JP2018154277A - 乗物用シート - Google Patents

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大 坂田
純一 宗近
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Abstract

【課題】シートパッドにおける天板メイン部と天板サイド部の一部を分離させた乗物用シートへの変位入力手段の採用に際し、係る変位入力手段の変位量が大きい場合でもシートの見栄えを損なわないようにする。【解決手段】バックフレーム2f(シートフレーム)に取付けられるシートパッド20と、シートパッド20とバックフレーム2fの間に配設されシートパッド20をその厚み方向においてバックフレーム2fに近接した位置と離間する位置との間で変位させるマッサージ装置60(変位入力手段)と、を備え、シートパッド20は、天板メイン部21と、天板サイド部22と、天板メイン部21と天板サイド部22の境界のスリット26と、を有し、マッサージ装置60は、面方向に伸縮する伸縮部材67によりシート幅方向に沿う全周が包み込まれた構成である。【選択図】図2

Description

本発明は、乗物用シートに関する。
従来、シート骨格であるシートフレームに取付けられるシートパッドと、シートパッドとシートフレームの間に配設されシートパッドをその厚み方向においてシートフレームに近接した位置と離間する位置との間で変位させる変位入力手段と、を備える乗物用シートが知られている(例えば、特許文献1)。係る特許文献1に記載の乗物用シートは、変位入力手段がシートフレーム上に配された状態でシートパッドが被せられ、更に全体を表皮によって覆われている構造である。この変位入力手段は、その変位によってシートパッドをその厚み方向においてシートフレームに対し近接離間させる。
特開2005−87604号公報
しかしながら、上記特許文献1における乗物用シートにおいては、変位入力手段がシートフレーム上に配された状態でシートパッドが被せられ、更に全体を表皮によって覆われている構造である。またシートパッドは、シート幅方向における中央に配置する天板メイン部と、天板メイン部の幅方向外側に配置する天板サイド部とが一体に構成される。そのため、変位入力手段によって天板メイン部を変位させる際、天板メイン部が天板サイド部の影響を受けて変位量を大きくすることが困難となり変位量が限られてしまうことが想定される。そこで、変位入力手段の変位量をより大きくすることに鑑み、天板メイン部と天板サイド部の一部を分離させ、これに合わせて表皮も分離させることによって変位入力手段の変位量により自由度をもたせることが考えられる。ところが、天板メイン部と天板サイド部の一部を分離させた構成では、変位入力手段の変位量を大きくなるにしたがって係る分離部分からシートの内装部品などのシート内部が見えるおそれがあり見栄えの悪化が懸念される。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、シートパッドにおける天板メイン部と天板サイド部の一部を分離させた乗物用シートへの変位入力手段の採用に際し、係る変位入力手段の変位量が大きい場合でもシートの見栄えを損なわないようにすることにある。
上記課題を解決する乗物用シートは、シート骨格であるシートフレームに取付けられるシートパッドと、前記シートパッドと前記シートフレームの間に配設され前記シートパッドをその厚み方向において前記シートフレームに近接した位置と離間する位置との間で変位させる変位入力手段と、を備え、前記シートパッドは、シート幅方向における中央に配置する天板メイン部と、前記天板メイン部の幅方向外側に配置する天板サイド部と、前記天板メイン部と前記天板サイド部の境界の少なくとも一端側において前記天板メイン部と前記天板サイド部を分離するスリットと、を有し、前記変位入力手段は、面方向に伸縮する伸縮部材によりシート幅方向に沿う全周が包み込まれた構成である。
この構成によれば、変位入力手段は、面方向に伸縮する伸縮部材によりシート幅方向に沿う全周が包み込まれた構成である。そのため、シートパッドにおける天板メイン部と天板サイド部の一部を分離させた乗物用シートへの変位入力手段の採用に際し、係る変位入力手段の変位量が大きい場合でもシート内部が見え難くなり見栄えを損なわないようにすることができる。
