JP2018150906A - ディーゼルエンジンの燃焼室構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮比を高め且つ燃焼状態を向上させることができるディーゼルエンジンの燃焼室構造を提供する。【解決手段】ディーゼルエンジンの燃焼室構造50は、ディーゼルエンジン1の燃焼室51の底面52から側面53に至るように設けられたリブ60を複数個有し、互いに隣接するリブの間の領域には非リブ領域70が形成され、非リブ領域に向けて燃料Fを噴射する噴孔41を有する燃料噴射弁40を備え、噴孔は、長軸42と短軸43とを有し且つ長軸が燃焼室の軸方向に向いた形状を有し、燃焼室の圧縮比は、燃焼室の容積に対する複数個のリブの容積の割合が予め設定された基準値となっている仮想燃焼室51Aの圧縮比と同じ値に設定されており、燃焼室における複数個のリブの容積の割合は基準値よりも大きく設定されており、且つ、燃焼室の非リブ領域の内径は仮想燃焼室の非リブ領域の内径よりも大きく設定されている。【選択図】図2

Description

本発明は、ディーゼルエンジンの燃焼室構造に関し、詳しくはリブを有する燃焼室構造に関する。
一般に、ディーゼルエンジンの燃焼室は、ピストンの上面に形成された凹部と、ピストンが上死点位置にあるときのシリンダヘッドの下面とによって区画されている(例えば特許文献1参照)。そして、燃焼室は、ピストンの凹部に形成された底面と、底面の外周縁から燃焼室の軸方向で上方側へ延在する側面と、シリンダヘッドの下面によって構成された天井面とを備えている。燃料噴射弁は、シリンダヘッドに配置されており、燃焼室の天井面から燃料を噴射している。
特開平4−228821号公報
ところで、近年、ディーゼルエンジンの圧縮比を高めることができるとともに燃焼状態を向上させることのできる技術の開発が望まれている。しかしながら、従来、このような技術が十分に開発されているとはいえなかった。
本発明は、上記のことを鑑みてなされたものであり、その目的は、圧縮比を高めることができるとともに燃焼状態を向上させることができるディーゼルエンジンの燃焼室構造を提供することである。
上記の目的を達成するため、本発明に係るディーゼルエンジンの燃焼室構造は、ディーゼルエンジンの燃焼室の底面から側面に至るように設けられたリブを複数個有し、互いに隣接する前記リブの間の領域には、前記リブが形成されていない非リブ領域が形成され、前記非リブ領域に向けて燃料を噴射する噴孔を有する燃料噴射弁を備え、前記噴孔は、長軸と短軸とを有し、且つ前記長軸が前記燃焼室の軸方向に向いた形状を有し、前記燃焼室の圧縮比は、前記燃焼室の容積に対する複数個の前記リブの容積の割合が予め設定された基準値となっている仮想燃焼室の圧縮比と同じ値に設定されており、前記燃焼室における複数個の前記リブの容積の前記割合は前記基準値よりも大きく設定されており、且つ、前記燃焼室の前記非リブ領域の内径は前記仮想燃焼室の非リブ領域の内径よりも大きく設定されている、ことを特徴とする。
本発明によれば、燃焼室構造が複数個のリブを有するので、リブを有さない燃焼室構造の場合に比較して、燃焼室の容積を低減させることができる。これにより、ディーゼルエンジンの圧縮比を高めることができる。また、燃料噴射弁の噴孔が非リブ領域に向けて燃料を噴射し、且つ、長軸が燃焼室の軸方向に向いた形状を有しているので、本発明のようにリブの容積が基準値よりも大きく設定されている場合であっても、噴射された燃料がリブに直接衝突することを抑制できるとともに、噴孔が真円形状の場合に比較して、噴射された燃料とリブとの距離を大きく確保することができる。これにより、噴射された燃料とリブとの間の領域に空気を十分に導入することができるので、燃焼状態を向上させること
ができる。
さらに、本発明によれば、燃焼室の圧縮比が仮想燃焼室の圧縮比と同じ値に設定されており、燃焼室の容積に対する複数個のリブの容積の割合が基準値よりも大きく設定されており、且つ、燃焼室の非リブ領域の内径が仮想燃焼室の非リブ領域の内径よりも大きく設定されているので、圧縮比を仮想燃焼室の圧縮比と同じ値に維持しつつ、燃料噴射弁の噴孔と非リブ領域との距離を大きくすることができる。これにより、圧縮比を仮想燃焼室の圧縮比と同じ値に維持しつつ、燃焼室の空気を有効に利用して燃料を燃焼させることができ、燃焼状態を向上させることができる。
実施形態に係る燃焼室構造を有するディーゼルエンジンの模式的断面図である。 図2(a)はピストンの上面を上方側から視認した様子の模式図であり、図2(b)は図2(a)のA−A線断面の模式図である。 燃料噴射弁の1つの噴孔を拡大して示す正面図である。 図4(a)は図2(a)の燃焼室に燃料噴射弁から燃料が噴射された様子を模式的に示す模式図であり、図4(b)は図2(b)の燃焼室に燃料噴射弁から燃料が噴射された様子を模式的に示す模式図である。 図5(a)及び図5(b)は比較例に係る仮想燃焼室の構造を説明するための模式図である。
