JP2018172482A - 親水性ポリウレタンフォームとその製造方法 - Google Patents

親水性ポリウレタンフォームとその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018172482A
JP2018172482A JP2017070636A JP2017070636A JP2018172482A JP 2018172482 A JP2018172482 A JP 2018172482A JP 2017070636 A JP2017070636 A JP 2017070636A JP 2017070636 A JP2017070636 A JP 2017070636A JP 2018172482 A JP2018172482 A JP 2018172482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
isocyanate
polyurethane foam
polyol component
mass
hydrophilic polyurethane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017070636A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6770475B2 (ja
Inventor
辰弥 白井
Tatsuya Shirai
辰弥 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inoue MTP KK, Inoac Corp filed Critical Inoue MTP KK
Priority to JP2017070636A priority Critical patent/JP6770475B2/ja
Publication of JP2018172482A publication Critical patent/JP2018172482A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6770475B2 publication Critical patent/JP6770475B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】シリコーン系整泡剤が溶出することのない親水性ポリウレタンフォームの提供を目的とする。【解決手段】ポリオール成分、イソシアネート、発泡剤、触媒、架橋剤を含み、、シリコーン系整泡剤を含まないポリウレタンフォーム用組成物から得られた親水性ポリウレタンフォームであって、ポリオール成分は該ポリオール成分の100質量部中にポリエーテルポリオールとイソシアネートの反応により得られた水酸基末端プレポリマーを80〜100質量部含み、架橋剤は官能基数が3〜4であり、イソシアネートインデックスは100〜120であり、親水性ポリウレタンフォームからシリコーン系整泡剤が溶出せず、インクジェットプリンターのインクカートリッジに使用されるインク保持体や水耕栽培の苗床に好適な構成とした。【選択図】なし

