JP2018159599A - 建物の振動判別方法及び建物の振動判別装置 - Google Patents

建物の振動判別方法及び建物の振動判別装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018159599A
JP2018159599A JP2017056247A JP2017056247A JP2018159599A JP 2018159599 A JP2018159599 A JP 2018159599A JP 2017056247 A JP2017056247 A JP 2017056247A JP 2017056247 A JP2017056247 A JP 2017056247A JP 2018159599 A JP2018159599 A JP 2018159599A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
building
waveform data
maximum value
vibration waveform
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017056247A
Other languages
English (en)
Inventor
貴浩 佐田
Takahiro Sada
貴浩 佐田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Homes Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Homes Co Ltd filed Critical Panasonic Homes Co Ltd
Priority to JP2017056247A priority Critical patent/JP2018159599A/ja
Publication of JP2018159599A publication Critical patent/JP2018159599A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

【課題】 建物の振動を精度よく判別する。【解決手段】 建物の振動を判別するための方法及び装置である。建物の振動判別方法は、予め定められた時間間隔で、振動の鉛直方向及び水平方向の振動波形データを得る測定工程S2と、鉛直方向及び水平方向それぞれの振動波形データの振幅の最大値を求める工程S3と、鉛直方向の振動波形データの最大値と、水平方向の振動波形データの最大値との比が1.0以上で、かつ、予め定められた閾値以上のときに、振動を第1振動と判別する工程S4とを含む。【選択図】図3

Description

本発明は、建物の振動を判別するための方法及び装置に関する。
下記特許文献1は、振動センサで測定された振動を判別するための装置を提案している。この振動判別装置では、先ず、予め定められた時間間隔で、上下方向(鉛直方向)の振動の振動波形データが取得される。そして、振動判別装置では、振動波形データの振幅が予め定められた閾値を超えた時間、及び、その回数に基づいて、例えば、ベッドの上にいる患者による振動、又は、地震による振動を判別している。
特開平8−280758号公報
上記振動判別装置は、閾値が低く設定されると、ベッドの上にいる患者による振動を、地震による振動であると誤って判別しやすくなるという問題があった。逆に、上記振動判別装置は、閾値が高く設定されると、地震による振動を、ベッドの上にいる患者による振動であると誤って判別しやすくなるという問題があった。このように、上記振動判別装置の判別精度は、上下方向の振動波形データの振幅の閾値のみに依存しており、さらなる改善の余地があった。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、建物の振動を精度よく判別することができる振動判別方法及び振動判別装置を提供することを主たる目的としている。
本発明は、建物の振動を判別するための方法であって、予め定められた時間間隔で、前記振動の鉛直方向及び水平方向の振動波形データを得る測定工程と、前記鉛直方向及び前記水平方向それぞれの前記振動波形データの振幅の最大値を求める工程と、前記鉛直方向の前記振動波形データの前記最大値と、前記水平方向の前記振動波形データの前記最大値との比が1.0以上で、かつ、予め定められた閾値以上のときに、前記振動を第1振動と判別する工程とを含むことを特徴とする。
本発明に係る前記建物の振動判別方法において、前記第1振動は、前記建物の内部の振動源で生じる前記振動に関連付けられてもよい。
本発明は、建物の振動を判別するための方法であって、予め定められた時間間隔で、前記振動の鉛直方向及び水平方向の振動波形データを得る測定工程と、前記鉛直方向及び前記水平方向それぞれの前記振動波形データの振幅の最大値を求める工程と、前記鉛直方向の前記振動波形データの前記最大値と、前記水平方向の前記振動波形データの前記最大値との比が1.0未満、又は、予め定められた閾値未満のときに、前記振動を第2振動と判別する工程とを含むことを特徴とする。
本発明に係る前記建物の振動判別方法において、前記第2振動は、前記建物の外部の振動源で生じる前記振動に関連付けられてもよい。
本発明に係る前記建物の振動判別方法において、前記閾値は、前記建物の構法、前記建物の大きさ、及び、前記振動を測定する振動計の設置場所の少なくとも一つに基づいて設定されてもよい。
本発明に係る前記建物の振動判別方法において、前記測定工程は、水平にのびる第1方向の振動波形データと、前記水平にのびかつ前記第1方向に対して直交する第2方向の振動波形データとを合成して、前記水平方向の前記振動波形データを得る工程を含んでもよい。
