JP2018173028A - 遠心圧縮機 - Google Patents

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了介 福山
亮 楳山
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Abstract

【課題】効率の低下を抑制すること。【解決手段】遠心圧縮機10は、本体部25を備える。本体部25の底部24は、低速側シャフト11が挿通されるシャフト挿通孔27を備える。遠心圧縮機10は、シャフト挿通孔27内に配置された第2軸受32と、シャフト挿通孔27内に配置されたシール部材34とを備える。シャフト挿通孔27の内面28、低速側シャフト11の第2端部11bの外周面、第2軸受32、及び、シール部材34に囲まれる領域には、貯油領域Aとなる空間が区画されている。低速側シャフト11は、貯油領域Aと、増速機室S2とを繋ぐシャフト油路120を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、遠心圧縮機に関する。
増速機を備える遠心圧縮機としては、例えば、特許文献1に記載されている。遠心圧縮機は、インペラが収容されたインペラ室と、増速機構が収容された増速機室と、オイルが貯留されたオイル室と、電動モータが収容されたモータ収容室とを備える。
増速機構は、低速側シャフトの回転に伴って回転するリング部材と、リング部材の内側に配置された高速側シャフトと、リング部材と高速側シャフトとの間に設けられ、リング部材及び高速側シャフトの双方に当接した複数のローラを備える。低速側シャフトは、電動モータによって回転する。低速側シャフトの回転によりリング部材が回転すると、ローラを介して高速側シャフトが回転する。
また、遠心圧縮機は、オイル室に貯留されたオイルを汲み上げて吐出するポンプを備える。ポンプは、低速側シャフトの回転により駆動する容積型のポンプである。ポンプから吐出されたオイルは、増速機構に供給される。
特開2016−186238号公報
ところで、図5に線L11で示すように、容積型のポンプのオイルの吐出量は、低速側シャフト(電動モータ)の回転数の増加に伴い比例的に多くなる。一方で、遠心圧縮機の場合、回転数の3乗で負荷(仕事)が増し、それに伴い摺動発熱も増えるため、図5に線L12で示すように、増速機構に必要とされるオイル量は、低速側シャフトの回転数の増加に伴い指数的に多くなる。ポンプを選定する際には、低速側シャフトの最高回転数時に増速機構が必要とするオイル量に合わせてポンプを選定するが、この場合、増速機構に過剰に供給されたオイルによって撹拌抵抗が増加し、増速機構の効率、ひいては、遠心圧縮機の効率が低下してしまう。
本発明の目的は、効率の低下を抑制することができる遠心圧縮機を提供することにある。
上記課題を解決する遠心圧縮機は、低速側シャフトの回転に伴って回転するものであって環状部を有するリング部材と、前記環状部の内側に配置された高速側シャフトと、前記環状部と前記高速側シャフトとの間に設けられ、前記環状部及び前記高速側シャフトの双方に接触する複数のローラと、前記高速側シャフトと一体回転するインペラと、前記低速側シャフトを回転させる電動モータと、前記リング部材、前記ローラ、及び、前記高速側シャフトの一部が収容された増速機室と、前記電動モータが収容されたモータ収容室と、前記増速機室と前記モータ収容室とを仕切る仕切壁とを備えるハウジングと、前記仕切壁に設けられ、前記低速側シャフトが挿通されたシャフト挿通孔と、前記シャフト挿通孔の内面と前記低速側シャフトの外周面との間に設けられたシール部材と、前記シャフト挿通孔の内面と前記低速側シャフトの外周面との間に設けられ、前記低速側シャフトを支持するシャフト軸受と、前記シャフト挿通孔の内面、前記低速側シャフトの外周面、前記シール部材、及び、前記シャフト軸受に囲まれる領域に区画された貯油領域と、前記低速側シャフトの回転により駆動し、オイルを吐出する容積型のポンプと、前記ポンプから吐出される前記オイルを前記ローラに供給するローラ供給油路と、前記ポンプから吐出される前記オイルを前記貯油領域に供給する貯油領域供給油路と、前記ポンプから吐出される前記オイルを前記ローラ供給油路と前記貯油領域供給油路に分配する分配油路と、前記低速側シャフトに設けられ、前記貯油領域と前記増速機室とを繋ぐシャフト油路と、を備える。
低速側シャフトが回転することで、ポンプが駆動されると、ポンプから吐出されたオイルは、分配油路によってローラ供給油路と、貯油領域供給油路に分配される。ローラ供給油路に分配されたオイルは、ローラに供給され、貯油領域供給油路に分配されたオイルは貯油領域に供給される。遠心圧縮機において、撹拌抵抗に大きく影響するのは、ローラに供給されるオイルであり、ローラに供給されるオイルが多いほど撹拌抵抗は大きくなる。
