JP2018173071A - 内接歯車ポンプ - Google Patents

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【課題】 持続的に歯車の摺動面とポンプハウジングとの接触を抑制し、歯車を回転駆動する駆動トルクを低減し得る内接歯車ポンプを提供するものである。【解決手段】 ポンプハウジング1の収容孔1Aに内歯3を有するリング状の内歯歯車2を収容し、内歯歯車2の内歯3と内接噛み合いする外歯7を有する外歯歯車6を内歯歯車2の内部に偏心して収容する。内歯歯車2は、ポンプハウジング1と摺動する側面2Aと外周面2Bに、それぞれ第1疎層領域4と第2疎層領域5を配置する。外歯歯車6は、固定軸8と摺動する内周面6Dとポンプハウジング1と摺動する側面6Cに、それぞれ第3疎層領域10と第4疎層領域11を配置する。第1〜4疎層領域4、5、10、11は細孔を有する多孔質体から形成する。このため、持続的に両歯車2、6の摺動面とポンプハウジング1との接触を抑制し、両歯車2、6を回転駆動する駆動トルクを低減することができる。【選択図】 図1

Description

本発明は、内歯歯車の内歯と外歯歯車の外歯とを内接噛み合いするよう内歯歯車の内部に外歯歯車を偏心して収容した内接歯車ポンプに関する。
従来の内接歯車ポンプは、ポンプハウジング(ハウジング)の収容孔に、内歯を有するリング状の内歯歯車(従動ギア)を回転自在に収容し、この内歯歯車(従動ギア)の内歯と内接噛み合いする外歯を有する外歯歯車(駆動ギア)を内歯歯車(従動ギア)の内部に偏心して収容する。そして、内歯歯車(従動ギア)の軸方向におけるポンプハウジング(ハウジング)との摺動面には、部分的に低摩擦材がコーティングされた低摩擦部を有する。これにより、低摩擦部が形成されている部分に油膜圧力が生じ、内歯歯車(従動ギア)の低摩擦部とポンプハウジング(ハウジング)との接触を抑制することで、駆動トルクの低減を図っている。
特開2016−217289号公報
ところが、かかる従来の内接歯車ポンプでは、コーティングされた低摩擦部と内歯歯車の摺動面との隙間に作動油が入り込んで、低摩擦部が内歯歯車の摺動面から剥離することがある。さらに、低粘度の作動油を使用する場合には、内歯歯車の摺動面とポンプハウジングの間に十分な油膜圧力が生じないため、低摩擦部はポンプハウジングとの接触により摩耗していく。このため、内歯歯車の摺動面とポンプハウジングが時間の経過と共に頻繁に接触するようになり、内歯歯車および/または外歯歯車としての歯車を回転駆動する駆動トルクが増大するという問題点があった。
本発明の課題は、持続的に歯車の摺動面とポンプハウジングとの接触を抑制し、歯車を回転駆動する駆動トルクを低減し得る内接歯車ポンプを提供するものである。
かかる課題を達成すべく、本発明は次の手段をとった。即ち、
ポンプハウジングの収容孔に内歯を有するリング状の内歯歯車を回転自在に収容し、内歯歯車の内歯と内接噛み合いする外歯を有する外歯歯車を内歯歯車の内部に偏心して収容する内接歯車ポンプにおいて、内歯歯車と外歯歯車の少なくとも一方は、ポンプハウジングと摺動する摺動面の一部を疎層領域で構成し、疎層領域は細孔を有する多孔質体から形成したことを特徴とする内接歯車ポンプがそれである。
