JP2018171746A - 注型ナイロン成形品成形装置及び注型ナイロン成形品製造方法 - Google Patents

注型ナイロン成形品成形装置及び注型ナイロン成形品製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】シリコーン成形型の合わせ面から原料液が漏れるのを防止することができる注型ナイロン成形品成形装置及び注型ナイロン成形品製造方法を提供する。
【解決手段】注型ナイロン成形品成形装置は、二以上の原料タンクと、それぞれの原料タンクに繋がる計量ポンプと、当該計量ポンプから供給される原料を混合攪拌する混合攪拌タンクと、混合攪拌された混合液を注入する成形型と、当該混合攪拌タンク内の混合液が成形型から液漏れしにくい粘度(基準粘度)であることを検知可能な粘度検知装置を備え、混合液の粘度が基準粘度になったことが粘度検知装置により検知されると、混合攪拌タンク内の混合液がシリコーン成形型に注入されるようにした。注型ナイロン成形品製造方法は、前記注型ナイロン成形品成形装置により注型ナイロン成形品を製造する方法である。
【選択図】図1

Description

本発明はナイロン成形品の成形装置とナイロン成形品の製造方法に関し、成形型に液状のモノマーキャストナイロン(本発明ではこのナイロンを「注型ナイロン」という。)を注入してナイロン成形品(本発明では「注型ナイロン成形品」という。)を成形する成形装置(注型ナイロン成形品成形装置)及び注型式の製造方法(注型ナイロン成形品製造方法)に関する。
モノマーキャストナイロンの主成分はε−カプロラクタムである。実質的に無水のε−カプロラクタムを主成分とし、それに所定量の触媒が配合された成分液(以下「A原料」という。)と、実質的に無水のε−カプロラクタムを主成分とし、それに所定量の開始剤が配合された成分液(以下「B原料」という。)を、別々の原料タンク内で攪拌下に温調保持し、夫々の原料タンクの下部に設けられた別々の計量ポンプによりA原料、B原料を計量して混合機に送液し、当該混合機で混合攪拌されたA原料とB原料の混合液(以下「AB混合液」という。)を所定温度に保持された成形型に注入し、当該成形型内でナイロン成形品を成型(注型)するナイロン成型品成形装置は知られている。
従来、ナイロン成形品成形装置として特許文献1に示される装置がある。その構成は図4に示すように、二個の原料タンクA1、A2と、それぞれの原料タンクA1、A2に繋がる油圧作動式の計量ポンプB1、B2と、注型ヘッドCを備え、これら機器が送液配管Dで接続されている。計量ポンプB1、B2から送られて注型ヘッドCで混合攪拌されたAB混合液は所定温度に加熱された成形型Eに注入され、成形型E内で重合固化してナイロン成形品となる。原料タンクA1、A2、計量ポンプB1、B2、注型ヘッドC及び送液配管Dはそれぞれ80〜150℃に加熱温調保持されている。
ナイロン成形品は前記ナイロン成形品成形装置により、次のように成形される。所定量の触媒が配合されたA原料は80〜150℃の原料タンクA1に入れられ、攪拌下に液体状態で温調保持される。所定量の開始剤が配合されたB原料は80〜150℃の原料タンクA2に入れられ、攪拌下に液体状態で温調保持される。実質的に無水のε−カプロラクタムは予め溶融されたものを使用しても良く、それぞれの原料タンクA1、A2内で溶融させても良い。A原料は計量ポンプB1で、B原料は計量ポンプB2でそれぞれ所定量が計量されて注型ヘッドCに送られる。A原料、B原料は注型ヘッドCで混合攪拌された後、130〜190℃に加熱された成形型Eに注入される。注入されたAB混合液は成形型E内で重合固化し、AB混合液の注入から5〜60分後に成形型Eからナイロン成形品が取り出される。成形型Eは130〜190℃に加熱されるため、通常は金属製の成形型が使用される。
A原料に添加される触媒や、B原料に添加される開始剤は空気中の水分や酸素の影響を受けることがあり、水分や酸素の影響を受けると重合活性が低下したり、消失したりする。触媒の重合活性が低下したり、消失したりすると、良好なナイロン成形品を得ることが難しくなるので、A原料、B原料は水分や酸素との接触を防ぐため、窒素ガス等の不活性ガス加圧下に保持される。
