JP3913207B2 - マッサージ機 - Google Patents

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本発明は、使用者に振動による施療刺激を与えてマッサージを行なうマッサージ機に関する。
従来、振動刺激を与えるマッサージ機として、電磁手段により機械的振動を得る加振手段を振動板の裏面にねじ止めし、かつ、空気の給排気により膨脹・収縮するマッサージ用空気袋を振動板の表面に取付けたエアーマッサージ機が知られている(例えば特許文献1参照。)。
このマッサージ機では、使用者の身体を支持する振動板全体を加振手段により振動させながら、使用者の被施療部を膨脹した空気袋で圧迫・弛緩することによってマッサージをすることができる。
特開平9−117481号公報
しかし、特許文献1のように振動板の振動を空気袋を介して被施療部に波及させる構成では、振動板から人体へと至る振動伝達経路中に設置された空気袋によって振動が減衰されるから、振動刺激を効果的に被施療部に伝えることが難しいという問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、振動刺激の強さを任意に調節してそれを使用者に効果的に与えてマッサージすることができるマッサージ機を得ることにある。
本発明は、使用者の被施療部が出し入れ可能な身体受け体と、この身体受け体に設けられ制御手段での制御によって膨張・収縮される袋主部を有した第1の空気袋と、身体受け体に設けられて被施療部の裏側に振動刺激を与える振動ユニットと、この振動ユニットの裏面に重ねて設けられた第2の空気袋とを備え、前記第1の空気袋を、その袋主部の膨張により前記被施療部を挟んで拘束するように設け、被施療部を挟む第1の空気袋の袋主部間に前記振動ユニット及び第2の空気袋を配置し、前記制御手段が、前記振動ユニットの起動・停止を制御する施療子制御部、及び前記第2の空気袋の膨脹の程度を調節してその調節の状態を保持し、前記使用者と前記振動ユニットとの接触具合を変更させ、この接触具合に応じた強さの振動刺激に変更させる空気袋制御部を備えるとともに、前記第1の空気袋をそれへの給排気により繰り返し膨脹・収縮させてエアーマッサージを行わせる第1運転モード、及び前記第2の空気袋の膨脹の程度を調節しその調節の状態を保持して前記使用者と前記振動ユニットとの接触具合を変更させる第2運転モードを有していて、この制御手段を操作する入力部で前記第1、第2の運転モードを指示することを特徴としている。
本発明によれば、被施療部が逃げることを抑制しつつ振動刺激を与えるとともに、被施療部への振動ユニットの押付け方を変えて被施療部と振動ユニットの接触の程度を変更して振動刺激の強さを任意に調節するので、使用者に振動刺激を効果的に与えてマッサージすることができるマッサージ機を提供できる。
まず、図1〜図4を参照して本発明の参考例を説明する。
この参考例に係る椅子式マッサージ機の斜視図を示す図1中11は、身体受け体としての椅子本体であって、座部11aと、この後側に起立するように設けられた背凭れ部11bとを有する。背凭れ部11bはリクライニングできてもできなくてもよい。図2に示されるように背凭れ部11bは椅子本体11上の使用者の上半身を支持するバックボードと通称される身体受け板12を有している。この受け板12は背凭れ部11bの前側の形を作るものであって、例えば後方に向けて次第に突出するような湾曲形状をなしている。又、座部11aにも同様に使用者の下半身を支持する身体受け板(図示しない)が設けられている。
身体受け板12の表面には、複数の調節用空気袋14〜18及びこれらと同数の施療子としての振動ユニット19〜23が夫々取付けられている。空気袋14及びこれと組んで用いられる振動ユニット19は背中上部マッサージ用であり、同様に空気袋15及びこれと組んで用いられる振動ユニット20は背中下部マッサージ用である。又、空気袋16及びこれと組んで用いられる振動ユニット21は腰部に対して左後方からマッサージを施すために用いられ、同様に空気袋17及びこれと組んで用いられる振動ユニット22は腰部に対して右後方からマッサージを施すために用いられ、かつ、空気袋18及びこれと組んで用いられる振動ユニット23は腰部に対して真後ろからマッサージを施すために用いられる。なお、図2中24は身体受け板12を覆い隠すために背凭れ部11bに設けた柔軟性を有する布、合成皮革、或いはこれらの複合材、その他の材料からなるカバー材である。
