JP2018165960A - 避難経路通知プログラム、避難経路通知方法、および通知装置 - Google Patents

避難経路通知プログラム、避難経路通知方法、および通知装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018165960A
JP2018165960A JP2017063788A JP2017063788A JP2018165960A JP 2018165960 A JP2018165960 A JP 2018165960A JP 2017063788 A JP2017063788 A JP 2017063788A JP 2017063788 A JP2017063788 A JP 2017063788A JP 2018165960 A JP2018165960 A JP 2018165960A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
evacuation
tsunami
evacuation route
route
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017063788A
Other languages
English (en)
Inventor
貴史 堀田
Takashi Hotta
貴史 堀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2017063788A priority Critical patent/JP2018165960A/ja
Publication of JP2018165960A publication Critical patent/JP2018165960A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)

Abstract

【課題】津波情報に基づいた避難経路を提供すること。【解決手段】通知装置100は、津波情報101を検知すると、津波情報101に含まれる地域情報と津波の高さ情報とを抽出する。通知装置100は、現在位置が津波情報101に含まれる地域情報に対応する端末装置C1を特定する。通知装置100は、記憶部102に記憶された複数の避難場所のうち、特定された端末装置C1の現在位置に応じた特定の避難場所を選択する。通知装置100は、津波情報101に含まれる高さ情報に応じて、現在位置から特定の避難場所への避難経路を特定する。通知装置100は、特定した避難経路を示す経路情報103を、特定した端末装置C1に送信する。端末装置C1は、通知装置100から受信した経路情報103に応じた地図を表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、避難経路通知プログラム、避難経路通知方法、および通知装置に関する。
従来、気象庁のホームページなどによって公開される津波情報を取得する技術がある。津波情報は、例えば、大津波警報、津波警報、津波注意報、津波予報に関する情報である。津波情報としては、例えば、津波の高さ、津波の発生地域や津波が到達する可能性のあるエリアなどを示す情報が挙げられる。
また、従来、災害が発生した場合に被災者が避難する避難場所などは、各自治体などによって定められている。
先行技術としては、例えば、津波警報に基づいて、被害地域を特定し、津波の高さより高い避難場所を特定して、現在位置から避難場所までの避難経路を端末装置に送信する技術がある。
特開2011−227878号公報 特開2012−252614号公報
しかしながら、避難すべき利用者にとってよりよい避難経路を提示することが難しい場合がある。
1つの側面では、本発明は、津波情報に基づいた避難経路を提供することができる避難経路通知プログラム、避難経路通知方法、および通知装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、津波情報を検知すると、前記津波情報に含まれる地域情報と津波の高さ情報とを抽出し、現在位置が前記津波情報に含まれる地域情報に対応する端末を特定し、記憶部に記憶された複数の避難場所のうち、前記現在位置に応じた特定の避難場所を選択し、前記津波情報に含まれる津波の高さ情報に応じて、前記現在位置から前記特定の避難場所への避難経路を特定し、前記避難経路を示す情報を前記端末に送信する避難経路通知プログラム、避難経路通知方法、および通知装置が提案される。
本発明の一態様によれば、津波情報に基づいた避難経路を提供することができる。
図1は、通知装置による一動作例を示す説明図である。 図2は、避難場所と利用者の位置の一例を示す説明図である。 図3は、通知システムのシステム構成例を示す説明図である。 図4は、通知装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図5は、端末装置Cjのハードウェア構成例を示すブロック図である。 図6は、エリアデータベース320の記憶内容の一例を示す説明図である。 図7は、通知装置100の機能的構成例を示すブロック図である。 図8は、津波の高さよりも高い位置に最も早く移動可能な避難経路の提示例を示す説明図である。 図9は、津波の高さよりも高い位置に津波到達時刻よりも早く移動可能な避難経路の提示例を示す説明図である。 図10は、通知装置100による避難経路通知処理手順例を示すフローチャートである。
以下に図面を参照して、本発明にかかる避難経路通知プログラム、避難経路通知方法、および通知装置の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、通知装置による一動作例を示す説明図である。通知装置100は、津波の発生地域に近い利用者の端末装置C1に津波情報101に基づいた避難経路を提供するコンピュータである。
まず、通知装置100は、津波情報101を取得する。具体的には、通知装置100は、例えば、気象庁のホームページなどを通じて公開される最新の津波情報101を検知して取得する。ここでの津波情報101とは、上述したように、大津波警報、津波警報、津波注意報、津波予報に関する情報である。津波情報101は、例えば、津波の到達が予測されるエリアを示す地域情報と、津波の高さを示す高さ情報と、を含む。
通知装置100は、現在位置が津波情報101に含まれる地域情報に対応する端末装置C1を特定する。具体的には、通知装置100は、例えば、現在位置が地域情報が示すエリアに含まれる端末装置C1を特定する。また、通知装置100は、例えば、現在位置が地域情報が示すエリアから所定距離以内である端末装置C1を特定する。図1の例では、少なくとも端末装置C1が特定される。
通知装置100は、記憶部102に記憶された複数の避難場所のうち、特定された端末装置C1の現在位置に応じた特定の避難場所を選択する。通知装置100は、現在位置に最も近い特定の避難場所を選択する。また、通知装置100は、現在位置から所定距離以内の特定の避難場所を選択する。
通知装置100は、津波情報101に含まれる高さ情報に応じて、現在位置から特定の避難場所への避難経路を特定する。避難経路を特定する具体的な処理として、通知装置100は、例えば、既存の経路検索システムなどを用いて、現在位置から特定の避難場所への避難経路の候補を特定する。そして、通知装置100は、避難経路の候補から、津波情報101に含まれる高さ情報に応じて、避難経路を特定する。
より詳細な処理として、通知装置100は、避難経路の候補から、高さ情報が示す高さより高い位置に最も早く移動可能な避難経路を特定する。また、より詳細な処理として、通知装置100は、例えば、避難経路の候補から、高さ情報が示す高さより高い位置に早く移動可能な順に所定数の避難経路を特定する。また、より詳細な処理として、通知装置100は、例えば、避難経路の候補から、高さ情報が示す高さより高い位置に所定時間以内に移動可能な避難経路を特定する。