A原料、B原料は共に常温では固体である。両原料は主成分であるε−カプロラクタムの融点約68℃以上である80〜150℃に加熱温調保持された原料タンクA1、A2内で、液体状態で保持される。この温度範囲ではA原料、B原料は共に粘度が3〜10mPa・sの低粘度液体である。注型ヘッドCで混合攪拌後、成形型Eに注入される時のAB混合液の粘度はA原料、B原料単独の粘度とほとんど変わらない。
前述のように、成形型Eに注入される時のAB混合液は低粘度のため、AB混合液は成形型Eへ0.3MPa以下の低圧力でも注入可能である。AB混合液は成形型Eへの注入圧力が低く、また、ナイロン成形品の成形中も成形型に圧力がかからないため、樹脂製成形型に適した特性を有している。樹脂製成形型は製作時間が短く、安価であり、多品種少量生産の用途に適している等の特徴があるため、ナイロン成形品の製造において、金属以外の型材料として、樹脂製成形型への関心が高くなり、実用化が推進されている。樹脂製成形型の材料としては、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等が知られているが、ナイロン成形品の製造では、柔軟性があり、成形する原型の転写性が良く、離型性、耐熱性、耐薬品性等に優れているシリコーン樹脂が好ましく使用される。
シリコーン樹脂製の成形型(以下「シリコーン成形型」という。)をナイロン成形品の成形に使用する場合、シリコーン成形型を、成形作業の前に予め加熱炉等の加熱装置により130〜190℃の温度に加熱昇温させ、その成形型内に、従来のナイロン成形品成形装置の注型ヘッドCで混合攪拌されたAB混合液を注入する。これにより、AB混合液がシリコーン成形型内で重合固化してナイロン成形品となる。
シリコーン成形型は二つ以上を合わせる合わせ型である。加熱昇温されたシリコーン成形型は熱膨張により、寸法が変化し、合わせ面の密閉性を保持することが難しくなることがある。前記したようにAB混合液は粘度が低いため、AB混合液を従来のナイロン成形品成形装置のシリコーン成形型に注入すると、シリコーン成形型の合わせ面から液漏れが発生しやすい。シリコーン成形型の合わせ面を固定するため、テープや締め金具を使用しても、液漏れを防ぐことは難しかった。しかも、液漏れ量は成形毎に変わるため、従来のナイロン成形品成形装置では、シリコーン成形型への注入量設定が難しくなるとか、シリコーン成形型の整備・掃除に時間がかかるといった問題があった。また、液漏れにより作業現場が汚れて作業環境が悪くなることもあった。
本件発明者はモノマーキャストナイロンの重合反応を詳細に研究し、重合反応の進行に伴うAB混合液の粘度上昇がシリコーン成形型の合わせ面からの液漏れに与える影響を調べた。その結果、図5に示したようにA原料とB原料の混合直後のAB混合液の粘度は元のA原料やB原料の粘度と殆ど変わらないが、重合時間の経過につれてAB混合液の粘度は徐々に上昇し、ある時点から急激に粘度が上昇し、やがて、固化に至ることがわかった。この結果を基に、A原料、B原料を温調保持できる攪拌タンクに入れ、混合攪拌しながら、重合反応時間の異なるAB混合液、即ち、粘度の異なるAB混合液をシリコーン成形型に注入し、合わせ面からの液漏れとの関係を調べた。その結果、AB混合液の粘度が5Pa・s以上になると液漏れが生じにくくなり、10Pa・s以上でほとんど液漏れが防止できることがわかった。即ち、AB混合液の粘度が高くなると液漏れが防止できることを見出した。
特開2002−103344号公報
本発明の課題は、シリコーン成形型の合わせ面からの液漏れを防止できる注型ナイロン成形品成形装置及び注型ナイロン成形品製造方法を提供することにある。
