JP2018164492A - 玩具セット、及び模擬食品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】幼児にも取扱いが容易であり、多様な模擬調理に用いることのできる模擬食品作成キット、及び玩具セットを提供する。また、実物に似た外観の、保存性の高い模擬食品を作成し得る、模擬食品作成キット、及び玩具セットを提供する。更に、幼児にも取扱いが容易であり、実物に似た外観の模擬食品を作成し得る製造方法を提供する。【解決手段】澱粉、防腐剤、接着剤、及び着色剤を含む(a)ベース材と、(b)炭酸ガス発生剤を含む膨張剤とを備えた、模擬食品作成キット。【選択図】図1
Description
本発明は、模擬食品作成キット、玩具セット、及び模擬食品の製造方法に関し、更に詳しくは、実際の食品を模した外観の模擬食品を作成する、模擬食品作成キット、玩具セット、及び模擬食品の製造方法に関する。
従来、ままごと遊びの道具として、小型のキッチンセット、鍋、食器等のままごとセットや、粘土、樹脂、木等の模擬食品等の様々な製品が提案されている。
ままごと遊びの調理感覚を楽しめる玩具としては、例えば、調味料容器に充填した温水又は冷水を模擬食品に付着させて、調味料が付着する前後の様相を色変化により視覚させ、繰り返しそれらの様相変化を楽しむことができる幼児向けの玩具が開示されている(特許文献1)。
ままごと遊びの調理感覚を楽しめる玩具としては、例えば、調味料容器に充填した温水又は冷水を模擬食品に付着させて、調味料が付着する前後の様相を色変化により視覚させ、繰り返しそれらの様相変化を楽しむことができる幼児向けの玩具が開示されている(特許文献1)。
実際の調理には、混ぜる、捏ねる、分割する、延ばす、成形する、揚げる、焼く等の様々な工程がある。しかしながら、特許文献1に開示された調理玩具は、模擬食品に、調味料を模した温水又は冷水を付着させて、温度変化による模擬食品の色を変化させることにより、調味料を付すことを模しているにすぎない。
本発明の目的は、幼児にも取扱いが容易であり、多様な模擬調理に用いることのできる模擬食品作成キット、及び玩具セットを提供するものである。また、実物に似た外観の、保存性の高い模擬食品を作成し得る、模擬食品作成キット、及び玩具セットを提供するものである。更に、幼児にも取扱いが容易であり、実物に似た外観の模擬食品を作成し得る製造方法を提供するものである。
本発明の目的は、幼児にも取扱いが容易であり、多様な模擬調理に用いることのできる模擬食品作成キット、及び玩具セットを提供するものである。また、実物に似た外観の、保存性の高い模擬食品を作成し得る、模擬食品作成キット、及び玩具セットを提供するものである。更に、幼児にも取扱いが容易であり、実物に似た外観の模擬食品を作成し得る製造方法を提供するものである。
上記課題は下記手段により達成することができる。すなわち、本発明は下記の通りである。
本発明に係る模擬食品作成キットは、澱粉、防腐剤、接着剤、及び着色剤を含む(a)ベース材と、炭酸ガス発生剤を含む(b)膨張剤とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る模擬食品作成キットにおいては、前記(a)ベース材は、さらに保湿剤を含んでいてもよい。
また、本発明に係る模擬食品作成キットにおいては、前記(a)ベース材は、さらに中空樹脂を含んでいてもよい。
また、本発明に係る模擬食品作成キットにおいては、前記(b)膨張剤は、さらに凝固剤を含む(b−1)膨張剤であってもよい。
また、本発明に係る模擬食品作成キットにおいては、前記(b)膨張剤は、さらにステアリン酸カルシウム、第一リン酸カルシウム、及びリン酸二水素カルシウムから選択される少なくとも1種を含む、(b−1)膨張剤であってもよい。
また、本発明に係る模擬食品作成キットにおいては、前記接着剤が、酢酸ビニルエマルジョン、エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン、及びアクリル−酢酸ビニル共重合体エマルジョンから選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。
また、本発明に係る模擬食品作成キットにおいては、前記凝固剤が、グルコノデルタラクトン、ニガリ、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム等のマグネシウム塩、硫酸カルシウム、塩化カルシウム、乳酸カルシウム、乳精カルシウム等のカルシウム塩、フマル酸から選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。
また、本発明に係る模擬食品作成キットは、さらに、(c)油性剤を備えていてもよい。
また、本発明に係る模擬食品作成キットにおいては、前記(c)油性剤が、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、2−エチルヘキサン酸セチル、テトライソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、及びトリ2−エチルヘキサン酸グリセリルから選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。
また、本発明に係る模擬食品作成キットにおいては、前記(c)油性剤が、さらに、オゾケライト、流動パラフィン、スクワレン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワラン、及びワセリンから選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。
本発明に係る玩具セットは、前記(a)ベース材と、前記(b)膨張剤とを混合した中間材を投入可能であって、フライヤーを模した器具、及びオーブンを模した器具の少なくとも一方の器具とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る玩具セットは、前記フライヤーを模した器具を備え、さらに酸性剤を含む(d)材料とを備えていてもよい。
また、本発明に係る玩具セットは、さらに、前記中間材の成形をガイドするガイド部を有するシート体を備えていてもよい。
また、本発明に係る玩具セットにおいては、前記シート体は、前記(a)ベース材の分割を指示する分割指示部を有していてもよい。
また、本発明に係る玩具セットにおいては、前記フライヤーを模した器具は、上面に第1の開口部が形成された第1の容器を備え、前記第1の容器には、前記第1の開口部から前記中間材、前記(d)材料及び液体を投入可能であってもよい。
また、本発明に係る玩具セットにおいては、前記オーブンを模した器具は、側面に第2の開口部が形成された第2の容器を備え、前記第2の容器には、前記第2の開口部から前記中間材を投入可能であってもよい。
本発明に係る模擬食品の製造方法は、澱粉、防腐剤、接着剤、及び着色剤を含む(a)ベース材と、(b)炭酸ガス発生剤を含む膨張剤とを混合した中間材を混練する第1の工程と、混練された中間材を成形する第2の工程と、成形された中間材を乾燥する第3の工程とを含むことを特徴とする。
本発明の模擬食品作成キット、及び玩具セットによれば、幼児にも取扱いが容易であり、多様な模擬調理に用いることのできる模擬食品作成キット、及び玩具セットを提供することができる。また、実物に似た外観の、保存性の高い模擬食品を作成し得る模擬食品作成キット、及び玩具セットを提供することができる。更に、幼児にも取扱いが容易であり、実物に似た外観の模擬食品を作成し得る製造方法を提供するものである。
以下、本発明の模擬食品作成キット、及び玩具セットについて説明する。
〔模擬食品作成キット〕
本発明の模擬食品作成キットは澱粉、防腐剤、接着剤、及び着色剤を含む(a)ベース材と、炭酸ガス発生剤を含む(b)膨張剤とを備える。
(a)ベース材と、(b)膨張剤とを混合した中間材を混練することにより、(a)ベース材中に(b)膨張剤が分散し、(a)ベース材中で炭酸ガスを発生して膨張し、ふっくらとした模擬食品を作成できる。
模擬食品作成キットは、さらに、(c)油性剤を備えていてもよい。
(a)ベース材は単独で用いて模擬食品を作成することもでき、(a)ベース材のみで作成した模擬食品と、(a)ベース材と(b)膨張剤とを用いて作成した模擬食品とを適宜組み合わせて多様な種類の模擬食品を作成することができる。
さらに、(a)ベース材と(c)油性剤とを用いて作成した模擬食品と、(a)ベース材と、(b)膨張剤と、(c)油性剤とを用いて作成した模擬食品とも組み合わせることで、さらに多様な種類の模擬食品を作成することができる。
〔模擬食品作成キット〕
本発明の模擬食品作成キットは澱粉、防腐剤、接着剤、及び着色剤を含む(a)ベース材と、炭酸ガス発生剤を含む(b)膨張剤とを備える。
(a)ベース材と、(b)膨張剤とを混合した中間材を混練することにより、(a)ベース材中に(b)膨張剤が分散し、(a)ベース材中で炭酸ガスを発生して膨張し、ふっくらとした模擬食品を作成できる。
模擬食品作成キットは、さらに、(c)油性剤を備えていてもよい。
(a)ベース材は単独で用いて模擬食品を作成することもでき、(a)ベース材のみで作成した模擬食品と、(a)ベース材と(b)膨張剤とを用いて作成した模擬食品とを適宜組み合わせて多様な種類の模擬食品を作成することができる。
さらに、(a)ベース材と(c)油性剤とを用いて作成した模擬食品と、(a)ベース材と、(b)膨張剤と、(c)油性剤とを用いて作成した模擬食品とも組み合わせることで、さらに多様な種類の模擬食品を作成することができる。
<(a)ベース材>
本発明における(a)ベース材は、澱粉、防腐剤、接着剤、及び着色剤を含む。
本発明の模擬食品作成キットは、防腐剤を含むことにより、本発明の模擬食品作成キットを用いて作成した模擬食品が、長期間にわたり保存可能となる。
本発明における(a)ベース材は、澱粉、防腐剤、接着剤、及び着色剤を含む。
本発明の模擬食品作成キットは、防腐剤を含むことにより、本発明の模擬食品作成キットを用いて作成した模擬食品が、長期間にわたり保存可能となる。
(澱粉)
本発明で用いる澱粉としては、タピオカ澱粉、馬鈴薯澱粉、コーンスターチ、ワキシ―コーンスターチ、小麦澱粉、米澱粉等が挙げられる。澱粉の含有量は、(a)ベース材全量中70〜95質量%であることが好ましく、更に好ましくは、90〜95質量%である。
本発明で用いる澱粉としては、タピオカ澱粉、馬鈴薯澱粉、コーンスターチ、ワキシ―コーンスターチ、小麦澱粉、米澱粉等が挙げられる。澱粉の含有量は、(a)ベース材全量中70〜95質量%であることが好ましく、更に好ましくは、90〜95質量%である。
(防腐剤)
防腐剤としては、安息香酸ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エチル、ピロ亜硫酸ナトリウムから選択される少なくとも1種等が挙げられる。