これら各組の空気袋及び振動ユニットの構成及びその身体受け板12に対する取付け構造はいずれも同じであるので、ここでは図3に示される空気袋14及びこれと組んで用いられる振動ユニット19について代表して説明する。
まず、振動ユニット19について説明する。振動ユニット19は、図4(B)に示すように振動アセンブリ25を布製の収容袋26に収めて、この収容袋26の開口を縫着して形成され、収容袋26の一側部に設けた溝26aからは振動アセンブリ25に接続された絶縁被覆電線27が引出されている。図4(A)に示されるように振動アセンブリ25は、クッション性の発泡ウレタン製の有底四角箱状のホルダー28内に、振動源である偏心負荷付きのモータ29を収容し、このホルダー28の開口をクッション性の発泡ウレタン製の蓋30で覆って、これらを互いに接着止めして形成されている。クッション性のホルダー28及び蓋30を用いることにより、モータ29の固体感が直接使用者に伝わらないようにできる。
合成樹脂製の空気袋14は、その一側縁中央部から一体に突設された取付け部31を有し、この取付け部31を身体受け板12の表面の所定位置にねじ止めや接着材で止めることによって取付けられている。そして、振動ユニット19は空気袋14の表面に重ね合わせて配置されている。このユニット19は、収容袋26の例えば上辺部26aを空気袋14の例えば上側に配置して、そこに前側から押さえ板32を介在させて身体受け板12にねじ33により固定されている。そのため、図3(C)に示されるように振動ユニット19は空気袋14を身体受け板12との間に挟んで空気袋14の表面に接着することなく重ねられている。従って、空気袋14が膨脹されるときには、振動ユニット19は空気袋14の表面を滑りながら図3(B)中2点鎖線で示すように前側(表側)に押出されるようになっている。
又、図1に示されるように座部11aの図示しない身体受け板上にも、複数の調節用空気袋34〜37及びこれらと同数の施療子としての振動ユニット38〜41が夫々取付けられている。空気袋34及びこれと組んで用いられる振動ユニット38、空気袋35及びこれと組んで用いられる振動ユニット39は、共に尻部に対してマッサージを施すために用いられ、同様に空気袋36及びこれと組んで用いられる振動ユニット40、空気袋37及びこれと組んで用いられる振動ユニット41は、共に腿に対してマッサージを施すために用いられる。これら空気袋34〜37及び振動ユニット38〜41の構成及びそれらの身体受け板への取付け構造は、いずれも背凭れ部11bに取付けたものと同じであるので、その説明は省略する。
座部11aの下方又は近傍には、施療子制御部と空気袋制御部とを備えた制御手段46が設置されている。この手段46の施療子制御部は、リモートコントローラ等の入力部45からの指令によって、各振動ユニット19〜23、38〜41の起動・停止を制御するようになっている。又、空気袋制御部は、リモートコントローラ等の入力部45からの指令によって、前記各空気袋14〜18、34〜37の中で指定された少なくとも一つの空気袋の膨脹の程度を調節して、その状態を保持するようになっている。そのために、空気袋制御部は、例えば、入力部45からの指令信号が供給されるマイクロコンピュータ等の制御装置と、この制御部によって運転を制御されるダイヤフラム式ポンプ等の圧縮空気生成装置と、この生成装置の空気出口と前記各空気袋14〜18、34〜37とを個別に連通した配管経路の夫々に介装された電磁弁とを備えている。各空気袋14〜18、34〜37毎に設けられた前記電磁弁の弁体は、圧縮空気を空気袋側に流通させる第1制御位置と、空気袋に供給された空気の排出を妨げる第2制御位置と、空気袋から排出された空気を大気中に逃がす第3制御位置とにわたって、前記制御装置によって電磁力で動かされるように構成されている。