本発明の注型ナイロン成形品成形装置は、少なくとも二個の原料タンクと、それぞれの原料タンクに繋がる少なくとも二個の計量ポンプと、それぞれの計量ポンプから供給される原料を混合攪拌する混合攪拌タンクと、混合攪拌された混合液を注入する成形型を備えたものである。混合攪拌タンクは粘度検知装置を備え、粘度検知装置は混合攪拌された混合液の粘度を検知可能であり、混合攪拌された混合液の粘度が予め設定された基準値(以下「基準粘度」という)に達したことを検知することができるようにした装置である。成形型はシリコーン製の型(シリコーン型)が適する。シリコーン型はシリコーンに無機材料が混合された無機材混合シリコーン製が適する。
本発明の注型ナイロン成形品製造方法は、少なくとも二個の原料タンク内の原料の夫々を、少なくとも二個の計量ポンプにより別々に計量し、それら計量ポンプから供給される原料を混合攪拌タンク内で混合攪拌し、混合攪拌された混合液の粘度を粘度検知装置で検知し、混合攪拌タンク内の混合液が基準粘度に達したことが前記粘度検知装置により検知されると、当該混合攪拌タンク内の混合液をシリコーン成形型に注入して、当該シリコーン成形型内での重合反応により成形されるようにした方法である。
本発明における基準粘度とは、シリコーン成形型からの液漏れが生じにくい程度の粘度をいう。
本発明の注型ナイロン成形品成形装置は、混合攪拌タンクが粘度検知装置を備えているので、混合攪拌タンク内で混合攪拌中又は攪拌済みの混合液の粘度を検知して、合わせタイプの成形型から液漏れしにくい程度の粘度(基準粘度)になった混合液を成形型に注入できるので、混合液が合わせ面から漏れるのを防止することができる。このため、成形型への注入量が一定になり、均一品質の注型ナイロン成形品を成形することができる。また、成形型を液漏れしにくくするための整備時間を短縮することもでき、作業効率が向上する。液漏れを防止できるため成形現場が汚れにくくなり、作業環境が改善される。
本発明の注型ナイロン成形品製造方法は、合わせタイプの成形型から液漏れしにくい程度の粘度(基準粘度)になった混合液を成形型に注入するので、混合液が合わせ面から漏れにくくなり、成形型への注入量を一定にすることができ、品質の均一な製品を成形することができる。また、液漏れしにくくなるため成形現場が汚れにくくなり、作業環境が改善される。
本発明の注型ナイロン成形品成形装置の概略説明図。 ピストンポンプの概略図。 混合攪拌タンクの概略図。 従来の注型ナイロン成形品成形装置の概略図。 原料液重合過程の粘度変化イメージ図。
(実施形態1)
本発明の注型ナイロン成形品成形装置及び注型ナイロン成形品製造方法の実施形態の一例を、図1を参照して説明する。図1に示す注型ナイロン成形品成形装置は、二つの原料タンク1A、1Bと、二つの計量ポンプ2A、2Bと、一つの混合攪拌タンク3と、一つのシリコーン成形型4と、粘度検知装置5を備え、成形型4が真空槽6内に設置されている場合である。成形型4は合わせ形式のシリコーン成形型である。
[注型ナイロン成形品成形装置]
シリコーン成形型4は混合攪拌タンク3の下部に設置されている。原料タンク1A、1B、計量ポンプ2A、2B及び混合攪拌タンク3の機器間は必要に応じて送液配管7で接続されている。原料タンク1AにはA原料を収容することができ、原料タンク1BにはB原料を収容することができる。原料タンク1A、1B、計量ポンプ2A、2B、混合攪拌タンク3、送液装置7はいずれも80〜150℃に昇温でき、温調保持可能である。
原料タンク1A、1Bのいずれも、原料攪拌用の攪拌機8A、8B、原料投入口9A、9B、窒素ガス等の不活性ガス導入口10A、10B、原料吐出口11A、11Bを備えている。原料タンク1A、1Bの温度は、原料タンク1A、1Bがジャケット仕様の場合は熱媒やスチームにより加熱昇温され、ジャケット仕様でない場合はヒーター(図示せず)で加熱昇温され、80〜150℃の温度範囲で温調保持される。また、原料タンク1A、1Bは、A原料、B原料の有無にかかわらず、外界の水分や酸素による悪影響を防ぐため、窒素ガス等の不活性ガス雰囲気下で保持される。A原料、B原料に配合された触媒や開始剤は空気中の水分や酸素の影響を受けることがあり、水分や酸素の影響を受けると重合活性が低下したり、消失したりする。触媒の重合活性の低下、消失は、良好な注型ナイロン成形品を得ることが難しくなるので好ましくない。
