JP2018173146A - 変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】油圧クラッチ装置の油圧制御系の複雑化を回避でき、変速のタイミングにあわせてクラッチ装置の断接制御を行うことができる変速機を提供する。【解決手段】運転者によって操作される操作子7と、操作子7の操作に基づいて油圧を発生させるマスターシリンダ5と、マスターシリンダ5の油圧を受けて動作するスレーブシリンダ40と、スレーブシリンダ40の動作により断接制御される油圧クラッチ装置29と、運転者の変速操作に基づいて変速段を切り替える変速切替装置9と、スレーブシリンダ40の動作を油圧クラッチ装置29に伝達するプッシュロッド39と、を備えた変速機Mにおいて、変速切替装置9の変速操作に連動して、プッシュロッド39の動作量を変更して油圧クラッチ装置29の断接を制御する変速動作連動機構3を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、変速機に関し、特に、油圧クラッチ装置を備えた変速機に関する。
従来の鞍乗型車両に用いられる変速機として、油圧クラッチ装置を備えたものが知られている。例えば、特許文献1には、油圧式マニュアルクラッチを備えた変速機で、車両の運転状況によってエンジンブレーキの強さを制御する技術が開示されている。この技術においては、エンジンブレーキの強さを制御するために、運転者の手操作による油圧操作ラインに加えて、アクチュエータによる油圧制御ラインをさらに設け、自動で油圧を制御している。
特開2003−294062号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、運転者によるマニュアル操作によるマニュアル油圧操作圧と、アクチュエータによる自動制御圧とが、ひとつの油圧ライン中に伝達される。したがって、このような技術では、最終的な油圧の挙動が複雑となる虞があり、また、高精度な油圧センサ等を用いた緻密な油圧制御が求められる。また、さらに制御遅れが発生しないようにするためには高性能なECUも必要となる。この結果、油圧制御システムとしては複雑化すると共に非常に高価となる課題を有している。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、油圧クラッチ装置の油圧制御系の複雑化を回避でき、変速のタイミングにあわせてクラッチ装置の断接制御を行うことができる変速機を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、
運転者によって操作される操作子と、
前記操作子の操作に基づいて油圧を発生させるマスターシリンダと、
前記マスターシリンダの油圧を受けて動作するスレーブシリンダと、
前記スレーブシリンダの動作により断接制御される油圧クラッチ装置と、
運転者の変速操作に基づいて変速段を切り替える変速切替装置と、
前記スレーブシリンダの動作を前記油圧クラッチ装置に伝達する伝達部材と、
を備えた変速機において、
前記変速切替装置の変速操作に連動して、前記伝達部材の動作量を変更して前記油圧クラッチ装置の断接を制御する変速動作連動機構を備えることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の構成に加えて、
前記操作子は、運転者の手操作によって動作可能なクラッチレバーであり、
前記変速切替装置は、運転者の足操作によって動作可能な操作ペダルを含み、
前記変速動作連動機構は、前記スレーブシリンダ内に設けられ、該操作ペダルの変速操作に連動して前記伝達部材に作用する機械式クラッチ荷重調整機構を有することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の構成に加えて、
前記変速動作連動機構は、前記操作ペダルの揺動軸に連結されて揺動するとともに、前記伝達部材に連結されるリンク機構を有することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の構成に加えて、
前記機械式クラッチ荷重調整機構は、前記リンク機構の先端部の揺動動作を前記伝達部材のスライド動作に変換する回転カム機構を有することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項3または4に記載の構成に加えて、
前記リンク機構は、前記操作ペダルの操作量が所定回動角度を超えると前記リンク機構の動力伝達を遮断するラチェット部を有することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の構成に加えて、
前記リンク機構は、前記ラチェット部の揺動角度を調整可能なラチェット角度調整部を有することを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項5又は6に記載の構成に加えて、
前記リンク機構は、