防腐剤としては、安息香酸ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エチル、ピロ亜硫酸ナトリウムから選択される少なくとも1種等が挙げられる。
(接着剤)
接着剤は、酢酸ビニルエマルジョン、エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン、及びアクリル−酢酸ビニル共重合体エマルジョンから選択される少なくとも1種であることが好ましく、酢酸ビニルエマルジョンであることがより好ましい。接着剤には、さらに、ポリビニルアルコールや、酢酸ビニルモノマーを添加してもよい。接着剤の含有量は、(a)ベース材が適度な柔軟性と造形性を有する範囲であれば特に制限はなく、(a)ベース材中に0.1質量%から5質量%であることが好ましい。
接着剤は、酢酸ビニルエマルジョン、エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン、及びアクリル−酢酸ビニル共重合体エマルジョンから選択される少なくとも1種であることが好ましく、酢酸ビニルエマルジョンであることがより好ましい。接着剤には、さらに、ポリビニルアルコールや、酢酸ビニルモノマーを添加してもよい。接着剤の含有量は、(a)ベース材が適度な柔軟性と造形性を有する範囲であれば特に制限はなく、(a)ベース材中に0.1質量%から5質量%であることが好ましい。
(着色剤)
着色剤としては、食品用として許容される着色剤であれば、天然色素、合成色素を問わず、特に制限なく用いることができる。
天然色素の例としては、アナトー色素,クチナシ黄色素,デュナリエラカロチン,ニンジンカロチン,パーム油カロチン,トマト色素及びパプリカ色素等のカロチノイド系色素;アカネ色素,コチニール色素,シコン色素及びラック色素等のキノン系色素;赤キャベツ色素,シソ色素,ハイビスカス色素,ブドウ果汁色素,ブドウ果皮色素,紫イモ色素、紫コーン色素,エルダーベリー色素及びボイセンベリー色素等のアントシアニン骨格を有する色素;カカオ色素,コウリャン色素,シタン色素,タマネギ色素,タマリンド色素,カキ色素,カロブ色素,カンゾウ色素,スオウ色素,ベニバナ赤色素及びベニバナ黄色素等のフラボノイド系色素;クロロフィリン,クロロフィル及びスピルリナ色素等のポルフィリン系色素;ウコン色素等のジケトン系色素;紅麹色素等のアザフィロン系色素;ビートレッド等のベタシアニン系色素;その他、紅麹黄色素、カラメル、クチナシ青色素、クチナシ赤色素、金、銀、アルミニウムが挙げられるが、これらに限定されない。
着色剤としては、食品用として許容される着色剤であれば、天然色素、合成色素を問わず、特に制限なく用いることができる。
天然色素の例としては、アナトー色素,クチナシ黄色素,デュナリエラカロチン,ニンジンカロチン,パーム油カロチン,トマト色素及びパプリカ色素等のカロチノイド系色素;アカネ色素,コチニール色素,シコン色素及びラック色素等のキノン系色素;赤キャベツ色素,シソ色素,ハイビスカス色素,ブドウ果汁色素,ブドウ果皮色素,紫イモ色素、紫コーン色素,エルダーベリー色素及びボイセンベリー色素等のアントシアニン骨格を有する色素;カカオ色素,コウリャン色素,シタン色素,タマネギ色素,タマリンド色素,カキ色素,カロブ色素,カンゾウ色素,スオウ色素,ベニバナ赤色素及びベニバナ黄色素等のフラボノイド系色素;クロロフィリン,クロロフィル及びスピルリナ色素等のポルフィリン系色素;ウコン色素等のジケトン系色素;紅麹色素等のアザフィロン系色素;ビートレッド等のベタシアニン系色素;その他、紅麹黄色素、カラメル、クチナシ青色素、クチナシ赤色素、金、銀、アルミニウムが挙げられるが、これらに限定されない。
合成色素の例としては、赤色2号、赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号、青色2号、緑色3号等のタール系色素;三二酸化鉄や二酸化チタンなどの無機顔料;ノルビキシNa・K,銅クロロフィル,銅クロロフィリンNa及び鉄クロロフィリンNa等の天然色素誘導体;並びにβ−カロチン,リボフラビン,リボフラビン酪酸エステル及びリボフラビン5’−リン酸エステルNa等の合成天然色素などの合成着色料が挙げられるが、これらに限定されない。
着色剤の含有量は、特に制限はなく、(a)ベース材中に0.1質量%から5質量%含有することが好ましい。
着色剤の含有量は、特に制限はなく、(a)ベース材中に0.1質量%から5質量%含有することが好ましい。
(保湿剤)
(a)ベース材は、さらに保湿剤を含むことが好ましい。保湿剤を含むことにより、(a)ベース材の粘度を調整することができる。
本発明に用いる保湿剤としては、プロピレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール等が挙げられる。保湿剤の含有量は、(a)ベース材が適度な柔軟性と造形性を有する範囲であれば特に制限はなく、(a)ベース材中に0.1質量%から3質量%含有することが好ましい。
(a)ベース材は、さらに保湿剤を含むことが好ましい。保湿剤を含むことにより、(a)ベース材の粘度を調整することができる。
本発明に用いる保湿剤としては、プロピレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール等が挙げられる。保湿剤の含有量は、(a)ベース材が適度な柔軟性と造形性を有する範囲であれば特に制限はなく、(a)ベース材中に0.1質量%から3質量%含有することが好ましい。
(中空樹脂)
(a)ベース材は、さらに中空樹脂を含むことが好ましい。
中空樹脂は、合成樹脂製の微小中空粒子であることが好ましく、例えば、軽量粘土用の素材等として市販されているものを用いることができる。合成樹脂としては、例えば、アクリル共重合体等が用いられている。例えば、メチルメタクリレート−アクリロニトリル共重合樹脂、酢酸ビニル−アクリロニトリル共重合樹脂、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合樹脂、アクリロニトリル樹脂等が用いられている。中空樹脂としては、いわゆる「熱可塑性樹脂製のマイクロバルーン」を用いることができ、その粒径は、一般に、5〜150μmの範囲程度である。
中空樹脂の含有量は、特に制限はなく、(a)ベース材中に1質量%から10質量%含有することが好ましい。
(a)ベース材は、さらに中空樹脂を含むことが好ましい。
中空樹脂は、合成樹脂製の微小中空粒子であることが好ましく、例えば、軽量粘土用の素材等として市販されているものを用いることができる。合成樹脂としては、例えば、アクリル共重合体等が用いられている。例えば、メチルメタクリレート−アクリロニトリル共重合樹脂、酢酸ビニル−アクリロニトリル共重合樹脂、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合樹脂、アクリロニトリル樹脂等が用いられている。中空樹脂としては、いわゆる「熱可塑性樹脂製のマイクロバルーン」を用いることができ、その粒径は、一般に、5〜150μmの範囲程度である。
中空樹脂の含有量は、特に制限はなく、(a)ベース材中に1質量%から10質量%含有することが好ましい。
本発明における(a)ベース材には、前記成分以外の他の成分を含有させることができる。他の成分としては、例えば、水、薄力粉、中力粉、強力粉等の小麦粉の他、ライ麦粉、大麦粉、そば粉、米粉等の穀粉;加工澱粉、サラダ油等の油脂類、安定剤、合成糊剤、乳化剤、増粘剤、香料、着色料等の添加物等が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
<(b)膨張剤>
本発明の模擬食品作成キットにおける(b)膨張剤は、(a)ベース材と混合して中間材を作成し得る。中間材は、模擬食品の生地とすることができ、捏ねる、分割する、延ばす、成形する等の調理を模した工程に使用し得る。(b)膨張剤は炭酸ガス発生剤を含み、(a)ベース材と混合することにより中間材中で炭酸ガスを発生して気泡を生じ、生地を膨張させることができる。
(b)膨張剤はさらに凝固剤を含む(b−1)膨張剤であってもよく、炭酸ガス発生剤を主成分とする(b−2)膨張剤であってもよい。
作成する模擬食品の種類によって(a)ベース材に混合する(b)膨張剤を選択できるよう、模擬食品作成キットは、(b−1)膨張剤と、(b−2)膨張剤とを備えることが好ましい。
(a)ベース材と(b−1)膨張剤とを用いて作成する模擬食品としては、例えば、パン、焼き菓子等が挙げられ、(b−2)膨張剤とを用いて作成する模擬食品としては、例えば、ナゲット、フライドポテト、チキンフライ等の揚げ物;ドーナツ等の揚げ菓子等が挙げられる。
本発明の模擬食品作成キットにおける(b)膨張剤は、(a)ベース材と混合して中間材を作成し得る。中間材は、模擬食品の生地とすることができ、捏ねる、分割する、延ばす、成形する等の調理を模した工程に使用し得る。(b)膨張剤は炭酸ガス発生剤を含み、(a)ベース材と混合することにより中間材中で炭酸ガスを発生して気泡を生じ、生地を膨張させることができる。
(b)膨張剤はさらに凝固剤を含む(b−1)膨張剤であってもよく、炭酸ガス発生剤を主成分とする(b−2)膨張剤であってもよい。
作成する模擬食品の種類によって(a)ベース材に混合する(b)膨張剤を選択できるよう、模擬食品作成キットは、(b−1)膨張剤と、(b−2)膨張剤とを備えることが好ましい。
(a)ベース材と(b−1)膨張剤とを用いて作成する模擬食品としては、例えば、パン、焼き菓子等が挙げられ、(b−2)膨張剤とを用いて作成する模擬食品としては、例えば、ナゲット、フライドポテト、チキンフライ等の揚げ物;ドーナツ等の揚げ菓子等が挙げられる。
(b−1)膨張剤は炭酸ガス発生剤を含み、さらに凝固剤を含む。
炭酸ガス発生物質は、無害の炭酸塩であることが好ましく、例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム等が挙げられ、炭酸水素ナトリウムであることがより好ましい。
凝固剤としては、グルコノデルタラクトン、ニガリ、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム等のマグネシウム塩、硫酸カルシウム、塩化カルシウム、乳酸カルシウム、乳精カルシウム等のカルシウム塩、フマル酸等の有機酸から選択される少なくとも1種であることが好ましく、グルコノデルタラクトンであることが好ましい。(b−1)膨張剤は、さらにステアリン酸カルシウム、第一リン酸カルシウム、及びリン酸二水素カルシウムから選択される少なくとも1種を含んでいてもよく、ステアリン酸カルシウムを含むことがより好ましい。
(b−1)膨張剤は(a)ベース材中で炭酸ガスを発生し、ふっくらとした模擬食品を作成できる。
(b−1)膨張剤における炭酸ガス発生剤の含有量は(b−1)膨張剤全量中20質量%から40質量%であることが好ましい。凝固剤の含有量は(b−1)膨張剤全量中1質量%から40質量%であることが好ましく、ステアリン酸カルシウム、第一リン酸カルシウム、リン酸二水素カルシウムから選択される少なくとも1種の含有量は膨張剤全量中1質量%から40質量%であることが好ましい。