図1は二個の原料タンク1A、1B、二個の計量ポンプ2A、2Bの場合であるが、本発明の原料タンクは二個以上であってもよく、原料タンク以外に各種添加剤用の他の原料タンクを使用することもできる。
[A原料、B原料]
A原料、B原料は共に常温では固体である。両原料は主成分であるε−カプロラクタムの融点約68℃以上、80〜150℃に加熱温調保持された原料タンク1A、1B内で液体状態に保持される。この温度範囲ではA原料、B原料は共に、粘度が3〜10mPa・sの低粘度液体である。混合攪拌後にシリコーン成形型4に注入されるときのAB混合液の粘度はA原料、B原料単独の粘度とほとんど変わらない。
[A原料]
A原料は実質的に無水のε−カプロラクタムと所定量の触媒との混合物である。必要に応じて、20重量%以下の範囲であれば、ω−ラウロラクタムや重合反応を阻害しない液状ポリエーテル、液状ポリブタジエン等の柔軟成分を添加することができる。A原料は常温では固体である。原料タンク1Aに投入する前に図示されない設備でε−カプロラクタムの融点約68℃以上の温度で溶融、液体化してから、原料タンク1Aに投入しても良いし、固体状態で原料タンク1Aに投入し、原料タンク1A内で溶融、液体化しても良い。A原料は原料タンク1A内で、窒素ガス等の不活性ガス雰囲気下、80〜150℃、好ましくは90〜120℃の温度で、攪拌下に温調保持される。
[水分除去]
実質的に無水のε−カプロラクタムは固体状態あるいは溶融状態のε−カプロラクタムを真空ポンプ等により減圧して、ε−カプロラクタムに含まれる水分を除去することで得られる。
[触媒]
A原料の主成分であるε−カプロラクタムに配合される触媒として、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、水素化ナトリウムやナトリウムアルコラート等のアルカリ金属誘導体、アルカリ土類金属やアルカリ土類金属誘導体、アルカリ金属誘導体やアルカリ土類金属誘導体とε−カプロラクタムとの反応生成物等公知のω−ラウロラクタムの重合触媒が使用できる。その添加量はε−カプロラクタムに対して0.5〜5モル%の範囲であり、注型ナイロン成形品の重量や肉厚を考慮して、適宜決められる。
[B原料]
B原料は実質的に無水のε−カプロラクタムと所定量の開始剤との混合物である。必要に応じて、20重量%以下の範囲であれば、ω−ラウロラクタムや重合反応を阻害しない液状ポリエーテル、液状ポリブタジエン等の柔軟成分を添加することができる。B原料は常温では固体である。原料タンク1Bに投入する前に図示されない設備でε−カプロラクタムの融点約68℃以上の温度で溶融、液体化してから、原料タンク1Bに投入しても良いし、固体状態で原料タンク1Bに投入し、原料タンク1B内で溶融、液体化しても良い。B原料は原料タンク1B内で、窒素ガス等の不活性ガス雰囲気下、80〜150℃、好ましくは90〜120℃の温度で、攪拌下に温調保持される。
[開始剤]
B原料の主成分であるε−カプロラクタムに配合される開始剤として、N−アセチルカプロラクタム、酸クロライド類、イソシアネート類、カーボネート類、イソシアヌレート類等など公知のω−ラウロラクタムの開始剤が使用できる。その添加量はε−カプロラクタムに対して0.2〜3モル%の範囲であり、注型ナイロン成形品の重量や肉厚を考慮して、適宜決められる。
[計量ポンプ]
A原料用の計量ポンプ2Aは原料タンク1Aの下部に、B原料用の計量ポンプ2Bは原料タンク1Bの下部に設けられている。それぞれの計量ポンプ2A、2Bは原料タンク1A、1Bに貯留されたA原料、B原料をそれぞれ吸引し、計量して、混合攪拌タンク3に送る。計量ポンプ2A、2Bは原料タンク1A、1Bの下部に直接接続されても良いし、原料タンク1A、1Bと送液配管7により接続されても良い。混合攪拌タンク3とは送液配管7で接続される。計量ポンプ2A、2Bには上記の計量、送液が可能なポンプを使用することができる。具体例としては、ピストンポンプやプランジャーを有する回転ポンプ等があるが、ピストンポンプが好ましく使用される。
