JP2018149756A - ヘッドクリーニング機構およびそれを備えたインクジェット記録装置 - Google Patents

ヘッドクリーニング機構およびそれを備えたインクジェット記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】記録ヘッドに付着したインクやクリーニング液が、記録媒体に接触して付着したり落下したりするのを抑制することが可能なヘッドクリーニング機構を提供する。【解決手段】ヘッドクリーニング機構は、インク吐出口18aが開口するインク吐出面F1を含む記録ヘッド17と、インク吐出面F1を拭くワイパー35と、を備える。記録ヘッド17は、インク吐出口18aに対してワイピング方向の上流側に配置されるクリーニング液供給口60aと、ワイピング方向の下流側に向かって下方に傾斜するとともに、ワイピング動作時にワイパー35の先端が圧接される傾斜面62と、を有する。傾斜面62は、ワイピング動作時にワイパー35による圧接が開始される圧接開始位置Pと、少なくとも圧接開始位置Pからクリーニング液供給口60aよりもワイピング方向の上流側の位置まで設けられる撥水性領域R10と、を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、用紙のような記録媒体にインクを吐出するインク吐出口を有する記録ヘッドを含むヘッドクリーニング機構およびそれを備えたインクジェット記録装置に関するものである。
ファクシミリ、複写機、プリンターのような記録装置として、インクを吐出して画像を形成するインクジェット記録装置が、高精細な画像を形成できることから広く用いられている。
このようなインクジェット記録装置では、画像記録のためのインク滴と共に吐出される微小なインク滴(以下、ミストと称する)や、インク滴が記録媒体に付着した際に発生する跳ね返りミストが、記録ヘッドのインク吐出面に付着して固化する。インク吐出面のミストが徐々に増加しインク吐出口に重なると、インクの直進性の悪化(飛翔曲がり)や不吐出等が発生して記録ヘッドの印字性能が低下する。
そこで、記録ヘッドのインク吐出面を清浄化するために、インク吐出面のうちの複数のインク吐出口が開口するインク吐出領域の外側(ワイパーのワイピング方向上流側)の部分に、クリーニング液吐出口を複数個設けたインクジェット記録装置が知られている。このインクジェット記録装置では、クリーニング液吐出口からクリーニング液を吐出した後、ワイパーをクリーニング液吐出口よりも外側からインク吐出面に沿って移動させることによって、ワイパーでクリーニング液を保持しながらインク吐出面を拭くことができる。このようにして、記録ヘッドの回復処理を行うことができる。
なお、記録ヘッドのインク吐出面にクリーニング液吐出口を複数個設けたインクジェット記録装置は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2007−83496号公報
ところで、上記従来のインクジェット記録装置では、インク吐出面に対するワイパーの食い込み量(オーバーラップ量)が約1mmになるように、ワイパーをインク吐出面に対して圧接させる。このため、ワイパーをインク吐出面に対して垂直に圧接させる場合、ワイパーをインク吐出面に圧接させる際の負荷が大きくなってしまう。
そこで、ワイパーをインク吐出面よりもワイピング方向の上流側の位置で上昇させ、その位置からワイパーを水平方向(ワイピング方向)に移動させる方法が考えられる。これにより、ワイパーの先端部はワイピング方向と反対方向に撓んだ状態でインク吐出面に圧接されるので、ワイパーをインク吐出面に圧接させる際の負荷が大きくなるのを抑制することができる。
しかしながら、この方法では、ワイパーをワイピング方向に移動させることによりワイパーが記録ヘッドの側面に接触した際に、ワイパーの先端部に付着しているインクやクリーニング液が記録ヘッドのコーナー部(側面とインク吐出面との接続部)で掻き落とされ、記録ヘッドのコーナー部にインクやクリーニング液が付着する。そして、次回のワイピング動作時には、インクやクリーニング液がさらに付着する。これを繰り返し、インクやクリーニング液が徐々に増加すると、インクやクリーニング液が記録媒体に接触して付着したり、記録媒体や記録媒体搬送部に落下したりするという問題点がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、記録ヘッドに付着したインクやクリーニング液が、記録媒体に接触して付着したり落下したりするのを抑制することが可能なヘッドクリーニング機構およびそれを備えたインクジェット記録装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の局面のヘッドクリーニング機構は、記録媒体上にインクを吐出する複数のインク吐出口が開口するインク吐出面を含む記録ヘッドと、インク吐出面を所定方向に拭くワイパーと、を備える。