Description

本発明は、親水性ポリウレタンフォームとその製造方法に関する。
親水性ポリウレタンフォームは、例えばインクジェットプリンターにインクを供給するインク保持体や、水耕栽培の苗床などに使用されている。
インク保持体は、親水性ポリウレタンフォームにインクを吸収させた状態でインクカートリッジに収容されている。
親水性ポリウレタンフォームとして、ポリオール、イソシアネート、発泡剤及び整泡剤を含む配合物から発泡成形されたものがある。整泡剤としては、一分子中に活性水酸基含有基、エポキシ基及びイソシアネート基のいずれか一つ以上を含有するオルガノポリシロキサンが使用されている(特許文献1)。
特開平7−242761号公報
しかし、整泡剤として使用されるオルガノポリシロキサンは、親水性ポリウレタンフォーム中に未反応のオルガノポリシロキサンとして残留する可能性がある。そのため、親水性ポリウレタンフォームがインク保持体や水耕栽培の苗床として使用された場合、親水性ポリウレタンフォーム中のオルガノポリシロキサンがインクや栽培液などの液体に溶出し、性能に悪影響を与えるおそれがある。
本発明は前記の点に鑑みなされたものであり、シリコーン系整泡剤を使用しない親水性ポリウレタンフォームの提供を目的とする。
請求項1の発明は、ポリオール成分、イソシアネート、発泡剤、触媒、架橋剤を含み、シリコーン系整泡剤を含まないポリウレタンフォーム用組成物から得られた親水性ポリウレタンフォームであって、前記ポリオール成分は該ポリオール成分の100質量部中にポリエーテルポリオールとイソシアネートの反応により得られた水酸基末端プレポリマーを80〜100質量部含み、前記架橋剤は官能基数が3〜4であり、前記イソシアネートはMDI系イソシアネートであり、イソシアネートインデックスは100〜120であることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記架橋剤の量は、前記ポリオール成分100質量部に対して3〜5質量部であることを特徴とする。
請求項3の発明は、ポリオール成分、イソシアネート、発泡剤、触媒、架橋剤を含み、シリコーン系整泡剤を含まないポリウレタンフォーム用組成物を用い、前記ポリオール成分と前記イソシアネートの反応により親水性ポリウレタンフォームを製造する方法において、前記ポリオール成分は該ポリオール成分の100質量部中にポリエーテルポリオールとイソシアネートの反応により得られた水酸基末端プレポリマーを80〜100質量部含み、前記架橋剤は官能基数が3〜4であり、前記イソシアネートはMDI系イソシアネートであり、イソシアネートインデックスは100〜120であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3において、前記架橋剤の量は、前記ポリオール成分100質量部に対して3〜5質量部であることを特徴とする。
本発明によれば、親水性ポリウレタンフォームにシリコーン系整泡剤を配合しないため、親水性ポリウレタンフォームをインク保持体や、水耕栽培の苗床などに使用してもシリコーン系物質が親水性ポリウレタンフォームから溶出せず、インクや植物の品質を良好なものに維持できる。
実施例及び比較例の構成と評価結果を示す表である。
本発明の親水性ポリウレタンフォームは、ポリオール成分、イソシアネート、発泡剤、触媒、架橋剤を含むポリウレタンフォーム用組成物から、ポリオール成分とイソシアネートの反応により得られる。
ポリオール成分は、ポリオール成分100質量部中に、ポリエーテルポリオールとイソシアネートの反応により得られた水酸基末端プレポリマーを80〜100質量部含んでいる。前記水酸基末端プレポリマーを80〜100質量部含むため、ポリウレタンフォーム組成物の粘度が高くなり、反応初期の段階でも反応混合物の粘度を高めて発泡剤により発生する泡が安定しやすくなる。
本発明における水酸基末端プレポリマーの製造に用いられるポリエーテルポリオールは、2官能以上のものとされ、セルがより細かいポリウレタンフォームを得るには3官能以上のものが好ましい。2官能以上のポリエーテルポリオールは特に制限されるものではなく、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ハイドロキノン、水、レゾルシン、ビスフェノールA、水添ビスフェノールA、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリプロパノールアミン、エチレンジアミン、1,6−ヘキサンジアミン、トリレンジアミン、ジフェニルメタンジアミン、トリエチレンテトラアミン、ソルビトール、マンニトール、ズルシトール等を出発原料として、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを付加して得られるポリエーテルポリオールなどを用いることができる。
水酸基末端プレポリマーの製造に用いられるポリエーテルオールの分子量は、300〜10000のポリエーテルポリオールであり、より好ましくは分子量1000〜8000であり、更に好ましくは、分子量2000〜5000である。
水酸基末端プレポリマーの製造に用いられるイソシアネートとしては、水酸基末端プレポリマーの粘度が親水性ポリウレタンフォームの製造を困難にしなければ、特に制限されないが、トリレンジイソシアネート(TDI)を用いるのがより好ましい。トリレンジイソシアネート(TDI)としては、2,4−トリレンジイソシアネート(2,4−TDI)、2,6−トリレンジイソシアネート(2,6−TDI)、あるいは2,4−トリレンジイソシアネート(2,4−TDI)の80%と2,6−トリレンジイソシアネート(2,6−TDI)の20%との混合物が挙げられる。