また、より詳細な処理として、通知装置100は、例えば、避難経路の候補から、高さ情報が示す高さより低い位置が最も少ない避難経路を特定する。また、より詳細な処理として、通知装置100は、例えば、避難経路の候補から、高さ情報が示す高さより低い位置が少ない順に所定数の避難経路を特定する。
特定される避難経路の数(所定数)などは、予め端末装置C1の利用者や通知装置100の開発者が定めればよい。例えば、所定数が1つであれば、通知装置100は、上述したような最も早く移動可能な避難経路や低い位置が最も少ない避難経路などを特定すればよい。また、例えば、所定数が2つ以上であれば、通知装置100は、上述したような早く移動可能な順に所定数の避難経路や低い位置が少ない順に所定数の避難経路などを特定すればよい。ここでは、第1避難経路r1が特定されることとする。
通知装置100は、特定した避難経路を示す経路情報103を、特定した端末装置C1に送信する。経路情報103は、地図上で特定の避難場所の位置と現在位置と避難経路とを示す情報を含む。また、経路情報103は、津波情報101に含まれる高さ情報や津波がそのエリアに到達する予測時刻(以下、津波到達時刻とも称する。)を示す時刻情報などを含んでいてもよい。
端末装置C1は、経路情報103を受信する。そして、端末装置C1は、経路情報103に応じた地図を表示する。端末装置C1は、地図上において、特定の避難場所の位置と現在位置とにマークを付し、第1避難経路r1を太線によって表示する。
また、端末装置C1は、経路情報103に含まれる時刻情報が示す津波到達時刻と現在時刻との差分である時間を到達予想時間として表示してもよい。また、端末装置C1は、経路情報103に含まれる津波の高さ情報が示す高さを表示してもよい。
このように、本実施の形態では、通知装置100は、津波情報101内の地域情報を基に特定した端末装置C1の現在位置から、該位置に応じた避難場所への経路を津波情報101内の高さ情報を基に特定し、この経路の情報を端末装置C1に通知する。これにより、通知装置100は、津波情報101に基づいた避難経路を利用者に提供することができる。
また、図1などに示すように、利用者が、例えば、津波情報101が公開された際に津波の高さよりも低い位置にいる場合がある。このような場合、津波の高さよりも高い位置のみを通過する避難経路を特定することはできない。例えば、通知装置100は、高さ情報が示す高さよりも高い位置に移動しつつ、避難場所まで避難可能な避難経路を提供することができる。このため、利用者が津波の高さよりも低い位置に元々いる場合であっても、通知装置100は、より安全に避難可能な避難経路を提供することができる。
図2は、避難場所と利用者の位置の一例を示す説明図である。地図200には、避難場所と、複数の利用者と、を示す。避難場所としては、例えば、避難場所Aと避難場所Bとがある。
複数の利用者は、例えば、それぞれ位置情報を特定可能な端末装置Cを有する。端末装置C1から端末装置C6をそれぞれ有する利用者が様々な位置にいる。
例えば、津波情報101に含まれる地域情報が示すエリアが、沿岸などの場合、その沿岸に近い海岸線から数km以内のエリアに現在位置が含まれる端末装置が、避難経路の通知先となる。通知装置100は、例えば、端末装置C5,C6の現在位置が海岸線から遠いため、端末装置C5,C6を避難経路の通知先としない。このように、通知装置100は、現在位置に応じて通知先を特定することができる。
(通知システムのシステム構成例)
次に、通知システムのシステム構成例について説明する。図3は、通知システムのシステム構成例を示す説明図である。図3において、通知システム300は、通知装置100と、端末装置C1〜Cmと、を含む。通知システム300において、通知装置100、および端末装置C1〜Cmは、有線または無線のネットワーク310を介して接続される。ネットワーク310は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどである。
通知装置100は、例えば、エリアデータベース320を有する。通知装置100は、エリアデータベース320や津波情報101に基づいて、避難場所などを特定する。
以下の説明では、端末装置C1〜Cmのうちの任意の端末装置を「端末装置Cj」と表記する場合がある(j=1,2,…,m)。
通知装置100は、例えば、端末装置Cjを有する利用者であって、津波の浸水地域の近くにいる利用者への通知を行う。通知装置100は、例えば、サーバである。なお、データベースの記憶内容については、図6を用いて後述する。
端末装置Cjは、通知システム300の利用者が使用するコンピュータである。端末装置Cjは、例えば、スマートフォン、PC(Personal Computer)、タブレットPCなどである。
(通知装置100のハードウェア構成例)
図4は、通知装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。図4において、通知装置100は、CPU(Central Processing Unit)401と、メモリ402と、I/F(Interface)403と、ディスクドライブ404と、ディスク405と、を有する。また、各構成部は、バス400によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU401は、通知装置100の全体の制御を司る。メモリ402は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU401のワークエリアとして使用される。メモリ402に記憶されるプログラムは、CPU401にロードされることで、コーディングされている処理をCPU401に実行させる。
I/F403は、通信回線を通じてネットワーク310に接続され、ネットワーク310を介して他の装置(例えば、端末装置Cj)に接続される。I/F403は、ネットワーク310と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。I/F403には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
ディスクドライブ404は、CPU401の制御に従ってディスク405に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク405は、ディスクドライブ404の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク405としては、例えば、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。
なお、通知装置100は、上述した構成部のほか、例えば、SSD(Solid State Drive)、キーボード、マウス、ディスプレイなどを有することにしてもよい。
(端末装置Cjのハードウェア構成例)
図5は、端末装置Cjのハードウェア構成例を示すブロック図である。図5において、端末装置Cjは、CPU501と、メモリ502と、ディスクドライブ503と、ディスク504と、I/F505と、ディスプレイ506と、入力装置507とを有する。また、各構成部はバス500によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU501は、端末装置Cjの全体の制御を司る。メモリ502は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU501のワークエリアとして使用される。メモリ502に記憶されるプログラムは、CPU501にロードされることで、コーディングされている処理をCPU501に実行させる。