記録ヘッドは、インク吐出口に対して、インク吐出面をワイパーが拭く方向であるワイピング方向の上流側に配置され、クリーニング液を供給する複数のクリーニング液供給口と、クリーニング液供給口が形成される供給口形成面に対してワイピング方向の上流側に連結され、ワイピング方向の下流側に向かって下方に傾斜するとともに、ワイピング動作時にワイパーの先端が圧接される傾斜面と、を有する。傾斜面は、ワイピング動作時にワイパーによる圧接が開始される圧接開始位置と、少なくとも圧接開始位置からクリーニング液供給口よりもワイピング方向の上流側の位置まで設けられ、水に対する接触角が90°以上である撥水性領域と、を有する。
本発明の第1の局面のヘッドクリーニング機構によれば、ワイパーを傾斜面の下方で上昇させ、その位置からワイパーをワイピング方向に移動させることによって、ワイパーの先端部はワイピング方向と反対方向に撓んだ状態でインク吐出面に圧接されるので、ワイパーをインク吐出面に対して垂直に圧接させる場合と異なり、ワイパーをインク吐出面に圧接させる際の負荷が大きくなるのを抑制することができる。
また、記録ヘッドの傾斜面は、ワイピング動作時にワイパーによる圧接が開始される圧接開始位置と、少なくとも圧接開始位置からクリーニング液供給口よりもワイピング方向の上流側の位置まで設けられ、水に対する接触角が90°以上である撥水性領域と、を有する。これにより、ワイピング動作時にワイパーから傾斜面に付着(移動)したインクやクリーニング液は、傾斜面をクリーニング液供給口よりもワイピング方向の上流側の位置まで流れる。傾斜面を流れたインクやクリーニング液は、次回のワイピング動作時にワイパーによって拭き取られる。このため、記録ヘッドの表面のインクやクリーニング液が徐々に増加するのを抑制することができるので、インクやクリーニング液が記録媒体に接触して付着したり、記録媒体や記録媒体搬送部に落下したりするのを抑制することができる。
本発明の一実施形態の記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置の構造を示す図 図1に示すインクジェット記録装置の第1搬送ユニット及び記録部を上方から見た図 記録部のラインヘッドを構成する記録ヘッドの図 記録ヘッドをインク吐出面側から見た図 記録ヘッドのクリーニング液供給部材を斜め下方から見た図 記録ヘッドのクリーニング液供給部材およびヘッド部を下方から見た図 クリーニング液供給部材の構造を示す図 ワイパーがインク吐出面に圧接された状態で矢印A方向に移動している状態を示す図 ワイパーがクリーニング液供給部材の傾斜面に圧接された状態で矢印A方向に移動している状態を示す図 メンテナンスユニットを記録部の下方に配置した状態を示す図 ワイパーを記録ヘッドの下方に配置した状態を示す図 図11の状態からワイパーを上昇させクリーニング液供給部材に圧接させた状態を示す図 図12の状態からワイパーをクリーニング液供給部材に圧接させた状態で矢印A方向に移動させた状態を示す図 前回のワイピング動作時にワイパーの先端部に付着したインクやクリーニング液が残っていた場合において、ワイパーを傾斜面に圧接させた状態を示す図 図14の状態からワイパーをクリーニング液供給部材に圧接させた状態で矢印A方向に移動させた状態を示す図 図14の状態からワイパーをクリーニング液供給部材に圧接させた状態で矢印A方向に移動させた状態を下方から見た図 図15の状態からワイパーをクリーニング液供給部材に圧接させた状態でさらに矢印A方向に移動させた状態を示す図 図13の状態からワイパーをさらに矢印A方向に移動させた状態を示す図 図18の状態からワイパーをさらに矢印A方向に移動させた後、ワイパーを下降させインク吐出面から離間させた状態を示す図 本発明の変形例の記録ヘッドのヘッド部を下方から見た図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態のインクジェット記録装置100の左側部には用紙S(記録媒体)を収容する給紙トレイ2が設けられており、この給紙トレイ2の一端部には収容された用紙Sを、最上位の用紙Sから順に一枚ずつ後述する第1搬送ユニット5へと搬送給紙するための給紙ローラー3と、給紙ローラー3に圧接され従動回転する従動ローラー4とが設けられている。
用紙搬送方向(矢印X方向)に対し給紙ローラー3及び従動ローラー4の下流側(図1の右側)には、第1搬送ユニット5及び記録部9が配置されている。第1搬送ユニット5は、第1駆動ローラー6と、第1従動ローラー7と、第1駆動ローラー6及び第1従動ローラー7に掛け渡された第1搬送ベルト8とを含む構成であり、インクジェット記録装置100全体を制御する制御部110からの制御信号により第1駆動ローラー6が時計回り方向に回転駆動されることにより、第1搬送ベルト8に保持された用紙Sが矢印X方向に搬送される。