計量ポンプ2A、2Bがピストンポンプである場合について図2に基づいて説明する。A原料用の計量ポンプ(ピストンポンプ)2AとB原料用の計量ポンプ(ピストンポンプ)2Bは同一の構造のため、以下、A原料用の計量ポンプ(ピストンポンプ)2Aについて説明する。
[ピストンポンプ]
ピストンポンプ2Aはシリンダー12、シリンダー12内を往復移動して原料タンク1Aに貯留されているA原料を吸入し、混合攪拌タンク3(図1)に吐出するピストン13、ピストン13の往復駆動軸14、往復駆動軸14と連動する動力伝達装置15(ギア15a、15b、15c)、動力伝達装置15を駆動する駆動装置16を備える。駆動装置16にはモータMを使用することができる。モータMはギア15aを回転させる。ギア15aの回転により他のギア15b、15cが回転して往復駆動軸14を回転させて、ピストン13を往復スライドさせる。
シリンダー12は90〜130℃の温度範囲に加熱温調保持される。シリンダー12の加熱熱源は、シリンダー12がジャケット12aを備えた構造の場合は、熱媒あるいはスチームが、ジャケット12aを備えない場合は電気ヒーターが使用される。シリンダー12にはA原料を吸入する吸入口12b、吐出する吐出口12cが設けられている。ピストン13の後退でA原料が原料タンク1Aから吸入され、ピストン13の前進でA原料が混合攪拌タンク3に吐出される。A原料はピストン13の移動位置及び往復回数により計量される。
シリンダー12とピストン13は、ピストン13の外周面に嵌合してあるシールパッキン17により、ピストン13の静置時及び前進後退の摺動時の密閉性が確保されている。シールパッキン17には市販の反応性液状シリコーン、例えば、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社のシリコーンRTVゴム(例えば、TSE3477(RTV:Room Temperature Vulcanizing:常温(室温)硬化タイプ))や、信越化学工業株式会社のシリコーンRTVゴム(例えば、KE−1417、KE−1314)などのシリコーン樹脂が使用されている。これらシリコーン樹脂に八チタン酸カリウム繊維又は六チタン酸カリウム繊維が5〜25重量%混練されたシリコーン樹脂、例えば、本件出願人が先に開発して特許取得したシリコーン樹脂製成形型(特許第5747138号)用のシリコーン樹脂がより好ましく使用される。
[シールパッキン]
シールパッキン17は消耗部品であり、使用回数が多くなると劣化する。劣化した場合、A原料が駆動装置16側に漏出する。A原料が漏出した場合、計量が不安定になる。駆動装置16がA原料で汚れて作動トラブルが発生する。本発明では、A原料が漏出した場合、駆動装置16のトラブルを避けるため、駆動装置16はピストン13の往復駆動軸14の軸方向より外側に配置されている。
[混合攪拌タンク]
混合攪拌タンク3は、ピストンポンプ2A、2Bから吐出されたA原料、B原料を混合攪拌してAB混合液にするものである。混合攪拌タンク3はA原料、B原料を混合攪拌する攪拌機18と粘度検知装置5を備えている。粘度検知装置5は重合反応進行によるAB混合液の粘度を検知し、その粘度が基準粘度に到達すると、当該AB混合液がシリコーン成形型4に注入される。前記基準粘度はシリコーン成形型4から漏れにくい粘度である。図3に示すように、混合攪拌タンク3はA原料入口3a、B原料入口3b、基準粘度に到達したAB混合液の吐出口3c、窒素ガス導入口3d及び架台19を備える。混合攪拌タンク3は90〜120℃の温度範囲に設定され、設定温度は±2℃で制御されることが好ましい。混合攪拌タンク3の加熱は、混合攪拌タンク3がジャケット構造の場合、熱媒あるいはスチームが、ジャケット構造でない場合は電気ヒーターが使用される。
混合攪拌タンク3内に送られてきたA原料、B原料はこの当該混合攪拌タンク3内で攪拌機18により混合攪拌されてAB混合液となる。AB混合液の初期の粘度はA原料、B原料の粘度とほとんど変わらないが、触媒、開始剤の反応により重合反応が開始し、滞留時間の経過につれてAB混合液の粘度は徐々に上昇する。基準粘度に到達すると窒素ガス導入口3dから窒素ガスが入り、吐出口3cからAB混合液がシリコーン成形型4に注入される。
