JP2018163021A - 位置測位装置、及び動作確認プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】発信局の動作を容易に確認することが可能な位置測位装置を提供すること。【解決手段】実施形態によれば、位置測位装置は、測位対象エリアを移動する受信局が、前記測位対象エリアに配置された少なくとも1台の発信局から受信した信号に基づいて、前記受信局の位置を測位する。位置測位装置は、データ受信手段、第1判定手段を有する。データ受信手段は、少なくとも1台の受信局から、前記受信局が発信局から信号を受信した受信時刻を示すデータを受信する。第1判定手段は、前記データが示す最終の受信時刻からの経過時間が予め設定された第1閾値を超えているかを判別し、この判別結果に基づいて前記発信局について動作状態を判定する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、無線通信端末を利用して受信局の位置を計測する位置測位装置、及びコンピュータを無線通信端末の動作を確認する位置測位装置として機能させるための動作確認プログラムに関する。
従来から、無線通信技術を利用して、製造施設(工場)や店舗などで人や物などと共に移動する受信局の位置を計測する位置測位装置が知られている。位置測位装置は、例えば、発信局(無線端末)から発信される電波を受信した移動局での受信強度を測定し、その測定値をもとに移動局と発信局との距離を算出する。そして、位置測位装置は、一つ又は複数の発信局と移動局との間の距離情報をもとに、移動局の位置を特定する。
通常、移動局の位置を特定する範囲が広い場合、その範囲で移動局が少なくとも一つの発信局からの電波を受信することができるように、複数の発信局が配置される。発信局のメンテナンスのために、発信局が動作中かどうかを確認するには、物理的に発信局に近づき、発信局からの信号を受信できるかどうか信号受信端末を使用して確認しなければならない。発信局の数が少なく、かつ物理的に近い位置に設置されていれば問題にはならないが、発信局の数が増えたり、発信局が遠隔地に設置されたりすると、信号受信端末を使って、全ての発信局について一つずつ稼働状況を確認するのは難しい。
特開2013−255000号公報
本発明が解決しようとする課題は、発信局の動作を容易に確認することが可能な位置測位装置、及び動作確認プログラムを提供することである。
実施形態によれば、位置測位装置は、測位対象エリアを移動する受信局が、前記測位対象エリアに配置された少なくとも1台の発信局から受信した信号に基づいて、前記受信局の位置を測位する。位置測位装置は、データ受信手段、第1判定手段を有する。データ受信手段は、少なくとも1台の受信局から、前記受信局が発信局から信号を受信した受信時刻を示すデータを受信する。第1判定手段は、前記データが示す最終の受信時刻からの経過時間が予め設定された第1閾値を超えているかを判別し、この判別結果に基づいて前記発信局について動作状態を判定する。
本実施形態に係る位置測位システムの構成図。 本実施形態におけるサーバ装置の構成を示すブロック図。 本実施形態における携帯型装置の構成を示すブロック図。 本実施形態における測位対象エリアに配置されたビーコン端末13の一例を示す図。 測位対象エリアに配置された複数のビーコン端末を管理するためのデータテーブルの一例を示す図。 第1実施形態における携帯型装置の処理を示すフローチャート。 第1実施形態におけるサーバ装置のデータ受信処理を示すフローチャート。 第1実施形態のサーバ装置による死活判定処理を示すフローチャート。 第1実施形態におけるサーバ装置の時間閾値の更新処理を示すフローチャート。 第2実施形態のサーバ装置によるビーコン死活判定処理を示すフローチャート。 第2実施形態のサーバ装置における近傍ビーコン死活判定処理を示すフローチャート。 第2実施形態のビーコン近傍判定処理を示すフローチャート。 第2実施形態におけるビーコン端末の設置座標を使った判定方法を示すフローチャート。 第3実施形態のサーバ装置によるビーコン死活判定処理を示すフローチャート。 確認画面の一例を示す図。
以下、本実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る位置測位システムの構成図である。位置測位システムは、サーバ装置11、複数の携帯型装置12、複数のビーコン端末13、通信ネットワーク14、及びネットワーク15を含む。
サーバ装置11は、ビーコン端末13を利用して、携帯型装置12の位置を計測する位置測位装置として動作する。サーバ装置11は、例えば、携帯型装置12がビーコン端末13から受信する電波の電波強度(RSSI(Received Signal Strength Indicator))を含むデータを携帯型装置12から受信し、電波強度をもとに携帯型装置12の位置測位をする。また、本実施形態におけるサーバ装置11は、携帯型装置12から受信されるデータをもとに、ビーコン端末13の動作状態を確認する動作確認機能を有する。
携帯型装置12は、本実施形態の位置測位システムにおいて、ビーコン端末13からの信号を受信する受信局として使用される。携帯型装置12は、製造現場(工場)や店舗などにいる人(従業員、顧客等)が携帯したり、物品やカート(小型車)などに装着されたりする。携帯型装置12は、無線通信端末であり、通信ネットワーク14を介してサーバ装置11と通信する他、近距離無線通信を用いたネットワーク15を通じてビーコン端末13と通信する。携帯型装置12は、例えばスマートフォン、タブレットPC(パーソナルコンピュータ)などにより実現される。