シフトスピンドルに設けられたスピンドルアームと、
前記スピンドルアームに前記ラチェット部を介して機械的に接続されるスプリングアームと、
前記スプリングアームとリダクションスプリングを介して機械的に接続されるトルクカムアームと、
前記スプリングアームの位置を調整可能なスプリングアーム位置調整部と、を有することを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項5〜7のいずれか一項に記載の構成に加えて、
前記リンク機構は、
シフトスピンドルに設けられたスピンドルアームと、
前記スピンドルアームに前記ラチェット部を介して機械的に接続されるスプリングアームと、
前記スプリングアームとリダクションスプリングを介して機械的に接続されるトルクカムアームと、
前記トルクカムアームの位置を調整可能なトルクカムアーム位置調整部と、を有することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、変速動作連動機構が、変速切替装置の変速動作に連動して、スレーブシリンダの動作を油圧クラッチ装置に伝達する伝達部材の動作量を変更して油圧クラッチ装置の断接を制御するので、変速のタイミングに合わせて油圧クラッチ装置に機械的な動作を介入させることができる。これにより、油圧制御系の複雑化を回避しつつ、変速時に油圧クラッチ装置の断接を制御することができる。
請求項2の発明によれば、手操作のクラッチレバーによる手操作系とは別に、操作ペダルの足操作による変速動作連動機構により機械式クラッチ荷重調整機構を介して油圧クラッチ装置の断接動作を制御可能としたので、手操作のクラッチレバーと足操作の操作ペダルの動きを切り分けてそれぞれの操作としてはこれまでの操作を変えることなく、油圧クラッチ装置の断接を行うことができる。
請求項3の発明によれば、変速動作連動機構は、操作ペダルの揺動軸に連結されて揺動するとともに伝達部材に連結されるリンク機構を有するので、簡易な構成で変速動作連動機構を変速切替装置に連動させることができる。
請求項4の発明によれば、リンク機構の先端部に設けられた回転カム機構により、足操作による揺動動作(変速操作)を伝達部材のスライド動作に変換することで、これまでの変速操作を行うだけで油圧クラッチ装置の断接を制御することができる。
請求項5の発明によれば、リンク機構は操作ペダルの操作量が所定回動角度を超えるとリンク機構の動力伝達を遮断するラチェット部を有するので、変速が完了した時点で油圧クラッチ装置の断接制御を終わらせることができる。
請求項6の発明によれば、リンク機構がラチェット部の揺動角度を調整可能なラチェット角度調整部を有するので、ラチェット部の稼働範囲を調整して、油圧クラッチ装置の断接制御の終了タイミングを調整することが可能となる。
請求項7の発明によれば、リンク機構は、リンク機構を構成するスプリングアームの位置を調整可能なスプリングアーム位置調整部を有するので、スプリングアームの位置により油圧クラッチ装置の断接動作量を調整することが可能となる。
請求項8の発明によれば、リンク機構は、リンク機構を構成するトルクカムアームの位置を調整可能なトルクカムアーム位置調整部を有するので、トルクカムアームの位置により油圧クラッチ装置の断接動作量を調整することが可能となる。また、リダクションスプリングを介してトルクカムアームに作動力を与えることにより、運転者の踏力によらずに一定の荷重で作動させて油圧クラッチ装置の容量を下げることができる。
本発明に係る第1実施形態の変速機を搭載可能な自動二輪車の左側面図である。 図1の部分拡大図である。 図2のA−A線断面図である。 変速切替装置の断面図である。 機械式クラッチ荷重調整機構の拡大図である。 ラチェット部が係合した状態を示す説明図である。 ラチェット部の係合が解除された状態を示す説明図である。 スプリングアーム位置調整部を説明するための説明図である。 トルクカムアーム位置調整部の調整を説明するための説明図であって、(a)は、トルクカムアーム位置調整部の調整前の状態を示し、(b)は、トルクカムアーム位置調整部の調整後の状態を示す。 本発明に係る第2実施形態における変速機の要部断面図である。
以下、本発明の各実施形態の変速機について、図1〜図10を参照して説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、以下の説明において、前後、左右、上下は、操縦者から見た方向に従い記載し、また、図面に車両の前方をFr、後方をRr、上方をU、下方をD、として示す。
<第1実施形態>
先ず、本実施形態の変速機を搭載可能な鞍乗型車両として自動二輪車100について図1を参照して説明する。
自動二輪車100の車体フレームFが前端に備えるヘッドパイプ111には、前輪WFを軸支したフロントフォーク112および操向ハンドル113が操向可能に支承される。また後輪WRを駆動する動力を発揮するパワーユニットPが、前輪WFおよび後輪WR間に配置されるようにして車体フレームFに搭載され、パワーユニットPの上方に配置される燃料タンク114と、該燃料タンク114の後方に配置される乗車用シート115とが車体フレームFに支持される。車体フレームFには運転者の足置き用のフットレスト104が設けられる。
