JP2018165630A - ガスセンサ - Google Patents

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誠 久米
充 杉原
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Abstract

【課題】筒状のガスセンサ素子へ外嵌される筒状の外側端子との電気的接続の信頼性を向上させたガスセンサを提供する。
【解決手段】有底筒状の素子本体3Sと外側電極3C(3CS、3CL、3CP)と、を有するガスセンサ素子3と;主体金具と;外側電極と電気的に接続される筒状部93であって、ガスセンサ素子の後端部に自身を外嵌した際に弾性力によって拡径する筒状部を有する外側端子91と;を備えたガスセンサであって、ガスセンサ素子のうち、主体金具よりも後端側に露出する部位に、先端側から順に第1側壁部3t1と第2側壁部3t2とが隣接して形成され、第2側壁部は、第1側壁部よりも後端側に向かって窄まるテーパをなし、外側電極は、第1側壁部と第2側壁部とを跨いで形成されてなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、被検出ガスの濃度を検出するガスセンサ素子を備えたガスセンサに関する。
自動車等の排気ガス中の特定ガス(酸素やNO)の濃度を検出するガスセンサとして、固体電解質を用いたガスセンサ素子を有するものが知られている。
このようなガスセンサとして、図7に示すように、軸線O方向に延びるガスセンサ素子300の素子本体300Sの外表面に外側電極(検知電極)300Cを設け、素子本体300Sの内孔300dの表面に内側電極を設けたものがある(特許文献1)。さらに外側電極300Cから後端に線状のリード部300CLが延び、リード部300CLは、素子本体300Sの後端側に周方向の一部に延びる接続部300CPと接続されている。さらに、接続部300CPより後端側の素子本体300Sの端部は面取りされて面取り部300eを構成している。
そして、ガスセンサ素子300の後端側に外側端子91の筒状部93を外嵌し、接続部300CPと筒状部93を電気的に接続する。これにより、外側電極300Cの検出信号を外側端子91から外部回路等に取り出すようになっている。
なお、筒状部93は切れ目を有した断面がC字状(有端環状)をなし、ガスセンサ素子300の後端部に自身を外嵌して拡開した際にバネ力によって筒状部93が縮まり、接続部300CPに押圧されるようになっている。
特開2013−33034号公報
ところで、図8に示すように、筒状部93をガスセンサ素子300に外嵌した際、筒状部93に対してガスセンサ素子300が斜めに(軸線Oがずれて)挿入されることがある。そして、この場合、ガスセンサ素子300の外面に押されて筒状部93が拡開してしまい、接続部300CPと接触しなくなったり、接続部300CPと点P,Q等で点接触することになって接触面積が減少する。その結果、外側電極と外側端子との電気的接続の信頼性が低下するという問題がある。
従って、本発明は、筒状のガスセンサ素子へ外嵌される筒状の外側端子との電気的接続の信頼性を向上させたガスセンサの提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のガスセンサは、軸線方向に延び、先端部が被測定ガスに晒されるガスセンサ素子であって、有底筒状の素子本体と、該ガスセンサ素子の先端部から後端部にわたって、該素子本体の外表面に設けられた外側電極と、を有するガスセンサ素子と;前記ガスセンサ素子の周囲を取り囲む主体金具と;前記ガスセンサ素子の後端部を径方向から包囲して前記外側電極と電気的に接続される筒状部であって、前記ガスセンサ素子の後端部に自身を外嵌した際に弾性力によって拡径する筒状部を有する外側端子と;を備えたガスセンサであって、前記ガスセンサ素子のうち、前記主体金具よりも後端側に露出する部位に、先端側から順に第1側壁部と第2側壁部とが隣接して形成され、前記第2側壁部は、前記第1側壁部よりも後端側に向かって窄まるテーパをなし、前記外側電極は、前記第1側壁部と前記第2側壁部とを跨いで形成されてなる。
