JP2005187788A - 吸水性ポリウレタンフォームの製造方法 - Google Patents

吸水性ポリウレタンフォームの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005187788A
JP2005187788A JP2004050282A JP2004050282A JP2005187788A JP 2005187788 A JP2005187788 A JP 2005187788A JP 2004050282 A JP2004050282 A JP 2004050282A JP 2004050282 A JP2004050282 A JP 2004050282A JP 2005187788 A JP2005187788 A JP 2005187788A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyurethane foam
water
polyol
absorbing
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004050282A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4323346B2 (ja
Inventor
Mitsuru Omoto
充 尾本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inoue MTP KK, Inoac Corp filed Critical Inoue MTP KK
Priority to JP2004050282A priority Critical patent/JP4323346B2/ja
Publication of JP2005187788A publication Critical patent/JP2005187788A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4323346B2 publication Critical patent/JP4323346B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

【課題】 吸水速度が速く、吸水時の膨潤を抑制でき、良好な強度を発揮することができる吸水性ポリウレタンフォームの製造方法を提供する。
【解決手段】 吸水性ポリウレタンフォームは、ポリオール類とポリイソシアネート化合物とを触媒、発泡剤及び整泡剤の存在下に反応させることによって製造される。ポリオール類としてはポリエステルポリオールが用いられ、整泡剤としてはアニオン系界面活性剤が用いられる。反応原料に更に水酸基を有する化合物を添加し、ポリオール類とポリイソシアネート化合物とを反応させることにより、ポリウレタンフォームの吸水性及び通気性を改善することができる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、例えばトイレクリーナ、水拭き掃除用モップ等として使用される吸水性ポリウレタンフォームの製造方法に関するものである。
この種のポリウレタンフォームの製造方法としては、高分子量ポリオールとポリイソシアネート化合物とを発泡剤、触媒及び整泡剤の存在下で反応させる方法であって、高分子量ポリオールが高分子量ポリオキシアルキレンポリオールである技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。また、ポリイソシアネート化合物、ポリオキシエチレン含有量が20重量%以上のヒドロキシ化合物、発泡剤、触媒、ポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体を必須成分として製造する方法も知られている。ヒドロキシ化合物として具体的には、3官能ポリエーテルポリオールが用いられている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2001−151846号公報(第2頁及び第4頁) 特開2003−268064号公報(第2頁及び第6頁)
ところが、上記の従来技術によって得られるポリウレタンフォームはポリオールとしてポリオキシエチレンを含有するポリエーテルポリオールを用いて得られたものであることから、樹脂自体が親水性を有している。このため、ポリウレタンフォームが吸水する際、水分が樹脂中に浸透して保持されるまでの時間が長く、その結果吸水速度が遅くなり、しかも樹脂が膨潤して強度が低下するという問題があった。例えば、フローリング用の水拭き掃除用モップは速やかな吸水性と強度が必要であり、濯ぎ時には容易に絞って排水できることが必要で、かつ絞りに耐え得る強度が要求される。このように、吸水性ポリウレタンフォームとしては、吸水速度が速く、良好な強度を発揮することができる性能が要求されている。