JP2018153914A - スカイビングカッタ - Google Patents

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JP2018153914A
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達也 西野
Tatsuya Nishino
達也 西野
慶紀 小林
Yoshinori Kobayashi
慶紀 小林
正行 津野
Masayuki Tsuno
正行 津野
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Abstract

【課題】歯車加工時において過大な負荷がかかっても寿命を向上できるスカイビングカッタを提供する。【解決手段】歯車型の歯面に複数の切れ刃2,2を備えるスカイビングカッタ1において、複数の切れ刃2,2はスカイビングカッタ1の軸心Oと平行に配置して、切れ刃2には軸心Oと直交する基準面Hに対して所定の刃付け角αを有した構造とする。そして、刃付け角αを2°以上15°以下の範囲とする。これにより、歯車加工における被削材を切削する時の過大な負荷を軽減し、工具(スカイビングカッタ)寿命を向上することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、歯車を加工する歯切工具であるスカイビングカッタに関する。
従来より、被削物の内周面や外周面に歯車を加工する工具として特許文献1および特許文献2に示すピニオンカッタがある。このピニオンカッタは、被削物と同期して回転しながら、かつ被削物も回転させた状態で被削物の内周面や外周面に歯車の加工を施す工具である。
また、近年では同じ作用,同じ形態を有する工具としてスカイビングカッタがある。スカイビングカッタを用いた歯車加工は、被削物の中心軸とスカイビングカッタの中心軸を交差させることで、被削物とスカイビングカッタとの間に発生するすべり運動の原理を利用している。
実開昭63−169217号公報 実開昭58−113421号公報
しかしながら、スカイビングカッタを用いた歯車加工は有効すくい角がネガとなるため切れ刃のエッジ(先端部分)には過大な負荷がかかる。その結果、スカイビングカッタによる歯車加工はピニオンカッタによる歯車加工と比較して、工具寿命が短くなるという問題があった。
そこで、本発明においては歯車加工時において過大な負荷を軽減し、寿命を向上できるスカイビングカッタを提供することを課題とする。
前述した課題を解決するために、本発明は歯車型の歯面に複数の切れ刃を備えるスカイビングカッタにおいて、複数の切れ刃はスカイビングカッタの軸心と平行に配置されており、切れ刃には軸心と直交する基準面に対して所定の刃付け角を有しており、かつ刃付け角は、2°以上15°以下の範囲とした。また、その切れ刃はトレーリング側の切れ刃であって、その切れ刃の刃物角を鋭角とすることもできる。ここで、「切れ刃の刃物角」とは、「切れ刃のすくい面と逃げ面とが成す角(度)」を言うものとする。
本発明のスカイビングカッタを用いることで、歯車加工時における切れ刃への負荷を低減することができるので、結果として歯車加工時において過大な負荷を軽減し、寿命を向上できるという効果を奏する。
本発明の一実施形態を示すスカイビングカッタ1の破断図である。 スカイビングカッタT1と内歯車部品W1の加工形態を示す模式平面図である。 図2に示すX1部の拡大図である。 図2に示すP1矢視図である。 スカイビングカッタT2と内歯車部品W2の加工形態を示す模式平面図である。 図5に示すX2部の拡大図である。 図5に示すP2矢視図である。 スカイビングカッタT3と外歯車部品W3の加工形態を示す模式平面図である。 図8に示すX3部の拡大図である。 図8に示すP3矢視図である。 スカイビングカッタT4と外歯車部品W4の加工形態を示す模式平面図である。 図11に示すX4部の拡大図である。 図11に示すP4矢視図である。
本発明のスカイビングカッタの形態について図面を用いて説明する。本発明の一実施形態を示すスカイビングカッタ1の破断図を図1に示す。本発明のスカイビングカッタ1は図1に示すように歯車型の歯面に複数の切れ刃2,2を備えている。この複数の切れ刃2,2はスカイビングカッタ1の軸心Oを中心とする円周上に平行に配置されている。
そして、その切れ刃2の先端部分には軸心Oと直交する基準面Hに対して刃付け角αを有している。この刃付け角αは2°以上15°以下の範囲である。なお、ここで切れ刃2の「刃付け角」とは、JIS B0174に規定される「刃付け角」と同義であり、「はすばピニオンカッタのすくい面の軸直角面に対する角(度)」を言うものとする。
スカイビングカッタ1の切れ刃2の先端部分に2°以上15°以下の範囲で刃付け角αを設けることで、歯車加工時における被削材(特に切り込み側)に対する切削性能を向上させることができる。その結果、歯車加工時において被削材切削時の過大な負荷を軽減し、スカイビングカッタの寿命を向上できる。
なお、本願ではスカイビングカッタを用いた歯車加工を行う際に、スカイビングカッタが回転する場合に先導する切れ刃側をリーディング側の切れ刃、後続する切れ刃側をトレーリング側の切れ刃と区別する。
次に、本発明のスカイビングカッタを用いた歯車部品の加工形態について説明する。歯車部品を加工する形態としては、加工部品の内周側への内歯車の加工と加工部品の外周側への外歯車の加工に大別できる。本発明のスカイビングカッタを用いて内歯車を加工する場合の加工形態を図2〜図7に示す。また、本発明のスカイビングカッタを用いて外歯車を加工する場合の加工形態を図8〜図13にそれぞれ示す。
