JP2018160513A - ウエハ収容装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、ウエハボートの提供を目的とする。
【解決手段】本発明は、上下に対向配置された上側フランジ板と下側フランジ板の間に複数の支柱が立設され、前記複数の支柱間に複数のウエハが支持される構成のウエハボートと、該ウエハボートを取り囲む周壁部と該周壁部に設けられた天井部を備えたチューブ体を備えたウエハ収容装置であって、前記上側フランジ板に該上側フランジ板を厚さ方向に貫通する支持孔が形成され、前記上側支持板の支持孔の上方に位置する前記チューブ体の天井部に前記周壁部によって前記ウエハボートを取り囲んだ状態において前記支持孔に嵌合する下向きの係止凸部が形成されたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、シリコンウエハなどのウエハを複数支持するウエハボートを備えたウエハ収容装置に関する。
半導体デバイスは、シリコンウエハなどの基板の表面に酸化膜を形成する酸化工程、リンや硼素などの不純物を導入する拡散工程、窒化シリコンや多結晶シリコンの膜を形成するCVD法(化学的気相成長法)による成膜工程、これらの膜を利用して微細な回路を形成する工程などにより製造されている。これらの酸化工程、拡散工程及び成膜工程では、酸化拡散装置、アニール装置、減圧CVD装置などの各種半導体製造装置が使用されている。
これらの工程で使用する半導体製造装置にあっては、いずれも、複数のシリコンウエハを炉内に挿入し、シリコンウエハ本体を高温に加熱する炉体部分、各種ガスを炉内に供給するガス導入部、ガス排気部などが設けられ、複数のシリコンウエハを同時処理(バッチ処理)することが可能となっている。
例えば、ウエハプロセスの一工程であるウエハ表面上への成膜は、多数枚のウエハをウエハボートに載置し、処理チャンバー内にウエハボートを挿入してなされる。また、処理チャンバーが縦長である場合には縦型のウエハボートが使用されている。
成膜工程においてウエハは例えば600〜1200℃などの高温に加熱されるため、ウエハボートは耐熱性に優れたガラス材料やセラミック材料などから構成されている。
縦型のウエハボートの一従来例として、下記の特許文献1に記載されているように、上下に平行に対向配置された一対の円板間に複数の支柱が結合されたウエハボートが知られている。前記複数の支柱は円板の周方向に所定の間隔を開けて配置され、各支柱の内側面側には等間隔で複数の溝や凹凸部が形成されている。このため、複数の支柱間において同一高さに位置する溝や凹凸に沿ってウエハの周縁部を載置すると、支柱間にウエハを縦並びに複数並列配置することができる。
図3はこの種のウエハボートの一従来例を示すもので、この例のウエハボート100は、円盤状の下側フランジ板101の上に3本の支柱102が立設され、3本の支柱102の上端部に円板状の上側フランジ板103が載置されている。3本の支柱102の相対向する面に縦方向に沿って所定の間隔で溝部104が複数形成され、各支柱102の同一高さに位置する溝部104により周縁部を支持させた円板状のウエハ105が複数収容されている。3本の支柱102の間隔のうち、1つをウエハ105の直径より若干大きい間隔としておくことで、ウエハボート100の側方から3本の支柱間の間隙にウエハ105を差し込み収容することができる。
下側フランジ板101の上面において支柱102が立設された位置と、上側フランジ板103において支柱102が接続された位置には、支柱固定用の溝や凹部などが形成されており、これらの溝や凹部に支柱102の上下端部を挿入することで、3本の支柱102が下側フランジ板101と上側フランジ板103の間に立設されている。
また、図3に示す如く複数のウエハ105をウエハボート100に収容した状態において、これら全体を取り囲むように耐熱性のガラス材料からなるチューブ体106が設けられる。このチューブ体106は天井部107を上部に有する筒型に形成され、半導体製造装置の内部に天井部107を上にしてウエハボート100を取り囲むように配置される。
特開2008−034729号公報
