JP2018161251A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、特許文献1には、遊技者に有利な特定遊技状態中において入賞が発生した場合、特定遊技状態中であることを示す特定遊技状態信号とともに、当該入賞に応じて払出される遊技媒体数を示す払出信号を出力する遊技機が開示されている。
これにより、特定遊技状態信号の出力中に出力された払出信号は、特定遊技状態において払出された遊技媒体数を示すものとして、周辺機器において集計することができる。
また、特許文献1に記載の遊技機では、特定遊技状態中において、入賞可能な時期が終了した後から通常遊技状態に移行するまでに、予め定められた遅延期間を設けることで、特定遊技状態中の入賞に応じて払出される遊技媒体数を示す払出信号を、上記遅延期間内にすべて出力されるようにしている。
これにより、周辺機器において、特定遊技状態中における遊技媒体の払出数を正確に集計できるようにしている。
クレジット機能は、メダル投入口2から投入されたメダルや、ゲームの入賞内容に応じて払出されるメダルを、最大クレジット枚数(例えば50枚)を上限として内部に貯留(記憶)する機能であり、クレジットされたメダルの枚数(クレジット数)は、クレジット数表示部9に表示される。
主制御部10は、設定手段として、これらのベットボタン6の所定の設定操作(押下操作)に応じ、1回の遊技に対して遊技媒体(メダル)を所定数賭ける設定を行う。
1ベットボタン6bは、クレジットとして貯留されたメダルを、1回の操作につき1枚賭けること(1枚掛け)ができ、MAXベットボタン6aは、1回のゲームに賭けられる最大枚数(3枚)を、1回の操作で賭けること(3枚掛け)ができる。
1枚掛けのゲームにおいては、1ゲームごとにクレジット数が1減算され、3枚掛けのゲームにおいては、1ゲームごとにクレジット数が3減算される。
また、クレジットの減算に応じ、クレジット数表示部9に表示されたクレジット数も減算された値に更新される。
なお、通常遊技状態では3枚掛けで遊技を行うものとし、ボーナス遊技状態では1枚掛けで遊技を行うものとする。
なお、1枚掛けが上限値に設定されている場合には、MAXベットボタン6aが操作されても、1枚掛けしか実行されないものとする(図8に示す後記レギュラーボーナス等参照)。
リール21a〜21cは、回転動作によってリール21a〜21cに表示された識別図柄を、表示窓3を介して変動表示する変動表示手段である。
また、主制御部10では、このリール21a〜21cの回転動作とともに、所定の内部抽選を行う。
停止ボタン5a〜5cは、リール21a〜21cの回転動作を停止するための停止操作手段であり、リール21a〜21cと同数(3つ)設けられている。
停止ボタン5a〜5cが押されると、主制御部10は、このタイミングと内部抽選に基づいて対応するリール21a〜21cの回転を停止制御する停止制御手段として動作する。
そして、スロットマシン1は、停止制御手段により停止された各リール21a〜21cに表示された識別図柄の停止対応に応じて、遊技者に遊技媒体を付与する付与手段を備えている。
クレジットの加算処理は、最大クレジット枚数である50枚まで行われ、クレジット数が50枚を超えると、超えた分の数のメダルが、前記付与手段の別の態様であるホッパー8からメダル払出口7に払出される。
そして、付与手段は、リール21a〜21c(変動表示手段)に停止表示された識別図柄の停止態様が特定態様である場合に、遊技媒体を特定数付与する。
例えば、リール21a〜21cの識別図柄が、ボーナス図柄「777」(特定態様)に停止したことに基づいて、1枚掛けで14枚のメダルが付与される入賞役の識別図柄(例えば、ブドウ)が全遊技で成立するビッグボーナスと呼ばれるボーナス遊技状態に移行する。
ビッグボーナスは、例えば、336枚を超える(純増枚数325枚)メダルを払出すことがボーナス遊技状態の終了条件とすることができ、この場合、遊技実行手段として、25回(=325÷(14−1))のボーナス遊技を実行することができる。