本発明は、建物の振動を判別するための装置であって、予め定められた時間間隔で、前記振動の鉛直方向及び水平方向の振動波形データを得る測定部と、前記鉛直方向及び前記水平方向それぞれの前記振動波形データの振幅の最大値を求める計算部と、前記鉛直方向の前記振動波形データの前記最大値と、前記水平方向の前記振動波形データの前記最大値との比が1.0以上で、かつ、予め定められた閾値以上のときに、前記振動を第1振動と判別する判別部とを含むことを特徴とする。
本発明に係る前記建物の振動判別装置において、前記第1振動は、前記建物の内部の振動源で生じる前記振動に関連付けられてもよい。
本発明は、建物の振動を判別するための装置であって、予め定められた時間間隔で、前記振動の鉛直方向及び水平方向の振動波形データを得る測定部と、前記鉛直方向及び前記水平方向それぞれの前記振動波形データの振幅の最大値を求める計算部と、前記鉛直方向の前記振動波形データの前記最大値と、前記水平方向の前記振動波形データの前記最大値との比が1.0未満、又は、予め定められた閾値未満のときに、前記振動を第2振動と判別する判別部とを含むことを特徴とする。
本発明に係る前記建物の振動判別装置において、前記第2振動は、前記建物の外部の振動源で生じる前記振動に関連付けられてもよい。
本発明に係る前記建物の振動判別装置において、前記閾値は、前記建物の構法、前記建物の大きさ、及び、前記振動を測定する振動計の設置場所の少なくとも一つに基づいて設定されてもよい。
本発明に係る前記建物の振動判別装置において、前記測定部は、水平にのびる第1方向の振動波形データと、前記水平にのびかつ前記第1方向に対して直交する第2方向の振動波形データとを合成して、前記水平方向の前記振動波形データを得てもよい。
本願の第1の発明の建物の振動判別方法は、予め定められた時間間隔で、前記振動の鉛直方向及び水平方向の振動波形データを得る測定工程と、前記鉛直方向及び前記水平方向それぞれの前記振動波形データの振幅の最大値を求める工程とを含んでいる。
発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、振動の種類によって、鉛直方向の振動波形データの振幅の最大値と、水平方向の振動波形データの振幅の最大値との大小関係がそれぞれ異なる傾向にあり、これらの最大値を比較することで、測定された振動を精度良く判別しうることを知見した。
このような知見に基づいて、本願の第1の発明の建物の振動判別方法は、前記鉛直方向の前記振動波形データの前記最大値と、前記水平方向の前記振動波形データの前記最大値との比が1.0以上で、かつ、予め定められた閾値以上のときに、前記振動を第1振動と判別する工程を含んでいる。これにより、本願の第1の発明の建物の振動判別方法は、例えば、上下方向の振動波形データの振幅の閾値のみに依存していた従来の判別方法に比べて、前記振動を精度よく判別することができる。
本願の第2の発明の建物の振動判別方法は、予め定められた時間間隔で、前記振動の鉛直方向及び水平方向の振動波形データを得る測定工程と、前記鉛直方向及び前記水平方向それぞれの前記振動波形データの振幅の最大値を求める工程とを含んでいる。そして、本願の第2の発明の建物の振動判別方法は、上記知見に基づいて、前記鉛直方向の前記振動波形データの前記最大値と、前記水平方向の前記振動波形データの前記最大値との比が1.0未満、又は、予め定められた閾値未満のときに、前記振動を第2振動と判別する工程とを含んでいる。これにより、本願の第2の発明の建物の振動判別方法は、例えば、上下方向の振動波形データの振幅の閾値のみに依存していた従来の判別方法に比べて、前記振動を精度よく判別することができる。
本願の第3の発明の建物の振動判別装置は、予め定められた時間間隔で、前記振動の鉛直方向及び水平方向の振動波形データを得る測定部と、前記鉛直方向及び前記水平方向それぞれの前記振動波形データの振幅の最大値を求める計算部とを含んでいる。そして、本願の第3の発明の建物の振動判別装置は、上記知見に基づいて、前記鉛直方向の前記振動波形データの前記最大値と、前記水平方向の前記振動波形データの前記最大値との比が1.0以上で、かつ、予め定められた閾値以上のときに、前記振動を第1振動と判別する判別部とを含んでいる。これにより、本願の第3の発明の建物の振動判別装置は、例えば、上下方向の振動波形データの振幅の閾値のみに依存していた従来の判別装置に比べて、前記振動を精度よく判別することができる。
本願の第4の発明の建物の振動判別装置は、予め定められた時間間隔で、前記振動の鉛直方向及び水平方向の振動波形データを得る測定部と、前記鉛直方向及び前記水平方向それぞれの前記振動波形データの振幅の最大値を求める計算部とを含んでいる。そして、本願の第4の発明の建物の振動判別装置は、上記知見に基づいて、前記鉛直方向の前記振動波形データの前記最大値と、前記水平方向の前記振動波形データの前記最大値との比が1.0未満、又は、予め定められた閾値未満のときに、前記振動を第2振動と判別する判別部とを含んでいる。これにより、本願の第4の発明の建物の振動判別装置は、例えば、上下方向の振動波形データの振幅の閾値のみに依存していた従来の判別装置に比べて、前記振動を精度よく判別することができる。
建物の振動判別方法で振動が判別される建物の一例を示す断面図である。 振動判別装置の一例を示すブロック図である。 振動判別方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。 測定工程の処理手順の一例を示すフローチャートである。 鉛直方向の振動波形データ(第1振動)の一例を示すグラフである。 (a)は、第1方向の振動波形データ(第1振動)の一例を示すグラフ、(b)は、第2方向の振動波形データ(第1振動)の一例を示すグラフである。 水平方向の振動波形データ(第1振動)の一例を示すグラフである。 最大値計算工程の処理手順の一例を示すフローチャートである。 図5に示した鉛直方向の振動加速度の絶対値(第1振動)と、時間tとの関係を示す振動波形データである。 判別工程の処理手順の一例を示すフローチャートである。 鉛直方向の振動波形データ(第2振動)の一例を示すグラフである。 (a)は、第1方向の振動波形データ(第2振動)の一例を示すグラフ、(b)は、第2方向の振動波形データ(第2振動)の一例を示すグラフである。 水平方向の振動波形データ(第2振動)の一例を示すグラフである。 図11に示した鉛直方向の振動加速度の絶対値(第2振動)と、時間tとの関係を示す振動波形データである。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
