JP6712352B1 - 車両用シート - Google Patents

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【課題】マッサージ機能及びランバーサポート機能を効果的に両立する車両用シートを提供する。【解決手段】車両用シート1は、シート形状を形成するフレーム4と、フレーム4に装着されたパッド5と、パッド5表面を覆うシートカバー6と、フレーム4とパッド5との間に設けられた第1のブラダー7a〜7cの膨縮によりパッド5の形状を調整可能なランバーサポート機構7と、パッド5に保持されて膨縮自在な第2のブラダー8a〜8hを備えているマッサージ機構8と、第1のブラダー7a〜7c及び第2のブラダー8a〜8hを膨張させる圧縮空気を供給し、圧縮空気を排出して第1のブラダー7a〜7c及び第2のブラダー8a〜8hを収縮させる給排気装置10と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用シートに関し、特に、マッサージ機能及びランバーサポート機能を備える車両用シートに関するものである。
従来より、着座者の腰椎に対応するシートカバーの内側に、マッサージ用のエアバッグと着座者の姿勢をサポートするランバーサポート用のエアバッグとを設けた車両用シートが知られている。
例えば、特許文献1には、マッサージ用の第一エアバッグ50と、ランバーサポート用の第二エアバッグ60と、を備えた車両用シート1が開示されている。第一エアバッグ50と第二エアバッグ60とは、パッド部材30の貫通孔31を通じて互いに重なる状態で接触し、第二エアバッグ60が、第一エアバッグ50を支持するように構成されている。なお、符号は特許文献1における符号である。
特開2005−87604号公報
しかしながら、上述したような特許文献1記載の車両用シート1では、第二エアバッグ60が第一エアバッグ50を介してランバーサポートを実施するとともに、第一エアバッグ50が不安定な第二エアバッグ60上で膨縮してマッサージを行うため、マッサージ機能及びランバーサポート機能を効果的に両立できない虞があった。
そこで、マッサージ機能及びランバーサポート機能を効果的に両立するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る車両用シートは、シート形状を形成するフレームと、前記フレームに装着されたパッドと、前記パッド表面を覆うシートカバーと、を備えているパッド車両用シートであって、前記パッドを挟んで前記パッドの表面に凹設された収容孔の反対側で前記フレームとパッドとの間に設けられた第1のブラダーの膨縮により前記パッドの形状を調整可能なランバーサポート機構と、前記パッドの収容孔に収容されて膨縮自在な第2のブラダーを備えているマッサージ機構と、前記第1のブラダー及び第2のブラダーを膨張させる流体を供給し、前記流体を排出して前記第1のブラダー及び第2のブラダーを収縮させる供給・排出装置と、を備えている。
この構成によれば、第1のブラダーを膨縮させて着座者の身体と密着するようにパッドを変形させることにより、着座者は腰部が安定する姿勢を保持することができる。また、第2のブラダーを膨縮させることにより、着座者の肩、背中又は腰部等を指圧することができる。さらに、腰部が安定した姿勢が保持された状態で指圧を受けることができ、ランバーサポート機能及びマッサージ機能を効果的に両立させることができる。
また、本発明に係る車両用シートは、前記第1のブラダー及び第2のブラダーに供給される流体を温調する温調装置をさらに備えていることが好ましい。
この構成によれば、第1のブラダー及び第2のブラダーに供給される流体を加熱又は冷却することにより、ランバーサポート機能及びマッサージ機能を快適に実施することができる。
また、本発明に係る車両用シートは、前記第1のブラダーが、背もたれ部の高さ方向に沿って複数個設けられていることが好ましい。
この構成によれば、背もたれ部に設けられた複数の第1のブラダーがランバーサポート機能を実施することができる。
また、本発明に係る車両用シートは、前記第1のブラダーが、座部の奥行方向に沿って複数個設けられていることが好ましい。
この構成によれば、座部に設けられた複数の第1のブラダーがランバーサポート機能を実施することができる。
また、本発明に係る車両用シートは、前記複数の第1のブラダーが、個別に膨縮可能に構成されていることが好ましい。