ディスクドライブ503は、CPU501の制御に従ってディスク504に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク504は、ディスクドライブ503の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク504としては、例えば、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。
I/F505は、通信回線を通じてネットワーク310に接続され、ネットワーク310を介して他の装置(例えば、通知装置100)に接続される。そして、I/F505は、ネットワーク310と自装置内部とのインターフェースを司り、他の装置からのデータの入出力を制御する。
ディスプレイ506は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。ディスプレイ506として、例えば、液晶ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)などを採用することができる。
入力装置507は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを有し、データの入力を行う。入力装置507は、キーボードやマウスなどであってもよく、また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。なお、端末装置Cjは、上述した構成部のうち、例えば、ディスクドライブ503およびディスク504を有していなくてもよい。
(エリアデータベース320の記憶内容)
次に、図6を用いて、通知装置100が有するエリアデータベースの記憶内容について説明する。図6は、エリアデータベース320の記憶内容の一例を示す説明図である。図6(1)に示すエリアデータベース320は、地図上の大きなエリアを複数の小さなエリアに分割した場合に、エリア別に、エリアの標高と、エリアにおける避難場所と、を管理する。図6(2)には、大きなエリアを複数の小さなエリアに分割した例を示す。エリアデータベース320は、例えば、国土地理院作成の標高マップや各自治体などから配布されるハザードマップなどに基づいて作成することができる。エリアデータベース320は、例えば、図4に示したメモリ402、ディスク405などの記憶装置により実現される。なお、エリアデータベース320は、図1に示した記憶部102の詳細な例である。
エリアデータベース320は、エリア、標高、避難場所のフィールドを有する。各フィールドに情報が設定されることにより、エリア情報(例えば、エリア情報600−1〜600−5)がレコードとして記憶される。
エリアのフィールドには、エリアを識別可能な識別子が設定される。標高のフィールドには、エリアの標高が設定される。標高とは、平均海面からの高さである。エリアの標高は、例えば、エリアの中で最も低い標高であってもよいし、エリアの中心地点の標高であってもよいし、エリアの中の各地点の標高の平均値であってもよい。避難場所のフィールドには、エリア内にある避難場所の名称が設定される。例えば、エリア内に避難場所がない場合、「なし」が設定される。
また、図示省略するが、エリアデータベース320は、例えば、避難場所に対応付けて避難場所の位置を示す位置情報を有していてもよい。位置情報は、例えば、地図上の避難場所の位置を示す情報であってもよいし、緯度や経度などの詳細な位置を示す情報であってもよいし、特に限定しない。この避難場所の位置情報については、避難経路の通知先となる端末装置Cjの利用者の避難場所を選択する際に用いたり、端末装置Cjに避難経路を表示させるための経路情報に含めるために用いられる。
なお、図6の例では、各エリアが大きいため、同じエリア内であっても標高の差が大きい場合がある。このため、後述するように津波の高さ未満の標高の領域と津波の高さ以上の標高の領域とで区別して表示させるため、通知装置100は、国土地理院作成の標高マップなどに基づくより小さなエリア別の標高の情報を有していてもよい。
(通知装置100の機能的構成例)
図7は、通知装置100の機能的構成例を示すブロック図である。通知装置100は、取得部701と、抽出部702と、第1特定部703と、選択部704と、第2特定部705と、送信部706と、を有する。取得部701から送信部706までの制御部700の処理は、例えば、図4に示すCPU401がアクセス可能なメモリ402、ディスク405などの記憶装置に記憶されたプログラムにコーディングされている。そして、CPU401が記憶装置から該プログラムを読み出して、プログラムにコーディングされている処理を実行する。これにより、制御部700の処理が実現される。また、制御部700の処理結果は、例えば、メモリ402、ディスク405などの記憶装置に記憶される。
取得部701は、津波情報101を取得する。具体的には、取得部701は、例えば、気象庁のホームページを通じて公開されるXLM(eXtensible Markup Language)形式などの最新の津波情報101を検知して取得する。ここでの津波情報101とは、津波警報、津波予想、津波注意報に関する情報である。津波情報101は、例えば、津波の到達が予測されるエリアを示す地域情報と、津波到達時刻を示す時刻情報、津波の高さを示す高さ情報と、を含む。
抽出部702は、取得部701によって取得された津波情報101に含まれる地域情報と高さ情報とを抽出する。
また、取得部701は、端末装置Cjの端末情報を取得する。端末情報には、例えば、端末装置Cjの現在位置を示す位置情報と、端末装置Cjの通信に関する情報などが含まれる。位置情報は、例えば、緯度や経度などの情報であってもよいし、エリアを示すエリア情報であってもよいし、使用中の基地局を識別可能な識別子であってもよく、特に限定しない。通信に関する情報とは、例えば、端末装置CjのIP(Internet Protocol)アドレスなどのように、通知装置100から端末装置Cjへ後述する経路情報103などを送信するために必要な情報である。
ここで、通知装置100が各端末装置Cjの端末情報を取得する手段の例としては以下のような手段が挙げられる。まず、端末装置Cjには、例えば、通知装置100からの避難場所および避難経路の通知を受信可能なアプリケーションプログラム(以下、アプリと省略する。)がインストールされていてもよい。取得部701は、例えば、このアプリがインストールされている端末装置Cjの端末情報を取得する。また、通知装置100は、例えば、Webアプリケーションとして、避難場所および避難経路を通知するサービスを利用者に提供するような仕組みを有していてもよい。このような仕組みの場合、取得部701は、利用者の操作による端末装置Cjからのアクセスに応じて、端末装置Cjの端末情報を取得する。
第1特定部703は、現在位置が津波情報101に含まれる地域情報に対応する端末装置Cjを特定する。地域情報が、災害対象のエリアを示す場合、第1特定部703は、取得された端末情報に含まれる位置情報が示す現在位置が、そのエリアに含まれる端末装置Cjを特定する。また、地域情報が、津波の発生エリアを示す場合、第1特定部703は、取得された端末情報に含まれる位置情報が示す現在位置が、津波の発生エリアから所定距離以内である端末装置Cjを特定する。このように、通知装置100は、取得した端末装置Cjの端末情報に基づいて、津波の浸水地域の近くにいる端末装置Cjを特定することができる。
選択部704は、記憶部102(図1参照)に記憶された複数の避難場所のうち、第1特定部703によって特定された端末装置Cjの現在位置に応じた特定の避難場所を選択する。具体的には、選択部704は、記憶部102に記憶された複数の避難場所のうち、特定された端末装置Cjの現在位置と、津波の高さ情報が示す高さと、に基づいて、特定の避難場所を選択する。
