果からファイルを選択して編集を開始した時以降にその編集対象のファイルとそれと同じファイルについて行うようにしてもよい。また,ファイル種別決定処理は,少なくともファイルがバックアップライフか否かを確認する処理でもよい。ファイル種別決定処理については,後述する。
操作端末内のファイル管理プログラムは,各他の端末から受信する検索結果に基づいて,検索結果リストを作成する(S6)。検索結果リストは,検索結果格納部205に格納される。
そして,ファイル管理プログラムは,検索結果リストを操作端末の表示装置に表示する(S7)。この検索結果リストの表示形態は,図5,図6のような表示形態である。ユーザによるファイル選択を容易にするためには,図6のようにファイル名の重複を避けて表示することが望ましい。さらに,図6のようにファイル名以外のファイルを格納している端末情報やファイルのフルパス情報などを表示しないようにすることが望ましい。
次に,ユーザが表示された検索結果リストからファイルを選択する(S8)。ここでの例では,ユーザが選択したファイルが,図4の例における「特許資料1.txt」や「特許資料4.txt」のように,操作端末であるスマートフォン以外の複数の他の端末装置に格納されているとする。それに応答して,操作端末内のファイル管理プログラムは,選択されたファイルが他の端末装置内のファイルの場合に,選択ファイルを他の端末装置から操作中の端末に転送して表示するファイル取得処理を実行する(S9)。
[ファイル取得処理]
図12は,ファイル取得処理S9のフローチャート図である。操作中の端末装置内のファイル管理プログラムは,選択されたファイルを格納する端末情報を,端末情報格納部206から取得する(S91)。この場合,選択ファイルと同じファイル(同じファイル名)が複数の他の端末装置内に格納されている場合は,ファイル管理プログラムは,ファイル取得先を決定する(S92)。ファイル取得先の決定では,ファイル転送に要する時間が最短の端末装置を選択する。また,このファイル取得先のファイルは,バックアップファイル,同期ファイルなどいずれのファイル種別でもよい。
図13は,ファイル管理プログラムがファイル転送時間を算出するための表を示す図である。図1に示されるように,操作端末であるスマートフォン4は,アクセスポイントAP1,AP2を経由して他の端末と通信可能にされる。そこで,ファイル転送時間を算出するための情報には,図13に示されるように,スマートフォン4が各アクセスポイントAP1,AP2に接続した場合の他の端末との通信速度(Mbps)が含まれる。さらに,ファイル転送時間を算出するための情報には,端末が省電力モードの場合にファイル転送を開始するまでに要する時間(図中P−SAVE)も含まれていてもよい。
図13の他の端末装置の通信速度などの情報は,予め測定しておいて,端末情報格納部206に保存されている。また,定期的に測定して,更新されるようにしてもよい。
図1に示されるように操作端末であるスマートフォン4がアクセスポイントAP1に接続されている場合は,図13内の破線で囲んだ情報が利用される。第1のファイル転送時間の算出方法では,通信速度が最も早いNASがファイル転送時間が最短であると判断する。
第2のファイル転送時間の算出方法では,端末が省電力モードの場合に通信開始するまでの時間も考慮し,通信開始するまでの時間とファイルを転送する時間(ファイルサイズを通信速度で除算した時間)とを加算してファイル転送時間を算出する。例えば,4つの端末装置の一部が省電力モードの場合で,転送対象ファイルのファイルサイズが100Mbitとする。そして,NASが省電力モードでノートPCは通常動作モードとする。この場合,NASを選択すると,転送開始までの時間が5sec,転送時間が100Mbit/50Mbit=2secであるので,ファイル転送時間は5+2=7secである。一方,ノートPCを選択すると,通常動作モードでありすぐに転送開始できるので,ファイル転送時間は100Mbit/20Mbit=5secであるので,ノートPCのほうがファイル転送時間は短くなり,ノートPCがファイル取得先の端末装置として選択される。
