JP2008215328A - ギヤポンプおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 駆動軸により軸支される駆動側歯車と、従動軸により軸支される従動側歯車と、駆動軸及び従動軸の軸方向両側方に設けられた一対の側板と、歯車の歯先をシールするとともに側板との衝合により第1油室を形成するシールブロックと、から構成されたポンプ組立体と、ポンプ組立体を収装し、第2油室を形成するケーシングと、側板上であって、駆動側および従動側歯車に対し平行に設けられたリブとを備え、リブは、側板の表面を駆動軸および従動軸方向に押圧することで形成されるとともに、駆動側および従動側歯車と平行な断面において台形であって、シールブロックによりリブを塑性変形させることにより、側板とシールブロックとのシール面を形成することとした。
【選択図】 図11
Description
ポンプハウジング10には駆動軸支持孔11およびシリンダ孔12が設けられ、ポンプ組立体100は円筒状のシリンダ孔12に収装される。駆動軸110は駆動軸支持孔11により回転可能に支持される。
ポンプ組立体100は、シールブロック200、駆動軸110、従動軸120、駆動側及び従動側ギヤ130,140(駆動側歯車および従動側歯車)、および第1、第2サイドプレート150,160(一対の側板)を有する。このポンプ組立体100は山型の板ばね300により仮止めされている。また、シールブロック200は第1、第2サイドプレート150,160よりもx軸方向幅を小さく設けられている。
駆動軸及び従動軸110,120はそれぞれ駆動側及び従動側ギヤ130,140と一体回転可能に設けられており、また駆動軸110はz軸正方向端部において図外のモータと接続する。駆動側及び従動側ギヤ130,140は互いに噛合う平歯車であり、この噛合いにより駆動軸110の回転に伴って従動軸120が回転するよう設けられている。なお、図2では従動側ギヤ140のみ図示するが、駆動側ギヤ130も同一形状の平歯車である。
第1、第2サイドプレート150,160は略8の字型の同一形状部材であり、それぞれ駆動軸貫通孔153,163及び従動軸貫通孔154,164が設けられている。y軸正方向面150a,160aはx軸方向中央部においてy軸負方向に凹み、凹部150b,160bを形成する。
シールブロック200はy軸正方向においてポンプハウジング10内周の当接面12と当接して位置決めされ、y軸負方向側において第1、第2サイドプレート150,160に当接してシールを行う部材である。y軸負方向側には略8の字型の第1、第2サイドプレート150,160の駆動側シール面158a,168aおよび従動側シール面158b,168bと同じ曲率の円弧面である駆動側、従動側シール面210,220が設けられ、駆動側シール面158a,168aおよび従動側シール面158b,168bと液密に当接する。
ポンプ駆動時には、駆動側及び従動側ギヤ130,140の駆動によって吸入通路Dのz軸負方向側から作動油が吸入され、z軸正方向側から吐出される。これによりポンプ組立体100及びシールブロック200の当接面以外の外周側は吐出側となって高圧に、当接面は吸入側となって低圧となるため、ポンプ駆動に伴ってy軸負方向への差圧が発生する。
図7は板ばね300単体の斜視図である。板ばね300はポンプ組立体100の仮止めを行う部材であって、形状および弾性力はx軸方向の中点A'に対し対称である。板ばね300を用いることで、コイルばねと異なり経時劣化による弾性力低下の影響を回避する。
(第1工程:図8)
第1工程においては、駆動軸110、従動軸120,第1、第2サイドプレート150,160をそれぞれ組み付け、第1サブアッセンブリ100aとする。
第2工程では、第1サブアッセンブリ100aにシールブロック200を組み付け、第2サブアッセンブリ100bとする。組み付け時にはシールブロック200を第1、第2サイドプレート150,160の駆動側シール面158a,168aおよび従動側シール面158b,168bに押しつける。
第3工程では、第2サブアッセンブリ100bに板ばね300をy軸正方向側から嵌合させ、ポンプ組立体100を形成する。山型の板ばね300をシールブロック200にまたがらせ、接点Aに当接させたまま第1、第2サイドプレート150,160に対し着脱可能に嵌合させる。
図11はリブ500成形時の押圧方向と硬化位置の関係を示す図である。A−A断面は駆動軸110と平行(z軸方向)であり、B−B断面は各ギヤ130,140と平行(x軸方向)である。リブ600でも同様である。
比較例のように、シール面158表面の肉をシール面158に対し直角に押圧する場合、A−A断面ではリブx軸方向延在部510のz'軸負方向端部511に肉が偏り、密度が上昇して硬化してしまう。そのためx軸方向延在部510では、y軸方向端部512においてz軸方向の密度分布が変化し、z軸負方向に向かうにつれ密度および硬度が高くなる。