前記構成の椅子式マッサージ機を使用する際、椅子本体11に腰掛けた使用者の身体受け板12に対する使用者の当り具合は、一般的に背凭れ部11bの幅方向中央側部分が強く、背凭れ部11bの幅方向両端部側部分が弱く、そのため、図2(A)に示すように左右一対の振動ユニット21、22と使用者とは、軽微に接し、互いの間に隙間が形成されるような状態となる。この状態は使用者の体格・体形等により夫々異なるので、予め、身体受け板12の湾曲形状や、振動ユニット21、22の位置を設定しておいても解消できない。
しかし、前記構成のマッサージ機では、使用者個々人が入力部45を介して制御手段46を操作することによって、各振動ユニットを使用者の体格・体形に沿うように配置したり、或いは、任意の強さの振動刺激を得るように調節できる。
すなわち、振動ユニット21、22と組んで使用される空気袋16、17への給気を行なうように入力部45で入力操作をすることにより、その指令に従って制御手段46の空気袋制御部が、圧縮空気生成装置を動作させるとともに、空気袋16、17に個々につながっている電磁弁を夫々第1制御位置に切換えるので、空気袋16、17に対する給気がされて、これらが膨脹して振動ユニット21、22を前方(使用者側)へ押出すことができる。そのため、こうした押し出しを体感しながら、適当な時期に入力部45で中止指令を出すことにより、制御手段46の空気袋制御部が、圧縮空気生成装置を動作を停止させるとともに、空気袋16、17に個々につながっている電磁弁を夫々第2制御位置に切換えて、空気袋16、17を所望量の空気が供給された状態に保持する。したがって、振動ユニット21、22が所望量だけ前方へ押出された状態が維持される。
このような調節により複数の振動ユニット21〜23を使用者の体格・体形に沿ってフィットするように配置でき、この後に振動ユニット21〜23等を入力部45での操作に従って制御手段46の施療子制御部を介して動作させることにより、ばらつきのない均等な振動刺激を腰回りの各部に与えてマッサージすることができる。
以上の調節は複数の振動ユニット間での振動刺激のばらつきをなくすための調節であるが、この他に、使用者がある被施療部に対する振動刺激を他の被施療部より強くしたい場合にも、同様の操作で対応できる。例えば振動ユニット23において他より強い振動刺激を使用者に与えたい場合には、このユニット23と組んで使用される空気袋18への給気を行なうように入力部45で入力操作をすることにより、その指令に従って制御手段46の空気袋制御部が圧縮空気生成装置を動作させるとともに、空気袋18につながっている電磁弁を夫々第1制御位置に切換えるので、空気袋18に対する給気がされて、これが膨脹して振動ユニット23を前方へ押出すことができる。そのため、こうした押し出しを体感しながら、適当な時期に入力部45で中止指令を出すことにより、制御手段46の空気袋制御部が、圧縮空気生成装置を動作を停止させるとともに、空気袋18につながっている電磁弁を夫々第2制御位置に切換えて、空気袋18を所望量の空気が供給された状態に保持する。すなわち、前記のように振動ユニット23が所望量だけ前進され、他の振動ユニットよりも強い振動刺激を与え得る状態を維持できる。
前記の椅子式マッサージ機では、制御手段46を介して空気袋14〜18の膨脹の程度を調節して使用者への振動ユニット19〜23の押し付け方、従って、相対的には振動ユニット19〜23への使用者の体重の加わり方を変えて、使用者の体格・体形等に見合った使用者と施療子との接触具合を変更できるから、以上の調節によって得た接触具合に応じた強さの振動刺激を使用者に与えてマッサージすることができる。しかも、その際に、必要とする強さの振動刺激を得るために振動ユニットの振動周波数を変える必要がなく、予め設定した最適な振動周波数を保持しながら所望の強さの振動刺激に変更してマッサージすることができる。