炭酸ガス発生物質は、無害の炭酸塩であることが好ましく、例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム等が挙げられ、炭酸水素ナトリウムであることがより好ましい。
凝固剤としては、グルコノデルタラクトン、ニガリ、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム等のマグネシウム塩、硫酸カルシウム、塩化カルシウム、乳酸カルシウム、乳精カルシウム等のカルシウム塩、フマル酸等の有機酸から選択される少なくとも1種であることが好ましく、グルコノデルタラクトンであることが好ましい。(b−1)膨張剤は、さらにステアリン酸カルシウム、第一リン酸カルシウム、及びリン酸二水素カルシウムから選択される少なくとも1種を含んでいてもよく、ステアリン酸カルシウムを含むことがより好ましい。
(b−1)膨張剤は(a)ベース材中で炭酸ガスを発生し、ふっくらとした模擬食品を作成できる。
(b−1)膨張剤における炭酸ガス発生剤の含有量は(b−1)膨張剤全量中20質量%から40質量%であることが好ましい。凝固剤の含有量は(b−1)膨張剤全量中1質量%から40質量%であることが好ましく、ステアリン酸カルシウム、第一リン酸カルシウム、リン酸二水素カルシウムから選択される少なくとも1種の含有量は膨張剤全量中1質量%から40質量%であることが好ましい。
(b−1)膨張剤には、前記成分以外の他の成分を含有させることができる。他の成分としては、例えば、炭酸ガス発生物質、コーンスターチ、薄力粉、中力粉、強力粉等の小麦粉の他、ライ麦粉、大麦粉、そば粉、米粉等の穀粉;加工澱粉、サラダ油等の油脂類、安定剤、合成糊剤、乳化剤、増粘剤、香料、着色料等が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
(b−1)膨張剤はベーキングパウダーであることが好ましい。
(b−1)膨張剤はベーキングパウダーであることが好ましい。
(b−2)膨張剤は、炭酸ガス発生剤を主成分として含み、炭酸ガス発生剤としては、炭酸水素ナトリウム(重曹)であることが好ましく、(b−2)膨張剤が重曹であることがより好ましい。
(b−2)膨張剤は、(b−1)膨張剤と比べ炭酸ガス発生剤の含有量が高いため、(a)ベース材中で多量の炭酸ガスを発生し、よりふっくらとした模擬食品を作成できる。また、後述の模擬揚げ油中の酸と反応して発生する炭酸ガスにより、模擬食品の表面に凹凸を生じるため、揚げ物を模した食品の作成に用いるとより実物に近い模擬食品が作成できる。
(b−2)膨張剤は、(b−1)膨張剤と比べ炭酸ガス発生剤の含有量が高いため、(a)ベース材中で多量の炭酸ガスを発生し、よりふっくらとした模擬食品を作成できる。また、後述の模擬揚げ油中の酸と反応して発生する炭酸ガスにより、模擬食品の表面に凹凸を生じるため、揚げ物を模した食品の作成に用いるとより実物に近い模擬食品が作成できる。
<(c)油性剤>
本発明の模擬食品作成キットは、さらに、(c)油性剤を備えることが好ましい。
(c)油性剤を、成形した模擬食品に塗布することにより、焼き色を模したてりや色を付けることができる。また、実際のパンや菓子の製造の際に、上面に溶き卵や牛乳等を塗る工程を模すこともできる。
本発明の模擬食品作成キットは、さらに、(c)油性剤を備えることが好ましい。
(c)油性剤を、成形した模擬食品に塗布することにより、焼き色を模したてりや色を付けることができる。また、実際のパンや菓子の製造の際に、上面に溶き卵や牛乳等を塗る工程を模すこともできる。
(c)油性剤は、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、2−エチルヘキサン酸セチル、テトライソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリルから選択される少なくとも1種を含むことが好ましく、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチルを含むことがより好ましい。
(c)油性剤は、さらに、炭化水素油を含むことが好ましく、オゾケライト、流動パラフィン、スクワレン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワラン、ワセリンから選択される少なくとも1種を含むことがさらに好ましく、オゾケライトを含むことがより好ましい。
また、(c)油性剤は、さらに、高級アルコール類、極性油分、植物性油等の油成分を含んでいてもよい。(c)油性剤には、前記成分以外の他の成分を含有させることができる。他の成分としては、例えば、保湿剤、保形剤、防腐剤、香料、着色料等の添加物等が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、(c)油性剤は、さらに、高級アルコール類、極性油分、植物性油等の油成分を含んでいてもよい。(c)油性剤には、前記成分以外の他の成分を含有させることができる。他の成分としては、例えば、保湿剤、保形剤、防腐剤、香料、着色料等の添加物等が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
〔玩具セット〕
本発明は、前記模擬食品作成キットと、前記(a)ベース材と、前記(b)膨張剤とを混合した中間材を投入可能であって、フライヤーを模した器具、及びオーブンを模した器具の少なくとも一方の器具とを備える玩具セットにも関する。
玩具セットは前記フライヤーを模した器具を備え、さらに酸性剤を含む(d)材料とを備えていてもよい。
本発明は、前記模擬食品作成キットと、前記(a)ベース材と、前記(b)膨張剤とを混合した中間材を投入可能であって、フライヤーを模した器具、及びオーブンを模した器具の少なくとも一方の器具とを備える玩具セットにも関する。
玩具セットは前記フライヤーを模した器具を備え、さらに酸性剤を含む(d)材料とを備えていてもよい。
<(d)材料>
(d)材料が含む酸性剤としては、クエン酸、酢酸、乳酸、リンゴ酸、アジピン酸、フマル酸、酒石酸、アスコルビン酸などの有機酸、及びこれらの塩類が挙げられ、クエン酸であることが好ましい。
(d)材料には、酸性剤以外の他の成分を含有させることができる。他の成分としては、例えば、二酸化ケイ素、着色料(好ましくは黄色4号)等の添加物等が挙げられる。
(d)材料は液体と混合することにより模擬揚げ油を作成できる。
(d)材料が含む酸性剤としては、クエン酸、酢酸、乳酸、リンゴ酸、アジピン酸、フマル酸、酒石酸、アスコルビン酸などの有機酸、及びこれらの塩類が挙げられ、クエン酸であることが好ましい。
(d)材料には、酸性剤以外の他の成分を含有させることができる。他の成分としては、例えば、二酸化ケイ素、着色料(好ましくは黄色4号)等の添加物等が挙げられる。
(d)材料は液体と混合することにより模擬揚げ油を作成できる。
液体としては、例えば水を挙げることができ、好ましくは10℃から40℃、より好ましくは20℃から30℃の水である。液体としてこの温度範囲の水を用いて模擬揚げ油を作成すると、中間材を投入した際に、中間材中に含まれる(b)膨張剤の一成分である炭酸ガス発生剤と、(d)材料中に含有される酸性剤との反応が促進され、炭酸ガスが発生しやすくなる。
生地の表面及び内部に炭酸ガスが発生し泡を生じることにより、浮力が作用して実際に揚げ物を挙げるように、成形した中間材(生地)は模擬揚げ油の上面に浮いてくる。また、発生した炭酸ガスにより生地の表面に凹凸を生じ、実際の揚げ物に近い外観の模擬食品を作成することができる。
生地の表面及び内部に炭酸ガスが発生し泡を生じることにより、浮力が作用して実際に揚げ物を挙げるように、成形した中間材(生地)は模擬揚げ油の上面に浮いてくる。また、発生した炭酸ガスにより生地の表面に凹凸を生じ、実際の揚げ物に近い外観の模擬食品を作成することができる。
図1は、本発明の実施形態を説明するための、フライヤーを模した器具の一例を示す。フライヤーを模した器具10は、上面に第1の開口部1が形成された第1の容器2を備える。
前記第1の容器2には、前記第1の開口部1から前記中間材、前記(d)材料及び液体を投入可能である。液体(好ましくは水)と(d)材料を第1の容器2に投入して作成した模擬揚げ油4に、成形した中間材5を投入することにより、揚げ物の調理を模すことができる。
前記第1の容器2には、前記第1の開口部1から前記中間材、前記(d)材料及び液体を投入可能である。液体(好ましくは水)と(d)材料を第1の容器2に投入して作成した模擬揚げ油4に、成形した中間材5を投入することにより、揚げ物の調理を模すことができる。
図2は、本発明の実施形態を説明するための、オーブンを模した器具の一例を示す。オーブンを模した器具20は、側面に第2の開口部15が形成された第2の容器11を備え、前記第2の容器11には、前記第2の開口部15から前記中間材5を投入可能である。第2の容器11には、右側面および左側面に、トレイ12の両端部を係止する係止部13が設けられている。トレイ12の両端部を係止部13に係止することによって、第2の容器11内が上側領域と下側領域に区切られ、2つのトレイ12を同時に投入できる。トレイ12に成形した中間材5を載せて第2の容器11に投入することにより、オーブンを使用した調理を模すことができる。
また、オーブンを模した器具20は、上面に第3の容器14を備えていてもよく、容器14には(c)油性剤を投入可能である。(c)油性剤をオーブンより出した中間材に塗布することにより、焼き色を模したてりや色を付けた模擬食品を作成することができる。
また、オーブンを模した器具20は、上面に第3の容器14を備えていてもよく、容器14には(c)油性剤を投入可能である。(c)油性剤をオーブンより出した中間材に塗布することにより、焼き色を模したてりや色を付けた模擬食品を作成することができる。
本発明にかかる玩具セットは、さらに、前記中間材の成形をガイドするガイド部を有するシート体を備えていることが好ましい。
図3は、本発明の実施形態を説明するための、シート体の一例を示す。
シート体30は、前記(a)ベース材の分割を指示する分割指示部21を有することが好ましい。分割指示部を有することにより、幼児にも簡単に必要量に(a)ベース材を分割できる。
シート体30が、中間材の成形をガイドするガイド部22を有することにより、幼児にも中間材の混練や、混練後の生地の分割が容易に可能となり、模擬食品を成形しやすくなる。
図3は、本発明の実施形態を説明するための、シート体の一例を示す。
シート体30は、前記(a)ベース材の分割を指示する分割指示部21を有することが好ましい。分割指示部を有することにより、幼児にも簡単に必要量に(a)ベース材を分割できる。
シート体30が、中間材の成形をガイドするガイド部22を有することにより、幼児にも中間材の混練や、混練後の生地の分割が容易に可能となり、模擬食品を成形しやすくなる。
〔模擬食品の製造方法〕