ここで、低速側シャフトの回転数の増加に伴い、ポンプから吐出されるオイル量は比例的に増加するが、低速側シャフトの回転数の増加に伴い、低速側シャフトに作用する遠心力も大きくなる。すると、シャフト油路にオイルが入り込みにくく、シャフト油路を介して、貯油領域から増速機室にオイルが流れにくく、ポンプから吐出されたオイルが貯油領域に供給されにくくなる。ポンプから吐出されるオイル量に対して、貯油領域に供給されるオイルの割合は、低速側シャフトの回転数の増加に伴い少なくなっていく。一方で、ポンプから吐出されるオイル量に対して、ローラに供給されるオイルの割合は低速側シャフトの回転数の増加に伴い大きくなっていく。結果として、ローラに供給されるオイル量を、低速側シャフトの回転数の増加に伴い、比例的ではなく指数的に増加させることができる。このため、回転数が高いときにはローラに充分なオイルが供給される一方で、回転数が低いときにはローラに過剰にオイルが供給されることが抑制され、撹拌抵抗の増加によって遠心圧縮機の効率が低下することを抑制することができる。
上記遠心圧縮機について、前記シャフト軸受は、シール性を備えていてもよい。
これによれば、貯油領域から増速機室に漏れ出すオイル量を減らすことができる。貯油領域から増速機室にオイルが漏れだすと、貯油領域内のオイルが減ることで、その分、分配油路から貯油領域に供給されるオイル量が増加する。すると、ローラ供給油路からローラに供給されるオイルが減るおそれがあるが、貯油領域から増速機室に漏れ出すオイル量を減らすことで、ローラに供給されるオイル量が減ることを抑制することができる。
上記遠心圧縮機について、前記高速側シャフトは、前記ローラの回転軸線方向の両端面のうち前記インペラ側の面である第1端面に向かい合う第1フランジ部と、前記高速側シャフトの回転軸線方向において、前記第1フランジ部よりも前記インペラから離れて設けられ、前記両端面のうち前記第1端面とは異なる第2端面に向かい合う第2フランジ部と、を備え、前記シャフト油路に供給されたオイルを前記第2フランジ部に供給するフランジ部油路を備えていてもよい。
遠心圧縮機においては、インペラの回転に伴い発生するスラスト力により、第2フランジ部がローラの第2端面に押し付けられる。よって、第2フランジ部は、第1フランジ部に比べて、発熱しやすい。第2フランジ部にオイルが供給されるようにすることで、第2フランジ部を冷却しやすくし、摩擦抵抗を減らすことができる。したがって、遠心圧縮機の効率が低下することを抑制することができる。
本発明によれば、効率の低下を抑制することができる。
遠心圧縮機の概略断面図。 貯油領域を拡大して示す図。 貯油領域を示す断面図。 ポンプから吐出されるオイル量、貯油領域に供給されるオイル量、及び、ローラ及びメカニカルシールに供給されるオイル量と、低速側シャフトの回転数との関係を示す図。 ポンプから吐出されるオイル量、及び、増速機構に必要とされるオイル量と、低速側シャフトの回転数との関係を示す図。
以下、遠心圧縮機の一実施形態について説明する。遠心圧縮機は燃料電池を電力源として走行する燃料電池車両(FCV)に搭載され、燃料電池に対して空気を供給する。
図1に示すように、遠心圧縮機10は、低速側シャフト11及び高速側シャフト12と、低速側シャフト11を回転させる電動モータ13と、低速側シャフト11の回転を増速させて高速側シャフト12に伝達する増速機60と、高速側シャフト12の回転によって流体(本実施形態では空気)を圧縮するインペラ52とを備える。
高速側シャフト12は、円柱状のシャフト本体14と、シャフト本体14から径方向に突出した円環状の第1フランジ部15と、シャフト本体14から径方向に突出した円環状の第2フランジ部16とを備える。第1フランジ部15と、第2フランジ部16とは、高速側シャフト12の回転軸線方向に離間して配置されている。シャフト本体14は、第1フランジ部15と第2フランジ部16との間の部分である支持部17と、第1フランジ部15から回転軸線方向に支持部17とは反対に延びる突出部18とを備える。第2フランジ部16は、高速側シャフト12の回転軸線方向の両端のうち、インペラ52側の端部とは反対の端部に設けられている。第1フランジ部15は、高速側シャフト12の回転軸線方向において、第2フランジ部16よりインペラ52寄りに設けられている。両シャフト11,12は、例えば金属で構成されており、詳細には鉄又は鉄の合金で構成されている。