上述したように、メモリ402やディスク405などの記憶部102には、エリアデータベース320が記憶されてある。エリアデータベース320を用いて選択する処理をより詳細に説明すると、選択部704は、エリアデータベース320から、津波情報101に含まれる高さ情報が示す津波の高さに対して、標高が所定値以上の高さのエリアを抽出する。なお、抽出対象となるエリアは、エリアデータベース320に含まれるエリアのうち、津波情報101に含まれる地域情報が示すエリアに含まれるエリアである。図6において、例えば、高さ情報が示す津波の高さが1.5mであり、所定値が1mである場合、選択部704は、エリアデータベース320から、標高が2.5m以上であるエリアを抽出する。図6においてはエリアc,d,eが抽出される。そして、選択部704は、抽出したエリアのうち、避難場所の存在するエリアを特定する。これにより、図6においては、エリアeが特定される。次に、選択部704は、特定されたエリアのうち、第1特定部703によって特定された端末装置Cjの現在位置に応じたエリアの避難場所を選択する。この現在位置に応じたエリアとしては、特定されたエリアのうち現在位置に最も近いエリアなどが挙げられる。
次に、避難経路の特定方法について説明する。まず、避難経路の候補が特定される。第2特定部705は、現在位置から特定の避難場所への避難経路の候補を特定する。ここでの避難経路の候補は、例えば、既存の経路検索システムなどを用いればよい。通知装置100は、既存の経路検索システムの機能を有していてもよいし、この機能を有する他の装置から経路を示す経路情報103を取得してもよい。なお、ここでは、複数の避難経路が特定されてもよい。また、第2特定部705は、車、自転車などの車両による移動か歩行による移動かに基づいて、避難経路の候補を特定してもよい。
次に、複数ある避難経路の候補から特定の避難経路を特定する方法について説明する。避難経路の特定としては、避難経路を移動する移動時間や距離に応じた方法1、高さ情報に応じた方法2、時刻情報に応じた方法3などが挙げられる。
まず、避難経路の特定方法1について説明する。第2特定部705は、特定された複数の避難経路の候補から、経路の距離または経路を用いた場合の移動に要する時間に応じた避難経路を特定する。具体的には、第2特定部705は、複数の避難経路の候補から、経路の距離または経路の移動時間に応じて、現在位置から特定の避難場所までに最も早く移動可能な避難経路を特定する。また、第2特定部705は、例えば、複数の避難経路の候補から、現在位置から特定の避難場所までに早く移動可能な順に所定数の避難経路を特定してもよい。所定数は、例えば、通知装置100の開発者や利用者などによって指定される。所定数は、例えば、端末装置Cjにおいて表示させる際に利用者が見易い数などであってもよい。所定数が2である場合、第2特定部705は、例えば、特定された複数の避難経路のうち、早く移動可能な順に2つの避難経路を特定する。
次に、避難経路の特定方法2について説明する。第2特定部705は、津波情報101に含まれる高さ情報に応じて、現在位置から特定の避難場所への避難経路を特定する。
具体的には、第2特定部705は、避難経路の候補から、高さ情報が示す高さより高い位置に最も早く移動可能な避難経路を特定する。より具体的には、第2特定部705は、複数の避難経路の候補の各々の候補について、現在位置から高さ情報が示す高さより高い位置までの距離を導出する。そして、第2特定部705は、複数の避難経路の候補のうち、導出された距離が最も短い避難経路を特定する。なお、最も早く移動可能な避難経路が提示される例については、図8に示す。
また、第2特定部705は、避難経路の候補から、高さ情報が示す高さに応じた避難経路を所定数特定する。例えば、所定数は、例えば、通知装置100の開発者や利用者などによって指定される。所定数は、例えば、端末装置Cjにおいて表示させる際に利用者が見易い数などであってもよい。所定数が2である場合、第2特定部705は、例えば、複数の避難経路の候補のうち、高さ情報が示す高さより高い位置に早く移動可能な順に2つの避難経路を特定する。
次に、避難経路の特定方法3について説明する。第2特定部705は、例えば、複数の避難経路の候補のうち、津波情報101に含まれる時刻情報が示す津波到達時刻に応じた避難経路を特定する。
具体的には、第2特定部705は、例えば、複数の避難経路の候補のうち、津波到達時刻よりも前に避難場所まで移動可能な避難経路を特定する。この特定処理をより詳細に説明すると、第2特定部705は、例えば、避難経路の候補の各々の候補について、その経路のうちの高さ情報が示す高さよりも低い部分経路を特定する。そして、第2特定部705は、避難経路の候補の各々の候補について、現在位置から避難場所まで現在時刻から避難経路の候補を通って避難した場合に、特定した部分経路を、時刻情報が示す津波到達時刻よりも前に通過可能か否かを判断する。
この判断処理をより詳細に説明すると、第2特定部705は、例えば、この部分経路の距離と移動速度とに基づく移動時間が、現在時刻から時刻情報が示す津波到達時刻までの時間未満である場合に、津波到達時刻までに通過可能であると判断する。なお、移動速度は、徒歩、車両の種類などや部分経路などに応じて利用者や通知システム300の開発者が定めればよい。第2特定部705は、移動時間が、現在時刻から時刻情報が示す津波到達時刻までの時間以上である場合に、津波到達時刻までに通過可能でないと判断する。第2特定部705は、通過可能であると判断された避難経路の候補を避難経路として特定する。ここで、時刻情報が示す津波到達時刻よりも5分早い時刻などのように、判断処理の際に津波到達時刻に、マージンを設けてもよい。
なお、津波到達時刻よりも前に高さ情報が示す高さよりも低い部分経路を通過可能な複数の避難経路が提示される例については、図9に示す。ここで、高さ情報が示す高さよりも低い領域を、浸水予測領域とも称する。特定方法3における部分経路は、浸水予測領域に含まれる。
また、特定方法1から特定方法3は、少なくとも2つの方法を組み合わせてもよい。例えば、特定方法1と特定方法2とを組み合わせた場合について説明する。第2特定部705は、例えば、複数の避難経路の候補のうちの高さ情報が示す高さより高い位置に早く移動可能な順に所定数の避難経路から、最も避難に要する時間が短い避難経路を特定する。これにより、津波の高さよりも標高の高い場所に早く移動可能であり、かつより早く避難場所まで移動可能な避難経路を特定することができる。
また、例えば、特定方法1と特定方法3とを組み合わせた場合について説明する。第2特定部705は、例えば、特定方法3によって特定された避難経路のうち、特定方法1のように最も避難に要する時間が短い避難経路を特定する。これにより、通知装置100は、避難経路が浸水予測領域に含まれる場合であっても、津波到達時刻よりも前に浸水予測領域を通過することができ、かつより早く避難場所まで移動可能な避難経路を特定することができる。
また、例えば、特定方法2と特定方法3とを組み合わせた場合について説明する。第2特定部705は、例えば、特定された複数の避難経路のうち、高さ情報が示す高さより高い位置に早く移動可能な順に所定数の避難経路を特定する。そして、第2特定部705は、例えば、所定数の避難経路から、高さ情報が示す高さより高い位置に最も早く移動可能な避難経路を特定する。
送信部706は、避難経路を示す経路情報103を、第1特定部703によって特定された端末装置CjにI/F403によって送信する。経路情報103は、地図上で特定の避難場所の位置と現在位置と避難経路とを示す情報を含む。なお、後述する図8や図9では、地図上で、特定の避難場所の位置と現在位置とを所定のマークによって表す。また、後述する図8や図9では、地図上で、避難経路を太線や点線などによって表す。