図12に示されるように,ファイル取得先を決定すると,操作端末内のファイル管理プログラムは,ファイル取得先端末装置にファイル転送を依頼し,選択ファイルの受信を開始する(S93)。そして,ファイル管理プログラムは,ファイル転送速度を監視し,実際の転送速度が予定した速度の場合は(S94のNO),ファイル転送が完了すれば(S98のYES),ファイル取得処理を完了する。但し,実際の転送速度が予定した速度より低い場合は(S94のYES),ファイル管理プログラムは,選択ファイルの取得先端末の再計算を行い(S95),現在の端末装置よりもファイル転送時間が短い端末装置があれば(S96のYES),現在のファイル転送の受信を停止して,新たな端末装置にファイル転送を要求してファイル受信を開始する(S93)。
このように,予め測定した通信速度に基づいてファイル取得先の端末装置を選択し,実際にファイル転送を開始した後に転送速度を監視して,何らかの理由で転送速度が遅い場合は,よりファイル転送時間が短くなる可能性のある端末装置に変更するのが望ましい。
[ファイル種別決定処理]
図9において,検索結果に同一ファイルが存在する場合は,そのファイルはバックアップファイルまたは同期ファイルの可能性があるので,操作端末内のファイル管理プログラムは,工程S10−S13によるファイル種別決定処理を実行する。
まず,ファイル管理プログラムは,同一ファイルを格納する各端末装置に,そのファイルのフォルダ情報を要求する(S10)。フォルダ情報には,そのファイルが格納されているフォルダがバックアップフォルダか,同期フォルダか,通常のフォルダ(バックアップフォルダ及び同期フォルダ以外のフォルダ)かなどが含まれる。
各端末でユーザによりフォルダとそのフォルダ情報とを関連づけるフォルダ情報テーブルが設定されている場合は,フォルダ情報を要求された端末装置は,そのフォルダ情報テーブルを操作端末に返信する(S11)。操作端末のファイル管理プログラムは,そのフォルダ情報テーブルを参照して,各ファイルのフルパスに基づいて,各ファイルの種別を決定するファイル種別決定処理S13を実行する。
ただし,操作端末のファイル管理プログラムが他の端末からフォルダ情報を取得できない場合は,他の端末内のフォルダとファイル情報を分析して,少なくとも,そのファイルがバックアップファイルか否かの判定を行う。このファイル種別決定処理は次の通りである。
[ファイル種別決定処理]
図14は,ファイル種別決定処理のフローチャート図である。また,図15,図16は,バックアップファイルの特徴を説明する図である。まず,図15,16のバックアップファイルの特徴を説明した後,図14のファイル種別決定処理について説明する。
図15には,バックアップ元のファイル群30と,バックアップファイル群40とが示されている。図4の例によれば,メインPC内のローカルフォルダのファイル群がバックアップ元のファイル群30に対応し,NAS内のローカルフォルダのファイル群がバックアップファイル群40に対応する。
バックアップ元のファイル群30に,保存した時刻が古い順にファイル群FG2,FG1,FG0が存在しているとする。つまり,ファイル群FG2は時刻T2より前に保存(作成または更新)され,ファイル群FG1は時刻T2以降で時刻T1より前に保存され,ファイル群FG1は時刻T1以降で時刻T0より前に保存されている。
このようにバックアップ元のファイル群30が保存されている場合,第1のバックアップ方法によれば,バックアップファイル群40として,横軸の時間軸に対して,時刻T2にファイル群FG2が時刻T2のバックアップフォルダBackup(T2)にコピーされ,時刻T1にファイル群FG1が時刻T1のバックアップフォルダBackup(T1)にコピーされ,時刻T0にファイル群FG0が時刻T0のバックアップフォルダBackup(T0)にコピーされる。つまり,第1のバックアップ方法は,増分型のバックアップ方式である。
