JP2018161608A - 膜分離装置の膜汚染検知方法及び装置 - Google Patents

膜分離装置の膜汚染検知方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】圧力と流量から流路抵抗指標値を算出し、この流路抵抗指標値に基いて膜モジュールの汚染状況を検知する方法及び装置を提供する。【解決手段】第1配管3及び第2配管5の一方を介して供給水を膜モジュール4に流入させると共に、該第1配管3及び第2配管5の他方から流出水を流出させた際の、下記P値とF値を用いて演算した流路抵抗指標値に基づいて、汚染を検知する。P:該一方の配管に設けられた第1圧力センサの検知圧力、又は、第1圧力センサと該他方の配管に設けられた第2圧力センサの検知圧力の平均値。F:第2配管の流量。【選択図】図1

Description

本発明は、膜分離装置の膜汚染検知方法及び装置に関する。
除濁を目的にUF膜(限外濾過膜)やMF膜(精密濾過膜)を用いる膜分離装置(除濁膜装置)に被処理水の通水を継続すると、分離膜に汚れが付着するため、通常30秒〜60分ごとに間欠的に洗浄流体(水及び/又は気体)を供給して膜の物理洗浄を行う。
この物理洗浄においても除去できない汚染が膜面や膜内に堆積するため、次第に膜の濾過能力が低下する。また、原水に濁質を含む場合や高い回収率で装置を稼働する場合には、濁質等の固形分が膜間や膜とハウジングの間にケーキ状に堆積して、有効膜濾過面積が減少する。
凝集剤、酸化剤などの膜前処理剤を添加した後に膜分離処理を行う造水方法において、膜前処理薬剤の添加量を制御する技術として、膜分離装置の被処理水や濾過処理水の水質をORPや濁度、有機物濃度、UV260吸光度などの指標で評価して前処理薬剤の添加量をフィードバック制御する方法がある。
しかしながら、これらの水質指標による膜前処理剤の制御は、膜分離処理水の水質維持には有効であるが、膜分離装置濾過能力を考慮していないため、膜分離装置の安定運転ひいては造水システムの安定運転には十分とはいえない。
膜分離装置の濾過能力を考慮した、膜前処理の制御方法として、特許第5795529号や特開平10−15307に、膜分離装置の原水入口圧(以下、入口圧)と処理水出口圧(以下、出口圧)の差圧(膜間差圧)、あるいは膜間差圧上昇速度による制御方法が記載されている。
しかしながら、凝集フロックなどの原水中の濁質汚染は、圧密化されて強固な汚染にならないうちは膜間差圧に影響しにくく、上記特許文献に記された膜間差圧による前処理の制御方法では濁質汚染の進行を捉えられない。濁質源が凝集フロック等の疎な濁質である場合は特に膜間差圧に影響しにくく、濁質汚染が膜間差圧に表れる段階では既に、濁質汚染は強固に圧密化されており、急激な膜間差圧上昇を引き起こすため安定運転が困難になる。
そのため、膜間差圧のほかに、濁質汚染を検知する前処理の制御方法が必要とされる。
特公平3−80527には、透過側圧力と濃縮側圧力の関係(モジュール差圧)で流路閉塞を示す異常信号等を出すことが記載されている。また、特開2016−203085に記載されているように、濃縮水圧力を制御することで流動抵抗が変化することは公知である。
圧力だけの検知では、圧力が所定値まで上昇してその後一定になっている場合や下がった場合であっても、モジュール内での濁質汚染が進んでいることが散見された。
特許第5795529号 特開平10−15307号公報 特公平3−80527号公報 特開2016−203085号公報