また、経路情報103は、例えば、避難経路の距離や避難経路による避難に要する時間を示す情報などを含む。これにより、通知装置100は、利用者により分かり易く避難経路を提示することができる。また、経路情報103は、津波情報101に含まれる時刻情報や高さ情報を含んでいてもよい。
また、経路情報103は、避難経路のうち津波の高さ情報が示す高さより低い部分を区別可能に示す情報を含む。具体的には、経路情報103は、地図上で、浸水予測領域に対して等高線を使ったコンター図を示す情報を含む。津波の高さと、標高マップと、に基づいて、津波到達範囲および浸水予測領域は、特定可能である。例えば、地図上で、津波到達範囲および浸水予測領域が、標高マップに基づく等高線に応じて、色分けされる。なお、等高線を使ったコンター図については、図8や図9に示す。
端末装置Cjは、例えば、経路情報103を受信する。そして、端末装置Cjは、受信した経路情報103に応じた地図を表示する。なお、表示例については、上述した図1、後述する図8や図9などに示す。
図8は、津波の高さよりも高い位置に最も早く移動可能な避難経路の提示例を示す説明図である。第2特定部705は、避難経路の候補から、高さ情報が示す高さより高い位置に最も早く移動可能な避難経路を特定する。第2特定部705は、複数の避難経路の候補の各々の候補について、現在位置から高さ情報が示す高さより高い位置までの距離を導出する。第1避難経路r1における現在位置から高さ情報が示す高さより高い位置までの距離は、d1である。第2避難経路r2における現在位置から高さ情報が示す高さより高い位置までの距離は、d2である。第2特定部705は、距離d2が距離d1よりも短いため、第2避難経路r2を特定する。
次に、送信部706は、第2避難経路r2を示す経路情報103を、第1特定部703によって特定された端末装置Cjに送信する。そして、端末装置Cjは、経路情報103を受信する。また、端末装置Cjは、受信した経路情報103に応じた地図をディスプレイ506などに表示する。
端末装置Cjは、例えば、地図上において、特定の避難場所の位置と、現在位置と、にマークを付して表示する。また、端末装置Cjは、地図上において、第2避難経路r2を点線によって表す。端末装置Cjは、例えば、地図上において、高さ情報が示す高さよりも標高が低い部分をコンター図によって表す。浸水予測領域については、例えば、標高に応じてハッチングが付されている。
端末装置Cjは、例えば、受信した経路情報103に含まれる第2避難経路r2を移動した場合の移動に要する時間や第2避難経路の距離を表示してもよい。
また、端末装置Cjは、例えば、受信した経路情報103に含まれる時刻情報と現在時刻との差分値を到達予測時間として表示してもよい。なお、端末装置Cjは、例えば、到達予測時間をタイマーのようにカウントダウン表示してもよい。また、端末装置Cjは、例えば、受信した経路情報103に含まれる高さ情報が示す高さを表示してもよい。
図9は、津波の高さよりも高い位置に津波到達時刻よりも早く移動可能な避難経路の提示例を示す説明図である。図9において、第2特定部705は、避難経路の候補から、高さ情報が示す高さより高い位置に時刻情報が示す津波到達時刻よりも早く移動可能な避難経路を特定する。
第2特定部705は、第1避難経路r1について、現在位置から高さ情報が示す高さよりも高い位置までの距離d1を導出する。第2特定部705は、第2避難経路r2について、現在位置から高さ情報が示す高さよりも高い位置までの距離d2を導出する。
第2特定部705は、距離d1と移動速度とに基づく移動時間が、現在時刻から津波到達時刻までの時間未満である場合、第1避難経路r1を避難経路として特定する。第2特定部705は、距離d2と移動速度とに基づく移動時間が、現在時刻から津波到達時刻までの時間未満である場合、第2避難経路r2を避難経路として特定する。
図9において、第2特定部705は、第1避難経路r1と第2避難経路r2との両方を、避難経路として特定する。そして、送信部706は、地図上に第1避難経路r1と第2避難経路r2と現在位置と特定の避難場所の位置とを示す情報を含む経路情報103を端末装置Cjへ送信する。
そして、端末装置Cjは、経路情報103を受信する。また、端末装置Cjは、受信した経路情報103に応じた地図をディスプレイ506などに表示する。端末装置Cjは、例えば、地図上において、特定の避難場所の位置と、現在位置と、にマークを付して表示する。また、端末装置Cjは、地図上において、第1避難経路r1を実線によって表し、第2避難経路r2を点線によって表す。端末装置Cjは、例えば、地図上において、高さ情報が示す高さよりも標高が低い部分をコンター図によって表す。
また、端末装置Cjは、例えば、経路情報103に含まれる第1避難経路r1を移動した場合の移動に要する時間や第1避難経路r1の距離を、第1避難経路r1を示す実線に対応付けて表示する。また、端末装置Cjは、例えば、経路情報103に含まれる第2避難経路r2を移動した場合の移動に要する時間や第2避難経路r2の距離を、第2避難経路r2を示す点線に対応付けて表示する。
また、端末装置Cjは、例えば、受信した経路情報103に含まれる時刻情報と現在時刻との差分値を到達予測時間として表示してもよい。なお、端末装置Cjは、例えば、到達予測時間をタイマーのようにカウントダウン表示してもよい。また、端末装置Cjは、例えば、受信した経路情報103に含まれる高さ情報が示す高さを表示してもよい。
(通知装置100による避難経路通知処理手順例)
図10は、通知装置100による避難経路通知処理手順例を示すフローチャートである。まず、通知装置100は、津波情報101を検知して取得する(ステップS1001)。次に、通知装置100は、例えば、津波情報101から、地域情報と高さ情報と時間情報とを抽出する(ステップS1002)。そして、通知装置100は、端末装置Cjの端末情報に基づいて、発生地域付近の端末装置Cjを特定する(ステップS1003)。ステップS1003において、通知装置100は、例えば、予め登録された端末装置Cjの端末情報を取得してもよいし、避難経路の特定依頼を送信した端末装置Cjの端末情報を取得してもよい。そして、ステップS1003において、通知装置100は、取得した端末情報に基づいて、地域情報が示すエリアに現在位置が近い端末装置Cjを特定する。
次に、通知装置100は、エリアデータベース320の読み出しを行う(ステップS1004)。そして、通知装置100は、避難場所を選択する(ステップS1005)。次に、通知装置100は、避難経路の候補を探索する(ステップS1006)。ステップS1006における探索については、上述したように、既存の経路検索システムなどを用いればよい。
そして、通知装置100は、避難経路の候補から避難経路を特定する(ステップS1007)。ステップS1007についての避難経路の特定については、上述したように、特定方法1から特定方法3のいずれかの方法またはこれらの方法を組み合わせた方法などを用いればよい。
通知装置100は、特定した避難経路を示す経路情報103を生成する(ステップS1008)。ステップS1008において経路情報103は、例えば、地図上で特定の避難場所の位置と現在位置と避難経路とを示す情報を含む。また、経路情報103は、例えば、避難経路の距離や避難経路による避難に要する時間を示す情報などを含む。経路情報103は、避難経路のうち津波の高さ情報が示す高さより低い部分を区別可能に示す情報を含む。
次に、通知装置100は、経路情報103を端末装置Cjへ送信し(ステップS1009)、一連の処理を終了する。ここで、端末装置Cjは、経路情報103を受信する。そして、端末装置Cjは、経路情報103に応じて地図をディスプレイ506などに表示する。