記録部9は、ヘッドハウジング10と、ヘッドハウジング10に保持されたラインヘッド11C、11M、11Y、及び11Kを備えている。これらのラインヘッド11C〜11Kは、第1搬送ベルト8の搬送面に対して所定の間隔(例えば1mm)が形成されるような高さに支持され、図2に示すように、用紙搬送方向と直交する用紙幅方向(図2の上下方向)に沿って延びる1個以上(ここでは1個)の記録ヘッド17によって構成されている。
図3及び図4に示すように、記録ヘッド17のヘッド部(インク吐出ヘッド部)18のインク吐出面F1には、インク吐出口18a(図2参照)が多数配列されたインク吐出領域R1が設けられている。なお、ヘッド部18の少なくともインク吐出面F1は、例えばSUS(ステンレス鋼)によって形成されている。インク吐出面F1は、フッ素系またはシリコン系の撥水剤を塗布することにより撥水処理が施されており、ここでは水に対する接触角が113°となっている。
各ラインヘッド11C〜11Kを構成する記録ヘッド17には、それぞれインクタンク(図示せず)に貯留されている4色(シアン、マゼンタ、イエロー及びブラック)のインクがラインヘッド11C〜11Kの色毎に供給される。
各記録ヘッド17は、制御部110(図1参照)からの制御信号により外部コンピューターから受信した画像データに応じて、第1搬送ベルト8の搬送面に吸着保持されて搬送される用紙Sに向かってインク吐出口18aからインクを吐出する。これにより、第1搬送ベルト8上の用紙Sにはシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のインクが重ね合わされたカラー画像が形成される。
また、記録ヘッド17には、クリーニング液を供給するクリーニング液供給部材(クリーニング液供給ヘッド部)60が設けられている。クリーニング液供給部材60は、ヘッド部18に対して後述するワイパー35のワイピング方向上流側(図3の右側)に隣接して配置されている。また、クリーニング液供給部材60は、ワイピング方向の下流側に向かって下方に傾斜する傾斜面62と、傾斜面62のワイピング方向の下流端(図3の下端、後述する接続部分60b)からインク吐出面F1に向かって延びるクリーニング液供給面(供給口形成面)F2と、を有する。クリーニング液供給面F2は、インク吐出面F1と略面一で平行に配置されている。
クリーニング液供給面F2は、クリーニング液を供給するクリーニング液供給口60a(図5参照)が多数配列されたクリーニング液供給領域R2を含む。なお、クリーニング液供給部材60は、例えば樹脂やSUSによって形成されている。クリーニング液供給部材60の詳細構造については、後述する。
図1に戻って、用紙搬送方向に対し第1搬送ユニット5の下流側(図1の右側)には第2搬送ユニット12が配置されている。第2搬送ユニット12は、第2駆動ローラー13と、第2従動ローラー14と、第2駆動ローラー13及び第2従動ローラー14に掛け渡された第2搬送ベルト15とを含む構成であり、第2駆動ローラー13が時計回り方向に回転駆動されることにより、第2搬送ベルト15に保持された用紙Sが矢印X方向に搬送される。
記録部9にてインク画像が記録された用紙Sは第2搬送ユニット12へと送られ、第2搬送ユニット12を通過する間に用紙S表面に吐出されたインクが乾燥される。また、第2搬送ユニット12の下方にはワイプユニット19及びキャップユニット90が配置されている。後述するワイパー35による拭き取り動作(ワイピング動作)を実行する際には、第1搬送ユニット5が下降し、ワイプユニット19は、記録部9の下方に移動し、記録ヘッド17のインク吐出口18aから強制排出されたインクおよびクリーニング液供給口60aから供給されたクリーニング液を拭き取り、拭き取られたインクおよびクリーニング液を回収する。記録ヘッド17のインク吐出面F1(図3参照)をキャッピングする際には、第1搬送ユニット5が下降し、キャップユニット90は記録部9の下方に水平移動し、さらに上方に移動して記録ヘッド17の下面に装着される。
また、用紙搬送方向に対し第2搬送ユニット12の下流側には、画像が記録された用紙Sを装置本体外へと排出する排出ローラー対16が設けられており、排出ローラー対16の下流側には、装置本体外へと排出された用紙Sが積載される排出トレイ(図示せず)が設けられている。
ワイプユニット19は、インク吐出面F1に沿って移動可能な複数のワイパー35(図8参照)と、複数のワイパー35が固定された略矩形状のキャリッジ(図示せず)と、キャリッジを支持する支持フレーム(図示せず)とで構成されている。キャリッジ(図示せず)は支持フレーム(図示せず)に対し矢印AA´方向に摺動可能に支持される。
