JP2018150905A - 圧縮着火式内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱損失をより低減する。【解決手段】圧縮着火式内燃機関1は、シリンダボアの内壁面2sと、シリンダヘッドの内壁面3sと、ピストンの頂面4sとにより画定される燃焼室5の径方向ほぼ中央に配置された燃料噴射弁12を備える。燃料噴射弁は、燃料噴射弁からシリンダボアの内壁面に到る燃料噴射軸線FIAに沿って燃料を噴射する。ピストンの頂面4sに中心軸がシリンダ軸線C上にありかつシリンダヘッドに向けて突出する円錐状面4cを形成し、それにより、ピストンが燃料噴射軸線を横切ることなく、燃焼室が径方向外向きに見てシリンダ軸線方向に拡開するようにした。【選択図】図1

Description

本発明は圧縮着火式内燃機関に関する。
シリンダボアの内壁面と、シリンダヘッドの内壁面と、ピストンの頂面とにより画定される燃焼室の径方向ほぼ中央に配置された燃料噴射弁を備え、ピストンの頂面にキャビティが形成され、燃料噴射弁から噴射された燃料がキャビティの内壁面に衝突する、圧縮着火式内燃機関が公知である(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−298626号公報
しかしながら、特許文献1では、熱損失が大きいという問題点がある。すなわち、まず、燃料噴射弁から噴射された燃料はキャビティの内壁面に衝突する。この場合、キャビティの内径は例えばシリンダボアの内径よりも小さいので、燃料が噴射されてから衝突するまでに進行する距離は比較的短い。その結果、燃料は比較的高速度でもってキャビティ内壁面に衝突する。ここで、流体と壁面との間の熱伝達率は流体の速度が大きくなると大きくなるので、流体から壁面への熱流束は流体の速度が大きくなると大きくなる。したがって、特許文献1では、燃料からピストンへの放熱量、すなわち熱損失が比較的大きい、ということになる。
また、特許文献1では、燃料は主として、衝突したキャビティの内壁面付近で燃焼する。ここで、流体から壁面への熱流束は流体の温度が高くなると大きくなる。したがって、特許文献1では、この観点からも、熱損失が比較的大きい、ということになる。
更に、特許文献1では、キャビティ内に、吸入空気又は筒内ガスによってシリンダ軸線回りの旋回流、すなわちスワールが形成される。その結果、燃料はスワールによってシリンダ軸線周りに旋回しながら、キャビティの内壁面に沿って進行し、燃焼する。この場合、キャビティの内径は例えばシリンダボアの内径よりも小さいので、スワールの回転慣性モーメントは比較的小さい。言い換えると、燃料は比較的高速度でもってキャビティの内壁面に沿いつつ進行する。したがって、特許文献1は、この観点からも、熱損失が比較的大きい、ということになる。
本発明によれば、シリンダボアの内壁面と、シリンダヘッドの内壁面と、ピストンの頂面とにより画定される燃焼室の径方向ほぼ中央に配置された燃料噴射弁を備え、前記燃料噴射弁は、前記燃料噴射弁から前記シリンダボアの内壁面に到る燃料噴射軸線に沿って燃料を噴射する、圧縮着火式内燃機関において、前記ピストンの頂面に中心軸がシリンダ軸線上にありかつ前記シリンダヘッドに向けて突出する円錐状面を形成し、それにより、前記ピストンが前記燃料噴射軸線を横切ることなく、前記燃焼室が径方向外向きに見て前記シリンダ軸線方向に拡開するようにした、圧縮着火式内燃機関が提供される。
熱損失をより低減することができる。
内燃機関の概略縦断面図である。 シリンダヘッドの内壁面の平面図である。 ピストン頂面の一実施例を示す、内燃機関の部分縦断面図である。 ピストン頂面の別の実施例を示す、内燃機関の部分縦断面図である。 ピストン頂面の更に別の実施例を示す、内燃機関の部分縦断面図である。 ピストン頂面の更に別の実施例を示す、内燃機関の部分縦断面図である。