また、上述した実施の形態に限らず、種々変更可能である。通知装置100は、例えば、特定方法1から特定方法3の各々について実施して特定結果を端末装置Cjの利用者に選択可能なように提示させてもよい。通知装置100は、端末装置Cjの利用者に特定方法を選択させ、選択された特定方法によって避難経路を特定してもよい。
また、本実施の形態では、避難先として避難場所を例に挙げて説明したが、これに限らず、指定避難所であってもよい。なお、避難場所とは、例えば、広域避難場所であり、屋外のスペースである。また、指定避難所とは、災害で避難した被災者を滞在させる施設である。
以上説明したように、通知装置100は、津波情報101内の地域情報を基に特定した端末装置C1の現在位置から、該位置に応じた避難場所への経路を津波情報101内の高さ情報を基に特定し、この経路の情報を端末装置C1に通知する。これにより、通知装置100は、津波情報に基づいた避難経路を利用者に提供することができる。例えば、通知装置100は、高さ情報が示す高さよりも高い位置に移動しつつ、避難場所まで避難可能な避難経路を提供することができる。
また、通知装置100は、避難場所について、特定の端末の現在位置と津波の高さ情報とに基づく避難場所を選択する。これにより、通知装置100は、津波の高さよりも高い位置にある避難場所を選択することができる。したがって、通知装置100は、より安全な避難場所を提示することができる。
また、通知装置100は、地図上で特定の避難場所の位置と現在位置と避難経路とを示す情報を含む経路情報を送信する。これにより、通知装置100は、現在位置から避難場所までの避難経路をより分かり易く利用者に提示することができる。
また、通知装置100は、避難経路のうち津波の高さ情報が示す高さより低い部分を区別可能に示す情報を含む経路情報を送信する。これにより、通知装置100は、避難経路において津波によって浸水する可能性があるエリアをより分かり易く利用者に提示することができる。したがって、通知装置100は、利用者をより安全に避難させることを支援する。
また、通知装置100は、現在位置から特定の避難場所への複数の避難経路のうち、津波の高さ情報が示す高さより高い位置に最も早く移動可能な避難経路を特定する。これにより、通知装置100は、津波によって浸水する可能性が低いエリアまでより早く利用者を避難させる避難経路を提示することができる。すなわち、通知装置100は、避難場所までの最短な避難経路に限らず、津波によって浸水する可能性が低い安全な位置までの最短経路を提示することができる。したがって、通知装置100は、利用者をより安全に避難させることを支援する。
例えば、津波の高さよりも高い位置により早く避難可能な避難経路であっても、現在位置から避難場所に移動するまでの距離が長く、時間がかかる場合がある。そこで、通知装置100は、現在位置から特定の避難場所への複数の避難経路のうち、津波情報に含まれる津波到達時刻に応じた避難経路を特定する。具体的には、通知装置100は、複数の避難経路のうち、現在位置から特定の避難場所へ現在の時刻から移動する場合に、津波到達時刻までに津波の高さ情報が示す高さより低い位置を通過可能な避難経路を特定する。これにより、通知装置100は、津波によって浸水する可能性があるエリアを津波が到達するまでに通過可能な避難経路を提示することができる。換言すると、通知装置100は、避難中に津波によって浸水する可能性がある危険なエリアを回避した避難経路を提示することができる。したがって、通知装置100は、例えば、津波が到達する前に、津波によって浸水する可能性があるエリアを通過でき、かつより早く避難場所まで避難可能な避難経路を提示することができる。
なお、本実施の形態で説明した避難経路通知は、予め用意された避難経路通知プログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本避難経路通知プログラムは、磁気ディスク、光ディスク、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、避難経路通知プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
また、通知装置100は、スタンダードセルやストラクチャードASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの特定用途向けIC(以下、単に「ASIC」と称す。)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などのPLD(Programmable Logic Device)によっても実現することができる。具体的には、例えば、上述した通知装置100の機能をHDL(Hardware Description Language)記述によって機能定義し、そのHDL記述を論理合成してASICやPLDに与えることにより、通知装置100を製造することができる。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)津波情報を検知すると、前記津波情報に含まれる地域情報と津波の高さ情報とを抽出し、
現在位置が前記津波情報に含まれる地域情報に対応する端末を特定し、記憶部に記憶された複数の避難場所のうち、前記現在位置に応じた特定の避難場所を選択し、
前記津波情報に含まれる津波の高さ情報に応じて、前記現在位置から前記特定の避難場所への避難経路を特定し、
前記避難経路を示す情報を前記端末に送信する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする避難経路通知プログラム。
(付記2)前記特定の避難場所の選択は、前記端末の現在位置と前記津波の高さ情報とに基づく選択である、
ことを特徴とする付記1に記載の避難経路通知プログラム。
(付記3)前記避難経路を示す情報は、地図上で前記特定の避難場所の位置と前記現在位置と前記避難経路とを示す情報を含む、
ことを特徴とする付記1に記載の避難経路通知プログラム。
(付記4)前記避難経路を示す情報は、前記避難経路のうち前記津波の高さ情報が示す高さより低い部分を区別可能に示す情報を含む、
ことを特徴とする付記3に記載の避難経路通知プログラム。
(付記5)前記避難経路の特定は、前記現在位置から前記特定の避難場所への複数の避難経路のうち、前記津波の高さ情報が示す高さより高い位置に最も早く移動可能な前記避難経路を特定する処理である、
ことを特徴とする付記1に記載の避難経路通知プログラム。
(付記6)前記避難経路の特定は、前記現在位置から前記特定の避難場所への複数の避難経路のうち、前記津波情報に含まれる津波到達時刻に応じた前記避難経路を特定する処理である、
ことを特徴とする付記1に記載の避難経路通知プログラム。
(付記7)前記避難経路の特定は、前記複数の避難経路のうち、前記現在位置から前記特定の避難場所へ現在の時刻から移動する場合に、前記津波到達時刻までに前記津波の高さ情報が示す高さより低い位置を通過可能な避難経路を特定する処理である、
ことを特徴とする付記6に記載の避難経路通知プログラム。
(付記8)津波情報を検知すると、前記津波情報に含まれる地域情報と津波の高さ情報とを抽出し、
現在位置が前記津波情報に含まれる地域情報に対応する端末を特定し、記憶部に記憶された複数の避難場所のうち、前記現在位置に応じた特定の避難場所を選択し、
前記津波情報に含まれる津波の高さ情報に応じて、前記現在位置から前記特定の避難場所への避難経路を特定し、
前記避難経路を示す情報を前記端末に送信する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする避難経路通知方法。
(付記9)津波情報を検知すると、前記津波情報に含まれる地域情報と津波の高さ情報とを抽出し、