このガスセンサによれば、外側端子(筒状部)に対してガスセンサ素子が斜めに(軸線がずれて)挿入されたとしても、テーパ状の第2側壁部の面に筒状部の内面が沿って面接触し易く、点接触に比べて第2側壁部と筒状部との接触面積が多くなる。又、第2側壁部の面はテーパになっているため、点接触に比べてガスセンサ素子の外面が筒状部を押して拡開する量が少なく、外側電極と筒状部との接触を維持し易い。その結果、外側端子に対してガスセンサ素子が斜めに(軸線がずれて)挿入された場合でも、外側電極と外側端子との電気的接続の信頼性を向上させることができる。
又、外側端子に対してガスセンサ素子がまっすぐに(軸線に沿うように)挿入された場合には、第2側壁部に比べてテーパ度が低い(軸線に平行に近い)第1側壁部に筒状部の内面が沿うので両者が面接触し易くなる。このため、この場合も外側電極と外側端子との電気的接続の信頼性を確保できる。
本発明のガスセンサにおいて、前記第1側壁部も後端側に向かって窄まるテーパをなしてもよい。
第1側壁部3をストレートに研削加工しても、加工の誤差や焼成による膨張で逆テーパ(先端側に向かって窄まるテーパ)となる場合もある。従って、第1側壁部を後端側に向かって窄まるテーパとすると、逆テーパを防止できる。
この発明によれば、筒状のガスセンサ素子へ外嵌される筒状の外側端子との電気的接続の信頼性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係るガスセンサを軸線方向に沿う面で切断した断面図である。 ガスセンサ素子及び外側端子の構造を示す斜視図である。 ガスセンサ素子の外形を示す側面図である。 ガスセンサを製造する態様を示す図である。 ガスセンサ素子に外側端子を外嵌した際、外側電極と外側端子との接触状態を示す図である。 ガスセンサ素子の変形例を示す側面図である。 従来のガスセンサ素子の構造を示す斜視図である。 ガスセンサ素子に外側端子を外嵌した際、外側電極と外側端子との接触状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るガスセンサ素子3を有するガスセンサ100を軸線O方向に沿う面で切断した断面構造を示す。図2はガスセンサ素子3及び外側端子91の構造を示す斜視図、図3はガスセンサ素子3の外形を示す側面図である。
この実施形態において、ガスセンサ100は自動車の排気管内に挿入されて先端が排気ガス中に曝され、排気ガス中の酸素濃度を検出する酸素センサになっている。ガスセンサ素子3は、酸素イオン伝導性の固体電解質体に一対の電極を積層した酸素濃淡電池を構成し、酸素量に応じた検出値を出力する公知の酸素センサ素子である。
なお、図1の下側をガスセンサ100の先端側とし、図1の上側をガスセンサ100の後端側とする。
ガスセンサ100は、先端が閉じた略円筒状(中空軸状)のガスセンサ素子(この例では酸素センサ素子)3を、筒状の金具本体(主体金具)20の内側に挿通して保持するよう組み付けられている。センサ素子3は、先端に向かってテーパ状に縮径する筒状の固体電解質体からなる素子本体(図2参照)3Sと、固体電解質体の内周面と外周面にそれぞれ形成された内側電極3B及び外側電極(検知電極)3Cとからなる。そして、ガスセンサ素子3の内部空間を基準ガス雰囲気とし、ガスセンサ素子3の外面に被検出ガスを接触させてガスの検知を行うようになっている。
又、ガスセンサ素子3の中空部には丸棒状のヒータ15が挿入され、ガスセンサ素子3を活性化温度になるように昇温するようになっている。
金具本体20の後端部には、ガスセンサ素子3の後端側に設けられたリード線や端子(後述)を保持し、センサ素子3の後端部を覆う筒状の外筒40が接合されている。さらに、ガスセンサ素子3の後端側の外筒40内側には、絶縁性で円柱状のセパレータ121が保持金具80を介して加締め固定されている。一方、ガスセンサ素子3先端の検出部はプロテクタ7で覆われている。そして、このようにして製造されたガスセンサ100の金具本体20の雄ねじ部20dを排気管等のネジ孔に取付けることで、ガスセンサ素子3先端の検出部を排気管内に露出させて被検出ガス(排気ガス)を検知している。なお、金具本体20の中央付近には、六角レンチ等を係合するための多角形の鍔部20cが設けられ、鍔部20cと雄ねじ部20dとの間の段部には、排気管に取付けた際のガス抜けを防止するガスケット14が嵌挿されている。