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、吸水速度が速く、吸水時の膨潤を抑制でき、良好な強度を発揮することができる吸水性ポリウレタンフォームを容易に製造することができる吸水性ポリウレタンフォームの製造方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の吸水性ポリウレタンフォームの製造方法は、ポリオール類とポリイソシアネート化合物とを触媒、発泡剤及び整泡剤の存在下に反応させてポリウレタンフォームを得る吸水性ポリウレタンフォームの製造方法であって、前記ポリオール類はポリエステルポリオールであり、整泡剤はアニオン系界面活性剤であることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明の吸水性ポリウレタンフォームの製造方法は、請求項1に記載の発明において、更に水酸基を有する化合物を添加してポリオール類とポリイソシアネート化合物とを反応させることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明の吸水性ポリウレタンフォームの製造方法は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記ポリエステルポリオールは水酸基の平均官能基数が2〜3のジエチレングリコールアジピン酸エステルポリオールである。
本発明によれば、次のような効果を発揮することができる。
請求項1に記載の発明の吸水性ポリウレタンフォームの製造方法によれば、吸水速度が速く、吸水時の膨潤を抑制でき、良好な強度を発揮することができる吸水性ポリウレタンフォームを容易に製造することができる。
請求項2に記載の発明の吸水性ポリウレタンフォームの製造方法によれば、請求項1に係る発明の効果に加え、ポリウレタンフォーム表面のセル膜の開放化を高め、その吸水性を向上させることができる。
請求項3に記載の発明の吸水性ポリウレタンフォームの製造方法によれば、請求項1又は請求項2に係る発明の効果に加え、ポリウレタンフォームの吸水時における膨潤を抑制し、強度を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
本実施形態の吸水性ポリウレタンフォームは、ポリオール類とポリイソシアネート化合物とを触媒、発泡剤及び整泡剤の存在下に反応させて製造されるものである。ここで、ポリオール類はポリエステルポリオールであり、整泡剤はアニオン系界面活性剤である点に特徴を有している。比較的低分子量のポリエステルポリオールは疎水性を示すが、アニオン系界面活性剤を用いてポリウレタンフォームを製造することにより、アニオン系界面活性剤が表面に移行してポリウレタンフォームが親水性を示すようになる。
ポリエステルポリオールとしては、カルボキシル基を複数有するポリカルボン酸を、水酸基を複数有するポリオール類と反応させることによって得られる化合物(縮合系ポリエステルポリオール)等が用いられる。ポリカルボン酸としては、アジピン酸、フタル酸、セバチン酸等が用いられる。ポリオール類としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ヘキサントリオール、トリメチロールプロパン等が用いられる。このポリエステルポリオールとしては、ポリウレタンフォームの吸水時における膨潤を抑制し、強度を高めるために、水酸基の平均官能基数が2〜3のジエチレングリコールアジピン酸エステルポリオールが好ましい。このジエチレングリコールアジピン酸エステルポリオールの分子量は1000〜5000程度であることが望ましい。
ポリエステルポリオールと反応させるポリイソシアネート化合物はイソシアネート基を複数有する化合物であって、具体的にはトリレンジイソシアネート(TDI)、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)、トリフェニルメタントリイソシアネート、キシリレンジイソシアネート(XDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート(IPDI)等が用いられる。
アニオン系界面活性剤は整泡剤として用いられるものであり、具体的にはドデシルベンゼンスルホン酸塩等のスルホン酸塩、ラウリル硫酸塩等の硫酸エステル塩、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩等のスルホン酸塩、アルキルリン酸塩等のリン酸エステル塩等が用いられる。
触媒はポリオール類とポリイソシアネート化合物とのウレタン化反応を促進するためのものである。係る触媒としては、N,N´,N´−トリメチルアミノエチルピペラジン、トリエチレンジアミン、ジメチルエタノールアミン等の3級アミン、スズオクトエート等の有機金属化合物、酢酸塩、アルカリ金属アルコラート等が用いられる。
発泡剤はポリウレタンを発泡させてポリウレタンフォームとするためのものである。この発泡剤としては、水のほかペンタン、シクロペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ジクロロメタン、炭酸ガス等が用いられる。
ポリオール類とポリイソシアネート化合物とのウレタン化反応を行なう場合には、ワンショット法又はプレポリマー法が採用される。ワンショット法は、ポリオール類とポリイソシアネート化合物とを直接反応させる方法である。プレポリマー法は、ポリオール類とポリイソシアネート化合物との各一部を事前に反応させて末端にイソシアネート基又は水酸基を有するプレポリマーを得、それにポリオール類又はポリイソシアネート化合物を反応させる方法である。ワンショット法はプレポリマー法に比べて製造工程が一工程で済み、製造条件の制約も少ないことから好ましい方法であり、製造コストを低減させることができる。