車体フレームFは、パワーユニットPの後方に位置する左右一対のピボットフレーム116を有しており、後輪WRを後端部で軸支するスイングアーム117の前端部がピボットフレーム116に支軸118を介して揺動可能に支承される。
パワーユニットPは、内燃機関Eと、内燃機関Eおよび後輪WR間に設けられる変速機Mとを備え、内燃機関Eは、その機関本体119の一部であるクランクケース20に車幅方向に延びる軸線を有するクランク軸21が回転自在に支承されるようにしてたとえばV型に構成されており、変速機Mは、機関本体119のクランクケース20内に収容される。
図2及び図3に示すように、変速機Mは、相互に平行な入力軸22及び出力軸23を有しており、クランクケース20の左側壁からの出力軸23の突出端部に固定される駆動スプロケット24(図1も参照)には、後輪WR側に動力を伝達するドライブチェーン25が巻き掛けられる。
入力軸22及び出力軸23はクランク軸21と平行な軸線を有してクランクケース20に回転自在に支承されており、入力軸22および出力軸23間には、択一的な確立を可能とした複数変速段たとえば6段の第1〜第6速用歯車列G1,G2,G3,G4,G5,G6が設けられる。
クランク軸21からの回転動力は、図3に示すように、一次減速装置27、ダンパばね28および油圧クラッチ装置29を介して変速機Mの入力軸22に伝達されるものであり、油圧クラッチ装置29は、一次減速装置27およびダンパばね28を介して動力が伝達されるクラッチアウタ30と、該クラッチアウタ30内の中心部に配置されて入力軸22に相対回転不能に結合されるクラッチインナ31と、クラッチアウタ30の内周壁に軸方向摺動可能にスプライン嵌合される複数枚の駆動摩擦板32…と、それらの駆動摩擦板32…と交互に重ねられるとともにクラッチインナ31の外周に軸方向摺動可能にスプライン嵌合される複数枚の被動摩擦板33…と、最も内側の駆動摩擦板32を受けるようにしてクラッチインナ31の内端に一体に設けられる受圧板34と、最も外側の駆動摩擦板32を押圧可能としてクラッチインナ31の外端に摺動可能に取付けられる加圧板35と、該加圧板35を受圧板34側に向けて付勢するクラッチばね36とを備える。
クラッチばね36の付勢力をもって駆動摩擦板32…および被動摩擦板33…が加圧板35および受圧板34間に挟持されると、油圧クラッチ装置29はクラッチアウタ30およびクラッチインナ31間を相互に摩擦連結するクラッチオン状態(動力伝達状態)となる。
また、クラッチインナ31の中心部には、加圧板35との間にレリーズベアリング37を介在させたレリーズ部材38が配置されており、このレリーズ部材38に、円筒状である入力軸22内に軸方向移動可能に挿入されるプッシュロッド39が連接される。このプッシュロッド39には、押圧力を発揮し得るスレーブシリンダ40が連結されている。スレーブシリンダ40でプッシュロッド39が押されることにより、加圧板35はクラッチばね36のばね力に抗して後退せしめられ、それによって各駆動摩擦板32…および各被動摩擦板33…が自由状態となる。その結果、油圧クラッチ装置29は、クラッチアウタ30およびクラッチインナ31間を非連結としたクラッチオフ状態(動力遮断状態)となる。
図1及び図2に戻って、スレーブシリンダ40はクランクケース20の左側壁に設けられている。このスレーブシリンダ40は、図5に示すように、外端を閉じた有底円筒状に形成されるシリンダハウジング本体44と、シリンダハウジング本体44の開口部を封止して内部にカム機構収容空間43aを形成するシリンダハウジングカバー43と、シリンダハウジング本体44との間に油圧室46を形成して該シリンダハウジング本体44に摺動可能に嵌合されるとともにプッシュロッド39の油圧クラッチ装置29とは反対側の端部に同軸に連接されるピストン45と、油圧室46の容積を拡大する側にピストン45を付勢するようにして油圧室46に収容されるばね47と、一端部がピストン45に連結され他端部がプッシュロッド39に連結される連結ロッド48と、を備えている。なお、このばね47のばね荷重は、ピストン45、連結ロッド48およびプッシュロッド39の軸方向のがたつきを抑える程度の小さな値に設定される。また、シリンダハウジング本体44の一端には、油圧室46に連通する油圧経路5aの供給口46hが設けられている。
スレーブシリンダ40は、図2に示すように、締結部材である第1、第2および第3のボルト49a,49b,49cを介してクランクケース20に適宜締結される。
