JP2018163935A - 太陽電池モジュール、及び太陽電池モジュールの製造方法 - Google Patents
太陽電池モジュール、及び太陽電池モジュールの製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
Description
この場合には、幅方向X2の両端部が取り出し電極(+電極、−電極)となっている。そして、電池を使用する際に、+電極と−電極とが対極となる位置となり、互いに離れた位置となることから、配線作業が行い難くなっていた。そこで、融着ライン18によって区画されるサブモジュールR,Rの一端側同士を例えば銅テープ等の配線材によって導通し、他端側で電気を取り出すことが可能な構成となり、全体が平面視でU字状に電気が流れる構造とするものがある。
このように本発明に係る太陽電池モジュールでは、第二の方向の一端側のサブモジュール同士が導通材によって導通され、全体が平面視でU字状に電気が流れる構造となる。そのため、取り出し電極(正極、負極)を第二の方向の他端側のみで同じ側に配置することが可能となり、配線構造が簡略化でき、配線作業を容易に行うことができる。
ここで、太陽電池モジュール1において、上述したように、長手方向X1を一対のサブモジュールR、Rの配列方向とし、幅方向X2を平面視で長手方向X1に直交する方向として、以下統一して用いる。
光電極11は、第一基材3A上に積層された透明導電膜11Aと、透明導電膜11A上に積層された多孔質の半導体層11Bと、を備えている。対向電極12は、第二基材3B上に積層された対向導電膜12Aと、対向導電膜12A上に積層された触媒層12Bと、を備えている。
半導体層11Bに担持される光増感色素は特に限定されず、例えば有機色素、金属錯体色素等の公知の色素が挙げられる。前述の有機色素としては、例えば、クマリン系、ポリエン系、シアニン系、ヘミシアニン系、チオフェン系等が挙げられる。前記金属錯体色素としては、例えば、ルテニウム錯体等が好適に用いられる。
このようにして、それぞれに半導体層11Bを有するセルCは、導通材14によって、光電極11と対向電極12の間に形成される厚み方向の間隙内に電解液13が液密に封止された状態で形成されている。
ここで、隣接するサブモジュールR、Rのうち、光電極11の他端1bを取り出し電極(正極)とするものを第一サブモジュールR1(図3(a))といい、対向電極12の他端1bを取り出し電極(負極)とするものを第二サブモジュールR2(図3(b))という。
つまり、図1に示すように、第一サブモジュールR1と第二サブモジュールR2では流通する電気Eの向きが幅方向X2で互いに逆向きとなり、電気の取り出し電極(正極31、負極32)の両方が幅方向X2の一端1a側に配置されている。
図4に示すように、太陽電池モジュール1を製造方法は、第一基材3Aの表面に透明導電膜11Aが成膜され、その透明導電膜11Aの表面に長手方向X1に延在する色素が吸着した帯状の半導体層11Bが複数形成された光電極11を形成する工程と、第二基材3Bの表面に光電極11に対向するように対向導電膜12Aが成膜された対向電極12を形成する工程と、透明導電膜11A及び対向導電膜12Aに対して長手方向X1と平行に延びる第一絶縁部16及び第二絶縁部17を形成する絶縁加工を行う工程と、平面視で幅方向X2に複数のセルCを配列する封止材15を設ける工程と、封止材15の上に導通材14を配置して光電極11と対向電極12とを電気的に接続する工程と、光電極11の半導体層11Bと対向電極12との間に電解液13を設ける工程と、光電極11と対向電極12とを貼り合せる工程と、を行う。
そして、導通材配置部43において封止材15同士の間に導通材14を配置した後、電解液塗工部44において第一基材3Aにおける封止材15の未塗工領域に電解液13を塗工する。
そして、第二融着部18Bで切断された太陽電池モジュールは、第一融着部18Aで分割された隣り合う一対のサブモジュールR1、R2同士の幅方向X2の一端1a側の導通材14同士が電気的に接続された状態で製造されることになる。
また、光電極11と対向電極12とを幅方向X2に沿って融着した融着部18の絶縁加工は、第一基材3Aの第一絶縁部16と第二基材3Bの第二絶縁部17と同時に行うようにしてもよく、これにより製造効率を向上させることができる。
本実施の形態による太陽電池モジュール1では、図1及び図2に示すように、各セルC毎に作成された電気Eは、第一サブモジュールRの他端1bから一端1aに向けて流れるとともに、第二サブモジュールRの一端1aから他端1bに向けて流れる。さらに、連通導通材14Aによって第一サブモジュールRの一端1aと第二サブモジュールRの一端1aとが接続されているので、第一サブモジュールRの一端1aの電気Eが、連通導通材14Aを介して第二サブモジュールR側に向けて流れる。このように太陽電池モジュール1は、一端1a側でサブモジュールR、R同士を導通させ、他端1b側で電気Eを取り出すことが可能な構成となる。すなわち、全体が平面視でU字状に電気Eが流れる構造となり、取り出し電極(正極31、負極32)を幅方向X1で同じ側(他端1b)にすることができるため、配線構造が簡略化でき、配線作業を容易に行うことができる。