ビーコン端末13は、本実施形態の位置測位システムにおいて、電波を発信する発信局として使用される。ビーコン端末13は、近距離無線通信を使用して、定期的にデータ(ビーコン信号)を送信する。ビーコン端末13は、例えばBluetooth(登録商標)により通信する機能が実装され、Bluetooth Low Energyの規格に基づく信号(以下、BLE信号と略す)を発信する。ビーコン端末13は、位置測位の対象である携帯型装置12の測位対象とするエリア(以下、測位対象エリアと称する)において、他のビーコン端末13と間隔を設けて分散して配置される。ビーコン端末13は、例えば電池から供給される電力により動作する。
通信ネットワーク14は、サーバ装置11と携帯型装置12とを接続するネットワークであり、例えばインターネット、有線LAN(Local Area Network)、無線LAN、Bluetooth、LTE(登録商標)(Long Term Evolution)などが用いられる。
ネットワーク15は、ビーコン端末13と携帯型装置12とを接続するネットワークであり、例えばBluetoothが用いられる。
図2は、本実施形態におけるサーバ装置11の構成を示すブロック図である。
サーバ装置11は、コンピュータの構成を含み、プロセッサ21、メモリ22、記憶装置23、入力制御装置24、入力装置25、表示制御装置26、表示装置27、及び通信インタフェース28を有する。
プロセッサ21は、メモリ22に記憶されたオペレーティングシステム、ミドルウェア及びアプリケーションプログラムに基づいて、サーバ装置11としての各種の動作を実現するべく各部を制御するための回路である。
メモリ22は、プロセッサ21が処理を実行するためデータを一時的に記憶するもので、例えばプロセッサ21により実行される各種プログラムの他、プロセッサ21が各種の処理を行う上で参照するデータを記録する。例えば、メモリ22には、携帯型装置12から受信されるデータに含まれる各種情報(後述するBLE受信情報など)の他、複数のビーコン端末13を管理するためのデータテーブル(後述する)などが記録される。また、メモリ22には、表示装置27に表示させるマップ画像などの画像データなどが記憶される。
プロセッサ21により実行されるプログラムには、複数の携帯型装置12から受信されるデータをもとに携帯型装置12の位置を測位する位置測位プログラム、複数の携帯型装置12から受信されるデータをもとにビーコン端末13の動作状態を確認する動作確認プログラムが含まれる。
記憶装置23は、プロセッサ21により実行されるプログラムの他、プロセッサ21が各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはプロセッサ21の処理によって生成されたデータなどを記憶する。記憶装置23は、不揮発性の記録媒体を有し、例えばSSD(Solid State Drive)、HDD(hard disk drive)などを使用できる。
入力制御装置24は、プロセッサ21の制御のもとで、入力装置25からデータを入力する。入力装置25は、例えばマウスやタッチパネルなどのポインティングデバイス、キーボードなどを含む。
表示制御装置26は、プロセッサ21の制御のもとで、表示装置27における表示を制御する。表示装置27は、LCD(Liquid Crystal Display)などのディスプレイ、あるいはタッチスクリーンとして構成される。表示装置27は、表示装置27の制御により、プロセッサ21により実行されるプログラムにより生成されたマップ画像などの画面を表示させる。
通信インタフェース28は、通信ネットワーク14(インターネット、LAN、Bluetoothなどを含む)を介したデータ通信を制御する。サーバ装置11は、通信インタフェース28を通じて、複数の携帯型装置12と通信する。
図3は、本実施形態における携帯型装置12の構成を示すブロック図である。
携帯型装置12は、コンピュータの構成を含み、プロセッサ31、メモリ32、記憶装置33、入力制御装置34、入力装置35、表示制御装置36、表示装置37、及び通信インタフェース38を有する。
プロセッサ31は、メモリ32に記憶されたオペレーティングシステム、アプリケーションプログラムに基づいて、携帯型装置12としての各種の動作を実現するべく各部を制御するための回路である。
メモリ32は、プロセッサ31が処理を実行するためデータを一時的に記憶するもので、例えばプロセッサ31により実行される各種プログラムの他、プロセッサ31が各種の処理を行う上で参照するデータを記録する。例えば、メモリ32には、ビーコン端末13から受信されたBLE信号をもとに生成される、サーバ装置11に送信するデータが記憶される。サーバ装置11に送信するデータには、BLE信号をもとに生成されるBLE受信情報が含まれる。BLE情報には、例えばBLE信号受信強度(RSSI)、ビーコン端末13のビーコン識別子、BLE信号の受信時刻などを示す情報が含まれる。
プロセッサ31により実行されるプログラムには、ビーコン端末13から受信されるBLE信号をもとに、サーバ装置11に送信するデータを生成し、このデータを所定のタイミングでサーバ装置11に送信するデータ送信プログラムが含まれる。