図1〜図3に示すように、運転者の手操作によって動作可能なクラッチレバーである操作子7は、操向ハンドル113の左側に設けられるともに操向ハンドル113の左側に設けられたマスターシリンダ5(図1では不図示)に接続されている。すなわち、この操作子7の操作に基づいてマスターシリンダ5が、油圧を発生させ、スレーブシリンダ40に油圧をかけることができる。したがって、スレーブシリンダ40はマスターシリンダ5を受けて、プッシュロッド39をレリーズ部材38側(図5の矢印X方向)に移動させ、油圧クラッチ装置29を切断ことができる。なお、図5中の二点鎖線は、油圧の流れを示している。
また、車体フレームFの下部且つ後部には、運転者の足で操作する操作ペダル8が揺動軸8sにより揺動自在に設けられており、変速機Mには、運転者の操作ペダル8による変速操作に基づいて変速段を切り替える変速切替装置9が設けられている。
この変速切替装置9は、図4に示すように、運転者による操作ペダル8の操作時に与えられるペダル荷重によってシフトドラム120を回動させて変速操作を実行するものである。操作ペダル8は、シフトロッド105(図1参照)およびペダルリンクアーム10(図2、図5参照)を介して、シフトスピンドル11sの一端部に固定されたスピンドルアーム11に連結されている。
中空円筒状のシフトドラム120の表面には、3本のシフトフォーク121〜123の一端側とそれぞれ係合する3つの係合溝124〜126が形成されている。シフトフォーク121〜123のうち、2本のシフトフォーク121、123を支持する第1シフトフォーク軸131及び残りの1本のシフトフォーク122を支持する第2シフトフォーク軸132は、入力軸22及び出力軸23と平行な軸線を有してクランクケース20に支持され、シフトフォーク121、123は第1シフトフォーク軸131に、シフトフォーク122は、第2シフトフォーク軸132に、それぞれ軸方向にスライド可能に支承されている。
図3も参照して、シフトフォーク121〜123の他端側は、入力軸22又は出力軸23に対して軸方向に摺動可能に取り付けられたシフタ141〜143にそれぞれ係合されている。
したがって、シフトスピンドル11sの回転に伴ってシフトドラム120が回動することにより、シフトフォーク121〜123が各変速段に応じた軸方向の所定位置に摺動(変位)して、各シフタ141〜143と隣接する歯車との間に配設されているドグクラッチの噛合状態が切り換えられる。これにより、エンジンの回転駆動力を伝達する第1〜第6速用歯車列G1〜G6が選択的に切り換えられて、変速動作が実行されることになる。
次に、変速切替装置9の変速操作に連動して、プッシュロッド39の動作量を変更して油圧クラッチ装置29の断接を制御する変速動作連動機構3について図2及び図5を参照して説明する。
図2及び図5に示すように、シフトスピンドル11sには、ペダルリンクアーム10が取付けられており、操作ペダル8による変速操作(ギアシフト動作とも呼ぶ)によって、ペダルリンクアーム10は揺動する。
また、シフトスピンドル11sには、入力軸22に向かって延出されたスピンドルアーム11が取り付けられている。したがって、ギアシフト動作によるシフトスピンドル11sの回転に伴ってシフトドラム120が回動する際にスピンドルアーム11はシフトスピンドル11sを中心に揺動する。このスピンドルアーム11の先端には、ラチェット部12がラチェット軸12sを介して揺動可能に支持されている。そして、このラチェット部12のラチェット先端部12fがスプリングアーム13の後述するスプリングアーム延出部13bに形成された後端面部13rに係合している。
スプリングアーム13は、シリンダハウジングカバー43のカム機構収容空間43a内に設けられ、連結ロッド48の外周を囲う環状のスプリングアーム本体13aと、スプリングアーム本体13aから下方に延びてカム機構収容空間43a外に露出し、後述するリダクションスプリング17spと当接するスプリングアーム延出部13bとを備え、スプリングアーム本体13aがベアリング42を介してトルクカムアーム14に相対回転可能に支持されている。スプリングアーム13は、シリンダハウジングカバー43との間に介在されたスプリングアームリターンスプリング50により一回転方向に付勢されている。
トルクカムアーム14は、シリンダハウジングカバー43のカム機構収容空間43a内にスプリングアーム13の内側(油圧クラッチ装置29側)に隣接するように設けられる。トルクカムアーム14は、連結ロッド48の外周を囲う環状のトルクカムアーム本体14aと、トルクカムアーム本体14aから下方に延びてカム機構収容空間43a外に露出し、後述する押圧ピン17と当接するトルクカムアーム延出部14bとを備え、トルクカムアーム本体14aがシリンダハウジングカバー43にベアリング41を介して回転可能に支持されるとともに、ベアリング42を介してスプリングアーム13のスプリングアーム本体13aを相対回転可能に支持している。トルクカムアーム14のトルクカムアーム本体14aには、連結ロッド48の外周に設けられたトルクカム48kに係合するアームカム14kが設けられている。