図3に示す構成のウエハボート100をチューブ体106で覆った状態で成膜装置の成膜室や熱処理室などにウエハボート100を収容し、目的の減圧雰囲気に調整するとともに目的の温度に加熱して成膜処理や熱処理を実施することができる。
ところで、東日本大震災の場合などのように大きな地震が発生した場合、半導体製造装置には大きな揺れが作用する。この場合、上述のウエハボート100が複数のウエハ105を搭載したまま大きな揺れを受けると、図4に示すようにチューブ体106の内部で支柱102が大きく横揺れし、支柱上部あるいは支柱上部の上側フランジ部材103がチューブ体106の内面に衝突する現象が生じる。
この場合、上側フランジ部材103の下面に形成した溝や凹凸に支柱部材102の上端を差し込み支持していたとしても、地震の横揺れにより上側フランジ部材103に対する支柱部材102の差し込みが外れ、対向する支柱102間の間隔が広くなる結果、チューブ体106の内で図5に示すようにウエハ105が落下し、ウエハ105が破損するおそれがあった。また、ウエハ105の落下と破損に加えてウエハボート100がチューブ体106の内面に衝突することによってウエハボート100の破損を引き起こすおそれもあり、これらの対策が望まれている。
近年、実際に大きな地震が発生した場合、半導体製造工場においてはこのようなウエハの落下と破損、ウエハボートの破損が発生し、大きな問題となっている。
本発明は上記問題に鑑みなされたものであり、大きな地震による揺れを受けたとしてもウエハボートの支柱間に支持したウエハを落下させることがなく、ウエハボートの破損も生じ難い構成としたウエハ収容装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のウエハ収容装置は、上下に対向配置された上側フランジ板と下側フランジ板の間に複数の支柱が立設され、前記複数の支柱間に複数のウエハが支持される構成のウエハボートと、該ウエハボートを取り囲む周壁部と該周壁部に設けられた天井部を備えたチューブ体を備えたウエハ収容装置であって、前記上側フランジ板に該上側フランジ板を厚さ方向に貫通する支持孔が形成され、前記上側支持板の支持孔の上方に位置する前記チューブ体の天井部に前記周壁部によって前記ウエハボートを取り囲んだ状態において前記支持孔に嵌合する下向きの係止凸部が形成されたことを特徴とする。
複数のウエハを支持したウエハボートの外側にチューブ体を設置してウエハボートを取り囲む場合、上側フランジ板に形成されている支持孔にチューブ体天井部の下向きの係止凸部を挿入することができ、チューブ体の係止凸部によってチューブ体内での上側フランジ板の横揺れを規制できる。このため、大きな地震などの振動がウエハ収容装置に伝わったとしても、上側フランジ板や支柱がチューブ体と個別に大きく揺れることがなくなり、これらがチューブ体の内面に衝突する現象を阻止できるようになる。このため、支柱が上側フランジ板と下側フランジ板から外れることもなくなる。従って、大きな地震の揺れを受けたとしても支柱で支持したウエハが落下しないとともに、ウエハおよびウエハボートの破損を回避できるウエハ収容装置を提供できる。
本発明において、前記上側フランジ板の下面側と前記下側フランジ板の上面側に前記支柱の端部を嵌め込む凹部が形成されたことが好ましい。
各フランジ板の凹部に支柱の上端と下端を嵌め込み接続することで支柱がフランジ板から外れ難くなるとともに、大きな地震などにより強い揺れが伝わったとしても、上側フランジ板の横揺れをチューブ体天井部の係止凸部で抑えるので、上側フランジ板から支柱が外れるおそれがない。このため、大きな地震が発生したとしても、支柱間に支持したウエハを落下させることがなく、ウエハおよびウエハボートの破損を回避できる。
本発明において、前記複数の支柱のそれぞれにそれらの長さ方向に沿って所定の間隔で複数の溝部が形成され、前記複数の支柱の同一高さに形成された溝部に周縁部を挿入して前記ウエハが収容された構成を適用できる。
複数の支柱の同一高さに設けた溝部を用いて複数のウエハを水平にかつ縦型に支持することができる。
本発明において、前記上側フランジ板と前記下側フランジ板と前記支柱と前記チューブ体がいずれも耐熱性のガラスからなることを特徴とする。
