JP2018164052A - ウェハ加工システム - Google Patents

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哲 丸岡
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Abstract

【課題】ウェハを平坦かつ薄膜に形成するウェハ加工システムを提供する。【解決手段】ウェハ加工システム1は、ウェハWを研削する研削装置10と、研削後のウェハWの厚みを測定するNCIG17と、研削装置10による研削加工に続けてウェハWを研磨するCMP装置20と、備えている。制御装置60は、NCIG17の測定値に基づいて研削後のウェハWの形状を演算し、研磨後のウェハWが略平坦になるようにCMP装置20のウェハ径方向における研磨圧力を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、ウェハ加工システムに関し、特に、ウェハを薄膜に形成するウェハ加工システムに関する。
半導体製造分野では、シリコンウェハ等の半導体ウェハ(以下、「ウェハ」という)を薄膜に形成するために、ウェハを研削する研削装置が知られている。このような研削装置は、ウェハ及び研削砥石を回転させながら研削砥石をウェハに押圧させることにより、ウェハが所定厚み分だけ研削されてウェハが薄く形成される(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−092520号公報
しかしながら、上述したような特許文献1記載の研削装置では、短時間で比較的大きい研削量を得るため、研削後のウェハの平坦度は低下しがちであった。
ところで、ウェハを平滑に研磨する化学的機械的研磨装置(以下、「CMP装置」という)が知られている。このようなCMP装置は、ウェハ及びプラテンを互いに回転させ、砥粒を含むスラリーを供給させながらウェハをプラテン上の研磨パッドに押し付けることにより、ウェハの表面が平滑化される。
ウェハの平坦度を向上させるために、研削後のウェハをCMP装置で研磨することが考えられる。しかしながら、CMP装置で研削後のウェハを研磨しても、ウェハの表面が一様に平坦化されるため、研削後のウェハの凹凸が残存する虞があった。
そこで、ウェハを平坦かつ薄膜に形成するという解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は、この課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、ウェハを平坦且つ薄膜に加工するウェハ加工システムであって、前記ウェハを研削する研削装置と、研削後のウェハ上の複数の測定点で厚みを測定する厚み測定装置と、前記研削装置による研削加工に続けて前記ウェハを研磨するCMP装置と、前記厚み測定機構の測定値に基づいて前記研削後のウェハの形状を演算し、前記研磨後のウェハが略平坦になるように前記CMP装置のウェハ径方向における研磨圧力を制御する制御装置と、を備えているウェハ加工システムを提供する。
この構成によれば、研削後のウェハの形状に基づいて、ウェハの研削加工に続いてウェハの径方向の研磨圧力を調整した状態でCMP装置がウェハを研磨することにより、研削後のウェハに残存する凹凸を平坦に修正するウェハ形状修正を行うことができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記研削後のウェハを前記研削装置から前記CMP装置に搬送する搬送装置は、前記研削装置及びCMP装置と同一のハウジング内に収容されているウェハ加工システムを提供する。
この構成によれば、ウェハ加工システムを構成する各装置が同一のハウジング内に収容されていることにより、研削装置及びCMP装置にウェハを搬送する搬送装置が共通化されるため、ウェハに研削加工、CMP加工を施すコストが低減されるとともにウェハに研削加工、CMP加工を施すシステムを省スペースで設置することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明の構成に加えて、前記CMP装置は、複数のゾーンに区画されて前記ゾーンに供給される圧縮空気の圧力に応じて研磨量を調整可能な研磨ヘッドを備えているウェハ加工システムを提供する。