そして,例えば,バックアップ元のファイル群FG1とバックアップファイル群FG1とには,同じファイルF001が含まれている。また,バックアップフォルダ内のファイルのタイムスタンプは,バックアップ元ファイルのタイムスタンプよりも時間が新しい。さらに,バックアップフォルダBackupのタイムスタンプ(時刻)は,設定されているバックアップタイミングであり,通常は規則正しく異なり,例えば異なる日時の同じ午前2:00などである。
図16には,第2のバックアップ方法,差分型バックアップ方式によるバックアップ元のファイル群30と,バックアップファイル群40とが示されている。バックアップ元のファイル群30は,図15と同様である。
この場合は,バックアッププログラムは,バックアップファイル群40として,時刻T2にファイル群FG2が時刻T2のバックアップフォルダBackup(T2)にコピーされ,時刻T1にファイル群FG2,FG1が時刻T1のバックアップフォルダBackup(T1)にコピーされ,時刻T0にファイル群FG2,FG1,FG0が時刻T0のバックアップフォルダBackup(T0)にコピーされる。つまり,差分型バックアップ方式は,バックアップ元のファイル群とバックアップ済みのファイル群とに差分が発生すれば,バックアップ元のファイル群全てをバックアップフォルダにコピーする。
第2のバックアップ方式においても,例えば,バックアップ元のファイル群FG1とバックアップファイル群FG1+FG2とには,同じファイルF001が含まれている。また,バックアップフォルダ内のファイルのタイムスタンプは,バックアップ元ファイルのタイムスタンプよりも時間が新しい。さらに,バックアップフォルダBackupのタイムスタンプ(時刻)は,規則正しく異なっている。
図14のファイル種別決定処理において,図9の工程S9のように,検索結果のファイルに同一ファイルを複数検出すると(S131),ファイル管理プログラムは,以下のようにそのファイルがバックアップファイルか否かの判定を行う。
まず,判定対象のファイルのフォルダ情報を取得できた場合は(S132のYES),そのフォルダ情報に基づいてファイル種別を決定する(S143)。これにより,判定対象のファイルがバックアップファイルか否かを判定できる。
一方,判定対象のファイルのフォルダ情報を取得できていない場合は(S132のNO),図15,図16に示したバックアップ方式に基づいて,次のように複数の同一のファイルそれぞれがバックアップファイルか否かの判定を行う。まず,ファイル管理プログラムは,そのファイルを格納するフォルダの作成日時を比較して,新しい方のフォルダをcopy,古い方のフォルダをoriginalとする(S133)。図15,図16の例では,バックアップファイル群FG1のフォルダBackup(T1)はcopy,バックアップ元のファイル群30のフォルダはoriginalとなる。
次に,ファイル管理プログラムは,新しい方のフォルダcopyの親フォルダ内のフォルダを時間でソートする(S132)。つまり,図15,図16の例では,フォルダBackup(T1)の親フォルダ内のフォルダBackup(T2),Backup(T1),Backup(T0)を時間でソートする。そして,隣接するフォルダの作成日時の差分が同じか否か判定する(S135)。差分が同じでなければバックアップファイルでないと判定され種別決定処理は終了する。一方,差分が同じ場合は,バックアップファイルの可能性が高い。
そこで,ファイル管理プログラムは,copyの親フォルダ内の時間でソートしたフォルダのうち,最新フォルダをnew0,その作成日時をT0,次に新しいフォルダをnew1,その作成日時をT1と定義する(S136)。図15,図16の例では,最新フォルダnew0は,バックアップフォルダBackup(T0)であり,次の新しいフォルダnew1は,バックアップフォルダBackup(T1)である。
そして,ファイル管理プログラムは,古い方のフォルダoriginal内の日時T1からT0の間に作成または更新されたファイル全てに対して,新しい方のフォルダnew内に同一ファイルがあるか否かチェックする(S137)。チェック結果がNOであれば,バックアップライフでないと判定され種別決定処理は終了する。チェック結果がYESであれば,バックアップファイルであると判定される。図15の例では,古い方のフォルダData内の日時T1からT0の間に作成または更新されたファイルは全てが,新しい方のフォルダであるBackup(T0)内に格納されている。同様に,図16の例も同様である。