本発明は、圧力と流量から流路抵抗指標値を算出し、この流路抵抗指標値に基いて膜モジュールの汚染状況を検知する方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明の膜分離装置の膜汚染検知方法は、分離膜を有する膜モジュールと、該膜モジュールの一次側の流入部に連通する第1配管と、該膜モジュールの一次側の流出部に連通する第2配管と、該膜モジュールの二次側と連通する第3配管とを少なくとも備えた膜分離装置の膜汚染を検知する方法において、該第1配管及び第2配管の一方を介して供給水を膜モジュールに流入させると共に、該第1配管及び第2配管の他方から流出水を流出させた際の、下記P値とF値もしくはP値、F値、P値、F値を用いて演算した流路抵抗指標値に基づいて、膜汚染を検知することを特徴とする。
本発明の膜分離装置の膜汚染検知装置は、分離膜を有する膜モジュールと、該膜モジュールの一次側の流入部に連通する第1配管と、該膜モジュールの一次側の流出部に連通する第2配管と、該膜モジュールの二次側と連通する第3配管とを少なくとも備えた膜分離装置の膜汚染を検知する装置において、第1配管もしくは第1配管と第2配管に設置された圧力センサと、少なくとも第2配管に設置された流量センサと、該第1配管を介して供給水を膜モジュールに流入させると共に、該第2配管から流出水を流出させた際の、下記P値とF値もしくはP値、F値、P値、F値を用いて流路抵抗指標値を演算する演算手段と、該演算手段の演算結果に基づいて、膜汚染を検知する手段とを備えたことを特徴とする。
P:第1配管に設けられた第1圧力センサの検知圧力、又は、第1圧力センサと第2配管に設けられた第2圧力センサの検知圧力の平均値
F:第2配管の流量
:通水初期のP値
:通水初期のF値
本発明の一態様では、前記流路抵抗指標値は下記(1)〜(4)式のいずれかで算出される算出値、その逆数又は該算出値もしくは逆数に定数を加減乗除した値である。
R=P/F …(1)
Q=F/P−F/P …(2)
U=P/F−P/F …(3)
X=|P−P|・|F−F| …(4)
本発明の一態様では、前記第1配管から原水を供給し、前記第2配管から濃縮水を流出させる膜分離工程で膜汚染を検知する。
本発明の一態様では、前記第1配管から原水を供給して前記膜モジュール内に水を張る水張り工程で膜汚染を検知する。
本発明の一態様では、さらに膜間差圧を測定し、前記流路抵抗指標値と該膜間差圧とに基づいて膜汚染を検知する。
本発明の一態様では、膜汚染の検知結果に従って、膜分離装置の前段での前処理剤及び/又は酸化剤の添加量を制御する。
本発明では、流路抵抗指標値の経時変化に基づいて膜汚染を抑制するために適切な前処理条件を選択することができる。また、流路抵抗指標値と、膜の濾過能力の指標である膜間差圧とを併用して洗浄を管理することで、濁質による汚染と膜表面/内部の汚染を総合的に考慮した前処理の管理が可能である。
本発明によると、膜分離装置の差圧のみあるいは処理水質のみに基づいて膜汚染状況を検知する場合に比べて、膜汚染を精度よく検知することができる。
膜分離装置のフロー図である。 実験結果を表わすグラフである。 実験結果を表わすグラフである。 実験結果を表わすグラフである。 実験結果を表わすグラフである。
以下、図1を参照して実施の形態について説明する。図1は膜分離装置を示すフロー図であり、被処理水としての原水は、原水配管1からポンプ2及び第1配管3を介して膜モジュール4の一次側に供給される。膜モジュール4の分離膜4aを透過しなかった濃縮水は、該一次側に連通する第2配管5を介して原水配管1に返送される。分離膜4aを透過した処理水は、膜モジュール4の二次側に連通する第3配管6を介して取り出される。配管5からは配管20が分岐しており、該配管20にバルブ21が設けられている。第2配管5にもバルブ22が設けられている。なお、原水槽(図示略)を設置し、第2配管5からの水を原水槽に導入させてもよい。
第1配管3には第1圧力センサ7が設けられている。第2配管5には第2圧力センサ8と第1流量センサ9が設けられている。第3配管6には、第3圧力センサ10と第2流量センサ11が設けられている。