ワイパー35は、各記録ヘッド17のクリーニング液供給口60a(図5参照)から供給されたクリーニング液を拭き取るための弾性部材(例えばEPDMからなるゴム製の部材)である。ワイパー35は、クリーニング液供給部材60の傾斜面62の所定位置(圧接開始位置P(図5参照))に圧接され、キャリッジ(図示せず)の移動によりクリーニング液供給面F2およびインク吐出面F1を所定方向(矢印A方向)に拭く。なお、ワイパー35を含むワイプユニット19および記録ヘッド17によって、ヘッドクリーニング機構が構成されている。
次に、クリーニング液供給部材60の構造を詳細に説明する。
図5および図6に示すように、クリーニング液供給口60aは、ワイピング方向(矢印A方向)と直交するヘッド幅方向(矢印BB´方向)に所定のピッチで複数個配置されている。なお、図では、ヘッド幅方向に沿って配置される複数のクリーニング液供給口60aからなる列を1列のみ描いているが、この列はワイピング方向(矢印A方向)に隣接して複数列設けられていてもよい。
クリーニング液供給部材60のクリーニング液供給面F2および傾斜面62のヘッド幅方向(矢印BB´方向)の長さL60は、ヘッド部18のインク吐出面F1のヘッド幅方向の長さL18よりも大きく形成されている。また、ワイパー35のヘッド幅方向の長さL35は、クリーニング液供給面F2および傾斜面62のヘッド幅方向の長さL60よりも小さく、インク吐出面F1のヘッド幅方向の長さL18よりも大きく形成されている。
傾斜面62には、少なくとも圧接開始位置P(ワイピング動作時にワイパー35による圧接が開始される位置)からクリーニング液供給口60aよりもワイピング方向の上流側の位置(圧接開始位置Pに対してワイピング方向の下流側の位置)まで撥水性領域R10が設けられている。なお、図では、理解を容易にするために、圧接開始位置Pおよび撥水性領域R10にハッチングを施している。本実施形態では、撥水性領域R10は、圧接開始位置Pよりもワイピング方向の上流側の位置から、傾斜面62とクリーニング液供給面F2との接続部分60b(傾斜面62のワイピング方向の下流端)まで形成されている。また、撥水性領域R10は、傾斜面62のヘッド幅方向(矢印BB´方向)の全域に亘って形成されている。このため、撥水性領域R10のヘッド幅方向の長さL60aは、傾斜面62のヘッド幅方向の長さL60と等しく、ワイパー35のヘッド幅方向の長さL35よりも大きい。
撥水性領域R10を形成する方法としては、撥水性領域R10を形成する領域に対して、フッ素系またはシリコン系の撥水剤を塗布する方法等が挙げられる。撥水性領域R10の水に対する接触角は、90°以上(ここでは95°)となっている。
また、傾斜面62とクリーニング液供給面F2との接続部分60bの近傍であって撥水性領域R10に対してワイピング方向の下流側には、親水性領域R11が設けられている。なお、図では、理解を容易にするために、親水性領域R11にハッチングを施している。親水性領域R11は、クリーニング液供給部材60の他の部分(例えば、撥水性領域R10およびクリーニング液供給面F2)に比べて水に対する濡れ性が高くなるように形成されている。本実施形態では、親水性領域R11は、クリーニング液供給面F2に設けられており、接続部分60bから、クリーニング液供給領域R2の手前の位置(接続部分60bとクリーニング液供給領域R2との間の位置)まで形成されている。なお、親水性領域R11は、接続部分60bの近傍であれば、傾斜面62に設けられていてもよい。
親水性領域R11は、ヘッド幅方向(矢印BB´方向)に延びるように形成されている。また、親水性領域R11は、接続部分60bの近傍においてヘッド幅方向の略全域に亘って連続する帯状に形成されている。
親水性領域R11を形成する方法としては、親水性領域R11を形成する領域に対して、親水性のコート剤を塗布する方法、或いは粗面化する方法等が挙げられる。親水性領域R11の水に対する接触角は、90°未満(ここでは60°)となっており、クリーニング液供給面F2(ただし、親水性領域R11を除く)の水に対する接触角(ここでは70°)および撥水性領域R10の水に対する接触角(ここでは95°)よりも小さい。
また、図7および図8に示すように、クリーニング液供給部材60は、傾斜面62のインク吐出面F1およびクリーニング液供給面F2に対する傾斜角α1(図7参照)が、インク吐出面F1をワイパー35が拭いている状態でのワイパー35の先端部のインク吐出面F1に対する圧接角α2(図8参照)よりも小さくなるように形成されている。具体的には、ワイパー35の先端部のインク吐出面F1およびクリーニング液供給面F2に対する圧接角α2は、約45°に設定されている。傾斜面62のインク吐出面F1およびクリーニング液供給面F2に対する傾斜角α1は、15°以上45°未満に設定されていることが好ましく、30°以上40°未満に設定されていることがより好ましい。