この構成によれば、各ゾーンに供給される圧縮空気の圧力に応じてウェハに付与される研磨圧力がウェハの径方向において局所的に変更可能なため、ウェハの形状修正を正確に行うことができる。
本発明は、ウェハの研削加工に続いてウェハの径方向の研磨圧力を調整した状態でCMP装置がウェハを研磨することにより、研削後のウェハに残存する凹凸を平坦に修正するウェハ形状修正を行うことができる。
本発明の一実施例に係るウェハ加工システムを示す平面図。 CMP装置を模式的に示す斜視図。 研磨ヘッドの要部を模式的に示す縦断面図。 バックプレートを示す底面図。 図4のI−I線断面図。 中央凸状のウェハにおける研削後のウェハ及び研磨後のウェハの厚みを示すグラフ。 図6における研磨量を示すグラフ。 中央凹状のウェハにおける研削後のウェハ及び研磨後のウェハの厚みを示すグラフ。 図8における研磨量を示すグラフ。
本発明は、ウェハを平坦かつ薄膜に形成するために、ウェハを平坦且つ薄膜に加工するウェハ加工システムであって、ウェハを研削する研削装置と、研削後のウェハ上の複数の測定点で厚みを測定する厚み測定装置と、研削装置による研削加工に続けてウェハを研磨するCMP装置と、厚み測定機構の測定値に基づいて研削後のウェハの形状を演算し、研磨後のウェハが略平坦になるようにCMP装置のウェハ径方向における研磨圧力を制御する制御装置と、を備えていることにより実現する。
以下、本発明の一実施例に係るウェハ加工システム1について、図面に基づいて説明する。なお、以下の実施例において、構成要素の数、数値、量、範囲等に言及する場合、特に明示した場合及び原理的に明らかに特定の数に限定される場合を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも構わない。
また、構成要素等の形状、位置関係に言及するときは、特に明示した場合及び原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似又は類似するもの等を含む。
また、図面は、特徴を分かり易くするために特徴的な部分を拡大する等して誇張する場合があり、構成要素の寸法比率等が実際と同じであるとは限らない。また、断面図では、構成要素の断面構造を分かり易くするために、一部の構成要素のハッチングを省略することがある。なお、本実施例において、「上」、「下」の語は、鉛直方向における上方、下方に対応するものとする。
図1は、ウェハ加工システム1の基本的構成を示す平面図である。
ウェハ加工システム1は、ウェハWの研削加工、研磨加工を連続して行うものである。ウェハ加工システム1は、研削装置10と、研磨装置20と、搬送装置30と、インデクサ装置40と、洗浄装置50と、を備えている。研削装置10、研磨装置20、搬送装置30、インデクサ装置40及び洗浄装置50は、図示しない単一のハウジング内に収容されている。
研削装置10は、アライメントステージS1と、粗研削ステージS2と、精研削ステージS3と、を備えている。また、研削装置10は、回転軸まわりに回転可能なインデックステーブル11と、インデックステーブル11の回転軸を中心に円周上で所定の間隔を離間して配置された4つのウェハチャック12と、を備えている。
ウェハチャック12は、上面にアルミナ等の多孔質材料からなる図示しない吸着体が埋設されている。ウェハチャック12は、内部を通って表面に延びる図示しない管路を備えている。管路は、図示しないロータリージョイントを介して真空源、圧縮空気源又は給水源に接続されている。真空源が起動すると、ウェハチャック12に載置されたウェハWがウェハチャック12に吸着保持される。また、圧縮空気源又は給水源が起動すると、ウェハWとウェハチャック3との吸着が解除される。
アライメントステージS1には、研削前のウェハWを載置するバッファ部13と、バッファ部13からウェハチャック12にウェハWを受け渡す第1の搬送アーム14と、が設けられている。