これらのセンサ7〜11の検出値は、判定装置(図示略)に入力されており、該判定装置によって分離膜4aの汚染状況を検知する。
本発明の一態様では、次式(1)〜(4)で定義される流路抵抗指標値R,Q,U及びXのいずれかに基づいて分離膜4aの汚染状況を検知する。
R=P/F …(1)
Q=F/P−F/P …(2)
U=P/F−P/F …(3)
X=|P−P|・|F−F| …(4)
ただし、P:第1圧力センサ7の検出圧力又は第1圧力計7と第2圧力計8の検出圧力の平均値
F:第2配管5の流量
:通水初期のF値(原水の通水開始時のFの値)
:通水初期のP値(Gの通水開始時のPの値)
なお、本発明において、通水開始とは、新品の膜に対して通水を開始する場合だけでなく、薬品洗浄や、洗浄流体(水及び/又は気体)をモジュール1次側に激しく導入する強化物理洗浄した膜に対して通水を再開する場合も包含する。
上記(1)式で定義される流路抵抗指標値Rは、単位水量が流れているときの給水圧力を表わすものであり、このR値が大きいほど分離膜4aの汚染が進行していることになる。
上記(2)式で定義される流路抵抗指標値Qは、循環水量と給水圧力との比F/Pの初期値と現在値との差を表わすものであり、このQ値が大きいほど分離膜4aの汚染が進行していることになる。
流路抵抗指標値Uは、小さいほど分離膜4aの汚染が進行していることになる。
流路抵抗指標値Xは、大きいほど分離膜4aの汚染が進行していることになる。
上記説明では、R,Q,U,Xに基づくとしているが、それらの逆数1/R,1/Q,1/U,1/Xや、これらの値に定数を加減乗除(加算、減算、乗算、又は除算)した値であってもよい。例えば、Rの場合、a・R(aは正又は負の定数。aは−1であってもよく、この場合a・Rは−Rとなる。),a/R,R+b,c・R+d(b,c,dは正又は負の定数)のように算定した値であってもよい。Q,U,Xの場合も同様である。
膜分離装置の膜としてはUF膜、MF膜、RO膜などのいずれでもよい。被処理水は、SS濃度が1〜100mg/L程度のものが好適であり、SS成分は有機成分、無機成分などのいずれでもよい。具体的な被処理水の一例としては、工水、市水、井水、河川水、湖沼水、産業排水などが例示されるが、これらに限定されない。
本発明の一態様では、上記流路抵抗指標値の検知結果に基づいて、原水への前処理薬剤(凝集剤、酸化剤など)の添加を制御する。
上記流路抵抗指標値を用いた膜分離装置の洗浄運転例としては、例えば、R値、Q値又はX値の経時的変化をプロットし、R値、Q値又はX値が装置稼働初期から所定値以上増加するか、R値、Q値又はX値の上昇速度が所定値に達した際に洗浄を開始する。また、R値、Q値又はX値が所定の下限値以下にまで低下したならば洗浄を終了する。U値の場合は、増減をこれと逆とすればよい。
本発明の一態様では、上記R値、Q値、U値、X値のほかに、膜分離装置の透過水側に設置された流量センサ11と圧力センサ10で検出される流量,圧力と、圧力センサ7,8の検出圧力とを用いて、膜間差圧ΔPを下記式(5)で算出し、洗浄の管理指標とすることで、濁質汚染と膜表面/内部の汚染を総合的考慮した洗浄の管理を行う。
ΔP=(P+P)/2−P ……(5)
ただし、P:第1圧力センサ7の検出圧力
:第2圧力センサ8の検出圧力
:第3圧力センサ10の検出圧力
<実験例1>
除濁膜(膜面積11.5m、公称口径0.01μm)に対し、下記通水条件で、濁度約50mg/L as 乾燥量SSの給水を透過流束6m/Dで約11時間通水し、モジュール内に濁質汚染を起こした。さらに、通水後は強化空気スクラビングで1時間の洗浄を行い、濁質汚染の除去洗浄を行った。
<通水条件>
給水 :水道水+塩化第二鉄 50mg/L、有機凝結剤20mg/L