記憶装置33は、プロセッサ31により実行されるプログラムの他、プロセッサ31が各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはプロセッサ31の処理によって生成されたデータなどを記憶する。記憶装置33は、不揮発性の記録媒体を有し、例えばフラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)などを使用できる。
入力制御装置34は、プロセッサ31の制御のもとで、入力装置35からデータを入力する。入力装置35は、例えばタッチパネルなどのポインティングデバイスなどを含む。
表示制御装置36は、プロセッサ31の制御のもとで、表示装置37における表示を制御する。表示装置37は、LCD(Liquid Crystal Display)などのディスプレイ、あるいはタッチスクリーンとして構成される。表示装置37は、表示装置37の制御により、プロセッサ31により実行されるプログラムにより生成されたマップ画像などの画面を表示させる。
通信インタフェース38は、ビーコン端末13と通信する第1通信回路と、通信ネットワーク14を介してサーバ装置11と通信する第2通信回路を含む。第1通信回路は、近距離無線通信(ここではBLE)の規格に従い、ネットワーク15を介したデータ通信を制御する。第1通信回路は、ビーコン端末13が送信したビーコン信号(Bluetoothビーコン信号)を受信し、ビーコン信号に基づいて、ビーコン信号の発信元のビーコン端末13の識別コードであるビーコン識別子を検出する。また、第1受信回路は、ビーコン信号の電波の受信強度(RSSI(Received Signal Strength Indicator))を測定する。第1通信回路により検出されたビーコン識別子とビーコン信号の電波の受信強度(RSSI)を示すRSSI値を示す情報は、BLE受信情報として、サーバ装置11に送信される。
なお、ビーコン端末13は、図示を省略するが、コンピュータの機能を設けて構成される。すなわち、ビーコン端末13は、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサにより実行することにより、プログラムに従う各種の処理を実行する。ビーコン端末13に設けられるプロセッサは、例えばパーソナルコンピュータ等に使用される汎用的なCPUよりも、発信局としての制御に特化した組み込み用途のマイクロプロセッサが用いられる。プロセッサは、組み込まれた通信プロトコル(例えば、Bluetoothの各種プロファイル)プログラムやアプリケーションプログラムに従って、位置測位システムにおける発信局としての各種の機能を実現するために、各部を制御する。
ビーコン端末13には、携帯型装置12(通信インタフェース38の第1通信回路)との通信を制御する通信インタフェース(送信回路または送受信回路)が設けられる。通信インタフェース(送信回路または送受信回路)は、近距離無線通信(ここではBLE)の規格に従い、ビーコン信号(Bluetoothビーコン信号)を送信する。
図4は、本実施形態における測位対象エリアに配置されたビーコン端末13の一例を示している。
図4は、例えば測位対象エリアとする店舗の一部レイアウトを表している。複数のビーコン端末13(13−0,13−1,…13−6)は、例えば測位対象とする携帯型装置12が移動する経路に沿って、間隔を設けて配置されている。
図5は、測位対象エリアに配置された複数のビーコン端末13を管理するためのデータテーブルの一例を示す図である。データテーブルには、1つのビーコン端末13について1レコード分のデータが設定される。1レコード分のデータには、ビーコン識別子、マップ画像、設置座標、時間閾値、測位方式、隣接設定、故障判定の各データが含まれる。
ビーコン識別子は、ビーコン端末13に対して個別に付された固有の識別コードである。マップ画像は、ビーコン端末13の配置を表示する際に用いられる画像を示す。設置座標は、測位対象エリアにおけるビーコン端末13の絶対的な設置位置を示す。時間閾値(第1閾値)は、ビーコン端末13の動作状態を判定するための閾値データである。時間閾値は、携帯型装置12がビーコン端末13から最後にビーコン信号を受信した最終時刻からの経過時間をもとに、ビーコン端末13の動作状態が正常であるか否かを判定するためのデータである。時間閾値は、全てのビーコン端末13について同じ値に設定されていても良いし、図5に示すように、ビーコン端末13毎に異なる値に設定することもできる。測位方式は、ビーコン端末13を利用して携帯型装置12の位置を測位する測位方式を示すデータであり、例えば1点測位方式、2点測位方式、3点測位方式の何れかが設定される。隣接設定は、測位方式として2点測位方式が設定されている場合に、2点測位方式を用いた位置の測位に用いる互いに隣接して設置された他のビーコン端末13を示すデータである。故障判定は、ビーコン端末13に対する故障判定の結果を示すデータである。
次に、本実施形態における位置測位システムの動作について説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態では、携帯型装置12がビーコン端末13から最後にBLE信号を受信した受信時刻からの経過時間が予め設定された時間閾値を超えている場合に、ビーコン端末13が故障していると判別する動作確認方法について説明する。
図6は、第1実施形態における携帯型装置12の処理を示すフローチャートである。