以下、本発明の実施形態に係るディーゼルエンジンの燃焼室構造50(以下、燃焼室構造50と略称する)について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係る燃焼室構造50を有するディーゼルエンジン1の模式的断面図である。なお、図1には右手系のX−Y−Zの直交座標が参考用として図示されている。図1のディーゼルエンジン1は車両に搭載されており、シリンダブロック10、シリンダヘッド20、ピストン30、及び燃料噴射弁40を備えている。シリンダヘッド20はシリンダブロック10の上方(Z方向)側に配置されている。ピストン30はシリンダブロック10に形成されたシリンダ11に、上下方向に摺動可能に配置されている。なお、シリンダブロック10は、その上面にガスケット(図示せず)を備えている。
なお、本実施形態において、「上方(Z方向)」とはピストン30の摺動方向でピストン30がシリンダヘッド20に近づく方向(又はクランクシャフトから遠ざかる方向)をいい、「下方(−Z方向)」とはピストン30の摺動方向でピストン30がシリンダヘッド20から遠ざかる方向(又はクランクシャフトに近づく方向)をいう。また本実施形態に係るディーゼルエンジン1は、一例として、車両のエンジンルームに縦置き状態で配置されているので、本実施形態に係る「下方」は重力の方向に相当している。
ディーゼルエンジン1の燃焼室51は、ピストン30の上面(頂面)に形成された凹部31と、ピストン30が上死点位置にあるときのシリンダヘッド20の下面とによって区画されている。なお、図1に図示されている軸線100は、燃焼室51の中心軸を示している。この燃焼室51は、ピストン30の凹部31に形成された底面52と、底面52の外周縁から燃焼室51の軸方向(軸線100に沿った方向)で上方側へ延在する側面53と、シリンダヘッド20の下面によって構成された天井面54とを備えている。燃料噴射弁40は、シリンダヘッド20に配置されており、燃焼室51の天井面54の中央部から燃料を噴射している。本実施形態に係る燃焼室構造50は、この燃焼室51及び燃料噴射弁40を備える構成になっている。
なお、本実施形態に係る燃焼室51の底面52は、一例として、中央側に向かうに従って徐々に上方側に突出する形状になっている。但し、底面52の形状はこれに限定されるものではない。
図2(a)及び図2(b)は、燃焼室構造50の詳細を説明するための模式図である。具体的には、図2(a)はピストン30の上面を上方側から視認した様子を模式的に示し、図2(b)は図2(a)のA−A線断面を模式的に示している。燃焼室構造50は、燃焼室51の底面52から側面53に至るように設けられたリブ60を複数個有している。なお、図2では、リブ60の形状を視認し易くするため、リブ60にチェック模様が施されている。また、互いに隣接するリブ60の間の領域には、リブ60の形成されていない非リブ領域70が形成されている。
リブ60の個数は特に限定されるものではないが、本実施形態においては、一例として6個である。また、本実施形態に係る各々のリブ60は、一例として、燃焼室51の中央から外周方向に放射状に、隣接するリブ60との角度の間隔が等しくなるような態様で(すなわち円周方向に等角度間隔で)、配置されている。また、本実施形態に係る複数個のリブ60は、燃焼室51の底面52の中央部において接続している。但し、リブ60の形状はこれに限定されるものではない。例えば、複数個のリブ60は、底面52の中央部において接続していなくてもよい。
また、各々のリブ60は、底面リブ片61と、側面リブ片62とを有している。底面リブ片61は、燃焼室51の底面52の中央から底面52の外周縁(底面外周縁)に至るように設けられた部分である。側面リブ片62は、底面リブ片61における底面外周縁の部分から上方に延在するように設けられた部分である。なお、底面リブ片61は、燃焼室51の底面52から上方側に突出するように設けられており、側面リブ片62は燃焼室51の側面53から径方向で内側に突出するように設けられている。
なお、本実施形態においては、一例として、底面リブ片61の幅及び側面リブ片62の幅は同じ値に設定されている。また、各々のリブ60の高さ及び幅は、互いに同じ値に設定されている(すなわち、各々のリブ60の容積は同じ値に設定されている)。但し、リブ60の形状の具体例はこれに限定されるものではない。