ガスセンサ素子3の中央側に鍔部3aが設けられ、金具本体20の先端寄りの内周面には内側に縮径する段部20eが設けられている。又、段部20eの後端向き面にワッシャ12を介して筒状のセラミックホルダ5が配置されている。そして、ガスセンサ素子3が金具本体20及びセラミックホルダ5の内側に挿通され、セラミックホルダ5に後端側からワッシャ13を介してガスセンサ素子3の鍔部3aが当接している。
さらに、鍔部3aの後端側におけるガスセンサ素子3と金具本体20との径方向の隙間に、筒状の滑石粉末6、及び筒状のセラミックスリーブ10が配置されている。そして、セラミックスリーブ10の後端側に金属パッキン30を配し、金具本体20の後端部を内側に屈曲して加締め部20aを形成することにより、セラミックスリーブ10が先端側に押し付けられる。これにより滑石リング6を押し潰し、セラミックスリーブ10及び滑石粉末6が加締め固定されるとともに、ガスセンサ素子3と金具本体20の隙間がシールされている。
ガスセンサ素子3の後端側にセパレータ121が配置され、セパレータ121と外筒40との間隙には保持金具80が配置されている。そして、保持金具80の内部にセパレータ121が保持されている。
セパレータ121には、挿通孔(この例では4個)が設けられ、そのうち2個の挿通孔にそれぞれ内側端子71、外側端子91の板状基部74、94が挿入されて固定されている。各板状基部74、94の後端にはそれぞれコネクタ部75、95が形成され、コネクタ部75、95にそれぞれリード線41、41が加締め接続されている。又、セパレータ121の図示しない2個の挿通孔(ヒータリード孔)に、ヒータ15から引き出されたヒータリード線43(図1では1個のみ図示)が挿通されている。
セパレータ121の後端側の外筒40の内側には筒状のグロメット131が加締め固定され、グロメット131の4個の挿通孔からそれぞれ2個のリード線41、及び2個のヒータリード線43が外部に引き出されている。
なお、グロメット131の中心には貫通孔131aが形成され、ガスセンサ素子3の内部空間に連通している。そして、グロメット131の貫通孔131aに撥水性の通気フィルタ140が介装され、外部の水を通さずにガスセンサ素子3の内部空間に基準ガス(大気)を導入するようになっている。
一方、金具本体20の先端側には筒状のプロテクタ7が外嵌され、金具本体20から突出するガスセンサ素子3の先端側がプロテクタ7で覆われている。プロテクタ7は、複数の孔部(図示せず)を有する有底筒状で金属製(例えば、ステンレスなど)二重の外側プロテクタ7bおよび内側プロテクタ7aを、溶接等によって取り付けて構成されている。
図2に示すように、外側電極(検知電極)3Cはガスセンサ素子3の素子本体3Sの外表面に形成され、さらに外側電極3Cは、素子本体3Sの先端側の全周に亘って設けられる検出部3CSと、検出部3CSから後端に延びる線状のリード部3CLと、素子本体3Sの後端側に周方向の一部に延びるように設けられてリード部3CL(検出部3CS)と接続する接続部3CPとを有している。なお、接続部3CPは周方向にリード部3CLより広幅で形成され、接続部3Cとリード部3CLとがT字状をなしている。又、内側電極3B(図1参照)は、素子本体3Sの先端部から後端部の内孔3dの表面に設けられている。
さらに、図2、図3に示すように、ガスセンサ素子3のうち、金具本体20よりも後端側に露出する部位に、先端側から順に第1側壁部3t1と第2側壁部3t2とが隣接して形成され、第2側壁部3t2は、第1側壁部3t1よりも後端側に向かって窄まるテーパをなしている。そして、外側電極3Cの接続部3CPは、第1側壁部3t1と第2側壁部3t2とを軸線O方向に跨いで形成されている。なお、本実施形態では第1側壁部3t1も後端側に向かってわずかに窄まるテーパをなしており、第1側壁部3t1よりも先端側のガスセンサ素子3の外面がストレート部になっている。
なお、第1側壁部3t1と第2側壁部3t2とが「隣接」するとは、両者が軸線O方向に連続して(両者の間に他の構成を含まずに)繋がることをいう。
