JP2018170159A - スイッチ構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】スイッチ構造において、美観を損なうことなく、簡易な構成で操作方法を知る特定ユーザ以外の誤操作を防止する。【解決手段】ハウジング2に支持されて操作を受ける操作部5と、ハウジング2に収納され操作部5と連結して接点を切り換える切換部4と、操作部5を切換部4から離間する方向へ付勢する付勢手段52とを備える。ハウジング2が、第1溝21Aと第2溝21Bに突起51Aを嵌挿させることにより、操作ボタン51を回転且つ移動自在に支持する。操作ボタン51は、初期状態から突起51A回りに回転し第1溝21Aに沿って移動し第2溝21Bに沿って更に移動して切換部4と連結する。【選択図】図3
Description
本発明は誤操作防止機能を有するスイッチ構造に関する。より詳しくは、操作を受ける操作部とこの操作部と連結して接点を切り換える切換部とを備えた、誤操作防止機能を有するスイッチ構造に関する。
従来から、民生機器や産業機器等の電路の開閉には、様々なスイッチが使用されている。そして、これらのスイッチには、安全性の観点よりユーザによる誤操作の防止が要求されることがある。
特許文献1には、操作部を覆うガードカバーを設け、操作しないときにはガードカバーで操作部を閉じた状態にすることにより、操作部の押下を回避する技術が提案されている。また、特許文献2には、操作部にロック機能を設け、ロック時には操作部を押下しても操作部を動かなくする技術が提案されている。さらに、特許文献3には、操作レバーおよびブッシングに掛止部を設けて誤操作を防止する技術も提案されている。
そして、より高度な誤操作防止が要求される場合には、特許文献4のように、操作部に施錠穴を設け、施錠孔を通して鍵で施錠することにより、操作を出来なくする技術や、特許文献5のように、鍵穴にキーを差し込んで接点を開閉する技術も提案されている。
このように、スイッチには誤操作防止の必要性の水準に応じて、様々な誤操作防止技術が提案されている。しかしながら、これらの誤操作防止技術は、スイッチに誤操作防止機構が設けられていることが外観上も明らかであり、スイッチとしての美観を損ねていると言えなくもない。
本発明者らは、スイッチに外観上明らかな誤操作防止機構を設けることなく、操作方法を知らないユーザが容易に想起できない操作方法を採用することより、操作方法を知る特定ユーザ以外の誤操作を防止できるのではと考えた。
本発明の目的は、上記事情に鑑み、美観を損なうことなく、簡易な構成により操作方法を知る特定ユーザ以外の誤操作を防止できるスイッチ構造を提案することである。
本発明は、上記課題を解決するために、ハウジングに支持され、操作を受ける操作部と、ハウジングに収納され、操作部と連結して接点を切り換える切換部と、操作部を切換部から離間する方向へ付勢する付勢手段とを備え、ハウジングが、このハウジングに形成された第1溝部と第1溝部と連続する第2溝部とに、操作部に形成された突起を嵌挿させることにより、操作部を回転且つ移動自在に支持するものであり、操作部が、初期状態から操作により突起の回りに回転し、第1溝部に沿って移動し第2溝部に沿って更に移動することにより、切換部と連結することを特徴とする。
ここで、本発明における「離間する方向」とは、操作部と切換部との連結が解除される方向を意味する。また、上記「初期状態」とは、操作部が操作を受ける前の状態を意味する。
また、本発明は、操作部が連結手段を有してもよく、切換部が連結手段と連結する被連結手段を有してもよく、初期状態において、連結手段の連結中心軸と被連結手段の被連結中心軸とが交差していてもよい。
ここで、上記「連結手段」または「被連結手段」とは、互いに連結し合う構造を広く意味するものであり、たとえば互いに嵌合する孔と突起等を意味する。また、上記「中心軸」とは、各手段の中心を通り延びる軸を意味する。
また、本発明において、操作部は、第2溝部に沿って移動する際、連結中心軸と被連結中心軸とが同軸となってもよい。また、上記「同軸」とは、連結中心軸と被連結中心軸とが同じ軸上に位置することを意味する。