本発明の模擬食品の製造方法は、澱粉、防腐剤、接着剤、及び着色剤を含む(a)ベース材と、炭酸ガス発生剤を含む(b)膨張剤とを混合した中間材を混練する第1の工程と、
混練された中間材を成形する第2の工程と、
成形された中間材を乾燥する第3の工程とを含むものである。
本発明の製造方法により、幼児にも取扱いが容易であり、実物に似た外観の、保存性の高い模擬食品を製造し得る。
本発明の模擬食品の製造方法は、澱粉、防腐剤、接着剤、及び着色剤を含む(a)ベース材と、炭酸ガス発生剤を含む(b)膨張剤とを混合した中間材を混練する第1の工程と、
混練された中間材を成形する第2の工程と、
成形された中間材を乾燥する第3の工程とを含むものである。
本発明の製造方法により、幼児にも取扱いが容易であり、実物に似た外観の、保存性の高い模擬食品を製造し得る。
澱粉、防腐剤、接着剤、及び着色剤を含む(a)ベース材と、炭酸ガス発生剤を含む(b)膨張剤は、上述したものと同様のものを用いることができ、好ましいものも同様である。
(a)ベース材と、(b)膨張剤との混合は、特に制限はないが(a)ベース材を薄く延ばし、その中央付近に(b)膨張剤を振りかけて(a)ベース材を三つ折り状に畳むことにより(b)膨張剤を包み込み混合できる。また、(a)ベース材と、(b)膨張剤とを混合した中間材を、例えば、薄く延ばして三つ折り状に畳む操作を5〜15回、好ましくは7〜10回繰り返すことにより混練できる。
本発明の製造方法にはシート体を用いることができ、シート体の分割指示部に従って分割したベース材を、ガイド部に従って延ばすと、適当な厚みに中間材を延ばすことができる。
(a)ベース材と、(b)膨張剤との混合割合は、作成する模擬食品の種類により適宜調整できるが、成形した中間材が1.1〜3倍の大きさ、好ましくは1.1〜2倍の大きさに膨張する程度添加することが好ましい。(a)ベース材100質量部に対し、(b)膨張剤が0.1〜10質量部であることが好ましい。
(a)ベース材と、(b)膨張剤との混合は、特に制限はないが(a)ベース材を薄く延ばし、その中央付近に(b)膨張剤を振りかけて(a)ベース材を三つ折り状に畳むことにより(b)膨張剤を包み込み混合できる。また、(a)ベース材と、(b)膨張剤とを混合した中間材を、例えば、薄く延ばして三つ折り状に畳む操作を5〜15回、好ましくは7〜10回繰り返すことにより混練できる。
本発明の製造方法にはシート体を用いることができ、シート体の分割指示部に従って分割したベース材を、ガイド部に従って延ばすと、適当な厚みに中間材を延ばすことができる。
(a)ベース材と、(b)膨張剤との混合割合は、作成する模擬食品の種類により適宜調整できるが、成形した中間材が1.1〜3倍の大きさ、好ましくは1.1〜2倍の大きさに膨張する程度添加することが好ましい。(a)ベース材100質量部に対し、(b)膨張剤が0.1〜10質量部であることが好ましい。
混練された中間材の成形には、特に制限はなく、そのまま粘土のように成形する、薄く延ばしてカットする、型に充填する等により成形することができる。薄く延ばしてカットする場合、本発明にかかるシート体を用いてもよい。シート体のガイド図に従って中間材を延ばし、ガイド線に従いスケッパー等を用いてカットすることで、中間材を実物に近い外観の模擬食品に成形可能となる。
成形した中間材は、乾燥させることにより模擬食品を製造することができる。
乾燥は、樹脂製のシート上で静置することで乾燥させることが好ましい。樹脂の種類には特に制限はなく、中間材が付着しにくい素材であればよい。静置の期間は好ましくは1〜5日、より好ましくは2〜3日である。中間材の粘度が低下し表面が硬くなればよい。
(b)膨張剤として、(b−2)膨張剤を用いた場合、乾燥の前に、揚げ物を模して液体に投入することもできる。液体より引き揚げた中間材は液体を切り乾燥させることが好ましい。液体は水であることが好ましく、水に上述の(d)材料を加えた模擬揚げ油であることが好ましい。
乾燥は、樹脂製のシート上で静置することで乾燥させることが好ましい。樹脂の種類には特に制限はなく、中間材が付着しにくい素材であればよい。静置の期間は好ましくは1〜5日、より好ましくは2〜3日である。中間材の粘度が低下し表面が硬くなればよい。
(b)膨張剤として、(b−2)膨張剤を用いた場合、乾燥の前に、揚げ物を模して液体に投入することもできる。液体より引き揚げた中間材は液体を切り乾燥させることが好ましい。液体は水であることが好ましく、水に上述の(d)材料を加えた模擬揚げ油であることが好ましい。
本発明の製造方法により製造した模擬食品は、(a)ベース材のみで作成した模擬食品とも適宜組み合わせることもでき、多種の模擬食品を製造することができる。
本発明の模擬食品作成キット、及び玩具セットは、幼児にも取扱いが容易であり、多様な模擬調理に用いることができる。また、実物に似た外観の、保存性の高い模擬食品を作成できる模擬食品作成キット、及び玩具セットである。更に、幼児にも取扱いが容易であり、実物に似た外観の模擬食品を作成し得る製造方法である。
以下に実施例を挙げて本発明の特徴を更に具体的に説明する。以下の実施例に示す材料、使用量、割合、手順等は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更することができる。したがって、本発明の範囲は以下に示す具体例により限定的に解釈されるべきものではない。
〔実施例1〕
ベース材(澱粉90質量%、酢酸ビニルエマルジョン1質量%、微小中空樹脂5質量%、防腐剤1%、その他添加剤3質量%)をシート体30の上で分割指示部22に従い分割した。分割したベース材をガイド線に従い延ばし棒で伸ばし、中央付近にベーキングパウダーを加え、ベース材を三つ折り状に畳むことによりベーキングパウダーを包み込んで混合し中間材を得た。この中間材をガイド線に従い延ばし棒で伸ばし、三つ折り状に畳む操作を8回繰り返し混練した。混練した中間材を模擬パンの生地として型に入れたものを二つ作成し、模擬オーブンに投入した。20分後、約1.2倍の厚さに膨らんだ模擬パンの生地を型から外し、2日間樹脂製のシートの上で静置して乾燥させ模擬パンを作成した。
模擬パンの表面にはスポンジにて(c)油性剤(テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、水添ロジン、オゾケライト、保湿剤、保形剤、防腐剤、香料、及び着色料の混合物)を塗布し、焼き色を模した色を付した。
ベース材(澱粉90質量%、酢酸ビニルエマルジョン1質量%、微小中空樹脂5質量%、防腐剤1%、その他添加剤3質量%)をシート体30の上で分割指示部22に従い分割した。分割したベース材をガイド線に従い延ばし棒で伸ばし、中央付近にベーキングパウダーを加え、ベース材を三つ折り状に畳むことによりベーキングパウダーを包み込んで混合し中間材を得た。この中間材をガイド線に従い延ばし棒で伸ばし、三つ折り状に畳む操作を8回繰り返し混練した。混練した中間材を模擬パンの生地として型に入れたものを二つ作成し、模擬オーブンに投入した。20分後、約1.2倍の厚さに膨らんだ模擬パンの生地を型から外し、2日間樹脂製のシートの上で静置して乾燥させ模擬パンを作成した。
模擬パンの表面にはスポンジにて(c)油性剤(テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、水添ロジン、オゾケライト、保湿剤、保形剤、防腐剤、香料、及び着色料の混合物)を塗布し、焼き色を模した色を付した。
次に、分割したベース材をハンバーグ型に入れ、型から外し、2日間樹脂製のシートの上で静置して乾燥させ模擬ハンバーグを作成した。同様に、ピクルス型とレタス型を用いて模擬ピクルスと、模擬レタスを作成した。
分割したベース材をガイド線に従い延ばし棒で伸ばし、ガイド線に従いスケッパーで切り、2日間上記で作成した模擬ハンバーグの上で静置して乾燥させ模擬スライスチーズを作成した。
作成した模擬ハンバーグ、模擬スライスチーズ、模擬ピクルス、及び模擬レタスを模擬パンで挟み、模擬ハンバーガーを作成した。
分割したベース材をガイド線に従い延ばし棒で伸ばし、ガイド線に従いスケッパーで切り、2日間上記で作成した模擬ハンバーグの上で静置して乾燥させ模擬スライスチーズを作成した。
作成した模擬ハンバーグ、模擬スライスチーズ、模擬ピクルス、及び模擬レタスを模擬パンで挟み、模擬ハンバーガーを作成した。
〔実施例2〕
澱粉90%、防腐剤、接着剤、及び着色剤を含むベース材をシート体30の上で分割指示部22に従い分割した。分割したベース材をガイド線に従い延ばし棒で伸ばし、中央付近に重曹を加え、ベース材を三つ折り状に畳むことにより重曹を包み込んで混合し中間材を得た。この中間材をガイド線に従い延ばし棒で伸ばし、三つ折り状に畳む操作を8回繰り返し混練した。混練した中間材をガイド線に従いスケッパーで切り、模擬フライドポテトの生地を作成した。
模擬フライヤーの第1の容器2に、30℃の水と、(d)材料(クエン酸、二酸化ケイ素、黄色4号の混合物)を入れ、模擬揚げ油4を作成した。模擬揚げ油4に上記で作成した模擬フライドポテトの生地を投入した。模擬フライドポテトの生地の表面及び内部より炭酸ガスが発生し、模擬フライドポテトの生地が模擬揚げ油4の表面に浮いた。これをトングで取り出し、模擬揚げ油4を切り、樹脂製のシートの上で乾燥させ模擬フライドポテトを作成した。
澱粉90%、防腐剤、接着剤、及び着色剤を含むベース材をシート体30の上で分割指示部22に従い分割した。分割したベース材をガイド線に従い延ばし棒で伸ばし、中央付近に重曹を加え、ベース材を三つ折り状に畳むことにより重曹を包み込んで混合し中間材を得た。この中間材をガイド線に従い延ばし棒で伸ばし、三つ折り状に畳む操作を8回繰り返し混練した。混練した中間材をガイド線に従いスケッパーで切り、模擬フライドポテトの生地を作成した。
模擬フライヤーの第1の容器2に、30℃の水と、(d)材料(クエン酸、二酸化ケイ素、黄色4号の混合物)を入れ、模擬揚げ油4を作成した。模擬揚げ油4に上記で作成した模擬フライドポテトの生地を投入した。模擬フライドポテトの生地の表面及び内部より炭酸ガスが発生し、模擬フライドポテトの生地が模擬揚げ油4の表面に浮いた。これをトングで取り出し、模擬揚げ油4を切り、樹脂製のシートの上で乾燥させ模擬フライドポテトを作成した。
〔実施例3〕
中間材をフライドポテト型、及びチキンナゲット型にそれぞれ入れた以外は実施例2と同様にして、模擬フライドポテト、及びチキンナゲットを作成した。
中間材をフライドポテト型、及びチキンナゲット型にそれぞれ入れた以外は実施例2と同様にして、模擬フライドポテト、及びチキンナゲットを作成した。
1第1の開口部
2第2の容器
4模擬揚げ油
5中間材
10フライヤーを模した器具
11第2の容器
12トレイ
13係止部
14第3の容器
15第2の開口部
20オーブンを模した器具
21分割指示部
22ガイド部
30シート体
2第2の容器
4模擬揚げ油
5中間材
10フライヤーを模した器具
11第2の容器
12トレイ
13係止部
14第3の容器
15第2の開口部
20オーブンを模した器具