本実施形態の建物の振動判別方法(以下、単に「振動判別方法」ということがある。)は、住宅等の建物の振動を判別するための方法である。図1は、振動が判別される建物の一例を示す断面図である。なお、図面は、発明の内容の理解を高めるためのものであり、誇張された表示が含まれる他、図面間において、縮尺等は厳密に一致していない点が予め指摘される。
本実施形態の建物1は、一階の床2に対して下側に形成された床下空間3と、一階の床2に対して上側に形成された床上空間4とを含んで構成されている。床下空間3は、基礎6と地面(土間コンクリート)7と床2とで囲まれた非居住空間である。床上空間4は、床2と、床2の上方に配置される天井8と、土台(図示省略)の上に固定される外壁9と、外壁9、9間に配置される間仕切り壁10とで囲まれた居室12を含んでいる。
本実施形態の振動判別方法では、建物1の振動を判別するための装置(以下、単に「振動判別装置」ということがある。)15が用いられる。図2は、振動判別装置15の一例を示すブロック図である。
本実施形態の振動判別装置15は、振動計17、演算部18、作業用メモリ19、記憶部20、入力部21、及び、出力部22を含んで構成されている。
図1に示されるように、振動計(振動ピックアップ)17は、鉛直方向及び水平方向の振動加速度(振動レベル)を、単位時間(例えば、0.002〜0.020秒)毎に同時に測定するためのものである。本実施形態の振動計17は、水平方向の振動加速度として、水平にのびる第1方向(以下、単に「第1方向」ということがある。)Xの振動加速度と、水平にのびかつ第1方向Xに対して直交する第2方向(以下、単に「第2方向」ということがある。)Yの振動加速度とが測定される。これらの鉛直方向Zの振動加速度、及び、水平方向(第1方向X及び第2方向Y)の振動加速度は、鉛直方向の振動波形データ、及び、水平方向の振動波形データを取得するのに用いることができる。なお、建物1に対する第1方向X及び第2方向Yの向きについては、例えば、建物1の構造に応じて、適宜設定することができる。
振動計17は、建物1の内部に設置されており、建物1の振動を測定する。振動計17の設置場所については、適宜設定することができる。振動計17は、例えば、居室12の床2や、床下空間3の地面(土間コンクリート)7等に設置されるのが望ましい。本実施形態の振動計17は、床下空間3の地面(土間コンクリート)7の上に設置されている。
図1及び図2に示されるように、本実施形態において、演算部18、作業用メモリ19、記憶部20、入力部21、及び、出力部22は、例えば、一つの筐体23に格納されている。図1に示されるように、筐体23は、例えば、居室12に固定されている。
図2に示されるように、演算部18は、例えば、CPU(中央演算装置)を含んで構成されている。この演算部18には、振動計17が接続されており、振動計17で測定された振動加速度が、単位時間毎に伝達される。作業用メモリ19は、例えば、記憶部20に記憶されているデータや制御手順を読み込んで、一時的に保存するためのものである。
記憶部20は、データ部25及びプログラム部26を含んで構成されている。データ部25は、演算部18による計算結果等を記憶するためのものである。プログラム部26は、演算部18によって実行されるプログラムである。
本実施形態のプログラム部26は、測定部28、計算部29、及び、判別部30を含んで構成されている。測定部28、計算部29、及び、判別部30は、建物1(図1に示す)の振動を判別するためのプログラムとして構成されている。
図1に示されるように、入力部21は、例えば、筐体23に設けられた少なくとも一つのボタンやツマミ等で構成されており、振動判別装置15を操作するのに用いられる。出力部22は、筐体23に設けられたディスプレイとして構成されており、判別結果等が表示される。
このような振動判別装置15を用いた本実施形態の振動判別方法では、振動計17で測定された建物1の振動を、第1振動又は第2振動のいずれかに判別している。第1振動及び第2振動については、判別すべき振動に応じて適宜設定することができる。
本実施形態の第1振動は、建物1の内部の振動源で生じる振動に関連付けられている。建物1の内部の振動源には、例えば、建物1の居住者等が含まれる。従って、第1振動は、居住者等の生活によって生じる振動(例えば、歩行振動等)が含まれる。
本実施形態の第2振動は、建物1の外部の振動源で生じる振動に関連付けられている。建物1の外部の振動源には、例えば、地震の震源、走行中の自動車、又は、建物1に吹き付けられる風等が含まれる。従って、第2振動は、地震、交通振動、及び、風が吹き付けられた建物1の振動等が含まれる。
発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、振動の種類(本実施形態では、第1振動及び第2振動)によって、鉛直方向の振動波形データの振幅の最大値と、水平方向の振動波形データの振幅の最大値との大小関係がそれぞれ異なる傾向にあり、これらの最大値を比較することで、建物1の振動を精度良く判別しうることを知見した。
例えば、第1振動(例えば、歩行振動等)では、水平方向の振動波形データの振幅の最大値に比べて、鉛直方向の振動波形データの振幅の最大値が大きくなる傾向がある。他方、第2振動(例えば、地震や交通振動等)では、鉛直方向の振動波形データの振幅の最大値に比べて、水平方向の振動波形データの振幅の最大値が大きくなる傾向がある。
