JP2007023774A - ギヤポンプ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 部品点数を削減しつつシール性の向上を達成可能なギヤポンプを提供すること。
【解決手段】 駆動軸により軸支される駆動側歯車と、従動軸により軸支される従動側歯車と、前記駆動軸及び従動軸の軸方向両側方に設けられた一対の側板と、前記歯車の歯先をシールすると共に前記側板との衝合により第1油室を形成するシールブロックとから構成されたポンプ組立体と、前記ポンプ組立体を収装し、第2油室を形成するケーシングと、を備えたギヤポンプにおいて、前記側板又はシールブロックの少なくとも一方の部材に設けられ、両者を互いに押圧し、塑性変形することにより、前記第1油室と第2油室とを仕切るリブを設け、前記リブは前記側板又はシールブロックのリブに対向する部分よりも低い硬度を有することとした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば車両用ブレーキ装置等の油圧源として好適に用いられるギヤポンプ及びその製造方法に関する。
従来、ギヤポンプとして例えば特許文献1に記載の技術が開示されている。この公報に記載のギヤポンプは、本体ケース内に、駆動ギヤを軸支する駆動軸と、従動ギヤを軸支する従動軸と、一対の側板と、シールブロックから構成されたポンプ組立体を収装している。この側板とシールブロックとの衝合面には、軟質のシール部材を配置し、シール性を確保している。
特開2001−214870号公報。
しかしながら、上述の従来技術にあっては、シール性を高めるために別途シール部材を設けるため、部品点数が増加し部品管理が煩雑になり、コストアップとなる問題があった。
本発明は、上述の従来の問題点に着目して成されたもので、部品点数を削減しつつシール性の向上を達成可能なギヤポンプを提供することを目的としている。
上述の目的を達成するため、本発明は、駆動軸により軸支される駆動側歯車と、従動軸により軸支される従動側歯車と、前記駆動軸及び従動軸の軸方向両側方に設けられた一対の側板と、前記歯車の歯先をシールすると共に前記側板との衝合により第1油室を形成するシールブロックとから構成されたポンプ組立体と、前記ポンプ組立体を収装し、第2油室を形成するケーシングと、を備えたギヤポンプにおいて、前記側板又はシールブロックの少なくとも一方の部材に設けられ、両者を互いに押圧し、塑性変形することにより、前記第1油室と第2油室とを仕切るリブを設け、前記リブは前記側板又はシールブロックの対向する部分よりも低い硬度を有することを特徴とする。
よって、別途シール部材等を設けることなく塑性変形によってシール性を確保することが可能となり、部品点数を削減することができる。
以下に、本発明を実施する最良の形態を実施例として図面に基づいて説明する。
まず、構成について図1〜図3を用いて説明する。図1はギヤポンプのA−A部分断面図である。尚、説明のためケーシング(ポンプハウジング1及びハウジングカバー2)のみ断面を取っており、ケーシング内に収装されるポンプ組立体3については側面図とする。図2はギヤポンプのB−B断面図である。図3はポンプ組立体3を表す分解構成図である。
(ケーシングについて)
ポンプハウジング1には、ポンプ組立体3を収装する円筒状のシリンダ孔1bが設けられている。このシリンダ孔1bの底面部には駆動軸支持孔1aが設けられている。駆動軸支持孔1aの内周には軸受け20が設けられ、駆動軸支持孔1aには後述する駆動軸10Aが回転可能に支持される。
シリンダ孔1bの内周面は、位置決め用の当接面101bと内壁102bから構成されている。当接面101bは、内壁102bよりも駆動軸支持孔1aとの関係において高い精度により形成されている。ポンプハウジング1の径方向には、吐出ポート1cが設けられ、シリンダ孔1bと外部とを連通している。
駆動軸支持孔1aと軸方向に対向する側には、ハウジングカバー2がボルト22により取り付けられ、シリンダ孔1b及びハウジングカバー2によりポンプ組立体3を液密に収装している。ハウジングカバー2の軸方向には、後述する吸入通路13と連通する吸入ポート2aが設けられている。
(ポンプ組立体について)