21分割指示部
22ガイド部
30シート体
本発明は、玩具セット、及び模擬食品の製造方法に関し、更に詳しくは、実際の食品を模した外観の模擬食品を作成する、玩具セット、及び模擬食品の製造方法に関する。
従来、ままごと遊びの道具として、小型のキッチンセット、鍋、食器等のままごとセットや、粘土、樹脂、木等の模擬食品等の様々な製品が提案されている。ままごと遊びの調理感覚を楽しめる玩具としては、例えば、調味料容器に充填した温水又は冷水を模擬食品に付着させて、調味料が付着する前後の様相を色変化により視覚させ、繰り返しそれらの様相変化を楽しむことができる幼児向けの玩具が開示されている(特許文献1)。
実際の調理には、混ぜる、捏ねる、分割する、延ばす、成形する、揚げる、焼く等の様々な工程がある。しかしながら、特許文献1に開示された調理玩具は、模擬食品に、調味料を模した温水又は冷水を付着させて、温度変化による模擬食品の色を変化させることにより、調味料を付すことを模しているにすぎない。本発明の目的は、幼児にも取扱いが容易であり、多様な模擬調理に用いることのできる玩具セットを提供するものである。また、実物に似た外観の、保存性の高い模擬食品を作成し得る、玩具セットを提供するものである。更に、幼児にも取扱いが容易であり、実物に似た外観の模擬食品を作成し得る製造方法を提供するものである。
本発明に係る玩具設セットは、保存性を有する模擬食品作成キットと、シート体とを含み、前記模擬食品作成キットは、澱粉、防腐剤、接着剤、及び着色剤を含む(a)ベース材と、炭酸ガス発生剤を含む(b)膨張剤とを備え、前記シート体は、前記(a)ベース材の分割を指示する分割指示部と、前記(a)ベース材と、前記(b)膨張剤とを混合した中間材の成形をガイドするガイド部とを備える。
また、本発明に係る玩具セットにおいては、前記(a)ベース材は、さらに保湿剤を含んでいてもよい。
また、本発明に係る玩具セットにおいては、前記(a)ベース材は、さらに中空樹脂を含んでいてもよい。
また、本発明に係る玩具セットにおいては、前記(b)膨張剤は、さらに凝固剤を含む(b−1)膨張剤であってもよい。
また、本発明に係る玩具セットにおいては、前記(b)膨張剤は、さらにステアリン酸カルシウム、第一リン酸カルシウム、及びリン酸二水素カルシウムから選択される少なくとも1種を含む、(b−1)膨張剤であってもよい。
また、本発明に係る玩具セットにおいては、前記接着剤が、酢酸ビニルエマルジョン、エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン、及びアクリル−酢酸ビニル共重合体エマルジョンから選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。
また、本発明に係る玩具セットにおいては、前記凝固剤が、グルコノデルタラクトン、ニガリ、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム等のマグネシウム塩、硫酸カルシウム、塩化カルシウム、乳酸カルシウム、乳精カルシウム等のカルシウム塩、フマル酸から選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。
また、本発明に係る玩具セットは、さらに、(c)油性剤を備えていてもよい。
また、本発明に係る玩具セットにおいては、前記(c)油性剤が、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、2−エチルヘキサン酸セチル、テトライソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、及びトリ2−エチルヘキサン酸グリセリルから選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。
また、本発明に係る玩具セットにおいては、前記(c)油性剤が、さらに、オゾケライト、流動パラフィン、スクワレン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワラン、及びワセリンから選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。
本発明に係る玩具セットは、前記(a)ベース材と、前記(b)膨張剤とを混合した中間材を投入可能であって、フライヤーを模した器具、及びオーブンを模した器具の少なくとも一方の器具とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る玩具セットは、前記フライヤーを模した器具を備え、さらに酸性剤を含む(d)材料とを備えていてもよい。
また、本発明に係る玩具セットは、さらに、前記中間材の成形をガイドするガイド部を有するシート体を備えていてもよい。
また、本発明に係る玩具セットにおいては、前記シート体は、前記(a)ベース材の分割を指示する分割指示部を有していてもよい。
また、本発明に係る玩具セットにおいては、前記フライヤーを模した器具は、上面に第1の開口部が形成された第1の容器を備え、前記第1の容器には、前記第1の開口部から前記中間材、前記(d)材料及び液体を投入可能であってもよい。
また、本発明に係る玩具セットにおいては、前記オーブンを模した器具は、側面に第2の開口部が形成された第2の容器を備え、前記第2の容器には、前記第2の開口部から前記中間材を投入可能であってもよい。
本発明に係るシート体を用いた保存性を有する模擬食品の製造方法は、澱粉、防腐剤、接着剤、及び着色剤を含む(a)ベース材と、(b)炭酸ガス発生剤を含む膨張剤とを混合した中間材を前記シート体上で混練する第1の工程と、混練された中間材を前記シート体が有する分割指示部を用いて当該シート体上で分割する第2の工程と、分割された中間材を前記シート体が有するガイド部を用いて当該シート体上で成形する第3の工程と、成形された中間材を乾燥する第4の工程とを含む。
本発明の玩具セットによれば、幼児にも取扱いが容易であり、多様な模擬調理に用いることのできる玩具セットを提供することができる。また、実物に似た外観の、保存性の高い模擬食品を作成し得る玩具セットを提供することができる。更に、幼児にも取扱いが容易であり、実物に似た外観の模擬食品を作成し得る製造方法を提供するものである。
以下、本発明の模擬食品作成キット、及び玩具セットについて説明する。
〔模擬食品作成キット〕
本発明の模擬食品作成キットは澱粉、防腐剤、接着剤、及び着色剤を含む(a)ベース材と、炭酸ガス発生剤を含む(b)膨張剤とを備える。(a)ベース材と、(b)膨張剤とを混合した中間材を混練することにより、(a)ベース材中に(b)膨張剤が分散し、(a)ベース材中で炭酸ガスを発生して膨張し、ふっくらとした模擬食品を作成できる。模擬食品作成キットは、さらに、(c)油性剤を備えていてもよい。(a)ベース材は単独で用いて模擬食品を作成することもでき、(a)ベース材のみで作成した模擬食品と、(a)ベース材と(b)膨張剤とを用いて作成した模擬食品とを適宜組み合わせて多様な種類の模擬食品を作成することができる。さらに、(a)ベース材と(c)油性剤とを用いて作成した模擬食品と、(a)ベース材と、(b)膨張剤と、(c)油性剤とを用いて作成した模擬食品とも組み合わせることで、さらに多様な種類の模擬食品を作成することができる。
〔模擬食品作成キット〕
本発明の模擬食品作成キットは澱粉、防腐剤、接着剤、及び着色剤を含む(a)ベース材と、炭酸ガス発生剤を含む(b)膨張剤とを備える。(a)ベース材と、(b)膨張剤とを混合した中間材を混練することにより、(a)ベース材中に(b)膨張剤が分散し、(a)ベース材中で炭酸ガスを発生して膨張し、ふっくらとした模擬食品を作成できる。模擬食品作成キットは、さらに、(c)油性剤を備えていてもよい。(a)ベース材は単独で用いて模擬食品を作成することもでき、(a)ベース材のみで作成した模擬食品と、(a)ベース材と(b)膨張剤とを用いて作成した模擬食品とを適宜組み合わせて多様な種類の模擬食品を作成することができる。さらに、(a)ベース材と(c)油性剤とを用いて作成した模擬食品と、(a)ベース材と、(b)膨張剤と、(c)油性剤とを用いて作成した模擬食品とも組み合わせることで、さらに多様な種類の模擬食品を作成することができる。
<(a)ベース材>
本発明における(a)ベース材は、澱粉、防腐剤、接着剤、及び着色剤を含む。本発明の模擬食品作成キットは、防腐剤を含むことにより、本発明の模擬食品作成キットを用いて作成した模擬食品が、長期間にわたり保存可能となる。
本発明における(a)ベース材は、澱粉、防腐剤、接着剤、及び着色剤を含む。本発明の模擬食品作成キットは、防腐剤を含むことにより、本発明の模擬食品作成キットを用いて作成した模擬食品が、長期間にわたり保存可能となる。
(澱粉)
本発明で用いる澱粉としては、タピオカ澱粉、馬鈴薯澱粉、コーンスターチ、ワキシ―コーンスターチ、小麦澱粉、米澱粉等が挙げられる。澱粉の含有量は、(a)ベース材全量中70〜95質量%であることが好ましく、更に好ましくは、90〜95質量%である。
本発明で用いる澱粉としては、タピオカ澱粉、馬鈴薯澱粉、コーンスターチ、ワキシ―コーンスターチ、小麦澱粉、米澱粉等が挙げられる。澱粉の含有量は、(a)ベース材全量中70〜95質量%であることが好ましく、更に好ましくは、90〜95質量%である。
(防腐剤)
防腐剤としては、安息香酸ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エチル、ピロ亜硫酸ナトリウムから選択される少なくとも1種等が挙げられる。
防腐剤としては、安息香酸ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エチル、ピロ亜硫酸ナトリウムから選択される少なくとも1種等が挙げられる。
(接着剤)
接着剤は、酢酸ビニルエマルジョン、エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン、及びアクリル−酢酸ビニル共重合体エマルジョンから選択される少なくとも1種であることが好ましく、酢酸ビニルエマルジョンであることがより好ましい。接着剤には、さらに、ポリビニルアルコールや、酢酸ビニルモノマーを添加してもよい。接着剤の含有量は、(a)ベース材が適度な柔軟性と造形性を有する範囲であれば特に制限はなく、(a)ベース材中に0.1質量%から5質量%であることが好ましい。
接着剤は、酢酸ビニルエマルジョン、エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン、及びアクリル−酢酸ビニル共重合体エマルジョンから選択される少なくとも1種であることが好ましく、酢酸ビニルエマルジョンであることがより好ましい。接着剤には、さらに、ポリビニルアルコールや、酢酸ビニルモノマーを添加してもよい。接着剤の含有量は、(a)ベース材が適度な柔軟性と造形性を有する範囲であれば特に制限はなく、(a)ベース材中に0.1質量%から5質量%であることが好ましい。
(着色剤)