携帯型装置12は、例えば製造現場(工場敷地内)などの測位対象エリアにおいて行動する人(例えば、従業員)により携帯されており、測位対象エリア内で従業員(以下、移動体と称する)が移動することで、各所に配置されたビーコン端末13が発信しているBLE信号を受信することができる。
携帯型装置12のプロセッサ31は、サーバ装置11にデータを送信するタイミングを判定するために、現在時刻を、初期時刻を示す変数tに設定する(Act11)。また、サーバ装置11に送信する送信データを空に設定する(Act12)。携帯型装置12は、何れかのビーコン端末13から送信されたBLE信号を検知すると(Act13、Yes)、BLE信号に応じてBLE受信情報を生成して、サーバ装置11に対する送信データに追加する(Act14)。BLE受信情報には、携帯型装置12が検知したBLE信号の受信電波強度(RSSI)、BLE信号の発信元を示すビーコン識別子、受信時刻等を含む。なお、ビーコン識別子のデータは、ビーコン端末13から受信されるBLE信号に含まれる。
プロセッサ31は、BLE信号の検知の有無に関係なく、現在時刻を変数sに設定して、初期時刻からの時間経過を更新する(Act15)。
ここで、プロセッサ31は、(s−t)の値が、携帯型装置12に予め設定されたサーバ送信間隔を超えているかどうかをチェックする。(s−t)がサーバ送信間隔を超えていない場合(Act16、No)、プロセッサ31は、BLE信号を検知する処理に戻る。同様にして、プロセッサ31は、ビーコン端末13からのBLE信号を検知した場合には、送信データにBLE受信情報を追加する。
一方、(s−t)がサーバ送信間隔を超えている場合(Act16、Yes)、プロセッサ31は、送信データを、通信ネットワーク14を通じてサーバ装置11に送信する(Act17)。その後、プロセッサ31は、Act11の処理に戻り、前述と同様の処理を実行する。
測位対象エリアでは、複数の移動体がそれぞれ異なる携帯型装置12を携帯して、製造現場(測位対象エリア)内を移動する。移動体が携帯型装置12を携帯して、複数のビーコン端末13が配置された経路を通過することで、携帯型装置12は、複数のビーコン端末13から発信された送信データを受信する。1つの移動体は、必ずしも全てのビーコン端末13が配置された経路を通過しない。しかし、サーバ装置11は、複数の移動体が携帯する携帯型装置12からそれぞれ送信データを受信することで、測位対象エリアに配置された全て(あるいは大部分)のビーコン端末13から受信されたBLE信号をもとに生成されたBLE受信情報を収集することができる。
次に、本実施形態におけるサーバ装置11の動作について説明する。
図7は、第1実施形態におけるサーバ装置11のデータ受信処理を示すフローチャートである。
サーバ装置11は、通信ネットワーク14を通じて、携帯型装置12からデータ受信を検知したかどうかをチェックする。サーバ装置11のプロセッサ21は、携帯型装置12からのデータ受信を検知した場合(Act21、Yes)、受信データから判定対象とするBLE受信情報を1件取り出す(Act22)。
プロセッサ21は、BLE受信情報に含まれるビーコン識別子iと受信時刻uを用いて、ビーコン識別子iの最終受信時刻の値(最終受信時刻uとする)を更新する(Act23)。
プロセッサ21は、1件分のBLE受信情報に対するビーコンの最終受信時刻の値を更新すると、受信データに含まれる全てのBLE受信情報についての処理が完了していなければ(Act24、No)、次のBLE受信情報を取り出して(Act22)、前述と同様の処理を実行する(Act22〜24)。
図8は、第1実施形態のサーバ装置11による死活判定処理を示すフローチャートである。
死活判定処理では、プロセッサ21は、処理対象とするビーコン端末13を表すS(記憶エリア)に全ビーコンを設定する(Act31)。また、プロセッサ21はSからビーコンを1つ取り出し、ビーコン識別子iとして(Act32)、ビーコン識別子iの最終受信時刻をuに設定する(Act33)。プロセッサ21は、最終受信時刻uからの経過時間が、ビーコン識別子iと対応づけてデータテーブルに予め設定された時間閾値(第1閾値)を超えているかを判別する。例えば、プロセッサ21は、現在時刻と最終受信時刻uとの差を算出し、この時刻の差(最終受信時刻uから現在時刻までの時間)が時間閾値を超えているか否かをチェックする。
ここで、現在時刻と最終受信時刻uとの差がビーコン識別子iに対応する時間閾値を超えていると判別される場合(Act34、Yes)、プロセッサ21は、ビーコン識別子iに対応するビーコン端末13が故障していると判定する。プロセッサ21は、判定結果に応じて、データテーブルのビーコン識別子iと対応づけて、故障判定の結果として故障(正常ではないこと)を示すデータを設定する(Act35)。
一方、現在時刻と最終受信時刻uとの差がビーコン識別子iに対応する時間閾値を超えていないと判別される場合(Act34、No)、プロセッサ21は、ビーコン識別子iに対応するビーコン端末13が故障していないと判定する。プロセッサ21は、判定結果に応じて、データテーブルのビーコン識別子iと対応づけて、故障判定の結果として正常であることを示すデータを設定する(初期設定として、正常であることを示すデータが設定されている場合には、データテーブルの更新をしない)(Act36)。