また、燃焼室51の容積に対する複数個のリブ60の容積の割合は、予め設定された基準値よりも大きく設定されている。この基準値の具体的な値は特に限定されるものではないが、本実施形態においては、一例として、5%を用いている。すなわち、本実施形態において、「(複数個のリブ60の容積の合計値)/(燃焼室51の容積)×100」は5%よりも大きい値に設定されている。なお、複数個のリブ60の容積は、例えば、各々のリブ60の高さや幅を所定値よりも大きく設定することで、この基準値よりも大きくすることができる。
なお、底面リブ片61の高さ(上方への突出距離)及び幅や、側面リブ片62の高さ(燃焼室51の径方向への突出距離)及び幅の具体的な値は特に限定されるものではなく、複数個のリブ60の容積の割合が上述した基準値よりも大きくなる範囲で、適切な値を設定すればよい。
続いて燃料噴射弁40の構成について説明する。図3は燃料噴射弁40の1つの噴孔41を拡大して示す正面図である。図4(a)は図2(a)の燃焼室51に燃料噴射弁40から燃料(F)が噴射された様子の模式図であり、図4(b)は図2(b)の燃焼室51に燃料噴射弁40から燃料(F)が噴射された様子の模式図である。なお、燃料(F)の様子を視認し易くするために、燃焼室51の構成は想像線で図示されている。
燃料噴射弁40は噴孔41を複数個有している。具体的には、本実施形態に係る燃料噴射弁40は、一例として、6個の噴孔41を有している。図4(a)及び図4(b)に示すように、各々の噴孔41は、非リブ領域70に向けて燃料(F)を噴霧状に噴射するように設定されている。
別の観点で、これを説明すると、本実施形態に係る燃料噴射弁40は、上面視で複数の方向(本実施形態では6方向)に向けて燃料を噴霧状に噴射しており、噴射された各々の噴霧状の燃料(すなわち燃料噴霧)の間の部分にリブ60が設けられている。
また、図3に示すように、各々の噴孔41は、長軸42と短軸43とを有し、且つ、長軸42が燃焼室51の軸方向に向いた形状を有している。この一例として、本実施形態に係る噴孔41は、長軸42が燃焼室51の軸方向を向いた楕円状の長穴形状を有している。
このような噴孔41から噴射された燃料(F)は、図4(a)及び図4(b)に示すように、噴孔41と同様の断面形状の燃料噴霧となって、非リブ領域70に向けて進行する。具体的には、噴孔41から噴射された燃料噴霧の燃焼室51の軸方向における長さ(d2)は、燃料噴霧の燃焼室51の周方向における長さ(d1)よりも長くなっている。
また、本実施形態に係る非リブ領域70は、燃料噴射弁40から噴射された燃料(F)が非リブ領域70に直接衝突しない大きさに設定されている。具体的には、非リブ領域70の底面である非リブ底面71の深さ、及び、非リブ領域70の側面である非リブ側面72の内径は、燃料噴射弁40から噴射された燃料(F)が非リブ底面71及び非リブ側面72に直接衝突しないような値に設定されている。
続いて、燃焼室51の圧縮比等について、比較例の燃焼室である仮想燃焼室51Aと比較しつつ説明する。図5(a)及び図5(b)は仮想燃焼室51Aの構造を説明するための模式図である。なお、図5(b)は図5(a)のB−B線断面を模式的に図示している。
仮想燃焼室51Aは、仮想燃焼室51Aの容積に対する複数個のリブ60Aの容積割合が、前述した基準値(5%)になっている。具体的には仮想燃焼室51Aの各々のリブ60Aの高さ及び幅は本実施形態に係る燃焼室51のリブ60の高さ及び幅よりも小さく設定されており、これにより仮想燃焼室51Aの複数個のリブ60Aの容積割合は基準値になっている。さらに、仮想燃焼室51Aは、非リブ領域70Aの内径Db(具体的には、非リブ領域70Aの非リブ側面72Aの内径Db)が、本実施形態に係る燃焼室51の非リブ領域70の内径Da(具体的には、非リブ領域70の非リブ側面72の内径Da)よりも小さくなっている。以上の点において仮想燃焼室51Aは本実施形態に係る燃焼室51と異なっている。
図2(a)に示す本実施形態に係る燃焼室51の圧縮比は、仮想燃焼室51Aの圧縮比と同じ値に設定されている。具体的には本実施形態に係る燃焼室51の容積は仮想燃焼室51Aの容積と同じ値になっており、これにより燃焼室51の圧縮比は仮想燃焼室51Aの圧縮比と同じ値になっている。
一方、本実施形態に係る燃焼室51の容積に対する複数個のリブ60の容積の割合は、仮想燃焼室51Aにおける複数個のリブ60Aの容積の割合(すなわち基準値)よりも大きく設定されている。具体的には、本実施形態に係るリブ60の高さ及び幅は、仮想燃焼室51Aのリブ60Aの高さ及び幅よりも大きく設定されており、これにより本実施形態