着色剤としては、食品用として許容される着色剤であれば、天然色素、合成色素を問わず、特に制限なく用いることができる。天然色素の例としては、アナトー色素,クチナシ黄色素,デュナリエラカロチン,ニンジンカロチン,パーム油カロチン,トマト色素及びパプリカ色素等のカロチノイド系色素;アカネ色素,コチニール色素,シコン色素及びラック色素等のキノン系色素;赤キャベツ色素,シソ色素,ハイビスカス色素,ブドウ果汁色素,ブドウ果皮色素,紫イモ色素、紫コーン色素,エルダーベリー色素及びボイセンベリー色素等のアントシアニン骨格を有する色素;カカオ色素,コウリャン色素,シタン色素,タマネギ色素,タマリンド色素,カキ色素,カロブ色素,カンゾウ色素,スオウ色素,ベニバナ赤色素及びベニバナ黄色素等のフラボノイド系色素;クロロフィリン,クロロフィル及びスピルリナ色素等のポルフィリン系色素;ウコン色素等のジケトン系色素;紅麹色素等のアザフィロン系色素;ビートレッド等のベタシアニン系色素;その他、紅麹黄色素、カラメル、クチナシ青色素、クチナシ赤色素、金、銀、アルミニウムが挙げられるが、これらに限定されない。
着色剤としては、食品用として許容される着色剤であれば、天然色素、合成色素を問わず、特に制限なく用いることができる。天然色素の例としては、アナトー色素,クチナシ黄色素,デュナリエラカロチン,ニンジンカロチン,パーム油カロチン,トマト色素及びパプリカ色素等のカロチノイド系色素;アカネ色素,コチニール色素,シコン色素及びラック色素等のキノン系色素;赤キャベツ色素,シソ色素,ハイビスカス色素,ブドウ果汁色素,ブドウ果皮色素,紫イモ色素、紫コーン色素,エルダーベリー色素及びボイセンベリー色素等のアントシアニン骨格を有する色素;カカオ色素,コウリャン色素,シタン色素,タマネギ色素,タマリンド色素,カキ色素,カロブ色素,カンゾウ色素,スオウ色素,ベニバナ赤色素及びベニバナ黄色素等のフラボノイド系色素;クロロフィリン,クロロフィル及びスピルリナ色素等のポルフィリン系色素;ウコン色素等のジケトン系色素;紅麹色素等のアザフィロン系色素;ビートレッド等のベタシアニン系色素;その他、紅麹黄色素、カラメル、クチナシ青色素、クチナシ赤色素、金、銀、アルミニウムが挙げられるが、これらに限定されない。
合成色素の例としては、赤色2号、赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号、青色2号、緑色3号等のタール系色素;三二酸化鉄や二酸化チタンなどの無機顔料;ノルビキシNa・K,銅クロロフィル,銅クロロフィリンNa及び鉄クロロフィリンNa等の天然色素誘導体;並びにβ−カロチン,リボフラビン,リボフラビン酪酸エステル及びリボフラビン5’−リン酸エステルNa等の合成天然色素などの合成着色料が挙げられるが、これらに限定されない。着色剤の含有量は、特に制限はなく、(a)ベース材中に0.1質量%から5質量%含有することが好ましい。
(保湿剤)
(a)ベース材は、さらに保湿剤を含むことが好ましい。保湿剤を含むことにより、(a)ベース材の粘度を調整することができる。本発明に用いる保湿剤としては、プロピレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール等が挙げられる。保湿剤の含有量は、(a)ベース材が適度な柔軟性と造形性を有する範囲であれば特に制限はなく、(a)ベース材中に0.1質量%から3質量%含有することが好ましい。
(a)ベース材は、さらに保湿剤を含むことが好ましい。保湿剤を含むことにより、(a)ベース材の粘度を調整することができる。本発明に用いる保湿剤としては、プロピレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール等が挙げられる。保湿剤の含有量は、(a)ベース材が適度な柔軟性と造形性を有する範囲であれば特に制限はなく、(a)ベース材中に0.1質量%から3質量%含有することが好ましい。
(中空樹脂)
(a)ベース材は、さらに中空樹脂を含むことが好ましい。中空樹脂は、合成樹脂製の微小中空粒子であることが好ましく、例えば、軽量粘土用の素材等として市販されているものを用いることができる。合成樹脂としては、例えば、アクリル共重合体等が用いられている。例えば、メチルメタクリレート−アクリロニトリル共重合樹脂、酢酸ビニル−アクリロニトリル共重合樹脂、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合樹脂、アクリロニトリル樹脂等が用いられている。中空樹脂としては、いわゆる「熱可塑性樹脂製のマイクロバルーン」を用いることができ、その粒径は、一般に、5〜150μmの範囲程度である。中空樹脂の含有量は、特に制限はなく、(a)ベース材中に1質量%から10質量%含有することが好ましい。
(a)ベース材は、さらに中空樹脂を含むことが好ましい。中空樹脂は、合成樹脂製の微小中空粒子であることが好ましく、例えば、軽量粘土用の素材等として市販されているものを用いることができる。合成樹脂としては、例えば、アクリル共重合体等が用いられている。例えば、メチルメタクリレート−アクリロニトリル共重合樹脂、酢酸ビニル−アクリロニトリル共重合樹脂、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合樹脂、アクリロニトリル樹脂等が用いられている。中空樹脂としては、いわゆる「熱可塑性樹脂製のマイクロバルーン」を用いることができ、その粒径は、一般に、5〜150μmの範囲程度である。中空樹脂の含有量は、特に制限はなく、(a)ベース材中に1質量%から10質量%含有することが好ましい。
本発明における(a)ベース材には、前記成分以外の他の成分を含有させることができる。他の成分としては、例えば、水、薄力粉、中力粉、強力粉等の小麦粉の他、ライ麦粉、大麦粉、そば粉、米粉等の穀粉;加工澱粉、サラダ油等の油脂類、安定剤、合成糊剤、乳化剤、増粘剤、香料、着色料等の添加物等が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
<(b)膨張剤>
本発明の模擬食品作成キットにおける(b)膨張剤は、(a)ベース材と混合して中間材を作成し得る。中間材は、模擬食品の生地とすることができ、捏ねる、分割する、延ばす、成形する等の調理を模した工程に使用し得る。(b)膨張剤は炭酸ガス発生剤を含み、(a)ベース材と混合することにより中間材中で炭酸ガスを発生して気泡を生じ、生地を膨張させることができる。
(b)膨張剤はさらに凝固剤を含む(b−1)膨張剤であってもよく、炭酸ガス発生剤を主成分とする(b−2)膨張剤であってもよい。作成する模擬食品の種類によって(a)ベース材に混合する(b)膨張剤を選択できるよう、模擬食品作成キットは、(b−1)膨張剤と、(b−2)膨張剤とを備えることが好ましい。(a)ベース材と(b−1)膨張剤とを用いて作成する模擬食品としては、例えば、パン、焼き菓子等が挙げられ、(b−2)膨張剤とを用いて作成する模擬食品としては、例えば、ナゲット、フライドポテト、チキンフライ等の揚げ物;ドーナツ等の揚げ菓子等が挙げられる。
本発明の模擬食品作成キットにおける(b)膨張剤は、(a)ベース材と混合して中間材を作成し得る。中間材は、模擬食品の生地とすることができ、捏ねる、分割する、延ばす、成形する等の調理を模した工程に使用し得る。(b)膨張剤は炭酸ガス発生剤を含み、(a)ベース材と混合することにより中間材中で炭酸ガスを発生して気泡を生じ、生地を膨張させることができる。
(b)膨張剤はさらに凝固剤を含む(b−1)膨張剤であってもよく、炭酸ガス発生剤を主成分とする(b−2)膨張剤であってもよい。作成する模擬食品の種類によって(a)ベース材に混合する(b)膨張剤を選択できるよう、模擬食品作成キットは、(b−1)膨張剤と、(b−2)膨張剤とを備えることが好ましい。(a)ベース材と(b−1)膨張剤とを用いて作成する模擬食品としては、例えば、パン、焼き菓子等が挙げられ、(b−2)膨張剤とを用いて作成する模擬食品としては、例えば、ナゲット、フライドポテト、チキンフライ等の揚げ物;ドーナツ等の揚げ菓子等が挙げられる。
(b−1)膨張剤は炭酸ガス発生剤を含み、さらに凝固剤を含む。炭酸ガス発生物質は、無害の炭酸塩であることが好ましく、例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム等が挙げられ、炭酸水素ナトリウムであることがより好ましい。凝固剤としては、グルコノデルタラクトン、ニガリ、塩化マグネシウム、硫酸マグネシ
ウム等のマグネシウム塩、硫酸カルシウム、塩化カルシウム、乳酸カルシウム、乳精カルシウム等のカルシウム塩、フマル酸等の有機酸から選択される少なくとも1種であることが好ましく、グルコノデルタラクトンであることが好ましい。(b−1)膨張剤は、さらにステアリン酸カルシウム、第一リン酸カルシウム、及びリン酸二水素カルシウムから選択される少なくとも1種を含んでいてもよく、ステアリン酸カルシウムを含むことがより好ましい。
(b−1)膨張剤は(a)ベース材中で炭酸ガスを発生し、ふっくらとした模擬食品を作成できる。
(b−1)膨張剤における炭酸ガス発生剤の含有量は(b−1)膨張剤全量中20質量%から40質量%であることが好ましい。凝固剤の含有量は(b−1)膨張剤全量中1質量%から40質量%であることが好ましく、ステアリン酸カルシウム、第一リン酸カルシウム、リン酸二水素カルシウムから選択される少なくとも1種の含有量は膨張剤全量中1質量%から40質量%であることが好ましい。
ウム等のマグネシウム塩、硫酸カルシウム、塩化カルシウム、乳酸カルシウム、乳精カルシウム等のカルシウム塩、フマル酸等の有機酸から選択される少なくとも1種であることが好ましく、グルコノデルタラクトンであることが好ましい。(b−1)膨張剤は、さらにステアリン酸カルシウム、第一リン酸カルシウム、及びリン酸二水素カルシウムから選択される少なくとも1種を含んでいてもよく、ステアリン酸カルシウムを含むことがより好ましい。
(b−1)膨張剤は(a)ベース材中で炭酸ガスを発生し、ふっくらとした模擬食品を作成できる。
(b−1)膨張剤における炭酸ガス発生剤の含有量は(b−1)膨張剤全量中20質量%から40質量%であることが好ましい。凝固剤の含有量は(b−1)膨張剤全量中1質量%から40質量%であることが好ましく、ステアリン酸カルシウム、第一リン酸カルシウム、リン酸二水素カルシウムから選択される少なくとも1種の含有量は膨張剤全量中1質量%から40質量%であることが好ましい。
(b−1)膨張剤には、前記成分以外の他の成分を含有させることができる。他の成分としては、例えば、炭酸ガス発生物質、コーンスターチ、薄力粉、中力粉、強力粉等の小麦粉の他、ライ麦粉、大麦粉、そば粉、米粉等の穀粉;加工澱粉、サラダ油等の油脂類、安定剤、合成糊剤、乳化剤、増粘剤、香料、着色料等が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
(b−1)膨張剤はベーキングパウダーであることが好ましい。