トルクカムアーム14及びスプリングアーム13は、スプリングアーム13のスプリングアーム延出部13bからトルクカムアーム14側に延出されたスプリング保持部13cとトルクカムアーム14のトルクカムアーム延出部14bの先端部分との間に配されたリダクションスプリング17spを介して弾性的に接続されている。
リダクションスプリング17spは、トルクカムアーム延出部14bの先端部分に係合する押圧ピン17の軸部17s周りに、該押圧ピン17の半球状の先端部17fを押圧するように配置される(図9も参照)。ここで、押圧ピン17の球形状の後端部17rは、後述する調整ネジ部18mの貫通孔18h内で軸方向に移動可能に支持されている(図9(a)及び(b)参照)。すなわち、リダクションスプリング17spは、トルクカムアーム延出部14bを押圧する押圧ピン17の先端部17fと、スプリングアーム延出部13bのスプリング保持部13cに保持された調整ネジ部18mの端部との間に配置されることで、スプリングアーム延出部13bの揺動をトルクカムアーム延出部14bに弾性的に伝えることができる。
このように、変速動作連動機構3では、シフトスピンドル11sに設けられたスピンドルアーム11と、スピンドルアーム11にラチェット部12を介して機械的に接続されたスプリングアーム13と、スプリングアーム13とリダクションスプリング17spを介して機械的に接続されるとともにプッシュロッド39に連結されるトルクカムアーム14と、を備え、プッシュロッド39に連結されるリンク機構3aが設けられている。
スレーブシリンダ40内には、カム機構収容空間43a内に操作ペダル8の変速操作に連動してプッシュロッド39に作用する機械式クラッチ荷重調整機構4が設けられている。機械式クラッチ荷重調整機構4は、トルクカムアーム14のトルクカムアーム本体14aに形成されたアームカム14kと、連結ロッド48に形成されたトルクカム48kとによって構成される回転カム機構4aを有し、トルクカムアーム14の揺動動作を、連結ロッド48を介してプッシュロッド39の軸方向のスライド動作に変換することができる。
アームカム14k及びトルクカム48kにて構成される回転カム機構4aは、トルクカムアーム14が所定方向に揺動することで、傾斜したカム面同士が摺動し、連結ロッド48を介してプッシュロッド39をレリーズ部材38側(図5の矢印X方向)に移動させることができる。
リンク機構3aにおけるラチェット部12は、操作ペダル8の操作量が所定回動角度を超えるとリンク機構3aの動力伝達を遮断することができる。このラチェット部12の動作について図6及び図7を参照して説明する。
操作ペダル8に連動してリンク機構3aのスピンドルアーム11が、図6に示すように、シフトスピンドル11sを支点にて揺動(矢印E1方向)する。この時、ラチェット部12のラチェット先端部12fが、スプリングアーム13のスプリングアーム延出部13bの後端面部13rに当接した状態であるので、スプリングアーム13は、プッシュロッド39を回転中心としてスピンドルアーム11と同じ方向(矢印E2方向)に揺動する。しかし、スピンドルアーム11の回転が進むにつれて、ラチェット先端部12fと後端面部13rとの係合の深さが浅くなっていく(図2の係合状態が深い位置から図6の係合状態の浅い位置になる)。
そして、最終的には、図7に示すように、ラチェット先端部12fと後端面部13rとの係合が外れる。この結果、スプリングアーム13は、それまでの揺動方向(矢印E2方向)とは逆方向(矢印F方向)に逆転揺動する。この逆方向への揺動によって、プッシュロッド39をレリーズ部材38側(図5の矢印X方向)に移動させる押圧動作が解除され、クラッチばね36の付勢力によって油圧クラッチ装置29が再び接続される。
次に、変速動作連動機構3の動作について説明する。なお、本実施形態の変速動作連動機構3は運転者が加速する際、即ち変速段を昇段する際に油圧クラッチ装置29が遮断するように設定するものとして説明するが、変速段を降段する際に油圧クラッチ装置29が遮断するように設定してもよい。
運転者が変速段を切り替える場合、一般的には、先ずクラッチレバー7を操作する。クラッチレバー7を操作するとマスターシリンダ5に油圧が生じ、この油圧が、油圧経路5aを介してスレーブシリンダ40に供給される。この油圧によって、ピストン45が押されて連結ロッド48を介してプッシュロッド39がレリーズ部材38側(図5の矢印X方向)へスライドすることで、油圧クラッチ装置29の接続が切れる。このクラッチレバー7の操作直後に、足操作によるシフト操作を行って変速段を切り替えて変速段の切り替えを行う。ここまでは、従来操作と何ら変化がない。
しかし、本実施形態においては、変速動作連動機構3が設けられていることで、シフト操作の動作のであるシフトスピンドル11sの回転がスピンドルアーム11の揺動に変換され、スピンドルアーム11の揺動(図2に示す矢印E1方向の揺動)がラチェット部12を介してスプリングアーム13を揺動させる(図2に示す矢印E2方向の揺動)。このスプリングアーム13の揺動は、リダクションスプリング17spを介してトルクカムアーム14を該スプリングアーム13と同方向に揺動させる。