また、本発明において、切換部は、切換部と連結した操作部が突起の回りに回転することにより、接点を切り換えてもよい。
また、本発明において、ハウジングは、切換部が接点を切り換えた後、付勢手段による付勢に抗って操作部と切換部との連結を保持してもよい。
また、本発明において、操作部は、切換部との連結が保持された状態から突起の回りに反回転することにより、初期状態に戻ってもよい。
本発明によれば、ハウジングが、第1溝部と第2溝部とに操作部の突起を嵌挿させて回転且つ移動自在に操作部を支持することにより、初期状態から操作部が切換部と連結するためには、操作部が突起の回りに回転し第1溝部に沿って移動し、更に第2溝部に沿って移動しなければならず、操作方法を知らないユーザは、その操作方法を容易に想起できないため、操作方法を知る特定ユーザ以外の誤操作を防止できる。
また、本発明によれば、初期状態において、連結手段の連結中心軸と被連結手段の被連結中心軸とが交差していれば、初期状態において、操作部を不用意に押下しても操作部と切換部とが連結することが回避され、特定ユーザ以外の誤操作をより防止できる。
本発明の実施形態であるスイッチ構造を有するスイッチ1について図面を用いて説明する。本実施形態におけるスイッチ1は2極双投のロッカスイッチである。ここで、図1はスイッチ1を背面斜め上方より見た斜視図、図2はスイッチ1の右側面図、図3はスイッチ1の正面方向から見た断面図をそれぞれ示している。
スイッチ1は、ハウジング2、ハウジング2に収納され電路を開閉する接点部3、接点部3を切り換える切換部4、ユーザからの操作を受ける操作部5から構成される。
ハウジング2は、ハウジング本体21、ハウジング本体21に載置されたベゼル22から構成される。ハウジング本体21の正面および背面には、互いに方向が異なり且つ連続する第1溝21Aおよび第2溝21Bがそれぞれ形成されている。第1溝21Aおよび第2溝21BはL字形状を有している。
また、ハウジング本体21の右側面および左側面には、不図示のパネルの取付孔にスイッチ1を取り付けた際に取付孔を押圧する樹脂バネ21Cが形成されている。樹脂バネ21Cの先端部には、複数の段部が形成されており、この段部が取付孔の側面に当接する。
また、ハウジング本体21の上部には、操作部5を支持する凹部21Dが形成されている。また、ベゼル22には凹部2Dと連通する開口22Aが形成されている。また、ベゼル22の裏面には、ベゼル22と不図示のパネルとの隙間を防水するためにパッキン22Bが貼付されている。また、ハウジング本体21の下部には、接点部3および切換部4を収容する収容部21Eが形成されている。
次に接点部3の構成について説明する。接点部3は、ハウジング本体21の底部の略中央に支持された共通端子31、共通端子31の両側でハウジング本体21の底部に支持された接触端子32、接触端子32の先端に固定された固定接点33を備えている。
さらに、接点部3は、共通端子31の先端で共通端子31に対して揺動自在に支持された可動接片34、可動接片34の先端に固定された可動接点35、可動接片34の共通端子31からの浮き上がりを防止する補助接片36をも備えている。
次に切換部4の構成について説明する。スイッチ1は、ハウジング本体21に対して揺動自在に支持された転換子41、転換子41に支持されて可動接片34上を滑動する滑動棒42、滑動棒42を可動接片34に向けて付勢する滑動バネ43、転換子41とハウジング本体21との隙間に設けられたOリング44を備えている。
次に操作部5について説明する。操作部5は、凹部21Dに収容されハウジング2に対して回転および移動自在に支持された操作ボタン51、凹部21Dの底面に固定され操作ボタン51を上方へ付勢する操作バネ52とから構成される。
操作ボタン51は、操作ボタン51の正面および背面に突起51Aがそれぞれ形成されている。ハウジング2は、突起51Aを第1溝21Aおよび第2溝21Bに嵌挿させることにより、操作ボタン51を突起51Aの回りに回転自在且つ第1溝21Aおよび第2溝21Bに沿って移動自在に支持している。