又、第1側壁部3t1の先端は、ガスセンサ素子3の軸線O方向の断面にて、ガスセンサ素子3の外面のうち金具本体20に接するストレート部3vから径方向内側に外れた点A1とする。又、第1側壁部3t1と第2側壁部3t2との軸線O方向の境界は、第1側壁部3t1の曲率よりも径方向内側に外れた点A2とする。第2側壁部3t2の後端は、便宜上、第2側壁部3t2の後端として構わない。又、ストレート部3vが明瞭でない場合は、ガスセンサ素子3の外面のうち、金具本体20の内部に保持されている部位とする。
第1側壁部3t1と第2側壁部3t2の作用については後述する。
一方、図2に示すように、外側端子91は、先端から後端に細長く延び、所定の形状に打ち抜かれた金属薄板(耐食耐熱超合金板)を曲げ加工して一体に形成されている。外側端子91の後端側には板状基部94が形成され、板状基部94の後端側にはリード線41の芯線に加締め接続される接続端部95が配置されている。一方、板状基部94の先端側には筒状部93が接続されている。さらに、板状基部94をセパレータ121の挿通孔に挿入した際、板状基部94が挿通孔内に位置決めされる。又、板状基部94に設けられた切起こし部94Yが挿通孔の外端壁に当接し、そのバネ力によって板状基部94を挿通孔内に保持している。
また、筒状部93は軸線Oを中心とする筒状をなし、かつ板状基部94と反対側に軸線O方向に沿ったスリットMを有する断面C字形状をなしている。そして、筒状部93の内径は、ガスセンサ素子3(素子本体3S)の後端部の外径より小さく、筒状部93をガスセンサ素子3に外嵌して拡開した際にバネ力によって筒状部93が縮まり、ガスセンサ素子3の外側電極3C(接続部3CP)に押圧されるようになっている。
又、筒状部93の先端縁93fに周方向にわたって断続的に接続すると共に、先端縁93fから径方向外側に向かって放射状に折り返した片状のガイド片98が合計8個(図2では4つのみ図示)形成されている。ガイド片98は径方向外側に広がりつつ、先端縁93fから先端側に向かって延び、筒状部93をセンサ素子3に外嵌する際のガイドとなっている。
このガスセンサ100は、図4に示すようにして製造される。まず、ガスセンサ素子3を金具本体20の内側に保持してセンサ素子アセンブリBを組み付ける。具体的には、ガスセンサ素子3を金具本体20内に配置されたセラミックホルダ5上に配置する。その後、金具本体20とガスセンサ素子3との間隙に滑石(タルク)6を充填し、セラミックスリーブ10、金属パッキン30を順に滑石6上に配置し、金具本体20の後端側を加締めてセンサ素子アセンブリBを組み付ける。
一方で、外筒40内に、内側の内側端子71及び外側の外側端子91を組み付けたセパレータ121をグロメット131と共に外筒40を配置し、セパレータアセンブリAを組み付ける。具体的には、リード線41に接続された内側端子71及び外側端子91をセパレータ121内に挿入し、その後、セパレータ121を外筒40の段部40dに当接する。
その後、セパレータ121と外筒40との間隙に保持金具80を挿入すると共に、グロメット131を外筒40の後端側に配置し、セパレータアセンブリAを組み付ける。なお、内側端子71にはヒータ15が既に取付けられている。
そして、セパレータアセンブリAと素子アセンブリBとの軸線を合わせ、セパレータアセンブリAをセンサ素子アセンブリBの後端に被せると、ガスセンサ素子3内にヒータ15が挿入されると共に、センサ素子3の内側電極3B及び外側電極3Cがそれぞれ内側端子71及び外側端子91と電気的に接続される。その後、外筒40のうち、保持金具80の外周部、グロメット131の外周部、金具本体20との重なり部をそれぞれ加締めると共に、外筒40と金具本体20との重なり部をレーザ溶接等によって金具本体20の後端に外筒40を接続させ、ガスセンサ100を製造する。
セパレータアセンブリAをセンサ素子アセンブリBに押し込む際には、加圧装置(図示せず)を用い、セパレータ121の先端向き面121aで外側端子91の筒状部93を所定のストロークで押し込む。これにより、筒状部93の先端側が、自身の弾性力で拡径することを利用して、ガスセンサ素子3の後端部寄り(外側電極3Cの接続部3CPの形成部分)に外嵌する。