遠心圧縮機10は、当該遠心圧縮機10の外郭を構成するものであって、両シャフト11,12、電動モータ13、及び、増速機60の一部を構成する増速機構61が収容されるハウジング20を備える。ハウジング20は、例えば全体として略筒状(詳細には円筒状)となっている。
ハウジング20は、電動モータ13が収容されたモータハウジング21と、増速機構61が収容された増速機ハウジング23と、流体が吸入される吸入口50aが形成されたコンプレッサハウジング50とを備える。吸入口50aは、ハウジング20の軸線方向の一端面20aに設けられている。吸入口50aから見てハウジング20の軸線方向に、コンプレッサハウジング50、増速機ハウジング23及びモータハウジング21の順に配列されている。本実施形態では、増速機構61と、増速機ハウジング23によって増速機60が構成されている。
モータハウジング21は、全体として底部22を有する筒状(詳細には円筒状)である。モータハウジング21の底部22の外面が、ハウジング20の軸線方向の両端面20a,20bのうち、吸入口50aがある一端面20aとは反対側の他端面20bを構成している。増速機ハウジング23は、底部24を有する筒状(詳細には円筒状)である本体部25と、本体部25の軸線方向において底部24とは反対側に設けられた閉塞部26と、を備える。
モータハウジング21と増速機ハウジング23とは、モータハウジング21の開口端が本体部25の底部24に突き合わさった状態で連結されている。モータハウジング21の内面と、本体部25の底部24におけるモータハウジング21側の底面24aとによって、電動モータ13が収容されたモータ収容室S1が形成されている。当該モータ収容室S1には、低速側シャフト11の回転軸線方向とハウジング20の軸線方向とが一致する状態で、低速側シャフト11が収容されている。
低速側シャフト11は、回転可能な状態でハウジング20に支持されている。遠心圧縮機10は、第1軸受31を備える。第1軸受31は、モータハウジング21の底部22に設けられており、低速側シャフト11の第1端部11aは、第1軸受31に支持されている。第1端部11aの一部は、第1軸受31を挿通して、モータハウジング21の底部22に挿入されている。
図1及び図2に示すように、本体部25の底部24は、低速側シャフト11の第1端部11aとは反対側の第2端部11bよりも直径の大きいシャフト挿通孔27を備える。遠心圧縮機10は、シャフト挿通孔27内に配置された第2軸受32と、第2軸受32の軸線方向両側に装着されたカバー33とを備える。また、遠心圧縮機10は、シャフト挿通孔27内に配置されたシール部材34を備える。カバー33は、第2軸受32を覆うことで、第2軸受32の軸線方向両端を液密にシールするシール性を付与するものである。よって、カバー33が装着されることで、第2軸受32は、シール性を備える。
第2軸受32と、シール部材34とは、低速側シャフト11の回転軸線方向に離間して配置されている。シール部材34は、第2軸受32よりもモータ収容室S1側に配置されている。低速側シャフト11の第2端部11bはシャフト軸受としての第2軸受32に支持されている。シャフト挿通孔27の内面28、第2端部11bの外周面、第2軸受32、及び、シール部材34に囲まれる領域には、内面28の全周に亘って、貯油領域Aとなる空間が区画されている。
低速側シャフト11の第2端部11bは、本体部25のシャフト挿通孔27に挿通されており、低速側シャフト11の一部は、増速機ハウジング23内に配置されている。
電動モータ13は、低速側シャフト11に固定されたロータ41と、ロータ41の外側に配置されるものであってモータハウジング21の内面に固定されたステータ42とを備える。ステータ42は、円筒形状のステータコア43と、ステータコア43に捲回されたコイル44とを備える。コイル44に電流が流れることによって、ロータ41と低速側シャフト11とが一体的に回転する。
増速機ハウジング23を構成する閉塞部26は、例えば、増速機ハウジング23と同一径の円板状である。増速機ハウジング23は、本体部25の開口端と閉塞部26の軸線方向の両板面26a,26bのうち第1板面26aとが突き合わさった状態で組み付けられている。これにより、閉塞部26の第1板面26aと増速機ハウジング23の内面とによって、増速機構61が収容された増速機室S2が形成されている。増速機室S2と、モータ収容室S1との間に配置され、両者を仕切っている本体部25の底部24は、仕切壁として機能している。