さらに,ファイル管理プログラムは,増分タイプのバックアップファイルか差分タイプのバックアップファイルかを判定するために,古い方のフォルダoriginal内の日時T1以前に作成または更新されたファイル全てに対して,新しい方のフォルダnew内に同一ファイルがあるか否かチェックする(S138)。チェック結果がYESであれば,新しい方のフォルダnewに「差分バックアップフォルダ」というタグを付与し(S139),チェック結果がNOであれば,そのフォルダに「増分バックアップ」というタグを付与する(S140)。すなわち,図15の場合はチェック結果がNOであるので,増分バックアップとなり,図16の場合はチェック結果がYESであるので,差分バックアップとなる。
ファイル管理プログラムは,他の隣接するフォルダについても,同様にチェックしタグ付けを行う(S141)。
ファイル種別決定処理により各ファイルの種別が決定されると,そのファイル種別情報を,各他の端末装置に送信して,インデックス格納部212に格納させておくのが望ましい。それにより,次回のフォルダ情報取得時には,他の端末からそのファイル種別に対応したフォルダ情報を取得することができる。
なお,同期ファイルか否かの判定方法については,図14には示されていない。しかし,同期ファイルの場合は,同期フォルダ同士のフォルダとファイル構成が同じであり,同期フォルダ内のファイルのタイムスタンプに規則性がないことを利用して,判定することができる。
[ファイル更新処理]
図10に戻り,選択されたファイルについてユーザが操作端末上で編集し,編集を終了する指示を入力し(S14),その編集済みファイルを上書き保存(更新)する指示を入力すると(S15のYES),操作端末内のファイル管理プログラムは,ファイル更新処理S16を実行する。このファイル更新処理S16に応じて,他の端末装置内のファイル管理プログラムは,それぞれの端末での更新処理S17を実行する。
図17は,ファイル更新処理S16のフローチャート図である。ファイル更新(上書き保存)処理では,操作端末内のファイル管理プログラムが,他の端末のうち編集済みファイルの転送時間が最も短い端末に,一旦,その編集済みファイルを転送して,操作端末での処理を完了させる。転送する編集済みファイルには,それを上書き保存(更新)する更新先ファイルのパス情報を添付する。そして,編集済みファイルを転送された端末は,更新先ファイルを格納する端末に,一旦転送されてきた編集済みファイルを転送し,更新(上書き保存)処理を行わせる。この更新先ファイルは,原則として編集したファイルの取得元ファイルであるが,取得元ファイルがバックアップファイルの場合は,更新先ファイルをバックアップファイル以外のファイルに変更する。
そこで,まず,操作端末内のファイル管理プログラムは,端末情報格納部206から編集済みファイルの転送先候補の端末情報を取得し(S1600),編集済みファイルの一時転送先を決定する(S1601)。この決定では,編集済みファイルを転送する時間が最も短い端末を選択する。
さらに,操作端末内のファイル管理プログラムは,編集済みファイルの一時転送先の決定に加えて,編集済みファイルの更新先ファイルも決定する(S1602)。更新先ファイルは,原則として編集されたファイルの取得元ファイルである。ただし,取得元ファイルがバックアップファイルの場合は,バックアップファイルを更新することは好ましくないので,バックアップファイル以外の他の更新先ファイルを選択する。
例えば,取得元ファイルと同じファイル名で,最も作成日時が新しい順に更新先ファイルを選択するのが望ましい。さらに,同期ファイルの中でアクセス日時が新しい順に更新先ファイルを選択するのが望ましい。