通水洗浄工程:水張り工程 30秒、全量濾過工程28分、逆洗工程30秒、空気スクラビ
ング工程 30秒
通水中の濾過工程の膜間差圧ΔPを式(5)で算出し、図2に示した。また、水張り工程でのR値を式(1)で算出して図2に示した。なお、水張り工程ではポンプの出力(kW)を一定として循環し、濾過時の圧力はかかっていない。
通水によって濁質汚染は進行するが、膜間差圧は図2の通り、安定しており、膜汚染の指標値としては不十分であることが認められた。一方、式(1)で算出したR値は5時間経過頃から著しく上昇した。
さらに、通水前後、および洗浄後の膜間差圧、R値および下記式(6)で算出される濁質残留率を図3に示す。なお、この洗浄は強化空気スクラビングを1時間行った後に、シュウ酸0.1%(pH2.2)を約1時間循環させることにより行った。
図3の通り強化空気スクラビングを終えた時点(洗浄1時間後)で、モジュール内に濁質が50%以上残るが(図3(c))、膜間差圧ΔPは通水前の値まで回復している(図3(a))。図3(b)の通り、流路抵抗指標値R値は、この時点では回復には至っていない。
濁質残留率=[1−SUM(洗浄排水中dry−SS量×排水量)
÷SUM{原水中dry−SS量×通水量−(逆洗排水中dry−SS量
+空気バブリング排水中dry−SS量)}]×100 …(6)
<実験例2>
実験例1と同じ試験において、水張り工程でのモジュール差圧、循環流量、R値及びQ値を測定・算出した。結果を図4,5に示す。
図4の通り、通水時間0〜5時間(I.汚染初期)では濁質汚染によって徐々にモジュール差圧が上昇していくため、モジュール差圧によって濁質汚染の進行を捉えることができる。一方、循環水流量は変動せず、軽度の濁質汚染を捉える事ができない。通水時間5〜8時間(II.汚染中期)ではモジュール差圧と循環水流量どちらも変動するため、2つのパラメータは単独では汚染の進行を定量的に把握できない。さらに、通水時間8〜12時間(III.汚染末期)ではモジュール差圧は変動せず、循環水流量のみ低下する。そのため、モジュール差圧では重度な濁質汚染の進行を捉えることができない。
図5の通り、R値及びQ値は、いずれも通水時間の経過と共に徐々に上昇する。このように、モジュール差圧と循環流量のパラメータを複合させたR値及びQ値によると、汚染初期から末期までの全過程において濁質汚染の進行を捉えることが可能であることが認められた。
なお、上記実施例では、全量濾過を行ったために、水張り工程での圧力と流量とを用いてR値、Q値を算出した。水張り工程でR値、Q値を算出する場合には、クロスフロー濾過時に比較して第2配管から排出される流量が大きく、モジュール差圧と流量の変化を感度良く検知できる。もちろん、クロスフロー濾過等を行う場合は濾過時の圧力と流量とを用いてR値、Q値等の流路抵抗指標値を算出することもできる。その場合、ポンプの出力一定及び/又は処理水量を一定として行うことが好ましい。また、本実施例では給水(原水)を用いているが、濾過水や工業用水を用いてもよい。
4 膜モジュール
7,8,10 圧力センサ
9,11 流量センサ

Claims (12)

  1. 分離膜を有する膜モジュールと、該膜モジュールの一次側の流入部に連通する第1配管と、該膜モジュールの一次側の流出部に連通する第2配管と、該膜モジュールの二次側と連通する第3配管とを少なくとも備えた膜分離装置の膜汚染を検知する方法において、
    該第1配管及び第2配管の一方を介して供給水を膜モジュールに流入させると共に、該第1配管及び第2配管の他方から流出水を流出させた際の、下記P値とF値もしくはP値、F値、P値、F値を用いて演算した流路抵抗指標値に基づいて、膜汚染を検知することを特徴とする膜分離装置の汚染検知方法。
    P:該一方の配管に設けられた第1圧力センサの検知圧力、又は、該第1圧力センサと該他方の配管に設けられた第2圧力センサの検知圧力の平均値