現在位置が前記津波情報に含まれる地域情報に対応する端末を特定し、記憶部に記憶された複数の避難場所のうち、前記現在位置に応じた特定の避難場所を選択し、
前記津波情報に含まれる津波の高さ情報に応じて、前記現在位置から前記特定の避難場所への避難経路を特定し、
前記避難経路を示す情報を前記端末に送信する、
制御部を有することを特徴とする通知装置。
100 通知装置
101 津波情報
102 記憶部
103 経路情報
200 地図
300 通知システム
320 エリアデータベース
507 入力装置
701 取得部
702 抽出部
703 第1特定部
704 選択部
705 第2特定部
706 送信部

Claims (8)

  1. 津波情報を検知すると、前記津波情報に含まれる地域情報と津波の高さ情報とを抽出し、
    現在位置が前記津波情報に含まれる地域情報に対応する端末を特定し、記憶部に記憶された複数の避難場所のうち、前記現在位置に応じた特定の避難場所を選択し、
    前記津波情報に含まれる津波の高さ情報に応じて、前記現在位置から前記特定の避難場所への避難経路を特定し、
    前記避難経路を示す情報を前記端末に送信する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする避難経路通知プログラム。
  2. 前記特定の避難場所の選択は、前記端末の現在位置と前記津波の高さ情報とに基づく選択である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の避難経路通知プログラム。
  3. 前記避難経路を示す情報は、地図上で前記特定の避難場所の位置と前記現在位置と前記避難経路とを示す情報を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の避難経路通知プログラム。
  4. 前記避難経路を示す情報は、前記避難経路のうち前記津波の高さ情報が示す高さより低い部分を区別可能に示す情報を含む、
    ことを特徴とする請求項3に記載の避難経路通知プログラム。
  5. 前記避難経路の特定は、前記現在位置から前記特定の避難場所への複数の避難経路のうち、前記津波の高さ情報が示す高さより高い位置に最も早く移動可能な前記避難経路を特定する処理である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の避難経路通知プログラム。
  6. 前記避難経路の特定は、前記現在位置から前記特定の避難場所への複数の避難経路のうち、前記津波情報に含まれる津波到達時刻に応じた前記避難経路を特定する処理である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の避難経路通知プログラム。
  7. 津波情報を検知すると、前記津波情報に含まれる地域情報と津波の高さ情報とを抽出し、
    現在位置が前記津波情報に含まれる地域情報に対応する端末を特定し、記憶部に記憶された複数の避難場所のうち、前記現在位置に応じた特定の避難場所を選択し、
    前記津波情報に含まれる津波の高さ情報に応じて、前記現在位置から前記特定の避難場所への避難経路を特定し、
    前記避難経路を示す情報を前記端末に送信する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする避難経路通知方法。
  8. 津波情報を検知すると、前記津波情報に含まれる地域情報と津波の高さ情報とを抽出し、
    現在位置が前記津波情報に含まれる地域情報に対応する端末を特定し、記憶部に記憶された複数の避難場所のうち、前記現在位置に応じた特定の避難場所を選択し、
    前記津波情報に含まれる津波の高さ情報に応じて、前記現在位置から前記特定の避難場所への避難経路を特定し、
    前記避難経路を示す情報を前記端末に送信する、
    制御部を有することを特徴とする通知装置。
JP2017063788A 2017-03-28 2017-03-28 避難経路通知プログラム、避難経路通知方法、および通知装置 Pending JP2018165960A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017063788A JP2018165960A (ja) 2017-03-28 2017-03-28 避難経路通知プログラム、避難経路通知方法、および通知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017063788A JP2018165960A (ja) 2017-03-28 2017-03-28 避難経路通知プログラム、避難経路通知方法、および通知装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018165960A true JP2018165960A (ja) 2018-10-25

Family

ID=63922947

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017063788A Pending JP2018165960A (ja) 2017-03-28 2017-03-28 避難経路通知プログラム、避難経路通知方法、および通知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018165960A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021012423A (ja) * 2019-07-03 2021-02-04 三菱重工業株式会社 情報通知装置、情報通知システム、情報通知方法、及び情報通知プログラム
JP2021047092A (ja) * 2019-09-19 2021-03-25 エー・シー・エス株式会社 津波情報提供方法および津波情報提供システム
JP2021149899A (ja) * 2020-03-18 2021-09-27 株式会社BosaiTUBE Japan 災害情報における時間価値検出システム及び表示方法
WO2022208580A1 (ja) * 2021-03-29 2022-10-06 日本電気株式会社 サーバ装置、システム、サーバ装置の制御方法及び記憶媒体
WO2023181387A1 (ja) * 2022-03-25 2023-09-28 日本電気株式会社 通知装置、通知方法、および記録媒体

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090286505A1 (en) * 2008-05-14 2009-11-19 International Business Machines Corporation Comprehensive tsunami alert system via mobile devices
JP2010244407A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Sony Ericsson Mobile Communications Ab 避難誘導システム、避難誘導方法、避難誘導サーバ、携帯情報端末、及び、その携帯情報端末の避難誘導プログラム
JP2011227878A (ja) * 2010-03-30 2011-11-10 Mitsubishi Space Software Co Ltd 津波避難場所決定装置及び津波避難場所決定プログラム及び記録媒体
JP2012203747A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Yasuaki Iwai 表示装置、描画用プログラム、防災システム