図3はスイッチ1の初期状態を示す。初期状態において、操作ボタン51は、操作バネ52により上方へ付勢され切換部4と離間している。詳細は後述するが、操作ボタン51は、転換子41の基端部41Aを操作ボタン51の被連結孔51Bに挿入させることにより、転換子41と連結する。
ここで、基端部41Aおよび被連結孔51Bは、特許請求の範囲における「連結手段」および「被連結手段」に相当するものである。なお、転換子41に孔を操作ボタン51に突起をそれぞれ形成することにより、「連結手段」および「被連結手段」としてもよい。
また、初期状態において、基端部41Aの連結中心軸41Bと被連結孔51Bの被連結中心軸51Cとは互いに交差している。したがって、操作方法を知らないユーザが、仮に操作ボタン51を不用意に下方に押下しても、操作ボタン51と転換子41とが連結することを回避できる。
転換子41と連結した操作ボタン51がユーザの操作を受けて突起51Aの回りに回転すると、転換子41はハウジング2に対して揺動する。そして、滑動棒42が、可動接片34の上を滑動し共通端子31に支持された部分を乗り越えると、可動接片34がシーソ動作をする。そして、接触していた固定接点33および可動接点35は離間し、離間していた固定接点33および可動接点35は接触して電路が切り換わる。
次にスイッチ1の作用について図4乃至図7を用いて説明する。図4乃至図7の各図において、左図は図2の矢印Aの方向(正面方向)から見た断面図、右図は正面図をそれぞれ示している。
図4はスイッチ1の初期状態、図5は初期状態から操作ボタン51が回転し且つ第1溝21Aに沿って移動した状態、図6は操作ボタン51が第2溝21Bに沿って移動した状態、図7は第2溝21Bに沿って移動した後、操作ボタン51が回転して接点部3を切り換えた状態をそれぞれ示している。
図4乃至図7においては、操作ボタン51と転換子41との連結態様の理解を容易にするため、ハウジング2、転換子41および操作ボタン51以外の図示を省略している。
初期状態において、突起51Aは第1溝21Aにある(図4参照)。操作ボタン51は、上方に付勢されており、突起51Aは第1溝21Aの側周面と当接している。また、連結中心軸41Bと被連結中心軸51Cとは同軸となる。
そして、操作ボタン51が、ユーザの操作により、突起51Aの回りに回転しつつ第1溝21Aに移動する(図5参照)。連結中心軸41Bと被連結中心軸51Cとは同軸上に位置する。そして、操作ボタン51が、ユーザの操作により、突起51Aが第2溝21Bに沿って移動し操作ボタン51と転換子41とが連結する(図6参照)。
そして、転換子41と連結した状態において、操作ボタン51が、ユーザの操作により、突起51A回りに回転することにより、転換子41がハウジング2に対して揺動し、不図示の接点部10を切り換える(図7参照)。
そして、ハウジング本体21は、操作ボタン51の側面を凹部21Dの側面と当接させることにより、不図示の操作バネ52の付勢に抗って操作ボタン51の連結状態を保持している。
そして、操作ボタン51を突起51Aの回りに反回転させると図6の状態に戻るとともに、不図示の操作バネ52の付勢力により、図5の状態を経て図4の初期状態に復帰する。
図8はスイッチ1の一連の操作態様を示す図である。図8はスイッチ1を背面斜め上方向より見た斜視図である。初期状態(左上図参照)にある操作ボタン51を回動操作により反時計回りに回転させる(右上図参照)。そして、操作ボタン51を押下操作により下方へ押し込み、不図示の切換部4と連結させる(左下図参照)。
そして、操作ボタン51を回動操作により時計回りに回転させることにより、不図示の切換部4が不図示の接点部3を切り換える(右下図参照)。このとき、操作ボタン51は切換状態が保持される。そして、操作ボタン51を回動操作により反時計回りに回転させることにより、再び初期状態に復帰する。
以上に説明したとおり、本実施形態によれば、ハウジング2が、第1溝21Aと第2溝21Bとに突起51Aを嵌挿させ、操作ボタン51を回転且つ移動自在に支持することにより、操作ボタン51が、初期状態から突起51Aの回りに回転し第1溝21Aに沿って移動し第2溝21Bに沿って更に移動した後に切換部4と連結するため、操作を知らないユーザが不用意に接点部3を切り換えることができず、誤操作を防止できる。