この場合、付与手段であるホッパー8によるメダルの払出しやクレジット数の加算処理によって、最大350枚(=25×14)の遊技媒体を付与する。
ボーナス信号は、ボーナス遊技状態(第2遊技状態)において、当該ボーナス遊技状態を示す遊技情報であり、本発明の第2情報として出力される(第2情報出力手段)。ボーナス信号は、ボーナス遊技状態の開始時(ボーナス遊技状態への移行時)から終了時に亘って出力される。
投入信号は、スタートレバー4の操作(始動操作)に応じて、ゲームに賭けられたメダル数(すなわち、設定手段により設定された遊技媒体数。以下、BET数という)を含む、ゲームに投入された遊技媒体数を示す遊技情報であり、本発明の第3情報として出力される(第3情報出力手段)。投入信号は、投入された遊技媒体数と同数のパルス信号からなり、通常、スタートレバー4の操作とほぼ同時に出力される。
これにより、周辺機器は、各種遊技情報に基づいて遊技状態毎に遊技情報等を集計できるようになっている。
前述のとおり、ボーナス遊技状態では、入賞すると1ゲームあたり14枚のメダルがホッパー8やクレジット加算処理によって付与される。
ここで、ホッパー8の近傍には、当該ホッパー8から払い出されたメダルを検知するためのセンサーが設けられており、ホッパー8は、1枚目のメダルの払出動作を行った後は、センサーが当該1枚目のメダルを検知したことを契機に2枚目のメダルの払出動作を行うようにしている。
この場合、図4(1)に示すように、払出動作の開始からセンサーによりメダルが検知されるまでの時間が約60msかかるため、1ゲームのボーナス遊技においてすべてのメダルの払出しが終了するまで(すなわち、1枚目のメダルの払出動作開始から14枚目のメダルがセンサーによって検知されるまで)には、最低でも840ms(=60×14)の時間を要する。
このため、実際のビッグボーナスの最終遊技では、通常、クレジット数が50枚(上限)の状態で、1枚掛けを行って14枚のメダルを払出されることから、1ゲームあたり、クレジット数を1加算する加算処理の実行後に、13枚のメダルをホッパー8から払出すことになる。
そうすると、図4(2)に示すように、ビッグボーナスの最終遊技では、1クレジットの加算処理にかかる時間を100msとすると、14枚のメダルの付与が終了するまでは、880ms(=100×1+60×13)の時間を要することになる。
他方、払出信号は、ホッパー8の払出動作やクレジットの加算処理の開始とほぼ同時に出力が開始され、1回の払出信号の出力期間が約50msで、次の払出信号の出力までに約50msの待機期間が設けられている。
このため、図4(3)に示すように、すべてのメダルの払出しに相当する14回の払出信号の出力が終了するまで、1350ms(=50×14+50×13)の時間を要する。
つまり、ボーナス遊技状態の最終遊技における入賞によってホッパー8等の付与手段により特定数の遊技媒体(14枚のメダル)が付与される場合において、当該特定数のすべてのメダルの付与が終了しており、これにより、ボーナス遊技状態は実質終了しているにもかかわらず、特定数の遊技媒体の付与を示す払出信号(第1情報)の出力は、特定数の遊技媒体(14枚のメダル)が付与された後も一定期間継続された後に遅れて終了するようになっている。
この点、スロットマシン1では、一般に、ボーナス遊技の最終遊技におけるクレジットの加算処理又はメダルの払出しの終了を契機にボーナス遊技状態から通常遊技状態に移行し、当該移行時にボーナス信号の出力を終了するようにしている。
このため、スロットマシン1や周辺機器において何も対策を施さないと、周辺機器では、ボーナス遊技の最終遊技中に発生した入賞に係る払出信号であるにもかかわらず、遊技状態が移行後の通常遊技状態中に出力されていることから、通常遊技中に発生した入賞に係る払出信号であると誤って判断し、ボーナス遊技中や通常遊技中におけるメダル付与数の集計が不正確になる虞がある。