閉塞部26は、増速機構61の一部を構成する高速側シャフト12を挿通可能な挿通孔29を備える。高速側シャフト12の突出部18は、挿通孔29を挿通して、増速機室S2からコンプレッサハウジング50内に突出している。第1フランジ部15、第2フランジ部16、及び、支持部17は、増速機室S2内に配置されている。
遠心圧縮機10は、挿通孔29の内面と高速側シャフト12との間に、増速機ハウジング23内に存在するオイルOがコンプレッサハウジング50内に流出するのを規制するメカニカルシール35を備える。
コンプレッサハウジング50は、軸線方向に貫通したコンプ貫通孔51を有する略筒状である。コンプレッサハウジング50の軸線方向の一端面50bがハウジング20の軸線方向の一端面20aを構成しており、コンプ貫通孔51における上記一端面50b側にある開口が吸入口50aとして機能する。
コンプレッサハウジング50と閉塞部26とは、コンプレッサハウジング50の軸線方向の一端面50bとは反対側の他端面50cと、閉塞部26における第1板面26aとは反対側の第2板面26bとが突き合わさった状態で、組み付けられている。これにより、コンプ貫通孔51の内面と閉塞部26の第2板面26bとによって、インペラ52が収容されたインペラ室S3が形成されている。つまり、コンプ貫通孔51は、吸入口50aとして機能するとともに、インペラ室S3を区画するものとして機能する。吸入口50aとインペラ室S3とは連通している。
ここで、コンプ貫通孔51は、吸入口50aから軸線方向の途中位置までは一定の径であり、上記途中位置から閉塞部26に向かうに従って徐々に拡径した略円錐台形状となっている。このため、コンプ貫通孔51の内面によって区画されるインペラ室S3は、略円錐台形状となっている。
インペラ52は、基端面52aから先端面52bに向かうに従って徐々に縮径した筒状である。インペラ52は、インペラ52の回転軸線方向に延び、且つ、高速側シャフト12を挿通可能な挿通孔52cを備える。インペラ52は、高速側シャフト12における突出部18が挿通孔52cに挿通された状態で、高速側シャフト12と一体回転するように高速側シャフト12に取り付けられている。
インペラ52の基端面52aと、閉塞部26の第2板面26bとの間には、背面領域S4が区画されている。高速側シャフト12が回転することによってインペラ52が回転して、吸入口50aから吸入された流体が圧縮される。
また、遠心圧縮機10は、インペラ52によって圧縮された流体が流入するディフューザ流路53と、ディフューザ流路53を通った流体が流入する吐出室54とを備える。ディフューザ流路53は、コンプレッサハウジング50におけるコンプ貫通孔51の第2板面26b側の開口端と連続し且つ当該第2板面26bと対向する面と、閉塞部26の第2板面26bとによって区画された流路である。ディフューザ流路53は、インペラ室S3よりも高速側シャフト12の径方向外側に配置されており、インペラ52(及びインペラ室S3)を囲むように環状(詳細には円環状)に形成されている。吐出室54は、ディフューザ流路53よりも高速側シャフト12の径方向外側に配置された環状である。インペラ室S3と吐出室54とはディフューザ流路53を介して連通している。インペラ52によって圧縮された流体は、ディフューザ流路53を通ることによって、更に圧縮されて吐出室54に流れ、当該吐出室54から吐出される。
次に、増速機60について説明する。本実施形態の増速機60は、所謂トラクションドライブ式(摩擦ローラ式)である。
増速機60の増速機構61は、低速側シャフト11の第2端部11bに連結されたリング部材62を備える。リング部材62は、低速側シャフト11の第2端部11bに連結された円板状のベース63と、当該ベース63の縁部から起立した円環状の環状部64とを備える。環状部64の内径は、低速側シャフト11の第2端部11bの直径よりも長く設定されている。
高速側シャフト12の第1フランジ部15及び第2フランジ部16は、環状部64の内側に配置されている。増速機構61は、高速側シャフト12と環状部64との間に設けられ、環状部64及び高速側シャフト12の双方に当接したローラ71を備える。なお、図示は省略するが、ローラ71は複数設けられている。
ローラ71は、円柱状のローラ部72と、ローラ部72の回転軸線方向の両端面のうち第1端面72aから突出する第1突起73と、ローラ部72の回転軸線方向の両端面のうち第1端面72aとは反対の第2端面72bから突出する第2突起74とを備える。第1端面72a及び第2端面72bは、ローラ71の回転軸線方向の両端面である。