前記水酸基末端プレポリマーは、前記ポリエーテルポリオールとイソシアネートとから公知のプレポリマーの製造方法により得られる。具体的には、所定温度(例えば80℃)に加熱したタンクに前記ポリエーテルポリオールを所定量投入し、窒素を充填した状態で攪拌しながら、前記イソシアネートや触媒(アミン触媒、金属触媒)を所定量投入して反応させることにより、水酸基末端プレポリマーを得ることができる。
水酸基末端プレポリマーの粘度としては、30℃で、2000〜30000mPa・sであり、より好ましくは4000〜28000mPa・s、更に好ましくは、8000〜25000mPa・sである。
前記ポリオール成分100質量部中に含まれる前記水酸基末端プレポリマーの量が100質量部未満の場合に、前記ポリオール成分として併用されるポリオールは特に限定されず、ポリエーテルポリオールや、ポリエーテルポリオールにスチレンやアクリロニトリル等をグラフト重合させたポリマーポリオール、ポリエーテルエステルポリオールあるいはポリエステルポリオールを用いても良い。特に、ポリエーテルポリオールが好ましく、さらには、水酸基末端プレポリマーの製造原料に用いたポリエーテルポリオールを併用することがより好ましい。また、前記ポリオール成分として併用されるポリオールとして、ポリエステルポリオールを用いる場合、耐加水分解性に優れたポリウレタンフォームを得るためには、3−メチル−1,5−ペンタンジオールや2−メチル−1,8−オクタンジオール等のような分岐型ジオールとアジピン酸(脂肪族)、ダイマー酸(脂環族)、フタル酸(芳香族)等のジカルボン酸とを縮合させて得られた2官能以上のポリエステルポリールや、ポリカーボネートジオール、カプロラクトン等の各種ラクトンを開環重合して得られたポリエステルポリオール等が好ましい。
前記ポリオール成分と反応させるイソシアネートとしては、MDI系イソシアネートが用いられる。MDI系イソシアネートとしては、ジフェニルメタンジイソシアネート(ピュアMDI)、カルボジイミド変性MDI、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート(クルードMDIまたはポリメリックMDI)が挙げられ、それらの一つまたは複数併用される。
イソシアネートインデックス(INDEX)は、100〜120が好ましい。イソシアネートインデックスが100未満の場合はフォームにクラック不良が入りやすくなり、一方120を超える場合はフォームがシュリンク不良となる。イソシアネートインデックス(INDEX)は、ポリウレタンフォームの分野で使用される指数であって、ポリウレタンフォーム用組成物中の活性水素基(例えばポリオール成分の水酸基及び発泡剤としての水等の活性水素基等に含まれる活性水素基)に対するイソシアネートにおけるイソシアネート基の当量比を百分率で表した数値[NCO基の当量/活性水素基の当量×100]である。
発泡剤としては、水、代替フロンあるいはペンタンなどの炭化水素を、単独または組み合わせて使用できる。水の場合は、ポリオール成分とイソシアネートの反応時に炭酸ガスを発生し、その炭酸ガスによって発泡がなされる。発泡剤としての水の配合量は、ポリオール成分100質量部に対して3〜6質量部が好ましい。
触媒としては、公知のウレタン化触媒を併用することができる。例えば、トリエチルアミン、トリエチレンジアミン、ジエタノールアミン、ジメチルアミノモルフォリン、N−エチルモルホリン、テトラメチルグアニジン等のアミン触媒や、スタナスオクトエートやジブチルチンジラウレート等のスズ触媒やフェニル水銀プロピオン酸塩あるいはオクテン酸鉛等の金属触媒(有機金属触媒とも称される。)を挙げることができる。
架橋剤としては、官能基数3〜4のものが使用される。官能基数3〜4の架橋剤を用いることにより、反応による反応生成物を含めた反応混合物の粘度上昇をより一層速くすることができる。より好ましい架橋剤は、官能基数3〜4、分子量60〜500、水酸基価330〜2000mgKOH/gの水酸基化合物である。
官能基数3〜4、分子量60〜500、水酸基価330〜2000mgKOH/gの架橋剤として、グリセリン、トリメチロールプロパン、1,2,4−ブタントリオール、2−メチル−2,3,4−ブタントリオール、トリエタノールアミン、ペンタエリスリトール等を挙げることができ、一種または複数併用してもよい。
架橋剤の配合量は、ポリオール成分100質量部に対して2〜6質量部が好ましい。
その前記ポリウレタンフォーム用組成物には、その他の助剤が適宜含まれる。助剤として、例えば、難燃剤、顔料、安定剤、等を挙げることができる。
本発明の親水性ポリウレタンフォームは、前記ポリウレタンフォーム用組成物のポリオール成分とイソシアネートを反応させて発泡させることにより製造される。
前記発泡は、スラブ発泡あるいはモールド発泡のいずれでもよい。スラブ発泡は、混合したポリウレタンフォーム用組成物をベルトコンベア上に吐出し、大気圧下、常温で発泡させる方法であり、一方、モールド発泡は、混合したポリウレタンフォーム用組成物をモールド(成形型)に充填してモールド内で発泡させる方法である。