このような問題を考慮して、ボーナス遊技状態から通常遊技状態への移行を、ボーナス遊技の最終遊技中に発生した入賞に係る払出信号の出力終了を待って行うことも考えられる。
ところが、この場合、実際には通常遊技を開始可能であるにもかかわらず、通常遊技の開始までに無用な待ち時間を要することになる。
つまり、遊技者は、ボーナス遊技を終えても、すぐに通常遊技を行うことができず、待ち時間により遊技者に退屈感を与え、遊技に対する興趣を低下させてしまう虞がある。
そこで、これらの問題を解決すべく、本実施形態のスロットマシン1は、以下の構成(第1の構成)を備えている。
まず、主制御部10は、第2情報出力手段の動作として、遊技実行手段により実行されるボーナス遊技状態(第2遊技状態)の最終遊技に係る払出信号(第1情報)の出力が終了したとき以降に、ボーナス信号(第2情報)の出力を終了させるようにしている。
すなわち、図5に示すように、ボーナス遊技状態中、連続して出力(ON)されているボーナス信号(a)を、ボーナス遊技状態の最終遊技における入賞により付与されるメダル数を示す払出信号(b)の出力が終了したとき以降(c)に、その出力を終了(OFF)させる(d)。
なお、図5は、後記「終了インターバル」の演出を想定していないため、ボーナス遊技状態における遊技媒体の付与が終了するとすぐに通常遊技状態に移行する。
すなわち、図5に示すように、ボーナス遊技状態の最終遊技中の入賞によるメダルの付与(e)が終了したとき以降(f)に、遊技状態をボーナス遊技状態から通常遊技状態に移行させる(g)。
また、このように、ボーナス遊技状態中の入賞による遊技媒体の付与終了後、すぐにボーナス遊技状態から通常遊技状態に移行させつつ、ボーナス信号の出力は、ボーナス遊技状態の最終遊技中の入賞により付与される遊技媒体数を示す払出信号の出力を終了するまで継続するようにしている。
このため、周辺機器においても、ボーナス信号の出力中に出力された払出信号に基づいて、ボーナス遊技状態中に付与された遊技媒体数を正確に集計することができる。
これにより、ボーナス遊技状態から通常遊技状態に移行したことに応じ、すぐに通常遊技状態における遊技が開始された場合であっても、ボーナス信号の出力が終了してから当該遊技に係る投入信号の出力を開始するため、周辺機器において、ボーナス遊技状態中に投入された遊技媒体数として誤って集計することを防ぐことができる。
また、この場合、周辺機器は、ボーナス信号が出力されていない状況での投入信号に基づいて、通常遊技状態中に投入された遊技媒体数を正確に集計することができる。
なお、図5の※部に示すように、ボーナス信号の出力終了時から所定期間(例えば50ms)経過後に投入信号を出力させることで、周辺機器において、通常遊技状態中に投入された遊技媒体数をより正確に集計することができる。
ここでは、ボーナス遊技状態から通常遊技状態への移行を、払出信号の出力が終了したタイミングで行うようにすることで上記問題を解決する構成(第2の構成)について説明する。
具体的には、図6に示すように、ボーナス遊技状態中の入賞に係る払出信号の出力が終了したこと(k)に基づいてボーナス信号の出力を終了させ(m)、当該ボーナス信号の出力が終了したこと(m)に基づいて、遊技状態をボーナス遊技状態から通常遊技状態に移行する(n)。
これにより、ボーナス遊技状態の終了タイミングとボーナス信号の出力終了タイミングを一致させることができる。
このため、周辺機器では、ボーナス遊技状態中及び通常遊技状態中の遊技媒体の投入数や払出数を正確に集計することができる。
また、本構成は、予め待ち時間を固定値に設定する構成ではないため、待ち時間を固定した場合の問題、例えば、待ち時間を短く設定した場合にメダル払出数の集計が不正確になることや、待ち時間を長く設定した場合に退屈感が生じ易くなる、といった問題を生じないようにすることができる。