このような知見に基づいて、本実施形態の振動判別方法では、鉛直方向の振動波形データの振幅の最大値と、水平方向の振動波形データの振幅の最大値とを比較して、建物1の振動を、第1振動又は第2振動のいずれかに判別している。図3は、振動判別方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。
本実施形態の振動判別方法は、先ず、建物1(図1に示す)の振動の測定が開始される(工程S1)。工程S1では、先ず、図2に示した演算部18から振動計17に対して、振動の測定開始の信号が送られる。これにより、工程S1では、振動計17によって、建物1(図1に示す)の振動の測定が開始される。
本実施形態の工程S1において、振動計17は、鉛直方向Z(図1に示す)の振動加速度、第1方向X(図1に示す)の振動加速度、及び、第2方向Y(図1に示す)の振動加速度を、単位時間毎に同時に測定する。そして、振動計17は、単位時間毎に測定した鉛直方向Zの振動加速度、第1方向Xの振動加速度、及び、第2方向Yの振動加速度を、演算部18(図2に示す)に伝達する。伝達された振動加速度は、記憶部20のデータ部25に記憶される。なお、振動計17は、後述の工程S6において演算部18から測定終了の信号を受けるまでの間、又は、割り込み処理等の強制終了が発生するまでの間、建物1(図1に示す)の振動を連続して測定する。
次に、本実施形態の振動判別方法は、予め定められた時間間隔Tで、建物1(図1に示す)の振動の鉛直方向及び水平方向の振動波形データが取得される(測定工程S2)。本実施形態では、処理開始時において、建物1の振動の測定を開始してから時間間隔Tが経過した後に、初回の測定工程S2が行われる。初回の測定工程S2が行われた後は、次の時間間隔Tが経過した後に、測定工程S2が再度実行される。従って、測定工程S2では、時間間隔T毎に、振動波形データが取得される。
時間間隔Tについては、例えば、評価対象の建物1の振動特性等に応じて、適宜設定することができる。時間間隔Tは、例えば、1秒間〜1時間の間に設定されるのが望ましい。本実施形態の時間間隔Tは、1分間に設定されている。
測定工程S2では、先ず、図2に示したデータ部25に記憶されている振動加速度(本実施形態では、鉛直方向Zの振動加速度、第1方向Xの振動加速度、及び、第2方向Yの振動加速度)が、作業用メモリ19に読み込まれる。さらに、測定工程S2では、図2に示した測定部28が作業用メモリ19に読み込まれる。そして、測定工程S2では、図2に示した演算部18によって、測定部28が実行される。
本実施形態の測定部28は、予め定められた時間間隔Tで、建物1の振動の鉛直方向及び水平方向の振動波形データをそれぞれ得るためのプログラムである。従って、測定工程S2では、測定部28が演算部18によって実行されることにより、予め定められた時間間隔Tで、建物1の振動の鉛直方向の振動波形データ、及び、水平方向の振動波形データがそれぞれ取得される。図4は、測定工程S2の処理手順の一例を示すフローチャートである。
本実施形態の測定工程S2では、先ず、時間間隔Tにおいて、単位時間毎に測定された鉛直方向Zの振動加速度V1に基づいて、鉛直方向Zの振動波形データが取得される(工程S21)。図5は、鉛直方向Zの振動波形データの一例を示すグラフである。この振動波形データは、鉛直方向の振動加速度V1と、時間tとの関係を示している。なお、図5の鉛直方向Zの振動波形データは、第1振動(例えば、歩行振動等)が測定されたものを例示している。鉛直方向Zの振動波形データは、データ部25(図2に示す)に記憶される。
次に、本実施形態の測定工程S2では、時間間隔Tにおいて、単位時間毎に測定された第1方向Xの振動加速度V2に基づいて、第1方向Xの振動波形データが取得される(工程S22)。図6(a)は、第1方向Xの振動波形データの一例を示すグラフである。この振動波形データは、第1方向Xの振動加速度V2と、時間tとの関係を示している。なお、図6(a)の第1方向Xの振動波形データは、第1振動(例えば、歩行振動等)が測定されたものを例示している。第1方向Xの振動波形データは、データ部25(図2に示す)に記憶される。
次に、本実施形態の測定工程S2では、時間間隔Tにおいて、単位時間毎に測定された第2方向Yの振動加速度に基づいて、第2方向Yの振動波形データが取得される(工程S23)。図6(b)は、第2方向Yの振動波形データの一例を示すグラフである。この振動波形データは、第2方向Yの振動加速度V3と、時間tとの関係を示している。なお、図6(b)の第2方向Yの振動波形データは、第1振動(例えば、歩行振動等)が測定されたものを例示している。第2方向Yの振動波形データは、データ部25(図2に示す)に記憶される。
次に、本実施形態の測定工程S2では、第1方向Xの振動波形データ(図6(a)に示す)と、第2方向Yの振動波形データ(図6(b)に示す)とを合成して、水平方向の振動波形データが取得される(工程S24)。工程S24では、各単位時間において、第1方向Xの振動加速度の二乗V22と、第2方向Yの振動加速度の二乗V32との和(V22+V32)の平方根が求められる。これにより、第1方向Xの振動加速度と、第2方向Yの振動加速度とを合成した水平方向の振動加速度V4が、単位時間毎に求められる。
これらの水平方向の振動加速度V4に基づいて、工程S24では、第1方向Xの振動波形データ、及び、第2方向Yの振動波形データを合成した水平方向の振動波形データが取得される。図7は、水平方向の振動波形データの一例を示すグラフである。この振動波形データは、水平方向の振動加速度V4と、時間tとの関係を示している。なお、図7の水平方向の振動波形データは、第1振動(例えば、歩行振動等)が測定されたものを例示している。水平方向の振動波形データは、データ部25(図2に示す)に記憶される。