AB混合液の粘度上昇は攪拌機18の攪拌トルクを上昇させる。この攪拌トルクは、前記粘度検知装置5により物理的に或いは電気的に検知される。粘度検知装置5としては、例えば、市販のトルクメータを用いることができる。本発明では、AB混合液の重合反応による逐一の粘度経過を知る必要はなく、基準粘度の到達時がわかれば良い。攪拌トルクと粘度の関係は、例えば、市販の粘度の異なるシリコーンオイルを用いて作成した攪拌トルクと粘度の関係の検量線から知ることができる。具体的には、図3の攪拌機18の軸に粘度検知装置(トルクメータ)5を取付けてAB混合液の粘度を検知しても良い。トルクメータは一例であり、粘度検知装置5には、攪拌トルク検知が可能であれば、トルクメータ以外のものを用いることもできる。また、攪拌トルクの検知でなく、混合攪拌タンク3とは別の位置に図示しない市販の粘度計を設置して、粘度を直接検知することもできる。
[シリコーン成形型]
シリコーン成形型4はAB混合液が注入されるに、予め、加熱炉で130〜200℃、好ましくは、140〜180℃の温度に加熱されてから成形に使用される。温度が130℃より低いと重合反応が不十分となり、200℃より高いと重合反応時に生成するナイロンが溶融することがあり好ましくない。
シリコーン成形型4は図1に示すように合わせ型であり、注入口4a、ガス抜き4b、合わせ面4cがある。AB混合液は、注入口4aにロート形状の器具を取付けてその器具から注入しても良いし、混合攪拌タンク3の吐出口3cとシリコーン成形型4の注入口4aを接続して注入しても良い。シリコーン成形型4は加熱炉で加熱昇温された後、成形に使用されるが、温度上昇により、熱膨張が起こり、寸法が変化するため、寸法変化を考慮した型設計を行う必要がある。熱膨張により合わせ面4cの密閉性は十分でなくなるが、所定以上の粘度のAB混合液の注入により、液漏れは防止できる。
シリコーン成形型4は、市販の反応性液状シリコーン、例えば、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社のシリコーンRTVゴム(例えば、TSE3477(RTV:Room Temperature Vulcanizing:常温(室温)硬化タイプ))や、信越化学工業株式会社のシリコーンRTVゴム(例えば、KE−1417、KE−1314)などのシリコーン樹脂を用いて、造られる。更に、これらシリコーン樹脂に八チタン酸カリウム繊維又は六チタン酸カリウム繊維が5〜25重量%混練されたシリコーン樹脂、例えば、本件出願人が先に開発したシリコーン樹脂製成形型(特許第5747138号)用シリコーン樹脂がより好ましく使用される。シリコーン成形型4の作成は、前記のシリコーン樹脂を用い、公知の注型法や真空注型法(例えば、信越シリコーン 型取り用RTVシリコーンゴム、技術資料)により行われる。
[真空槽]
注入ナイロン成形品は混合攪拌タンク3から所定以上の粘度に到達したAB混合液をシリコーン成形型4に注入することで製造することができる。しかし、注入されたAB混合液は混合攪拌タンク3内やシリコーン成形型4内で空気を巻き込み、気泡を含むため、製造した注型ナイロン成形品の表面に泡が観察されることがあり、製品外観が悪くなったり成形品内部にボイド等の成形欠陥が発生することがある。これらの現象を避けるため、本発明の注型ナイロン成形品成形装置では、図1のように真空槽6を設けることが好ましい。真空槽6内にシリコーン成形型4を設置することで、巻き込んだ気泡の除去はできるが、図1に示したように、混合攪拌タンク3及びシリコーン成形型4が設置されることが好ましい。勿論、真空槽6内に注型ナイロン成形品成形装置全体が設置されても良い。