に係る複数個のリブ60の容積の割合は仮想燃焼室51Aの複数個のリブ60Aの容積の割合(基準値)よりも大きく設定されている。さらに、本実施形態に係る燃焼室51の非リブ領域70の内径Da(すなわち口径)は、仮想燃焼室51Aの非リブ領域70Aの内径Dbよりも大きく設定されている。
すなわち、本実施形態によれば、圧縮比を仮想燃焼室51Aの圧縮比と同じ値に維持しつつ、複数個のリブ60の容積割合を基準値(仮想燃焼室51Aの複数個のリブ60Aの容積割合)よりも大きくし、非リブ領域70の内径Daを仮想燃焼室51Aの非リブ領域70Aの内径Dbよりも大きくしている。
続いて、本実施形態に係る燃焼室構造50の作用効果について説明する。本実施形態によれば、複数個のリブ60を有するので、リブ60が形成されていない燃焼室構造、具体的にはリブ60が形成されておらず且つ燃焼室51の内径及び高さが本実施形態と同じである燃焼室構造に比較して、燃焼室51の容積を低減させることができる。これにより、ディーゼルエンジン1の圧縮比を高めることができる。また、燃料噴射弁40の噴孔41が非リブ領域70に向けて燃料(F)を噴射し、且つ、長軸42が燃焼室51の軸方向に向いた形状を有しているので、噴射された燃料(F)がリブ60に直接衝突することを抑制できるとともに、本実施形態のようにリブ60の容積が基準値よりも大きく設定されている場合であっても、噴孔41が真円形状の場合に比較して、噴射された燃料(F)とリブ60との距離d3(図4(a)参照)を大きく確保することができる。これにより、噴射された燃料(F)とリブ60との間の領域に空気を十分に導入することができるので、燃焼状態を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、燃焼室51の圧縮比が仮想燃焼室51Aの圧縮比と同じ値に設定されており、燃焼室51の容積に対する複数個のリブ60の容積の割合が予め設定された基準値(すなわち、仮想燃焼室51Aにおける複数個のリブ60Aの容積の割合)よりも大きく設定されており、また、燃焼室51の非リブ領域70の内径Daが仮想燃焼室51Aの非リブ領域70Aの内径Dbよりも大きく設定されているので、圧縮比を仮想燃焼室51Aの圧縮比と同じ値に維持しつつ、燃料噴射弁40の噴孔41と非リブ領域70との距離を仮想燃焼室51Aのそれよりも大きくすることができる。これにより、圧縮比を仮想燃焼室51Aの圧縮比と同じ値に維持しつつ、燃料(F)に空気を効果的に取り入れることができるので、燃焼室51の空気を有効に利用して燃料(F)を燃焼させることができ、燃焼状態を向上させることができる。
以上のように、本実施形態によれば、リブが形成されていない燃焼室構造の場合に比較して圧縮比を高めつつ、リブが形成されていない燃焼室構造や仮想燃焼室51Aの燃焼室構造に比較して燃焼状態を向上させることができる。これにより、燃焼室51における良好な燃焼を実現して、ディーゼルエンジン1の熱効率を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、燃料噴射弁40から噴射された燃料(F)が非リブ領域70に直接衝突しないように構成されているので、燃料(F)が非リブ領域70に直接衝突することに伴う燃焼状態の悪化も抑制されている。
以上本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 ディーゼルエンジン
40 燃料噴射弁
41 噴孔
42 長軸
43 短軸
50 燃焼室構造
51 燃焼室
51A 仮想燃焼室
52 底面
53 側面
60 リブ
70 非リブ領域

Claims (2)

  1. ディーゼルエンジンの燃焼室の底面から側面に至るように設けられたリブを複数個有し、
    互いに隣接する前記リブの間の領域には、前記リブが形成されていない非リブ領域が形成され、
    前記非リブ領域に向けて燃料を噴射する噴孔を有する燃料噴射弁を備え、
    前記噴孔は、長軸と短軸とを有し、且つ前記長軸が前記燃焼室の軸方向に向いた形状を有し、
    前記燃焼室の圧縮比は、前記燃焼室の容積に対する複数個の前記リブの容積の割合が予め設定された基準値となっている仮想燃焼室の圧縮比と同じ値に設定されており、
    前記燃焼室における複数個の前記リブの容積の前記割合は前記基準値よりも大きく設定されており、且つ、前記燃焼室の前記非リブ領域の内径は前記仮想燃焼室の非リブ領域の内径よりも大きく設定されている、ことを特徴とするディーゼルエンジンの燃焼室構造。
  2. 前記基準値は5%である請求項1記載のディーゼルエンジンの燃焼室構造。
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