次に、本実施形態の振動判別方法は、鉛直方向及び水平方向それぞれの振動波形データの振幅の最大値が求められる(最大値計算工程S3)。最大値計算工程S3では、先ず、データ部25に記憶されている鉛直方向の振動波形データ(図5に示す)、及び、水平方向の振動波形データ(図7に示す)が、作業用メモリ19に読み込まれる。次に、最大値計算工程S3では、計算部29が作業用メモリ19に読み込まれる。そして、最大値計算工程S3では、演算部18によって、計算部29が実行される。
計算部29は、鉛直方向及び水平方向それぞれの振動波形データの振幅の最大値を求めるためのプログラムである。従って、最大値計算工程S3では、計算部29が演算部18によって実行されることにより、鉛直方向の振動波形データの振幅の最大値、及び、水平方向の振動波形データの振幅の最大値がそれぞれ求められる。図8は、最大値計算工程S3の処理手順の一例を示すフローチャートである。
本実施形態の最大値計算工程S3では、先ず、鉛直方向の振動波形データ(図5に示す)の振幅の最大値が求められる(工程S31)。工程S31では、時間間隔Tで取得された鉛直方向の振動波形データにおいて、振幅(即ち、振動加速度V1)の最大値が求められる。本実施形態で求められる振幅の最大値は、振動加速度V1の絶対値での最大値である。このため、図9に示されるように、図5に示した鉛直方向の振動加速度V1の絶対値と、時間tとの関係を示す振動波形データが求められるのが望ましい。鉛直方向の振動波形データの振幅の最大値M1(図9に示す)は、データ部25に記憶される。
次に、本実施形態の最大値計算工程S3では、水平方向の振動波形データ(図7に示す)の振幅の最大値が求められる(工程S32)。工程S32では、時間間隔Tで取得された水平方向の振動波形データにおいて、振幅(即ち、振動加速度V4)の最大値M4が求められる。水平方向の振動波形データの振幅の最大値M4は、データ部25に記憶される。
次に、本実施形態の振動判別方法は、測定された建物1の振動が判別される(判別工程S4)。判別工程S4では、先ず、データ部25(図2に示す)に記憶されている鉛直方向の振動波形データの振幅の最大値M1(図9に示す)、及び、水平方向の振動波形データの振幅の最大値M4(図7に示す)が、作業用メモリ19(図2に示す)に読み込まれる。次に、判別工程S4では、判別部30(図2に示す)が作業用メモリ19に読み込まれる。そして、判別工程S4では、演算部18(図2に示す)によって、判別部30が実行される。
判別部30(図2に示す)は、鉛直方向の振動波形データの振幅の最大値M1(図9に示す)と、水平方向の振動波形データの振幅の最大値M4(図7に示す)との比M1/M4に基づいて、建物1の振動を、第1振動又は第2振動のいずれかに判別するためのプログラムである。従って、判別工程S4では、判別部30が演算部18(図2に示す)によって実行されることにより、比M1/M4に基づいて、建物1の振動が、第1振動又は第2振動のいずれかに判別される。図10は、判別工程S4の処理手順の一例を示すフローチャートである。
本実施形態の判別工程S4では、先ず、鉛直方向の振動波形データの振幅の最大値M1(図9に示す)と、水平方向の振動波形データの振幅の最大値M4(図7に示す)との比M1/M4が求められる(工程S41)。比M1/M4は、図2に示したデータ部25に記憶される。
次に、本実施形態の判別工程S4では、判別部30によって、比M1/M4の値が判断され(工程S42)、図1に示した建物1の振動が、第1振動又は第2振動のいずれかに判別される(工程S43、工程S44)。工程S42では、データ部25(図2に示す)に記憶されている比M1/M4が、作業用メモリ19(図2に示す)に読み込まれる。そして、工程S42では、判別部30によって、比M1/M4が1.0以上で、かつ、予め定められた閾値以上であるかが判断されるとともに、比M1/M4が1.0未満、又は、予め定められた閾値未満であるかが判断される。
上述したように、第1振動(例えば、歩行振動等)では、図7に示した水平方向の振動波形データの振幅の最大値M4に比べて、図9に示した鉛直方向の振動波形データの振幅の最大値M1が大きくなり、比M1/M4が1.0以上になる傾向がある。他方、第2振動(例えば、地震や交通振動等)では、鉛直方向の振動波形データの振幅の最大値M1に比べて、水平方向の振動波形データの振幅の最大値M4が大きくなる傾向があり、比M1/M4が1.0未満になる傾向がある。
また、第2振動の振動源は、第1振動の振動源に比べて、振動計17から大きく離れて存在していることに加えて、その距離も様々である。このため、第2振動の振動特性は、建物1と第2振動の振動源との距離の影響を受けやすい。これにより、第2振動は、図9に示した鉛直方向の振動波形データの振幅の最大値M1が大きくなり、比M1/M4が1.0以上になる場合がある。
本実施形態の工程S42では、比M1/M4が1.0以上で、かつ、予め定められた閾値以上のときに、建物1の振動を、第1振動と判別している(工程S43)。また、本実施形態の工程S42では、比M1/M4が1.0未満、又は、予め定められた閾値未満のときに、建物1の振動を、第2振動と判別している(工程S44)。
このように、本実施形態の振動判別方法では、比M1/M4の値に基づいて、建物1(図1に示す)の振動が判断されるため、第1振動と第2振動とで値が異なる傾向がある鉛直方向の振動波形データの振幅の最大値M1(図9に示す)、及び、水平方向の振動波形データの振幅の最大値M4(図7に示す)の双方を考慮することができる。従って、本実施形態の判別方法は、例えば、上下方向(鉛直方向)の振動波形データの振幅の閾値のみに依存していた従来の判別方法に比べて、建物1の振動を精度よく判別することができる。
さらに、本実施形態の振動判別方法は、比M1/M4が閾値以上であるか否かも同時に判断されるため、第2振動の比M1/M4が1.0以上になるような場合であっても、第2振動を正確に判別しうる。従って、本実施形態の判別方法は、建物1の振動を精度よく判別することができる。