傾斜角α1を圧接角α2よりも小さく形成しているため、図9に示すように、ワイパー35をワイピング方向(図9の左方向)に移動させた際に、ワイパー35の先端のワイピング方向の下流側のコーナー部35aのみが傾斜面62に接触する。すなわち、ワイパー35のワイピング方向の下流側の側面35bは、傾斜面62に接触しない。
クリーニング液供給部材60には、クリーニング液供給路(図示せず)を介してクリーニング液を収容するタンク(図示せず)が接続されている。クリーニング液供給路には、タンクからクリーニング液を汲み上げてクリーニング液供給部材60に送るクリーニング液供給ポンプ(図示せず)が設けられている。
このインクジェット記録装置100では、記録ヘッド17のインク吐出面F1を清浄にするために、長期間停止後の印字開始時及び印字動作の合間には、全ての記録ヘッド17のインク吐出口18aからインクを強制的に排出し、並行して全ての記録ヘッド17のクリーニング液供給口60a(図5参照)からクリーニング液供給領域R2にクリーニング液を供給し、ワイパー35によりインク吐出面F1を拭き取る記録ヘッド17の回復動作を実行し、次の印字動作に備える。
次に、本実施形態のインクジェット記録装置100における、ワイプユニット19を用いた記録ヘッド17の回復動作について説明する。なお、以下で説明する記録ヘッド17の回復動作は、制御部110(図1参照)からの制御信号に基づいて記録ヘッド17、ワイプユニット19、クリーニング液供給ポンプ等の動作を制御することによって実行される。
記録ヘッド17の回復動作を行う場合、先ず、図10に示すように、制御部110(図1参照)は記録部9の下方に位置する第1搬送ユニット5を下降させる。そして、制御部110は第2搬送ユニット12の下方に配置されたワイプユニット19を水平移動させて記録部9と第1搬送ユニット5との間に配置する。この状態では、ワイプユニット19のワイパー35(図11参照)は記録ヘッド17のインク吐出面F1およびクリーニング液供給面F2(図11参照)よりも下方に配置されている。
(クリーニング液供給動作)
ワイピング動作(後述の拭き取り動作)に先立って、制御部110(図1参照)からの制御信号によってクリーニング液供給ポンプ(図示せず)が駆動(オン)され、図11に示すようにクリーニング液23が記録ヘッド17に供給される。このとき、クリーニング液23は、クリーニング液供給口60aからクリーニング液供給面F2に所定量だけ供給される。なお、図では、理解を容易にするために、クリーニング液23にハッチングを施している。
(インク押出動作)
また、ワイピング動作(後述の拭き取り動作)に先立って、図11に示すように、制御部110(図1参照)によってインク22が記録ヘッド17に供給される。供給されたインク22はインク吐出口18aから強制的に押出(パージ)される。このパージ動作により、インク吐出口18a内の増粘インク、異物や気泡がインク吐出口18aから排出される。このとき、パージインク22はインク吐出口18aの存在するインク吐出領域R1の形状に沿ってインク吐出面F1に押出される。なお、図では、理解を容易にするために、インク(パージインク)22にハッチングを施している。
(拭き取り動作)
制御部110は図12に示すように、ワイパー35を上昇させて記録ヘッド17のクリーニング液供給部材60の傾斜面62に所定の圧力で接触させる。このとき、ワイパー35の上面がインク吐出面F1およびクリーニング液供給面F2よりも約1mmだけ高くなるように、ワイパー35を上昇させる。なお、ワイパー35を上昇させた時点では、ワイパー35は傾斜面62に圧接されていなくてもよい。すなわち、ワイパー35を図12よりも右側の位置で上昇させてもよい。
ワイパー35の先端がクリーニング液供給部材60の傾斜面62に圧接した状態から、制御部110はワイパー35を図13に示すようにクリーニング液供給面F2に沿ってインク吐出領域R1の方向(矢印A方向)に移動させる。これにより、ワイパー35は、クリーニング液23を保持した状態でインク吐出領域R1の方向に移動する。
このとき、図14に示すように、前回のワイピング動作時にワイパー35の先端部に付着したインク22aやクリーニング液23aが残っていた場合、ワイパー35の先端部に付着しているインク22aやクリーニング液23aは、傾斜面62の圧接開始位置Pに付着(移動)する。