粗研削ステージS2には,図示しない粗研削砥石と、粗研削砥石送り機構15と、が設けられている。粗研削砥石には、例えば#600のカップ型砥石が用いられる。粗研削砥石送り機構15は、粗研削砥石を下端に取り付けるとともに粗研削砥石を回転可能に支持するスピンドル15aと、スピンドル15aを鉛直方向に昇降させるスピンドル送り機構15bと、を備えている。
精研削ステージS3には、図示しない精研削砥石と、精研削砥石送り機構16と、が設けられている。精研削砥石には、例えば#4000のカップ型砥石が用いられる。精研削砥石送り機構16は、精研削砥石を下端に取り付けるとともに精研削砥石を回転可能に支持するスピンドル16aと、スピンドル16aを鉛直方向に昇降させるスピンドル送り機構16bと、を備えている。
上述した各スピンドル送り機構は、公知の構成であり、例えば、2本のリニアガイドとボールネジスライダ機構とで構成されている。
精研削ステージS3には、精研削後のウェハWの厚みを測定するノンコンタクトインプロセスゲージ(NCIG)17が設けられている。NCIG17は、ウェハW上の複数点で厚みを測定する。
研削装置10は、研削後のウェハWの両面を洗浄する洗浄部18を備えている。洗浄部18は、平面から視てバッファ部13と重なるようにバッファ部13の下部に配置されている。洗浄部18は、ウェハWの周縁を3本又は4本のコマで支持しながら、ウェハWの表面及び裏面に純水とミストから成る2流体ミストを吹き付ける。
ウェハ加工システム1には、研削装置10による研削加工に続けてウェハWにCMP(Chemical Mechanical Polishing)加工を施す2つのCMP装置20が並置されている。
なお、CMP装置20が、研削装置10による研削加工に続けてウェハWをCMP加工するとは、研削装置10とCMP装置20とが連続してウェハWを加工することを意味するものである。換言すれば、研削装置10とCMP装置20との間でウェハWが直接的に受け渡しされることである。研削装置10とCMP装置20との間でウェハWが直接的に受け渡しされる場合とは、後述する第2の搬送アーム31bが研削装置10からCMP装置20にウェハWを直接搬送する場合が考えられるが、これに限定されるものではない。
CMP装置20は、プラテン21と、研磨パッド22と、研磨ヘッド23と、ウェイティングユニット24と、を備えている。
ウェイティングユニット24は、インテーブル24aと、アウトテーブル24bと、を備えている。インテーブル24a及びアウトテーブル24bは、図示しないロッドレスシリンダに接続されている。ロッドレスシリンダが駆動すると、インテーブル24a及びアウトテーブル24bは、図1中の左右方向に移動することができる。CMP装置20のその他の構成については後述する。
搬送装置30は、上下2つの第2の搬送アーム31と、センタリングステージ32と、を備えている。
第2の搬送アーム31は、ウェハWを保持した状態で図1中の上下方向に移動自在である。上下2つの第2の搬送アーム31のうち上段に配置された第2の搬送アーム31aは、研削前のウェハWを搬送するロード用である。また、他方の第2の搬送アーム31bは、研削後のウェハWを搬送するアンロード用である。
センタリングステージ32は、搬送装置30とインデクサ装置40とを連通するように配置されている。
インデクサ装置40は、EFEM(Equipment Front End Module)である。インデクサ装置40は、ウェハWを収容するキャリア41と、第3の搬送アーム42と、ケーシング43と、を備えている。
キャリア41は、加工前のウェハW又は加工後のウェハWを鉛直方向に並べて収容する。キャリア41は、ケーシング43に着脱自在に取り付けられるロードボート44内に収容されている。
第3の搬送アーム42は、ケーシング43内を図1中の左右方向に移動自在である。第3の搬送アーム42は、キャリア41からウェハWを搬出し、またはキャリア41にウェハWを搬入する。