また、本実施形態の振動判別方法は、振動判別装置15の構造や処理手順を複雑にすることなく、建物1の振動を、第1振動及び第2振動の双方に判別できる。従って、振動判別装置15のコストを最小限に抑えることができる。
閾値については、適宜設定することができる。図1に示した建物1で測定される第1振動の振動特性は、建物1の構法、建物1の大きさ、及び、図1に示した振動計17の設置場所に応じて変化する傾向がある。このため、閾値は、建物1の大きさ、及び、振動計17の設置場所の少なくとも一つに基づいて設定されるのが望ましい。例えば、閾値の設定に建物1の大きさが考慮される場合、建物1が大きくなるほど、閾値を大きくするのが望ましい。また、閾値は、建物1の振動特性を事前に把握したのちに設定されるのが望ましい。閾値の一例としては、1.5〜3.0である。
第1振動と判別する工程S43では、建物1の振動が第1振動(例えば、歩行振動等)であることを、振動判別装置15の出力部22(図1に示す)に表示させてもよい。さらに、工程S43では、例えば、第1振動と判別された建物1の振動波形データ(図7及び図9に示す)に基づいて、居住者の活動状況や安否等が確認されてもよい。この場合、居住者の活動状況や安否に関する情報が、インターネット等を介して、クラウドサーバ(図示省略)に送信されてもよい。
第2振動と判別する工程S44では、建物1の振動が第2振動(例えば、地震や交通振動等)であることを、出力部22(図1に示す)に表示させてもよい。さらに、工程S44では、第2振動と判別された建物1の振動波形データ(図示省略)に基づいて、地震の観測や、建物1の構造ヘルスモニタリング等が実施されてもよい。この場合、地震の観測や、建物1の構造ヘルスモニタリング等の情報が、インターネット等を介して、クラウドサーバ(図示省略)に送信されてもよい。
このように、本実施形態の振動判別方法は、建物1の振動を、第1振動又は第2振動に判別して、建物1の振動(振動波形データ)を様々な用途に用いることができる。
次に、本実施形態の振動判別方法は、建物1(図1に示す)の振動測定が開始されてから予め定められた終了時間が経過したか否かが判断される(工程S5)。工程S5において、終了時間が経過したか否かの判断は、図2に示した演算部18によって実施されてもよいし、オペレータによって実施されてもよい。また、終了時間については、適宜設定することができる。
工程S5において、終了時間が経過したと判断された場合(工程S5において、「Y」)、図2に示した演算部18から振動計17に測定終了の信号が送られることにより、図1に示した建物1の振動の測定が停止され(工程S6)、本実施形態の振動判別方法の一連の処理が終了する。他方、工程S5において、終了時間が経過していないと判断された場合(工程S5において、「N」)、工程S2〜工程S5が再度実施される。このように、本実施形態では、建物1の振動の測定が開始されてから終了時間が経過するまでの間、時間間隔T毎に、建物1の振動を、第1振動又は第2振動と判別することができる。
また、振動判別方法では、建物1(図1に示す)の振動の測定は、鉛直方向Z(図1に示す)、第1方向X(図1に示す)、及び、第2方向Y(図1に示す)において、予め定められた大きさの振動加速度が測定された場合のみ、工程S2〜工程S5が実施されてもよい。これにより、本実施形態の振動判別方法は、建物1の常時微動や交通振動等を除外して、建物1の振動を精度よく判別することができる。
図12に示した本実施形態の判別工程S4では、建物1の振動を、第1振動又は第2振動のいずれかに判別されたが、このような態様に限定されない。判別工程S4では、例えば、建物1の振動評価の用途に応じて、第2振動と判別する工程S44を省略してもよいし、第1振動と判別する工程S43を省略してもよい。
本実施形態の振動判別装置15(図1及び図2に示す)は、図1に示した建物1の内部に配置されたが、このような態様に限定されない。例えば、振動判別装置15は、図2に示した演算部18、作業用メモリ19、記憶部20、入力部21及び出力部22がクラウドサーバで構成され、かつ、建物1に設置された振動計17と、クラウドサーバの演算部18とが、インターネットを介して接続されてもよい。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1及び図2に示した建物の振動判別装置が製造されるともに、図3、図4、図8及び図10に示した処理手順に従って建物の振動が測定され、その振動が、第1振動又は第2振動のいずれかに判別された(実施例1、実施例2)。
実施例1では、地震や交通振動を含む第2振動が発生していない状況下で、居住者の歩行振動である第1振動を発生させ、建物の振動が測定された。測定結果は、上述の図5〜図7及び図9のとおりである。
実施例2では、居住者の歩行振動である第1振動が発生していない状況下で、第2振動である地震(震度2)が発生しているときに、建物の振動が測定された。図11は、鉛直方向の振動波形データ(第2振動)の一例を示すグラフである。図12(a)は、第1方向の振動波形データ(第2振動)の一例を示すグラフである。図12(b)は、第2方向の振動波形データ(第2振動)の一例を示すグラフである。図13は、水平方向の振動波形データ(第2振動)の一例を示すグラフである。図14は、図11に示した鉛直方向の振動加速度(第2振動)の絶対値と、時間tとの関係を示す振動波形データである。
そして、実施例1及び実施例2の判別工程において、鉛直方向の振動波形データの最大値M1(図9及び図14に示す)と、水平方向の振動波形データの最大値M4(図7及び図13に示す)との比M1/M4が1.0以上で、かつ、予め定められた閾値以上のときに、建物の振動が第1振動(建物の内部の振動源で生じる振動)であると判別された。また、判別工程では、比M1/M4が1.0未満、又は、予め定められた閾値未満のときに、建物の振動が第2振動(建物の外部の振動源で生じる振動)であると判別された。共通仕様は、次のとおりである。