この構成によれば、着座者の体形等に応じて複数の第1のブラダーを個別に膨縮させることにより、適切にランバーサポート機能を実施することができる。
また、本発明に係る車両用シートは、前記供給・排出装置が、予め設定されたプログラムにしたがって前記第2のブラダーへの流体の供給又は排出を周期的に行うことが好ましい。
この構成によれば、第2のブラダーが周期的に膨縮することにより、着座者が快適な指圧を受けることができる。
本発明は、腰部が安定した姿勢が保持された状態で指圧を受けることができ、ランバーサポート機能及びマッサージ機能を効果的に両立させることができる。
本発明の一実施形態に係る車両用シートを示す斜視図。 車両用シートの組立分解図。 車両用シートの一部縦断面図。 第2のブラダーの構成を示す模式図。 第1のブラダーを膨縮させる様子を示す模式図。 第2のブラダーを膨縮させる様子を示す模式図。 袋体の給気パターンを示すタイムチャート。
本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、以下では、構成要素の数、数値、量、範囲等に言及する場合、特に明示した場合及び原理的に明らかに特定の数に限定される場合を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも構わない。
また、構成要素等の形状、位置関係に言及するときは、特に明示した場合及び原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似又は類似するもの等を含む。
また、図面は、特徴を分かり易くするために特徴的な部分を拡大する等して誇張する場合があり、構成要素の寸法比率等が実際と同じであるとは限らない。また、断面図では、構成要素の断面構造を分かり易くするために、一部の構成要素のハッチングを省略することがある。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用シート1を示す斜視図である。図2は、車両用シート1の主要な構成の組立分解図である。図3は、車両用シート1の一部縦分解図である。
車両用シート1は、背もたれ部2と座部3とが図示しないリクライニング機構を介して連結されており、背もたれ部2がリクライニング動作可能に構成されている。
背もたれ部2は、フレーム4と、パッド5と、シートカバー6と、を備えている。フレーム4、パッド5及びシートカバー6は、前後方向Lの後方から前方に向かってこの順で設けられている。
フレーム4は、背もたれ部2の形状を形成している。フレーム4は、骨格4aの内部にバネ部材4bが装着されて構成されている。
パッド5は、フレーム4上に装着され、着座者を弾性支持する。パッド5の材料は、例えばウレタンである。パッド5の厚みは、例えば4mmに設定される。
シートカバー6は、背もたれ部2の表面を被覆して着座者が着座するシート表面を形成している。
背もたれ部2には、ランバーサポート機構7と、マッサージ機構8と、が設けられている。
ランバーサポート機構7は、着座時にストレスが主に集中しがちな着座者の腰等を支持する。ランバーサポート機構7は、上下方向Hに重ねられた3つの第1のブラダー7a〜7cと、第1のブラダー7a〜7cを支持する背板7dと、を備えている。
第1のブラダー7a〜7cは、フレーム4とパッド5との間で、且つ背もたれ部2の下部、具体的には着座者の腰部に対応する位置に設けられている。第1のブラダー7a〜7cは、幅方向Wに亘って幅広に形成されている。第1のブラダー7a〜7cは、いわゆるエアバッグであり、例えば樹脂製である。第1のブラダー7a〜7cは、収縮状態では断面扁平形状に形成されている。
マッサージ機構8は、着座者の肩、背中又は腰部等をマッサージする。マッサージ機構8は、パッド5の表面に凹設された収容孔5aにそれぞれ収容された8つの第2のブラダー8a〜8hを備えている。図4に示すように、第2のブラダー8a〜8hは、幅方向Wに1組2つずつ並び、上下方向Hに4組並ぶように配置されている。第2のブラダー8a〜8hは、いわゆるエアバッグであり、例えば樹脂製である。第2のブラダー8a〜8hは、収縮状態ではパッド5の表面から突出せず、膨張状態ではパッド5の表面から突出するように形成されている。
座部3は、フレーム、パッド及びシートカバー等から成る公知の構成であり、詳細な説明は省略する。