プロセッサ21は、Sが空かどうかをチェックする。Sが空でないと判別される場合(Act37、No)、処理をSからビーコンを取り出すAct32に戻す。一方、Sが空であると判別される場合(Act37、Yes)、ビーコンの死活判定を終了する。
このようにして、第1実施形態のサーバ装置11では、携帯型装置12から受信した受信データに含まれるBLE受信情報をもとに、ビーコン端末13からBLE信号を受信した最終受信時刻uからの経過時間が予め設定された時間閾値を超えたと判定される場合にビーコン端末13を故障と判定することができる。サーバ装置11は、測位対象エリアを移動する移動体と共に移動する複数の携帯型装置12から、それぞれの携帯型装置12がビーコン端末13から受信したBLE信号を受信してビーコン端末13の故障を判定する。すなわち、ビーコン端末13の動作確認のために使用される信号受信端末ではなく、位置測位システムにおいて、定常的に位置測位のために使用される携帯型装置12を利用する。従って、測位対象エリアに配置されたビーコン端末13の動作状態を確認するために、全てのビーコン端末13が配置された場所に赴いて、全てのビーコン端末13の動作状態を個々に判定するメンテナンス作業をしなくて済む。
次に、データテーブルに設定された時間閾値を変更する閾値変更処理について説明する。
図9は、第1実施形態におけるサーバ装置11の時間閾値の更新処理を示すフローチャートである。
前述したように、サーバ装置11は、携帯型装置12からの受信データに含まれるBLE受信情報をもとに、ビーコン端末13の故障の判定をすることができる。故障と判定されたビーコン端末13については、通常、メンテナンス作業が行われる。すなわち、故障と判定されたビーコン端末13に対して実際に近づいて、BLE信号を発信しているか否かをチェックする。
ここで、ビーコン端末13がBLE信号を発信していた場合、すなわちビーコン端末13が故障していない場合には、ビーコン死活判定で用いた時間閾値の値が正しくない可能性がある。例えば、移動体の通過する頻度が少ない経路に配置されたビーコン端末13の場合、正常に動作していたとしても、携帯型装置12によってBLE信号が受信される頻度が少なくなる。よって、ビーコン端末13に応じた時間閾値を、新たな閾値に変更することで故障判定の精度を向上させる。
まず、サーバ装置11は、故障と判定されたビーコン端末13に対するメンテナンス作業の結果の入力を検知する(Act41)。プロセッサ21は、測位対象エリアに配置された個々のビーコン端末13についての故障判定結果とメンテナンス作業の結果とを比較する(Act42)。すなわち、プロセッサ21は、故障と判定されたビーコン端末13のうち、メンテナンス作業により正常に動作していると確認されたビーコン端末13を抽出し、このビーコン端末13の情報を時間閾値の変更対象として、表示装置27において表示させる(Act43)。
プロセッサ21は、入力装置25に対する操作によって、変更後の時間閾値の値が入力されると(Act44)、データテーブルの変更対象とするビーコン端末13に対応する時間閾値を変更する(Act45)。
変更対象とするビーコン端末13が複数ある場合には(Act46、No)、プロセッサ21は、前述と同様にして、変更対象とするビーコン端末13の情報を、表示装置27に表示させて、変更後の時間閾値の値を入力して、データテーブルを変更する(Act43〜46)。
全ての変更対象とするビーコン端末13について時間閾値の変更が終了すると(Act46、Yes)、プロセッサ21は、閾値変更処理を終了する。
閾値変更処理では、基本的に、現在の時間閾値よりも故障と判定すべき時間を長くする値に変更される。時間閾値が、図5に示すように、ビーコン端末13(ビーコン識別子)毎に設定されている場合には、変更対象とするビーコン端末13に対応する時間閾値のみを変更する。なお、時間閾値が複数のビーコン端末13に対して設定されている場合には、複数のビーコン端末13に対する時間閾値を変更する。例えば、複数のビーコン端末13が特定のエリア毎に管理されている場合、特定のエリアに含まれる1つのビーコン端末13に対して時間閾値を変更した場合に、特定のエリアに含まれる他のビーコン端末13に対する時間閾値を一括して変更する。
また、前述した説明では、変更後の時間閾値の値は、表示装置27に対する入力操作によって入力されるとしているが、携帯型装置12からの受信データ(BLE受信情報)をもとに動的に設定するようにしても良い。例えば、プロセッサ21は、ビーコン端末13ごとのBLE受信情報の受信頻度に応じて、最適な時間閾値を算出する。例えば、携帯型装置12を携帯する移動体が頻繁に通るエリアに配置されたビーコン端末13の時間閾値を小さく(時間を短く)し、移動体があまり通らないエリアに設置されたビーコン端末13の時間閾値を大きく(時間を長く)するように、時間閾値を算出する。これにより、位置測位システムにおける実際の携帯型装置12の運用に応じた最適な時間閾値を設定して、ビーコン端末13の故障判定の精度を向上させることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。
第2実施形態では、前述した第1実施形態における故障判定に加えて、ビーコン死活判定を行うビーコン端末13(ビーコン識別子iに対応するビーコンi)に対して、物理的に近い位置に配置された別のビーコン(近傍ビーコンと呼ぶ)の死活判定を利用する。これにより、ビーコン端末13の死活判定の精度を向上させる。