この場合、RtoR方式で長手方向X1に連続的に連通導通材14Aを配置する製造工程により実現できるので、新たな作業工程を追加する必要がない。つまり、幅方向X2の一端1a側において、上述した実施の形態のように電池を作成した後作業で長手方向X1に沿うように例えば銅テープを貼り付けたり、半田付けを行うことによる配線材が不要となる。そのため、配線材を設けるための製造工程を省略することが可能となり、簡単な構成で製造にかかる作業効率を向上させることができる。
なお、このような電流値を1/2以下とするためには、本実施の形態のように連通導通材14Aが配置される部分から一端1aまでの導通基材幅D1が2mm以上、かつ一端1a側の連通導通材14Aの幅寸法D2が0.5mm以上であることが好ましい。
また、本実施の形態では、連通導通材14Aが配置される部分から一端1aまでの導通基材幅D1が2mm以上、かつ一端1a側の連通導通材14Aの幅寸法D2が0.5mm以上に設定されているが、このような寸法であることに限定されることはない。
1a 一端
1b 他端
4 製造装置
11 光電極(第一電極)
11A 透明導電膜
11B 半導体層
12 対向電極(第二電極)
12A 対向導電膜
12B 触媒層
3A 第一基材
3B 第二基材
13 電解液
14 導通材
15 封止材
16 第一絶縁部
17 第二絶縁部
18 融着部(絶縁ライン)
18A 第一融着部(第一絶縁ライン)
18B 第二融着部(第二絶縁ライン)
C セル
R サブモジュール
X1 長手方向(第一の方向)
X2 幅方向(第二の方向、第一基材及び第二基材の幅方向)
Claims (4)
- 第一基材の表面に透明導電膜が成膜され、前記第一基材の前記透明導電膜の表面に第一の方向に延在する色素が吸着した帯状の半導体層が複数形成された第一電極と、
第二基材の表面に前記第一電極に対向するように対向導電膜が成膜された第二電極と、
前記第一電極の前記半導体層と前記第二電極との間に封止された電解液と、
前記電解液を封止するとともに、平面視で前記第一の方向に直交する第二の方向に分割された複数のセルを配列する封止材と、
前記封止材に覆われた状態で設けられ、前記第一電極と前記第二電極とを電気的に接続する導通材と、
前記第一電極及び前記第二電極に対して前記第二の方向に沿って延在する絶縁ラインと、
を備え、
前記第二の方向に配列される前記複数のセルが直列配線により電気的に接続され、
前記第二の方向に隣り合うセル同士の間に配置された前記第一基材の第一絶縁部と、前記第二基材の第二絶縁部との間に前記導通材が配置され、前記隣り合うセル同士が接続され、
前記絶縁ラインによって前記第一の方向に分割された隣り合う一対のサブモジュールにおける前記第二の方向の一端側の前記導通材同士が電気的に接続された回路構成をなしていることを特徴とする太陽電池モジュール。 - 前記第一基材及び前記第二基材のうち前記第二の方向で前記一端側の前記導通材が配置される部分から前記一端までの導通基材幅が2mm以上、かつ前記一端側の前記導通材の幅寸法が0.5mm以上であることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
- ロール・ツー・ロール方式により連続的に太陽電池モジュールを製造するための太陽電池モジュールの製造方法であって、
第一基材の表面に透明導電膜が成膜され、前記第一基材の前記透明導電膜の表面に前記第一基材の長手方向に延在する色素が吸着した帯状の半導体層が複数形成された第一電極を形成する工程と、
第二基材の表面に前記第一電極に対向するように対向導電膜が成膜された第二電極を形成する工程と、
前記透明導電膜及び前記対向導電膜に対して前記長手方向と平行に絶縁加工を行う工程と、
平面視で前記長手方向に直交する前記第一基材及び前記第二基材の幅方向に複数のセルを配列する封止材を設ける工程と、
前記第一基材の前記透明導電膜上における前記半導体層が形成されない領域に導通材を配置して前記第一電極と前記第二電極とを電気的に接続する工程と、
前記第一電極の前記半導体層と前記第二電極との間に電解液を設ける工程と、
前記第一電極と前記第二電極とを貼り合せる工程と、
前記第一電極及び前記第二電極に対して前記幅方向に沿って延在し、前記幅方向の一端側の前記導通材を部分的に絶縁しない第一絶縁ラインと、前記幅方向の全体にわたって絶縁する第二絶縁ラインと、を前記長手方向に交互に形成する工程と、
前記第一電極と前記第二電極とを前記第二絶縁ラインの位置で切断する工程と、
を有し、
前記幅方向の一端側には、前記導通材が配置され、
前記第二絶縁ラインで切断された太陽電池モジュールは、前記第一絶縁ラインで分割された隣り合う一対のサブモジュールにおける前記幅方向の一端側の前記導通材同士が電気的に接続されていることを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。 - 前記第一絶縁ライン及び前記第二絶縁ラインは、前記幅方向に沿って融着された融着部により形成され、又は絶縁加工手段によって絶縁された絶縁加工部を封止材によって塞がれることにより形成されていることを特徴とする請求項3に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
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