この結果、トルクカムアーム14のアームカム14kがトルクカム48kを押圧して連結ロッド48を介してプッシュロッド39をレリーズ部材38側(図5の矢印X方向)にスライドさせる。この変速動作連動機構3によるプッシュロッド39の移動量は、回転カム機構4aや後述する調整機構によって適宜調整できるが、例えば、油圧クラッチ装置29の接続が切れる領域から単に接続が弱まるよう域まで幅広く設定することが可能である。
シフト操作の動作がある一定以上になると、ラチェット部12のラチェット先端部12fとスプリングアーム13の後端面部13rとの係合が外れる(図7参照)。この結果、クラッチばね36の付勢力によって、スプリングアーム13は、当初の回転方向とは反対側に揺動(矢印F方向)して元の位置に戻る。また、スピンドルアーム11も、シフト操作が完了すると、操作当初とは反対に揺動し、ラチェット部12のラチェット先端部12fと、スプリングアーム13の後端面部13rとの係合状態も元の係合状態に復帰する。すなわち、ラチェット部12のラチェット先端部12fとスプリングアーム13の後端面部13rとの係合が外れることで、油圧クラッチ装置29は接続状態になる。
このように、足操作によるシフト操作のみでも、油圧クラッチ装置29の接続を弱めたり切ることも可能であって、手操作のクラッチレバー7を使用しなくてもシフト操作が可能となる。
以下、変速動作連動機構3におけるリンク機構調整部について、図6〜図9を参照して説明する。
リンク機構3aには、ラチェット部12の揺動角度を調整することのできるラチェット角度調整部15が設けられている。このラチェット角度調整部15は、図6及び図7に示すように、スピンドルアーム11の上面部に設けられたネジ取付部11bを貫通する角度調整ボルト15mと、ネジ取付部11bに固定された固定用ナット15nと、を備え、ネジ取付部11bを貫通する角度調整ボルト15mの先端がラチェット部12のラチェット後端部12eに接触するように構成されている。
したがって、ラチェット角度調整部15は、固定用ナット15nに対する角度調整ボルト15mのねじ込み移動(矢印C方向)によって、ラチェット後端部12eを押してラチェット部12を回転(矢印D方向の回転)させることができる。この結果、ラチェット先端部12fの位置が移動し、スプリングアーム13の後端面部13rとの係合深さを調整することができる。
また、リンク機構3aには、スプリングアーム13の揺動の初期設定位置を調整するスプリングアーム位置調整部16が設けられている。このスプリングアーム位置調整部16は、図8に示すように、シリンダハウジング本体44に設けられたネジ取付ボス部44aと、このネジ取付ボス部44aを貫通する位置調整ボルト16mと、ネジ取付ボス部44aから位置調整ボルト16mの脱落を防止するためのねじ固定用ナット16nと、を備え、ネジ取付ボス部44aを貫通する位置調整ボルト16mの先端がスプリングアーム13から延出した接触突起13eに接触するように構成されている。
したがって、スプリングアーム位置調整部16は、雌ねじ孔を有するネジ取付ボス部44aに対する位置調整ボルト16mのねじ込み移動(矢印G方向の調節)によって、スプリングアーム13の揺動の初期位置(矢印H方向の位置)を調整することができる。ねじ固定用ナット16nは、位置調整ボルト16mを所定位置で固定する。
また、リンク機構3aには、トルクカムアーム14の位置を調整可能なトルクカムアーム位置調整部18が設けられている。このトルクカムアーム位置調整部18は、図9(a)及び(b)に示すように、軸方向に隣設されたスプリングアーム13及びトルクカムアーム14の間に設けた押圧ピン17の位置を変更することでトルクカムアーム14の揺動初期の位置を調整できるように構成されている。
トルクカムアーム位置調整部18は、リダクションスプリング17spと、該リダクションスプリング17spの付勢力を受けてトルクカムアーム14を押圧する押圧ピン17と、該押圧ピン17をスライド可能に支持すると共にリダクションスプリング17spの一端を係止し、更にスプリングアーム13のスプリング保持部13cに保持された調整ネジ部18mと、スプリング保持部13cに固定されたねじ固定用ナット18nと、を備えている。
押圧ピン17は、先端側にトルクカムアーム延出部14bの、半球形状の凹部14dに嵌まり込む略半球状の先端部17fと、この先端部17fから延出した軸部17sと、軸部17sの後端側に設けられた球状の後端部17rと、を有し、前掲の如く軸部17sを囲むようにリダクションスプリング17spが配置される。先端部17fはトルクカムアーム延出部14bに固定ピン部材17jにより固定されて先端部17fがトルクカムアーム14から離脱することを防止しながら、スプリングアーム13がスプリングアームリターンスプリング50により押し戻される際に、トルクカムアーム14を引き戻すことができる。これにより、トルクカムアーム14のアームカム14kとトルクカム48kとの間に必要な隙間を発生させることができ、所望のタイミングで油圧クラッチ装置29の作動を行わせることができる。なお、トルクカムアーム14を押し込む際には先端部17fがトルクカムアーム延出部14bに接して押し込めるように、固定ピン部材17jとトルクカムアーム延出部14bとが微小の隙間を有して係合されている。さらにこの固定ピン部材17jは装着時には側面をスプリングアーム13が隣接して配置されることから、スプリングアーム13を利用することで特別な抜け止め手段を削減することが可能となる。