図2はスカイビングカッタT1と内歯車部品W1が共に反時計回りで加工される場合の加工形態を示す模式図(平面図)、図3は図2に示すX1部の拡大図、図4は図2に示すP1矢視図(模式図)を示す。図2および図4に示す加工形態では、スカイビングカッタT1は軸心C1を中心にして反時計回りで回転し、内歯車部品W1は軸心C2を中心にして反時計回りで回転しながら歯車加工を行う。その際、図3に示すスカイビングカッタT1(の切れ刃)と内歯車部品W1(の歯)が互いに接触している側をリーディング側(紙面上で切れ刃の中心線に対して左側)、その反対側をトレーリング側(紙面上で切れ刃の中心線に対して右側)と言う。
また、図5はスカイビングカッタT2と内歯車部品W2が共に時計回りで加工される場合の加工形態を示す模式図(平面図)、図6は図5に示すX2部の部分拡大図、図7は図5に示すP2矢視図をそれぞれ示す。図5および図7に示す加工形態では、スカイビングカッタT2は軸心C1を中心にして時計回りで回転し、内歯車部品W2は軸心C2を中心にして時計回りで回転しながら歯車加工を行う。その際、図6に示すスカイビングカッタT2(の切れ刃)と内歯車部品W2(の歯)が互いに接触している側をリーディング側(紙面上で切れ刃の中心線に対して右側)、その反対側をトレーリング側(紙面上で切れ刃の中心線に対して左側)と言う。
次に、図8はスカイビングカッタT3が外歯車部品W3を歯車加工する場合の加工形態を示す模式図(平面図)、図9は図8に示すX3部の部分拡大図、図10は図8に示すP3矢視図をそれぞれ示す。図8および図10に示す加工形態では、スカイビングカッタT3は軸心C1を中心にして反時計回りで回転し、外歯車部品W3は軸心C2を中心にして時計回りで回転しながら歯車加工を行う。その際、図9に示すスカイビングカッタT3(の切れ刃)と外歯車部品W3(の歯)が互いに接触している側がリーディング側(紙面上で切れ刃の中心線に対して左側)、その反対側がトレーリング側(紙面上で切れ刃の中心線に対して右側)となる。
また、図11はスカイビングカッタT4が外歯車部品W4を歯車加工する場合の加工形態を示す模式図(平面図)、図12は図11に示すX4部の部分拡大図、図13は図11に示すP4矢視図を示す。図11および図13に示す加工形態では、スカイビングカッタT4は軸心C1を中心にして時計回りで回転し、外歯車部品W4は軸心C2を中心にして反時計回りで回転しながら歯車加工を行う。その際、図12に示すスカイビングカッタT4(の切れ刃)と外歯車部品W4(の歯)が互いに接触している側がリーディング側(紙面上で切れ刃の中心線に対して右側)、その反対側がトレーリング側(紙面上で切れ刃の中心線に対して左側)になる。
本発明のスカイビングカッタ(以下、「本発明品」という)および従来のスカイビングカッタ(以下、「従来品」という)を用いて切削加工試験(以下、「本試験」という)を行った。本試験では、スカイビングカッタにおける切れ刃の刃付け角の違いによる工具寿命の効果を確認した。
本試験における本発明品の諸元は、刃数74枚、切れ刃の刃付け角を2°30′とした。これに対して、従来品の諸元は刃数74枚、切れ刃の刃付け角を0°とした。また、本試験に用いた被削材(ワーク)の諸元は、モジュール1.05、圧力角20°、歯数101、材質S45Cとした。なお、本試験での加工条件は、切削速度100m/min、送り0.1mm/rev、交差角(被削材の中心軸とスカイビングカッタの回転軸との成す角度)22.5°とした。
本試験では、被削材の加工数(累計)を136個として、試験終了後の本発明品および従来品の切れ刃の摩耗度合い(摩耗量)を測定し、それぞれの測定値を比較した。その結果、従来品の切れ刃における摩耗量は、0.09〜0.11mmであった。それに対して、本発明品の切れ刃の摩耗量は、0.06〜0.09mmであり、従来品に比べて摩耗量が約20%低減された。
以上の試験結果より、スカイビングカッタを構成する切れ刃の刃付け角を2°〜15°の範囲とすることで、スカイビングカッタの切れ刃の摩耗量が低減し、工具寿命が向上することがわかった。
1,T1〜T4 スカイビングカッタ
2 切れ刃
O,C1 スカイビングカッタの軸心
H スカイビングカッタの軸心と直交する基準面
α 切れ刃の刃付け角
β 切れ刃のねじれ角

Claims (2)

  1. 歯車型の歯面に複数の切れ刃を備えるスカイビングカッタであって、前記複数の切れ刃は前記スカイビングカッタの軸心と平行に配置されており、前記切れ刃には前記軸心と直交する基準面に対して所定の刃付け角を有しており、かつ前記刃付け角は2°以上15°以下の範囲であることを特徴とするスカイビングカッタ。
  2. 前記切れ刃はトレーリング側の切れ刃であって、前記切れ刃の刃物角は鋭角であることを特徴とする請求項1に記載のスカイビングカッタ。
JP2018017774A 2017-03-15 2018-02-05 スカイビングカッタ Pending JP2018153914A (ja)

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Title
小島昌一: "スカイビングカッタの逃げ角に関する研究(第2報,内歯はすば歯車スカイビング用すぐばピニオンカッタ)", 日本機械学会論文集, vol. 40巻330号, JPN6021038476, 1974, JP, pages 585 - 590, ISSN: 0004735586 *

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