図1及び図2を参照すると、圧縮着火式内燃機関1は、シリンダブロック2と、シリンダブロック2の頂部に固定されたシリンダヘッド3と、ピストン4とを備える。シリンダブロック2はシリンダ軸線Cを中心軸とする円筒状のシリンダボア2aを備え、ピストン4はシリンダボア2a内をシリンダ軸線C方向に往復動可能になっている。また、シリンダボア2a内には、シリンダボア2aの内壁面2sと、シリンダヘッド3の内壁面3sと、ピストン4の頂面4sとにより燃焼室5が画定される。本発明による実施例では、シリンダヘッド内壁面3sはシリンダ軸線Cにほぼ垂直に拡がる平面状をなしている。一方、シリンダヘッド3内には吸気ポート6及び排気ポート7が形成され、吸気ポート6内及び排気ポート7内にはそれぞれ吸気弁8及び排気弁9が配置される。また、吸気ポート6及び排気ポート7はそれぞれ吸気マニホルド10及び排気マニホルド11に連結される。
燃焼室5の径方向ほぼ中央には燃料噴射弁12が配置される。本発明による実施例では、燃料噴射弁12はシリンダ軸線C上において、すなわち燃焼室5の径方向中心において、シリンダヘッド3に固定される。燃料噴射弁12はその先端に、周方向に等間隔で配置された複数の噴孔を備えており、これらの噴口から燃料が燃焼室5内に噴射される。この場合、燃料噴射弁12は、噴口の中心軸線である燃料噴射軸線FIAに沿って燃料を噴射する。なお、この燃料噴射軸線FIAは燃料噴射弁12からシリンダボア内壁面2sに到っている。本発明による実施例では、圧縮上死点周りにおいて燃料が噴射される。また、本発明による実施例では、燃料として軽油が用いられる。
本発明による実施例では、燃焼室5内に、吸入空気又は筒内ガスによってシリンダ軸線C回りに旋回流、すなわちスワールが形成される。図2に示される矢印SWはこのスワールを模式的に表している。
さて、本発明による実施例では、ピストン頂面4sに中心軸がシリンダ軸線C上にありかつシリンダヘッド3に向けて突出する円錐状面4cを形成し、それにより、ピストン4が燃料噴射軸線FIAを横切ることなく、燃焼室5が径方向外向きに見てシリンダ軸線C方向に拡開するようにしている。
すなわち、図3に示される例では、ピストン頂面4sの径方向中央部に円錐状面4cが形成されるとともに、ピストン頂面4sの径方向周辺部にシリンダ軸線Cに略垂直に拡がる平坦面4fが形成される。その結果、ピストン4が燃料噴射軸線FIAを横切ることなく、燃焼室5が径方向外向きに見てシリンダ軸線C方向に拡開する。言い換えると、ピストン頂面4sとシリンダヘッド内壁面3sとの間のシリンダ軸線C方向の距離、すなわち燃焼室深さLCは、シリンダ軸線Cから径方向外向きに大きくなる。更に言い換えると、燃焼室5の径方向周辺部5pにおける燃焼室深さLCは、燃焼室5の径方向中央部5cにおける燃焼室深さLCよりも大きい。なお、円錐状面4cの中心角θCは例えば120から140度である。また、円錐状面4cの半径rCは例えばボア径rBの0.7倍である。
図3において、ピストン4は上死点にある。したがって、ピストン4の位置に関わらず、ピストン4は燃料噴射軸線FIAを横切ることがない。その結果、燃料噴射弁12から噴射された燃料Fはピストン4に衝突することなく進行する。このため、燃料Fからピストン4への放熱が生じない。
この点、燃料Fの一部がシリンダボア内壁面2sに衝突するおそれがあり、燃料Fからシリンダボア内壁面2sへの放熱が生ずるおそれがある。しかしながら、燃料Fがシリンダボア内壁面2sに衝突する際の速度は、燃料Fがピストンのキャビティに衝突する際の速度よりも低い。したがって、燃料Fがピストン4のキャビティに衝突する場合に比べて、燃料Fからシリンダボア内壁面2sへの放熱量が低減される。
また、燃料Fがピストン4に衝突することなくシリンダボア内壁面2sまで進行するので、燃料Fがピストン4のキャビティに衝突する場合に比べて、燃料Fが進行する距離又は時間が長くされる。その結果、燃焼室5内で燃焼する燃料Fの量が多くなる。したがって、シリンダボア内壁面2sに衝突するおそれのある燃料Fの量が低減され、燃料Fからシリンダボア内壁面2sへの放熱量が低減される。
また、図3に示される例では、燃料噴射弁12から噴射された燃料Fは中心角θFをもつ円錐状をなしている。言い換えると、燃料Fは燃料噴射弁12からシリンダボア内壁面2sに向けて拡開する。これに対し、燃焼室5もシリンダ軸線Cから径方向外向きに拡開するので、燃料Fはピストン頂面4s及びシリンダヘッド内壁面3sにほとんど接触しない。このため、燃料Fからピストン4及びシリンダヘッド3への放熱がほとんど生じない。なお、中心角θFは例えば20から30度である。