ポンプ組立体3は、図3に示すように駆動軸10Aに設けられた駆動ギヤ10と、従動軸11Aに設けられた従動ギヤ11と、駆動軸10A及び従動軸11Aの軸方向両側に設けられた一対の側板7,8と、シールブロック12から構成されている。駆動軸10Aには図外のモータが接続されている。
駆動軸10A及び従動軸11Aに対し、支持孔7A,7Bが設けられた側板7と、支持孔8A,8Bが設けられた側板8を軸方向両側から挿入する。これにより駆動ギヤ10と従動ギヤ11が互いに噛み合って回転するように軸支すると共に、駆動ギヤ10及び従動ギヤ11と回転摺動により液密にシールしている。この側板7,8は硬度がHRF90前後の焼結材から構成されている。
側板7,8には、シールブロック12との当接面側に円弧状の切り欠き7C,8Cが設けられている。切り欠き7Cは、支持孔7Aと7Bの間に、また切り欠き8Cは支持孔8Aと8Bの間に設けられている。この切り欠き7C,8Cは軸方向に側板7,8の全幅にわたって形成されている。側板7とポンプハウジング1との間、及び側板8とハウジングカバー2との間には、それぞれシールリング19が設けられている。シールリング19は側板7,8及びシールブロック12とポンプハウジング1及びハウジングカバー2の間を液密にシールするよう構成されている。
シールブロック12には、側板7,8との当接面側に、駆動ギヤ10及び従動ギヤ11の歯先に沿って凹湾曲状に切り欠かれた凹湾曲面12A,12Bが設けられている。また、凹湾曲面12A,12Bの間であって、切り欠き7C,8Cと対向する位置には、円弧状の円弧溝12Cがシールブロック12の全幅にわたって設けられている。上述の側板7,8にシールブロック12を金属コイルばね6により着脱可能に巻結しポンプ組立体3を構成することで、切り欠き7C,8C及び円弧溝12Cにより、吸入通路13(特許請求の範囲に記載の第1油室に相当)が形成される。シールブロック12は、側板7,8の硬度と同程度の硬度HRF90前後の焼結材から構成されている。
金属コイルばね6は、液圧が発生していない時の仮止め部材であり、液圧が発生すると、ポンプ組立体3の外周に発生する高圧と、吸入通路13の負圧の差圧によって側板7,8とシールブロック12は接触力が高まるよう構成されている。
シールブロック12の径方向外側(ポンプハウジング側)であって、かつ、軸方向において駆動軸支持孔1a側に設けられた側板7,8と軸方向に重なる位置には、支持点12Dが設けられている。この支持点12Dは、当接面101bと線接触するように鈍角に形成されている。
(ポンプ駆動作用について)
次に、ポンプ駆動作用について説明する。モータにより駆動軸10Aが駆動されると、駆動ギヤ10を介して従動ギヤ11が駆動される。この作用によって吸入ポート2aと連通する吸入通路13から低圧の流体が導入され、シリンダ孔1bとポンプ組立体3の間に設けられた高圧室16(特許請求の範囲に記載の第2油室に相当)に高圧の流体が出力される。この高圧の流体は吐出ポート1cから図外の油圧機器等に出力される。
(リブの構成)
次に、リブの構成について説明する。図4はシールブロック12の底面図と側面図を表し、側板7,8の側面図と上面図を表す。
側板7,8の上面側であってシールブロック12の凹湾曲面12A,12Bと対向する凸湾曲面71,81には、それぞれ図中軸方向のリブ71a,81aと図中周方向のリブ71b,81bが設けられている。このリブ71a,71b,81a,81bは、凸湾曲面71,81上に厚さ約0.2mm程度の略T字形状に設けられ、高圧室16と吸入油路13との境界面をシールする。本実施例では、側板7,8にのみリブを設けた構成を示すが、シールブロック12の凹湾曲面12A,12Bのみにリブを設けても良く、また、シールブロックと側板の双方にリブを設けて、リブと交差して当接する部分を設けても良く、特に限定しない。また、上述のT字形状に限らず、吸入通路13と高圧室16とをシール可能であればよく特に限定しない。
(リブを備えた側板及びシールブロックの製造工程について)