ここで、図9に示すようにワイパー35が傾斜面62の下方をワイピング方向(矢印A方向)に移動する際、ワイパー35の先端のコーナー部35aのみが傾斜面62に接触するので、図15に示すように傾斜面62に付着したインク22aやクリーニング液23aの一部(ワイパー35のコーナー部35aよりもワイピング方向の下流側の部分)は、ワイパー35によって拭き取られる。この際、図16に示すように、ワイパー35を傾斜面62に沿って移動させると、インク22aやクリーニング液23aは、ワイパー35のヘッド幅方向(矢印BB´方向)の両側に流れて撥水性領域R10のヘッド幅方向の両端部に移動する。このインク22aやクリーニング液23aは、撥水性領域R10をワイピング方向の下流側(矢印A方向、下側)に流れる。
また、ワイパー35の先端部から傾斜面62に付着(移動)したインク22aやクリーニング液23aの残りは、図15に示すように、撥水性領域R10をワイピング方向の下流側(矢印A方向、下側)に向かって流れる。
その後、撥水性領域R10を流れたインク22aやクリーニング液23aは図17に示すように、親水性領域R11に到達して親水性領域R11の全域に濡れ広がった状態で保持される。親水性領域R11に保持されたインク22aやクリーニング液23aは、次回のワイピング動作時にワイパー35によって拭き取られる。
図13に示した状態の後、ワイパー35は図18に示すように、クリーニング液23およびパージインク22を保持した状態を維持しながらインク吐出面F1を左方向(矢印A方向)に移動する。このとき、クリーニング液23およびパージインク22によって、インク吐出面F1に付着して固化したインク滴(廃インク)が溶解し、ワイパー35によって拭き取られる。そして、ワイパー35は、さらに左方向(矢印A方向)に移動し、インク吐出領域R1に対してクリーニング液供給領域R2とは反対側の位置に到達すると、左方向への移動が停止される。なお、ワイパー35によって拭き取られたクリーニング液23および廃インクは、ワイプユニット19に設けられたクリーニング液回収トレイ(不図示)に回収される。
(離間動作)
拭き取り動作の実行後、図19に示すように、制御部110はワイパー35を下降させてインク吐出面F1から離間させる。
最後に、制御部110は、記録部9と第1搬送ユニット5との間に配置されたワイプユニット19を水平移動させて第2搬送ユニット12の下方に配置し、第1搬送ユニット5を所定の位置まで上昇させる。このようにして、記録ヘッド17の回復動作を終了する。
本実施形態では、上記のように、ワイパー35を傾斜面62の下方で上昇させ、その位置からワイパー35をワイピング方向に移動させることによって、ワイパー35の先端部はワイピング方向と反対方向に撓んだ状態でインク吐出面F1に圧接されるので、ワイパー35をインク吐出面F1に対して垂直に圧接させる場合と異なり、ワイパー35をインク吐出面F1に圧接させる際の負荷が大きくなるのを抑制することができる。
また、記録ヘッド17の傾斜面62は、少なくとも圧接開始位置Pからクリーニング液供給口60aよりもワイピング方向の上流側の位置(ここでは接続部分60b)まで設けられ、水に対する接触角が90°以上である撥水性領域R10と、を有する。これにより、ワイピング動作時にワイパー35から傾斜面62に付着(移動)したインク22aやクリーニング液23aは、傾斜面62をクリーニング液供給口60aよりもワイピング方向の上流側の位置(ここでは接続部分60b)まで流れる。傾斜面62を流れたインク22aやクリーニング液23aは、次回のワイピング動作時にワイパー35によって拭き取られる。このため、記録ヘッド17の表面のインク22aやクリーニング液23aが徐々に増加するのを抑制することができるので、インク22aやクリーニング液23aが用紙Sに接触して付着したり、用紙Sや第1搬送ユニット5に落下したりするのを抑制することができる。
また、上記のように、クリーニング液供給面F2と傾斜面62との接続部分60bの近傍であって撥水性領域R10に対してワイピング方向の下流側には、水に対する接触角が90°未満である親水性領域R11がヘッド幅方向に延びるように設けられている。これにより、傾斜面62の下流端(接続部分60b)に流れたインク22aやクリーニング液23aは親水性領域R11を濡れ広がるので、インク22aやクリーニング液23aが垂れ下がるのを抑制することができる。このため、インク22aやクリーニング液23aが用紙Sに接触して付着するのをより抑制することができる。
また、インク22aやクリーニング液23aが親水性領域R11に沿って広がって保持されるため、インク22aやクリーニング液23aがヘッド幅方向(矢印BB´方向)の中央部に集まって大きな液滴になりクリーニング液供給部材60から落下するのを抑制することができる。