図10は、第2実施形態のサーバ装置11によるビーコン死活判定処理を示すフローチャートである。なお、第2実施形態においても、図7に示すフローチャートと同様の処理が実行されるものとする。
第2実施形態のビーコン判定処理では、図10に示すAct51,52,53,54,56,57について、図8に示すAct31,32,33,34,36,37と同様の処理を実行するものとして説明を省略する。
プロセッサ21は、現在時刻と最終受信時刻uとの差がビーコン識別子iに対応する時間閾値を超えていると判別される場合(Act54、Yes)、近傍ビーコンについて死活判定処理(近傍ビーコン死活判定処理)を実行する(Act55)。
図11は、第2実施形態のサーバ装置11における近傍ビーコン死活判定処理を示すフローチャートである。
まず、プロセッサ21は、近傍ビーコン死活判定処理の処理対象として、測位対象エリアに配置された全てのビーコン端末13を設定する(Act61)。プロセッサ21は、処理対象として設定された全てのビーコン端末13を表すSから、ビーコン近傍判定の対象とする1つのビーコン端末13(ビーコンb)を取り出して(Act62)、ビーコン近傍判定処理を行う(Act63)。
図12は、第2実施形態のビーコン近傍判定処理を示すフローチャートである。
ビーコン近傍判定処理としては、まず、プロセッサ21は、ビーコンbの測位方法が2点測位で設定されているかどうかを、データテーブルを参照して判別する。ここで、ビーコンbが2点測位として設定されていない場合(Act71、No)、プロセッサ21は、ビーコンbが近傍ビーコンではないと判定し(Act72)、ビーコン近傍判定処理を終了する。
一方、ビーコンbが2点測位として設定されている場合(Act71、Yes)、プロセッサ21は、ビーコンbとビーコンiが隣接設定されているかどうかを、データテーブルを参照して判別する。ここで、隣接設定されている場合には(Act73、Yes)、プロセッサ21は、ビーコンbを近傍ビーコンと判定し(Act74)、隣接設定が行われていない場合には(Act73、No)、ビーコンbを近傍ビーコンではないと判定する(Act72)。
ビーコン近傍判定処理において、ビーコンbが近傍ビーコンと判定された場合(Act64、Yes)、プロセッサ21は、ビーコンbについて、正常と判定されているか、あるいは故障(正常ではない)と判定されているかをデータテーブルの故障判定を参照して判別する。ビーコンbが正常である場合(Act66、Yes)、プロセッサ21は、ビーコン識別子iに対応するビーコン端末13が故障している判定する。プロセッサ21は、判定結果に応じて、データテーブルのビーコン識別子iと対応づけて、故障判定の結果として故障(正常ではないこと)を示すデータを設定する(Act67)。すなわち、ビーコンbが正常である場合には、ビーコンbからのBLE信号を受信した携帯型装置12がビーコンbの近くに存在していることになる。ビーコンbとビーコンiとは、物理的に近い位置に設置されているため、ビーコンiが正常であれば、同じ携帯型装置12によってビーコンiのBLE信号が受信される。しかし、ビーコンiからのBLE信号が携帯型装置12により受信されていないということは、ビーコンiが故障している確率が高く、ビーコンiを故障と判定する。
一方、ビーコンbが故障(正常でない)と判定されている場合(Act66、No)、プロセッサ21は、ビーコン死活判定を行わず、全てのビーコン端末13についてビーコン近傍判定が完了しているか判別する。すなわち、ビーコンiだけでなく、近傍に配置されたビーコンbも故障と判定されている場合、携帯型装置12を所有する移動体が、時間閾値が示す時間内にビーコンiやビーコンbの近くに移動していないことにより故障と判定された可能性が高い。このため、ビーコンbをもとにしたビーコン死活判定の判定結果を設定しない。全てのビーコン端末13についてビーコン近傍判定が完了していなければ(Act65、No)、次のビーコン近傍判定の対象とする1つのビーコン端末13(ビーコンb)を取り出して(Act62)、ビーコン近傍判定処理を行う(Act63)。
なお、プロセッサ21は、ビーコンbが近傍ビーコンではないと判定された場合(Act64、No)、ビーコンbとビーコンiが物理的に離れていると判断し、前述したビーコンbが正常ではない場合と同様に、ビーコンの死活判定を行わず、全てのビーコン端末13についてビーコン近傍判定が完了しているか判別する。全てのビーコン端末13についてビーコン近傍判定が完了していなければ(Act65、No)、次のビーコン近傍判定の対象とする1つのビーコン端末13(ビーコンb)を取り出して(Act62)、ビーコン近傍判定処理を行う(Act63)。
全てのビーコン端末13についてビーコン近傍判定が完了し場合(Act65、Yes)、プロセッサ21は、ビーコン識別子iに対応するビーコン端末13が故障していないと判定する。プロセッサ21は、判定結果に応じて、データテーブルのビーコン識別子iと対応づけて、故障判定の結果として正常であることを示すデータを設定する(Act68)。
なお、前述した説明では、ビーコン近傍判定処理において、データテーブルに設定された測位方式、隣接設定のデータを利用しているが、ビーコン近傍判定としてビーコン端末13の設置座標を使った判定方法を用いることもできる。
図13は、第2実施形態におけるビーコン端末13の設置座標を使った判定方法を示すフローチャートである。
プロセッサ21は、ビーコンbの座標(xb,yb)とビーコンiの座標(xi,yi)から、ビーコンbとビーコンiとの距離dを、既存の2点間の距離を算出する演算式に基づいて算出する(Act81)。