したがって、本構成によれば、待ち時間を最低限に抑えつつ、退屈感を生じにくくすることができる。
ボーナス遊技状態の最終遊技のタイミングで生ずる問題について上述にて説明したが、言い換えれば、上記問題は、14回目(最終遊技)を除く、1回目〜13回目に亘るボーナス遊技の継続中は生じない。
このため、主制御部10は、第3情報出力手段の動作として、スタートレバー4の操作(始動操作)が行われた場合において、前回の遊技と今回の遊技とで、ボーナス信号(第2情報)の出力態様に変化がない場合には、投入信号(第3情報)の出力を開始できるようにしている。
すなわち、図7に示すように、ボーナス信号が継続して出力中である期間は、ボーナス遊技が継続している期間であるため、当該期間中の投入信号については、上記「第1の構成」のように、出力タイミングをずらさなくても、ボーナス遊技状態中に投入された遊技媒体数を示す投入信号とすることができる。
このため、スロットマシン側では、遊技情報や遊技状態の制御負荷を抑えつつ、周辺機器側では、ボーナス継続遊技中に投入された遊技媒体数を正確に集計することができる。
なお、ここでは、ボーナス遊技状態における継続遊技に適用した場合について説明したが、通常遊技状態における継続遊技においても上記構成を適用することができる。
本実施形態のスロットマシン1は、上記ビッグボーナスを含め複数のボーナス遊技状態を制御することができる。
具体的には、図8に示すように、ビッグボーナスとミドルボーナスとレギュラーボーナスについて、それぞれ「設定差有」と「設定差無」とがあり、遊技状態制御手段によっていずれかの遊技状態に制御することができる。
「設定差有」は、遊技設定値に応じて当選確率(ボーナス確率)が異なり、遊技設定値が高い程当選確率が高くなるボーナス(本発明の第2の第2遊技状態)である。例えば、ビッグボーナス(設定差有)の当選確率は、設定1=1/960、設定2=1/950、設定3=1/940、設定4=1/930、設定5=1/920、設定6=1/910となっており、遊技機ごとに、所定操作によって1〜6のうちのいずれかに設定することができる(図8参照)。
「設定差無」のボーナスは、遊技設定値に関わらず当選確率(ボーナス確率)が変わらないボーナス(本発明の第1の第2遊技状態)である。例えば、ビッグボーナス(設定差無)の当選確率は、1〜6のうちのいずれに設定されていても、常に1/1920となる。
このほか、各種ボーナスによって、1ゲームに賭けるメダル数(BET数)、入賞により付与されるメダル数(入賞役)、ボーナス遊技の終了条件、純増枚数が異なる。
例えば、主制御部10から副制御部20に出力される制御信号には、ベットボタン操作、スタートレバー操作、停止ボタン操作、ボーナス遊技の開始、終了、入賞などの遊技の進行を示す制御信号、内部抽選の結果、当選した抽選対象を示す当選対象信号(例えば、当選したボーナス役の種類[ビッグボーナス、ミドルボーナス、レギュラーボーナス、設定差有、設定差無]、当選した小役の種類、再遊技役、ハズレなど)などがある。
また、主制御部10は、例えば、ボーナス遊技状態の終了後100ゲーム以内にボーナスに当選した場合を「連荘」と判定するとともに、ボーナスが連続して当選した回数を「連荘数」として計数可能であり、「連荘数」を示す制御信号を各ボーナス遊技状態の開始時に副制御部20に送信する。
これらの制御信号は、主制御部10に搭載されているメインCPUのI/Oポート、接続ケーブル等を介して副制御部20に送信されるようになっている。
なお、連荘の判定や連荘数の計数は、副制御部20が、主制御部10から送信されるボーナス遊技に関する制御信号に基づいて行うこともできる。
このような構成からなる副制御部20は、主制御部10からの制御信号が入力されると、記憶手段に記憶されたプログラムを実行処理することで、各制御回路を制御し、これらの制御回路が表示器L,スピーカSPを介して画像や音を出力するようになっている。