洗浄装置50は、研磨後のウェハWを1枚ずつ洗浄する。洗浄装置50は、ウェハWをスクラブ洗浄する洗浄部51と、ウェハWを高速回転させて洗浄水を飛散させる乾燥部52と、を備えている。
ウェハ加工システム1の動作は、制御装置60によって制御される。制御装置60は、ウェハ加工システム1を構成する構成要素をそれぞれ制御するものである。制御装置60は、例えば、CPU、メモリ等により構成される。なお、制御装置60の機能は、ソフトウェアを用いて制御することにより実現されても良く、ハードウェアを用いて動作することにより実現されても良い。
次に、CMP装置20の構成について、図面に基づいて説明する。図2は、CMP装置20を模式的に示す斜視図である。図3は、研磨ヘッド22の要部を模式的に示す縦断面図である。図4は、バックプレート23bを示す底面図である。図5は、図4のI−I線断面図である。
プラテン21は、図示しない駆動装置上に載置されて中央の駆動軸回りに自転可能である。
研磨パッド22は、プラテン21の上面に保持されており、プラテン21の自転に応じてウェハWとの接触面が摩耗することによりウェハWが研磨される。なお、研磨パッド22は、本実施例のように円形に形成されて研磨パッド22の中央の回転軸回りに回転運動するものに限定されず、例えば、無端ベルト状に形成されて直線運動するものであっても構わない。研磨パッド22は、ウレタン製であるが、これに限定されるものではない。
研磨ヘッド23は、プラテン21の上方に配置されている。研磨ヘッド23は、図示しない駆動装置によって研磨ヘッド23の中央の回転軸回りに自転可能である。
CMP装置20は、スラリーSを研磨パッド22上に吐出するスラリーノズル25を備えている。スラリーSは、プラテン21の自転に応じて研磨パッド22上に広がり、ウェハWと研磨パッド22との接触領域に供給される。スラリーSは、シリカスラリーであるが、これに限定されるものではなく、例えば、酸化剤及び研磨材を含むものである。酸化剤は、例えば、セリアスラリー、アルミナスラリー等であるが、これに限定されるものではない。また、スラリーSにウェハWの表面を親水化させる濡れ剤を添加しても構わない。なお、図2中の符号26は、研磨パッド22を目立てるコンディショナー26である。
研磨ヘッド23は、ヘッド本体23aと、バックプレート23bと、リテーナリング23cと、バッキングフィルム23dと、を備えている。
ヘッド本体23aは、上述した駆動装置に接続されており、研磨ヘッド23の回転軸回りに回転する。ヘッド本体23aは、ヘッド本体23aの下方に配置されたバックプレート23bに連結されており、ヘッド本体23a及びバックプレート23bは連動して回転する。
バックプレート23bには、バックプレート23bの周縁に等間隔に離間して配置されたエアライン23cが設けられている。エアライン23cは、バックプレート23bの下面に開口し、バックプレート23bとバッキングフィルム23dとの間に形成されたエア室aに連通している。エアライン23cは、図示しないエア供給手段としてのエア供給源に接続されており、エア室aには、エアライン23cを介してエアが導入される。エアライン23cに供給されるエアの圧力は、図示しないレギュレータによって調整される。エア室aはリム23eを介して外部に連通されており、エア室a内の余剰の圧力はリム23eから大気へと開放される。
ヘッド本体23aとバックプレート23bとの間には、図示しないバックプレート押圧手段が設けられている。バックプレート押圧手段は、図示しないエア供給源から供給されるエアによって膨張するエアバッグ等である。エア供給源から供給されるエアの圧力は、図示しないレギュレータによって調整される。バックプレート押圧手段は、供給されるエアの圧力に応じて、バックプレート23bを押圧する。バックプレート押圧手段がバックプレート23bを押圧する圧力は、エアライン23cからエア室a内に供給される圧縮空気の圧力より低圧に設定されている。
リテーナリング23fは、ウェハWの周囲を囲むように配置されている。これにより、研磨加工中のウェハWの飛び出しを防止している。リテーナリング23fは、リテーナリングホルダ23gと図示しないボルトで固着されている。リテーナリング23fとリテーナリングホルダ23gとの間にバッキングフィルム23dの外周が挟持されている。