振動計の設置場所:土間コンクリート
閾値:2.0
時間間隔T:60秒
テストの結果、第1振動を発生させた実施例1において、鉛直方向の振動波形データの振幅の最大値M1(図9に示す)が0.08912m/s2であり、水平方向の振動波形データの振幅の最大値M4(図7に示す)が0.01270m/s2であった。従って、実施例1では、比M1/M4が7.017であり、建物の振動が第1振動であると判別された。
また、第2振動の発生中に測定された実施例2において、鉛直方向の振動波形データの振幅の最大値M1(図14に示す)が0.03841m/s2であり、水平方向の振動波形データの振幅の最大値M4(図13に示す)が0.08616m/s2であった。従って、実施例2では、比M1/M4が0.446であり、建物の振動が第2振動であると判別された。
このように、実施例の建物の振動判別方法、及び、建物の判別装置は、建物の振動を精度よく判別することができた。
S2 測定工程
S4 振動を判別する工程

Claims (12)

  1. 建物の振動を判別するための方法であって、
    予め定められた時間間隔で、前記振動の鉛直方向及び水平方向の振動波形データを得る測定工程と、
    前記鉛直方向及び前記水平方向それぞれの前記振動波形データの振幅の最大値を求める工程と、
    前記鉛直方向の前記振動波形データの前記最大値と、前記水平方向の前記振動波形データの前記最大値との比が1.0以上で、かつ、予め定められた閾値以上のときに、前記振動を第1振動と判別する工程とを含む建物の振動判別方法。
  2. 前記第1振動は、前記建物の内部の振動源で生じる前記振動に関連付けられる請求項1記載の建物の振動判別方法。
  3. 建物の振動を判別するための方法であって、
    予め定められた時間間隔で、前記振動の鉛直方向及び水平方向の振動波形データを得る測定工程と、
    前記鉛直方向及び前記水平方向それぞれの前記振動波形データの振幅の最大値を求める工程と、
    前記鉛直方向の前記振動波形データの前記最大値と、前記水平方向の前記振動波形データの前記最大値との比が1.0未満、又は、予め定められた閾値未満のときに、前記振動を第2振動と判別する工程とを含む建物の振動判別方法。
  4. 前記第2振動は、前記建物の外部の振動源で生じる前記振動に関連付けられる請求項3記載の建物の振動判別方法。
  5. 前記閾値は、前記建物の構法、前記建物の大きさ、及び、前記振動を測定する振動計の設置場所の少なくとも一つに基づいて設定される請求項1乃至4のいずれかに記載の建物の振動判別方法。
  6. 前記測定工程は、水平にのびる第1方向の振動波形データと、前記水平にのびかつ前記第1方向に対して直交する第2方向の振動波形データとを合成して、前記水平方向の前記振動波形データを得る工程を含む請求項1乃至5のいずれかに記載の建物の振動判別方法。
  7. 建物の振動を判別するための装置であって、
    予め定められた時間間隔で、前記振動の鉛直方向及び水平方向の振動波形データを得る測定部と、
    前記鉛直方向及び前記水平方向それぞれの前記振動波形データの振幅の最大値を求める計算部と、
    前記鉛直方向の前記振動波形データの前記最大値と、前記水平方向の前記振動波形データの前記最大値との比が1.0以上で、かつ、予め定められた閾値以上のときに、前記振動を第1振動と判別する判別部とを含む建物の振動判別装置。
  8. 前記第1振動は、前記建物の内部の振動源で生じる前記振動に関連付けられる請求項7記載の建物の振動判別装置。
  9. 建物の振動を判別するための装置であって、
    予め定められた時間間隔で、前記振動の鉛直方向及び水平方向の振動波形データを得る測定部と、
    前記鉛直方向及び前記水平方向それぞれの前記振動波形データの振幅の最大値を求める計算部と、
    前記鉛直方向の前記振動波形データの前記最大値と、前記水平方向の前記振動波形データの前記最大値との比が1.0未満、又は、予め定められた閾値未満のときに、前記振動を第2振動と判別する判別部とを含む建物の振動判別装置。
  10. 前記第2振動は、前記建物の外部の振動源で生じる前記振動に関連付けられる請求項9記載の建物の振動判別装置。
  11. 前記閾値は、前記建物の構法、前記建物の大きさ、及び、前記振動を測定する振動計の設置場所の少なくとも一つに基づいて設定される請求項7乃至10のいずれかに記載の建物の振動判別装置。
  12. 前記測定部は、水平にのびる第1方向の振動波形データと、前記水平にのびかつ前記第1方向に対して直交する第2方向の振動波形データとを合成して、前記水平方向の前記振動波形データを得る請求項7乃至11のいずれかに記載の建物の振動判別装置。
JP2017056247A 2017-03-22 2017-03-22 建物の振動判別方法及び建物の振動判別装置 Pending JP2018159599A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017056247A JP2018159599A (ja) 2017-03-22 2017-03-22 建物の振動判別方法及び建物の振動判別装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017056247A JP2018159599A (ja) 2017-03-22 2017-03-22 建物の振動判別方法及び建物の振動判別装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018159599A true JP2018159599A (ja) 2018-10-11

Family

ID=63795489