本発明の製造方法により得られる吸水性ポリウレタンフォームとしては、軟質スラブポリウレタンフォームが好ましい。軟質スラブポリウレタンフォームは上記ワンショット法により混合攪拌された反応原料(反応混合液)をベルトコンベア上に吐出し、該ベルトコンベアが移動する間に反応原料が常温、大気圧下で自然発泡し、硬化することで得られる。その後、乾燥炉内で硬化(キュア)し、所定形状に裁断される。その他、モールド成形法、現場施工スプレー成形法等によって吸水性ポリウレタンフォームを得ることができる。
上記のウレタン化反応を行なうときには、前記反応原料に更に水酸基を有する化合物を添加してポリオール類とポリイソシアネート化合物とを反応させることが望ましい。この水酸基を有する化合物を添加することにより、ポリウレタンフォーム表面の親水性を高め、その吸水性を向上させることができる。更に、気泡が破壊されて空間部分が連続し、通気性が改善されると同時に、吸水性も改善される。係る水酸基を有する化合物としては、分子内に1個の水酸基を有する化合物、分子内に2個の水酸基を有する化合物及び分子内に3個以上の水酸基を有する化合物のいずれも使用される。分子内に1個の水酸基を有する化合物としては、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール等が挙げられる。分子内に2個の水酸基を有する化合物としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、分子量が好ましくは100〜1000、より好ましくは200〜600のポリエチレングリコール等が挙げられる。分子内に3個以上の水酸基を有する化合物としては、グリセリン、トリメチロールプロパン等が挙げられる。
この水酸基を有する化合物としては、分子量1000以下の低分子量化合物が好ましい。このような低分子量の水酸基含有化合物を用いることにより、得られるポリウレタンフォームのセルの開放化が良くなり、通気性が良好になると共に、吸水性を更に改良することができる。水酸基を有する化合物の添加量は、ポリエステルポリオールに対して0.2〜10質量%であることが好ましく、0.5〜5質量%であることがより好ましく、1〜3質量%であることが最も好ましい。この添加量が0.2質量%未満の場合、ポリウレタンフォームの吸水性すなわち吸水速度が低下する。一方、添加量が10質量%を越える場合、発泡安定性が低下し、気泡が潰れて良好なポリウレタンフォームを得ることができなくなる。
本実施形態の吸水性ポリウレタンフォームは吸水速度が速く、吸水時の膨潤を抑制でき、良好な強度を発揮できることから、トイレを洗浄するトイレクリーナ、床の水拭き掃除用モップ等として好適に使用される。
さて、吸水性ポリウレタンフォームを製造する場合には、ポリオール類とポリイソシアネート化合物とを触媒、発泡剤及び整泡剤の存在下に反応させるワンショット法によって行なわれる。すなわち、走行コンベア上に大気圧下で室温にて反応原料を吐出することにより、コンベア上で移動しながら自由に発泡が行なわれ、連続気泡を有するポリウレタンフォームが連続的に製造される。この方法は、型内で加温、加圧下に行なわれるモールド成形とは異なるものである。
この場合、ポリオール類としてポリエステルポリオール、整泡剤としてアニオン系界面活性剤が用いられる。そのため、ポリウレタンフォームの骨格はポリエステルポリオールに基づいて疎水性になるものの、その表面にアニオン系界面活性剤が移行(ブリード)して親水性が付与される。従って、ポリウレタンフォームを用いてトイレクリーナ等を製造し、使用した場合にその表面に水が付くとその水はポリウレタンフォームの骨格の間の空間に速やかに吸収保持され、樹脂内部には吸収されないため膨潤が起らず、ポリウレタンフォームの強度が保持される。そして、ポリウレタンフォームのセル内に保持された水は圧縮により容易に排出され、乾燥も容易である。
以上の実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ 本実施形態の吸水性ポリウレタンフォームの製造方法によれば、ポリオール類としてポリエステルポリオール、整泡剤としてアニオン系界面活性剤を用いている。このアニオン系界面活性剤はポリウレタンフォームの表面に移行して親水性を示すことから、吸水速度を速くすることができる。また、特に比較的低分子量のポリエステルポリオールは疎水性を有することから、吸水時の膨潤を抑制でき、良好な強度を発揮することができる。このような特性を有する吸水性ポリウレタンフォームをポリオール類と界面活性剤の種類を選択することにより容易に製造することができる。
・ 水酸基を有する化合物を添加することにより、ポリウレタンフォームのセル膜の開放化を一層高めることができ、その吸水性を更に向上させることができる。
・ ポリエステルポリオールとして、水酸基の平均官能基数が2〜3のジエチレングリコールアジピン酸エステルポリオールを用いることによって架橋構造を形成することができ、ポリウレタンフォームの吸水時における膨潤を抑制して、強度を向上させることができる。