また、副制御部20は、付与音出力手段として、ホッパー8による払出しやクレジットの加算処理(付与手段)により付与されるメダル数を示す付与音(すなわち、付与手段により付与される遊技媒体数に関する付与音)をスピーカSPから出力させる。
BET演出(通常)は、実際のBET数に関わらず、あたかも3枚掛けをしたかのような、例えば、「ポンポンポン」という音(3連続音)を出力させる演出である。
BET演出(高速)は、実際のBET数に関わらず、あたかも1枚掛けしたかのような、例えば、「ポン」という短音を出力させる演出である。
BET演出(SP)は、例えば「ドカーン」という爆発音を出力させる演出である。
なお、主制御部10は、上記音の出力とともに、クレジット表示部9におけるクレジット数を実際のBET数に応じて減算する表示を行う。
例えば、ビッグボーナスやレギュラーボーナスはクレジット数を1減算する表示を行い、ミドルボーナスはクレジット数を段階的に3減算する表示を行う。
払出演出(通常)は、あたかもメダルが14枚払出されたかのような、例えば、「ダダダダダダダダダダダダダダ」という音(14連続音)を出力させる演出である。
払出演出(高速)は、あたかもメダルが1枚払出されたかのような、例えば、「ダ」という短音を出力させる演出である。
払出演出(SP)は、例えば「ドカーン」という爆発音を出力させる演出である。
なお、主制御部10は、上記音の出力とともに、クレジット表示部9におけるクレジット数を実際の払出数に応じ段階的に14加算する表示を行う。
開始インターバル(通常)では、リール21a〜21cにおいてボーナス図柄の停止を契機にボーナス遊技状態に移行し、当該ボーナス遊技状態への移行後6000msの間隔を空けてベットボタン操作が可能になり、開始インターバル(高速)では、リール21a〜21cにおいてボーナス図柄の停止を契機にボーナス遊技状態に移行する。
終了インターバル(通常)では、ボーナス遊技に係る払出信号の出力終了後6000msの間隔を空けて通常遊技状態に移行し、終了インターバル(高速)では、ボーナス遊技に係る払出信号の出力終了を契機に通常遊技状態に移行する。
また、演出16は、BET演出(高速)、払出演出(高速)、開始インターバル(高速)、終了インターバル(高速)であるため(図10参照)、ボーナス成立後すぐにボーナス遊技が開始され、ボーナス遊技中は、BET操作時に「ポン」という前記連続音よりも出力時間が短い短音が出力され、メダル払出時に「ダ」という前記連続音よりも出力時間が短い短音が出力され、ボーナス遊技に係るメダルの払出しが終了するとすぐに通常遊技状態に移行する。
このため、演出1よりも演出16の方が、ボーナス遊技が速く進行している印象を与えることができる。なお、演出2〜15の各演出態様の説明は省略するが、演出番号が大きくなるほど、高速消化感をもってボーナス遊技が進行される。
また、同様に、ビッグボーナス(設定差無)の場合、連荘数1〜4に対応する演出9〜12と、連荘数5〜8に対応する演出13〜16とでは、払出演出における「通常」と「高速」の違いから、連荘数が多い方が「ダ」といった上記連続音より短い短音が出力されるなどして、相対的に高速消化感のある演出が行われる。
このため、本実施形態のスロットマシン1によれば、上記高速消化感を得た遊技者に対し、連荘が多く発生する期待感を与え、遊技に対する興趣を高めることができる。
また、同様に、連荘数がともに1の場合における、(第1の第2遊技状態に相当する)ビッグボーナス(設定差無)の演出9と、(第2の第2遊技状態に相当する)ビッグボーナス(設定差有)の演出16とでは、払出演出における「通常」と「高速」の違いから、設定差有の方が「ダ」といった上記連続音より短い短音が出力されるなどして、相対的に高速消化感のある演出が行われる。
このため、本実施形態のスロットマシン1によれば、遊技者は、上記高速消化感を得た遊技者に対し、高設定台(遊技設定値が相対的に高い遊技機)であるとの期待感を与え、遊技に対する興趣を高めることができる。