ヘッド本体23aとリテーナリング23fとの間には、図示しないリテーナ押圧手段が設けられている。リテーナ押圧手段は、図示しないエア供給源から供給されるエアによって膨張するエアバッグ等である。エア供給源から供給されるエアの圧力は、図示しないレギュレータによって調整される。リテーナ押圧手段は、供給されるエアの圧力に応じて、リテーナ押圧部材を介してリテーナリング23fを研磨パッド22に押圧する。
バックプレート23bの下面には、同軸上に配置された内周側エアバッグA1及び外周側エアバッグA2が設けられている。内周側エアバッグA1及び外周側エアバッグA2は、バックプレート23bの下面とバックプレート23bに嵌着された金属製の保持プレート23hとに端部が挟持されることによりバックプレート23bに取り付けられている。保持プレート23hは、図示しないボルトでバックプレート23bに固着されている。内周側エアバッグA1と外周側エアバッグA2とは、それぞれ径の異なる円環状に形成されている。なお、以下では、内周側エアバッグA1及び外周側エアバッグA2を総称する場合には、単に「エアバッグA」と称す。
エアバッグAは、エアライン23iを介して図示しないエア供給源に接続されており、エアライン23iから供給される圧縮空気の圧力に応じて膨張する。以下、エアバッグAによって区画されて独立して膨縮可能な領域を、研磨ヘッド23の外周側から内周側に向かって「ゾーンZ1〜Z5」とそれぞれ称す。なお、本実施例では、各ゾーンの領域をバックプレート23bの中心から径方向に向かって、0〜37mmをゾーンZ5、37〜88mmをゾーンZ4、88〜114mmをゾーンZ3、114〜140mmをゾーンZ4、140〜150mmをゾーンZ5に設定した。
上述した構成により、エア室a内に供給される圧縮空気がバックプレート23bを上方に持ち上げ、エア室a内を介してバックプレート23bに加えられる押圧力をウェハWに伝えることで、均一な圧力分布でウェハWを研磨パッド22に押圧してウェハWを研磨することができる。
また、内周側エアバッグA1の4つの区画および外周側エアバッグA2bの1区画、すなわちエアバッグAの5つの区画を圧縮空気の圧力に応じてそれぞれ独立して膨張させることにより、ゾーンZ1〜Z5を選択的に加圧して、ウェハWを局所的に研磨することができる。
次に、ウェハ加工システム1の作用について図1に基づいて説明する。
[ウェハ取出工程]
第3の搬送アーム42は、表面を上にした状態でキャリア41に収容されているウェハWを取り出し、ウェハWをセンタリングステージ32に載置する。
第2の搬送アーム31aは、芯出し後のウェハWをセンタリングステージ32から受け取り、研削装置10に向かって移動して、ウェハWをバッファ部13に搬送する。
[研削工程]
第1の搬送アーム14は、ウェハWをバッファ部13から取り出し、アライメントステージS1内のウェハチャック12に搬送される。
次に、インデックステーブル11が回転すると、ウェハWが第1の粗研削砥石の下方まで搬送されて粗研削ステージS2に搬送される。ウェハチャック12がウェハWを回転させるとともに、粗研削砥石送り機構15が粗研削砥石を回転させる。そして、粗研削砥石送り機構15が粗研削砥石をウェハWに押圧することにより、ウェハWの表面を研削する。ウェハWを所定研削量だけ研削されると、粗研削砥石送り機構15が粗研削砥石を退避させる。
次に、インデックステーブル11が回転すると、ウェハWが精研削砥石の下方まで搬送されて精研削ステージS3に搬送される。ウェハチャック12がウェハWを回転させるとともに、精研削砥石送り機構16が精研削砥石を回転させる。そして、精研削砥石送り機構16が精研削砥石をウェハWに押圧することにより、ウェハWの表面を精研削して表面に残留したダメージを除去する。ウェハWを所定研削量だけ研磨されると、精研削砥石送り機構16が精研削砥石を退避させる。