車両用シート1の動作は、コントローラ9によって制御される。コントローラ9は、着座者が図示しない入力装置等を介して入力した指示にしたがって車両用シート1を構成する構成要素をそれぞれ制御する。コントローラ9は、例えば、CPU、メモリ等により構成される。
車両用シート1は、給排気装置10をさらに備えている。給排気装置10は、ポンプ10aと、エアーチューブ10bと、を備えている。
ポンプ10aは、給排気装置10に接続され、圧縮空気を給排気装置10に供給する。
エアーチューブ10bは、給排気装置10と第1のブラダー7a〜7c及び第2のブラダー8a〜8hとを接続するものであり、第1のブラダー7a〜7c、第2のブラダー8a〜8hへ給排気される圧縮空気を内部に流す。
給排気装置10は、第1のブラダー7a〜7c及び第2のブラダー8a〜8hにそれぞれ対応する図示しない電磁弁を備えている。電磁弁の開閉制御は、コントローラ9による実行される。電磁弁の開閉によって、ポンプ10aによる給気、第1のブラダー7a〜7c、第2のブラダー8a〜8hの膨張状態の維持、又は第1のブラダー7a〜7c、第2のブラダー8a〜8h内の圧縮空気の排気を切替可能である。
なお、第1のブラダー7a〜7c、第2のブラダー8a〜8hを膨張させる流体は、上述した圧縮空気に限定されず、他の気体や水等の液体等の流体であっても構わない。
また、シート車両用シート1は、第1のブラダー7a〜7c、第2のブラダー8a〜8hに供給される流体を予め温調する温調装置を備えているも構わない。例えば、ポンプ10aが供給する流体をチラー等で温調することが考えられる。流体を加熱又は冷却することにより、着座者は快適に着座することができる。
次に、車両用シート1の作用について図面に基づいて説明する。まず、車両用シート1は、着座者の腰部をサポートするランバーサポート機能、及び着座者の肩、背中又は腰部等を指圧でマッサージするマッサージ機能を有する。
[ランバーサポート機能]
まず、コントローラ9が、着座者の図示しない入力装置等を介したランバーサポート機能の起動命令を受けると、ランバーサポート動作を開始する。
例えば、入力装置が、第1のブラダー7a〜7cの何れか1つの膨張に連動した3つのボタンを備えており、着座者が、任意のボタンを押下している間、コントローラ9は、押下されたボタンに対応する電磁弁を開き、ポンプ10aから圧縮空気を開状態の電磁弁に対応する第1のブラダー7a〜7cに給気し、着座者がボタンの押下を停止した場合、電磁弁を閉じて第1のブラダー7a〜7cの膨張量を維持するように構成することが考えられる。
図5(a)は、上下方向Hに並んで設けられた第1のブラダー7a〜7cのうち、中央の第1のブラダー7bのみを膨張させている状態を模式的に示す。この場合には、パッド5は、第1のブラダー7bに押圧されて、着座者の腰部に対応する範囲の略中央が前後方向Lの前側に膨出するように変形する。また、第1のブラダー7bが膨張する一方で、第1のブラダー7a、7cは、電磁弁が開いており着座者の身体圧で収縮する。
図5(b)は、上下方向Hに並んで設けられた第1のブラダー7a〜7cのうち、下側の第1のブラダー7aのみを膨張させている状態を模式的に示す。この場合には、パッド5は、第1のブラダー7aに押圧されて、着座者の腰部に対応する範囲の下側が前後方向Lの前側に膨出するように変形する。また、第1のブラダー7aが膨張する一方で、第1のブラダー7b、7cは、電磁弁が開いており着座者の身体圧で収縮する。
図5(c)は、上下方向Hに並んで設けられた第1のブラダー7a〜7cのうち、上側の第1のブラダー7cのみを膨張させている状態を模式的に示す。この場合には、パッド5は、第1のブラダー7cに押圧されて、着座者の腰部に対応する範囲の上側が前後方向Lの前側に膨出するように変形する。また、第1のブラダー7cが膨張する一方で、第1のブラダー7b、7cは、電磁弁が開いており着座者の身体圧で収縮する。
このようにして、着座者の体形等に応じて、上下方向Hに並んで設けられた第1のブラダー7a〜7cのうち少なくとも1つを任意の大きさに膨張させることにより、着座者は背もたれ部2が身体に密着して腰部が安定し易い姿勢を得られるようにパッド5を変形させることができる。
また、入力装置が、全ての第1のブラダー7a〜7cの膨張に連動したボタンを備えており、着座者がこのボタンを押下している間、コントローラ9は、第1のブラダー7a〜7cに対応する電磁弁を開き、ポンプ10aから圧縮空気を第1のブラダー7a〜7cに一様に給気し、着座者がボタンの押下を停止した場合、電磁弁を閉じて第1のブラダー7a〜7cの膨張を停止するように構成することが考えられる。これにより、着座者は、第1のブラダー7a〜7cを前後方向Lの前方に一様に膨出させることができる。