耐熱性のガラスからなるチューブ体の天井部であっても下向きの係止凸部を形成することは容易であり、耐熱性のガラスからなる上側フランジ板であっても支持孔を形成することは容易である。係止凸部を支持孔に嵌合することで大きな地震時に生じるおそれのある上側フランジ板の揺れ止めをなして上側フランジ板と支柱の分離を阻止できる。このため、上側フランジ板とチューブ体が耐熱ガラス製であって、複雑な構造を適用できない材料であっても、実施容易な構造の採用によって大きな地震に耐えることができ、ウエハおよびウエハボートの破損を回避できるウエハ収容装置を提供できる。
本発明のウエハ収容装置は、複数のウエハを支持したウエハボートの外側にチューブ体を設置してウエハボートを取り囲む場合、上側フランジ板に形成されている支持孔にチューブ体天井部の下向きの係止凸部を挿入することができ、チューブ体の係止凸部によってウエハボートの上側フランジ板の横揺れを抑制できる。このため、大きな地震などの振動がウエハ収容装置に伝わったとしても、上側フランジ板がチューブ体の内壁に衝突することを抑制でき、支柱が上側フランジ板から外れることがなくなる。このため、大きな地震の揺れを受けても支柱からウエハが落下することがなく、ウエハおよびウエハボートの破損を回避できるウエハ収容装置を提供できる。
本発明に係る第1実施形態のウエハ収容装置を示す側面図。 同ウエハ収容装置の分解図。 従来のウエハ収容装置の一例を示す側面図。 従来のウエハ収容装置に大きな地震による揺れが伝わった状態を示す側面図。 従来のウエハ収容装置に大きな地震の揺れが伝わり、ウエハが落下した状態を示す側面図。
以下、本発明の実施形態であるウエハ収容装置について、図1、図2を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
図1は、本発明に係る第1実施形態のウエハ収容装置を示すもので、このウエハ収容装置1は、複数枚のウエハ2を個々に水平に設置して縦方向に複数枚(数枚〜数10枚)、相互に所定間隔で収容可能なウエハボート3と、このウエハボート3を取り囲んで収容可能な円筒状のチューブ体5とから構成されている。
ウエハボート3は、上下に水平に配置された上側フランジ板6および下側フランジ板7と、これらの間に立設された複数本(例えば3本)の支柱8とからなり、これらは、いずれもガラス材料あるいは耐熱性のセラミック材料からなる。ウエハボート3は、スパッタ装置、酸化拡散装置、アニール装置、減圧CVD装置などの各種半導体製造装置に適用され、600〜1200℃の高温に晒されるため、これら半導体製造装置の処理温度に耐える耐熱性を有するガラス材料あるいは耐熱性のセラミック材料からなる。
上側フランジ板6の下面周縁部には支柱8の上端部を嵌め込むための凹部6aが周方向に3つ形成され、下側フランジ板7の上面周縁部にも支柱8の下端部を嵌め込むための凹部7aが周方向に3つ形成されている。上側フランジ板6と下側フランジ板7は円板状のウエハ2を収容可能なようにウエハ2より若干大きな直径に形成されている。
上側フランジ板6の下面周縁部に形成されている3つの凹部6aは、上側フランジ板6を平面視した場合の半円領域に形成され、3つの凹部6aが形成する水平間隔の内、最大の間隔がウエハ2の外径より若干大きく形成されている。下側フランジ板7の上面周縁部に形成されている凹部7aは上側フランジ板6の凹部6aと上下に対向する位置に形成されている。
3本の支柱8の相対向する内側面側には支柱8の長さ方向に一定の間隔で個々に支柱8の中心側に達する支持溝8aが複数形成されている。これらの支持溝8aは支柱8の上端部と下端部を除く位置にその長さ方向に沿って形成されている。また、各支柱8において、支持溝8aが形成されている間隔は同一であり、支持溝8aが形成されている数は同一であり、最下部の支持溝8aの形成高さおよび最上部の支持溝8aの形成高さも各支柱間で同一である。また、支持溝8aの縦方向の溝幅(上下方向の溝幅)は支持対象とするウエハ2の厚さより大きく形成されている。
なお、支柱8はウエハ2を支持できる構成であればよいので、支柱8に溝の代わりに複数の凸部を所定間隔で複数形成し、凸部によってウエハ2を支持する構成としてもよい。