又、以上の説明は背凭れ部11bでの空気袋14〜18及び振動ユニット19〜23を用いての上半身に対する施療形態であるが、これと同様に座部11aでの空気袋34〜37及び振動ユニット38〜41を用いての下半身に対する施療も行うことができる。しかし、そのマッサージ動作は前記背凭れ部11bでの場合と同じであるので、その説明は省略する。そして、いずれの場合においても、振動ユニット19〜23、38〜41の振動刺激を、空気袋14〜18、34〜37を介して使用者に伝えるものではなく、直接的に使用者に及ぼすので、振動刺激の減衰が少なく、よって、効果的に施療を行える。
しかも、使用者と振動ユニット19〜23、38〜41との接触具合を変更させる空気袋14〜18、34〜37と、振動ユニット19〜23、38〜41とを、身体受け板12に対して別々に固定したので、これらのメンテナンスを互いに拘束されることなく個々に行なうことができる。
次に、図5及び図9を参照して本発明の一実施の形態を、図6〜図8に示した振動ユニットの参考取付け構造とともに説明する。この実施形態は基本的には前記参考例と同様な構成であるので、同様構成部分には前記参考例と同じ符号を付して、その構成および作用の説明を省略し、以下異なる部分について説明する。本発明の一実施の形態が参考例と異なる部分は、空気袋の構成及びこれと振動ユニットとの配置関係、及び身体受け体としての足載せ台を備え、この台にも振動ユニット及び空気袋を組込んだ点である。
すなわち、図5に示されるように背凭れ部11bには、肩部マッサージ用の空気袋51及び振動ユニット52からなる第1マッサージ手段と、背中部マッサージ用の空気袋53及び振動ユニット54からなる第2マッサージ手段と、腰部マッサージ用の空気袋55及び振動ユニット56からなる第3マッサージ手段とが、夫々組込まれている。これら各マッサージ手段は同一構成であるので、ここでは第1マッサージ手段について代表して説明する。
図6及び図7に示されるように合成樹脂製の空気袋51は、一対の袋主部57と、これから一体に延出する取付け部58とから形成され、この取付け部58の両側に一対の袋主部57はつながっている。取付け部58は非膨張部であり、一対の袋主部57のみがそこへの空気の出入りに伴い膨張・収縮する。施療子としての振動ユニット52は、偏心負荷付きのモータをクッション性の発泡ウレタン製の有底四角箱状のホルダー内に収容し、このホルダーの開口をクッション性の発泡ウレタン製の蓋で覆って、これらを互いに接着止めするとともに、前記ホルダーより長い板状の硬質な取付け板59を前記ホルダーの裏面に接着止めして形成されている。
このように第1マッサージ手段は、振動ユニット52の両側の空気袋51(正確には空気袋51の袋主部57)を並設した構成であるから、これら袋主部57によって使用者に対するマッサージ箇所を2箇所確保できるとともに、これら両袋主部57は同時に膨張・収縮されるから、そのマッサージ動作において使用者に捻り動作を与えることがない。前記のように空気袋51の取付け部58に振動ユニット52の裏面に重ねて、この重なり部を身体受け板12にねじで共締めして固定したので、身体受け板12に対する空気袋51と振動ユニット52との固定を共通にでき、取付けのための部品点数及び作業工数を少なくできてコストダウンができる点で優れている。
又、図5に示されるように座部11aには、尻部マッサージ用の空気袋61及び振動ユニット62、63からなる第4マッサージ手段と、腿部マッサージ用の空気袋64及び振動ユニット65、66からなる第5マッサージ手段とが、夫々組込まれている。これらマッサージ手段は同一構成であるので、ここでは第5マッサージ手段について代表して説明する。
図8に示されるように合成樹脂製の空気袋64は、中央部とその両側の袋主部67、68と、これから一体に延出する一対の取付け部69とから形成され、これらの取付け部69の両側に袋主部67、68が夫々つながっている。一対の取付け部69は非膨張部であり、3個所の袋主部67、68のみがそこへの空気の出入りに伴い膨張・収縮する。施療子としての振動ユニット66は、前記振動ユニット52、54、56と同じ構成であるため、同一部分に同符号を付して説明を省略する。この振動ユニット66は空気袋64の取付け部69上に重ねて配置されて第5マッサージ手段をなし、この組合わせ状態を保持したままで図8に示されるように振動ユニット66の取付け板59及び空気袋64の取付け部69を表側から通るねじを介して身体受け板12に固定されている。なお、図8中60は使用者の腿部を示している。