上記乗物用シートについて、前記変位入力手段の上方と下方の少なくとも一方が前記伸縮部材によって覆われた構成であることが好ましい。この構成によれば、変位入力手段の変位量が大きい場合でもシート内部の上下方向の見栄えを損なうのをより一層抑制し得る。
上記乗物用シートについて、前記変位入力手段は、流体を供給して膨張することにより変位する流体袋の構成であることが好ましい。この構成によれば、簡素な構造により変位入力手段を採用し得る。また、伸縮部材が流体袋の流体排出の補助として機能し得る。
上記乗物用シートについて、前記シートパッドは、着座者の背凭れとなるシートバックにおいて構成され、前記シートパッドにおけるスリットは、前記天板メイン部と前記天板サイド部の境界端部のうち下端において前記天板メイン部と前記天板サイド部を分離する構成であることが好ましい。この構成によれば、シートパッドは、着座者の背凭れとなるシートバックにおいて構成され、シートパッドにおけるスリットは、前記天板メイン部と前記天板サイド部の境界端部のうち下端において前記天板メイン部と前記天板サイド部を分離する構成である。これは、着座者の上体の腰部や骨盤などを押し出してストレッチの機能を発揮し得る際に適した部位であるためである。特に係る部位におけるストレッチ機能を発揮し得るために、大きな変位量を要するため好適である。
上記乗物用シートについて、前記天板メイン部における下方には、シート幅方向に延在しシートパッド側に連結される板状部材と、該板状部材に連結されシートの背面側に巻き込まれ前記変位入力手段の下方を一体的に包み込んだ状態でシートフレームに係合されるゴム帯と、を有することが好ましい。この構成によれば、天板メイン部の下方は変位入力手段によって変位する際に板状部材を介してゴム帯の張力が及ぶ構成となる。そのため、天板メイン部の下方はその厚み方向において均一に変位し得る。
本発明は上記各発明の手段をとることにより、シートパッドにおける天板メイン部と天板サイド部の一部を分離させた乗物用シートへの変位入力手段の採用に際し、係る変位入力手段の変位量が大きい場合でもシートの見栄えを損なわないようにすることができる。
実施形態に係る車両用シートの全体斜視図である。 実施形態に係る車両用シートの分解斜視図である。 実施形態に係る車両用シートにおける変位入力手段の変位前の状態を示した縦断面図(図1のIII−III線断面図)である。 実施形態に係る車両用シートにおける変位入力手段の変位後の状態を示した断面図(図1のIV−IV線断面図)である。
以下に、本発明の実施形態について、図1〜4を用いて説明する。なお、本実施形態では、乗物用シートのうち車両用シートの前部座席を例示して説明する。各図に適宜矢印で示す方向は、車両用シートに着座した着座者から見た前、後、上、下、内、外とそれぞれ一致する方向である。本実施形態の車両用シートは、車両の1列目の運転席や助手席、2列目や3列目に配設される後部座席の何れにおいても採用されるものである。なお、本実施形態の車両用シートは、車両の1列目に配設される運転席における構成を例示する。
車両用シート(乗物用シート)は、車両に備えられたものであり、乗員が着座するためのものである。図1に図示されるように、車両用シートは、概略、着座者の背凭れとなるシートバック2と、着座者の着座部となるシートクッション3と、頭もたれとなるヘッドレスト4を有する。
シートバック2は、図2〜4に示すように骨格を成すバックフレーム2f(シートフレーム)を有する。バックフレーム2fは、シートバック2の骨格として構成されるものであり、金属製の板部材が適宜に折曲加工されて全体として矩形枠状に形成されている。バックフレーム2fの前面側には、支持部材2faが配置構成される。支持部材2faは、バックフレーム2fの上下方向に架け渡されシート幅方向に離間して配設される一対のワイヤ材2fwと、そのワイヤ材2fw間に伸縮しにくい面状部材2fsが張設されており後述するシートパッド20及びマッサージ装置60を支持する。
シートパッド20は、図2〜4に示されるようにポリウレタン樹脂を発泡成形させて形成されており、シートバック2に凭れ掛かった着座者の背凭れ荷重を、それ自体の弾性変形によって軟らかく受け止められるものである。また、シートパッド20の表面は、シートバック2の背凭れ面の外形形状として、天板メイン部21と、天板サイド部22を有している。天板メイン部21は、シート幅方向における中央に配置され、着座者の背面のうち背中を支持する部位である。天板サイド部22は、天板メイン部21の幅方向外側に配置され、着座者の胴部側方に面する部位である。天板サイド部22は、天板メイン部21よりも前方に張り出している。