そして、コントローラ9は、着座者の図示しない入力装置等を介したランバーサポート動作の停止命令を受けると、電磁弁を開き、膨張した第1のブラダー7a〜7cを着座者の身体圧で収縮させることにより、ランバーサポート動作を終了する。
なお、コントローラ9は、着座者が一度設定した第1のブラダー7a〜7cの膨縮具合を記憶する機能を有し、入力装置が、好みのパッド5の形状を呼び出すボタン等を備えるのが好ましい。これにより、着座者が好みのパッド5の形状を呼び出すボタンが押下されると、第1のブラダー7a〜7cが細かい調整を要することなく予め記憶された状態まで膨張するため、ランバーサポートの設定作業を簡素化することができる。
[マッサージ機能]
まず、コントローラ9が、着座者の図示しない入力装置等を介したマッサージ機能の起動命令を受けると、マッサージ動作を開始する。
コントローラ9は、予め記憶されたプログラムにしたがって電磁弁を開閉し、第2のブラダー8a〜8hを膨縮させる。
具体的には、電磁弁が開くと、ポンプ10aから供給された圧縮空気が開状態の電磁弁に対応する第2のブラダー8a〜8hに給気されて、第2のブラダー8a〜8hが膨張する。また、第2のブラダー8a〜8hが膨張した状態で電磁弁を閉じれば、第2のブラダー8a〜8hは膨張した状態を維持する。さらに、第2のブラダー8a〜8hが膨張した状態で電磁弁を開くと、着座者の圧力によって第2のブラダー8a〜8hは収縮する。このようにして、第2のブラダー8a〜8hは個別に膨縮される。
図6(a)〜(c)は、第1のブラダー7a〜7cの何れかを膨張させたランバーサポートを実施している状態でマッサージを行う場合を例示するものである。
図6(a)は、中央側の第1のブラダー7bのみを膨張している状態で、最上段の第2のブラダー8a、8bを膨張させた状態を模式的に示す。この場合には、パッド5の着座者の腰部に対応する範囲の略中央が前後方向Lの前側に膨出した状態で、第2のブラダー8a、8bがパッド5の表面から前後方向Lの前側に膨出して着座者の肩や背中等に点接触して指圧を行う。
また、図6(b)は、下側の第1のブラダー7aのみを膨張している状態で、最上段の第2のブラダー8a、8bを膨張させた状態を模式的に示す。この場合には、パッド5の着座者の腰部に対応する範囲の下側が前後方向Lの前側に膨出した状態で、第2のブラダー8a、8bがパッド5の表面から前後方向Lの前側に膨出して着座者の肩や背中等に点接触して指圧を行う。
また、図6(c)は、上側の第1のブラダー7cのみを膨張している状態で、最上段の第2のブラダー8a、8bを膨張させた状態を模式的に示す。この場合には、パッド5の着座者の腰部に対応する範囲の上側が前後方向Lの前側に膨出した状態で、第2のブラダー8a、8bがパッド5の表面から前後方向Lの前側に膨出して着座者の肩や背中等に点接触して指圧を行う。
なお、図6(a)〜(c)では、最上段の第2のブラダー8a、8bを膨張させた場合を例に説明したが、他の第2のブラダー8c〜8hを膨張させた場合であっても同様である。
このようにして、第2のブラダー8a〜8hをパッド5の表面から膨出するように膨張させることにより、着座者の肩、背中又は腰部等を指圧することができる。
なお、コントローラ9は、予め設定されたタイミングで第2のブラダー8a〜8hを周期的に膨縮させても構わない。
例えば、図7(a)は、第2のブラダー8a〜8hを左右一組ずつ膨張させる場合の給気パターンを示すタイムチャートである。このような給気パターンであれば、背もたれ部2の上下方向Hの上方から下方に向かって順に指圧することができる。
また、図7(b)は、第2のブラダー8a〜8hを左右一組ずつ収縮させる場合の給気パターンを示すタイムチャートである。このような給気パターンであれば、比較的長時間に亘って上下方向Hの広範囲を指圧することができる。
また、コントローラ9は、第2のブラダー8a〜8hの膨張量を制御することにより、マッサージの強度を変更しても構わない。
そして、コントローラ9は、着座者の入力装置等を介したマッサージ動作の停止命令を受けると、電磁弁を開き、膨張した第2のブラダー8a〜8hを着座者の身体圧で収縮させることにより、マッサージ動作を終了する。