そして,転送先と更新先とが同じ場合は(S1603のYES),更新先のパス情報を転送先に設定し(S1606),異なる場合は(S1603のNO),転送先端末のバッファを転送先に設定し(S1604),転送する編集済みファイルに更新先パス情報を付加する(S1605)。そして,ファイル転送を開始する(S1607)。
ファイル転送を開始するとファイル転送速度を監視し,転送速度が予定した速度であれば(S1608のNO),ファイル転送完了を待って(S1609のYES)ファイル更新処理は終了する。一方,転送速度が予定した速度より低い場合は(S1608のYES),ファイル転送先の再計算を行い(S1610),より短い時間で転送できる端末が検出された場合には(S1611のYES),現在のファイル転送の送信を停止し(S16012),新たな転送先の端末へのファイル転送を再開する(S1607)。
図18は,ファイル更新処理における他の端末装置内の更新処理のフローチャート図である。他の端末内のファイル管理プログラムは,転送されてきた編集済みファイルについて,転送が必要な場合は(S171のYES),編集済みファイルをファイルバッファ部213内に一時保存し(S173),その編集済みファイルを,更新先ファイルのパスに転送する(S174)。一方,転送の必要がない場合は(S171のNO),編集済みファイルを更新先ファイルに上書き保存(更新)処理する(S172)。
このように,ファイル更新処理では,バックアップファイル以外を更新先ファイルに選択し,さらに,最短の転送時間で転送できる端末を介して,更新先ファイルを格納する端末に,編集済みファイルを転送して更新処理を行うので,操作中の端末での更新処理を短時間で終了することができる。また,バックアップファイルを更新してしまうことを回避できる。
以上の通り,本実施の形態のファイル管理プログラムを実行することで,複数の端末に重複してファイルを保存している状況下において,ユーザが操作中の端末でファイル検索を行うと,その検索をユーザの他の端末も含めて横断的に行い,検索結果を操作中の端末で集約し提示する。そして,ユーザが提示された検索結果リストから任意のファイルを選択すると,そのファイルを格納する端末のなかで最も速く取得可能な端末から操作中の端末にファイルがコピーされ,実行と編集が可能になる。さらに,編集作業終了後,上書き保存指示があれば,複数の端末の中で最も速く転送可能な端末に転送され,その後,更新先のファイルの端末でその上書き保存が実行される。取得するファイルはバックアップファイルも含まれうるが,上書き保存(更新)先のファイルにはバックアップファイルは含まれない。
したがって,ユーザは,どの端末にどのファイルが保存されているかを意識することなく,選択したファイルを短時間で取得することができ,編集して上書き保存(更新)する場合には,バックアップファイルに誤って上書きすることを回避でき,また,短時間で更新処理を完了することができる。
以上の実施の形態をまとめると,次の付記のとおりである。
(付記1)
ネットワークを介して通信接続可能な複数の情報処理装置内のファイルを管理するファイル管理処理をコンピュータに実行させるコンピュータ読み取り可能なファイル管理プログラムであって,
前記ファイル管理処理は,
検索条件に基づくファイル検索要求に応答して,操作中の情報処理装置から前記複数の他の情報処理装置に前記検索条件に基づくファイル検索要求を送信し,各情報処理装置が検索したファイル情報を受信し,前記操作中の情報処理装置に検索結果のファイル情報を表示する工程と,
前記検索結果からユーザ操作により選択された選択ファイルと同じファイルを格納する複数の他の情報処理装置の中から,前記操作中の情報処理装置への前記選択ファイルの転送時間に基づいて,転送元になる他の情報処理装置を選択する工程と,
当該選択された転送元になる他の情報処理装置に前記選択ファイルの転送要求を行い,転送されてきた選択ファイルを受信し前記操作中の情報処理装置に表示する工程とを有するファイル管理プログラム。
(付記2)
付記1において,さらに,