この場合、前記内歯歯車は、軸方向で前記ポンプハウジングと摺動する側面の一部を前記疎層領域としての第1疎層領域で構成してもよい。また、前記第1疎層領域は、前記内歯の歯先部の径方向外方で前記内歯歯車の周方向へ間隙を有して複数個を配置してもよい。また、前記内歯歯車は、前記ポンプハウジングと摺動する外周面に前記疎層領域としての第2疎層領域を形成し、この第2疎層領域を前記第1疎層領域と一体的に配置してもよい。また、前記ポンプハウジングには前記外歯歯車を軸支する固定軸を有し、前記外歯歯車は中心に軸方向へ貫通する貫通孔を有し、貫通孔に固定軸を摺動自在に挿通し、固定軸と摺動する貫通孔の内周面の一部を前記疎層領域としての第3疎層領域で構成してもよい。また、前記第3疎層領域は、前記外歯の歯先部の径方向内方で前記外歯歯車の周方向へ間隙を有して複数個を配置してもよい。また、前記外歯歯車は、軸方向で前記ポンプハウジングと摺動する側面に、前記疎層領域としての第4疎層領域を形成し、この第4疎層領域を前記第3疎層領域と一体的に配置してもよい。
以上詳述したように、請求項1に記載の発明は、内歯歯車と外歯歯車の少なくとも一方は、ポンプハウジングと摺動する摺動面の一部を疎層領域で構成し、疎層領域は細孔を有する多孔質体から形成した。このため、疎層領域で細孔に油が充填されることで油膜圧力が生じると共に、コーティングによる段差が生じない平面の摺動面において疎層領域は摩耗し難いから、持続的に歯車の摺動面とポンプハウジングとの接触を抑制し、歯車を回転駆動する駆動トルクを低減することができる。
また、請求項2に記載の発明は、内歯歯車は、軸方向でポンプハウジングと摺動する側面の一部を疎層領域としての第1疎層領域で構成した。このため、特にポンプハウジングとの摩擦が生じやすい側面に第1疎層領域で油膜圧力が生じると共に、段差がない平面の側面において第1疎層領域は摩耗し難いから、持続的に内歯歯車の側面とポンプハウジングとの接触を抑制し、より一層歯車を回転駆動する駆動トルクを低減することができる。
また、請求項3に記載の発明は、第1疎層領域は、内歯の歯先部の径方向外方で内歯歯車の周方向へ間隙を有して複数個を配置した。このため、強度が必要な肉薄の歯底部には第1疎層領域を配置しないから、内歯歯車に第1疎層領域を有しても、内歯歯車の必要な強度を確保することができる。
また、請求項4に記載の発明は、内歯歯車は、ポンプハウジングと摺動する外周面に疎層領域としての第2疎層領域を形成し、この第2疎層領域を第1疎層領域と一体的に配置した。このため、第1疎層領域と第2疎層領域とを一度に形成できるから、容易に内歯歯車を製作することができる。
また、請求項5に記載の発明は、ポンプハウジングには外歯歯車を軸支する固定軸を有し、外歯歯車は中心に軸方向へ貫通する貫通孔を有し、貫通孔に固定軸を摺動自在に挿通し、固定軸と摺動する貫通孔の内周面の一部を疎層領域としての第3疎層領域で構成した。このため、固定軸と外歯歯車の貫通孔の内周面に第3疎層領域で油膜圧力が生じるから、固定軸と外歯歯車の貫通孔の内周面の接触を抑制し、より一層歯車を回転駆動する駆動トルクを低減することができる。
また、請求項6に記載の発明は、第3疎層領域は、外歯の歯先部の径方向内方で外歯歯車の周方向へ間隙を有して複数個を配置した。このため、強度が必要な肉薄の歯底部には第3疎層領域を配置しないから、外歯歯車に第3疎層領域を有しても、外歯歯車の必要な強度を確保することができる。
また、請求項7に記載の発明は、外歯歯車は、軸方向でポンプハウジングと摺動する側面に、疎層領域としての第4疎層領域を形成し、この第4疎層領域を第3疎層領域と一体的に配置した。このため、第3疎層領域と第4疎層領域とを一度に形成できるから、容易に外歯歯車を製作することができる。
一実施形態を示した内接歯車ポンプの断面図である。 他の実施形態を示した内接歯車ポンプの断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。
