JP6561336B2 - ホブカッタ - Google Patents

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Description

本発明は、歯車の加工に用いられるホブカッタに関するものである。
この種の技術としては、下記の特許文献1に記載の技術が開示されている。特許文献1には、ホブ軸上に並列して荒加工用ホブと仕上加工用ホブとが取り付けられたものが開示されている。
特開2000-158234号公報
荒加工用ホブにより歯車の歯を粗加工し、粗加工後の仕上加工用ホブによりさらに切削して仕上加工を行う。そのため、仕上加工の際にU字状の切りくずが排出される。切りくずがU字状であるため、切りくずの両端部が歯車の歯溝の隣り合う歯面に接して嵌ると、両端部が歯面を押圧するように弾性力が働き、切りくずの排出性が悪くなってしまう。切りくずの排出性が悪いと、加工時に切りくずを噛み込んで歯面に傷が付くおそれがある。
本発明は、上記問題に着目されたもので、その目的とするところは、ホブ本体に粗加工用切刃と仕上加工用切刃並列に設けたホブカッタにおいて、仕上加工時の切りくずの排出性を良好にすることができるホブカッタを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明では、粗加工用切刃の歯丈を、仕上加工用切刃の歯丈よりも大きく形成した。
本発明においては、仕上加工時の切りくずの排出性を良好にすることができる。
実施例1のホブカッタを回転軸に対して径方向外側から見た図である。 実施例1のホブカッタを回転軸方向から見た図である。 実施例1の加工用切刃と仕上加工用切刃の断面図である。 比較例のホブカッタによる切削面と仕上加工時の切りくずを示す図である。 実施例1のホブカッタによる切削面と仕上加工時の切りくずを示す図である。
〔実施例1〕
[ホブカッタの全体構成]
図1はホブカッタ1を回転軸に対して径方向外側から見た図である。図2はホブカッタ1を回転軸方向から見た図である。
ホブカッタ1は、NCホブ盤のホブ軸に装着して用いられる。ホブ本体部2には軸方向に貫通するホブ軸孔2aが設けられている。ホブ軸孔2aには、NCホブ盤のホブ軸が挿入される。ホブ軸孔2aには、キー溝2bが設けられている。キー溝2bにはホブ軸のキーが挿入され、ホブカッタ1がホブ軸と一体に回転するように相対回転を規制している。
ホブカッタ1のホブ本体部2の外周に粗加工用切刃3と仕上加工用切刃4が形成されている。粗加工用切刃3は、ホブ本体部2の軸方向の所定範囲に設けられている。仕上加工用切刃4は、粗加工用切刃3が設けられた範囲に対して軸方向にずれた位置に設けられている。
粗加工用切刃3と仕上加工用切刃4を同軸上に形成しているため、被切削ワークを粗加工用切刃3により粗加工した後に、ホブカッタ1をシフトさせて粗加工後の被切削ワークを仕上加工用切刃4によって仕上加工することができる。つまり、ホブカッタ1を取り替えたり、被切削ワークを取り外しする必要がないため、作業性を高めることができるとともに、加工精度を向上させることができる。
[切刃の構成]
図3は粗加工用切刃3(図3(a))と仕上加工用切刃4(図3(b))の断面図である。粗加工用切刃3の全歯丈Haは、仕上加工用切刃4の全歯丈Hbよりも大きくなるように形成されている。仕上加工用切刃4の歯厚Sbは、粗加工用切刃3の歯厚Saよりも大きくなるように形成されている。また仕上加工用切刃4のみにプロチュバランス4aを設けた。
[作用]
図4は比較例のホブカッタ1による切削面(図4(a))と仕上加工時の切りくず(図4(b))を示す図である。図4(a)において、一点鎖線は粗加工用切刃3による切削面、実線は仕上加工用切刃4による切削面を示す。比較例では粗加工用切刃3の全歯丈が仕上加工用切刃4の全歯丈よりも小さく、仕上加工用切刃4の歯厚は粗加工用切刃3の歯厚と同程度のホブカッタ1を用いている。
比較例では図4(b)に示すようにU字状の切りくずが排出される。U字状の切りくずは仕上加工後の歯車の歯面と歯底に沿った形状となっている。そのため、切りくずの両端部の距離は、歯車の歯溝の幅とほぼ同じであり、切りくずの両端部が歯車の隣り合う歯面に当接するように嵌りやすい。またU字状の切りくずは、その中央部(図中のAで示す部分)を中心に両端部が図中のBの方向に曲がるように弾性力を有する。切りくずの両端部が歯車の歯溝の隣り合う歯面に当接するようにして嵌ると、両端部が歯面を押圧するため、切りくずの排出性が悪くなってしまう。
図5は実施例1のホブカッタ1による切削面(図5(a))と仕上加工時の切りくず(図5(b))を示す図である。図5(a)において、一点鎖線は粗加工用切刃3による切削面、実線は仕上加工用切刃4による切削面を示す。
実施例1では、図5(b)に示すようにU字の中央部が切断された棒状の切りくずが排出される。そのため、U字状の切りくずのように両端部が歯面を押圧することがなく、切りくずの排出性を良好にすることができる。
また実施例1では、仕上加工用切刃4のみにプロチュバランス4aを設けた。これにより、粗加工用切刃3にはプロチュバランスを設ける必要がなく、ホブカッタ1のコスト抑制を行うことができる。
[効果]
(1) 回転駆動されるホブ本体部2と、ホブ本体部2の外周であって、ホブ本体部2の軸方向の所定範囲に設けられた粗加工用切刃3と、ホブ本体部2の外周であって、粗加工用切刃3が設けられた範囲に対して軸方向にずれた位置に設けられた仕上加工用切刃4と、を有し、粗加工用切刃3の歯丈を、仕上加工用切刃4の歯丈よりも大きくなるように形成した。
よって、切りくずが棒状となり、切りくずの排出性を良好にすることができる。
(2) 仕上加工用切刃4に、プロチュバランス4aを設けた。
よって、粗加工用切刃3にはプロチュバランスを設ける必要がなく、ホブカッタ1のコスト抑制を行うことができる。
[他の実施例]
以上、本発明を実施例1に基づいて説明してきたが、各発明の具体的な構成は実施例1に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
1 ホブカッタ
2 ホブ本体部
3 粗加工用切刃
4 仕上加工用切刃

Claims (1)

  1. 回転駆動されるホブ本体部と、
    前記ホブ本体部の外周であって、前記ホブ本体部の軸方向の所定範囲に設けられた粗加工用切刃と、
    前記ホブ本体部の外周であって、前記粗加工用切刃が設けられた範囲に対して軸方向にずれた位置に設けられた仕上加工用切刃と、
    を有し、
    前記粗加工用切刃の歯丈は、前記仕上加工用切刃の歯丈よりも大きく、
    前記仕上加工用切刃の歯厚は、前記粗加工用切刃の歯厚よりも大きく、
    前記粗加工用切刃と前記仕上加工用切刃のうち、前記仕上加工用切刃のみにプロチュバランスが設けられ、前記プロチュバランスは、前記仕上加工用切刃の歯先端の円周方向両側に設置されていることを特徴とするホブカッタ。
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