(b−1)膨張剤はベーキングパウダーであることが好ましい。
(b−2)膨張剤は、炭酸ガス発生剤を主成分として含み、炭酸ガス発生剤としては、炭酸水素ナトリウム(重曹)であることが好ましく、(b−2)膨張剤が重曹であることがより好ましい。
(b−2)膨張剤は、(b−1)膨張剤と比べ炭酸ガス発生剤の含有量が高いため、(a)ベース材中で多量の炭酸ガスを発生し、よりふっくらとした模擬食品を作成できる。また、後述の模擬揚げ油中の酸と反応して発生する炭酸ガスにより、模擬食品の表面に凹凸を生じるため、揚げ物を模した食品の作成に用いるとより実物に近い模擬食品が作成できる。
(b−2)膨張剤は、(b−1)膨張剤と比べ炭酸ガス発生剤の含有量が高いため、(a)ベース材中で多量の炭酸ガスを発生し、よりふっくらとした模擬食品を作成できる。また、後述の模擬揚げ油中の酸と反応して発生する炭酸ガスにより、模擬食品の表面に凹凸を生じるため、揚げ物を模した食品の作成に用いるとより実物に近い模擬食品が作成できる。
<(c)油性剤>
本発明の模擬食品作成キットは、さらに、(c)油性剤を備えることが好ましい。(c)油性剤を、成形した模擬食品に塗布することにより、焼き色を模したてりや色を付けることができる。また、実際のパンや菓子の製造の際に、上面に溶き卵や牛乳等を塗る工程を模すこともできる。
本発明の模擬食品作成キットは、さらに、(c)油性剤を備えることが好ましい。(c)油性剤を、成形した模擬食品に塗布することにより、焼き色を模したてりや色を付けることができる。また、実際のパンや菓子の製造の際に、上面に溶き卵や牛乳等を塗る工程を模すこともできる。
(c)油性剤は、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、2−エチルヘキサン酸セチル、テトライソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリルから選択される少なくとも1種を含むことが好ましく、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチルを含むことがより好ましい。
(c)油性剤は、さらに、炭化水素油を含むことが好ましく、オゾケライト、流動パラフィン、スクワレン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワラン、ワセリンから選択される少なくとも1種を含むことがさらに好ましく、オゾケライトを含むことがより好ましい。また、(c)油性剤は、さらに、高級アルコール類、極性油分、植物性油等の油成分を含んでいてもよい。(c)油性剤には、前記成分以外の他の成分を含有させることができる。他の成分としては、例えば、保湿剤、保形剤、防腐剤、香料、着色料等の添加物等が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
〔玩具セット〕
本発明は、前記模擬食品作成キットと、前記(a)ベース材と、前記(b)膨張剤とを混合した中間材を投入可能であって、フライヤーを模した器具、及びオーブンを模した器具の少なくとも一方の器具とを備える玩具セットにも関する。玩具セットは前記フライヤーを模した器具を備え、さらに酸性剤を含む(d)材料とを備えていてもよい。
本発明は、前記模擬食品作成キットと、前記(a)ベース材と、前記(b)膨張剤とを混合した中間材を投入可能であって、フライヤーを模した器具、及びオーブンを模した器具の少なくとも一方の器具とを備える玩具セットにも関する。玩具セットは前記フライヤーを模した器具を備え、さらに酸性剤を含む(d)材料とを備えていてもよい。
<(d)材料>
(d)材料が含む酸性剤としては、クエン酸、酢酸、乳酸、リンゴ酸、アジピン酸、フマル酸、酒石酸、アスコルビン酸などの有機酸、及びこれらの塩類が挙げられ、クエン酸であることが好ましい。
(d)材料には、酸性剤以外の他の成分を含有させることができる。他の成分としては、例えば、二酸化ケイ素、着色料(好ましくは黄色4号)等の添加物等が挙げられる。
(d)材料は液体と混合することにより模擬揚げ油を作成できる。
(d)材料が含む酸性剤としては、クエン酸、酢酸、乳酸、リンゴ酸、アジピン酸、フマル酸、酒石酸、アスコルビン酸などの有機酸、及びこれらの塩類が挙げられ、クエン酸であることが好ましい。
(d)材料には、酸性剤以外の他の成分を含有させることができる。他の成分としては、例えば、二酸化ケイ素、着色料(好ましくは黄色4号)等の添加物等が挙げられる。
(d)材料は液体と混合することにより模擬揚げ油を作成できる。
液体としては、例えば水を挙げることができ、好ましくは10℃から40℃、より好ましくは20℃から30℃の水である。液体としてこの温度範囲の水を用いて模擬揚げ油を作成すると、中間材を投入した際に、中間材中に含まれる(b)膨張剤の一成分である炭酸ガス発生剤と、(d)材料中に含有される酸性剤との反応が促進され、炭酸ガスが発生しやすくなる。生地の表面及び内部に炭酸ガスが発生し泡を生じることにより、浮力が作用して実際に揚げ物を挙げるように、成形した中間材(生地)は模擬揚げ油の上面に浮いてくる。また、発生した炭酸ガスにより生地の表面に凹凸を生じ、実際の揚げ物に近い外観の模擬食品を作成することができる。
図1は、本発明の実施形態を説明するための、フライヤーを模した器具の一例を示す。フライヤーを模した器具10は、上面に第1の開口部1が形成された第1の容器2を備える。前記第1の容器2には、前記第1の開口部1から前記中間材、前記(d)材料及び液体を投入可能である。液体(好ましくは水)と(d)材料を第1の容器2に投入して作成した模擬揚げ油4に、成形した中間材5を投入することにより、揚げ物の調理を模すことができる。
図2は、本発明の実施形態を説明するための、オーブンを模した器具の一例を示す。オーブンを模した器具20は、側面に第2の開口部15が形成された第2の容器11を備え前記第2の容器11には、前記第2の開口部15から前記中間材5を投入可能である。第2の容器11には、右側面および左側面に、トレイ12の両端部を係止する係止部13が設けられている。トレイ12の両端部を係止部13に係止することによって、第2の容器11内が上側領域と下側領域に区切られ、2つのトレイ12を同時に投入できる。トレイ12に成形した中間材5を載せて第2の容器11に投入することにより、オーブンを使用した調理を模すことができる。また、オーブンを模した器具20は、上面に第3の容器14を備えていてもよく、容器14には(c)油性剤を投入可能である。(c)油性剤をオーブンより出した中間材に塗布することにより、焼き色を模したてりや色を付けた模擬食品を作成することができる。
本発明にかかる玩具セットは、さらに、前記中間材の成形をガイドするガイド部を有するシート体を備えていることが好ましい。図3は、本発明の実施形態を説明するための、シート体の一例を示す。シート体30は、前記(a)ベース材の分割を指示する分割指示部21を有することが好ましい。分割指示部を有することにより、幼児にも簡単に必要量に(a)ベース材を分割できる。シート体30が、中間材の成形をガイドするガイド部22を有することにより、幼児にも中間材の混練や、混練後の生地の分割が容易に可能となり、模擬食品を成形しやすくなる。
〔模擬食品の製造方法〕
本発明のシート体を用いた保存性を有する模擬食品の製造方法は、澱粉、防腐剤、接着剤、及び着色剤を含む(a)ベース材と、炭酸ガス発生剤を含む(b)膨張剤とを混合した中間材を前記シート体上で混練する第1の工程と、混練された中間材を前記シート体が有する分割指示部を用いて当該シート体上で分割する第2の工程と、分割された中間材を前記シート体が有するガイド部を用いて当該シート体上で成形する第3の工程と、成形された中間材を乾燥する第4の工程とを含むものである。本発明の製造方法により、幼児にも取扱いが容易であり、実物に似た外観の、保存性の高い模擬食品を製造し得る。
本発明のシート体を用いた保存性を有する模擬食品の製造方法は、澱粉、防腐剤、接着剤、及び着色剤を含む(a)ベース材と、炭酸ガス発生剤を含む(b)膨張剤とを混合した中間材を前記シート体上で混練する第1の工程と、混練された中間材を前記シート体が有する分割指示部を用いて当該シート体上で分割する第2の工程と、分割された中間材を前記シート体が有するガイド部を用いて当該シート体上で成形する第3の工程と、成形された中間材を乾燥する第4の工程とを含むものである。本発明の製造方法により、幼児にも取扱いが容易であり、実物に似た外観の、保存性の高い模擬食品を製造し得る。
澱粉、防腐剤、接着剤、及び着色剤を含む(a)ベース材と、炭酸ガス発生剤を含む(b)膨張剤は、上述したものと同様のものを用いることができ、好ましいものも同様である。(a)ベース材と、(b)膨張剤との混合は、特に制限はないが(a)ベース材を薄く延ばし、その中央付近に(b)膨張剤を振りかけて(a)ベース材を三つ折り状に畳むことにより(b)膨張剤を包み込み混合できる。また、(a)ベース材と、(b)膨張剤とを混合した中間材を、例えば、薄く延ばして三つ折り状に畳む操作を5〜15回、好ましくは7〜10回繰り返すことにより混練できる。本発明の製造方法にはシート体を用いることができ、シート体の分割指示部に従って分割したベース材を、ガイド部に従って延ばすと、適当な厚みに中間材を延ばすことができる。
(a)ベース材と、(b)膨張剤との混合割合は、作成する模擬食品の種類により適宜調整できるが、成形した中間材が1.1〜3倍の大きさ、好ましくは1.1〜2倍の大きさに膨張する程度添加することが好ましい。(a)ベース材100質量部に対し、(b)膨張剤が0.1〜10質量部であることが好ましい。
(a)ベース材と、(b)膨張剤との混合割合は、作成する模擬食品の種類により適宜調整できるが、成形した中間材が1.1〜3倍の大きさ、好ましくは1.1〜2倍の大きさに膨張する程度添加することが好ましい。(a)ベース材100質量部に対し、(b)膨張剤が0.1〜10質量部であることが好ましい。
混練された中間材の成形には、特に制限はなく、そのまま粘土のように成形する、薄く延ばしてカットする、型に充填する等により成形することができる。薄く延ばしてカットする場合、本発明にかかるシート体を用いてもよい。シート体のガイド図に従って中間材を延ばし、ガイド線に従いスケッパー等を用いてカットすることで、中間材を実物に近い外観の模擬食品に成形可能となる。
成形した中間材は、乾燥させることにより模擬食品を製造することができる。乾燥は、樹脂製のシート上で静置することで乾燥させることが好ましい。樹脂の種類には特に制限はなく、中間材が付着しにくい素材であればよい。静置の期間は好ましくは1〜5日、より好ましくは2〜3日である。中間材の粘度が低下し表面が硬くなればよい。(b)膨張剤として、(b−2)膨張剤を用いた場合、乾燥の前に、揚げ物を模して液体に投入することもできる。液体より引き揚げた中間材は液体を切り乾燥させることが好ましい。液体は水であることが好ましく、水に上述の(d)材料を加えた模擬揚げ油であることが好ましい。