図1において、1はポンプハウジングで、一側面より穿設した有底の収容孔1Aを有する。2はリング状の内歯歯車で、10枚の内歯3を有し、ポンプハウジング1の収容孔1Aへ回転自在に収容している。内歯歯車2は、軸方向でポンプハウジング1と摺動する側面2Aと径方向でポンプハウジング1と摺動する外周面2Bを有する。1つの内歯3は歯先部3Aと歯底部3Bを有する。4は内歯歯車2の側面2Aの一部を構成する第1疎層領域で、内歯3の歯先部3Aの径方向外方で内歯歯車2の周方向へ間隙を有して10個配置している。5は内歯歯車2の外周面2Bの一部を構成する第2疎層領域で、内歯3の歯先部3Aの径方向外方で内歯歯車2の周方向へ間隙を有して第1疎層領域4と一体的に配置している。
6は外歯歯車で、内歯3と内接噛み合いする9枚の外歯7を有し、内歯歯車2の内部に偏心して回転自在に収容している。外歯歯車6は、中心に貫通孔6Aを軸方向へ貫通形成し、貫通孔6Aの径方向へ等間隔に3か所の凹部6Bを窪み形成している。8は円筒状の固定軸で、ポンプハウジング1の図示しない蓋部に固定し、外歯歯車6の貫通孔6Aに挿通して、外歯歯車6を回転自在に軸支している。9は円筒状の駆動軸で、外歯歯車6と同芯にポンプハウジング1へ回転自在に設け、先端部に径方向の3箇所へ等間隔に凸部9Aを軸方向へ突出して形成し、凸部9Aを外歯歯車7の凹部6Bに挿入して外歯歯車6を回転駆動する。外歯歯車6は、軸方向でポンプハウジング1と摺動する側面6Cと固定軸8と摺動する貫通孔6Aの内周面6Dを有する。1つの外歯7は歯先部7Aと歯底部7Bを有する。10は外歯歯車6の内周面6Dの一部を構成する第3疎層領域で、外歯7の歯先部7Aの径方向内方で外歯歯車6の周方向へ間隙を有して9個配置している。11は外歯歯車6の側面6Cの一部を構成する第4疎層領域で、外歯7の歯先部7Aの径方向内方で外歯歯車6の周方向へ間隙を有して第3疎層領域10と一体的に配置している。そして、第1〜4疎層領域4、5、10、11は細孔を有する多孔質体としての発泡樹脂から形成している。
12は作動油を吸入する吸入ポートで、両歯車2、6の回転により容積が増加する吸入域空間Sに連通している。13は作動油を吐出する吐出ポートで、両歯車2,6の回転により容積が減少する吐出域空間Pに連通している。
次に、かかる構成の作動を説明する。
駆動軸8により外歯歯車6を回転方向Aに回転駆動すると、外歯歯車6と内接噛み合いする内歯歯車2を回転駆動する。そして、吸入ポート12より吸入域空間Sで吸入された作動油は、吐出域空間Pに搬送され吐出ポート13より吐出される。
かかる作動で、内歯歯車2と外歯歯車6の少なくとも一方は、ポンプハウジング1と摺動する摺動面の一部を疎層領域で構成し、疎層領域は細孔を有する多孔質体から形成した。このため、疎層領域で細孔に油が充填されることで油膜圧力が生じると共に、コーティングによる段差が生じない平面の摺動面において疎層領域は摩耗し難いから、持続的に歯車の摺動面とポンプハウジング1との接触を抑制し、歯車を回転駆動する駆動トルクを低減することができる。
また、内歯歯車2は、軸方向でポンプハウジング1と摺動する側面2Aの一部を第1疎層領域4で構成した。このため、特にポンプハウジング1との摩擦が生じやすい側面2Aに第1疎層領域4で油膜圧力が生じると共に、段差がない平面の側面2Aにおいて第1疎層領域4は摩耗し難いから、持続的に内歯歯車2の側面2Aとポンプハウジング1との接触を抑制し、より一層歯車を回転駆動する駆動トルクを低減することができる。
また、第1疎層領域4は、内歯3の歯先部3Aの径方向外方で内歯歯車2の周方向へ間隙を有して10個を配置した。このため、強度が必要な肉薄の歯底部3Bには第1疎層領域4を配置しないから、内歯歯車2に第1疎層領域4を有しても、内歯歯車2の必要な強度を確保することができる。