また、本実施形態によれば、初期状態において、連結中心軸41Bと被連結中心軸51Cとが交差しているため、ユーザが不用意に操作ボタン51を押下しても切換部4と連結することが回避でき誤操作を防止できる。
本実施形態は、本発明を2極双投のロッカスイッチに適用して説明したが、2極単投、単極単投、単極双投であってもよい。さらに、トグルスイッチ、レバースイッチ、スライドスイッチ等にも適用できる。このように、本発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更することができる。
1 スイッチ
2 ハウジング
3 接点部
21 ハウジング本体
21A 第1溝
21B 第2溝
41 転換子(連結手段)
41B 連結中心軸
51 操作ボタン
51B 連結孔(非連結手段)
51C 非連結中心軸
52 操作バネ(付勢手段)
2 ハウジング
3 接点部
21 ハウジング本体
21A 第1溝
21B 第2溝
41 転換子(連結手段)
41B 連結中心軸
51 操作ボタン
51B 連結孔(非連結手段)
51C 非連結中心軸
52 操作バネ(付勢手段)
Claims (6)
- ハウジングに支持され、操作を受ける操作部と、
前記ハウジングに収納され、前記操作部と連結して接点を切り換える切換部と、
前記操作部を前記切換部から離間する方向へ付勢する付勢手段とを備え、
前記ハウジングが、該ハウジングに形成された第1溝部と、該第1溝部と連続する第2溝部とに、前記操作部に形成された突起を嵌挿させることにより、前記操作部を回転且つ移動自在に支持するものであり、
前記操作部が、初期状態から前記操作により前記突起の回りに回転し、前記第1溝部に沿って移動し前記第2溝部に沿って更に移動することにより、前記切換部と連結することを特徴とするスイッチ構造。 - 前記操作部が連結手段を有し、
前記切換部が前記連結手段と連結する被連結手段を有し、
前記初期状態において、前記連結手段の連結中心軸と前記被連結手段の被連結中心軸とが交差していることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ構造。 - 前記操作部が、前記第2溝部に沿って移動する際、前記連結中心軸と前記被連結中心軸とが同軸となることを特徴とする請求項2に記載のスイッチ構造。
- 前記切換部が、該切換部と連結した前記操作部が前記突起の回りに回転することにとより、前記接点を切り換えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスイッチ構造。
- 前記ハウジングが、前記切換部が前記接点を切り換えた後、前記付勢手段による付勢に抗って前記操作部と前記切換部との連結を保持することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のスイッチ構造。
- 前記操作部が、前記切換部との連結が保持された状態から前記突起の回りに反回転することにより、前記初期状態に戻ることを特徴とする請求項5に記載のスイッチ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017066531A JP2018170159A (ja) | 2017-03-30 | 2017-03-30 | スイッチ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2017066531A Pending JP2018170159A (ja) | 2017-03-30 | 2017-03-30 | スイッチ構造 |
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Country | Link |
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2017
- 2017-03-30 JP JP2017066531A patent/JP2018170159A/ja active Pending
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