前記表示された選択ファイルが編集された後,当該編集済み選択ファイルの更新要求に応答して,前記編集済み選択ファイルを前記操作中の情報処理装置から前記他の情報処理装置に転送する転送時間に基づいて,転送先になる他の情報処理装置を選択する工程と,
前記編集済み選択ファイルを前記選択した転送先になる他の情報処理装置に転送し,前記選択した転送先になる他の情報処理装置を経由して,前記編集済み選択ファイルの更新先ファイルを格納する他の情報処理装置に,前記編集済み選択ファイルを転送して前記更新先ファイルを更新する工程とを有するファイル管理プログラム。
(付記3)
付記2において,さらに,
前記更新先ファイルとして,前記編集済み選択ファイルの取得元ファイルを選択し,前記取得元ファイルがバックアップファイルの場合にバックアップファイル以外のファイルを選択する工程とを有するファイル管理プログラム。
(付記4)
付記1において,さらに,
前記表示された選択ファイルが編集された後,前記編集済み選択ファイルの更新要求に応答して,当該編集済み選択ファイルの更新先ファイルを格納する他の情報処理装置に,前記編集済み選択ファイルを転送して前記更新先ファイルを更新する工程と,
前記更新先ファイルとして,前記編集済み選択ファイルの取得元ファイルを選択し,前記取得元ファイルがバックアップファイルの場合にバックアップファイル以外のファイルを選択する工程とを有するファイル管理プログラム。
(付記5)
付記3または4において,さらに,
前記選択ファイルと同一のファイルを格納する複数の他の情報処理装置内のそれぞれの選択ファイル同一のファイルが,バックアップファイルか否かを判定するファイル種別判定工程を有するファイル管理プログラム。
(付記6)
付記5において,
前記ファイル種別判定工程では,前記選択ファイルと同一のファイルを格納する1対のフォルダのうち作成日時が新しい第1のフォルダと古い第2のフォルダについて,前記第1のフォルダの親フォルダ内の複数のフォルダを作成日時でソートした場合に前記作成日時で隣接するフォルダの作成日時の差分が同じである第1の条件を満たす場合に,前記第1のフォルダ内のファイルをバックアップファイルと判定するファイル管理プログラム。
(付記7)
付記6において,
前記ファイル種別判定工程では,前記第1の条件を満たす場合であって,さらに,
前記親フォルダ内の複数のフォルダのうち第1の作成日時を有するフォルダ内に,前記第2のフォルダ内に格納されている前記第1の作成日時から当該第1の作成日時と前記差分だけ古い第2の作成日時までの作成日時を有する全てのファイルが,格納されている場合に,前記第1の作成日時を有するフォルダ内のファイルをバックアップファイルと判定するファイル管理プログラム。
(付記8)
付記5において,
前記ファイル種別判定工程では,前記選択ファイルと同一のファイルを格納する複数の他の情報処理装置から取得した,前記選択ファイルと同一のファイルがバックアップファイルか否かを示すファイル種別情報に基づいて,前記選択ファイルと同一のファイルがバックアップファイルか否かを判定するファイル管理プログラム。
(付記9)
付記1において,
転送元になる他の情報処理装置を選択する工程において,前記選択ファイルを格納する複数の他の情報処理装置から前記操作中の情報処理装置への前記選択ファイルの転送時間を,前記複数の他の情報処理装置から前記操作中の情報処理装置へのそれぞれの転送速度に基づいて,または,前記転送速度と,前記選択ファイルのファイルサイズと,前記複数の他の情報処理装置の転送開始までに要するそれぞれの転送開始時間とに基づいて,算出し,最短の転送時間を有する他の情報処理装置を前記転送元になる他の情報処理装置として選択するファイル管理プログラム。
(付記10)
付記2において,
転送先になる他の情報処理装置を選択する工程において,前記編集された選択ファイルを前記操作中の情報処理装置から前記他の情報処理装置に転送する転送時間を,前記操作中の情報処理装置から前記複数の他の情報処理装置へのそれぞれの転送速度に基づいて,または,前記転送速度と,前記編集された選択ファイルのファイルサイズと,前記複数の他の情報処理装置の受信開始までに要するそれぞれの受信開始時間とに基づいて,算出し,最短の転送時間を有する他の情報処理装置を前記転送先になる他の情報処理装置として選択するファイル管理プログラム。