また、内歯歯車2は、ポンプハウジング1と摺動する外周面2Bに第2疎層領域5を形成し、この第2疎層領域5を第1疎層領域4と一体的に配置した。このため、第1疎層領域4と第2疎層領域5とを一度に形成できるから、容易に内歯歯車2を製作することができる。
また、ポンプハウジング1には外歯歯車6を軸支する固定軸8を有し、外歯歯車6は中心に軸方向へ貫通する貫通孔6Aを有し、貫通孔6Aに固定軸8を摺動自在に挿通し、固定軸8と摺動する貫通孔6Aの内周面6Dの一部を第3疎層領域10で構成した。このため、固定軸8と外歯歯車6の貫通孔6Aの内周面6Dに第3疎層領域10で油膜圧力が生じるから、固定軸8と外歯歯車6の貫通孔の内周面6Dの接触を抑制し、より一層歯車を回転駆動する駆動トルクを低減することができる。
また、第3疎層領域10は、外歯7の歯先部7Aの径方向内方で外歯歯車6の周方向へ間隙を有して9個を配置した。このため、強度が必要な肉薄の歯底部7Bには第3疎層領域10を配置しないから、外歯歯車6に第3疎層領域10を有しても、外歯歯車6の必要な強度を確保することができる。
また、外歯歯車6は、軸方向でポンプハウジング1と摺動する側面6Cに、第4疎層領域11を形成し、この第4疎層領域11を第3疎層領域10と一体的に配置した。このため、第3疎層領域10と第4疎層領域11とを一度に形成できるから、容易に外歯歯車6を製作することができる。
図2は、本発明の他実施形態を示し、一実施形態と同一個所には同符号を付して説明を省略し、異なる個所についてのみ説明する。
図2において、第1疎層領域4と第2疎層領域5は、細孔を有する多孔質体としての焼結金属から形成している。例えば、内歯歯車2の全ての部分を、細孔を有する焼結金属で形成し、第1疎層領域4と第2疎層領域5以外の部分には樹脂を含浸して細孔を充塞する。これにより、第1疎層領域4と第2疎層領域5のみ、細孔を有する多孔質体から形成される。14は外歯歯車で、内歯3と内接噛み合いする9枚の外歯15を有し、内歯歯車2の内部に偏心して回転自在に収容している。1つの外歯15は歯先部15Aと歯底部15Bを有する。16は外歯歯車14を回転駆動する駆動軸で、外歯歯車14に係合している。
作動は、駆動軸16により外歯歯車14を回転方向Aに回転駆動すると、外歯歯車14と内接噛み合いする内歯歯車2を回転駆動する。そして、吸入ポート12より吸入域空間Sで吸入された作動油は、吐出域空間Pに搬送され吐出ポート13より吐出される。
かかる作動で、一実施形態と略同様に、疎層領域で細孔に油が充填されることで油膜圧力が生じると共に、コーティングによる段差が生じない平面の摺動面において疎層領域は摩耗し難いから、持続的に歯車の摺動面とポンプハウジング1との接触を抑制し、歯車を回転駆動する駆動トルクを低減することができる。また、特にポンプハウジング1との摩擦が生じやすい側面2Aに第1疎層領域4で油膜圧力が生じると共に、段差がない平面の側面2Aにおいて第1疎層領域4は摩耗し難いから、持続的に内歯歯車2の側面2Aとポンプハウジング1との接触を抑制し、より一層歯車を回転駆動する駆動トルクを低減することができる。また、強度が必要な肉薄の歯底部3Bには第1疎層領域4を配置しないから、内歯歯車2に第1疎層領域4を有しても、内歯歯車2の必要な強度を確保することができる。また、第1疎層領域4と第2疎層領域5とを一度に形成できるから、容易に内歯歯車2を製作することができる。