以下に、実施例及び比較例を挙げて前記実施形態を更に具体的に説明する。
(実施例1〜9及び比較例1〜3)
実施例1〜9においては、表1に示すポリエステルポリオールとポリイソシアネート化合物とを、同じく表1に示す触媒、発泡剤及び整泡剤の存在下に、走行コンベア上で大気圧下にて反応させることによりポリウレタンフォームを製造した。比較例1〜3においては、表2に示すポリエステルポリオール又はポリエーテルポリオールとポリイソシアネート化合物とを、同じく表2に示す触媒、発泡剤及び整泡剤の存在下に実施例と同様に反応させてポリウレタンフォームを製造した。表1及び表2における略号の意味を次に示す。
N−101:水酸基の平均官能基数が3官能で分子量が約3000のジエチレングリコールアジピン酸エステルポリオール
PR−5007:水酸基の平均官能基数が3官能でオキシエチレン基の含有量が70質量%のポリオキシアルキレンポリオール
PEG300:分子量300のポリエチレングリコール
アニオン系界面活性剤1:ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
アニオン系界面活性剤2:ラウリル硫酸ナトリウム
B8324:ゴールドシュミット社製のアニオン系界面活性剤以外の界面活性剤よりなる整泡剤
B8300:ゴールドシュミット社製の整泡剤で、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを含む整泡剤
L-5340:(株)日本ユニカー製のシリコーン系の整泡剤
アミン触媒1:N,N´,N´−トリメチルアミノエチルピペラジン
アミン触媒2:トリエチレンジアミンの33質量%溶液
スタナスオクトエート:オクチル酸スズ
TDI−65:2,4-トリレンジイソシアネート65%と2,6-トリレンジイソシアネート35%の混合物
TDI−80:2,4-トリレンジイソシアネート80%と2,6-トリレンジイソシアネート20%の混合物
得られたポリウレタンフォームについて、ポリウレタンフォームの状態、ポリウレタンフォームの密度、通気性、吸水時間、線膨張率及び引張強度を下記に示す方法で測定し、それらの結果を表1及び表2に併せて記載した。
(ポリウレタンフォームの状態)
得られたポリウレタンフォームを目視にて観察し、良好であるか否かを判断した。
(吸水時間1)
ポリウレタンフォームの表面に水をスポイトで1滴置き、水が完全にポリウレタンフォーム中に吸い込まれるまでの時間(秒)を測定した。
(吸水時間2)
縦20mm、横20mm及び高さ10mmのポリウレタンフォームを23℃の水面に落とし、ポリウレタンフォームが完全に水に浸されるまでの時間(秒)を測定した。
(線膨張率)
ポリウレタンフォームの一辺の長さ(L0)を測定し、ポリウレタンフォームを完全に水に埋没させて1時間放置して取り出し、同じ一辺の長さ(L1)を測定し、次式によって求めた。線膨張率(%)=〔(L1−L0)/L0〕×100
Figure 2005187788
表1に示したように、実施例1〜9においては、吸水時間が短く、吸水速度を速くすることができた。また、線膨張率が小さく、吸水後の引張強度も良好であった。更に、いずれもフォーム状態が良好で、通気性も良好であった。加えて、実施例2〜9ではグリセリン、ポリエチレングリコール等の水酸基を有する化合物を添加したことから、水酸基を有する化合物を添加していない実施例1に比べて吸水時間が短く、吸水速度を一層速くすることができた。
Figure 2005187788
表2に示したように、アニオン系界面活性剤を使用しなかった比較例1及び2のポリウレタンフォームは、吸水時間が長く、吸水速度の遅いものであった。ポリエーテルポリオールを使用し、アニオン系界面活性剤を使用しなかった比較例3のポリウレタンフォームは、吸水時間が長く、吸水速度が遅い上に、線膨張率が大きく、吸水後の引張強度が小さいものであった。
尚、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ ポリエステルポリオールとして、ラクトン系ポリエステルポリオール又はポリカーボネート系ポリエステルポリオールを用いることもできる。
・ ポリエステルポリオールの分岐度を高めて、得られるポリウレタンフォームの硬度を大きくすることもできる。
・ 整泡剤として、ノニオン系界面活性剤、シリコーン系整泡剤、フッ素系整泡剤等を併用することもできる。
・ その他の配合剤として、架橋剤、難燃剤、着色剤、充填剤、安定剤、可塑剤等を配合することもできる。
更に、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
・ 水酸基を有する化合物は、分子量1000以下の低分子量化合物である請求項2又は請求項3に記載の吸水性ポリウレタンフォームの製造方法。このように構成した場合には、得られるポリウレタンフォームの通気性が良好になると共に、吸水性を更に改良することができる。
・ コンベア上にて、大気圧下にポリオール類とポリイソシアネート化合物との反応が連続的に行なわれる請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の吸水性ポリウレタンフォームの製造方法。この製造方法によれば、吸水性ポリウレタンフォームを特定の型を必要とせず、連続的に容易に製造することができる。