次に、上記リブを備えた側板及びシールブロックの製造工程について説明する。上述したように、シールブロックを備えたギヤポンプにあっては、シールブロックと側板との間のシール性がポンプ性能に与える影響が大きい。しかしながら、別途シール材等を設けた場合には、製造コストの増大を招き好ましくない。よって、リブの塑性変形によりシール性を向上する技術により十分なシール性を確保することとした。ここで、リブを備えたシールブロック及び側板の製造方法について具体的に示す。
(第1製造工程について:圧粉成型→焼結)
図5は側板の第1製造工程を表す概略図である。説明のため、側板を仮に丸い円筒形部材として説明する。尚、図5(a)に示すように、最終的に仕上がった側板7,8に至るまでの過程では、側板母材700,800なる番号を付して説明する。
図5(b)に示すように、第1製造工程では、底部となる下パンチA1と、側部となるダイスA2と、上面となる上パンチA3の三つの金型を使用する。下パンチA1は、円柱部A10の中心に上記駆動軸10A,従動軸11Aの外径よりも若干大径のコアA11を有する。ダイスA2は、内周側に下パンチA1の円柱部A10の外径よりも大きな中空孔A21を有する円筒形状とされている。上パンチA3は、内周側に下パンチA1のコアA11の外径よりも大きな中空孔A31を有し、外径がダイスA2の中空孔A21の内径よりも小さな円筒形状とされている。尚、ダイスA2の中空孔A21の直径は、側板700,800の直径となるため、この直径はリブを含む外径R1と略同一とされている。
次に、作用について説明する。まず、主として鉄-銅-炭素の混合粉からなる金属粉を混合する。次に、下パンチA1にダイスA2を外径側上方から覆うように被せ、その状態で下パンチA1とダイスA2により形成された凹部内に配合粉体を設置する。次に、上パンチA3を上から被せ、下パンチA1と上パンチA3の間に押圧力を作用させ、側板母材700,800を成形する。この成形された側板母材700,800を金型から取り出して、金属の溶融温度(1000〜1200℃)以下の温度で焼結し、所定の機械強度を確保する。尚、このときの圧粉密度は5.8〜6.0程度の低密度であり、硬度はHRF60前後に作成される。
(第2製造工程について:再圧工程)
図6は第1製造工程で成形された側板母材700,800の再圧行程である第2製造工程を表す概略図である。尚、図6(a)は第2製造工程で製造された側板7,8のリブ側方斜め上方から見た斜視図、図6(b)は第2製造工程で製造された側板7,8のリブ正面斜め上方から見た斜視図である。また、図7は後述するダイスB2を表す図であり、図7(a)はダイスB2の斜め上方から見た斜視図、図7(b)はダイスB2のI-I断面図、図7(c)はダイスB2のII-II断面図である。
図6(c)に示すように、第2製造工程では、底部となる下パンチB1と、側部となるダイスB2と、上面となる上パンチB3の三つの金型を使用する。第1製造工程の各金型は粉体成形用の金型であったのに対し、第2製造工程の金型は再圧用の金型である点が異なる。下パンチB1は、円柱部B10の中心に上記駆動軸10A,従動軸11Aの外径よりも大径のコアB11を有する。また、円柱部B10の外径r1は、下パンチA1の外径R1よりもリブの高さ分小径とされている。
ダイスB2は、内周側に下パンチB1の円柱部B10の外径よりも大きく、ダイスA2の中空孔A21の直径R1よりも小さな直径r1の中空孔B21を有する円筒形状とされている。また、図7に示すように、ダイスB2の内周には、内周から外周に向けて(R1-r1)となる深さを有し、周方向リブ71b,81bを形成する横溝B22と、軸方向リブ71a,81aを形成する縦溝B23が形成されている。
上パンチB3は、内周側に下パンチB1のコアB11の外径よりも大きな中空孔B31を有し、外径がダイスB2の中空孔B21の内径よりも小さな円筒形状とされている。尚、ダイスB2の中空孔B21の直径は、再圧加工された側板7,8の直径となるため、この直径はリブを含まない外径と略同一とされている。
次に、作用について説明する。まず、下パンチB1にダイスB2を外径側から覆うように被せ、その状態で下パンチB1とダイスB2により形成された凹部の開口に第1製造工程で成形した側板母材700,800を設置する。次に、側板母材700,800の上方から上パンチB3を被せ、下パンチB1と上パンチB3の間に押圧力を作用させ、側板母材700,800を前記凹部に押し込む。尚、押し込み易くするために、凹部の開口にテーパー等を形成してもよく、特に限定しない。