シートパッド20は、図2〜4に図示されるように、厚み方向において貫通するスリット26が左右一対で設けられる。スリット26は、天板メイン部21と天板サイド部22の境界のうち少なくとも後述するマッサージ装置60(変位入力手段)が設けられる位置に対応した位置に設けられる。本実施形態では、スリット26は、天板メイン部21と天板サイド部22の境界のうち上下方向における下方側に形成され、上端はスリット26が設けられておらず天板メイン部21と天板サイド部22が連結された形態を適用している。スリット26は、天板メイン部21と天板サイド部22の境界端部のうち下端側において天板メイン部21と天板サイド部22を分離する構成である。また、天板メイン部21は、上下方向中間部において2つに分離した構成を採用しており、上方側が上側天板メイン部21a、下方側が下側天板メイン部21bとして構成される。上方側の上側天板メイン部21aは天板サイド部22と一体的に連結されている。また、下方側の下側天板メイン部21bは独立して構成されている。シートパッド20には、表皮40が被覆される。
表皮40は、図2〜4に図示されるように、シートパッド20をそれぞれ包着状に包み込んで全体としてすっきりした見栄えとすることでシートバック2全体の外観上の見栄えを良くする機能を果たしている。表皮40は、いわば意匠面の向上を図っているものである。また、シートパッド20等の構成品を保護する役目を果たす。また、着座者の肌触り感の向上を図るためのものである。このシート表皮40は、本皮、合皮、繊維等が適宜選択されて構成されて、シートバック2のシートパッド20の外表面を包着するように形成されており、シートパッド20を被覆してバックフレーム2fの前面側に構成される支持部材2faに縫製、面ファスナなどで固定されている。ここで、表皮40は、大きく分けてメイン表皮41と、サイド表皮42とが構成されている。
メイン表皮41は、図2〜4に図示されるように、天板メイン部21の表面(着座者を支持する面)を覆うと共に裏面側まで包み込む形に形成されている。メイン表皮41は、上側メイン表皮41aと下側メイン表皮41bとを構成する。上側メイン表皮41aは、サイド表皮42と一体的に構成され、上側天板メイン部21aと天板サイド部22を被覆する形に対応して形成されている。下側メイン表皮41bは、下側天板メイン部21bを包着状に包み込む形に形成されている。下側天板メイン部21bの下方は、シート幅方向に延在しシートパッド20側に連結される板状部材5を有する。更に板状部材5には、帯状のゴム帯6を有する。ゴム帯6は、左右一対に構成されておりシートの背面側に巻き込んだ状態でバックフレーム2fの下方に係合される。また、ゴム帯6の前方には、布部材7がゴム帯6と連結されている。これにより、シートバック2とシートクッション3の間の境界においてシート内部見えるのを抑制している。
シートバック2は、図2〜4に図示されるように、天板メイン部21のうち下側天板メイン部21bと、バックフレーム2fの一構成である支持部材2faの間にマッサージ装置60(変位入力手段)を備えている。マッサージ装置60は、天板メイン部21をバックフレーム2f(シートフレーム)に対し相対移動させる装置であり、マッサージ装置60は、天板メイン部21をバックフレーム2fに近接した位置とバックフレーム2fから離間する位置との間で変位させる。
具体的には、マッサージ装置60は、天板メイン部21のうち下側天板メイン部21bと、バックフレーム2fの一構成である支持部材2faの間に複数の流体袋61を設け、これらに流体を供給して膨張することにより着座者の背面全体を持ち上げるように変位させる。マッサージ装置60は、複数の流体袋61と、ガイドプレート66を有する。
流体袋61に供給する流体は空気を例示する。なお、流体は、種々の流体を適用できるものであり、例えば空気以外の気体でも良いし、液体であっても良い。図3、4に示すように、流体袋61は、シートバック2に複数構成されており各袋が独立して流体が供給される。本実施形態では、流体袋61は、上下方向に2つ隣接したものが2列に並列して、計4つ構成されているものを例示する。流体袋61は、略四角形の熱可塑性ポリウレタンシートからなる2枚のシート状部材(不図示)を面合せに重ねて構成されている。シート状部材は、熱可塑性の合成樹脂の部材であれば種々の素材を適用し得る。2枚のシート状部材は、重ね合された状態で略矩形に区画するように周囲を熱溶着によって固着して袋部64が構成される。流体袋61には、給排気パイプから圧縮空気が給排気されることで膨張及び収縮を繰り返すことにより天板メイン部21の厚み方向を変位させる。流体袋61は、1つの袋部64が区画されて構成される。流体袋61は、3つの袋部64が直線状に隣接するように区画され、これを折り重ねることで厚み方向に袋部64を3つ構成する。なお袋部64は3つの構成以外に1つや2つであってもよいし、3つ以上の構成であっても良い。