以上の構成により、3本の支柱8の長さ方向に沿って形成されている支持溝8aのうち、同一高さに位置する3つの支持溝8aに周縁部を支持させるように3本の支柱間に水平に円板状のウエハ2を挿入することで、ウエハボート3でウエハ2を水平に支持することができる。また、異なる高さに設けられているそれぞれの支持溝8aにウエハ2を支持させることで支柱8に沿って上下方向に複数、ウエハ2を並列支持することができる。
一方、上側フランジ板6の中心部には上側フランジ板6の直径の半分程度の内径を有する丸孔型の支持孔6bが形成されている。
また、チューブ体5は上面フランジ板6と下面フランジ板7の外径よりも若干大きな内径を有し、余裕を持ってウエハボート3を収容自在な外径を有し、縦長のウエハボート3の高さよりも若干背の高い円筒の容器状に形成されている。
チューブ体5は円板状の天井部5aと円筒状の周壁5bとからなり、天井部5aの下面中央部には天井部5aの一部を横断面U字状にあるいは下向きの凸型に下方に延出させた係止凸部5cが形成されている。
この係止凸部5cは、例えば、チューブ体5をガラス材料で成形する場合、成形用の型内に予め係止凸部形成用の成形凹所を設けておき、この成形用の型にガラス材料を流し込んでチューブ体5を製造する場合に同時形成することができる。このように耐熱ガラス製のチューブ体5には係止凸部5cを容易に形成できる。
チューブ体5はその内部にウエハボート3を収容し、周壁5bによってウエハボート3の全体を取り囲んだ状態において、係止凸部5cの下端部を必要長さ、上側フランジ板6の支持孔6b内に挿入し、上側フランジ板6の水平方向への揺れを制限するものである。
本実施形態において係止凸部5cの外径は上側フランジ板6の支持孔6bの内径とほぼ同じ大きさであり、支持孔6bに係止凸部5cを挿入した場合に両者が接触して嵌合する関係であることが好ましい。
以上説明したチューブ体5は、半導体製造装置でウエハ2に必要な処理を施す場合に、必要枚数のウエハ2をウエハボート3に装着した後、ウエハボート3を取り囲むように設置される。
上下に対向配置される上側フランジ板6の凹部6aと下側フランジ板7の凹部7aに支柱8の上端部あるいは下端部を嵌合してウエハボート3を組み立て、3本の支柱8において同一高さに形成されている支持溝8aに沿ってウエハ2を挿入することにより、ウエハ2をウエハボート3で水平支持することができる。
ウエハボート3に必要枚数のウエハ2を支持させた後、チューブ体5の内側にウエハボート3を収容する。この後、チューブ体5の底部をガス供給装置などに接続し、チューブ体5の内部を目的の雰囲気に調整することで、必要枚数のウエハ2に同時に成膜処理、エッチング処理あるいは熱処理などの各種処理を施すことができる。
チューブ体5にウエハボート3を収容する際、チューブ体5の係止凸部5cを上側フランジ板6の支持孔6bに所定深さ嵌め込むことにより、ウエハボート3の上端部をチューブ体5の係止凸部5cで安定支持することができる。このため、大きな地震の横揺れなどによって半導体製造装置とともにウエハ収容装置1が大きく横揺れした場合であっても、上側フランジ板6とチューブ体5の係止凸部5cがほぼ同時に横揺れするのでチューブ体5の内面に上側フランジ板6が衝突することがなく、支柱8が上側フランジ板6の凹部6aから外れることもない。このため、大きな地震の横揺れが作用した場合であっても、ウエハボート3に収容したウエハ2を落下させることがなく、チューブ体5に対するウエハボート3の衝突も回避できる。従って、ウエハ2の破損を回避でき、ウエハボート3の破損も回避できる地震の揺れに強いウエハ収容装置1を提供することができる。
また、上下のフランジ板6、7の凹部6a、7aに支柱8の上端と下端を嵌め込み接続することで支柱8が上下のフランジ板6、7から外れ難くなるとともに、大きな地震などにより強い揺れが伝わったとしても、上側フランジ板6の横揺れをチューブ体天井部の係止凸部5cで抑えているので、上側フランジ板6から支柱8が外れるおそれがない。
地震の揺れがウエハボート3に作用した場合、ウエハボート3は縦に長いので下側フランジ板7を基点とし、上側フランジ板6が最大の振幅を生じるように首振り運動しようとする。ここで最大の振幅を生じようとする上側フランジ板6を係止凸部5cで直接抑えておくならば、ウエハボート3の横揺れを最も効率良く抑制できる。