このようにして、ガスセンサ素子3の後端側の外周面に、外側端子91の筒状部93を外嵌し、接続部3CPと筒状部93とを電気的に接続する。これにより、外側電極3C(検出部3CS)の検出信号を外側端子91からリード線41を介して外部に取り出すようになっている。
次に、図5を参照し、本発明の特徴部分である第1側壁部3t1と第2側壁部3t2の作用について説明する。図5はガスセンサ素子3に外側端子91を外嵌した際、外側電極3C(接続部3CP)と外側端子91との接触状態を示す図である。
図5において、第2側壁部3t2は、第1側壁部3t1よりも後端側に向かって窄まるテーパをなしている。そして、外側電極3Cの接続部3CPは、第1側壁部3t1と第2側壁部3t2とを跨いで形成されている。
このため、外側端子91(筒状部93)に対してガスセンサ素子3が斜めに(軸線Oがずれて)挿入されたとしても、テーパ状の第2側壁部3t2の面Rに筒状部93の内面が沿って面接触し易く、点接触に比べて第2側壁部3t2と筒状部93との接触面積が多くなる。又、面Rはテーパになっているため、点接触に比べてガスセンサ素子300の外面が筒状部93を押して拡開する量が少なく、接続部3CPと筒状部93との接触を維持し易い。その結果、外側端子91に対してガスセンサ素子3が斜めに(軸線Oがずれて)挿入された場合でも、外側電極3CS(接続部3CP)と外側端子91との電気的接続の信頼性を向上させることができる。
又、外側端子91に対してガスセンサ素子3がまっすぐに(軸線Oに沿うように)挿入された場合には、第2側壁部3t2に比べてテーパ度が低い(軸線Oに平行に近い)第1側壁部3t1に筒状部93の内面が沿うので両者が面接触し易くなる。このため、この場合も外側電極3CS(接続部3CP)と外側端子91との電気的接続の信頼性を確保できる。
本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の思想と範囲に含まれる様々な変形及び均等物に及ぶことはいうまでもない。
例えば、第1側壁部3t1を軸線O方向に平行なストレート部としてもよい。但し、第1側壁部3t1をストレートに研削加工しても、加工の誤差や焼成による膨張で逆テーパ(先端側に向かって窄まるテーパ)となる場合もある。従って、このような場合を考慮して、第1側壁部3t1を後端側に向かってわずかに窄まるテーパとすると好ましい。
又、図6に示すように、ガスセンサ素子30における第1側壁部30t1、第2側壁部30t2をそれぞれ断面が曲線状のテーパとしてもよい。この場合も、ストレート部30vを基準にして点A1,A2を求める。
又、ガスセンサ素子としては、筒状の素子であれば、上記した酸素センサ素子(λセンサ素子)の他、アンモニアセンサ素子、HCセンサ素子、Hセンサ素子等に用いることができる。
3、30 ガスセンサ素子
3C(3CS、3CL、3CP) 外側電極
3e 湾曲部
3S 素子本体
3t1、30t1 第1側壁部
3t2、30t2 第2側壁部
20 主体金具
91 外側端子
93 筒状部
100 ガスセンサ
O 軸線

Claims (2)

  1. 軸線方向に延び、先端部が被測定ガスに晒されるガスセンサ素子であって、有底筒状の素子本体と、該ガスセンサ素子の先端部から後端部にわたって、該素子本体の外表面に設けられた外側電極と、を有するガスセンサ素子と;
    前記ガスセンサ素子の周囲を取り囲む主体金具と;
    前記ガスセンサ素子の後端部を径方向から包囲して前記外側電極と電気的に接続される筒状部であって、前記ガスセンサ素子の後端部に自身を外嵌した際に弾性力によって拡径する筒状部を有する外側端子と;
    を備えたガスセンサであって、
    前記ガスセンサ素子のうち、前記主体金具よりも後端側に露出する部位に、先端側から順に第1側壁部と第2側壁部とが隣接して形成され、
    前記第2側壁部は、前記第1側壁部よりも後端側に向かって窄まるテーパをなし、
    前記外側電極は、前記第1側壁部と前記第2側壁部とを跨いで形成されてなるガスセンサ。
  2. 前記第1側壁部も後端側に向かって窄まるテーパをなす請求項1に記載のガスセンサ。
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