プロセッサ21は、距離dが予め設定された距離に対する閾値を超えない場合には(Act82、Yes)、ビーコンbを近傍ビーコンと判定する(Act84)。一方、プロセッサ21は、距離dが閾値を超える場合には(Act82、No)、ビーコンbを近傍ビーコンではないと判定する(Act83)。これにより、データテーブルに、測位方式が2点測位ではない、または2点測位であっても隣接設定のデータが設定されていないビーコンbを利用して、ビーコン近傍判定処理を実行することができる。
このようにして、第2実施形態では、ビーコン死活判定の対象とするビーコンiについての判定結果だけでなく、ビーコンiの近傍に配置された別のビーコンbのビーコン死活判定の判定結果を利用して判定することで、より故障判定の精度を向上させることが可能となる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。
第3実施形態では、前述した第1実施形態における故障判定に加えて、ビーコン死活判定を行うビーコン端末13の電池残量の情報を利用する。これにより、ビーコン端末13の死活判定の精度を向上させる。
図14は、第3実施形態のサーバ装置11によるビーコン死活判定処理を示すフローチャートである。なお、第3実施形態においても、図7に示すフローチャートと同様の処理が実行されるものとする。
第3実施形態のビーコン判定処理では、図14に示すAct91,92,93,94,98について、図8に示すAct31,32,33,34,37と同様の処理を実行するものとして説明を省略する。
プロセッサ21は、現在時刻と最終受信時刻uとの差がビーコン識別子iに対応する時間閾値を超えていると判別される場合(Act94、Yes)、ビーコンiについて電池残量判定処理を実行する。第3実施形態では、携帯型装置12は、ビーコン端末13から受信するBLE信号により、ビーコン端末13に装着された電池の残量を示す電池残量データを受信するものとする。携帯型装置12は、BLE信号をもとに生成するBLE受信情報にビーコン端末13の電池残量データを含めておくものとする。
プロセッサ21は、電池残量データが示す値と予め設定された電池残量に対する閾値(第2閾値)とを比較する。電池残量が閾値以内である場合(Act96、Yes)、プロセッサ21は、ビーコンiを故障と判定する。プロセッサ21は、判定結果に応じて、データテーブルのビーコン識別子iと対応づけて、故障判定の結果として故障(正常ではないこと)を示すデータを設定する(Act97)。すなわち、最終受信時刻から時間閾値を超えてBLE信号が受信されないのは、電池残量の不足からビーコン端末13が正常に動作されない状態となっている可能性が高いと判別する。
一方、電池残量が閾値を超えている場合(Act96、No)、プロセッサ21は、ビーコンiが故障していない可能性が高いため、ビーコンiは正常と判定する。プロセッサ21は、判定結果に応じて、データテーブルのビーコン識別子iと対応づけて、故障判定の結果として正常であることを示すデータを設定する(Act95)。
また、ビーコンbの電池残量を利用して故障判定する代わりに、ビーコンiに電池を装着した時刻と現在時刻との差が閾値を超えていたら故障、超えていなければ正常と判定しても良い。この場合、サーバ装置11のプロセッサ21は、ビーコン端末13において電池が交換された場合に、電池を交換した時刻を示すデータを自動的に更新する。例えば、プロセッサ21は、BLE受信情報に含まれる電池残量データの履歴から、時間が経過したにもかかわらず電池残量の値が大きくなった時には電池交換が行われたと判断して電池を交換した時刻を示すデータを更新する。なお、電池を交換した時刻としては、BLE受信情報に含まれる受信時刻で更新することが可能である。
さらに、ビーコンiの電池残量を利用する代わりに、電池装着時刻、ビーコンiの発信電波強度、及び発信電波間隔をもとにして、電池残量がなくなるまでの予想時間を算出して、(電池挿入時刻+予想時間)が現在時刻を超えていたらビーコンiを故障と判定することもできる。もし、現在時刻を超えていなければビーコンiは故障していない可能性が高いためにビーコンiを正常と判定する。発信電波強度と発信電波間隔から消費電力量を算出できるため、ビーコンiの電池容量と消費電力量から電池残量が0となるまでの時間を算出することが出来る。
これにより、ビーコン端末13に装着された電池の電池残量の情報を使うことにより、ビーコン端末13の故障判定の精度を上げることが出来る。
なお、前述した第1〜第3実施形態のサーバ装置11によって故障と判定されたビーコン端末13については、メンテナンス要員によりメンテナンス作業が行われる。サーバ装置11によるビーコン端末13に対する故障判定の結果は、例えば携帯型装置12の表示装置37に表示させて、メンテナンス要員に参照させることができる。この場合、携帯型装置12は、故障判定の結果を示すデータをサーバ装置11から受信し、このデータをもとに確認画面を表示させる。メンテナンス要員は、携帯型装置12の表示装置37に表示された確認画面を参照しながら測位対象エリアを移動して、測位対象エリアに配置されたビーコン端末13の稼動状況を確認することができる。
図15は、携帯型装置12の表示装置37に表示される確認画面の一例を示す図である。図15では、測位対象エリアの確認対象とする一部エリアのマップ画像に、エリア内に設置されたビーコン端末13(B00〜B06)を表すシンボルが表示されている。