なお、車両用シート1は、ランバーサポート機能及びマッサージ機能は同時に実施されたものに限定されず、何れか一方のみが実施されるものであっても構わないが、両機能を同時に実施することにより、着座者は、腰部が安定した姿勢が保持された状態で指圧を受けることができ、効果的に両機能を連動させることができる。
また、ランバーサポート機能及びマッサージ機能が「同時に」実施されるとは、ランバーサポート機能及びマッサージ機能の何れか一方が先行して実施されている状態で、他方が実施されることを意味する。
また、本実施形態では、背もたれ部2にランバーサポート機構7及びマッサージ機構8を設けた場合を例に説明したが、ランバーサポート機構7及びマッサージ機構8は、座部3に設けても構わない。
座部3にランバーサポート機構7を設ける場合には、例えば、着座者の腰部から大腿部にかけた広範囲を幅方向Wの両側から挟み込むように第1のランバーを膨張させる構成が考えらえる。
また、座部3にマッサージ機構8を設ける場合には、例えば、着座者の大腿部後面を指圧するように第2のランバーを膨張させる構成が考えらえる。
このようにして、本実施形態に係る車両用シート1は、第1のブラダー7a〜7cを膨縮させて背もたれ部2が着座者の身体と密着するようにパッド5を変形させることにより、腰部が安定する姿勢を保持することができる。また、第2のブラダー8a〜8hを膨縮させることにより、着座者の肩、背中又は腰部等を指圧することができる。さらに、腰部が安定した姿勢が保持された状態で指圧を受けることができ、ランバーサポート機能及びマッサージ機能を効果的に両立させることができる。
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変をなすことができ、そして、本発明が該改変されたものにも及ぶことは当然である。
1 :車両用シート
2 :背もたれ部
3 :座部
4 :フレーム
4a :骨格
4b :バネ部材
5 :パッド
5a :収容孔
6 :シートカバー
7 :ランバーサポート機構
7a〜7c:第1のブラダー
7d :背板
8 :マッサージ機構
8a〜8h:第2のブラダー
9 :コントローラ
10 :給排気装置(供給・排出装置)
10a:ポンプ
10b:エアーチューブ
H :上下方向
L :前後方向
W :幅方向

Claims (6)

  1. シート形状を形成するフレームと、前記フレームに装着されたパッドと、前記パッド表面を覆うシートカバーと、を備えているパッド車両用シートであって、
    前記パッドを挟んで前記パッドの表面に凹設された収容孔の反対側で前記フレームとパッドとの間に設けられた第1のブラダーの膨縮により前記パッドの形状を調整可能なランバーサポート機構と、
    前記パッドの収容孔に収容されて膨縮自在な第2のブラダーを備えているマッサージ機構と、
    前記第1のブラダー及び第2のブラダーを膨張させる流体を供給し、前記流体を排出して前記第1のブラダー及び第2のブラダーを収縮させる供給・排出装置と、
    を備えていることを特徴とする車両用シート。
  2. 前記第1のブラダー及び第2のブラダーに供給される流体を温調する温調装置をさらに備えていることを特徴とする請求項1記載の車両用シート。
  3. 前記第1のブラダーは、背もたれ部の高さ方向に沿って複数個設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用シート。
  4. 前記第1のブラダーは、座部の奥行方向に沿って複数個設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の車両用シート。
  5. 前記複数の第1のブラダーは、個別に膨縮可能に構成されていることを特徴とする請求項3又は4記載の車両用シート。
  6. 前記供給・排出装置は、予め設定されたプログラムにしたがって前記第2のブラダーへの流体の供給又は排出を周期的に行うことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載の車両用シート。
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CN115139882A (zh) * 2021-03-29 2022-10-04 本田技研工业株式会社 座椅调节装置

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