z軸方向延在部520においても、基本的にz軸方向延在部510と同様である。z軸方向延在部520においてはx'軸両側から押圧され、シール面158の肉は中心方向に偏る。したがって比較例ではシール面158表面の肉をシール面158に対し直角に押圧するためy軸方向端部522の中心部の密度・硬度が上昇してy軸方向端部522の塑性変形量が非均一となる。
サイドプレート150,160のシール面158,168の肉を押圧して形成されるリブ500,600の断面を台形とした。したがって、押圧方向が第1、第2サイドプレート150の中心軸(駆動軸110、従動軸120の軸)方向に傾き、シール面158表面の肉も中心方向へ偏る。
以上、本発明を実施するための最良の形態を実施例に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は各実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
10 ポンプハウジング
11 駆動軸支持孔
12 シリンダ孔
12a 当接面
12b 内壁
13 吐出ポート
20 ハウジングカバー
21 吸入ポート
100 ポンプ組立体
130 駆動側ギヤ
140 従動側ギヤ
131,141 歯先
150,160 第1、第2サイドプレート
200 シールブロック
210,220 駆動側、従動側シール面
300 板ばね
500,600 駆動側、従動側リブ
510 x軸方向延在部
511,521 リブ端部
511 z軸負方向端部
512 y軸方向端部
520 z軸方向延在部
521 x軸方向端部
522 y軸方向端部
Claims (4)
- 駆動軸により軸支される駆動側歯車と、従動軸により軸支される従動側歯車と、前記駆動軸及び従動軸の軸方向両側方に設けられた一対の側板と、前記歯車の歯先をシールするとともに前記側板との衝合により第1油室を形成するシールブロックと、から構成されたポンプ組立体と、
前記ポンプ組立体を収装し、第2油室を形成するケーシングと、
前記側板上であって、前記駆動側および従動側歯車に対し平行に設けられたリブと
を備え、
前記リブは、前記側板の表面を前記駆動軸および従動軸方向に押圧することで形成されるとともに、前記駆動側および従動側歯車と平行な断面において台形であって、
前記シールブロックにより前記リブを塑性変形させることにより、前記側板と前記シールブロックとのシール面を形成すること
を特徴とするギヤポンプの製造方法。 - 駆動軸により軸支される駆動側歯車と、従動軸により軸支される従動側歯車と、前記駆動軸及び従動軸の軸方向両側方に設けられた一対の側板と、前記歯車の歯先をシールするとともに前記側板との衝合により第1油室を形成するシールブロックと、から構成されたポンプ組立体と、
前記ポンプ組立体を収装し、第2油室を形成するケーシングと、
前記側板上であって、前記駆動軸および従動軸に対し平行に設けられたリブと
を備え、
前記リブは、前記側板の表面を前記駆動側および従動側歯車の回転方向に押圧することで形成されるとともに、前記駆動軸および従動軸と平行な断面において台形であって、
前記シールブロックにより前記リブを塑性変形させることにより、前記側板と前記シールブロックとのシール面を形成すること
を特徴とするギヤポンプの製造方法。 - 駆動軸により軸支される駆動側歯車と、従動軸により軸支される従動側歯車と、前記駆動軸及び従動軸の軸方向両側方に設けられた一対の側板と、前記歯車の歯先をシールするとともに前記側板との衝合により第1油室を形成するシールブロックと、から構成されたポンプ組立体と、
前記ポンプ組立体を収装し、第2油室を形成するケーシングと、
前記側板上であって、前記駆動側および従動側歯車に対し平行に設けられたリブと
を備え、
前記リブは、前記側板の表面を前記駆動軸および従動軸方向に押圧することで形成されるとともに、前記駆動側および従動側歯車と平行な断面において台形であって、前記シールブロックにより押圧されて塑性変形すること
を特徴とするギヤポンプ。 - 駆動軸により軸支される駆動側歯車と、従動軸により軸支される従動側歯車と、前記駆動軸及び従動軸の軸方向両側方に設けられた一対の側板と、前記歯車の歯先をシールするとともに前記側板との衝合により第1油室を形成するシールブロックと、から構成されたポンプ組立体と、
前記ポンプ組立体を収装し、第2油室を形成するケーシングと、
前記側板上であって、前記駆動軸および従動軸に対し平行に設けられたリブと
を備え、
前記リブは、前記側板の表面を前記駆動側および従動側歯車の回転方向に押圧することで形成されるとともに、前記駆動軸および従動軸と平行な断面において台形であって、前記シールブロックにより押圧されて塑性変形すること
を特徴とするギヤポンプ。
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