更に、燃焼室5の径方向周辺部5pにおける燃焼室深さLCが燃焼室5の径方向中央部5cにおける燃焼室深さLCよりも大きいので、ピストン4が上死点周りにあるときにスワールは主として燃焼室5の径方向周辺部5pを進行する。その結果、スワールがピストンのキャビティ内に形成される場合に比べて、スワールの旋回半径は大きい。このことは、スワールの回転慣性モーメントが比較的大きく、したがってスワールの速度が比較的低いことを意味している。したがって、この点でも、スワールからシリンダボア内壁面2sへの熱損失が低減される。
このように、本発明による実施例では、熱損失をより低減することができる。
なお、ピストン4が下死点に向かって移動し始めると、スワールの回転慣性モーメントが次第に小さくなる。その結果、スワールの速度が比較的高くなる。あるいは、スワール比が高くなる。その結果、燃焼がより促進され、等容度及び熱効率が向上される。なお、ピストン4が下死点に向かって移動しているときには、筒内温度は比較的低いので、スワールの速度が高くなっても、熱損失は比較的小さい。
ところで、ピストンにキャビティが形成される場合に、キャビティの内径を大きくすると、キャビティ周りのピストン頂部に薄肉部が形成されることになる。ところが、このような薄肉部には過度の熱負荷及び応力が作用するおそれがあり、ピストンの耐久性が低下するおそれがある。これに対し、本発明による実施例では、ピストン4にキャビティが形成されず、したがってピストン4に薄肉部が形成されない。その結果、ピストン4の耐久性が高められる。
図4から図6はピストン4の頂面4sの別の実施例を示している。図4に示される例では、円錐状面4cがピストン頂面4s全体にわたり形成される。その結果、燃焼室5の径方向周辺部に比較的大きな空間が形成される。また、燃焼室5の径方向周辺部における空気割合が高められる。このため、図4に示される例は、シリンダ容積に対し大きいノズルを用いる高出力内燃機関といった、燃焼室5の径方向周辺部における燃焼割合が大きい場合に、適している。
一方、図5及び図6に示される例ではそれぞれ、円錐状面4cの周囲のピストン頂面4sに、シリンダヘッド3に向けて突出する凸状部4pが形成される。図5に示される例では、凸状部4pの頂面が平面状である。図6に示される例では、凸状部4pの頂面が湾曲している。図5及び図6に示される例では、上死点における燃焼室5の容積を小さくすることができる。したがって、燃料Fがピストン4に衝突するのを阻止しつつ、圧縮比をより高めることができる。また、凸状部4pによって、燃焼室5の径方向周辺部に位置するガスからシリンダボア内壁面2sへの放熱が制限される。したがって、燃焼室5の径方向周辺部における消炎が制限され、燃焼が改善される。図6に示される例では凸状部4pの頂面が湾曲しているので、消炎の制限に特に効果的である。
1 圧縮着火式内燃機関
2 シリンダブロック
2s シリンダボア内壁面
3 シリンダヘッド
3s シリンダヘッド内壁面
4 ピストン
4s ピストン頂面
4c 円錐状面
5 燃焼室
12 燃料噴射弁
FIA 燃料噴射軸線
C シリンダ軸線

Claims (1)

  1. シリンダボアの内壁面と、シリンダヘッドの内壁面と、ピストンの頂面とにより画定される燃焼室の径方向ほぼ中央に配置された燃料噴射弁を備え、前記燃料噴射弁は、前記燃料噴射弁から前記シリンダボアの内壁面に到る燃料噴射軸線に沿って燃料を噴射する、圧縮着火式内燃機関において、前記ピストンの頂面に中心軸がシリンダ軸線上にありかつ前記シリンダヘッドに向けて突出する円錐状面を形成し、それにより、前記ピストンが前記燃料噴射軸線を横切ることなく、前記燃焼室が径方向外向きに見て前記シリンダ軸線方向に拡開するようにした、圧縮着火式内燃機関。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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