JP2018157827A5 - - Google Patents

Claims (22)

1. 以下：
   ａ）細胞壁を有する細胞と流体の混合物を提供するステップ、
   ｂ）フィルターハウジングを該混合物で充填するステップ、ここで、該フィルターハウジングにおいて、細孔径が４μｍ〜５０μｍの範囲である第１のフィルターが、フラット基部表面上に提供され、該フィルターハウジングの壁が、篩状に穴のあけられた該フラット基部表面を用いてシールされるように接続され、
   ｃ）少なくとも０．５バールの差圧を上記混合物に適用するステップ、その結果として、該混合物の流体部分がフィルターを通して押し出され、細胞を含有するフィルターケーキが上記フィルターハウジングに残存し、離脱点での絶対圧が少なくとも０．７バールであり、ここで、上記差圧は、３重量％未満の細胞外残留水分がフィルターケーキにおいて得られるまで維持され、
   ｄ）濾過された流体を取り出すステップ
   を含む、細胞壁を有する細胞から流体上清を分離するための方法。
2. フィルターハウジングの内部容積が少なくとも２Ｌである、請求項１に記載の方法。
3. 上清の少なくとも１０Ｌを濾過する、請求項１又は２に記載の方法。
4. 細胞が方法中に破裂されない、請求項１〜３のいずれか１項に記載の方法。
5. 離脱点での絶対圧が少なくとも０．８バールである、請求項１〜４のいずれか１項に記載の方法。
6. 差圧が、少なくとも０．８バールである、請求項１〜５のいずれか１項に記載の方法。
7. 差圧が、少なくとも１バールである、請求項６に記載の方法。
8. フィルターハウジングが、圧容器である、請求項１〜７のいずれか１項に記載の方法。
9. フィルターハウジングが、少なくとも２バールの圧力用に設計された圧容器である、請求項８に記載の方法。
10. フィルターハウジングが、少なくとも５バールの圧力用に設計された圧容器である、請求項８に記載の方法。
11. 方法中の温度が０℃〜４０℃の範囲内である、請求項１〜１０のいずれか１項に記載の方法。
12. フィルターケーキが追加の流体によって洗浄されず、及び／又は流体が圧縮空気を用いてフィルターケーキから放出される、請求項１〜１１のいずれか１項に記載の方法。
13. ｅ１）第１のフィルターよりも小さい細孔径を有する第２のフィルターを用いて、ステップｄ）で得られた濾液をさらに濾過するステップをさらに含み、ここで、第２のフィルターの細孔径が１μｍ〜２０μｍの範囲内である、請求項１〜１２のいずれか１項に記載の方法。
14. ｅ２）第２のフィルターよりも小さい細孔径を有する第３のフィルターを用いて、ステップｄ）又はｅ１）で得られた濾液をさらに濾過するステップをさらに含み、ここで、第３のフィルターの細孔径が０．３μｍ〜１０μｍの範囲内である、請求項１〜１３のいずれか１項に記載の方法。
15. ｆ）第３のフィルターよりも小さい細孔径を有する第４のフィルターを用いて、ステップｅ１）又はｅ２）で得られた濾液をさらに濾過するステップをさらに含み、ここで、第３のフィルターの細孔径が０．０５μｍ〜２μｍの範囲内である、請求項１３又は１４に記載の方法。
16. 細胞が、植物細胞である、請求項１〜１５のいずれか１項に記載の方法。
17. 植物が、苔（ｍｏｓｓ）細胞である、請求項１６に記載の方法。
18. 植物が、土壌苔細胞である、請求項１６に記載の方法。
19. 植物が、ヒメツリガネゴケ（Ｐｈｙｓｃｏｍｉｔｒｅｌｌａ ｐａｔｅｎｓ）細胞である、請求項１６に記載の方法。
20. 細胞によって生成される組換えタンパク質が流体上清に存在し、及び／又は組換えタンパク質が濾過によって上清から精製される、請求項１〜１９のいずれか１項に記載の方法。
21. 細胞によって形成されるフィルターケーキから水分を除くための、請求項１、２及び８〜１０のいずれか１項に定義され、少なくとも２Ｌの内部容積を有する圧力器であるフィルターハウジング、及び細孔径が４μｍ〜５０μｍの範囲内である第１のフィルターを含むキット。
22. 追加的に、請求項１３〜１５のいずれか１項に定義される第２、第３及び／又は第４のフィルターを含む、請求項２１に記載のキット。