また、上記のように、親水性領域R11は、接続部分60bの近傍においてヘッド幅方向の略全域に形成されている。これにより、傾斜面62のヘッド幅方向両端部を流れたインク22aやクリーニング液23aも確実に親水性領域R11に到達させることができる。
また、上記のように、撥水性領域R10は、傾斜面62のうちの少なくとも圧接開始位置Pから接続部分60bまで設けられている。これにより、インク22aやクリーニング液23aを、クリーニング液供給面F2に設けられた親水性領域R11に確実に到達させることができる。
また、上記のように、親水性領域R11の水に対する接触角(ここでは60°)は、クリーニング液供給面F2の水に対する接触角(ここでは70°)よりも小さい。これにより、インク22aやクリーニング液23aが親水性領域R11を超えてクリーニング液供給面F2まで濡れ広がるのを抑制することができる。
また、上記のように、撥水性領域R10は、傾斜面62のヘッド幅方向の略全域に設けられている。これにより、傾斜面62のヘッド幅方向の両端部に付着したインク22aやクリーニング液23aもワイピング方向の下流側に向かって流すことができる。
また、上記のように、記録ヘッド17は、インク吐出面F1を有するヘッド部18と、傾斜面62およびクリーニング液供給面F2を有するクリーニング液供給部材60と、によって構成されている。これにより、ヘッド部18に傾斜面62を形成する場合と比べて、傾斜面62を容易に形成することができる。
また、記録ヘッド17におけるインク通過経路とクリーニング液通過経路とを別々の部材(ヘッド部18およびクリーニング液供給部材60)に形成することができるので、記録ヘッド17の構造が複雑になるのを抑制することができる。
また、上記のように、ワイパー35のヘッド幅方向の長さL35は、傾斜面62のヘッド幅方向の長さL60よりも小さく、撥水性領域R10のヘッド幅方向の長さL60aは、ワイパー35のヘッド幅方向の長さL35よりも大きい。これにより、ワイパー35を傾斜面62に圧接させた状態でワイピング方向の下流側に向かって移動させた際に、インク22aやクリーニング液23aがワイパー35のヘッド幅方向の両側に流れて撥水性領域R10のヘッド幅方向の両端部に移動した場合であっても、撥水性領域R10によりインク22aやクリーニング液23aをワイピング方向の下流側に向かって流すことができる。
また、上記のように、傾斜面62のインク吐出面F1に対する傾斜角α1は、インク吐出面F1をワイパー35が拭いている状態でのワイパー35の先端部のインク吐出面F1に対する圧接角α2よりも小さい。これにより、ワイパー35が記録ヘッド17の傾斜面62に圧接した状態でワイピング方向に移動する際にワイパー35はインク吐出面F1に対する圧接角α2以上に撓まないため、ワイパー35はコーナー部35aのみが傾斜面62に接触しながら移動する。すなわち、ワイパー35の側面35bは、記録ヘッド17の側面(傾斜面62)に接触しない。このため、インク22aやクリーニング液23aが傾斜面62に残るのをより抑制することができる。
また、上記のように、傾斜角α1は、15°以上45°未満である。これにより、インク22やクリーニング液23を傾斜面62の下流端に向かって容易に流れさせることができるとともに、ワイパー35の先端のコーナー部35aのみを容易に傾斜面62に接触させることができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、クリーニング液供給口60aが形成されたクリーニング液供給部材60をヘッド部18とは別体で設けた例について示したが、本発明はこれに限らない。クリーニング液供給部材60を設けず、クリーニング液供給口60aをヘッド部18のインク吐出面(供給口形成面)F1に形成してもよい。このとき、例えば図20に示した本発明の変形例の記録ヘッド17のように、クリーニング液供給口60aを、インク吐出口18aに隣接して(例えば、インク吐出口18aとクリーニング液供給口60aとを交互に)配置してもよい。
また、上記実施形態では、ワイパー35のヘッド幅方向の長さL35をクリーニング液供給面F2および傾斜面62のヘッド幅方向の長さL60よりも小さく形成する例について示したが、ワイパー35のヘッド幅方向の長さL35をクリーニング液供給面F2および傾斜面62のヘッド幅方向の長さL60よりも大きく形成してもよい。
また、上記実施形態では、クリーニング液23およびインク(パージインク)22を用いて記録ヘッド17の回復動作を行う例について示したが、クリーニング液23だけを用いて記録ヘッド17の回復動作を行ってもよい。すなわち、インク押出動作を行わなくてもよい。
また、上述した実施形態および変形例の構成を適宜組み合わせて得られる構成についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
17 記録ヘッド