ローラ部72の直径(回転軸線方向と直交する方向の長さ)は高速側シャフト12の直径よりも長く設定されている。複数のローラ71は、高速側シャフト12の周方向に間隔を隔てて並んで配置されている。ローラ71は、ローラ部72が第1フランジ部15と第2フランジ部16との間に入り込むように配置されている。ローラ部72の外周面は、支持部17の外周面に接触する。第1フランジ部15は、第1端面72aに向かい合い、第2フランジ部16は第2端面72bに向かい合う。
増速機構61は、閉塞部26と協働して各ローラ71を回転可能に支持する支持部材80を備える。支持部材80は環状部64内に配置されている。支持部材80は、環状部64よりも一回り小さく形成された円板状の支持ベース81と、支持ベース81から起立した柱状の柱状部材82とを備える。支持ベース81は、閉塞部26に対して高速側シャフト12の回転軸線方向に対向配置されている。柱状部材82は、支持ベース81における閉塞部26の第1板面26aと対向する対向板面81aから閉塞部26に向けて起立しており、環状部64の内周面と、隣り合うローラ部72の外周面とによって区画された空間を埋めるように形成されている。
各柱状部材82は、ボルト83が螺合可能なネジ孔84を備える。閉塞部26は、ネジ孔84に対応させて、ネジ孔84と連通するネジ穴85を備える。各柱状部材82は、ネジ孔84とネジ穴85とが連通し、且つ、当該各柱状部材82の先端面が第1板面26aに突き合わさった位置に配置されており、その状態でネジ孔84とネジ穴85とに跨るようにボルト83が螺合されることによって閉塞部26に固定されている。
増速機60は、ローラ71を回転可能な状態で支持する第1ローラ軸受76と第2ローラ軸受77とを備える。第1ローラ軸受76は、閉塞部26に配置されている。第2ローラ軸受77は、支持ベース81に配置されている。第1ローラ軸受76には、ローラ71の第1突起73が挿入されている。第2ローラ軸受77には、ローラ71の第2突起74が挿入されている。ローラ71は、第1ローラ軸受76と第2ローラ軸受77に支持されることで、閉塞部26と支持ベース81との間に配置されている。
遠心圧縮機10は、オイルOを循環させるオイル循環機構100を備える。オイル循環機構100は、ポンプ101と、オイル流路102とを備え、ポンプ101の駆動によりオイル流路102を通じて増速機室S2にオイルOを循環させるものである。
ポンプ101は、モータハウジング21の底部22に設けられている。ポンプ101は、容積型であり、本実施形態ではトコロイド型である。ポンプ101は、底部22に設けられた収容部103と、回転体104とを備える。回転体104には、低速側シャフト11の第1端部11aが連結されている。そして、低速側シャフトの回転に伴う容積の変化により、ポンプ101はオイルを吐出する。
遠心圧縮機10は、オイル流路102の一部となる分配油路105と、分配油路105から分岐し、貯油領域AにオイルOを供給する貯油領域供給油路107と、分配油路105から分岐し、増速機構61にオイルOを供給する増速機構供給油路108とを備える。分配油路105の一端は、収容部103に連通している。貯油領域供給油路107、及び、増速機構供給油路108は、分配油路105の他端から分岐している。貯油領域供給油路107は、分配油路105に直角に交わっている。増速機構供給油路108は、分配油路105に直角に交わっている。貯油領域供給油路107の一端は分配油路105に連通しており、貯油領域供給油路107の他端は貯油領域Aに開口している。貯油領域供給油路107は、本体部25の壁部内に区画されている。
増速機構供給油路108は、分配油路105に一端が連通する共通油路109と、共通油路109の他端から分岐したローラ供給油路110及びシール供給油路111とを備える。共通油路109は、本体部25及び閉塞部26の壁部内に区画されている。ローラ供給油路110は、一端が共通油路109に連通しており、他端が柱状部材82の外周面のうちローラ部72の外周面に向かい合う位置に開口している。ローラ供給油路110は、閉塞部26の壁部内、及び、柱状部材82内に区画されている。シール供給油路111は、一端が共通油路109に連通しており、他端が挿通孔29に開口している。シール供給油路111は、閉塞部26の壁部内に区画されている。
本実施形態において、貯油領域供給油路107の流路断面積と、増速機構供給油路108の流路断面積は、同一である。
図2及び図3に示すように、低速側シャフト11は、オイル流路102の一部となるシャフト油路120を備える。シャフト油路120は、第2端部11bを径方向に貫通する2つの流入油路121を備える。2つの流入油路121は、直交している。シャフト油路120は、低速側シャフト11の回転軸線方向に延びる排出油路122を備える。排出油路122は、一端が流入油路121に連通しており、他端がリング部材62のベース63に開口している。