具体的には、ボーナス遊技状態中を示すボーナス信号の出力終了時期を、ボーナス遊技状態における最終遊技の入賞に係る払出信号の出力終了時以降としている。
また、ボーナス遊技状態から通常遊技状態への移行時期は、当該ボーナス遊技状態の最終遊技に係る入賞に基づく遊技媒体の払出しの終了時以降としている。
このため、ボーナス遊技状態における遊技媒体の払出しの終了後、すぐに通常遊技状態に移行することができ、遊技者に退屈感を与えないようにすることができる。
また、このように、遊技媒体の払出しの終了後、すぐに通常遊技状態に移行させても、ボーナス信号の出力は継続されるため、周辺機器において、ボーナス遊技状態中における遊技媒体数を正確に集計することができる。
しかしながら、このような従来の遊技機は、特定遊技状態中の正確な払出数を集計可能にするため、予め定められた遅延期間を設けていることから、特定遊技状態から通常遊技状態に移行するのが遅くなる場合があり、これにより、遊技者に退屈感を与え、興趣の低下を招くことが問題となっていた。
本発明の遊技機によれば、従来の遊技機が改善すべきこのような問題の全部又は一部を解決することができる。
例えば、第2遊技状態として、ビッグボーナス、ミドルボーナス、レギュラーボーナスなどの例を挙げたが、AT、ART、RT等の遊技者にとって有利な遊技状態を第2遊技状態として適用することができる。
また、ホッパー8による複数のメダルの払出動作は、センサーによりメダルが検知されたことに応じて次のメダルの払出動作を行うようにしたが、このようにセンサーとの連動を行わず、例えば、所定の周期で行うようにすることもできる。
また、前記「ボーナス遊技における演出」におけるBET音や付与音の出力は、通常遊技状態における遊技においても適用することができ、この場合、BET音や付与音を、BET数や払出数と同数の短音や連続音で構成することができる。
また、ボーナス遊技状態において、BET音や付与音を、BET数や払出数と同数の連続音で構成しつつ、「高速」の場合には、音の間隔を短くするなどして全体として出力期間を短くすることもできる。
また、ボーナスの種類及び連荘数に応じて、設定音及び付与音が異なる例について説明したが、ボーナスの種類及び/又は連荘数に関わらず、実行される演出を一律にすることもできる。
例えば、図9のビッグボーナス(設定差有)の連荘数3〜17に示すように、連荘数に関わらず、同じ設定音及び付与音の演出(演出17)を行うことができる。
また、図9のビッグボーナスとミドルボーナスの連荘数13等に示すように、ボーナスの種類に関わらず、同じ設定音及び付与音の演出(演出17)を行うことができる。
また、図9のビッグボーナスとミドルボーナスの連荘数13〜17に示すように、連荘数及びボーナスの種類に関わらず、同じ設定音及び付与音の演出(演出17)を行うこともできる。
また、本実施形態では、スロットマシンに本発明を適用したが、パチンコ機(封入式を含む)などのその他の遊技機に適用することもできる。
21(21a〜21c) リール
4 スタートレバー
5(5a〜5c) 停止ボタン
6 ベットボタン
6a MAXベットボタン
6b 1ベットボタン
8 ホッパー
9 クレジット数表示部
10 主制御部
20 副制御部
SP スピーカ
Claims (7)
- 所定の設定操作に応じて、1回の遊技に対して遊技媒体を所定数設定可能な設定手段と、
前記設定手段により遊技媒体が所定数設定された後に、所定の始動操作に応じて、識別図柄を変動表示させることが可能な変動表示手段と、
所定の停止操作に応じて、前記変動表示手段において変動表示している識別図柄を停止表示させることが可能な停止制御手段と、
前記変動表示手段に停止表示された識別図柄の停止態様に応じて、遊技者に遊技媒体を所定数付与することが可能な付与手段と、
前記付与手段により付与される遊技媒体数を示す第1情報を出力可能な第1情報出力手段と、
第1遊技状態と、遊技者に有利な第2遊技状態とを含む複数の遊技状態に制御可能な遊技状態制御手段と、