又、椅子本体11には、その座部11aの前側において図5に示されているように立った姿勢と、この姿勢から略90°回動されて座部11aの前方に略水平状に連なる姿勢とのいずれかを選択的に採用できる足載せ台71が図示しない枢支機構を介して連結されている。この足載せ台71は使用者の下肢(膝から下の部分)を出し入れ可能な一対の溝部72を有している。図9に示すように溝部72を構成する足載せ台71の溝側壁72a及びこれら側壁72a間を一体につないだ溝底壁72bは身体受け板をなしている。なお、図9中73は両側壁72a及び溝底壁72bを覆い隠すために設けた柔軟性を有する布、合成皮革、又はこれらの複合材、その他の材料からなるカバー材である。
一対の溝部72の夫々には、第6マッサージ手段をなす空気袋74、75と振動ユニット76とがカバー材73に覆われて配置されている。第1の空気袋74は前記空気袋51と同様に左右一対の袋主部77をこれらの間に一体に設けられた取付け部78を介してつなげて形成されており、その袋主部77のみが膨張・収縮し、取付け部78は非膨張部である。この第1空気袋74は、袋主部77を溝側壁72aに沿わせると共に、取付け部78を溝底壁72bに沿わせ、この取付け部78を溝底壁72bにねじなどで固定することにより溝部72に取付けられている。
振動ユニット76は前記振動ユニット52と同じ構成であるので、その説明を省略する。この振動ユニット76の裏面には第2の空気袋75が重ねて接着ないしは非接着状態で重ねて設けられている。この施療子用の第2空気袋75は施療子としての振動ユニット76を溝部72内の被施療部(下肢)に向けて押付けるために設けられている。そして、この空気袋75と振動ユニット76とは、前記取付け部78に重ねられて溝底壁72aに前記ねじの共締めにより固定されている。
又、座部11aの下側に配置された制御手段46は、各振動ユニットの動作を選択的に制御できる他、各振動ユニットの近傍に配置された各空気袋への圧縮空気を制御する第1運転モード、及び第2運転モードを有している。第1運転モードは、選択した空気袋に対してそれへの圧縮空気の給排気を繰り返し同空気袋の膨張・収縮を繰り返す制御をするものであって、それにより、溝部72内の被施療部を圧迫・弛緩させて施療刺激を被施療部に与えるための運転モードである。第2運転モードは、使用者の好みなどに応じて空気袋51〜53、61、64、及び75の膨張の程度を調節する制御をするものであって、それにより並んでいる若しくは表側に重なっている振動ユニット52〜56、62〜66、及び76を使用者側に寄せて、これら振動ユニットと使用者との接触具合を変えることができる運転モードである。
制御手段46は、リモートコントローラ等の入力部45からの指令に応答して前記運転モード等を実行するために、既述のように施療子制御部と空気袋制御部とを備えている。施療子制御部は、入力部45からの指令によって、各振動ユニット52〜56、62〜66、及び76の起動・停止を制御するようになっている。又、空気袋制御部は、例えば、入力部45からの指令信号が供給されるマイクロコンピュータ等の制御装置と、この制御部によって運転を制御されるダイヤフラム式ポンプ等の圧縮空気生成装置と、この生成装置の空気出口と前記各空気袋51〜55、61、64、74、75とを個別に連通した配管経路の夫々に介装された電磁弁とを備えている。各空気袋51〜55、61、64、74、75毎に設けられた前記電磁弁の弁体は、圧縮空気を空気袋側に流通させる第1制御位置と、空気袋に供給された空気の排出を妨げる第2制御位置と、空気袋から排出された空気を大気中に逃がす第3制御位置とにわたって、前記制御装置によって電磁力で動かされるように構成されている。そして、これら各制御位置を切換えることによって、各空気袋51〜55、61、64、74、75の膨張・収縮及び所望の膨張度合を保持できるようになっている。なお、以上説明した点以外の構成は前記参考例と同じである。