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017056247A Pending JP2018159599A (ja) 2017-03-22 2017-03-22 建物の振動判別方法及び建物の振動判別装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018159599A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115452133A (zh) * 2022-09-16 2022-12-09 中国人民解放军陆军工程大学 一种建筑物爆破振动检测系统布置方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4297690A (en) * 1978-08-14 1981-10-27 Baker Gerald E Earthquake alarm system
JPS6390788A (ja) * 1986-10-03 1988-04-21 Railway Technical Res Inst 震源距離及び震源の深さ推定装置
JPH04307389A (ja) * 1991-04-04 1992-10-29 Oki Electric Ind Co Ltd 地震検知装置
JP2007198813A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Matsushita Electric Works Ltd 震度計

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4297690A (en) * 1978-08-14 1981-10-27 Baker Gerald E Earthquake alarm system
JPS6390788A (ja) * 1986-10-03 1988-04-21 Railway Technical Res Inst 震源距離及び震源の深さ推定装置
JPH04307389A (ja) * 1991-04-04 1992-10-29 Oki Electric Ind Co Ltd 地震検知装置
JP2007198813A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Matsushita Electric Works Ltd 震度計

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115452133A (zh) * 2022-09-16 2022-12-09 中国人民解放军陆军工程大学 一种建筑物爆破振动检测系统布置方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6423219B2 (ja) 構造物の安全性診断システム
JP2014134436A (ja) 建物安全性検証システム及び建物安全検証方法
JP5521196B2 (ja) 建物損傷度判定装置および建物損傷度判定方法
JP2011095237A (ja) 耐震性能評価方法、耐震性能評価装置及び耐震性能評価システム
JP2008535055A5 (ja)
JP2016075583A (ja) 建物健全性確認システム及び建物健全性確認方法
KR102003382B1 (ko) 실시간 지진 판별 및 조기 경보 기능을 구비한 지진동 기록 장치 및 이에 사용되는 지진동 판별 방법
JP2007198813A (ja) 震度計
CN110160726A (zh) 人群荷载作用下大跨度结构楼盖的检测与舒适度评估方法
JP2009020056A (ja) 建物損傷度判定装置および建物損傷度判定方法
JP2017227507A (ja) 建物健全度評価システムおよび建物健全度評価方法
JP6475930B2 (ja) 総合監視装置、総合監視プログラム
JP2019060884A (ja) 建物耐震性評価システム及び建物耐震性評価方法
JP2009008562A (ja) 構造物の振動特性検出方法及び振動特性検出システム
JP2018159599A (ja) 建物の振動判別方法及び建物の振動判別装置
CN108871715B (zh) 抗震支吊架的抗侧刚度检测装置及其检测方法
JP2020101431A (ja) 情報処理装置、情報処理システム、携帯端末、プログラム、及び検出部
JP5799183B2 (ja) 建物安全性検証システム、建物安全性検証方法及びプログラム
JP2016061573A (ja) 構造物健全度推定装置、構造物健全度推定システム、構造物健全度推定方法、および、コンピュータ・プログラム
US6757620B1 (en) Method for examining structures having high natural vibration frequency using alternating manual vibration-exciting method
JP6295402B2 (ja) 建物の振動に関する居住性評価システム
JP2016017847A (ja) 構造物検証システム、構造物検証装置、構造物検証プログラム
EP3446092A1 (en) System for continuously monitoring the integrity of a structure or infrastructure
JP2018100875A (ja) 住宅地震履歴計を用いる層間変位解析方法及び層間変位解析装置
JP2016017849A (ja) 構造物検証システム、構造物検証装置、構造物検証プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190129

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190327

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190730