Claims (3)

  1. ポリオール類とポリイソシアネート化合物とを触媒、発泡剤及び整泡剤の存在下に反応させてポリウレタンフォームを得る吸水性ポリウレタンフォームの製造方法であって、前記ポリオール類はポリエステルポリオールであり、整泡剤はアニオン系界面活性剤であることを特徴とする吸水性ポリウレタンフォームの製造方法。
  2. 更に水酸基を有する化合物を添加してポリオール類とポリイソシアネート化合物とを反応させることを特徴とする請求項1に記載の吸水性ポリウレタンフォームの製造方法。
  3. 前記ポリエステルポリオールは水酸基の平均官能基数が2〜3のジエチレングリコールアジピン酸エステルポリオールである請求項1又は請求項2に記載の吸水性ポリウレタンフォームの製造方法。
JP2004050282A 2003-12-03 2004-02-25 吸水性ポリウレタンフォームの製造方法 Expired - Lifetime JP4323346B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004050282A JP4323346B2 (ja) 2003-12-03 2004-02-25 吸水性ポリウレタンフォームの製造方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003405071 2003-12-03
JP2004050282A JP4323346B2 (ja) 2003-12-03 2004-02-25 吸水性ポリウレタンフォームの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005187788A true JP2005187788A (ja) 2005-07-14
JP4323346B2 JP4323346B2 (ja) 2009-09-02