この一実施形態の椅子式マッサージ機の使用時における椅子本体11上の使用者と振動ユニットとの接触具合の調節について、図6に示す第1マッサージ手段で代表して説明する。この場合、振動ユニット52と背凭れ部11bの身体受け板12に寄り掛かった使用者との接触具合は、使用者の体重に見合った接触具合となるので、振動ユニット52を動作させると前記接触具合に応じた強さの振動刺激が使用者に与えられる。ところで、この振動刺激を弱めたい場合には、身体受け板12と使用者との間に配置されていて図6(A)のようにしぼんでいる空気袋51の袋主部57で使用者を押圧するように入力部45で指示をすればよい。
そうすると、制御手段46の第2運転モードが実行されて、選択された空気袋51の袋主部57への給気がなされ、これら袋主部57が同時に同程度膨脹して使用者を前側に押圧し、図6(B)に示されるように膨脹した空気袋51で使用者の体重の一部を支持することができる。
そのため、こうした押し出しを体感しながら、適当な時期に入力部で中止指令を出すことにより、空気袋51の膨脹の程度を任意に調節し、その状態で給気を止めて前記調節状態を保持することができる。それに伴い、振動ユニット52への使用者の体重の加わり方が減るように前記接触具合を変更でき、したがって、振動ユニット52により使用者に与える振動刺激を弱めることができる。この場合に、所望とする強さの振動刺激を得るために、振動ユニット52の振動周波数を変える必要はない。
しかも、振動ユニット52と空気袋51の袋主部57とが並設されているので、入力部46からの指示で制御手段47の第1運転モードを実行させる場合には、振動ユニット52の状態に拘わらず空気袋51の袋主部57を繰り返し膨脹・収縮させて、使用者を圧迫・弛緩するに伴う施療刺激を与えてエアーマッサージをすることができる。又、空気袋51を図6(A)に示す収縮状態に保持する場合には、振動ユニット52を動作させて振動刺激を使用者に与えるマッサージができる。更に、振動ユニット52を動作させる同時に空気袋51の膨張・収縮を繰り返す場合には、振動刺激と、圧迫・弛緩による刺激とを複合させて使用者をマッサージすることができる。このように一実施形態の椅子式マッサージ機のマッサージ態様は多く、使用者の好みに応じて選択できる。
そして、振動ユニット52の両側に空気袋51の袋主部57が並設されているから、前記振動刺激の調節において、使用者にひねり動作を与えることがないと共に、既述のエアーマッサージにおいても、空気袋51によるマッサージ箇所を2箇所確保し、かつ、使用者に捻り動作を与えることを防止できる。しかも、こうした空気袋51と振動ユニット52との配置において、空気袋51の取付け部58を振動ユニット52の裏面に重ねて、この重なり部を身体受け板12に固定したから、身体受け板12に対する空気袋51と振動ユニット52との固定を、個々に行う必要がなく共通に行うことができる。
なお、以上の作用効果は第1マッサージ手段以外の各マッサージ手段においても同様である。
そして、足載せ台71においては、第1マッサージ手段と同様な構成に加えて、図9に示されるように振動ユニット76の裏面に重なる施療子用の第2空気袋75を有している。そのため、図9中右側部分に動作状態を示す一対の第1空気袋74によるエアーマッサージを選択する場合にも、又、図9中左側部分に示すように第1空気袋74を使用しないで振動ユニット76による振動マッサージをする場合にも、第2空気袋75を入力部45及び制御手段46を介して膨脹させ、振動ユニット76を使用者側に押し動かすと同時に使用者への振動ユニット76の押し付け方を変えて、それにより使用者と振動ユニット76との接触の程度を変更できる。したがって、振動刺激の強さを任意に調節することができる。
又、図9の足載せ台71においては、溝部72内の左右一対の第1空気袋74の袋主部77を膨張させて溝部72内に下肢(二点鎖線参照)を挟んで動かないように拘束した状態で、第2空気袋75を膨張させて振動ユニット76を下肢の裏側に押付けることができるので、下肢が逃げることが抑制され、より効果的に振動刺激を与えることができる。