18 ヘッド部(インク吐出ヘッド部)
18a インク吐出口
22、22a インク
23、23a クリーニング液
35 ワイパー
60 クリーニング液供給部材(クリーニング液供給ヘッド部)
60a クリーニング液供給口
60b 接続部分
62 傾斜面
100 インクジェット記録装置
F1 インク吐出面
F2 クリーニング液供給面(供給口形成面)
L18、L35、L60、L60a 長さ
P 圧接開始位置
R1 インク吐出領域
R2 クリーニング液供給領域
R10 撥水性領域
R11 親水性領域
S 用紙(記録媒体)
α1 傾斜角
α2 圧接角

Claims (11)

  1. 記録媒体上にインクを吐出する複数のインク吐出口が開口するインク吐出面を含む記録ヘッドと、
    前記インク吐出面を所定方向に拭くワイパーと、
    を備え、
    前記記録ヘッドは、
    前記インク吐出口に対して、前記インク吐出面を前記ワイパーが拭く方向であるワイピング方向の上流側に配置され、クリーニング液を供給する複数のクリーニング液供給口と、
    前記クリーニング液供給口が形成される供給口形成面に対して前記ワイピング方向の上流側に連結され、前記ワイピング方向の下流側に向かって下方に傾斜するとともに、ワイピング動作時に前記ワイパーの先端が圧接される傾斜面と、
    を有し、
    前記傾斜面は、
    前記ワイピング動作時に前記ワイパーによる圧接が開始される圧接開始位置と、
    少なくとも前記圧接開始位置から前記クリーニング液供給口よりも前記ワイピング方向の上流側の位置まで設けられ、水に対する接触角が90°以上である撥水性領域と、
    を有することを特徴とするヘッドクリーニング機構。
  2. 前記供給口形成面と前記傾斜面との接続部分の近傍であって前記撥水性領域に対して前記ワイピング方向の下流側には、水に対する接触角が90°未満である親水性領域が前記ワイピング方向と直交するヘッド幅方向に延びるように設けられていることを特徴とする請求項1に記載のヘッドクリーニング機構。
  3. 前記親水性領域は、前記接続部分の近傍において前記ヘッド幅方向の略全域に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のヘッドクリーニング機構。
  4. 前記親水性領域は、前記供給口形成面に設けられており、
    前記撥水性領域は、前記傾斜面のうちの少なくとも前記圧接開始位置から前記接続部分まで設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載のヘッドクリーニング機構。
  5. 前記親水性領域の水に対する接触角は、前記供給口形成面の水に対する接触角よりも小さいことを特徴とする請求項4に記載のヘッドクリーニング機構。
  6. 前記撥水性領域は、前記傾斜面の前記ワイピング方向と直交するヘッド幅方向の略全域に設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のヘッドクリーニング機構。
  7. 前記記録ヘッドは、
    前記インク吐出面を有するインク吐出ヘッド部と、
    前記傾斜面と、前記複数のクリーニング液供給口が開口するクリーニング液供給領域を含む前記供給口形成面であるクリーニング液供給面と、を有するクリーニング液供給ヘッド部と、
    によって構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のヘッドクリーニング機構。
  8. 前記ワイパーの前記ワイピング方向と直交するヘッド幅方向の長さは、前記インク吐出面の前記ヘッド幅方向の長さよりも大きく、前記傾斜面の前記ヘッド幅方向の長さよりも小さく、
    前記撥水性領域の前記ヘッド幅方向の長さは、前記ワイパーの前記ヘッド幅方向の長さよりも大きいことを特徴とする請求項7に記載のヘッドクリーニング機構。
  9. 前記傾斜面の前記インク吐出面に対する傾斜角は、前記インク吐出面を前記ワイパーが拭いている状態での前記ワイパーの先端部の前記インク吐出面に対する圧接角よりも小さいことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のヘッドクリーニング機構。
  10. 前記傾斜角は、15°以上45°未満であることを特徴とする請求項9に記載のヘッドクリーニング機構。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載のヘッドクリーニング機構を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
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