(付記11)
付記1において,
前記検索結果のファイル情報を表示する工程において,ファイル名の重複を避けて検索結果のファイル情報を表示するファイル管理プログラム。
(付記12)
付記3または4において,
前記転送元になる他の情報処理装置を選択する工程において,前記選択される転送元になる他の情報処理装置に格納される転送対象の選択ファイルが,バックアップファイルであることを許容するファイル管理プログラム。
(付記13)
付記1において,
前記他の情報処理装置には,ファイルの編集を実行する情報処理装置に加えて,ファイルの編集を実行しないがファイルを格納するストレージ装置が含まれるファイル管理プログラム。
(付記14)
ネットワークを介して通信接続可能な複数の情報処理装置内のファイルを管理するファイル管理装置であって,
検索条件に基づくファイル検索要求に応答して,操作中の情報処理装置から前記複数の他の情報処理装置に前記検索条件に基づくファイル検索要求を送信し,各情報処理装置が検索したファイル情報を受信し,前記操作中の情報処理装置に検索結果のファイル情報を表示するファイル検索手段と,
前記検索結果からユーザ操作により選択された選択ファイルと同じファイルを格納する複数の他の情報処理装置の中から,前記操作中の情報処理装置への前記選択ファイルの転送時間に基づいて,転送元になる他の情報処理装置を選択する転送元選択手段と,
当該選択された転送元となる他の情報処理装置に前記選択ファイルの転送要求を行い,転送されてきた選択ファイルを受信し前記操作中の情報処理装置に表示する選択ファイル取得手段とを有するファイル管理プログラム。
(付記15)
ネットワークを介して通信接続可能な複数の情報処理装置内のファイルを管理するファイル管理処理方法であって,
検索条件に基づくファイル検索要求に応答して,操作中の情報処理装置から前記複数の他の情報処理装置に前記検索条件に基づくファイル検索要求を送信し,各情報処理装置が検索したファイル情報を受信し,前記操作中の情報処理装置に検索結果のファイル情報を表示する工程と,
前記検索結果からユーザ操作により選択された選択ファイルと同じファイルを格納する複数の他の情報処理装置の中から,前記操作中の情報処理装置への前記選択ファイルの転送時間に基づいて,転送元になる他の情報処理装置を選択する工程と,
当該選択された転送元となる他の情報処理装置に前記選択ファイルの転送要求を行い,転送されてきた選択ファイルを受信し前記操作中の情報処理装置に表示する工程とを有するファイル管理方法。
ST1:ファイル検索処理
ST3:ファイル取得処理
ST5:ファイル更新処理
ST6:ファイル種別決定処理
ST8:ファイル転送処理

Claims (9)

  1. ネットワークを介して通信接続可能な複数の情報処理装置内のファイルを管理するファイル管理処理をコンピュータに実行させるコンピュータ読み取り可能なファイル管理プログラムであって,
    前記ファイル管理処理は,
    検索条件に基づくファイル検索要求に応答して,操作中の情報処理装置から前記複数の他の情報処理装置に前記検索条件に基づくファイル検索要求を送信し,各情報処理装置が検索したファイル情報を受信し,前記操作中の情報処理装置に検索結果のファイル情報を表示する工程と,
    前記検索結果からユーザ操作により選択された選択ファイルと同じファイルを格納する複数の他の情報処理装置の中から,前記操作中の情報処理装置への前記選択ファイルの転送時間に基づいて,転送元になる他の情報処理装置を選択する工程と,
    当該選択された転送元になる他の情報処理装置に前記選択ファイルの転送要求を行い,転送されてきた選択ファイルを受信し前記操作中の情報処理装置に表示する工程とを有するファイル管理プログラム。
  2. 請求項1において,さらに,
    前記表示された選択ファイルが編集された後,当該編集済み選択ファイルの更新要求に応答して,前記編集済み選択ファイルを前記操作中の情報処理装置から前記他の情報処理装置に転送する転送時間に基づいて,転送先になる他の情報処理装置を選択する工程と,