なお、参考例として図9の足載せ台71に代えて図10に示すようにマッサージ手段を変更して実施することもできる。この手段は、袋主部77aの一端側のみに取付け部78aを一体に設け、この取付け部78aを溝部72の底壁部72bから一方の溝側壁72aに沿わせて溝部72にねじ止めなどにより固定すると共に、取付け部78aの前記一方の溝壁部72aに沿う部分に、振動ユニット76とこの裏側に重ねた第2空気袋75とをねじで共締めして取付けたものである。したがって、このマッサージ手段においては、袋主部77aと振動ユニット76とは、溝部72の両側壁72aに夫々振分けて設置されている。
このようなマッサージ手段を設けた足載せ台71においては、溝部72に動きを拘束されて収められる使用者の下肢等の被施療部を、第1空気袋74の袋主部77aの膨脹により、被施療部側に押し動かして、振動ユニット76への被施療部の当たり方を強めることができる。したがって、被施療部の太さ等のばらつきを吸収しつつ、被施療部と振動ユニット76との接触の程度を変更して、所望の強さの振動刺激でマッサージすることができる。
本発明において、振動ユニットとして使用される施療子には、偏心負荷を有するモータ、或いは電磁ソレノイドを振動源とする振動ユニット、及びモータにより動かされるカムを介してローラ等の揉み玉を振動させるように動作させる構成の施療子などを使用できる。又、使用者の被施療部が出し入れ可能な足載せ台は、一実施形態のように椅子本体の座部前側に取付けて使用することには制約されず、単独で使用できるようにしてもよい。
本発明の参考例に係る椅子式マッサージ機を示す斜視図。 (A)は図1中Z−Z線に沿って振動ユニットの位置調節前の状態を示す略断面図。(B)は図1中Z−Z線に沿って振動ユニットの位置調節後の状態を示す略断面図。 (A)は図1に示されたマッサージ機の振動ユニット取付け構造を示す正面図。(B)は図1に示されたマッサージ機の振動ユニット取付け構造を示す平面図。(C)は図1に示されたマッサージ機の振動ユニット取付け構造を示す断面図。 (A)は図3に示されたマッサージ機の振動ユニットの振動アセンブリを分解して示す斜視図。(B)は図4(A)の振動アセンブリとその収容袋と示す斜視図。 本発明の一実施の形態に係る椅子式マッサージ機を示す斜視図。 (A)は図5中Y−Y線に沿って振動ユニットの参考取付け構造を同ユニットの位置調節前の状態示す略断面図。(B)は図5中Y−Y線に沿って振動ユニットの参考取付け構造を同ユニットの位置調節後の状態示す略断面図。 図5のマッサージ機の空気袋及び振動ユニットの参考取付け構造を示す斜視図。 図5中X−X線に沿って空気袋及び振動ユニットの参考取付け構造を示す斜視図。 図5のマッサージ機の足載せ台の構成を一部断面して示す正面図。 図5のマッサージ機に使用な他の足載せ台の参考例を一部断面して示す正面図。
符号の説明
46…制御手段
71…足載せ台(身体受け体)
72…溝部
74…空気袋
75…空気袋
76…振動ユニット(施療子)
77、77a…袋主部
78、78a…取付け部

Claims (1)

  1. 使用者の被施療部が出し入れ可能な身体受け体に、制御手段での制御によって膨張・収縮される袋主部を有しこの袋主部の膨張により前記被施療部を挟んで拘束する第1の空気袋を配置し、前記被施療部を挟む前記第1の空気袋の袋主部間に位置して前記被施療部の裏側に振動刺激を与える振動ユニットを前記身体受け体に配置するとともに、この振動ユニットの裏面に重ねて第2の空気袋を設け、前記制御手段が、前記振動ユニットの起動・停止を制御する施療子制御部、及び前記第2の空気袋の膨脹の程度を調節してその調節の状態を保持し、前記使用者と前記振動ユニットとの接触具合を変更させ、この接触具合に応じた強さの振動刺激に変更させる空気袋制御部を備えるとともに、前記第1の空気袋をそれへの給排気により繰り返し膨脹・収縮させてエアーマッサージを行わせる第1運転モード、及び前記第2の空気袋の膨脹の程度を調節しその調節の状態を保持して前記使用者と前記振動ユニットとの接触具合を変更させる第2運転モードを有していて、この制御手段を操作する入力部で前記第1、第2の運転モードを指示することを特徴とするマッサージ機。
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