調整ネジ部18mは、スプリングアーム13のスプリング保持部13cに固定されたねじ固定用ナット18nに対し六角レンチ等でねじ込み移動(矢印I方向)できるように設けられている。この調整ネジ部18mの貫通孔18h内には、押圧ピン17の後端部17rがスライド可能に収容されている。そして、リダクションスプリング17spは、調整ネジ部18mの先端縁18fと押圧ピン17の先端部17fとの間に設けられている。リダクションスプリング17spにより付勢されることで、通常状態では調整ネジ部18mと先端部17fとが相対移動規制となる最大拡張状態に維持されている。このリダクションスプリング17spは操作ペダル8の操作初動時のみ僅かに圧縮されるが、その後すぐに拡張状態に戻るため、押圧ピン17がトルクカムアーム14を押圧していくことになる。このように、リダクションスプリング17spを介してトルクカムアーム14に作動力を与えることにより、運転者の踏力によらずに一定の荷重で作動させて油圧クラッチ装置29の容量を下げることができる。
したがって、例えば、図9(b)に示すように、調整ネジ部18mのねじ込み位置を深くなるように移動(矢印J1方向)することで、トルクカムアーム14を時計回りの方向に回転移動(矢印J2方向)させる。この結果、アームカム14kの位置は、調整ネジ部18mをねじ込む前の状態(図9(a)の状態)よりも時計回り方向に回転移動し、トルクカム48kに対する相対位置を変えることができる。なお、リダクションスプリング17spの付勢力を変更したい場合には、異なる弾性特性のスプリングに代えることで調整が可能となる。
以上説明したように、本実施形態においては、変速動作連動機構3が、変速切替装置9の変速動作に連動して、スレーブシリンダ40の動作を油圧クラッチ装置29に伝達する伝達部材であるプッシュロッド39の動作量を変更して油圧クラッチ装置29の断接を制御するので、変速のタイミングに合わせて油圧クラッチ装置29に機械的な動作を介入させることができる。これにより、油圧制御系の複雑化を回避しつつ、変速時に油圧クラッチ装置29の断接を制御することができる。
また、本実施形態においては、手操作のクラッチレバー7による手操作系とは別に、操作ペダル8の足操作による変速動作連動機構3により機械式クラッチ荷重調整機構4を介して油圧クラッチ装置29の断接動作を制御可能としたので、手操作のクラッチレバー7と足操作の操作ペダル8の動きを切り分けてそれぞれの操作としてはこれまでの操作を変えることなく、油圧クラッチ装置29の断接を行うことができる。
また、本実施形態においては、変速動作連動機構3は、操作ペダル8の揺動軸に連結されて揺動するとともにプッシュロッド39に連結されるリンク機構3aを有するので、簡易な構成で変速動作連動機構3を変速切替装置9に連動させることができる。
また、本実施形態においては、リンク機構3aの先端部に設けられた回転カム機構4aにより、足操作による揺動動作(変速操作)をプッシュロッド39のスライド動作に変換することで、これまでの変速操作を行うだけで油圧クラッチ装置29の断接を制御することができる。
また、本実施形態においては、リンク機構3aは操作ペダル8の操作量が所定回動角度を超えるとリンク機構の動力伝達を遮断するラチェット部12を有するので、変速が完了した時点で油圧クラッチ装置29の断接制御を終わらせることができる。
また、本実施形態においては、リンク機構3aがラチェット部12の揺動角度を調整可能なラチェット角度調整部15を有するので、ラチェット部12の稼働範囲を調整して、油圧クラッチ装置29の断接制御の終了タイミングを調整することが可能となる。
また、本実施形態においては、リンク機構3aは、リンク機構3aを構成するスプリングアーム13の位置を調整可能なスプリングアーム位置調整部16を有するので、スプリングアーム13の位置により油圧クラッチ装置29の断接動作量を調整することが可能となる。
また、本実施形態においては、リンク機構3aは、リンク機構3aを構成するトルクカムアーム14の位置を調整可能なトルクカムアーム位置調整部18を有するので、トルクカムアーム14の位置により油圧クラッチ装置29の断接動作量を調整することが可能となる。
<第2実施形態>