NCIG17は、精研削後のウェハW上の複数点における厚みを測定する。制御装置60は、NCIG17の測定値に基づいてウェハWの形状を演算する。
次に、インデックステーブル11が回転すると、ウェハWがアライメントステージS1に搬送される。第1の搬送アーム14は、精研削ステージS4にて精研削加工を終えたウェハWを洗浄部18に搬送する。洗浄部18は、ウェハWの表面及び裏面に2流体ミストを吹き付けることにより、ウェハWの表面及び裏面に付着したパーティクルを洗い流す。
[研磨工程]
第2の搬送アーム31bが、ウェハWを洗浄部18から取り出し、ウェハWの表裏を反転させた後に、ウェハWをインテーブル24aに搬送する。
インテーブル24aは、研磨ヘッド23の下方までスライド移動し、研磨ヘッド23は、インテーブル24a上のウェハWを吸着保持すると、インテーブル24aは、退避する。
スラリーSを研磨パッド22上に供給し、プラテン21及び研磨ヘッド23をそれぞれ回転させながら、研磨ヘッド23がウェハWの裏面を研磨パッド22に押し付けることにより、ウェハWが研磨される。この際、研磨ヘッド23は、ウェハWの径方向でウェハWを押圧する押圧力を部分的に変化させる。具体的には、制御装置60が演算した研削後のウェハWの形状に応じて、凹凸を有する研削後のウェハWを略平坦に形成するように各ゾーンZ1〜5におけるウェハWの研磨量及びこの研磨量を得るために内周側エアバッグA1及び外周側エアバッグA2に作用させる圧力(目標圧力)を設定する。
図6は、中央凸状に形成されたウェハWについて、研磨ヘッド23で研磨した前後のウェハWの形状を示すものである。図7は、図6における研磨ヘッド23の研磨量を示すものである。なお、図中のXは、ウェハWの径方向における中心(X=0)からの距離である。
図6、7に示すように、中央凸状に形成されたウェハWをCMP装置20で研磨する場合の研磨条件及び各ゾーンZ1〜5に導入する圧力は、例えば以下のように設定される。
<研磨条件1>
ウェハ圧力:4.0psi、リテーナ圧力:5.0psi
プラテン回転数:90rpm、研磨ヘッド回転数:93rpm
エアーフロー流量:30L/min、スラリー流量:300ml/min
研磨時間:70sec
<ゾーン圧力条件1>
ゾーンZ1:4.5psi、ゾーンZ2:0psi、ゾーンZ3:4.5psi、ゾーンZ4:5psi、ゾーンZ5:8psi
このようにして、ウェハWの中央付近及び周縁付近を相対的に大きく研磨することにより、研磨後のウェハWの形状を略平坦に形成することができる。
図8は、中央凹状に形成されたウェハWについて、研磨ヘッド23で研磨した前後のウェハWの形状を示すものである。図9は、図8における研磨ヘッド23の研磨量を示すものである。
図8、9に示すように、中央凹状に形成されたウェハWをCMP装置20で研磨する場合の研磨条件及び各ゾーンZ1〜5に導入する圧力は、例えば以下のように設定される。
<研磨条件2>
ウェハ圧力:4.0psi、リテーナ圧力:2.0psi
プラテン回転数:90rpm、研磨ヘッド回転数:93rpm
エアーフロー流量:30L/min、スラリー流量:300ml/min
研磨時間:95sec
<ゾーン圧力条件2>
ゾーンZ1:0psi、ゾーンZ2:4.5psi、ゾーンZ3:4.7psi、ゾーンZ4:4.4psi、ゾーンZ5:3.6psi
このようにして、ウェハWの周縁付近を相対的に小さく研磨することにより、研磨後のウェハWの形状を略平坦に形成することができる。
また、CMP装置20が、研削装置10による研削加工に続けてウェハWにCMP加工を施すことにより、酸化膜が十分に成長する前にウェハWがCMP加工されるため、ウェハWをスムーズに平坦且つ薄膜に形成することができる。
さらに、研削後のウェハWの形状に基づいて、ウェハWを研磨パッド22に押圧させる研磨圧力をウェハWの径方向において研磨圧力を局所的に増減させた状態でCMP装置20がウェハWを研磨することにより、研削後のウェハWの凹凸を平坦に修正するウェハ形状修正を行うことができる。