表示装置37に表示される確認画面には、例えば、故障と判定されたビーコン端末13については、正常と判定されたビーコン端末13とは異なる表示形態によってシンボルが表示される。図15に示す例では、B01のビーコン端末13のシンボルXが故障と判定されたことを表すように、他のビーコン端末13のシンボルとは異なる表示形態により表示されている。故障と判定されたビーコン端末13を表す表示形態としては、例えばビーコンのシンボルの色、色の濃度、形、サイズを変えたり、点滅させたりすることができる。これにより、メンテナンス要員に対して、ビーコン13が故障している可能性が高いことを視覚的に容易に認識されるようにする。メンテナンス要員は、マップ画像から動作確認をすべきビーコン端末13を容易に認識させることができるようになる。
また、ビーコン端末13を表すシンボルの色の濃度、サイズ、点滅時間を、ビーコン端末13から受信したBLE受信情報の最終受信時刻と現在時刻の差をもとに変更するようにしても良い。例えば、最終受信時刻と現在時刻の差が大きいほど、またビーコン間の距離が近いほど、また電池残量の値が小さいほど、シンボルの色を濃く、サイズを大きく、点滅時間を短くする。これにより、メンテナンス要員により、複数のビーコン端末13から優先的に確認すべきビーコン端末13を容易に認識させることができる。
なお、第2実施形態の場合、近傍ビーコンが正常の場合には、携帯型装置12を所有する移動体がビーコンiの近くを通っていない可能性がある。このため、正常と判定された近接ビーコンの個数が閾値を超えていた場合には、現在時刻と最終受信時刻uとの差がビーコン識別子iに対応する時間閾値を超えていると判別されたとしても、ビーコンiが故障していない可能性が高い。この場合、ビーコンiに対応するシンボルを、ビーコン端末13が故障した時とは異なる色、色の濃度、形、サイズや点滅時間で表示することにより、メンテナンス要員に注意喚起を行うようにしても良い。
このような、構成をとることにより、ビーコン端末13が動作中かどうかを確認することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
また、前述した実施の形態において記載した処理は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで各種装置に提供することができる。また、通信媒体により伝送して各種装置に提供することも可能である。コンピュータは、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、または通信媒体を介してプログラムを受信し、このプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行する。
11…サーバ装置、12…携帯型装置、13…ビーコン端末、21,31…プロセッサ、22,32…メモリ、23,33…記憶装置、24,34…入力制御装置、25,35…入力装置、26,36…表示制御装置、27,37…表示装置、28,38…通信インタフェース。

Claims (5)

  1. 測位対象エリアを移動する受信局が、前記測位対象エリアに配置された少なくとも1台の発信局から受信した信号に基づいて、前記受信局の位置を測位する位置測位装置において、
    少なくとも1台の受信局から、前記受信局が発信局から信号を受信した受信時刻を示すデータを受信するデータ受信手段と、
    前記データが示す最終の受信時刻からの経過時間が予め設定された第1閾値を超えているかを判別し、この判別結果に基づいて前記発信局について動作状態を判定する第1判定手段とを有する位置測位装置。
  2. 前記第1判定手段による判定結果に基づいて、前記第1閾値を変更する閾値変更手段をさらに有する請求項1記載の位置測位装置。
  3. 前記データ受信手段は、第1発信局と第2発信局のそれぞれに対応する受信時刻を示すデータを受信し、
    前記第1判定手段により動作状態が正常ではないと判定された第1発信局について、前記第1発信局の近傍に配置された第2発信局の判定結果が前記第1判定手段により正常であると判定された場合に、前記第1発信局の動作状態が正常ではないと判定する第2判定手段をさらに有する請求項1または請求項2記載の位置測位装置。
  4. 前記データ受信手段は、前記発信局に装着された電池の残量を示すデータをさらに受信し、
    前記第1判定手段により動作状態が正常ではないと判定された場合に、前記電池の残量が第2閾値以内であるかを判別し、この判別結果に基づいて前記発信局について動作状態を判定する第3判定手段をさらに有する請求項1または請求項2記載の位置測位装置。
  5. 測位対象エリアを移動する受信局が、前記測位対象エリアに配置された少なくとも1台の発信局から受信した信号に基づいて、前記受信局の位置を測位するコンピュータを、
    少なくとも1台の受信局から、前記受信局が発信局から信号を受信した受信時刻を示すデータを受信するデータ受信手段と、
    前記データが示す最終の受信時刻からの経過時間が予め設定された第1閾値を超えているかを判別し、この判別結果に基づいて前記発信局について動作状態を判定する判定手段として機能させるための動作確認プログラム。
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