図1に示すように、増速機60は、オイル流路102の一部となるフランジ部油路131を備える。フランジ部油路131は、ベース63及び支持ベース81を貫通している。フランジ部油路131は、一端が排出油路122に連通しており、他端が、対向板面81aのうち、第2フランジ部16に向かい合う位置に開口している。フランジ部油路131と排出油路122との間には隙間が設けられているが、その距離は僅かであり、排出油路122から排出されるオイルOの殆どはフランジ部油路131へと流入される。
遠心圧縮機10は、オイル流路102の一部となる循環路140を備える。循環路140は、収容部103と増速機室S2とを繋いでいる。遠心圧縮機10は、増速機ハウジング23における循環路140の連通する箇所が鉛直方向下方に位置する態様で使用される。これにより、増速機室S2内において、循環路140が開口する部分には、オイルOが貯留される。本実施形態では、増速機室S2がオイル貯留室として兼用されている。また、遠心圧縮機10は、貯油領域供給油路107、及び、増速機構供給油路108が、分配油路105から水平に延びるように配置される。
次に、本実施形態の遠心圧縮機10の作用について説明する。
電動モータ13が駆動されると、低速側シャフト11の回転によりポンプ101が駆動されて、増速機室S2内のオイルOがポンプ101から吐出される。ポンプ101から吐出されたオイルOは、分配油路105に供給され、貯油領域供給油路107と増速機構供給油路108に分配される。貯油領域供給油路107に供給されたオイルOは、貯油領域Aに供給される。増速機構供給油路108に供給されたオイルOは、ローラ供給油路110からローラ71に供給され、シール供給油路111からメカニカルシール35に供給される。
貯油領域Aにある程度オイルOが貯留されると、貯油領域Aから排出油路122にオイルOが溢れ出て、オイルOはフランジ部油路131を介して第2フランジ部16に供給される。
図4に線L1で示すように、容積型のポンプ101は、低速側シャフト11の回転数の増加に伴い、オイルOの吐出量が比例的に増えていく。低速側シャフト11の回転数が増えると、低速側シャフト11に作用する遠心力も増加する。すると、貯油領域A内のオイルOは、シャフト油路120内に流入しにくくなり、ポンプ101から吐出される全オイル量に対し、分配油路105から貯油領域Aに流れるオイル量の割合は少なくなっていく。遠心力は、低速側シャフト11の回転数の増加に伴い、指数的に大きくなる。このため、低速側シャフト11の回転数の増加に伴い、貯油領域Aに供給されるオイルOの増加量は、徐々に低下していく。結果として、図4に線L2で示すように、貯油領域Aに供給されるオイルOの量は、低速側シャフト11の回転数の増加に伴い、対数的に増加することになる。即ち、ポンプ101から吐出される全オイル量に対して、貯油領域Aに供給されるオイルOの割合は低速側シャフト11の回転数の増加に伴い少なくなっていく。
一方で、低速側シャフト11の回転数の増加に伴い、ポンプ101からのオイルOの吐出量は比例的に増加していくことから、貯油領域供給油路107を介して貯油領域Aに供給されなくなったオイルOは、増速機構供給油路108を介してローラ71、及び、メカニカルシール35に供給されることになる。
図4に線L3で示すように、ローラ71及びメカニカルシール35に供給されるオイルOの増加量は、比例的ではなく指数的に増加することになる。即ち、ポンプ101から吐出される全オイル量に対して、ローラ71及びメカニカルシール35に供給されるオイルOの割合は低速側シャフト11の回転数の増加に伴い大きくなっていく。
図4から把握できるように、低速側シャフト11の回転数が低いときには、ポンプ101から吐出されるオイル量に対して、貯油領域Aから第2フランジ部16に供給されるオイルOの割合が多い。
遠心圧縮機10において、撹拌抵抗に大きく影響するのは、高速側シャフト12の軸心から離れた位置にあるローラ71の外周面に供給されるオイルOであり、ローラ71の外周面に供給されるオイルOが多いほど撹拌抵抗は大きくなる。第2フランジ部16にオイルOを供給すると、オイルOが触れる位置が高速側シャフト12の軸心に近いため、ローラ71にオイルOを供給する場合に比べて、撹拌抵抗が小さくなる。したがって、低速側シャフト11の回転数が低いときには、撹拌抵抗を低減することができ、電動モータ13で消費される電力が減り、燃料電池車両の航続距離を延ばすことができる。特に、車両の運転中においては、低速側シャフト11の回転数が低い状態で使用される時間帯が長いため、低速側シャフト11の回転数が低いときの撹拌抵抗を少なくすることで、航続距離を著しく延ばすことができる。