Family

ID=34797566

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004050282A Expired - Lifetime JP4323346B2 (ja) 2003-12-03 2004-02-25 吸水性ポリウレタンフォームの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4323346B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007161750A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Inoac Corp 吸水性及び難黄変性を有するポリウレタン発泡体
JP2008099914A (ja) * 2006-10-19 2008-05-01 Sumitomo Rubber Ind Ltd スポンジたわし及び該スポンジたわし用の軟質スポンジの製造方法
JP2012065744A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Inoac Corp 衛生用被覆材
JP2012077166A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Inoac Corp 親水性ポリウレタンフォーム及びその製造方法
WO2018025836A1 (ja) * 2016-08-05 2018-02-08 東ソー株式会社 軟質ポリウレタンフォーム成型用ポリオール組成物及び軟質ポリウレタンフォーム
JP2018172482A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 株式会社イノアックコーポレーション 親水性ポリウレタンフォームとその製造方法
CN113461904A (zh) * 2021-08-10 2021-10-01 中山成长鞋材有限公司 一种柔软、高弹、吸水不膨胀的聚醚泡棉及其制备方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007161750A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Inoac Corp 吸水性及び難黄変性を有するポリウレタン発泡体
JP2008099914A (ja) * 2006-10-19 2008-05-01 Sumitomo Rubber Ind Ltd スポンジたわし及び該スポンジたわし用の軟質スポンジの製造方法
JP2012065744A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Inoac Corp 衛生用被覆材
JP2012077166A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Inoac Corp 親水性ポリウレタンフォーム及びその製造方法
WO2018025836A1 (ja) * 2016-08-05 2018-02-08 東ソー株式会社 軟質ポリウレタンフォーム成型用ポリオール組成物及び軟質ポリウレタンフォーム
CN109790268A (zh) * 2016-08-05 2019-05-21 东曹株式会社 软质聚氨酯泡沫成形用多元醇组合物以及软质聚氨酯泡沫
US11505700B2 (en) 2016-08-05 2022-11-22 Tosoh Corporation Polyol composition for molding flexible polyurethane foam, and flexible polyurethane foam
JP2018172482A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 株式会社イノアックコーポレーション 親水性ポリウレタンフォームとその製造方法
CN113461904A (zh) * 2021-08-10 2021-10-01 中山成长鞋材有限公司 一种柔软、高弹、吸水不膨胀的聚醚泡棉及其制备方法
CN113461904B (zh) * 2021-08-10 2022-10-11 中山成长鞋材有限公司 一种柔软、高弹、吸水不膨胀的聚醚泡棉及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4323346B2 (ja) 2009-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5101092B2 (ja) 車両用ポリウレタン発泡体
KR101327721B1 (ko) 이산화탄소 발포 저밀도, 신축성 마이크로셀형 폴리우레탄엘라스토머
WO2003054047A1 (fr) Mousse souple de polyurethanne a faible resilience et son procede de production
WO2006115169A1 (ja) 低反発性軟質ポリウレタンフォームおよびその製造方法
JP4410665B2 (ja) 軟質ポリウレタン発泡体の製造方法
JP2007106881A (ja) 連続気泡構造を有する硬質ポリウレタン発泡体の製造方法
JP2006342305A (ja) 硬質ポリウレタン発泡体の製造方法
JP4323346B2 (ja) 吸水性ポリウレタンフォームの製造方法
JP4898322B2 (ja) 軟質ポリウレタン発泡体及びその製造方法
JP4976753B2 (ja) フレームラミネート用ポリウレタン発泡体
JP4718158B2 (ja) 軟質ポリウレタン発泡体
KR100809667B1 (ko) 초저밀도 수발포 폴리우레탄 조성물 및 그 제조 방법
JP5075386B2 (ja) 軟質ポリウレタン発泡体の製造方法
JP2006348156A (ja) 硬質ポリウレタン発泡体の製造方法
CA2247657C (en) Hydrophilic polyester-polyurethane foams, a process for their production, and their use as moisture-absorbing materials
EP3636684A1 (en) Composition for polyurethane foam production, polyurethane foam, and sound-absorbing member
JP5166838B2 (ja) 滑り防止用クッション材
CA2353209A1 (en) Preparation of polyurethane foams
JP2006199897A (ja) 連続気泡構造を有するポリウレタン発泡体
JP4584749B2 (ja) 硬質ポリウレタン発泡体の製造方法
JP2022079417A (ja) 軟質ポリウレタンフォーム成形用組成物
JP4718157B2 (ja) 軟質ポリウレタン発泡体、軟質ポリウレタン発泡体の製造方法、及びクッション
JP2007297442A (ja) ポリウレタン発泡体
JP4314120B2 (ja) ポリウレタンフォーム及びその製造方法
JP4758135B2 (ja) 吸水性成形体及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061019

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090526

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090604

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4323346

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130612

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140612

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term