本発明の親水性ポリウレタンフォームが使用される物品は、親水性が求められる物であれば限定されず、特にオルガノポリシロキサンを含む整泡剤を配合していないため、インクジェットプリンターにインクを供給するインク保持体や水耕栽培の苗床などに使用すると、インクや苗がオルガノポリシロキサンによる悪影響を受けず、良好な印刷結果や、良好な生育が得られる。
以下の原料を図1に示す配合で混合し、反応・発泡させて各実施例及び各比較例の親水性ポリウレタンフォームを作製した。
・プレポリマー:ポリエーテルポリオール(*1)/イソシアネート(*2)=2モル/1モル混合液を金属触媒の存在下において、80℃で約2時間反応させて合成した水酸基末端プレポリマー、水酸基価33mgKOH/g、粘度17000mPa・s(30℃)。使用したポリエーテルポリオール(*1)は、分子量3000、官能基数3、水酸基価56mgKOH/g、品番;GP−3000、三洋化成工業株式会社製である。使用したイソシアネート(*2)は、2,4−TDI80%と2,6−TDI20%の混合物、品番;T−80、日本ポリウレタン社製である。
・ポリオール:ポリエーテルポリオール、分子量3000、官能基数3、水酸基価56mgKOH/g、品番;GP−3050NS、三洋化成工業株式会社製
・イソシアネート(MDI);ポリメリックMDI、品番S−6510、NCO%29.4、ハンツマン社製
・イソシアネート(TDI);2,4−TDI80%と2,6−TDI20%の混合物、品番;T−80、NCO%48.2、日本ポリウレタン社製
・架橋剤A;グリセリン、官能基数3、分子量92、水酸基価1829mgKOH/g
・架橋剤B;エチレンジアミンを開始剤としてプロピレンオキサイドを付加したもの、官能基数4、分子量450、水酸基価499mgKOH/g
・架橋剤C;エチレングリコール、官能基数2、分子量62、水酸基価1810mgKOH/g
・整泡剤A;シリコーン整泡剤、品番:SH−193、東レ・ダウコーニング社製
・整泡剤B;シリコーン整泡剤、品番:SZ−1346E、東レ・ダウコーニング社製
・アミン触媒A:品番;カオーライザーNo.25、花王社製
・アミン触媒B:品番;NE−300、エアープロダクト社製
・スズ触媒:ジブチルスズジラウレート、品番;MRH−110、城北化学工業社製
実施例1〜5は何れも整泡剤を含まず、架橋剤Aの配合量を変化させた例である。実施例6は、整泡剤を含まず、架橋剤Bを使用した例である。
比較例1は、プレポリマーに代えてポリオールを使用した例、比較例2はイソシアネートとしてTDIを使用した例、比較例3は架橋剤を配合しない例、比較例4はシリコーン系整泡剤Aを配合した例、比較例5はシリコーン系整泡剤Bを配合した例、比較例6は官能基数2の架橋剤Cを配合した例である。
得られた各実施例及び各比較例について、フォーム状態、インク吸収性、インクへの溶出について以下の方法で評価し、各評価に基づいて総合評価を行った。各評価及び総合評価は図1に示すとおりである。なお、比較例1〜3及び比較例6は、フォーム状態が悪く、インク吸収性及びインクへの溶出について評価することができなかった。
フォーム状態に関する評価は、フォームの外観状態を目視で判断し、ダウン、セル荒れ、ガス抜けについて判断し、良好の場合[〇]、やや不良の場合「△」、不良の場合「×」とした。
インク吸収性に関する評価は、インクジェットプリンター用インクの1ccを各試験体の表面上方5cmの位置から注射器で滴下し、試験体の表面に滴下したインクが試験体内に吸い込まれるまでの時間を測定し、測定結果が2秒未満の場合を「〇」、2〜3秒未満の場合を「△」、3秒以上の場合を「×」とした。
インクへの溶出性については、ポリウレタンフォームのエタノール抽出によって得られた抽出物に対してFT−IRによるオルガノポリシロキサンの分析によって行った。抽出残渣の分析によりオルガノポリシロキサンの吸収スペクトルの有無により判断し、スペクトルがない場合「○」、スペクトルがあった場合「×」とした。「○」の場合、インクへのオルガノシロキサンの溶出がないと考えられ、「×」の場合、インクへの溶出を引き起こす恐れがあると考えられる。
総合評価は、各評価が全て「〇」の場合に総合評価「〇」とし、各評価に一つでも「△」または「×」が存在する場合に総合評価「×」とした。
実施例1〜6は、フォーム状態が良好「〇」、インク吸収性が良好「〇」、インクへの溶出が無「〇」であり、総合評価「〇」であった。
一方、プレポリマーに代えてポリオールを使用した比較例1は、フォームがダウンし、インク吸収性及びインクへの溶出について評価できず、総合評価が「×」であった。
イソシアネートとしてTDIを用いた比較例2は、フォームにセル荒れがあり、インク吸収性及びインクへの溶出について評価できず、総合評価が「×」であった。
架橋剤を配合しない比較例3は、フォームがダウンし、インク吸収性及びインクへの溶出について評価できず、総合評価が「×」であった。
シリコーン系整泡剤Aを配合した比較例4は、フォームのガス抜けが悪く、インク吸収性「×」、インクへの溶出がなく「〇」、総合評価「×」であった。
シリコーン系整泡剤Bを配合した比較例5は、インク吸収性「×」及びインクへの溶出性「×」であり、総合評価「×」であった。
官能基数2の架橋剤Cを配合した比較例6は、フォームがダウンし、インク吸収性及びインクへの溶出について評価できず、総合評価が「×」であった。
このように、本発明の親水性ポリウレタンフォームは、親水性が良好で、シリコーン系物質が親水性ポリウレタンフォームから溶出しないため、インク保持体や、水耕栽培の苗床などに好適である。