この押圧過程において、側板母材700,800の外径R1よりもダイスB2の中空孔B21の内径が小さい(r1)ため、側板母材700,800の表面は圧縮され組織の密度が増大しながら押し込められる。このとき、少なくとも表面の密度は6.0〜6.2程度に上昇するように、また、硬度もHRF90前後となるように圧縮する。また、横溝B22及び縦溝B23に該当する部位では、直径R1が確保されているため、押圧による再圧がなされず、密度・硬度共に側板母材700,800の状態を維持又はそれに近い状態を維持する。上述の第1製造工程及び第2製造工程を経て形成された側板7,8は最終的に各種表面加工(面取り等)が成される。
本実施例1の場合、リブが形成されるのは側板7,8側のみであるため、シールブロック12を同様に焼結により形成する場合には、金型に横溝B22や縦溝B23を形成する必要はなく、圧粉→成形→焼結→再圧の各工程を経て製造される。
(組み付け工程について)
次に、組み付け工程について説明する。図8は駆動ギヤ10,従動ギヤ11を備えた駆動軸10A,従動軸11Aと側板7,8とが組み付いた状態(サブアッセンブリ状態と定義する)にシールブロック12を組み付ける際の斜視図である。図9はサブアッセンブリ状態にシールブロック12が組み付いた状態(アッセンブリ状態と定義する)の斜視図である。図10は圧痕前と圧痕後のシールブロック12と側板7,8との関係を表す概略説明図である。
(第1組み付け工程)
まず、図8に示すサブアッセンブリ状態からシールブロック12を組み付け、図9に示すアッセンブリ状態とする(圧痕前)。
(第2組み付け工程)
図9に示すアッセンブリ状態において、シールブロック12とサブアッセンブリとを押しつける(圧痕する)。このとき、図10のIII-III断面図に示すように、側板7,8に設けられたリブ71a,81aがシールブロック12の凹湾曲面12A,12Bと当接すると、リブ71a,81a,71b,81bはシールブロック12よりも硬度が低く設定されているため、潰れた状態に塑性変形させる。
以上の工程により、サブアッセンブリ状態においてリブ71a,81aを塑性変形させることで、側板7,8や駆動軸10A,従動軸11Aの精度ばらつきがあったとしても、最適なシール面を確保することが可能となり、部品点数を削減しつつ高いポンプ能力を達成することができる。
上述したように、第2製造工程において部分再圧によりリブを形成することで、部分的に硬度の違う構成を容易に得ることが可能となり、産業上非常に有利である。基本的に側板やシールブロックは、駆動ギヤや従動ギヤとの摺動部が多く、また、駆動軸や従動軸を軸支しているため軸受としての要求性能を満たす必要がある。焼結材は多孔質材料であり、油を多孔質内に取り込んで潤滑性能を向上できるため、本実施例1のギヤポンプには非常に適した材質である。この焼結材は、表面強度や耐摩耗性を向上すると共にサイジングのために再圧が成される。尚、再圧により密度が向上するのは表面近傍のみであり、全体的には密度を低くすることで、多孔質材料の潤滑性能を確保している。
本実施例1では、この再圧工程時に部分的に再圧しない領域(非再圧領域)を設定することで、同時にリブを形成するものである。そもそも、リブには、組み付け工程で説明したように、圧痕による塑性変形(若干弾性変形領域が残っていても良い)により製造上の各バラツキを吸収する役割を要求する。このとき、非再圧領域であるリブは、他の領域に比べて硬度及び密度が低いため、再圧領域に比べて容易に変形可能であり、十分なシール性を確保することができる。
尚、リブとリブに当接する部材との硬度差の与え方は本実施例に限定されない。例えば、前記側板かシールブロックのいずれか一方のみにリブを設けた場合、前記リブに当接する側の母材を焼き入れすることにより、リブに対する硬度を高める方法も本発明に含まれる。また、母材の材質の変更によりリブとリブに当接する部材との硬度差を与えることも可能である。
更に、上記実施例から把握しうる請求項以外の技術的思想について、以下にその効果と共に記載する。
(イ) 請求項1に記載のギヤポンプにおいて、