このため、大きな地震が発生し、ウエハボート3に大きな横揺れを生じようとしたとしても、上側フランジ板6の横揺れを抑制できる結果、支柱間に支持したウエハ2を落下させることがなく、ウエハ2およびウエハボート3の破損を回避できるウエハ収容装置1を提供することができる。
また、半導体製造装置用として、高価な耐熱性のガラスからなるチューブ体5であっても下向きの係止凸部5cを形成することは容易であり、上側フランジ板6に支持孔6bを形成することも容易にできる。このため、製造容易なチューブ体5と上側フランジ板6を備えることによって、大きな地震に耐えることができ、支持したウエハ2を損傷させることのないウエハ収容装置1をコストの上昇をできるだけ抑えつつ提供することができる。
ところで、上述のウエハ収容装置1では、上側フランジ板6の中央部に丸孔型の支持孔6bを1つ形成し、チューブ体5の天井部5aに横断面U字型あるいは下向き凸型の係止凸部5cを形成した。しかし、上側フランジ板6に形成する支持孔6bの形状は丸孔に限らず、角孔や楕円孔などでも良く、係止凸部5cの形状も支持孔6cの形状に合致する適宜の形状を採用して差し支えない。また、支持孔6bの内周輪郭形状と係止凸部5cの外周面輪郭形状が合致している必要は無く、丸孔型の支持孔6bに対しこの支持孔6bに内接可能な四角柱状あるいは多角柱状などの形状の係止凸部5cを採用しても良い。
要は、支持孔6bに嵌合し挿入可能な係止凸部5cの形状であって、係止凸部5cの挿入状態でウエハボート3の横揺れを防止できる係止凸部5cと支持孔6bの組み合わせであれば良く、係止凸部5cの形状と支持孔6bの形状は特に限定されない。
また、上述の例では、支持孔6bを上側フランジ板6の中心部に1つのみ形成したが、この構成に限らず、上側フランジ板6の中心または他の位置に複数の支持孔を設けた構成を採用しても良く、支持孔の形成位置や個数に合わせた係止凸部5cを天井部5aに必要個数形成しても良い。
耐熱ガラス製の上側フランジ板6とチューブ体5の製造コストなどを考慮すると、支持孔6bの形成個数が少なく、単純な立体形状であることが望ましいため、図1に示す第1実施形態では1つの係止凸部5cと1つの丸孔型の支持孔6bの組み合わせを採用した。この構造により低コストで実施できるウエハ収容装置1を提供できる。
1…ウエハ収容装置、2…ウエハ、3…ウエハボート、5…チューブ体、5a…天井部、5b…周壁、5c…係止凸部、6…上側フランジ板、6a…凹部、6b…支持孔、7…下側フランジ板、7a…凹部、8…支柱、8a…支持溝。

Claims (4)

  1. 上下に対向配置された上側フランジ板と下側フランジ板の間に複数の支柱が立設され、前記複数の支柱間に複数のウエハが支持される構成のウエハボートと、該ウエハボートを取り囲む周壁部と該周壁部に設けられた天井部を備えたチューブ体を備えたウエハ収容装置であって、
    前記上側フランジ板に該上側フランジ板を厚さ方向に貫通する支持孔が形成され、前記上側支持板の支持孔の上方に位置する前記チューブ体の天井部に前記周壁部によって前記ウエハボートを取り囲んだ状態において前記支持孔に嵌合する下向きの係止凸部が形成されたことを特徴とするウエハ収容装置。
  2. 前記上側フランジ板の下面側と前記下側フランジ板の上面側に前記支柱の端部を嵌め込む凹部が形成されたことを特徴とする請求項1に記載のウエハ収容装置。
  3. 前記複数の支柱のそれぞれにそれらの長さ方向に沿って所定の間隔で複数の溝部が形成され、前記複数の支柱の同一高さに形成された溝部に周縁部を挿入して前記ウエハが収容されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のウエハ収容装置。
  4. 前記上側フランジ板と前記下側フランジ板と前記支柱と前記チューブ体がいずれも耐熱性のガラスからなることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のウエハ収容装置。
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