以下、本発明の第2実施形態について、図10を参照して説明する。なお、図10は、本実施形態における変速機Mの要部を示す概略断面図である。また、図10において、第1実施形態と共通する構成要素には、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態の変速機Mにおいて、第1実施形態と相違する点は、図10に示すように、ピストン45のボス部45bを、トルクカムアーム14の内側に、軸方向においてトルクカムアーム14とオーバーラップするように配置し、スレーブシリンダ40の軸方向の寸法Lを短くした点である。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、適宜変更できる。例えば、変速動作連動機構3におけるリンク機構3aの各リンク部材の形状や、ラチェット角度調整部15、スプリングアーム位置調整部16及びトルクカムアーム位置調整部18などの構成については、図示のものに限定されるものではなく、適宜変更することができる。
3 変速動作連動機構
3a リンク機構
4 機械式クラッチ荷重調整機構
4a 回転カム機構
5 マスターシリンダ
7 クラッチレバー(操作子)
8 操作ペダル
8s 揺動軸
9 変速切替装置
11 スピンドルアーム
11s シフトスピンドル
12 ラチェット部
13 スプリングアーム
14 トルクカムアーム
15 ラチェット角度調整部
16 スプリングアーム位置調整部
17sp リダクションスプリング
18 トルクカムアーム位置調整部
29 油圧クラッチ装置
39 プッシュロッド(伝達部材)
40 スレーブシリンダ
M 変速機

Claims (8)

  1. 運転者によって操作される操作子(7)と、
    前記操作子(7)の操作に基づいて油圧を発生させるマスターシリンダ(5)と、
    前記マスターシリンダ(5)の油圧を受けて動作するスレーブシリンダ(40)と、
    前記スレーブシリンダ(40)の動作により断接制御される油圧クラッチ装置(29)と、
    運転者の変速操作に基づいて変速段を切り替える変速切替装置(9)と、
    前記スレーブシリンダ(40)の動作を前記油圧クラッチ装置(29)に伝達する伝達部材(39)と、を備えた変速機(M)において、
    前記変速切替装置(9)の変速操作に連動して、前記伝達部材(39)の動作量を変更して前記油圧クラッチ装置(29)の断接を制御する変速動作連動機構(3)を備える、ことを特徴とする変速機(M)。
  2. 前記操作子(7)は、運転者の手操作によって動作可能なクラッチレバーであり、
    前記変速切替装置(9)は、運転者の足操作によって動作可能な操作ペダル(8)を含み、
    前記変速動作連動機構(3)は、前記スレーブシリンダ(40)内に設けられ、該操作ペダル(8)の変速操作に連動して前記伝達部材(39)に作用する機械式クラッチ荷重調整機構(4)を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の変速機(M)。
  3. 前記変速動作連動機構(3)は、前記操作ペダル(8)の揺動軸(8s)に連結されて揺動するとともに、前記伝達部材(39)に連結されるリンク機構(3a)を有する、ことを特徴とする請求項2に記載の変速機(M)。
  4. 前記機械式クラッチ荷重調整機構(4)は、前記リンク機構(3a)の先端部の揺動動作を前記伝達部材(39)のスライド動作に変換する回転カム機構(4a)を有する、ことを特徴とする請求項3に記載の変速機(M)。
  5. 前記リンク機構(3a)は、前記操作ペダル(8)の操作量が所定回動角度を超えると前記リンク機構(3a)の動力伝達を遮断するラチェット部(12)を有する、ことを特徴とする請求項3または4に記載の変速機(M)。
  6. 前記リンク機構(3a)は、前記ラチェット部(12)の揺動角度を調整可能なラチェット角度調整部(15)を有する、ことを特徴とする請求項5に記載の変速機(M)。
  7. 前記リンク機構(3a)は、
    シフトスピンドル(11s)に設けられたスピンドルアーム(11)と、
    前記スピンドルアーム(11)に前記ラチェット部(12)を介して機械的に接続されるスプリングアーム(13)と、
    前記スプリングアーム(13)とリダクションスプリング(17sp)を介して機械的に接続されるトルクカムアーム(14)と、
    前記スプリングアーム(13)の位置を調整可能なスプリングアーム位置調整部(16)と、を有する、ことを特徴とする請求項5又は6に記載の変速機(M)。
  8. 前記リンク機構(3a)は、
    シフトスピンドル(11s)に設けられたスピンドルアーム(11)と、
    前記スピンドルアーム(11)に前記ラチェット部(12)を介して機械的に接続されるスプリングアーム(13)と、
    前記スプリングアーム(13)とリダクションスプリング(17sp)を介して機械的に接続されるトルクカムアーム(14)と、
    前記トルクカムアーム(14)の位置を調整可能なトルクカムアーム位置調整部(18)と、を有する、ことを特徴とする請求項5〜7のいずれか一項に記載の変速機(M)。
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