Claims (4)

  1. ポリオール成分、イソシアネート、発泡剤、触媒、架橋剤を含み、シリコーン系整泡剤を含まないポリウレタンフォーム用組成物から得られた親水性ポリウレタンフォームであって、
    前記ポリオール成分は該ポリオール成分の100質量部中にポリエーテルポリオールとイソシアネートの反応により得られた水酸基末端プレポリマーを80〜100質量部含み、
    前記架橋剤は官能基数が3〜4であり、
    前記イソシアネートはMDI系イソシアネートであり、
    イソシアネートインデックスは100〜120であることを特徴とする親水性ポリウレタンフォーム。
  2. 前記架橋剤の量は、前記ポリオール成分100質量部に対して3〜5質量部であることを特徴とする請求項1に記載の親水性ポリウレタンフォーム。
  3. ポリオール成分、イソシアネート、発泡剤、触媒、架橋剤を含み、シリコーン系整泡剤を含まないポリウレタンフォーム用組成物を用い、前記ポリオール成分と前記イソシアネートの反応により親水性ポリウレタンフォームを製造する方法において、
    前記ポリオール成分は該ポリオール成分の100質量部中にポリエーテルポリオールとイソシアネートの反応により得られた水酸基末端プレポリマーを80〜100質量部含み、
    前記架橋剤は官能基数が3〜4であり、
    前記イソシアネートはMDI系イソシアネートであり、
    イソシアネートインデックスは100〜120であることを特徴とする親水性ポリウレタンフォームの製造方法。
  4. 前記架橋剤の量は、前記ポリオール成分100質量部に対して3〜5質量部であることを特徴とする請求項3に記載の親水性ポリウレタンフォームの製造方法。
JP2017070636A 2017-03-31 2017-03-31 親水性ポリウレタンフォームとその製造方法 Active JP6770475B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017070636A JP6770475B2 (ja) 2017-03-31 2017-03-31 親水性ポリウレタンフォームとその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017070636A JP6770475B2 (ja) 2017-03-31 2017-03-31 親水性ポリウレタンフォームとその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018172482A true JP2018172482A (ja) 2018-11-08
JP6770475B2 JP6770475B2 (ja) 2020-10-14

