JP2018168524A - トイレ装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このような場合、通常の大便はボウル面に付着することを抑制できる反面、例えば腸管から吸収される薬剤投与を受けて、含まれる糖蛋白比率が変化してムチン質量が増加したベタベタな特性を持つ大便の場合、前述したボウル面への付着を抑制しきれないことがあるという問題があった。また、大便は爆裂状に排泄されることもある。さらに、大便の性状は前述した薬剤だけでなく、食生活によっても変化することが知られている。そのため、薬剤投与を受けている人だけでなく、幅広く、ボウル面全体への汚物付着は配慮が必要である。
しかし、この場合もボウル面全体に泡を回動したノズルによって噴霧しているが、大量に吐出することで汚物付着は防止できる反面、排水配管内で通気を制限して排泄物が搬送されることに弊害を生じたり、排便時に肛門から爆裂した排便がなされて高流速で押し付けられた大便飛沫のあるボウル部分に泡が十分供給されていないことがあるという問題があった。また高流速でボウル面に対して排泄された大便飛沫は反射することもあり、ノズルに汚物が付着してしまい、ノズルからの泡の噴霧を阻害する虞があった。
従って、泡ノズルの吐出口がボウルの後方に向いた状態で遮蔽手段によってボウルから遮蔽されるため、排便時にボウルから反射した大便飛沫が吐出口へ到達すること、および、排便時に直接に吐出口へ飛散してくる大便飛沫を少なくすることができ、吐出口に大便飛沫が付着することをより確実に防いで吐出不良となることを抑制することができる。
従って、泡ノズルの回転によって遮蔽手段による吐出口の遮蔽と露出とが切替わるため、泡ノズルの駆動手段の動作に応じて吐出口の遮蔽と露出とが確実に切替わり、また、遮蔽手段を駆動するための専用の駆動機構を設けることがなく、トイレ装置の構造を簡素化することができる。
従って、吐出口が遮蔽手段で遮蔽されている状態で吐出口から吐出された泡が遮蔽手段によって反射し、吐出口と遮蔽手段との間に充満することになり、この充満した泡によって吐出口の洗浄作用が得られるため、吐出口に大便が付着して乾燥に場合でもその大便を除去することができ、より確実に吐出不良となることを抑制することができる。
従って、泡を形成するための界面活性剤による固着を防止と、爆裂便の侵入抑止を両立することができる。
トイレ装置1は、水洗大便器10と、その後部に固定さえたケーシング100によって構成されている。ケーシング100には後述する泡散布のための機能ユニットが収納されており、便座200と便ふた300が回動自在に軸支されている。水洗大便器10のボウル12の底部には、上昇管路と下降管路とから構成された略逆U字形状のトラップ14が接続されており、このトラップ14の下流端は、排水ソケット15を介して建物の排水配管16と接続されている。トラップ14によってボウル12の内部には溜水13が溜まっており、建物の排水配管16からの臭気や害虫等のトイレ内侵入を防止している。
図5に示すように、泡ノズル48の吐出口49の近傍には、外周から突出するように係合突起50が形成されている。また、ケーシング100の底面には、泡ノズル48を囲むようにガイドレール(図示せず)が形成されており、このガイドレールに沿って移動可能となるように遮蔽手段としてのカバー51がガイドレールに嵌め込まれている。カバー51の両端は係合突起50と係合するように泡ノズル48側に向かって屈曲している。また、ケーシング100の底面には、カバー51が当接してその移動を規制するためのストッパー突起52が形成されている。そのため、泡ノズル48がモーター45によって回動されると、泡ノズル48に設けられた係合突起50がカバー51の端部と係合し、泡ノズル48とカバー51とは一緒に回動する。
また、泡ノズル48が反時計回りの動作時においては、回転速度ωが高速ω2となるようにモーター45を制御し、吐出口49からの泡吐出量qはゼロとなるようにポンプ43を停止させる。なお、反時計回りの動作時において、回動を停止させる前には、回転速度ωを暫減させるようにモーター45を制御することで、停止時にカバー51がストッパー突起52に衝突する際の衝撃が小さくなるようにしている。
例えば、カバー51は泡ノズル48と一緒に移動できる必要はなく、カバー51を移動させる専用の駆動機構を設けてもよい。
10…水洗大便器
11…吐水口
12…ボウル
13…溜水
14…トラップ
15…排水ソケット
16…排水配管
20…貯水タンク
21…給水装置
22…貯留槽
23…排水弁
24…操作装置
40…制御手段
41…操作部
42…タンク
43…ポンプ(泡調整手段)
45…モーター(駆動手段)
48…泡ノズル
49…吐出口
50…係合突起
51…カバー(遮蔽手段)
52…ストッパー突起
100…ケーシング
200…便座
300…便ふた
Claims (5)
- 水洗大便器のボウル後方に設置されるケーシングと、該ケーシングの底面に設けられ前記ボウルへ向かって泡を吐出する吐出口を有する泡ノズルと、を備えたトイレ装置であって、
前記泡ノズルの吐出口を水平方向に回転させる駆動手段と、
前記駆動手段の動作を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段が前記駆動手段を停止した待機状態において、前記泡ノズルの吐出口を前記ボウルから遮蔽する遮蔽手段が設けられていることを特徴とするトイレ装置。 - 前記遮蔽手段は、前記泡ノズルの吐出口が前記ボウルの後方に向いた状態で前記泡ノズルの吐出口を遮蔽しており、前記駆動手段が前記泡ノズルを回転させると前記泡ノズルの吐出口が露出することを特徴とする請求項1に記載のトイレ装置。
- 前記遮蔽手段は前記泡ノズルと共に回転可能であり、前記駆動手段が前記泡ノズルを回転させることで、前記遮蔽手段による前記泡ノズルの吐出口の遮蔽と露出とが切替わることを特徴とする請求項2に記載のトイレ装置。
- 前記制御手段は、前記泡ノズルの吐出口が前記遮蔽手段で遮蔽されている状態で前記泡ノズルの吐出口から泡を吐出することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載のトイレ装置。
- 前記泡ノズルの吐出口と前記遮蔽手段との間には、1mm乃至10mmの間隔を有していることを特徴とする請求項4に記載のトイレ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017064171A JP6918282B2 (ja) | 2017-03-29 | 2017-03-29 | トイレ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017064171A JP6918282B2 (ja) | 2017-03-29 | 2017-03-29 | トイレ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018168524A true JP2018168524A (ja) | 2018-11-01 |
JP6918282B2 JP6918282B2 (ja) | 2021-08-11 |
Family
ID=64019293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017064171A Active JP6918282B2 (ja) | 2017-03-29 | 2017-03-29 | トイレ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6918282B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7483210B2 (ja) | 2020-08-26 | 2024-05-15 | Toto株式会社 | トイレ装置 |
-
2017
- 2017-03-29 JP JP2017064171A patent/JP6918282B2/ja active Active
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JP7483210B2 (ja) | 2020-08-26 | 2024-05-15 | Toto株式会社 | トイレ装置 |
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Publication number | Publication date |
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JP6918282B2 (ja) | 2021-08-11 |
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