研磨が終了すると、アウトテーブル24bが研磨ヘッド23の下方までスライド移動し、研磨ヘッド23が、アウトテーブル24bにウェハWを受け渡すと、アウトテーブル24bが退避して第2の搬送アーム31bの近傍に移動する。
[洗浄工程]
第2の搬送アーム31bは、ウェハWをアウトテーブル24bから取り出し、ウェハWの表裏を反転させた後に、ウェハWを洗浄部51に搬送する。
洗浄部51は、ウェハWを吸着保持した後に、チャンバー51a内でウェハWをスクラブ洗浄する。
ウェハWの洗浄が終了すると、ウェハWの吸着が解除されて、ウェハWが乾燥部52に移送されると、乾燥部52がウェハWを高速回転させ、ウェハWに残留した洗浄水を飛散させる。
ウェハWの乾燥が終了すると、第2の搬送アーム31bがウェハWを洗浄部52から取り出してセンタリングステージ32に搬送する。
[ウェハ収容工程]
第3の搬送アーム42は、センタリングステージ32に載置されているウェハWを取り出し、裏面を上にした状態でウェハWをキャリア41に収容する。
このようにして、上述したウェハ加工システム1は、研削後のウェハWの形状に基づいて、ウェハWを研磨パッド22に押圧させる研磨圧力をウェハWの径方向において研磨圧力を局所的に増減させた状態で研削装置10の研削加工に続いてCMP装置20がウェハWを研磨することにより、ウェハWの形状修正を行うことができると共にウェハWをスムーズに平坦且つ薄膜に形成することができる。
また、ウェハ加工システム1を構成する各装置が、同一ハウジング内に収容されていることにより、搬送装置30、インデクサ装置40及び洗浄装置50が、研削装置10とCMP装置20とで共通化されるため、ウェハWに研削加工及びCMP加工を施すコストを低減するとともにウェハWに研削加工及びCMP加工を施すシステムを省スペースで設置することができる。
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変をなすことができ、そして、本発明が該改変されたものにも及ぶことは当然である。
1 ・・・ ウェハ加工システム
10・・・ 研削装置
11・・・ インデックステーブル
12・・・ ウェハチャック
13・・・ バッファ部
14・・・ 第1の搬送アーム
15・・・ 粗研削砥石送り機構
16・・・ 精研削砥石送り機構
17・・・ NCIG
18・・・ 洗浄部
20・・・ CMP装置
21・・・ プラテン
22・・・ 研磨パッド
23・・・ 研磨ヘッド
23b・・・バックプレート
23i・・・エアライン
24・・・ ウェイティングユニット
24a・・・インテーブル
24b・・・アウトテーブル
30・・・ 搬送装置
31、31a、31b・・・第2の搬送アーム
32・・・ センタリングステージ
40・・・ インデクサ装置
41・・・ キャリア
42・・・ 第3の搬送アーム
50・・・ 洗浄装置
51・・・ 洗浄部
52・・・ 乾燥部
60・・・ 制御装置
A1・・・ 内周側エアバッグ
A2・・・ 外周側エアバッグ
W ・・・ ウェハ

Claims (3)

  1. ウェハを平坦且つ薄膜に加工するウェハ加工システムであって、
    前記ウェハを研削する研削装置と、
    研削後のウェハ上の複数の測定点で厚みを測定する厚み測定装置と、
    前記研削装置による研削加工に続けて前記ウェハを研磨するCMP装置と、
    前記厚み測定機構の測定値に基づいて前記研削後のウェハの形状を演算し、前記研磨後のウェハが略平坦になるように前記CMP装置のウェハ径方向における研磨圧力を制御する制御装置と、
    を備えていることを特徴とするウェハ加工システム。
  2. 前記研削後のウェハを前記研削装置から前記CMP装置に搬送する搬送装置は、前記研削装置及びCMP装置と同一のハウジング内に収容されていることを特徴とする請求項1記載のウェハ加工システム。
  3. 前記CMP装置は、複数のゾーンに区画されて前記ゾーンに供給される圧縮空気の圧力に応じて研磨量を調整可能な研磨ヘッドを備えていることを特徴とする請求項1又は2記載のウェハ加工システム。

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