Family

ID=64108440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017070636A Active JP6770475B2 (ja) 2017-03-31 2017-03-31 親水性ポリウレタンフォームとその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6770475B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210052351A (ko) * 2019-10-30 2021-05-10 주식회사 에스제이폼웍스 방수 폴리우레탄 폼

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005187788A (ja) * 2003-12-03 2005-07-14 Inoac Corp 吸水性ポリウレタンフォームの製造方法
JP2006504465A (ja) * 2002-10-29 2006-02-09 バイオポル カンパニー リミテッド 充填型ポリウレタンフォームドレッシング材およびその製造方法
JP2008149103A (ja) * 2006-12-19 2008-07-03 Biopol Co Ltd 保水率を向上させたポリウレタンフォームドレッシング材
JP2008266442A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Bridgestone Corp 親水性軟質ポリウレタンフォームの製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006504465A (ja) * 2002-10-29 2006-02-09 バイオポル カンパニー リミテッド 充填型ポリウレタンフォームドレッシング材およびその製造方法
JP2005187788A (ja) * 2003-12-03 2005-07-14 Inoac Corp 吸水性ポリウレタンフォームの製造方法
JP2008149103A (ja) * 2006-12-19 2008-07-03 Biopol Co Ltd 保水率を向上させたポリウレタンフォームドレッシング材
JP2008266442A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Bridgestone Corp 親水性軟質ポリウレタンフォームの製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210052351A (ko) * 2019-10-30 2021-05-10 주식회사 에스제이폼웍스 방수 폴리우레탄 폼
KR102556255B1 (ko) 2019-10-30 2023-07-17 주식회사 에스제이폼웍스 방수 폴리우레탄 폼

Also Published As

Publication number Publication date
JP6770475B2 (ja) 2020-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106103520B (zh) 包括基于烯烃的发泡剂的调配异氰酸酯反应性掺合物
US8357730B2 (en) Process for producing flexible polyurethane foam
AU2007297828B2 (en) Viscoelastic foams having high air flow
EP2313449B1 (en) Aromatic polyesters, polyol blends comprising the same and resultant products therefrom
US6855741B2 (en) Composition for use in flexible polyurethane foams
NO20023453L (no) Viskoelastiske polyuretanskum
KR20180041666A (ko) 개선된 경도를 갖는 폴리우레탄 연질 발포체의 제조
JP2010527400A (ja) 高弾性発泡体
JP6548652B2 (ja) Pipa系燃焼修正ポリウレタン発泡体
EP3612581B1 (en) Catalysts for producing polyurethanes
KR101403600B1 (ko) 발포 폴리우레탄의 제조방법
WO2013161854A1 (ja) ポリウレタン発泡組成物および軟質ポリウレタンフォームの製造方法
JP6770475B2 (ja) 親水性ポリウレタンフォームとその製造方法
JP2010202754A (ja) 止水性ポリウレタンフォーム
ES2810826T3 (es) Revestimientos de poliuretano elastomérico compuestos
JP6259561B2 (ja) クリーニングローラおよびクリーニングローラに使用されるポリウレタンフォームの製造方法
CN109963900B (zh) 可燃性降低的柔性聚氨酯泡沫
US20210284786A1 (en) A flexible foam formulation and method of producing the same
JP2012167221A (ja) 軟質ポリウレタンフォーム
JP6892379B2 (ja) 軟質ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物
JP7116663B2 (ja) ポリウレタンフォーム及びその製造方法
EP4219577A1 (en) Polyether polyol composition for producing viscoelastic poyurethane foams
US20240150516A1 (en) Sulfur containing polyisocyanate polyaddition (pipa) polyol with improved flame retardant properties and foams containing them
CN114222792A (zh) 含热塑性多异氰酸酯加成聚合产物的制剂、其制备方法和用途
JP2020180258A (ja) ポリウレタンフォームとその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200812

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200908

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200925

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6770475

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250