    F:第2配管の流量
    :通水初期のP値
    :通水初期のF値
  2. 請求項1において、前記流路抵抗指標値は下記(1)〜(4)式のいずれかで算出される算出値、その逆数又は該算出値もしくは逆数に定数を加減乗除した値であることを特徴とする膜分離装置の膜汚染検知方法。
    R=P/F …(1)
    Q=F/P−F/P …(2)
    U=P/F−P/F …(3)
    X=|P−P|・|F−F| …(4)
  3. 請求項1又は2において、前記第1配管から原水を供給し、前記第2配管から濃縮水を流出させる膜分離工程で膜汚染を検知することを特徴とする膜分離装置の膜汚染検知方法。
  4. 請求項1又は2において、前記第1配管から原水を供給して前記膜モジュール内に水を張る水張り工程で膜汚染を検知することを特徴とする膜分離装置の膜汚染検知方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、さらに膜間差圧を測定し、前記流路抵抗指標値と該膜間差圧とに基づいて汚染を検知することを特徴とする膜分離装置の膜汚染検知方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、膜汚染の検知結果に従って、膜分離装置の前段での前処理剤及び/又は酸化剤の添加量を制御することを特徴とする膜分離装置の運転方法。
  7. 分離膜を有する膜モジュールと、該膜モジュールの一次側の流入部に連通する第1配管と、該膜モジュールの一次側の流出部に連通する第2配管と、該膜モジュールの二次側と連通する第3配管とを少なくとも備えた膜分離装置の膜汚染を検知する装置において、
    第1配管もしくは第1配管と第2配管に設置された圧力センサと、
    少なくとも第2配管に設置された流量センサと、
    該第1配管を介して供給水を膜モジュールに流入させると共に、該第2配管から流出水を流出させた際の、下記P値とF値もしくはP値、F値、P値、F値を用いて流路抵抗指標値を演算する演算手段と、
    該演算手段の演算結果に基づいて、膜汚染を検知する手段と
    を備えたことを特徴とする膜分離装置の汚染検知装置。
    P:第1配管に設けられた第1圧力センサの検知圧力、又は、第1圧力センサと第2配管に設けられた第2圧力センサの検知圧力の平均値
    F:第2配管の流量
    :通水初期のP値
    :通水初期のF値
  8. 請求項7において、前記流路抵抗指標値は下記(1)〜(4)式のいずれかで算出される算出値、その逆数又は該算出値に定数を加減乗除した値であることを特徴とする膜分離装置の膜汚染検知装置。
    R=P/F …(1)
    Q=F/P−F/P …(2)
    U=P/F−P/F …(3)
    X=|P−P|・|F−F| …(4)
  9. 請求項7又は8において、前記第1配管から原水を供給し、前記第2配管から濃縮水を流出させる膜分離工程で膜汚染を検知することを特徴とする膜分離装置の膜汚染検知装置。
  10. 請求項7又は8において、前記第1配管から原水を供給して前記膜モジュール内に水を張る水張り工程で膜汚染を検知することを特徴とする膜分離装置の膜汚染検知装置。
  11. 請求項7〜10のいずれか1項において、さらに膜間差圧を測定し、前記流路抵抗指標値と該膜間差圧とに基づいて膜汚染を検知することを特徴とする膜分離装置の膜汚染検知装置。
  12. 請求項7〜11のいずれか1項において、膜汚染の検知結果に従って、膜分離装置の前段での前処理剤及び/又は酸化剤の添加量を制御することを特徴とする膜分離装置の運転装置。
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