本発明の製造方法により製造した模擬食品は、(a)ベース材のみで作成した模擬食品とも適宜組み合わせることもでき、多種の模擬食品を製造することができる。
本発明の玩具セットは、幼児にも取扱いが容易であり、多様な模擬調理に用いることができる。また、実物に似た外観の、保存性の高い模擬食品を作成できる玩具セットである。更に、幼児にも取扱いが容易であり、実物に似た外観の模擬食品を作成し得る製造方法である。
以下に実施例を挙げて本発明の特徴を更に具体的に説明する。以下の実施例に示す材料、使用量、割合、手順等は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更することができる。したがって、本発明の範囲は以下に示す具体例により限定的に解釈されるべきものではない。
〔実施例1〕
ベース材(澱粉90質量%、酢酸ビニルエマルジョン1質量%、微小中空樹脂5質量%、防腐剤1%、その他添加剤3質量%)をシート体30の上で分割指示部22に従い分割した。分割したベース材をガイド線に従い延ばし棒で伸ばし、中央付近にベーキングパウダーを加え、ベース材を三つ折り状に畳むことによりベーキングパウダーを包み込んで混合し中間材を得た。この中間材をガイド線に従い延ばし棒で伸ばし、三つ折り状に畳む操作を8回繰り返し混練した。混練した中間材を模擬パンの生地として型に入れたものを二つ作成し、模擬オーブンに投入した。20分後、約1.2倍の厚さに膨らんだ模擬パンの生地を型から外し、2日間樹脂製のシートの上で静置して乾燥させ模擬パンを作成した。模擬パンの表面にはスポンジにて(c)油性剤(テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、水添ロジン、オゾケライト、保湿剤、保形剤、防腐剤、香料、及び着色料の混合物)を塗布し、焼き色を模した色を付した。
ベース材(澱粉90質量%、酢酸ビニルエマルジョン1質量%、微小中空樹脂5質量%、防腐剤1%、その他添加剤3質量%)をシート体30の上で分割指示部22に従い分割した。分割したベース材をガイド線に従い延ばし棒で伸ばし、中央付近にベーキングパウダーを加え、ベース材を三つ折り状に畳むことによりベーキングパウダーを包み込んで混合し中間材を得た。この中間材をガイド線に従い延ばし棒で伸ばし、三つ折り状に畳む操作を8回繰り返し混練した。混練した中間材を模擬パンの生地として型に入れたものを二つ作成し、模擬オーブンに投入した。20分後、約1.2倍の厚さに膨らんだ模擬パンの生地を型から外し、2日間樹脂製のシートの上で静置して乾燥させ模擬パンを作成した。模擬パンの表面にはスポンジにて(c)油性剤(テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、水添ロジン、オゾケライト、保湿剤、保形剤、防腐剤、香料、及び着色料の混合物)を塗布し、焼き色を模した色を付した。
次に、分割したベース材をハンバーグ型に入れ、型から外し、2日間樹脂製のシートの上で静置して乾燥させ模擬ハンバーグを作成した。同様に、ピクルス型とレタス型を用いて模擬ピクルスと、模擬レタスを作成した。分割したベース材をガイド線に従い延ばし棒で伸ばし、ガイド線に従いスケッパーで切り、2日間上記で作成した模擬ハンバーグの上で静置して乾燥させ模擬スライスチーズを作成した。作成した模擬ハンバーグ、模擬スライスチーズ、模擬ピクルス、及び模擬レタスを模擬パンで挟み、模擬ハンバーガーを作成した。
〔実施例2〕
澱粉90%、防腐剤、接着剤、及び着色剤を含むベース材をシート体30の上で分割指示部22に従い分割した。分割したベース材をガイド線に従い延ばし棒で伸ばし、中央付近に重曹を加え、ベース材を三つ折り状に畳むことにより重曹を包み込んで混合し中間材を得た。この中間材をガイド線に従い延ばし棒で伸ばし、三つ折り状に畳む操作を8回繰り返し混練した。混練した中間材をガイド線に従いスケッパーで切り、模擬フライドポテトの生地を作成した。模擬フライヤーの第1の容器2に、30℃の水と、(d)材料(クエン酸、二酸化ケイ素、黄色4号の混合物)を入れ、模擬揚げ油4を作成した。模擬揚げ油4に上記で作成した模擬フライドポテトの生地を投入した。模擬フライドポテトの生地の表面及び内部より炭酸ガスが発生し、模擬フライドポテトの生地が模擬揚げ油4の表面に浮いた。これをトングで取り出し、模擬揚げ油4を切り、樹脂製のシートの上で乾燥させ模擬フライドポテトを作成した。
澱粉90%、防腐剤、接着剤、及び着色剤を含むベース材をシート体30の上で分割指示部22に従い分割した。分割したベース材をガイド線に従い延ばし棒で伸ばし、中央付近に重曹を加え、ベース材を三つ折り状に畳むことにより重曹を包み込んで混合し中間材を得た。この中間材をガイド線に従い延ばし棒で伸ばし、三つ折り状に畳む操作を8回繰り返し混練した。混練した中間材をガイド線に従いスケッパーで切り、模擬フライドポテトの生地を作成した。模擬フライヤーの第1の容器2に、30℃の水と、(d)材料(クエン酸、二酸化ケイ素、黄色4号の混合物)を入れ、模擬揚げ油4を作成した。模擬揚げ油4に上記で作成した模擬フライドポテトの生地を投入した。模擬フライドポテトの生地の表面及び内部より炭酸ガスが発生し、模擬フライドポテトの生地が模擬揚げ油4の表面に浮いた。これをトングで取り出し、模擬揚げ油4を切り、樹脂製のシートの上で乾燥させ模擬フライドポテトを作成した。
〔実施例3〕
中間材をフライドポテト型、及びチキンナゲット型にそれぞれ入れた以外は実施例2と同様にして、模擬フライドポテト、及びチキンナゲットを作成した。
中間材をフライドポテト型、及びチキンナゲット型にそれぞれ入れた以外は実施例2と同様にして、模擬フライドポテト、及びチキンナゲットを作成した。
1第1の開口部
2第2の容器
4模擬揚げ油
5中間材
10フライヤーを模した器具
11第2の容器
12トレイ
13係止部
14第3の容器
15第2の開口部
20オーブンを模した器具
21分割指示部
22ガイド部
30シート体
2第2の容器
4模擬揚げ油
5中間材
10フライヤーを模した器具
11第2の容器
12トレイ
13係止部
14第3の容器
15第2の開口部
20オーブンを模した器具
21分割指示部
22ガイド部
30シート体
Claims (17)
- 澱粉、防腐剤、接着剤、及び着色剤を含む(a)ベース材と、炭酸ガス発生剤を含む(b)膨張剤とを備えた、模擬食品作成キット。
- 請求項1に記載の模擬食品作成キットであって、
前記(a)ベース材は、さらに保湿剤を含む模擬食品作成キット。 - 請求項1又は2に記載の模擬食品作成キットであって、
前記(a)ベース材は、さらに中空樹脂を含む模擬食品作成キット。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の模擬食品作成キットであって、
前記(b)膨張剤は、さらに凝固剤を含む(b−1)膨張剤である模擬食品作成キット。 - 請求項4に記載の模擬食品作成キットであって、
前記(b−1)膨張剤は、さらにステアリン酸カルシウム、第一リン酸カルシウム、及びリン酸二水素カルシウムから選択される少なくとも1種を含む、模擬食品作成キット。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の模擬食品作成キットであって、
前記接着剤が、酢酸ビニルエマルジョン、エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン、及びアクリル−酢酸ビニル共重合体エマルジョンから選択される少なくとも1種を含む模擬食品作成キット。 - 請求項4に記載の模擬食品作成キットであって、
前記凝固剤が、グルコノデルタラクトン、ニガリ、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム等のマグネシウム塩、硫酸カルシウム、塩化カルシウム、乳酸カルシウム、乳精カルシウム等のカルシウム塩、フマル酸から選択される少なくとも1種を含む模擬食品作成キット。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の模擬食品作成キットであって、
さらに、(c)油性剤を備える模擬食品作成キット。 - 請求項8に記載の模擬食品作成キットであって、
前記(c)油性剤が、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、2−エチルヘキサン酸セチル、テトライソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、及びトリ2−エチルヘキサン酸グリセリルから選択される少なくとも1種を含む模擬食品作成キット。 - 請求項9に記載の模擬食品作成キットであって、
前記(c)油性剤が、さらに、オゾケライト、流動パラフィン、スクワレン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワラン、及びワセリンから選択される少なくとも1種を含む模擬食品作成キット。 - 請求項1に記載の模擬食品作成キットと、
前記(a)ベース材と、前記(b)膨張剤とを混合した中間材を投入可能であって、
フライヤーを模した器具、及びオーブンを模した器具の少なくとも一方の器具と
を備える玩具セット。 - 請求項11に記載の玩具セットであって、
前記玩具セットは前記フライヤーを模した器具を備え、さらに酸性剤を含む(d)材料とを備える玩具セット。 - 請求項11又は12に記載の玩具セットであって、
さらに、前記中間材の成形をガイドするガイド部を有するシート体を備える玩具セット。 - 請求項13に記載の玩具セットであって、
前記シート体は、前記(a)ベース材の分割を指示する分割指示部を有する玩具セット。 - 請求項12に記載の玩具セットであって、
前記フライヤーを模した器具は、上面に第1の開口部が形成された第1の容器を備え、
前記第1の容器には、前記第1の開口部から前記中間材、前記(d)材料及び液体を投入可能である玩具セット。 - 請求項11に記載の玩具セットであって、
前記オーブンを模した器具は、側面に第2の開口部が形成された第2の容器を備え、
前記第2の容器には、前記第2の開口部から前記中間材を投入可能である玩具セット。 - 澱粉、防腐剤、接着剤、及び着色剤を含む(a)ベース材と、(b)炭酸ガス発生剤を含む膨張剤とを混合した中間材を混練する第1の工程と、
混練された中間材を成形する第2の工程と、
成形された中間材を乾燥する第3の工程とを含む、
模擬食品の製造方法。
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- 2018-02-08 WO PCT/JP2018/004373 patent/WO2018179886A1/ja active Application Filing
- 2018-02-22 TW TW107105947A patent/TW201836689A/zh unknown
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