また、低速側シャフト11の回転数が増加すると、ローラ71に供給されるオイルOは指数的に増加するため、ローラ71や、メカニカルシール35に供給されるオイル量が不足しにくく、発熱や摩耗が抑制される。
また、遠心圧縮機10においては、インペラ52の基端面52aと閉塞部26との接触を防ぐ必要がある関係上、インペラ52の基端面52aと閉塞部26との間に背面領域S4が区画される。この背面領域S4にはインペラ52によって圧縮された流体が入り込む。すると、圧縮された流体によってインペラ52が吸入口50a側に向けて押され、高速側シャフト12には、増速機室S2からインペラ52室に向かう方向へのスラスト力が作用する。このスラスト力によって、第2フランジ部16は各ローラ部72の第2端面72bに押し付けられるため、第2フランジ部16は第1フランジ部15に比べて発熱しやすい。この第2フランジ部16にオイルOを供給することで、第2フランジ部16の摩擦抵抗を減らすことができる。
したがって、上記実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)増速機構61のうちローラ71、及び、メカニカルシール35などの発熱部品は、必要とするオイル量が指数的に増加する。貯油領域Aを設けて、低速側シャフト11の遠心力を利用して、発熱部品に供給されるオイル量を指数的に増加させることで、必要とするオイル量に合わせてオイルOが供給されるようにしている。増速機構61において、撹拌抵抗に大きく影響するのは、ローラ71に供給されるオイルOであり、ローラ71に供給されるオイルOが多いほど撹拌抵抗は大きくなる。貯油領域A及びシャフト油路120を設け、第2フランジ部16にオイルOを供給することで、ローラ71の外周面にオイルOが過剰に供給されることを抑制でき、撹拌抵抗を低減させることができる。したがって、増速機60の効率の低下を抑制でき、ひいては、遠心圧縮機10の効率の低下を抑制することができる。
(2)第2軸受32にカバー33を装着することで、第2軸受32はシール性を備える。このため、第2軸受32を介して、貯油領域Aから増速機室S2に漏れ出すオイルOの量が少ない。貯油領域Aから増速機室S2にオイルOが漏れ出すと、貯油領域A内のオイルOが減ることで、その分、分配油路105から貯油領域Aに供給されるオイル量が増加する。すると、ローラ供給油路110からローラ71に供給されるオイルOが減るおそれがあり、結果として、低速側シャフト11の回転数に合わせてローラ71に供給されるオイルOの供給量が指数的に増加しなくなるおそれがある。これに対し、第2軸受32にシール性を持たせ、貯油領域Aから増速機室S2に漏れ出すオイル量を減らすことで、ローラ71に供給されるオイル量が減ることを抑制でき、低速側シャフト11の回転数に合わせてローラ71に供給されるオイル量を指数的に増加させることができる。
(3)第2フランジ部16にオイルOが供給されるようにすることで、第2フランジ部16とローラ71の界面に生じる摩擦抵抗を抑制できる。したがって、遠心圧縮機10の効率が低下することを抑止することができる。
なお、実施形態は以下のように変更してもよい。
○シャフト油路120から供給されるオイルOは、ローラ71の外周面に供給されなければよい。フランジ部油路131を設けることなく、シャフト油路120から供給されたオイルOが、支持部材80とリング部材62との隙間を介して増速機室S2内に供給されてもよい。
○第2軸受32は、シール性を備えていなくてもよい。この場合、第2軸受32を介して、貯油領域Aから増速機室S2にオイルOが漏れ出す。貯油領域Aから漏れ出したオイルOは、リング部材62に直接触れることなく、増速機室S2内において、オイルOが貯留されている部分に供給されるため、撹拌抵抗は増加しにくい。即ち、第2軸受32がシール性を備えていない場合、第2軸受32とシャフト挿通孔27の内面28との間の微細な隙間など、オイルOが流通可能な箇所がシャフト油路120と同様の機能を果たすと捉えることもできる。この場合、第2軸受32を介して貯油領域Aから増速機室S2に漏れ出すオイル量も加味してポンプ101の吐出量などを定めてもよい。
○流入油路121は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
○貯油領域供給油路107の流路断面積と、増速機構供給油路108の流路断面積は、異なっていてもよい。
○ポンプ101としては、容積型のポンプ101であればどのようなポンプ101を用いてもよい。例えば、ギヤ式、ベーン式などのポンプ101を用いてもよい。