真空槽6は計量ポンプ2A、2Bから混合攪拌タンク3に送られるA原料入口6a、B原料入口6b、図示されない真空ポンプに繋がる減圧口6c、窒素ガス導入口6d、シリコーン成形型4の搬入、取出口(図示無し)が設けられ、密閉構造で、−0.09MPa以下まで減圧可能なことが好ましい。真空槽6はA原料、B原料が混合攪拌タンク3に送られる前に、真空ポンプにより減圧口6cから減圧される。減圧度は−0.05MP以下、より好ましくは−0.09MPaである。減圧操作完了後、A原料、B原料は混合攪拌タンク3に入れられ、この中でAB混合液となり、AB混合液中に含まれる気泡は除去され、シリコーン成形型4内の空気も除去される。減圧下に、AB混合液は混合攪拌タンク3内で基準粘度に上昇後、シリコーン成形型4に注入され、注型ナイロン成形品が製造される。真空槽6はAB混合液の注入完了数分後、窒素ガス導入口6dより窒素ガスあるいは乾燥空気が導入され、常圧に戻される。AB混合液注入完了から10〜60分後、注型ナイロン成形品はシリコーン成形型4から取り出される。
[混合攪拌タンクの清掃]
混合攪拌タンク3は、AB混合液を吐出した後、タンクの内壁面に、量的には少ないが、少し重合したAB混合液が残ることがある。放置すると次の成形の際、吐出口3cの閉塞や成形品に不純物として含まれる等のトラブルの原因となるため、成形終了後窒素ガス導入口3dから窒素ガスを入れ、ブローして除去することが好ましい。また、次の成形までの時間間隔が長い場合、混合攪拌タンク3を取り外し、熱水やスチームで洗浄することが好ましい。混合攪拌タンク3の架台19への取付けは、このことを考慮して、取り外し容易な構造とされる。
(注型ナイロン成形品成型装置の実施形態2)
本発明の注型ナイロン成形品成形装置は従来の成形装置で使用される注型ヘッドC(図5)のような混合機は、通常、必要としない。しかし、触媒及び開始剤の添加量が多い場合、A原料、B原料の初期混合の効率を良くするために混合機を設置することもできる。この場合の混合機は、図1の計量ポンプ2A、2Bと混合攪拌タンク3との間に設置される。
計量ポンプ2A、2Bから混合機に送られたA原料、B原料は、計量ポンプ2A、2Bの送液圧力により混合機の混合室内で衝突混合されてAB混合液となり、混合機の吐出口から混合攪拌タンク3に吐出される。AB混合液の混合室内の滞留時間は短く、AB混合液の吐出時の粘度はA原料、B原料とほぼ同じである。混合機は90〜130℃の温度範囲に加熱温調保持される。加熱は、混合機がジャケット構造の場合は熱媒あるいはスチームが、ジャケット構造でない場合は電気ヒーターが使用される。混合機は、A原料、B原料を混合攪拌し、混合攪拌タンク3にAB混合液を吐出できる構造であれば良く、例えば、クリーニングシャフトを有するミキシングヘッドタイプのものやスタチックミキサーを組み込んだもの等これら類似機能を有する機器が使用される。
[注型ナイロン成形品の成形例]
注型ナイロン成形品は、本発明の注型ナイロン成形品成形装置により、次のようにして成形することができる。
(1)実質的に無水の110℃液状ε−カプロラクタム1kgにナトリウムメティラート粉末12.6gを添加し、減圧により、副生するメチルアルコールを除去して、ナトリウム触媒を含むε−カプロラクラム溶液(A原料)をつくり、110℃に加温温調された原料タンク1Aに入れ、攪拌下に保持した。
(2)実質的に無水の110℃液状ε−カプロラクタム1kgとトルエンジイソシアネート41.8gを原料タンク1Bに入れ、Bタンク内でε−カプロラクラムとトルエンジイソシアネートを攪拌下に反応させて、イソシアネート系開始剤を含むε−カプロラクラム溶液(B原料)をつくり、110℃に温調、攪拌下に保持した。
(3)真空槽6内に150℃に加熱したシリコーン成形型4を設置し、真空槽6を密閉状態にして、真空ポンプで真空槽6内を減圧した。
(4)A原料、B原料をそれぞれの計量ポンプ2A、2Bで等量に計量して、混合攪拌タンク3に入れ、攪拌下、攪拌羽根の負荷によりAB混合液の粘度を検知し、AB混合液の粘度が13Pa・sに達したAB混合液をシリコーン成形型4に注入し、重合固化させた。シリコーン成形型4の合わせ面4cからの液漏れは観察されなかった。
(5)注入完了後、乾燥空気を導入して真空槽6を常圧に戻した。30分後、シリコーン成形型4から注型ナイロン成形品を取り出した。
本発明の注型ナイロン成形品成形装置はシリコーン成形型で良好な成形品を得ることができるため、従来困難とされていたエンジニアリングプラスチック成形品の多品種少量生産分野での展開が可能となった。