なお、前述の各実施形態では、第1疎層領域4と第2疎層領域5は一体的に配置したが、第1疎層領域4は、内歯3の歯先部3Aと外周面2Bとの間に配置して、第2疎層領域5と別体として配置してもよい。また、第1疎層領域4は、内歯3の歯先部3Aの径方向外方で内歯歯車2の周方向へ間隙を有して10個配置したが、1つの歯先部3Aの径方向外方に1個以上配置してもよいし、すべての歯先部3Aの径方向外方に配置しなくてもよい。また、一実施形態では、第3疎層領域10は、外歯7の歯先部7Aの径方向内方で外歯歯車6の周方向へ間隙を有して9個配置したが、1つの歯先部7Aの径方向内方に1個以上配置してもよいし、すべての歯先部7Aの径方向内方に配置しなくてもよい。また、他実施形態では、内歯歯車2の全ての部分を、細孔を有する焼結金属で形成し、第1疎層領域4と第2疎層領域5以外の部分には樹脂を含浸し細孔を充塞して、第1疎層領域4と第2疎層領域5を細孔を有する多孔質体で形成したが、これに限らず、内歯歯車2の全ての部分を、細孔を有する焼結金属で形成し、第1疎層領域4と第2疎層領域5以外の部分を突出して成形し、その突出した部分をプレス等で圧縮して細孔を潰したり、研磨加工等で細孔を充塞したり、科学的または熱的に溶解して細孔を充塞したりして、第1疎層領域4と第2疎層領域5のみを細孔を有する多孔質体で形成してもよいことは勿論である。
1:ポンプハウジング
2:内歯歯車
2A、6C:側面
2B:外周面
3:内歯
3A、7A、15A:歯先部
3B、7B、15B:歯底部
4:第1疎層領域
5:第2疎層領域
6:外歯歯車
6A:貫通孔
6D:内周面
8:固定軸
10:第3疎層領域
11:第4疎層領域

Claims (7)

  1. ポンプハウジングの収容孔に内歯を有するリング状の内歯歯車を回転自在に収容し、内歯歯車の内歯と内接噛み合いする外歯を有する外歯歯車を内歯歯車の内部に偏心して収容する内接歯車ポンプにおいて、内歯歯車と外歯歯車の少なくとも一方は、ポンプハウジングと摺動する摺動面の一部を疎層領域で構成し、疎層領域は細孔を有する多孔質体から形成したことを特徴とする内接歯車ポンプ。
  2. 前記内歯歯車は、軸方向で前記ポンプハウジングと摺動する側面の一部を前記疎層領域としての第1疎層領域で構成することを特徴とする請求項1に記載の内接歯車ポンプ。
  3. 前記第1疎層領域は、前記内歯の歯先部の径方向外方で前記内歯歯車の周方向へ間隙を有して複数個を配置することを特徴とする請求項2に記載の内接歯車ポンプ。
  4. 前記内歯歯車は、前記ポンプハウジングと摺動する外周面に前記疎層領域としての第2疎層領域を形成し、この第2疎層領域を前記第1疎層領域と一体的に配置することを特徴とする請求項3に記載の内接歯車ポンプ。
  5. 前記ポンプハウジングには前記外歯歯車を軸支する固定軸を有し、前記外歯歯車は中心に軸方向へ貫通する貫通孔を有し、貫通孔に固定軸を摺動自在に挿通し、固定軸と摺動する貫通孔の内周面の一部を前記疎層領域としての第3疎層領域で構成することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一つに記載の内接歯車ポンプ。
  6. 前記第3疎層領域は、前記外歯の歯先部の径方向内方で前記外歯歯車の周方向へ間隙を有して複数個を配置することを特徴とする請求項5に記載の内接歯車ポンプ。
  7. 前記外歯歯車は、軸方向で前記ポンプハウジングと摺動する側面に、前記疎層領域としての第4疎層領域を形成し、この第4疎層領域を前記第3疎層領域と一体的に配置することを特徴とする請求項6に記載の内接歯車ポンプ。
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