前記第2遊技状態において、前記第2遊技状態を示す第2情報を出力可能な第2情報出力手段と、
前記第2遊技状態において、所定回数の遊技を実行可能な遊技実行手段と、を備え、
前記付与手段は、前記変動表示手段に停止表示された識別図柄の停止態様が特定態様である場合に、遊技媒体を特定数付与することが可能であり、
前記第1情報出力手段は、前記付与手段により前記特定数の遊技媒体が付与される場合に、前記特定数の遊技媒体の付与を示す前記第1情報を出力可能であると共に、前記付与手段により前記特定数の遊技媒体が付与された後に、当該第1情報の出力を終了させることが可能であり、
前記第2情報出力手段は、前記遊技実行手段により実行される前記第2遊技状態の最終遊技に係る第1情報の出力が終了したとき以降に、前記第2情報の出力を終了させることが可能であり、
前記遊技状態制御手段は、前記遊技実行手段により実行される前記第2遊技状態の最終遊技に係る遊技媒体の付与が終了したとき以降に、前記第1遊技状態に制御することが可能である
ことを特徴とする遊技機。 - 前記所定の始動操作に応じて、前記設定手段により設定された遊技媒体数を示す第3情報を出力可能な第3情報出力手段を備え、
前記第3情報出力手段は、前記第1遊技状態であり、且つ、前記第2情報が出力されている場合において、前記所定の始動操作が行われた場合には、当該第2情報の出力が終了した後に、前記第3情報の出力を開始可能である
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記所定の始動操作に応じて、前記設定手段により設定された遊技媒体数を示す第3情報を出力可能な第3情報出力手段を備え、
前記第3情報出力手段は、前記所定の始動操作が行われた場合において、前回の遊技と今回の遊技とで、前記第2情報出力手段による前記第2情報の出力態様に変化がない場合には、前記第3情報の出力を開始可能である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。 - 前記設定手段により設定される遊技媒体数に関する設定音を出力可能な設定音出力手段を備え、
前記遊技状態制御手段は、第1の第2遊技状態と、第2の第2遊技状態とを含む複数の第2遊技状態のうちの何れかに制御可能であり、
前記設定音出力手段は、
前記第1の第2遊技状態に制御されている場合に、第1設定音を出力可能であり、
前記第2の第2遊技状態に制御されている場合に、第2設定音を出力可能である
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機。 - 前記第1の第2遊技状態は、遊技設定値に関わらず当選確率が変わらない第2遊技状態であり、
前記第2の第2遊技状態は、前記遊技設定値が高い程、当選確率が高くなる第2遊技状態であり、
前記第1設定音よりも第2設定音の方が短音である
ことを特徴とする請求項4に記載の遊技機。 - 前記付与手段により付与される遊技媒体数に関する付与音を出力可能な付与音出力手段を備え、
前記遊技状態制御手段は、第1の第2遊技状態と、第2の第2遊技状態とを含む複数の第2遊技状態のうちの何れかに制御可能であり、
前記付与音出力手段は、
前記第1の第2遊技状態に制御されている場合に、第1付与音を出力可能であり、
前記第2の第2遊技状態に制御されている場合に、第2付与音を出力可能である
ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の遊技機。 - 前記第1の第2遊技状態は、遊技設定値に関わらず当選確率が変わらない第2遊技状態であり、
前記第2の第2遊技状態は、前記遊技設定値が高い程、当選確率が高くなる第2遊技状態であり、
前記第1付与音よりも第2付与音の方が短音である
ことを特徴とする請求項6に記載の遊技機。
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