    前記編集済み選択ファイルを前記選択した転送先になる他の情報処理装置に転送し,前記選択した転送先になる他の情報処理装置を経由して,前記編集済み選択ファイルの更新先ファイルを格納する他の情報処理装置に,前記編集済み選択ファイルを転送して前記更新先ファイルを更新する工程とを有するファイル管理プログラム。
  3. 請求項2において,さらに,
    前記更新先ファイルとして,前記編集済み選択ファイルの取得元ファイルを選択し,前記取得元ファイルがバックアップファイルの場合にバックアップファイル以外のファイルを選択する工程とを有するファイル管理プログラム。
  4. 請求項1において,さらに,
    前記表示された選択ファイルが編集された後,前記編集済み選択ファイルの更新要求に応答して,当該編集済み選択ファイルの更新先ファイルを格納する他の情報処理装置に,前記編集済み選択ファイルを転送して前記更新先ファイルを更新する工程と,
    前記更新先ファイルとして,前記編集済み選択ファイルの取得元ファイルを選択し,前記取得元ファイルがバックアップファイルの場合にバックアップファイル以外のファイルを選択する工程とを有するファイル管理プログラム。
  5. 請求項3または4において,さらに,
    前記選択ファイルと同一のファイルを格納する複数の他の情報処理装置内のそれぞれの選択ファイル同一のファイルが,バックアップファイルか否かを判定するファイル種別判定工程を有するファイル管理プログラム。
  6. 請求項1において,
    前記検索結果のファイル情報を表示する工程において,ファイル名の重複を避けて検索結果のファイル情報を表示するファイル管理プログラム。
  7. 請求項3または4において,
    前記転送元になる他の情報処理装置を選択する工程において,前記選択される転送元になる他の情報処理装置に格納される転送対象の選択ファイルが,バックアップファイルであることを許容するファイル管理プログラム。
  8. ネットワークを介して通信接続可能な複数の情報処理装置内のファイルを管理するファイル管理装置であって,
    検索条件に基づくファイル検索要求に応答して,操作中の情報処理装置から前記複数の他の情報処理装置に前記検索条件に基づくファイル検索要求を送信し,各情報処理装置が検索したファイル情報を受信し,前記操作中の情報処理装置に検索結果のファイル情報を表示するファイル検索手段と,
    前記検索結果からユーザ操作により選択された選択ファイルと同じファイルを格納する複数の他の情報処理装置の中から,前記操作中の情報処理装置への前記選択ファイルの転送時間に基づいて,転送元になる他の情報処理装置を選択する転送元選択手段と,
    当該選択された転送元となる他の情報処理装置に前記選択ファイルの転送要求を行い,転送されてきた選択ファイルを受信し前記操作中の情報処理装置に表示する選択ファイル取得手段とを有するファイル管理プログラム。
  9. ネットワークを介して通信接続可能な複数の情報処理装置内のファイルを管理するファイル管理処理方法であって,
    検索条件に基づくファイル検索要求に応答して,操作中の情報処理装置から前記複数の他の情報処理装置に前記検索条件に基づくファイル検索要求を送信し,各情報処理装置が検索したファイル情報を受信し,前記操作中の情報処理装置に検索結果のファイル情報を表示する工程と,
    前記検索結果からユーザ操作により選択された選択ファイルと同じファイルを格納する複数の他の情報処理装置の中から,前記操作中の情報処理装置への前記選択ファイルの転送時間に基づいて,転送元になる他の情報処理装置を選択する工程と,
    当該選択された転送元となる他の情報処理装置に前記選択ファイルの転送要求を行い,転送されてきた選択ファイルを受信し前記操作中の情報処理装置に表示する工程とを有するファイル管理方法。
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