ガイドプレート66は、複数の流体袋61を支持すると共に、流体袋61が前方に向かって変位するのを案内する部材である。ガイドプレート66は、正面視で略矩形の平板材である。ガイドプレート66は例えば合成樹脂製の板部材であり、正面視で略矩形の平板状であり後述する伸縮部材67内に収容できる大きさである。
マッサージ装置60(変位入力手段)は、天板メイン部21の上側天板メイン部21aと支持部材2faの間において伸縮部材67に収容された状態で配設される。すなわち、マッサージ装置60の周囲には、伸縮部材67が構成される。伸縮部材67は、面方向に伸縮する面状の部材が筒状に縫製されると共に上側の開口を閉じるように縫製されて略鐘状に構成される。これにより、伸縮部材67は、マッサージ装置60をシート幅方向に沿う全周及び上方が包み込まれた構成となる。また、伸縮部材67に収容されたマッサージ装置60は、その下方がゴム帯6によってシートの背面側に巻き込まれている。これにより、マッサージ装置60は、シート幅方向における全周及び上下いずれも伸縮部材67で包み込まれた状態となる。
次に車両用シートの作動内容について説明する。図3に図示されるように、マッサージ装置60の流体袋61に圧縮空気が充填されていない状態では、伸縮部材67の弾性力及び天板メイン部21の下方におけるゴム帯6の弾性力によって下側天板メイン部21bが、支持部材2faに近接した状態で保持されている。一方、図4に図示されるように、マッサージ装置60の流体袋61に圧縮空気が供給され膨張展開すると、流体袋61が変位(膨張)して下側天板メイン部21bを押圧する。これにより、下側天板メイン部21bは、着座者に向かって移動して背面全体を持ち上げるようにして姿勢を大きく変化させるように支持する。また、流体袋61が変位(膨張)する際、下側メイン表皮41bはゴム帯6の張力が及ぼされるため、下側天板メイン部21bが移動する際に弛むことがない。また、下側メイン表皮41bは、上側メイン表皮41a、サイド表皮42と独立していることから流体袋61に圧縮空気が供給され膨張展開が進んだとしてもこれらの引張りの影響を受けることが少ない。また、ゴム帯6の前方に配設された布部材7によってシート内部が見えることが抑制される。また、マッサージ装置60の流体袋61及びガイドプレート66は、伸縮部材67によって包み込まれた状態であることから流体袋61に圧縮空気が供給され大きく膨張したとしてもこれらの内部構造が見えにくく見栄えの向上に寄与する。また、マッサージ装置60の流体袋61の圧縮空気の排出をする際、伸縮部材67の弾性力及びゴム帯6の弾性力が流体袋61内の空気排気の補助として機能する。
このように、本実施形態における車両用シートによれば、マッサージ装置60(変位入力手段)は、面方向に伸縮する伸縮部材67によりシート幅方向に沿う全周が包み込まれた構成である。そのため、シートパッド20における天板メイン部21と天板サイド部22の一部を分離させた乗物用シートへのマッサージ装置60の採用に際し、係るマッサージ装置60の変位量が大きい場合でもシート内部が見え難くなり見栄えを損なわないようにすることができる。
また、マッサージ装置60の上方と下方の少なくとも一方が伸縮部材67によって覆われた構成であれば、マッサージ装置60の変位量が大きい場合でもシート内部の上下方向の見栄えを損なうのをより一層抑制し得る。
また、マッサージ装置60は、流体を供給して膨張することにより変位する流体袋61の構成であれば、簡素な構造によりマッサージ装置60を採用し得る。また、伸縮部材67が流体袋61の流体排出の補助として機能し得る。