○シャフト油路120の形状は適宜変更してもよい。例えば、低速側シャフト11の外周面に、低速側シャフト11の軸線方向に延びる溝を設けて、この溝をシャフト油路としてもよい。溝は、低速側シャフト11の軸線方向に直線状に延びる溝であってもよいし、螺旋状に延びるネジ溝であってもよい。溝を螺旋状とする場合、低速側シャフト11の回転に伴い、オイルOが螺旋状の溝に沿って貯油領域Aに戻るように螺旋を設けてもよい。
また、低速側シャフト11を中空のシャフトとし、内周面に螺旋状の溝を設けてもよい。この場合、低速側シャフト11の回転数の増加に伴い、シャフト内にオイルOが入り込みにくくなるように、シャフト内にオイルOを導入する導入口の開口方向や、形状を設計してもよい。
○増速機60として、くさび作用を利用したものを用いてもよい。この場合、ローラ71のうち少なくとも1つは、リング部材62の回転により移動する可動ローラが用いられる。
○増速機60の搭載対象は、遠心圧縮機10に限られず、任意である。また、増速機60は燃料電池車両以外に搭載されていてもよい。
○遠心圧縮機10の適用対象及び圧縮対象の流体は任意である。例えば、遠心圧縮機10は空調装置に用いられていてもよく、圧縮対象の流体は冷媒であってもよい。また、遠心圧縮機10の搭載対象は、車両に限られず任意である。
○メカニカルシール35に代えて、リップシールなど、他の種類のシール部材を用いてもよい。
○遠心圧縮機10は、増速機室S2とは別に、オイルOが貯留される貯油室を備えていてもよい。
A…貯油領域、S1…モータ収容室、S2…増速機室、10…遠心圧縮機、11…低速側シャフト、12…高速側シャフト、13…電動モータ、15…第1フランジ部、16…第2フランジ部、20…ハウジング、24…底部(仕切壁)、27…シャフト挿通孔、28…内面、32…第2軸受(シャフト軸受)、33…カバー、34…シール部材、62…リング部材、64…環状部、71…ローラ、101…ポンプ、105…分配油路、107…貯油領域供給油路、110…ローラ供給油路、120…シャフト油路、131…フランジ部油路。

Claims (3)

  1. 低速側シャフトの回転に伴って回転するものであって環状部を有するリング部材と、
    前記環状部の内側に配置された高速側シャフトと、
    前記環状部と前記高速側シャフトとの間に設けられ、前記環状部及び前記高速側シャフトの双方に接触する複数のローラと、
    前記高速側シャフトと一体回転するインペラと、
    前記低速側シャフトを回転させる電動モータと、
    前記リング部材、前記ローラ、及び、前記高速側シャフトの一部が収容された増速機室と、前記電動モータが収容されたモータ収容室と、前記増速機室と前記モータ収容室とを仕切る仕切壁とを備えるハウジングと、
    前記仕切壁に設けられ、前記低速側シャフトが挿通されたシャフト挿通孔と、
    前記シャフト挿通孔の内面と前記低速側シャフトの外周面との間に設けられたシール部材と、
    前記シャフト挿通孔の内面と前記低速側シャフトの外周面との間に設けられ、前記低速側シャフトを支持するシャフト軸受と、
    前記シャフト挿通孔の内面、前記低速側シャフトの外周面、前記シール部材、及び、前記シャフト軸受に囲まれる領域に区画された貯油領域と、
    前記低速側シャフトの回転により駆動し、オイルを吐出する容積型のポンプと、
    前記ポンプから吐出される前記オイルを前記ローラに供給するローラ供給油路と、
    前記ポンプから吐出される前記オイルを前記貯油領域に供給する貯油領域供給油路と、
    前記ポンプから吐出される前記オイルを前記ローラ供給油路と前記貯油領域供給油路に分配する分配油路と、
    前記低速側シャフトに設けられ、前記貯油領域と前記増速機室とを繋ぐシャフト油路と、を備える遠心圧縮機。
  2. 前記シャフト軸受は、シール性を備える請求項1に記載の遠心圧縮機。
  3. 前記高速側シャフトは、
    前記ローラの回転軸線方向の両端面のうち前記インペラ側の面である第1端面に向かい合う第1フランジ部と、
    前記高速側シャフトの回転軸線方向において、前記第1フランジ部よりも前記インペラから離れて設けられ、前記両端面のうち前記第1端面とは異なる第2端面に向かい合う第2フランジ部と、を備え、
    前記シャフト油路に供給されたオイルを前記第2フランジ部に供給するフランジ部油路を備える請求項1又は請求項2に記載の遠心圧縮機。
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