前記側板と前記シールブロックのそれぞれに前記リブを設け、各部材における前記リブの方向を一方向としたことを特徴とするギヤポンプ。
リブの方向が一方向であるため、簡単な型による成型が可能となり、更にコストの低減を図ることができる。
(ロ) 請求項3に記載のギヤポンプの製造方法であって、
前記側板と、前記駆動側歯車及び前記従動側歯車と、前記シールブロックをポンプ組立体としてアッセンブリ化する第1行程と、
前記側板と前記シールブロックの間に荷重をかけ、前記リブを塑性変形させる第2工程と、
から製造することを特徴とするギヤポンプの製造方法。
ポンプ組立体を組み立てたアッセンブリ状態で荷重をかけるため、部品単体で行う場合に比べ、組み付いた後の最終的な状態で塑性変形させることで、精度のばらつきを吸収することが可能となり、シール性を向上することができる。
実施例1のギヤポンプを表すA−A部分断面図である。 実施例1のギヤポンプを表すB−B断面図である。 実施例1のポンプ組立体を表す分解構成図である。 実施例1のシールブロック及び側板を表す図である。 実施例1の第1製造工程を表す概略図である。 実施例1の第2製造工程を表す概略図である。 実施例1の第2製造工程に使用する上パンチを表す概略図である。 実施例1のサブアッセンブリ状態にシールブロックを組み付ける状態を表す斜視図である。 実施例1のアッセンブリ状態を表す斜視図である。 実施例1の第2工程におけるI-I断面図である。
符号の説明
1 ポンプハウジング
1a 駆動軸支持孔
1b シリンダ孔
1c 吐出ポート
101b 当接面
102b 内壁
2 ハウジングカバー
2a 吸入ポート
3 ポンプ組立体
6 金属コイルばね
7,8 側板
7A,7B,8A,8B 支持孔
7C,8C 切り欠き
10 駆動ギヤ
10A 駆動軸
11 従動ギヤ
11A 従動軸
12 シールブロック
12A,12B 凹湾曲面
12C 円弧溝
12D 支持点
12E 凹部
13 吸入通路
16 高圧室
19 シールリング
20 軸受け

Claims (3)

  1. 駆動軸により軸支される駆動側歯車と、従動軸により軸支される従動側歯車と、前記駆動軸及び従動軸の軸方向両側方に設けられた一対の側板と、前記歯車の歯先をシールすると共に前記側板との衝合により第1油室を形成するシールブロックとから構成されたポンプ組立体と、
    前記ポンプ組立体を収装し、第2油室を形成するケーシングと、
    を備えたギヤポンプにおいて、
    前記側板又はシールブロックの少なくとも一方の部材に設けられ、両者を互いに押圧し、塑性変形することにより、前記第1油室と第2油室とを仕切るリブを設け、
    前記リブは前記側板又はシールブロックのリブに対向する部分よりも低い硬度を有することを特徴とするギヤポンプ。
  2. 請求項1に記載のギヤポンプにおいて、
    前記側板又はシールブロックは、圧粉成型を経て、焼結により母材成形後、この成形された母材の前記リブを除く表面の部分再圧により、前記リブの密度よりも前記部分再圧された表面の密度を高くすることを特徴とするギヤポンプ。
  3. 駆動軸により軸支される駆動側歯車と、従動軸により軸支される従動側歯車と、前記駆動軸及び従動軸の軸方向両側方に設けられた一対の側板と、前記歯車の歯先をシールすると共に前記側板との衝合により第1油室を形成するシールブロックとから構成されたポンプ組立体と、
    前記ポンプ組立体を収装し、第2油室を形成するケーシングと、
    を備えたギヤポンプの製造方法において、
    前記側板又はシールブロックの母材を圧粉成形の後、焼結する第1製造工程と、
    前記第1製造工程により成形された母材の表面を部分再圧し、非再圧領域をリブとして形成する第2製造工程と、
    により製造することを特徴とするギヤポンプの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007136028A1 (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Hitachi, Ltd. ギヤポンプおよびその製造方法
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