1A A原料タンク
1B B原料タンク
2A (A原料用の)計量ポンプ
2B (B原料用の)計量ポンプ
3 混合攪拌タンク
3a (混合攪拌タンクの)A原料入口
3b (混合攪拌タンクの)B原料入口
3c (混合攪拌タンクの)吐出口
3d (混合攪拌タンクの)窒素ガス導入口
4 シリコーン成形型
4a (シリコーン成形型の)注入口
4b (シリコーン成形型の)ガス抜き
4c (シリコーン成形型の)合わせ面
5 粘度検知装置
6 真空槽
6a (真空槽の)A原料入口
6b (真空槽の)B原料入口
6c (真空槽の)減圧口
6d (真空槽の)窒素ガス導入口
7 送液配管
8A (A原料タンクの)攪拌機
8B (B原料タンクの)攪拌機
9A (A原料タンクの)原料投入口
9B (B原料タンクの)原料投入口
10A (A原料タンクの)不活性ガス導入口
10B (B原料タンクの)不活性ガス導入口
11A (A原料タンクの)吐出口
11B (B原料タンクの)吐出口
12 シリンダー
12a (シリンダーの)ジャケット
12b (シリンダーの)吸入口
12c (シリンダーの)吐出口
13 ピストン
14 (ピストンの)往復駆動軸
15 動力伝達装置
15a ギア
15b ギア
15c ギア
16 (ピストンの)駆動装置
17 シールパッキン
18 (混合攪拌タンクの)攪拌機
19 (混合攪拌タンクの)架台
A1、A2 原料タンク
B1、B2 計量ポンプ
C 注型ヘッド
D 送液配管
E 成形型
M モータ

Claims (4)

  1. 二以上の原料タンクと、それぞれの原料タンクに繋がる計量ポンプと、それら計量ポンプから供給される二以上の原料を混合攪拌する混合攪拌タンクと、混合攪拌された混合液を注入する成形型を備えた注型ナイロン成形品成形装置において、
    混合攪拌タンク内の混合液の粘度が成形型から液漏れしにくい粘度に達したことを検知できる粘度検知装置を備えた、
    ことを特徴とする注型ナイロン成形品成形装置。
  2. 請求項1記載の注型ナイロン成形品成形装置において、
    成形型が、シリコーンに無機材料が混合された無機材混合シリコーン製である、
    ことを特徴とする注型ナイロン成形品成形装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の注型ナイロン成形品成形装置において、
    混合攪拌タンク及びシリコーン成形型が真空槽内に設置された、
    ことを特徴とする注型ナイロン成形品成形装置。
  4. 二以上の原料を混合攪拌した注型ナイロンの混合液を成形型に注入し、その注型ナイロンを当該成形型内で重合成型させて注型ナイロン成形品を成型する注型ナイロン成形品成型方法において、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の注型ナイロン成形品成形装置を使用し、
    前記注型ナイロン成形品成形装置における二以上の原料タンク内の原料を、二以上の計量ポンプにより別々に計量し、それら計量ポンプから供給される二以上の原料を混合攪拌タンク内で混合攪拌し、混合攪拌された混合液の粘度を粘度検知装置で検知し、混合攪拌タンク内の混合液が成形型から液漏れしにくい粘度に達したことが前記粘度検知装置により検知されると、当該混合攪拌タンク内の混合液をシリコーン成形型に注入して、当該シリコーン成形型内で重合成型されるようにした、
    ことを特徴とする注型ナイロン成形品製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112675802A (zh) * 2020-12-30 2021-04-20 海阳科技股份有限公司 一种尼龙56切片生产装置及制备方法
CN112895358A (zh) * 2021-01-18 2021-06-04 涂洪春 一种硅橡胶模具

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