JP2012252614A (ja) * 2011-06-04 2012-12-20 Ism Corp 津波避難ナビゲーションシステム、その方法及びプログラム
JP2013089078A (ja) * 2011-10-19 2013-05-13 Ism Corp 津波避難支援システム、津波避難支援方法、津波避難支援装置およびその制御方法と制御プログラム
JP2013088827A (ja) * 2011-10-13 2013-05-13 Hitachi Ltd 避難誘導サーバ
KR20140093840A (ko) * 2013-01-18 2014-07-29 (주)서울엠에스 재난용 대피유도 시스템 및 그 제공방법
JP2016050922A (ja) * 2014-09-02 2016-04-11 日産自動車株式会社 災害時経路提供装置、及び災害時経路提供方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090286505A1 (en) * 2008-05-14 2009-11-19 International Business Machines Corporation Comprehensive tsunami alert system via mobile devices
JP2010244407A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Sony Ericsson Mobile Communications Ab 避難誘導システム、避難誘導方法、避難誘導サーバ、携帯情報端末、及び、その携帯情報端末の避難誘導プログラム
JP2011227878A (ja) * 2010-03-30 2011-11-10 Mitsubishi Space Software Co Ltd 津波避難場所決定装置及び津波避難場所決定プログラム及び記録媒体
JP2012203747A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Yasuaki Iwai 表示装置、描画用プログラム、防災システム
JP2012252614A (ja) * 2011-06-04 2012-12-20 Ism Corp 津波避難ナビゲーションシステム、その方法及びプログラム
JP2013088827A (ja) * 2011-10-13 2013-05-13 Hitachi Ltd 避難誘導サーバ
JP2013089078A (ja) * 2011-10-19 2013-05-13 Ism Corp 津波避難支援システム、津波避難支援方法、津波避難支援装置およびその制御方法と制御プログラム
KR20140093840A (ko) * 2013-01-18 2014-07-29 (주)서울엠에스 재난용 대피유도 시스템 및 그 제공방법
JP2016050922A (ja) * 2014-09-02 2016-04-11 日産自動車株式会社 災害時経路提供装置、及び災害時経路提供方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021012423A (ja) * 2019-07-03 2021-02-04 三菱重工業株式会社 情報通知装置、情報通知システム、情報通知方法、及び情報通知プログラム
JP7281984B2 (ja) 2019-07-03 2023-05-26 三菱重工業株式会社 情報通知装置、情報通知システム、情報通知方法、及び情報通知プログラム
JP2021047092A (ja) * 2019-09-19 2021-03-25 エー・シー・エス株式会社 津波情報提供方法および津波情報提供システム
JP2021149899A (ja) * 2020-03-18 2021-09-27 株式会社BosaiTUBE Japan 災害情報における時間価値検出システム及び表示方法
WO2022208580A1 (ja) * 2021-03-29 2022-10-06 日本電気株式会社 サーバ装置、システム、サーバ装置の制御方法及び記憶媒体
WO2023181387A1 (ja) * 2022-03-25 2023-09-28 日本電気株式会社 通知装置、通知方法、および記録媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018165960A (ja) 避難経路通知プログラム、避難経路通知方法、および通知装置
US10928218B2 (en) Map information management and correction of geodata
US8560228B2 (en) System for displaying points of interest
WO2014057835A1 (ja) 災害情報管理装置、災害情報システム、災害情報の管理方法、および災害情報を管理するプログラム
JP5825810B2 (ja) 津波被害予想装置及び津波被害予想プログラム及び記録媒体
JP6374341B2 (ja) 危機管理情報共有装置、危機管理情報共有方法及び危機管理情報共有プログラム
KR102236571B1 (ko) 무선 엑세스 포인트를 이용하여 관심 지점을 유지하는 방법
JP5800540B2 (ja) 津波避難場所決定装置及び津波避難場所決定プログラム及び記録媒体
KR20160012576A (ko) 재난 정보 운용 방법 및 이를 지원하는 전자 장치와 재난 정보 제공 장치
JP2016224755A (ja) 避難誘導プログラム、避難誘導方法、移動端末装置、及び避難支援プログラム
JP2013054543A (ja) 避難所情報提供システム
JP2018004761A (ja) 点検支援システム、点検支援方法、点検支援装置、点検端末及びコンピュータプログラム
US9995849B2 (en) Airborne particulate source detection system
WO2018037353A1 (en) Method and system for systematic contiguous encoding of network of roads in a geographical area
JP2016170270A (ja) 地図表示システム及び地図表示方法
JP6500391B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理システム
JP5638684B2 (ja) 情報出力装置及び情報出力方法
JP6129103B2 (ja) 情報提供装置及びその方法、並びに情報を提供するためのコンピュータプログラム及びコンピュータプログラムを記録した記録媒体
JP7399611B2 (ja) 情報提供装置及び情報提供方法
JP5912328B2 (ja) 地点名称出力装置、ナビゲーション装置、地点名称出力方法、およびプログラム
JP2016224710A (ja) 解析システム、解析方法及び解析プログラム
JP6293533B2 (ja) 地図データ提供システム及びその方法、並びに地図データを提供するためのコンピュータプログラム及びコンピュータプログラムを記録した記録媒体
WO2019177786A1 (en) System for location naming service
WO2019070412A1 (en) SYSTEM FOR GENERATING AND USING GEOGRAPHIC HASH EXPRESSIONS
JP5498323B2 (ja) 周辺情報表示システム、および周辺情報表示プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201204

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210119