また、シートパッド20は、着座者の背凭れとなるシートバック2において構成され、シートパッド20におけるスリット26は、天板メイン部21と天板サイド部22の境界端部のうち下端において天板メイン部21と天板サイド部22を分離する構成であることが好ましい。これによれば、シートパッド20は、着座者の背凭れとなるシートバック2において構成され、シートパッド20におけるスリット26は、天板メイン部21と天板サイド部22の境界端部のうち下端において天板メイン部21と天板サイド部22を分離する構成である。これは、着座者の上体の腰部や骨盤などを押し出してストレッチの機能を発揮し得る際に適した部位であるためである。特に係る部位におけるストレッチ機能を発揮し得るために、大きな変位量を要するため好適である。
また、天板メイン部21における下方には、シート幅方向に延在しシートパッド20側に連結される板状部材5と、該板状部材5に連結されシートの背面側に巻き込まれマッサージ装置60の下方を一体的に包み込んだ状態でシートフレームに係合されるゴム帯6と、を有することが好ましい。これによれば、天板メイン部21の下方はマッサージ装置60によって変位する際に板状部材5を介してゴム帯6の張力が及ぶ構成となる。そのため、天板メイン部21の下方はその厚み方向において均一に変位し得る。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されず、その他各種の形態で実施することができるものである。例えば、乗物用シートの例示として車両用シートを例示して説明したが、乗物は、車両に限定されず、船舶、航空機等の各種の乗物に適用し得る。また、天板メイン部21は、上側天板メイン部21aと独立(分離)して下側天板メイン部21bが構成される態様を示したが、上側天板メイン部21aと下側天板メイン部21bとが上下方向に一体に連結された態様であってもよい。
また、本実施形態では、シートバック2において例示するが、本発明はシートクッション3など、ヘッドレスト4に適用することもできる。また、これら以外にオットマン等にも適用可能である。
2 シートバック
2f バックフレーム(シートフレーム)
2fa 支持部材
2fw ワイヤ材
2fs 面状部材
3 シートクッション
4 ヘッドレスト
5 板状部材
6 ゴム帯
7 布部材
20 シートパッド
21 天板メイン部
21a 上側天板メイン部
21b 下側天板メイン部
22 天板サイド部
26 スリット
40 表皮
41 メイン表皮
41a 上側メイン表皮
41b 下側メイン表皮
42 サイド表皮
60 マッサージ装置(変位入力手段)
61 流体袋
64 袋部
66 ガイドプレート
67 伸縮部材

Claims (5)

  1. シート骨格であるシートフレームに取付けられるシートパッドと、
    前記シートパッドと前記シートフレームの間に配設され前記シートパッドをその厚み方向において前記シートフレームに近接した位置と離間する位置との間で変位させる変位入力手段と、を備え、
    前記シートパッドは、シート幅方向における中央に配置する天板メイン部と、前記天板メイン部の幅方向外側に配置する天板サイド部と、前記天板メイン部と前記天板サイド部の境界の少なくとも一端側において前記天板メイン部と前記天板サイド部を分離するスリットと、を有し、
    前記変位入力手段は、面方向に伸縮する伸縮部材によりシート幅方向に沿う全周が包み込まれた構成である乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記変位入力手段の上方と下方の少なくとも一方が前記伸縮部材によって覆われた構成である乗物用シート。
  3. 請求項1または請求項2に記載の乗物用シートであって、
    前記変位入力手段は、流体を供給して膨張することにより変位する流体袋の構成である乗物用シート。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の乗物用シートであって、
    前記シートパッドは、着座者の背凭れとなるシートバックにおいて構成され、
    前記シートパッドにおけるスリットは、前記天板メイン部と前記天板サイド部の境界端部のうち下端において前記天板メイン部と前記天板サイド部を分離する構成である乗物用シート。
  5. 請求項4に記載の乗物用シートであって、
    前記天板メイン部における下方には、シート幅方向に延在しシートパッド側に連結される板状部材と、該板状部材に連結されシートの背面側に巻き込まれ前記変位入力手段の下方を一体的に包み込んだ状態でシートフレームに係合されるゴム帯と、を有する乗物用シート。
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